(*・ω・)ノ ポイッ。投稿
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「お客さん、オラリオについたぜ」
「…ん、ここがオラリオか」
たまに歩きながらモンスターを狩り、寝る時だけのんびりとと馬車に乗りながらオラリオに向かっていたが、途中で眠たくなり寝ていたが行者の者によって起こされ馬車から降りる。
そこにあったのは町の外からも見える高い塔と周囲を囲むようにある壁がある町だった。
「しっかし、お客さんもついにオラリオに行くのかぁ」
「神や恩恵には興味はないけど、ダンジョンには興味はあるからな」
「かの“銀の黒刃”の活躍中を楽しみにしとくぜ!」
「また、それか…」
この男はよく俺が移動する際に使う行者なのだが、どこから流れた噂なのか俺に通称というべき名がついていてよくそれを話すようになっていた。
“銀の黒刃”俺の見た目や愛剣にしている剣からなのだろうが……もうちょいなかったのだろうか?と思うのはこの世界には中二病とかがないからなのだろうか…
「まあまあ、お客さんならすぐに有名になるだろうからな」
「それはいいんだがな……行者金だ。またがあるかはわからんがまたな」
「おうさ!お客さんがいるだけでだいぶ快適な旅だったからな、仕入れた商品もあるから売り出してがらに暫くはいるつもりだけどな」
「そうか、まぁ…程々にな」
男が仕入れた商品というのは旅の途中で俺が狩ったモンスターの部位だろう。距離も長距離だったり、危険な場所に運ばせる報酬として金とモンスターの部位を渡している。
行者の男と別れ、オラリオへと入ろうとすると門番の人達から声をかけられた。
「ちょっといいか?」
「…何だ?」
「一応そのローブを取ってもらっていいか?指名手配されてないか確認をする」
「成る程な」
止められて不快にはなったが、言われてみたら納得だったので黒いローブを取ると何故か驚きの表情で俺を見てきていた。どうして驚いているのかを聞こうと思ったが、先程の行者の男との会話を思い出した。まさかとは思うのだが…
「“銀の黒刃”!?」
「いやいや、べ、別人…だよな?」
こんな所でもどうやら俺の通称とやらが噂で流れているようだ。
ため息を出し、否定するのも面倒だから肯定の意味で頷いた。
「ほ、本物なのか……噂とばかり…」
「オラリオには何しに?冒険者になりにきたのか?」
「オラリオの外にいる奴ら(モンスター)では飽きたからここにあるダンジョンに興味がでただけだ。冒険者になるかはまだ決めてはいない」
「だがダンジョンに潜れるのは冒険者だけだぞ?」
「……そうなのか?」
それは初耳だった。冒険者にならないとダンジョンに潜れないのか…隠れて入れないだろうか?能力使えば入れそうなものだが…その辺は後で確かめるとするか。
「まあ、噂通りならどのファミリアでも歓迎されるだろうな」
「……(ファミリア、ね)」
神による恩恵、それがあれば人々は強くなれるらしい。実際に恩恵ありと無しでは強さが違う、闇派閥だったか?モンスター狩り以外にもたまに依頼される内容に闇派閥の冒険者を倒して欲しいというものがあったが、確かに恩恵がある奴らは普通の人々とは違って多少はましだった。
本当に多少はましだったぐらいだが、ここの冒険者達はどうなのだろうか?レベルやらスキルやらで個人差があるらしいが詳しくは知らない。闇派閥の奴等の情報はレベルや名前くらいだったし、そもそも名前だけわかれば良かったから気にしたこともなかったからな。
そんなことを考えつつも門番達から見送られ、オラリオの中へと入っていった。
ーーーー
オラリオへに来てからまだ全然時は経ってないのだが、少しここについてわかったことがある。それは……
「おう、兄ちゃんその背中の物を寄越しな」
「兄ちゃんが使うには勿体ねえからな、俺達が有効に使ってやるよ」
「レベル2の俺達に使われるんだから光栄に思うんだな」
ニヤニヤと笑みを浮かべるその辺のチンピラとしか思えない言葉を言っている男達に囲まれている。
冒険者って奴等はこんな連中しかいないのか?と呆れつつ殺さない程度に痛みつければいいだろうと爪に風の【覇刃】を纏わせ動こうとしたがーー
「……黒いローブ」
「あ?」
「おっ?べっぴっんじゃねぇか」
「ちょ、ちょっと待て……あれよく見てみろ」
「ロキファミリアの……!」
「ってことは…剣姫か!!」
まるで完成された人形の様な綺麗さの見た目をした、金髪で金色の瞳の少女が囲まれていた男達の背後に立っていた。
「…………黒龍」
「!!」
金髪の少女が剣姫?ロキファミリア?の所だと言っていた男達は逃げるように去っていき、少女の目は俺の姿と俺の背中にある剣に向けられていた。
「…どうして、それから黒龍の気配がする、の?」
「……」
「……」
目の前の少女は黒龍といったか?確かにこの剣は黒龍の部位を素材として作り出した剣だが、黒龍の素材だとわからないように【覇刃】で黒い爪剣としかわからないように概念的にコーキングしているはずなのだが…
この少女はそれを見破ったというのだろうか?
「……」
「……」
少女と俺が無言で見つめあっている中、周囲の者達も何事かと見守るように集まり出してきていた。何かアクションでもしないと面倒そうになりそうだと思いながら少女へと返答をしようとしたが、周囲の者達から一人緑色の髪のエルフだ思われる女性が此方へと向かってきていた。
「こんな所にいたのかアイズ」
「…リヴェリア」
「周囲を人が囲んでいるが、彼と何かあったのか?」
「………あれから、黒龍の気配が、する」
「!?なんだと…!」
金髪少女と緑髪のエルフの会話を聞いて何やら面倒そうな気配を感じる。まさかとは思うのだが、あの黒龍は有名なモンスターだったのだろうか?片目に傷があったことから激闘があったことは間違いない。
間違いないのだが……あの二人の様子から俺が思っている以上にあの黒龍は厄介なモンスターだということなのだろう。そのモンスターを俺が狩ったと言うと更に面倒になりそうな予感もある。
だからこそーーー
「これはとある場所で拾った素材で亡くなった友人につくってもらった爪剣ですよ」
すまないとは思うけど、嘘をつくことにした。