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ーーフィン・ディムナーー
僕と少しは落ち着きを取り戻したロキ、事情を知っているリヴェリアとアイズ(アイズに関しては離れたがらなかった)、幹部であるガレスで問題の彼と問答な様なものをしている。
リヴェリアやアイズが連れてきた彼は想像以上の何かだった。ロキファミリアの門から姿を見せた時はアイズが妙に懐いているし、リヴェリアも想像よりも疲弊はしていた。
だが、アイズが僕等よりも彼を優先し、あの寒気の様な雰囲気…あのスキルの影響なのかはわからない。でも彼を一番としてアイズは周囲の事を気にしてすらいなかった。今までも多少はそういうことはあった主に強くなることに関しては、だ。
最初は彼のスキルか何かでアイズが暗示、または催眠の様なものを受けているとすら思っていた。しかし、彼はファミリア処か恩恵すらない一般人だった。恩恵を持たない人間がレベル5のアイズにそういうのを施せるか?答えは否だ。確かにスキルを持たない者でも暗示の様なものは出来るだろう、レベル5のアイズにそういうのを適応されられるか?と言われるとそうではない。神による恩恵はそれだけ人の可能性を昇化さている。
「本当に君は恩恵無しなのかい?」
「本当だ。なんなら背中をみるか?」
「………ロキ」
「嘘はついてないで、ほんまに恩恵無しや」
「…………」
「納得してないようだが、神に嘘はつけない。俺が言っていることは事実だ。貴方が何を危惧しているのかは何となく察しているが、俺にもアイズがこんなに懐いているのかはわからん」
僕達が話をしている最中でもアイズは彼から離れようとしていない。彼の膝を枕にして彼に頭を撫でられている状態だ。
「アイズ、君はどうしてこんなにも彼にこころを許しているんだい?理由があるなら聞いておきたい。今後の事もあるからね」
「ーーーー」
僕がそう尋ねるとアイズは膝枕の状態から彼の膝に横乗りした。そしてあることを発言したのだ。
「彼は…………スエルは、私の幼馴染み」
『!?』
「……うっ……!」
「スエル…!」
アイズが発言した後、彼は頭を押さえて何か苦しんでいた。アイズは心配そうに彼に寄りかかり、苦しんでいる頭を撫でていた。
ーーーー
アイズが俺を幼馴染みといった。その瞬間本来の体の記憶とでも言えばいいのかその記憶が脳裏に明確に広がっていた。
体の記憶は確かに小さい頃、アイズと共に過ごしていた幼馴染みだった。だったというのはこの体の持ち主は死んでいるという事実と噂で聞いていたアイズの村住んでいた村の壊滅、この体の持ち主はその数日前に親の都合で引っ越していたのだ。
そして、とある事実が確定とでもいえばいいのか分かってきた。世界には同じ顔の人物が複数いるという話……そう、その異世界板とでもいうべきだろう。
この体の持ち主が獣人であり耳と尻尾があったから最初は気づかなかった。でも違和感があった…妙に俺の異能力が馴染み、身体能力が向上していることだ。それはーー
それが俺が馴染む理由なのだろう。異世界にいた俺が死にこの世界で死んでいたこの体に宿り生き返る。謂わばこの体はこの異世界での俺自身なのだ。どんなきっかけなのかはたまた奇跡レベルの重なりあいで俺はこの世界の俺として生き返った。
「スエル…」
「大丈夫だ。記憶の混濁があっただけだ……アイズの言う通りだ。俺はアイズの幼馴染みだ」
『!!!』
「ほ、ほんまなのか?」
「ああ、アイズの居たところは壊滅したんだろ?生き残りはアイズだけ…だが、俺はその数日前に親の都合で引っ越していたんだ」
「そ、そういうことか…」
「エルス、思い、出したの?」
「ああ、というより何でアイズは俺だって分かったんだ?黒いロープも被っていたし、見た目もわりとかわっているぞ?」
「?そんなのーー匂い、雰囲気、喋り方、動作、仕草や…」
「分かったもういい」
「そう?」
そんなんわかるか…!どうやらアイズは俺という存在をとんでもないレベルで理解しているらしい。本当にとんでもないな……
「でも名前が違ったから別人かと思ってた。でも同じだった、昔からの匂い、雰囲気、喋り方ーー」
「どうどう」
流石にもう一度狂気染みた理解の話は聞きたくないのでアイズの頬を伸ばして中断させた。
「ふぅ…(むぅ)」
「あーーイチャイチャいているところ悪いんだけど…」
『あっ』
記憶の混濁やアイズとの話しで夢中になっていたが、ロキファミリアメンバーとの会話途中だったのを思い出した。
「あー、すまない。記憶喪失の様なものになっていて、今思い出して懐かしんでいた」
「いや、それはいいんだ。僕の懸念も解消はしたからね」
「そうか、そういえばまだ自己紹介がまだだったな。俺は………そういえば元の名前を名乗った方がいいのか?記憶が戻ったのもあるし…」
「ううん、スエルでいい。今のスエルを否定したくない」
「そうか?まあ、アイズがそう言うならいいか。俺はスエル・ハーヴだ」
「僕はロキファミリアの団長であるフィン・ディムナだよ」
「私は自己紹介はしたな。追加だが副団長のリヴェリアだ」
「儂はガレス・ランドロックじゃ」
「うちはこのファミリアの主神のロキや、でもーーアイズたんとの関係は認めてへんからな!!!」
ロキファミリアメンバーと自己紹介をした後、フィンの懸念も解消したみたいなので俺の今後とやらの話しになった。
「僕からの要求というか、お願いというか…強要と言ってもいいんだけど、ロキファミリアに所属して欲しいと思っている」
『!』
フィンの一言にロキファミリアの面々が驚きの表情を浮かべている。恐らくだがリヴェリアやアイズもそういうつもりで俺を連れてきたのだろうが、まさかフィンから…それも強要と言われるとは思っていなかったのだろう。ガレスやロキは普通に驚いているようだが…
「理由は?」
「一つ目はスエル、君ならアイズを制御出来ると確信している。二つ目はスエル……君は商人や鍛冶職人達が噂していた“銀の黒刃”だからだ。噂でも聞いたことある者が恩恵無し……僕達の常識では理解できないと言ってもいい。その強さをロキファミリアに貸して欲しい」
「ーーーー」
「黒いローブに異形の黒い爪剣、そして実際に会って分かった。君は強い、隙がまるでない、今のこの状況でも警戒を一切解いていないね?」
「ーーーーよく分かったな俺が“銀の黒刃”で警戒を解いてないと」
「ずっと親指が疼いて止まらないからね…」
「その疼きが何かはわからんが、確かに警戒を解いていない。ここでは俺は部外者だからな、警戒するにこしたことはない」
「ふぅ、そうか………それと三つ目今でも強さの底が知れない君が神の恩恵を受けた、その瞬間をーその物語の始まりをーその膨大な偉業を!僕自身が見てみたいからだ!!!君という英雄の誕生を!!!!!」
「ーーーーーー」
『……………』
フィンの気持ちは確かに受け取った、しかし…俺はーーーそう思った時に俺の手に何かが触れた。それは…アイズの手だった。
「……スエル…」
「アイズ?」
「スエルは嫌?」
「……」
「私はスエルと一緒がいい」
俺はアイズの不安そうな表情を見て悟った。ああーー彼女はアイズは孤独な子どものままなのか、小さい頃両親がいなくなり、頼れる人達もいなくなり、孤独になった。ロキファミリアという新しい家族は出来ても、その心は孤独のままだった。でも俺が、俺という存在が見つかりアイズは求めている。過去を自分の失った過去の一部を……楽しかったその日々をーー
「分かった、ロキファミリアに所属しよう」
『!?』
「本当かい?」
「ああ、二言はない。だがいいのか?俺をファミリアに所属させて恩恵を刻めば……二度と戻れないぞ?」
「ふふっ、見せてくれるのかい君を」
「ああ」
「ちょ、ちょいまちーーー!!フィンもスエルも納得したみたいやけどうちはーーー」
「……ロキ、お願い」
「ーーーーーースエル、さっさと恩恵刻むで~」
ロキは俺の所属に納得しなかったが、アイズによる泣き目&上目遣いにより陥落した。ロキファミリアの主神(ロキ)、団長(フィン)、副団長(リヴェリア)、幹部(ガレス)、アイズが見守るなか俺の背中にロキの恩恵が刻まれた。
ーーこの瞬間にロキファミリアに人の限界を、英雄超えた超越者である何かが誕生したーー
ステルをどのファミリアや所属無しとか色々悩みましたけどでも所属させることにしました。
ファミリアなら候補はヘスティアファミリア、ヘルメスファミリア、ヘファイストスファミリア、ガネーシャファミリアとか結構悩みましたが、ロキファミリアに所属させることにしました(*・ω・)
それとアイズがスエルに懐いている理由を明かしました。別の設定とかでよんでいた人はいたかもだけど、この設定はよんでたでしょうか?(*・ω・)ではまた次の投稿で~(*゚ー゚)ノ