レフィーヤは思い込み数倍エルフ(*・ω・)
うん、やるか(。・ω・。)ノ投稿です
戦闘が始まった瞬間ベートはスエルへと接近していく、ベート・ローガは相手がレベル1何て関係ない。塵が…雑魚が…すぐに散っていく様なレベル1がアイズ・ヴァレンシュタインの傍にいることなんて許さない。
殺すつもりはないが……蹴り嬲り痛め付ければ理解も出来るだろう。雑魚ではアイズ・ヴァレンシュタインに釣り合わないと。しかし、現実は違った。
「ーーーー」
「なっ…!」
レベル5であるベートの蹴りは不動の様に動いてすらいないスエルに当たりすらしていなかった。正確にはスエルの目前でベートがわざと当てなかったと云わんばかりに攻撃が当たっていなかった。
「うおおおおおお!!!!」
有り得ないと言わんばかりに声を上げて吠え、スエルへとその速度と人を殺すことが出来る蹴り技を連続で仕掛けるが…まるで届いてすらいなかった。
「どうなってやがる……!」
「さて?俺はレベル1だから意味が分からないな、君がはずしてくれたのではないのか?」
「…ペテン野郎がぁ……舐めんじゃねえぞ!!!!てめえがレベル1だぁ?!?ふざけんのも大概にしやがれ!!強いなら誇りをもてや!!てめえが強いなら、何かが、過去の幾つもあった……悲しみを救えただろうがぁ!!!!!!スエル・ハーヴ!!」
ベートは次々と攻撃を仕掛けるが当たることはなく、スエルは開始から一歩も動いていない。ロキファミリアの面々はベートの性格上絶対に当てないということは有り得ないと理解していた。だからこそ相手であるスエルが何かをしていると、でもその何かが理解できなかった。レベル5の攻撃をレベル1が対処する?一歩も動かずに?どんなスキルを発現したら可能なのか…それともスエルはレベル1ではないのか?等という声すらあがっていた。
攻撃があまりに当たらない光景この中、ベートの事を応援する声があがり始めた。ベートの事が苦手なメンバーは多い、特にレベルが高くないメンバーやサポートの者達だ。その面々が今、目の前の光景を見てベートの事を応援し始めたのだ。
ーーフィン・ディムナーー
目の前ではアイズとの関係が許せなかったベートがスエルへと猛攻を仕掛けている。本来であればこんな状態は有り得ない光景だが、スエルなら可能だ。恐らくはあれが恩恵でも表示されなかった何かの一端の力なのだろう。
距離領域…使っているのはこれだろう。詳細にも載っていた永劫領域…まさしくあれは無敵だ。僕が思っている通りならばスエルに攻撃は当たらない。
距離という概念による障壁とでも言えばいいのか、距離というものは簡単だ。近ければ早くつく、遠ければ果てしない距離を移動する。スエルの永劫領域はーー距離の無限化だ。近くにいるのに果てしない程離れている。距離があるんだから攻撃なんて当たるわけがない。
「さあ、他にも見せてくれ君を…!」
「審判が贔屓は駄目だぞ」
「何を言っているんだいリヴェリア、これは贔屓じゃないよ」
審判をしている僕の近くにいたリヴェリアが僕にそう言ってくるが、贔屓ではない。これは…
「彼という存在を皆に見せたいだけだよ」
「はぁ…物は言いようだな」
「褒め言葉として受け取っておくよ」
「まぁ、私としても見てはみたいが…む?レフィーヤが動くか」
ベートが切り込んだのに対してレフィーヤはじっとスエルと見ていた。ベートの攻撃は当たらず、ベートは空振り疲弊していっている。恐らくはーー
「解き放つ一条の光、聖木の弓幹(ゆがら)。汝、弓の名手なり。狙撃せよ、妖精の射手。穿て、必中の矢“アルクス・レイ”!」
魔力を温存していたレフィーヤの魔法アルクス・レイ、標的を自動追尾する光の矢がスエルへと迫っていく。
「むっ」
「ちっ…!」
それを見たベートは後方へと飛んで下がり、光の矢はスエルへとーー迫らなかった。
「えっ?」
「くそが…」
「自動追尾か、なかなかだが無意味だ」
光の矢はスエルの方向へと向かっているはずだが、空中で止まったかのように停止している。ベートやレフィーヤや観戦している他のメンバー達は驚きを通り越して唖然としている、スエルの恩恵を見ている僕とロキ、リヴェリア、ガレス、アイズは笑みをもらしている。さて、君を他の力を披露してくれるかな?
ーーーー
ふむ、なかなかの連携だな。もっと二人揃って突撃してくると踏んでいた。でもベートは攻撃をし続け、その間レフィーヤは魔力を温存して魔法を放つ。レベル1に対してやるものではない、ベートはレフィーヤは俺が許せないのだろう。この二人はとくにアイズに対して想いが強いというのがわかる。ベートの方は自分の信念すらあるようだ。レフィーヤの方はそんな感じはしないが……憧れ、憧憬ともいえるものをアイズに対して持っているとよんでいる。
「……流石に無作法か」
「何?」
「星の瞬く瞬間のー」
「魔法!?」
「刹那が訪れる“
範囲展開魔法、その詠唱を唱えると俺の背後に光の弾丸が無数に展開されていく。それをベートやレフィーヤに解き放った。
「くそっ…!」
「きゃあああー!?」
光速の域に達てしている光の弾丸、それが無数にベートとレフィーヤへと降り注いでいく。必死に避けるベートだが、躱せずに腕や足が弾丸によって貫かれていき、レフィーヤは魔力で対抗していたが、それも一瞬の守りで光の弾丸の餌食になっていった。
「くっ…!ま、まだだ…!」
「うっ、く…」
ベートは光の弾丸で所々が血だらけの姿になっており、レフィーヤは至るところがボロボロの姿でで所々が赤くなっている。両方とも立ち上がろうとしているが、とてもじゃないが立てる状態ではなかった。
「もういいだろう?勝てないとわかったはずだ。レベルが低いやつが弱い?それは事実上なのだろうが、俺は例外だ」
ボロボロで戦えないはずなのだが、フィンは未だに宣言をしない。それはそうだろう、俺が回復魔法を使えるのを知っているからだ。俺はベートとレフィーヤの更なる本心が聞きたいから回復はしない。
「アイズのことは諦めろ。お前達では救えなかった、アイズに対してどの様な印象を抱いていたのかは知らない。だが、彼女らは孤独だった…お前達はそれを知ろうとすることも理解することも出来なかった。俺が現れるまでは……」
「そん、なこと、関係ねぇ……!あいつは、あいつは……強いんだ。強さじゃねえ、想いが強いから強えんだ…!諦めず、前に進み続ける…だからこそ、俺はーー」
「アイズさんは、私の憧れです……救ってもらった時に見た輝き、強さ、美しい姿……わたしは、私はアイズさんに見たいに、なりたい、近づきたかった。ても貴方のいう通り…わたしはアイズさんの外しか見てませんでした、でも、でも!!私はーー」
『アイズ(アイズさん)を救って隣にいるお前(貴方)を認めたくない!!』
本心は俺を認めたくない、か……本当なら自分がそうなりたかった。アイズの隣で戦い、共に過ごし、笑顔をみたいからーー
「エクストラヒール」
「なっ」
「えっ」
俺は二人を回復することにした。緑の輝きがベートとレフィーヤを包みその傷が全て癒されていく。
「どういうつもりだ」
「何、終わりということだ」
「そこまでだよ、スエルの勝利だ。それでベート、レフィーヤ。彼はどうだった?」
フィンは俺が二人を回復させた後に審判として俺の勝利を宣言した。地面に倒れている二人に近づき、フィンは二人に対して聞いてきた。
「……ムカつくが強い、つうか本当にレベル1なのか?」
「本当だよ。スエルはレベル1だ」
「ーーーーはっ、そうかよ。認めてやる、てめえは強え」
ベートは此方を見たが、その瞳は戦う前とは変わっていた。俺に対して対抗意識でも芽生えたかのようにその瞳は燃え盛っていた。
「レフィーヤはどうだい?」
「私は……本当は認めたくないです。でも……スエルさんはアイズさんを救った、あれ?つまりーーー」
「ん?(様子がおかしいな?)」
「ブツブツ……」
何やら様子がおかしいレフィーヤは何かを考えて、その考えが終わったのか俺を戦う前とは真逆の瞳で見つめてきて言い放った。
「貴方は人知を超えた天使であるアイズさんを超えた、スエル様なんですね!?」
とても、そうとてもキラキラとした瞳でそう言ったのだった。
『は?』
何故そうなった?????この山吹色の髪のエルフちゃん…レフィーヤはどうやら思い込みが人よりも数倍激しいようだ。
戦って少し落ち着いた思い込みエルフの思考、憧れのアイズさん→憧れのアイズさんを救った?→私のとっての憧れが救われた?→憧れのアイズさんを救った=天使を超えた何か→そうかスエルさんは神様!?→スエル様!!!
思い込みエルフの発言した後の周囲
スエルー唖然
フィンー唖然
リヴェリアー頭を抱えて上を見上げる
ガレスー大爆笑
ベートー呆然
ティオネー爆笑
ティオナーじっとスエルを凝視
ロキー笑い転がる
ラウル達ーえ?