機動戦士Gundam_GQuuuuuuX 大地の子らの旗の下に   作:ティタマチュ

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更新が非常に遅くなってしまい大変申し訳ございません。
今回は前回に続き、日常メイン兼任務回となります。


第4話「武装難民」
武装難民1「日常と任務」


一方、マチュは同じくジャミトフの養子となっている『()()()()()()()()』と一緒に休憩室でアイスを食べていた。

「ねぇ、マチュ?」

「なぁに?」

「宇宙はどうだった?ジオンと戦ったんでしょ?感想聞かせてよ。」

ドゥーがマチュに任務の事を尋ねる。

 

「そうだなぁ〜。地上と違って上下左右が無いから大変だったけど何故かアッサリと動かせたんだよね〜。まっ、これが『お姉ちゃんの実力』ってやつかな〜?」

「そうなんだ。『妹の華々しい活躍を知ってお姉ちゃんも鼻が高い』よ!」

マチュの自慢げな活躍を聞いたドゥーも嬉しそうだ。

しかし、

 

「はぁ?何ドゥーがお姉ちゃんぶってるの?『お姉ちゃん』は私でしょ?」

「マチュこそ『ボクの妹』の癖に何言ってるの?いくら、先におじさんの部隊に入れたからって姉妹の上下関係が変わる訳ないじゃん。」

「何だと〜。」

「何だよ〜。」

マチュとドゥーはどちらが姉かで喧嘩を始めてしまった。

 

「おい、またやってるぞ。」

「もう、ティターンズの恒例行事だな。」

それを見ていたティターンズの隊員達からはそんな言葉が出て来る。

実際マチュとドゥーの『どっちが姉か』による喧嘩は日常茶飯事であり、お互いに背が低いので子供のじゃれあいにしか見えないのである。

 

「そういやジェリド中尉はどこに行ったんだ…?」

「閣下に呼ばれてるみたいだから俺達が呼びにはいけないぞ。」

隊員達が言っている通り、大抵はジェリドが2人を担いでエマの元へ連れて行くのだが今は当のジェリドがジャミトフに呼ばれている為、この場にはいない。

その為、ヒートアップし始めた2人の喧嘩を止めるべきだと動こうとしていた。

 

そんな時に1人の女性が声をかけて来る。

「2人共、何をやってるんだ?」

「あっ、ライラさん。」

マチュが女性、『ライラ・ミラ・ライラ大尉』に声をかける。

「聞いてよ、ドゥーが自分が妹って事を認めないんだよ。どう見ても私がお姉ちゃんなのに。」

「どさくさに紛れて嘘言わないでよ。マチュがボクの妹でしょ。」

2人の言い分を聞いていたライラは口を開く。

 

「ここで喧嘩するのは他の皆に迷惑がかかる。それにあんた達の保護者をしているジャミトフ閣下だって困るはずだ。迷惑をかけたくないだろう?」

ライラが2人を諭す。

「うん、そうだね…。」

「おじさんには迷惑をかけちゃダメだよね…。」

マチュもドゥーも反省した様だ。

 

それを見ていたユージが話しかける。

「だったら2人共シミュレーターで対決しないか?丁度、ハイザックとかの実践データから開発された新しい試作機が2機来たんらしくてな。それの試験運用をやってもらいたいってさ。俺達やスレイプニールだけでなく実戦に使う部隊としてお前達の部隊に送られる予定だそうだ。まずはお前達2人が動かしてみてくれ。」

 

「シミュレーター…。よ〜し、勝負しようマチュ!『お姉ちゃんの実力』を見せてあげるよ!」

「ドゥーこそ、『お姉ちゃんに負けて』泣きべそかかないでよね!」

2人はシミュレータールームへと向かっていった。

「お前ら、頑張れよ。」

見送るユージにライラが話しかける。

 

「すまなかった…。アルカナ大尉がいなかったらこうも上手くいかなかっただろう。」

「なぁに、困った時はお互い様だ。俺達教導隊やショーン達試験部隊の仕事はアンタらが実戦で上手くやれる様にする事だ。本音としては俺も実戦に出たいんだが教導隊の仕事が忙しいから出来ないんだよ。」

「フフフ、そうか。お互い大変だな。」

ライラもそう言うとマチュとドゥーが向かった先を見た。

 

そしてシミュレータールーム

「おっ、さっそく来たようだね!」

「あっ、アニーさん!」

マチュとドゥーに連邦軍のMSの整備士である『アニー・ブレビッグ()()』が声をかける。

「早く新型の試しをさせてよ!」

「まぁ、落ち着きなさいな。新型はこれだよ。」

 

意気込んでいるドゥーに対しアニーはシミュレーターを動かす。

「新型は『()()()()』って言うんだね。」

「見た感じはハイザックの改良型っぽいけど顔は軽キャノンとかジム・クゥエルっぽいね。」

「右肩が丸ごとシールドになってるから両腕に武装が付けられるんだ。」

2人は新型を見て言う。

 

「だろ?アタシも整備をするのが楽しみだよ!」

アニーも笑っている。

「それじゃあ、行くよドゥー!」

「マチュこそ覚悟してよね!」

2人はシミュレーターを起動させる。

 

舞台は地上戦であり2機のロゼットが大地に立っていた。

「行くよ!」

最初に攻めたのはマチュだ。

ビームライフルを放ちドゥー機を狙い撃つ。

「甘いね!」

ドゥー機はそれを回避すると反撃にこちらもビームライフルを放つ。

「やったなっ!」

マチュ機はそれをシールドで受け止めると接近していく。

 

「良いぞ!行け行け!」

「凄いぞ新型!」

いつまにか連邦の兵達が集まり2人の試合を観戦していた。

()()()()()()()()()()()()()()()』というシチュエーションはここにいる者達にとって新型の確認だけでなく良い娯楽の様だ。

ライラとユージ、ルース達も2人の試合を見ている

 

「接近戦か。させないよっ!」

ドゥー機はビームライフルを撃ちながら下がっていく。

その時である。

「今だ、行けっ!」

何と、マチュ機の左肩部のスパイクアーマーが外れてドゥー機へと飛んで行ったのである。

「えっ、嘘っ⁉」

ドゥーが動揺したのを機にマチュ機は突っ込んでいく。

 

「とりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

マチュ機のビームサーベルを咄嗟に右肩部のシールドで受け止めるドゥー機。

「こっちだって出来るんだよね!」

ドゥー機は右肩部のシールドをパージする。

「しまっ…!」

ドゥー機は更にマチュ機に蹴りを食らわすとその反動を生かし後退する。

 

「おおっ!新型は肩部をパージ出来るのか!」

「どうやら『残虐騎士』対策として組み込まれたらしいぞ。」

「アナハイムは俺達現場の要望に応えてくれたって事か!」

2人の試合を見ながら連邦の兵達はロゼットという新型機を評価していく。

 

「おいおい、もう新型を動かしているのか。」

「あれが新型みたいだな。」

「マチュ!ドゥー!2人とも頑張って!」

「流石、閣下のご令嬢だな。」

会議が終わったジェリド達も合流して2人の試合を見ていた。

 

「また、『()()()』かね…?」

「その様ですな…。」

ジャミトフとジャマイカンはこれを見て呆れているやら微笑ましいやらの顔になっていた。

そうする内に試合はマチュ機はドゥー機にビームサーベルを突きつけ、ドゥー機はビームライフルの銃口をマチュ機に付けていた。

結果は引き分けだった。

 

「悔しい…。妹に引き分けるなんて…。」

「お姉ちゃんの意地が…。」

マチュとドゥーがシミュレーターから出て来るやいなやエマが2人に抱き付き、頭を撫でる。

「2人共、立派よ!お姉ちゃんは誇らしいわ!」

「あ、ありがとう…。エマ姉…。」

「嬉しいけど悔しいよエマ姉…。」

2人は納得いかない様だった。

 

「皆、今の2人の模擬戦を元にこの機体に関しての意見を出してほしい。開発を担当しているアナハイムからしたらそれが目的だからな。現場で動くのは諸君らだ。」

ジャミトフはハイマン姉妹の模擬戦を見ていた兵達にロゼットに対しての意見を求める。

 

その後、改めてロゼットの解説が行われ、見ていた者達とハイマン姉妹から出揃った意見は纏められてアナハイムに送られる事となった。

「これで後は正式な量産機が出来るのを待つだけだがアナハイムだけに新型の開発をやらせていては我々の立つ顔が無い。なので、テム・レイ技術主任とモスク・ハン博士による我々の新型機開発計画も進行している。それを忘れないでくれ。それとこの試作機は配備された機体をそれぞれ実動部隊と試験や教導隊、特殊部隊に振り分ける事となった。では、今回はこれで解散する。」

ジャミトフの言葉によりそれぞれ持ち場に戻っていく。

 

「よぉ!さっきの演奏は中々良い物だったぜ!」

「あっ、イオさん!」

マチュとドゥーは声を掛けてきた男性、『イオ・フレミング()()』の方へ駆け寄る。

「おいおい、さん付けはよしてくれって言ってるだろ?くすぐったくなっちまうよ。」

 

そうは言っているがイオの顔は笑っていた。

「所で私達に何か用なの?」

ドゥーがイオに聞くと

「いや、嬢ちゃん達は姉妹だろ?姉妹でのセッションには興味無いのかって思ったからな。で、どうなんだ?」

 

イオが聞くとマチュとドゥーは互いを見ながら

()が従ってくれるなら上手く出来るかもね。』と声を揃えて答えた。

それを見たイオは

「互いのリズムがまだ合ってないみたいだな。」

やれやれと首を振るのであった。

 

その後も他の部隊と交流したマチュとドゥーは報告書の作成の為の聞き取りや他の機体のシミュレーター、更には食事を基地にある部屋に戻りエマと3人で眠りについた。

翌日、マチュは今度は連邦軍が開発している新型機のシミュレーターを行っていた。

ドゥーは今日はドクター・ロキの元で行われている定期的な治療及び検査の為、いない。

 

「連邦軍製の新型は『()()()()』って名前なのかぁ。宇宙戦と地上戦で仕様が違うみたいだからとりあえずまずは宇宙戦からやろっと。」

マチュは新型であるキハールの仕様を確認するとシミュレーターを起動する。

 

「閣下のご令嬢は随分とご熱心だな。」

「マチュちゃんはMSに乗るのが楽しいんですよ。」

「凄い物ですね、彼女は。まぁ、テム技術主任の助手をこなしながらこの部隊にいる大尉も凄いと思いますがね。」

スレイプニール隊の隊長である『ショーン・キャシディ()()』はマチュのシミュレーターを見ながらクリスと話していた。

 

そして1週間後、マチュ達はアーガマのブリッジにいた。

「これより、我々はサイド6のとあるコロニーの調査及び武装難民の鎮圧を行う。諜報部の調査によるとガンダムMark-Ⅱの機動実験の数日前にこのコロニーからイズマ・コロニーにいくつかの物資が秘密裏に搬入されていた。おそらく、難民を焚き付けたジオンのスパイの本拠地の様な場所だろう。」

ヘンケンは任務の説明を行う。

 

「成る程な。実動部隊だとジオンを刺激させかねないから俺達に任務が回って来たという事か。」

ジェリドはこの任務の裏の事情を理解していた。

「そういう事だ。皆、無事に帰って来てくれ。これがたった1つの命令だ。」

『了解!』




人が多いと文字数が増える…。
この作品でのロゼットの顔はジム・クウェル、マラサイの顔は軽キャノンをご想像ください。
イオがいるのはパラレル宇宙世紀繋がりなのもありますが前話で解説した通り今作の世界線では連邦の戦力的にムーア同胞団は結成出来ず、サンダーボルト宙域の攻略は出来ませんでした。
その代わりに散々フレミング家とペール家を憎んでいたグラハムは手柄を立てようと別部隊に移りそこで戦死しました。
ですが、サンダーボルトと今作の原作であるGQuuuuuuXのどちらも正史とは異なる世界線ではありますがイオがいるという事は…。
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