機動戦士Gundam_GQuuuuuuX 大地の子らの旗の下に   作:ティタマチュ

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3話です。
本家GQuuuuuuXの作風を真似て書いているので今話は1話の続きから始まります。


第3話「ティターンズのマチュ」
ティターンズのマチュ 1「ジオン襲来」


『残虐騎士』の駆るGQuuuuuuXのビームサーベルを同じくビームサーベルで受け止めるマチュのガンダムMark-Ⅱ。

「た、助かった…!」

「良いから貴方達は早く引いて!コイツは私が食い止めるから!」

「わ、分かった!全員ここは下がるぞ!」

マチュが食い止めているのを見たアラガは他の軍警達に指示を出し撤退をさせていく。

 

GQuuuuuuXに乗っているニャアンは驚きを隠せない。

「何であれが…?それはマチュと私だけの…。」

Mark-ⅡはビームサーベルでGQuuuuuuXを押し返す。

「行くよ、Mark-Ⅱ!」

マチュはそう言うとブースターを起動し切り掛かる。

「くっ…!」

軍警を容易く蹂躙していたGQuuuuuuXもザクどころかゲルググすら遥かに上回る性能を持ったガンダムMark-Ⅱには劣勢を強いられていた。

 

「ば、馬鹿な!あれはガンダム・クアックス⁉︎まさか、連邦軍はあの機体の修復に成功したというのか⁉︎しかも、オメガ・サイコミュまで起動している⁉」

それと同時にGQuuuuuuXとビームサーベルで鍔迫り合いをしている機体を見てエグザベは驚愕した。

「よそ見出来るなんて随分と余裕だな!」

ジェリドのヘイズルがエグザベのゲルググに切りかかる。

「舐めないでもらおうか!この機体だって貴様らの機体から作られた物だ!」

それを回避したゲルググがビームガンを放つが

「おっと、やらせないぜ!」

カクリコンのバイザックがそれを肩のシールドで防御する。

「喰らいなさい!」

隙を突いたエマのバイザックがライフルをゲルググに向けて放つ。

「くっ!連邦軍がガンダム・クアックスを修復していただけでなく新たなガンダムや我々以上のザクまで開発しているとは!」

ゲルググはそれを回避するが3体のコンビネーションに苦戦していた。

 

「閣下やテッド指令の予想通りだ!全員、『例の戦術』で迎え撃つぞ!」

ジェリド達ティターンズはそもそもサイド6を信用しておらず以前の『V作戦』の例からジオンが攻めて来る事を想定していた為、すぐさま陣形を整えていた。

「アースノイド風情が我らジオンの誇りであるザクを模した機体を使うなど!」

ジオン兵が乗る1機のゲルググがビームサーベルでハイザックに切り掛かる。

ハイザックも近接用の武器でそれを迎え撃つ気のようだ。

「ザクを模した機体ならビーム兵器は使えないはずだ!落ちろ!」

 

しかし、ゲルググの一撃を受け止めたのはハイザックのビームサーベルであった。

「ば、馬鹿な⁉︎ザ、ザクがビームサーベルを使っているだと⁉︎」

ジオン兵が驚いている間に軽コマンドが後ろに回り込みビームサーベルでゲルググのコックピットを貫く。

「よし!次を落とすぞ!」

その後もティターンズの機体は常に複数機による1対多数の状態に持ち込んでゲルググや高機動型ザクを囲む様にして撃破していく。

 

「決して一騎討ちやM.A.V.戦術の状態にさせるな。必ず複数人で1機を追い詰める様に戦うんだ!」

『了解!』

施設の司令部にいるテッドがティターンズの兵達に指示を送る。

「やはりジオンはガンダムMark-Ⅱを狙って来た様ですね。余程、以前の成功に味を占めたみたいですな。」

「あぁ。だが、今のジオンにはその成功の立役者である『シャア・アズナブル』はいない。それに我々が同じ過ちを何度も繰り返すと思い込んでいる。その油断が奴らの弱点だ。」

黒い三連星による『()()()()()()()()()()()()()赤い彗星と灰色の幽霊による『M().()A().()V().()()()、ジオンの連携戦術には我々連邦軍も散々苦しめられた物です。しかし、当のジオンは我々がそれに翻弄され怯えるばかりでそこから何も学んでいないと思っていたみたいですな。全く、傲慢な物です。」

ジャマイカンとジャミトフの会話に余裕が出てきたテッドも入ってくる。

 

「そして、例のジオンの新型はご令嬢と交戦している。やはりあの機体のパイロットは『残虐騎士』の様ですな。」

「あぁ、ガンダムMark-Ⅱの原型機はジオンの新型だ。自分の機体を我々連邦軍に改修されたのが余程、腹立たしいみたいだな。」

ジャマイカンとジャミトフは戦況を冷静に把握していた。

 

「しかし、コロニー内で飛び道具のビーム兵器とは…。ジオンはサイドの被害の事を全く考えていないという事が露呈しましたな。」

「あぁ。ジャマイカン、この戦闘の映像はしっかり記録させろ。特にゲルググがビーム兵器を使った所は忘れるな。この映像をサイド6の高官共に見せればいくら愚かな連中でも()()()()()()()6()()()()()()()()()という事を嫌でも理解するはずだからな。」

「かしこまりました。」

「閣下、ジオンはどうやら撤退するみたいです。」

 

「くっ、まさか連邦軍がここまで立て直してきているとは…。やはりGQuuuuuuXを回収された事が原因か。」

この戦闘でエグザベ達ジオン軍は完全に劣勢に追いやられていた。

散々、『先の大戦の敗者』と侮っていた地球連邦軍は自分達の戦術の対策を完全に行ってきていた。

M.A.V.を組む時間すら与えられずに囲まれて各個撃破されてしまう。

更には新型のガンダムどころかジオンの最新兵器であったGQuuuuuuXを改修していただけでなくゲルググのビームガンを防御出来るシールドを保持しているというこちらの物よりも遥かに性能を上回るザクまで開発していたのだ。

部隊の中では戦法上、M.A.V.戦術を殆ど活用しない事から今回の様な事態では頼みの綱であるはずのニャアンもGQuuuuuuXの改修機に完全に止められてしまっており、自身も3対1という多勢に無勢の状態を強いられていた。

これはエグザベ達にとって完全に想定外であった。

 

「全員、撤退するぞ。遺憾かもしれないがこのままでは全滅の危険性がある。」

エグザベはニャアンを始めとする残存している機体達に連絡を行う。

「りょ、了解しました…!」

そんな中、

「で、でも…!」

ニャアンは撤退に関して戸惑っていた。

 

「君がやられたらキシリア様が悲しむ!ここは引くんだ!」

「…了解しました。キシリア様を悲しませる訳には行きませんので…。」

流石に自身のM.A.V.から敬愛するキシリアの名前を出されたニャアンはそれに従うしかなかった。

ジオンの機体達はスモーク弾を展開しながら撤退していく。

「多分、あの機体に乗っているのはマチュだ…。何で…?どうして…?」

ニャアンは疑問に思いながら撤退していった。

 

「待て!」

それを見たマチュはガンダムMark-Ⅱで追いかけようとする。

「待って、マチュ!1人だけで行くのは危険よ!お姉ちゃん達も装備を変えていくから少し待ってて!」

「でも、早くしないと逃げられちゃう!」

心配しているが故に制止しているエマに対しマチュは向かおうとする。

『…分かった。決して無理はするな。危ないと思ったらすぐに引き返してくれ。』

「閣下⁉」

通信に入ってきたジャミトフにエマは驚いてしまう。

「ありがとう、おじさん!エマ姉、危なくなったらちゃんと引き返すから心配しないで。早く装備を変えてきてね!」

そう言うと、マチュのMark-Ⅱはブースターを吹かしジオン軍を追いかける。

「整備班、分かっているわよね?すぐに宇宙用の武装を準備して!私の可愛い(マチュ)に何かあったら貴方達全員、ただじゃおかないわよ…!」

『わ、分かりました!』

エマの気迫に整備班はたじたじだった。

 

その頃、エグザベ達は脱出経路から宇宙へと脱出しようとしていた。

「今回の事はキシリア様に報告しよう。皆、行くぞ。」

宇宙に脱出したエグザベに対し、待機していた部隊員が声をかける。

「大尉、撤退ですか?」

「あぁ、連邦軍はこちらの想像以上に強くなっていた。直ちにキシリア様に報告しないといけない。」

そう言っているとアラートと共にレーダーに敵機体の反応が出る。

「こちらを追いかけてきている機体がいるみたいだな…。」

「大尉、ここは自分が食い止めます。その隙に撤退を!」

「GQuuuuuuXの改修機かもしれないから気を付けてくれ。」

「なぁに、この機体ならば連邦軍の機体なぞ恐れるに足りませんよ!」

 

そう言うジオン兵の機体はまるで白いタコの様な姿をしていた。

サイコミュ高機動型ザク、かつての試験機ではなくニュータイプの機体として正式に採用された機体であり、ザクとは名ばかりのジオンの新型MSである。

「…分かった。決して、油断するなよ。」

「了解!」

エグザベはそう言うとニャアン達と共に帰艦していった。




元のGQuuuuuuX自体がジオンのサイコミュ研究が進んでいる世界線の為、サイコミュ高機動用試験ザクの完成版と言える機体は普通に存在しています。
勿論、ビショップの完成機も存在します。
ちなみにその機体の名前が今作の世界線では『サイコ・ザク』なので後のにせガンダムは存在しません。
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