ヒナタの姉は死水竜!   作:ルクスティ

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第一話

零「う…ここは…?」

 

目を覚ますと、そこには大きな龍がいた。

 

??「やあ、僕はヴェルダ・ナーヴァ。星王竜で、世界の創造主だよ。ちなみに、君の名前は知っているから言わなくてもいいよ。」

 

零「は、はぁ…死人に何かご用ですか?」

 

死んだならさっさと消えるんじゃないの…?、そんな零の考えを見抜いたようにヴェルダ・ナーヴァは答える

 

ヴェルダ「君は死んでいない。正確に言えば、死んでこの世界で生まれ変わった、ってところかな。まあ、その後ずっと寝てたんだけど…順番的には僕の三人目の妹、この世界で四体目の竜種として」

 

零「はぁ…まあ、わかりました…?えーっと、ヴェルダ、兄様?なにかすることってあるんですか?」

 

ヴェルダ「…特にはないよ。自由気ままに生きてほしい。あと、おーい、ルシアー!」

 

そうヴェルダが呼ぶと、ルシアと呼ばれた赤髪の美女が部屋に入ってくる

 

ルシア「始めまして。私はルシア、ルシア・ナーヴァ。よろしくね。」

 

零「えっと…僕は…」

 

零の言葉を遮るようにヴェルダが話す

 

ヴェルダ「あ、名前をつけてなかったね。君の名前はヴェルディーネ、だよ」

 

ディーネ「えっと…はい。わかりました」

 

ルシア「よろしくね。ヴェルディーネちゃん♪」

 

ディーネ「…すこし、一人にしてもらってもいいですか?気持ちの整理をつけたいので。」

 

ヴェルダ「そうだね。ゆっくり考えるといい。」

 

ルシア「何か用事があれば呼んでね。」

 

兄様とルシアはそう優しく言って、私を一人にしてくれた。

[newpage]

ルシア「あの子、竜種は生まれた頃から自我がしっかりしているとはいえ、しっかりしてるわね。」

 

ディーネを部屋で一人にしたあと、ヴェルダとルシアは他の部屋で話していた。

 

ヴェルダ「まあ、そうだね。彼女は転生者ということもあるけど。少しいびつに感じたかな。なんというか、違和感かな?」

 

ルシア「そうね。無理矢理大人にならざるを得なかったような印象だったわ」

 

ヴェルダ「この世界で、心の底から楽しんで、笑って誰かとともに居てくれたら…いいんだけどね」

 

ルシア「そうね…」

 

わからない。それが私の感想だった。なにせ私は一般人、剣と魔法の世界に生きていたわけでもなく、そんな世界に憧れるほど、子供でもない。でも、大人でもない。父親(恐怖)から開放されたものの、母親(愛情)は壊れ、最終的に(唯一)を失った。そして、そのまま世間的に"大人"と呼ばれる年齢になり、働いていたところ、気付いたらこんなよくわからない世界に転生?理解しろ、という方が無理な話だろう。

 

ディーネ「なんか…眠い…」

 

その直後、抵抗すらせずに私は眠りについた

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