零「う…ここは…?」
目を覚ますと、そこには大きな龍がいた。
??「やあ、僕はヴェルダ・ナーヴァ。星王竜で、世界の創造主だよ。ちなみに、君の名前は知っているから言わなくてもいいよ。」
零「は、はぁ…死人に何かご用ですか?」
死んだならさっさと消えるんじゃないの…?、そんな零の考えを見抜いたようにヴェルダ・ナーヴァは答える
ヴェルダ「君は死んでいない。正確に言えば、死んでこの世界で生まれ変わった、ってところかな。まあ、その後ずっと寝てたんだけど…順番的には僕の三人目の妹、この世界で四体目の竜種として」
零「はぁ…まあ、わかりました…?えーっと、ヴェルダ、兄様?なにかすることってあるんですか?」
ヴェルダ「…特にはないよ。自由気ままに生きてほしい。あと、おーい、ルシアー!」
そうヴェルダが呼ぶと、ルシアと呼ばれた赤髪の美女が部屋に入ってくる
ルシア「始めまして。私はルシア、ルシア・ナーヴァ。よろしくね。」
零「えっと…僕は…」
零の言葉を遮るようにヴェルダが話す
ヴェルダ「あ、名前をつけてなかったね。君の名前はヴェルディーネ、だよ」
ディーネ「えっと…はい。わかりました」
ルシア「よろしくね。ヴェルディーネちゃん♪」
ディーネ「…すこし、一人にしてもらってもいいですか?気持ちの整理をつけたいので。」
ヴェルダ「そうだね。ゆっくり考えるといい。」
ルシア「何か用事があれば呼んでね。」
兄様とルシアはそう優しく言って、私を一人にしてくれた。
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ルシア「あの子、竜種は生まれた頃から自我がしっかりしているとはいえ、しっかりしてるわね。」
ディーネを部屋で一人にしたあと、ヴェルダとルシアは他の部屋で話していた。
ヴェルダ「まあ、そうだね。彼女は転生者ということもあるけど。少しいびつに感じたかな。なんというか、違和感かな?」
ルシア「そうね。無理矢理大人にならざるを得なかったような印象だったわ」
ヴェルダ「この世界で、心の底から楽しんで、笑って誰かとともに居てくれたら…いいんだけどね」
ルシア「そうね…」
わからない。それが私の感想だった。なにせ私は一般人、剣と魔法の世界に生きていたわけでもなく、そんな世界に憧れるほど、子供でもない。でも、大人でもない。
ディーネ「なんか…眠い…」
その直後、抵抗すらせずに私は眠りについた