ストックはここまでなのでこれ以降は不定期更新になります
「人間様おかえりなさい!」
家に帰ると元気な声で出迎えられた
「ただいま、あやめ」
「人間様ごはんにする?お風呂にする?それとも……」
あやめがその続きを言うまえに
「お風呂かな」
「もー!人間様!最後まで言わせて余!」
「はいはい、それじゃお風呂入ってくる」
そう言って逃げるように風呂場へ入る
風呂から上がり夕飯を食べ終わるとあやめが
「人間様、もし良かったら余とお酒呑まない?」
そう言ってきたので
「喜んで」
そう返すとあやめは嬉しそうにお酒を出してきた
「珍しいねあやめからの晩酌のお誘いなんて」
「余だってたまに人間様と飲みたくなるんだ余」
そう人間様に言い返すと升に酒を注ごうとして瓶が空っぽなことに気がつく
「あれ?空だ余?」
「あやめもう夜も遅いし今夜はここでお開きにしましょう」
「わかった余」
そう言いながら人間様と寝室に向かうその時ふと
「余って魅力ないのかなぁ……」
そんな言葉がこぼれてしまった、それを人間様が聞いていたのかそのまま押し倒されてしまった
「あやめ、あやめはすごい魅力的だよ」
普段の人間様からは想像のつかない真剣な眼差しでそう言ってきた
「遅くなっても起きて待っててくれて落ち込んでたら励ましてくれる、それに何より」
そう人間様が言うと一対の角を優しく撫でてきた
「こんなに可愛い子と一緒に居れて私は幸せですよ」
そんなことを言ってきた
敏感な角を撫でられて知らない感覚に身を任せながらその先を期待していると
「だけど今はまだ待っててください、お酒の勢いで伝えたくないので」
そういうと人間様は私の胸元で寝息を立て始めた
「もう、人間様ったら」
そんな事を言いながら人間様の頭を撫でる
「お酒の勢いで言いたくない……かぁ…人間様のそんな所を好きになったんだよね……」
そう言いながらも
「今日なら次に進めると思ったんだけどなぁ……」
「あやめ……大好きだよ……」
人間様のそんな寝言を聴きながら頭を撫でる
「余も人間様の事、大好きだよ」
そう言って私は人間様に抱きつき意識を手放した
翌朝
「人間様!朝だ余!!」
そう言いながら机に朝食を置く
「おはようあやめ」
そう言いながら人間様は近づいてくる、そのまま耳元で
「大好きですよ、あやめ、世界の誰よりも愛してる」
そんな事を行ってきたもんだから私は恥ずかしさと嬉しさで顔を真っ赤にしながら
「にっ、人間様!?」
「言いましたよね?お酒の勢いで言いたくないって」
「えっ!?もしかして」
「言いませんでしたっけ?酔ってても記憶は残るタイプだって?」
そんな事を言う人間様に私は熱い顔を見せないように椅子に座った