「収録終わったけどもうこんな時間かぁ……」
スタジオにかけられた時計を見ると短い針は既に10を半分ほど過ぎていた
「もう寝てるのかな……」
マンションに着き、玄関を開けると同居人がソファに座りながらテレビを見ていた
「ただいま~」
そう声をかけるが同居人はそのまま動くことなく、返事も無かった
「あ~やっぱり寝ちゃってるよね~」
そういいながら鞄を自室にしまいに行こうとすると
「あっおかえりなさいまつりさん」
そう後ろから声が聞こえた
「ごめんね~収録が長引いちゃって~」
「いえいえ、遅くまでお疲れ様でした、ご飯にします?それともお風呂にします?」
そう彼から聞かれ
「とりあえずご飯にしたいかな?」
そう返すと
「すぐに温め直すので待っててくださいね?」
そう言って彼はお風呂場に向かいお湯を張る支度をしてからキッチンに向かった
「そうだ、まつりさん大きな荷物が届いてましたよ?」
「あっそうなんだ~」
「大きなダンボールでしたけど何か企画のサンプルですか?」
そう聞かれて
「まぁ、そんな感じ~」
そう返すと
「部屋に入れてあるので後で確認してくださいね~」
そう言って彼は食事をテーブルに持ってきた
食事が終わると丁度お風呂が沸いた合図が聞こえてきた
「こちらは片しておくのでお風呂行ってきてください」
「ありがとうね、それじゃお風呂行ってきます」
そう言ってお風呂へ向かった
お風呂から上がると彼がドライヤーとタオルを準備して待っていた
「まつりさん、乾かしてあげますからこっちに来てください」
そういうと彼の膝の上に座った
「毎日遅くまで遅くまでお疲れ様です」
そう彼から言われながら髪を乾かしてもらっていると
「まつりさん、なにか隠してる事ないですか?」
そう聞かれ思わずドキッとしたが何も無いように
「ん?なんの事?」
そう返すと
「今日来た荷物あれ企画で使うものじゃないですよね?」
そう言われ
「あと最近隠してるようですが目元にくまが出来てます、安眠できてませんよね?」
そう言われ
「そ、そんな事ないよ?」
そう返すと
「白上さん達から相談されてるんですよ?」
「最近まつりさんが寝れてないみたいだって」
全部バレてることがわかると
「あちゃ~バレちゃってたか……」
そう言うと彼は髪を乾かす手を止めてそのまま抱き抱えると寝室へ向かった
「えっ!?ちょっと待って!?」
「待ちません、まつりさんには言ってもダメみたいなので」
そう言って寝室に入るとベットに押し倒され
「まつりさん、いえまつり」
「ひゃ、ひゃい……」
「私は貴方の事を少し勘違いしてたのかもしれませんね」
そう言って彼女を優しく抱きしめた
「あっ、あの、ちょっと……」
「なにか辛いことがあったら言ってくれなんて言いません、ですけど私に出来ることならやりますから言ってください」
そう彼は言うとそのまま寝息を立て始めた
「ううん、これだけで十分だよ」
そう彼に抱きつきながらまつりは意識を手放した
翌朝久しぶりに快眠できたまつりは
「おはようございますまつり」
そう言ってきた彼に元気よく
「おはよう!!」
そう返したのだった