魔法科高校の後輩   作:パクチーダンス

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第四十九話 つかさ「折紙イザヤとはどんな人物ですか?」雫「子供」泉美「クズ」「詩奈「カッコいい」つかさ「………」

 三矢詩奈は放課後家に帰ると、玄関には詩奈の父、三矢元が仁王立ちして待っていたのだ。思いがけないことで身体がビクッと震えてしまった。

 

「詩奈、少し来なさい」

 

「はい…………」

 

三矢元は長い廊下を進み、突き当たりを右へ曲がって行った。あそこには和室がある筈。

 

(またイザヤさんの話なのかな………)

 

三矢元は折紙イザヤのことをよく思っていない。十師族の脅威かつ、娘を誑かした男として認識にしているのだ。全くもってその通りなので、詩奈も反論できないところが痛い点だ。詩奈は靴を脱いでキレイに揃える。そして和室へと足を運ぶ。

 

「座りなさい」

 

三矢元は正座して待っていた。詩奈は父親と同じく正座して座り、向かい合う形になった。

 

「……………」

 

「……………」

 

一向に口を開かない。三矢元は腕を組んだまま、目を閉じている。この無言の時間が詩奈には耐えられなかった。

 

「あの、お父様、何のご用件でしょうか?」

 

「………詩奈、最近学校はどうだ?」

 

「学校ですか、楽しいですよ」

 

やっと口を開いたかと思えば、聞いてきたのは学校の事。詩奈は素直に答えた。

 

「生徒会の仕事はどうだ?上手くやっていけているのか?あそこには七草のご令嬢と四葉のご子息、ご令嬢がいるようだが……」

 

「は、はい。泉美さんには分からない事を教えてもらっています。四葉……司波先輩達にも良くしてもらっています」

 

詩奈は、達也や深雪の苗字は未だ「司波」であるため、「四葉」と呼ぶのを避けた。

 

「そうか………」

 

三矢元は再び口をつぐんでしまった。本当に話したい事は他にあるのだろう。しかし、その話をすると詩奈との間にまたも溝を作ってしまう。

 

「お父様、お父様が話したい事はもっと他にあるのではないですか?」

 

詩奈は切り込んでいく。自分でも分かっているのだ。父が何を話したいのか。衝突は避けられない。しかし、詩奈は自分の気持ちを曲げる事は出来ないのだ。

 

「……詩奈、折紙イザヤとは最近どうなのだ?」

 

固く閉ざされた父親の口を詩奈はこじ開けた。

 

「イザヤさんとは、仲良くしています。私よりも、侍郎君といる時間の方が長いですけど……」

 

父親に対してさりげなく愚痴をこぼした詩奈。

 

「侍郎くんは、今も折紙イザヤに修行をつけてもらっていると?」

 

「はい。最初はイザヤさんにやる気がなかったようですが、侍郎君の熱意に当てられて、楽しくなって鍛えているとか」

 

侍郎が正式に詩奈の護衛につく日も近いだろうと三矢元は考える。折紙イザヤの実力を実際に見たわけではないが、強いのは間違いない。あの四葉も危険視する相手だ。若手会議の内容は聞き及んでいる。そんな男に修行をつけてもらえるなんて、侍郎は運がいいのか悪いのか………。

 

「詩奈、お前の気持ちはあれから変わっていないのだろう?」

 

折紙イザヤのことが好きなのか、それは詩奈にとっては愚問である。

 

「はい、お慕い申しております」

 

父の鋭い眼光に目を背けるわけにはいかなかった。詩奈は少しの間を置かず、父のを目を真っ直ぐ見つめて即答した。

 

「………………」

 

詩奈がこうも自分の意思を通そうとする事は、生まれてから一度もないだろう。優しく弱気だった娘は目の前にいない。

 

「詩奈、お前を末娘だからといって甘やかしたりはない。お前はそのまま、折紙イザヤに対しての想いを突き通したいのならそうすればいい。たとえ、どんな結末になってもな」

 

「………わかりました」

 

 

 

 

 

 詩奈は話が終わると和室から出て行ったが、三矢元はまだ残っていた。その理由とは、

 

「ご当主、十山つかさ様がお見えになりました」

 

「通してくれ」

 

使用人がつかさの到着を元に伝える。元の指示通り、使用人はつかさを連れてこようと一度下がる。

 

(一体何の用なんだ……?)

 

昨日、突然来訪の予定が入った。どうも急を要する話のようなので、時間を設けることにしたのだ。

 

「ご当主、つかさ様をお連れしました」

 

使用人の後ろには、十山つかさが立っていた。

 

「お時間を設けていただきありがとうございます」

 

つかさは元と向かい合うように座り、深く頭を下げる。

 

「早速ですが、お話とは何ですかな?」

 

無駄話をする時間はない。この後も元は仕事が残っているのだ。つかさは頭を上げて口を開く。

 

「はい、お聞きしたいのはある人物の事なのです」

 

「誰ですかな?」

 

「折紙イザヤという青年をご存知ですか?」

 

元の眉間がピクリと動いた。先程の詩奈との話に続いてまたイザヤの名前が出てくるとは。

 

「何故、私に折紙イザヤについて聞こうと思ったんですか?」

 

「いえ、ご存知だとは知りませんでした。今、折紙イザヤを知ってそうな人物をしらみ潰しに探しているのです。ですが、その様子だとご存知のようですね」

 

白々しい。折紙イザヤについて知っているのかどうかなんて電話でも聞ける事だ。わざわざ会って話すという事は、あらかじめ予想していたのだろう。

 

「折紙イザヤについて何処まで調べたのか分かりませんが、彼は第一高校の生徒です。ならば、詩奈に聞くのが良いのでは?」

 

「詩奈ちゃんには、少し距離を置かれてしまいまして……」

 

それは自分の自業自得だろうに。詩奈の誘拐の事は、あらかじめ本家には伝えられていた。

 

「詩奈ちゃんは、折紙イザヤと親しいのですか?」

 

つかさは疑問に思っていることがある。あの時、何故司波達也ではなく、折紙イザヤが現れたのか。三矢詩奈が生徒会に入った頃には、すでにイザヤは生徒会を辞めていた。どのような接点が生まれたのか。

 

「親しいかどうかは、私には分かりません。それは詩奈に聞いたら分かる事です」

 

一貫して三矢元は、詩奈とイザヤが仲がいいと思われるような発言はしなかった。それは元がそうなって欲しくないからという願望が孕んでいたからだ。

 

「そうですか、ですが些細なことでもいいのです。私達は今、折紙イザヤについて何か情報が欲しいのです」

 

「私達?……それはあなた個人ではなく軍としてですか?」

 

「その通りです」

 

「………………」

 

元は腕を組んで沈黙する。折紙イザヤの情報は、まだ国防軍には伝わっていないらしい。それもその筈、十師族現当主は折紙イザヤの情報に箝口令を敷いている。十師族を脅かす人間など、十師族という体制を嫌う者達からすれば、是非とも仲間に加えようと画策するだろう。まあ、折紙イザヤがそれに乗るかは別だ。モニター越しではあったが、あの男は誰かの下に収まる器では無いだろうと元は思う。

 

「折紙イザヤを調べるのは自由ですが、貴方がたは、あの男がどんなに危険なのか知らない。しかし一つ言える事とすれば、あの四葉が今、最も危険視している人物ではあります」

 

「!?」

 

日本の魔法師の中で最も恐ろしい一族である四葉がたった一人の青年を恐れるというのか。まさか、あの司波達也でさえも……。

 

「お話しいただき、ありがとうございます」

 

つかさは深々と礼をした後、立ち上がった。

 

「つかささん、命が惜しくば、あの男と関わらない事だ」

 

それが三矢元にできる最大限の助言だった。つかさはもう一度頭を下げて、和室から退室した。

 

 

 

 

 

 つかさは三矢本家の敷地内から出で、止めてあった車に乗車した。

 

(折紙イザヤ………彼は一体何者なのでしょう?)

 

目の前に相対した時のことを思い出す。身の毛もよだつ、全身から吹き出された負のオーラ、あの時のつかさは死んだと思っていた。今生きている事が奇跡だと言わざるを得ない。再び会う事などまっぴらだ。

 

(あの克人さんが、司波達也をディオーネ計画に参加させるために動いたと報告があった……)

 

先日、魔法師協会と十師族との話し合いの中で、トーラス・シルバーこと、司波達也のディオーネ計画の参加を促すために、十文字克人が手を挙げた。司波達也がディオーネ計画の参加を拒否した場合、十文字克人はどのような選択を取るのか。

 

(司波達也と克人さんは必ず衝突する。流石の司波達也も十文字の『ファランクス』には勝てないでしょう)

 

ならば今回は、折紙イザヤの情報を集めるのに集中するべきではないか。つかさは、克人が負けるなんて微塵にも思っていない。つかさはハンドルを握りしめ、車を発進させた。

 

 

 

 

 

 午後6時過ぎ、七草泉美と七草香澄は、本家の地下訓練場で魔法の訓練を行っていた。

 

「はぁはぁ……泉美……どんな感じ?」

 

「香澄ちゃん、ほぼ完成と言っていいと思いますよ」

 

息を切らして膝に手を当てている香澄に対して、泉美はそう告げた。

 

「長かったーーー」

 

香澄は満面の笑みを浮かべて大の字に倒れた。冷たい床が気持ちいい。このまま眠ってしまいたいぐらいである

 

「ようやく、イザヤ君にお見せする事ができますね」

 

「…‥なんだか眠たくなってきたよ」

 

「香澄ちゃん、ここで寝ると風邪ひきますよ」

 

彼女達は一年前にイザヤに課せられていた、『窒息乱流(ナイトロゲン・ストーム)』を一人で完成させる課題の終わりを迎えていた。イザヤに課されたあの時から、家に帰って時間がある日は、すべてこの課題に使っていた。泉美はつい最近、この課題を完成させる事ができた。けっして楽な道のりではなかった。今までこれほど何かに時間を注いだ事があっただろうか。何度も倒れそうになりながらも、彼女はやり遂げたのだ。しかし、片割れの双子は、先を越された焦燥感で失敗を積み重ねていた。泣きそうになりながらも、泉美に教えを乞う彼女の瞳には、イザヤに認めさせてやろうとする強い意志がこもっていたのだった。

 

「ねえ、泉美……」

 

「なんですか?香澄ちゃん」

 

「泉美はさ、イザヤにどんな命令を行使するか決めてあるの?」

 

そう、彼女達にはご褒美と言っていいのかわからないが、イザヤに一回なんでも命令できる権利があるのだ。あの秘密主義なイザヤの正体がこれでわかる。

 

「………‥私はもう決めてあります」

 

泉美は少し間をおいて答えた。その間は一体何だったのか。しかし香澄は気にする素振りはなかった。

 

「そうなんだ。けどさ、もし被っていたら変えないといけないから教えてよ」

 

「それはー」

 

 

 

 

 

 折紙イザヤが玄関の扉を開けると、何やらいい匂いが鼻を掠めた。このスパイスが効いた感じは、

 

「カレーか」

 

最近、イザヤの家にほぼ毎日通っている夕歌は、研究の協力をしてくれるイザヤに何か返そうとして思いついたのは、夕食を作ってあげることだった。

 

「おかえりなさい、もうすぐできるから」

 

キッチンに立つ夕歌の姿。この数日の間で、この光景が見慣れてしまった。イザヤは制服から部屋着に着替え、ソファに座りながらテレビをつけた。

 

『トーラス・シルバーのディオーネプロジェクトの参加を呼びかけているエドワード・クラークはー』

 

「またこの話か………」

 

テレビをつけると大抵この話が流れている。それくらい、世界が注目しているのか。それともテレビ局に呼びかけて、司波達也に圧力を加えようとしている輩の企てなのか。

 

「大変よね、トーラス・シルバーと呼ばれている日本の高校生は」

 

「はぐらかさなくていいですよ。達也先輩だと分かっていますから」

 

「そう………」

 

夕歌は深みのある丸い器に炊飯器から米を装い、その上からカレールーをかけていく。

 

「そろそろご飯にしましょう」

 

そう言って夕歌は、テーブルに料理を並べ座るように促す。イザヤもゆっくりとソファから立ち上がり、夕歌と向かい合うようにして座る。

 

「「いただきます」」

 

イザヤはスプーンを手に取り、カレーを掬い口に運ぶ。

 

「美味しいです」

 

イザヤは嘘偽りのない気持ちを伝える。

 

「そう、それは良かったわ」

 

夕歌も微笑みを浮かべ、その後は黙々とカレー食べ進める。だが夕歌は、テレビの内容に気を取られて、数秒の間見続けていた。

 

「気になりますか?」

 

「………まぁ、そうね。達也さんはいい迷惑でしょうけど。今、達也さんは学校でどんなふうに過ごしているのかしら?」

 

「ずっと図書館に引き篭もっていますよ。本の虫になってますね。まぁ、今は誰とも接触したくないのでしょう」

 

「私はてっきり、学校に通わなくなると思っていたのだけれど……」

 

「それは多分、深雪先輩が駄々をこねたのでしょう」

 

イザヤはそう言ってウーロン茶を喉に流し込んだ。その様子を夕歌は、じっと見つめていた。

 

「ねえ、貴方は深雪さんのことが嫌いなの?」

 

「なぜそう思うのです?」

 

「んー、なんとなく……かな?」

 

「夕歌さんの勘は正しい。好きか嫌いかで言ったら、嫌いですね」

 

「深雪さんにそんなことを言う男性は、貴方くらいでしょうね」

 

「皆、外見に騙されているのでしょう。深雪先輩には自分がありません。全ての主体が達也先輩なんです。達也先輩がこうするなら自分もそうする、自分を持たぬ人間を、僕は好きになれませんね」

 

イザヤの深雪に対する低評価に、夕歌はクスッと笑った。イザヤは軽く首を傾げた。

 

「……今のどこに笑う要素がありました?」

 

「でもそれは、深雪さんが達也さんを愛しているからじゃないかしら。好きな人がこうしているのなら自分もそうしたい、自然なことじゃない?」

 

夕歌のその言葉に、イザヤは目をパチパチとさせた。そのような考えがあるなど思いもしなかったのだろう。イザヤはしばらく動かなくなった。まるでフリーズしたパソコンのように。

 

(愛とは、そのようなものなのか………?)

 

自分を持たぬのではなく、相手と一緒になりたいから。相手の考えに寄り添う。それは、決して自分の思考を放棄しているのではない。

 

「………………………………………………………」

 

「…………大丈夫?」

 

「…………多分」

 

心配そうに見つめる夕歌に、イザヤはそう言い返した。イザヤの心の中で、少しずつ変化が訪れている。その瞬間を、知らぬうちに夕歌は垣間見たのだった。

 

 

 

 

 

 翌日、学校が終わって放課後、深雪を含めた生徒会の面々といつもの仲良しメンバーは喫茶店に足を運んでいた。もちろんその中に、達也の姿はない。

 

「そう、イザヤ君がそんなことを……」

 

深雪は、イザヤが考えるディオーネ計画の真の目的について泉美から聞かされていた。

 

「深雪先輩はどう思いますか?イザヤ君が言っていたことは…………」

 

「可能性の一つではあるわね(お兄様が言っていたのと同じね)」

 

深雪はそう言ったものの、内心ではそれが真実ではないかと疑っていた。脅威となる魔法師の追放、達也も同じことを言っていたのを思い出す。

 

「なら、ますますディオーネ計画に参加すべきじゃないよ。お父様にも伝えて、司波先輩に促す動きを止めてもらおう!」

 

香澄が声を上げるが、深雪が首を横に振る。

 

「その話には何の確証も無いわ。進言したところで、突き返されるだけよ。ディオーネ計画参加の動きは止められないでしょう」

 

深雪の言葉に皆の顔が曇っていく。ならば、何も出来ずただ見守るしか無いのか。

 

「……泉美ちゃん、イザヤ君は今回の件について何か動きがあるのかしら?」

 

「いえ、イザヤ君は今回の件には無干渉だと………」

 

「そう、彼が動くつもりがないのなら、達也様も変な心配が増えることはなさそうね」

 

今、イザヤを相手している余裕は自分達にはない。干渉をして来ないのなら、それに越したことはない。

 

「深雪先輩」

 

「何かしら泉美ちゃん?」

 

「この一件が落ち着いたら、少しお時間を作っていただいてもよろしいですか?」

 

「泉美、もしかしてアレのこと?」

 

「アレ?」

 

香澄はすぐにピンと来たようだが、深雪は分からず首を傾げた。

 

「司波先輩にもぜひ、お時間を作っていただきたいのです」

 

「……それは、ここで聞いてもいいのかしら?」

 

深雪は他の皆に視線を向ける。いつメン達もなんのことかわからず、泉美と香澄に視線を合わせる。

 

「これってみんなも呼んでもいいのかな?」

 

「隠す必要はないと思います。どうせ後から、皆に伝わるでしょうし」

 

泉美と香澄は互いに確認を取り合っている。

 

「泉美さん、香澄さん。なんの話をされているのでしょう?」

 

今まで侍郎と一緒にテーブルの隅っこで聞いていた詩奈が二人に質問する。

 

「えーとね、私達、去年からイザヤ君に課されていた課題があったんだ」

 

詩奈の疑問に香澄が答えた。

 

「課題?」

 

「今まで、『窒息乱流(ナイトロゲン・ストーム)』という魔法を発動し、完成させるのに二人掛で行っていたところを個人で完成させろ、という課題があったの」

 

「その魔法は知っています。お二人が力を合わせる事で発動できる魔法だと…………まさかそれを!?」

 

「うん。数日前、やっと一人で『窒息乱流』を完成させることが出来たの」

 

「すごいです。二人とも!」

 

詩奈はパチパチと泉美と香澄に対して拍手をしているが、レオやエリカ、美月、幹比古、侍郎などはよく分かっていなさそうだ。

 

「ごめんけど、それって凄いの?」

 

エリカが前屈みになって向かいに座る深雪に聞くと、彼女は深く頷いて口を開いた。

 

「なかなかの高難易度の魔法よ。それを一人だけで出来るなんて大したものよ」

 

深雪の言葉に雫やほのかもウンウンと頷いている。

 

「イザヤ君はこの課題を出した時こう約束しました。僕に一回だけなんでも命令できる権利を与えるって」

 

「それは本当なの?泉美ちゃん」

 

泉美の言葉に驚き、目を見開く深雪。彼女だけではない。横に座る水波も。イザヤを愛する雫も詩奈も同様な表情を浮かべていた。

 

「はい。そして私達は、この権利でイザヤ君の魔法の正体を知ろうと思います。だからぜひ、そこに立ち会ってください」

 

「分かった。達也様と必ず時間を作るわ」

 

これでようやく、折紙イザヤの魔法を知ることが出来る。これで少しでも、イザヤに対抗できる策が出来ればいいのだが………。

 

 

 

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