今回は前回の続きになり、スペースビーストとの戦いでDCはどんな風に行動するかを見て下さい。
では、本編へどうぞ!
「連邦軍との戦闘時にスペースビーストが乱入して来るとは…。
そして…ヘビクラ達が居る部隊であるならば、敵であろうとスペースビーストの脅威から救いの手を伸ばすか…」
「テンペスト少佐、此処はビアン総帥が規定した対スペースビースト特記事項を遵守すべきだと立案致します!!」
テンペストは突如としてのスペースビースト乱入に困惑し、ハガネ部隊が率先してスペースビーストと戦闘を行い、且つ逃げ遅れてるリオンやシュヴェールトを離脱させる為に戦闘をしてる場面を見て自身の中の憎悪に揺らぎが生まれてしまっていた。
敵も味方も関係無く人類の脅威に対して立ち向かう正しい正義の在り方、人の命を見捨てぬ人道的な行動………これらが16年前の当時にもあればレイラとアンナは死なずに済んだ筈なのに………そんな虚しさと揺らぎで照準がブレ始め、更に部下から提案された特記事項に対する命令を出すテンポが遅れていた。
………そんなワンテンポの遅れを当然ながらスペースビーストは見逃さなかった!!
『キィェェェェェェッ!!!!!』
「テ、テンペスト少佐ッ!!!」
「ぬっ、しまっ…!!」
ビーセクタの内2体がテンペストのガーリオンに迫り、テンペスト自身はコレを対処は可能であるが近くの部下は間違い無く死ぬので、テンペストはガーリオンの性能をフルに発揮しながらビーセクタ2体を引き寄せながら攻撃を加えた!
しかしビーセクタは再生能力が弱い方とは言えどもスペースビーストの一種。
故にバースト・レールガンでも再生能力を上回るダメージを与えられずにいた!
更に………スペースビーストは狡猾で個体差はあれど知能がある。
全ては知的生命体の恐怖や絶望を喰らう為に備わるそれを駆使し、何とテンペストのガーリオンを何時の間にかビーセクタの群れの方へと誘導していた!!
「なっ、この俺が誘導されていた………だと!?」
『キィェェェェェェェェッ!!!!!』
そうしてテンペストが気付いた時にはビーセクタは複数体でガーリオンへと突撃し、テンペストの血肉と恐怖、絶望、そしてその内に煮え滾る憎悪………スペースビーストにとっては大好物である負の感情を喰らい尽くすべく群がった!!
これにはテンペストもこれまでか………連邦軍への復讐も出来ずに終わるか、そう考えていた。
【ズドンッ、ズドンッ、ズドンッ!!!!!
ブクブクブク、バシュゥゥゥゥンッ!!!!】
しかし、テンペストに群がるビーセクタを迎撃する者が其処に居た!
それは先程までテンペストのガーリオンが狙っていたビルトラプター………ラトゥーニと、リュウセイのR-1だった!!
2機のPTはディバイトランチャーを装備し直し、ビーセクタからテンペスト・ホーカーを守ったのである!!
「き、貴様達、何故俺を…!」
「スペースビースト相手に連邦軍だのDCだの関係無いだろ!
アイツ等は人間なら誰だって襲うんだ、だったら俺達の目の前で怪物共の好きにはさせて堪るかってんだ!!」
「…少なくとも、今は生き残る為にも軍の垣根を越えてスペースビーストを殲滅すべきだと判断したわ…」
「まぁ言えてるな………それじゃあ皆、リュウセイ達に続こうぜ!!」
更にラトゥーニとリュウセイが率先してDCの兵士達をスペースビーストから救った事でPT部隊が再集結するまで時間を稼いだコウジも気合いを入れ直し、ツルギもまたニヤリと笑いながら次の瞬間にはブレストバーンをビーセクタの群れに放ち、リオンやシュヴェールトを救っていた!!
「………………」
「テンペスト少佐、もう一度打診致します!!
対スペースビースト特記事項を………現場の連邦軍兵士達と協力してコレを撃てと、我々に命じて下さい!!」
「…レイラ、アンナ…俺は………くっ、全機に告ぐ!!
これより我が隊は対スペースビースト特記事項によりハガネ部隊と共闘しコレを殲滅する!!
なお損耗が激しい機体は無理せず撤退せよ、奴等に喰われて死ぬ事だけは避けろ!!」
『了解!!』
そして、テンペストは憎悪か一時の忍耐かの2択の中から忍耐を選び抜き、部下達にスペースビーストの殲滅を命じていた!!
その通信を聞いていたハガネ部隊、及びDC兵ははスペースビーストが殲滅するその時まではそれぞれのシグナルを友軍の物に変え、ビーセクタへと火力を集中し始めた!!
なお、この選択を取った事でヘビクラとクレナイ………ジャグラーとガイは憎悪に染まり上がろうとも地球人は捨てたものじゃないと笑みを浮かべ、セブンガーとゲシュペンストMk-IIヘビクラ機は最前線に出てビーセクタと戦闘を行っていた!!
「スペースビースト………私の家族と友人達の仇だ!!
貴様達だけはこの命に代えてでも一匹でも多く殺してやる!!
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
【ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!】
その中で1機のリオンが突出し、レールガンを的確に当て続けつつオープンチャンネルでスペースビーストへの憎悪を叫んでいた!!
そのリオンのパイロットの名は『ショウ・タチバナ』。
メキシコ事変にて家族を、友人を全て失いつつ殺された者達をビーストヒューマンに変えられ、そして自身も殺されかけ………U:03、ウルトラマンネクサスにより救われた少女だった者である。
あの時は11の子供であったが、今は17になりエースパイロット級の実力を身に着けていた。
全てはスペースビーストをこの手で殺す為に!!
『キィェェェェェェェェェッ!!!!!』
しかしスペースビーストは知的生命体の負の感情を好物とする醜悪な生命体である。
それならば心の中に憎悪の炎を燃やす者を目撃すれば如何なる結果を生むか?
その解は至って単純、その憎悪の炎を燃やす者に対して群がりそして喰い殺そうとするのだ!!
よってビーセクタはショウとテンペストを優先的に狙い始め、更にその数もより多く出現し始めていた!!
「コイツ等、俺とタチバナ少尉に狙いを絞り始めただと!?」
「スペースビーストの好物は恐怖や絶望だけじゃねえ、人間の憎悪も大好物なんだ!
だからテンペスト、それと其処のリオン!
お前達が連邦軍とスペースビースト、それぞれに誰よりも憎悪を燃やしているから狙い始めたんだ、それを喰らう為に!!
だから俺達から言えるのは、落とされるんじゃねえぞ!!」
「ちっ、簡単に言ってくれる!!!」
テンペストもそれに気付き、ショウと共にリオン、ガーリオンの性能をフル活用させるのみならずエンジン系のリミッターも外して限界以上の稼働を行いビーセクタに捕まらない様に攻撃を避けてはすれ違いざまにレールガンを当てていた!!
更にガーリオンのテスラ・ドライブをフル稼働させる事で発生する『ブレイクフィールド』と呼ばれる力場を纏い突撃する『ソニック・ブレイカー』も使用し、ビーセクタにダメージを与えては地上へと落とし、ダブルマジンガーやディバイトランチャーを装備したPT部隊にトドメを刺させていた!!
一時は数が増え続けたが、それでも対処はし切れる………そう考えていたテンペストだったが、ガーリオンに搭載されたビースト振動等探知機に新たな反応が現れる!!
「っ、この反応は…!!」
【ザバァァァァァァァン!!!!!!】
水飛沫を上げながら新たなスペースビースト………ビーセクタだけでは無い、カエルやサンショウウオの様な両生類的特徴を持つビースト、『アンフィビアタイプビーストフログロス』が3体も現れてしまった!!
これも全てはビースト振動波によって深い憎悪を持つ人間が此処に居るとビーセクタ達が伝えた結果、近場に居た他のビーストも集まり始めたのだ!!
「マジかよ………全機へ、新たに現れた奴はSB-06フログロスと呼称する!!
何としても生き残って殲滅するぞ、良いな!!」
「りょ、了解!!」
ビーセクタのみならずフログロスまで現れた事にヘビクラは辟易し始め、だがそれでも生存と殲滅を最優先にしつつビースト殲滅をその場に居る全員へと出した!!
しかし………ビーセクタの物量に加えてフログロス3体、ディバイトランチャーの残りの弾数も考えてもビーセクタを殲滅出来てもフログロスはダブルマジンガーとセブンガーに任せるしか無く、更に3機のエネルギーが保つかも不明であった!
よってヘビクラは撤退すらも視野に入れて状況対処を続けていた!!
「くそ………スペースビースト………お前達は………!!」
「タチバナ少尉、それ以上突貫するな、死ぬぞ!」
更にショウはスペースビーストへの憎悪を滾らせ続け、遂には味方から離れて突貫し始めていた!!
それをテンペストが追い、その後をラトゥーニやリュウセイ、コウジも追うと言う悪循環が発生し、ヘビクラは拙いと考え直ぐに撤退指示を出そうとした!!
【ビュォォォォォォォォッ、ドドドドドドドドドンッ!!!!!!】
『!?』
しかし、そんなショウを援護するかの様に複数のミサイルがビーセクタ、フログロスへと直撃し爆発していた!!
そしてハガネのレーダーに3機の戦闘機の反応が映り、更に戦域全土にオープンチャンネルで通信が開かれた!
「スペースビーストへ対処中の地球連邦軍、及びDCに通達する!
我々は対スペースビースト事件の調査、そしてビースト殲滅を任とする民間組織『ナイトレイダー』である!!
諸君等の援護をしつつ我々もビースト殲滅に参加させて貰う!!」
「何、ナイトレイダー…?」
「か、艦長!
地球連邦軍統合本部に確認した所、確かにナイトレイダーなる組織が存在し、そして独自にスペースビースト事案に介入し解決してるとの照合あり!
なお戦場でナイトレイダー機を確認しても共闘しスペースビースト殲滅を優先せよとの指令が下ってます!!」
ダイテツのナイトレイダーと言う聞き覚えの無い名前にエイタが直ぐに回答を出し、つまりはスペースビーストに対抗する民間軍事戦力による援軍と言う物だと判断していた!
確かに戦場に民間人を介入させれば話がややこしくなるが、対スペースビースト用の民間組織であるならばその力量を測ると言う考えもあり、ダイテツはナイトレイダーの介入に特に嫌悪は示さなかった!
「…良かろう、諸君等の協力に感謝する、ナイトレイダー」
「話が早くて助かる………それから其処のセブンガー!
君がストレイジの一員である事は我々ナイトレイダーも理解してる!
共にこの星の明日と無辜の民を守る為に戦おう!」
「ナイトレイダー………か。
了解だ、それからアンタの名と機体はなんだ?」
「私の名………私の名はユーゼス。
ナイトレイダー司令官兼部隊長『ユーゼス・タウル』だ!
そしてこの戦闘機は対ビースト用戦闘機であるクロムチェスターだ!
我々はスペースビーストを殲滅する為に存在し、そして人命を救う為に存在している!!
もう一度言う、共に戦おう、この星の明日と無辜の民達を守る為に!!」
それからユーゼスは自身の立場、ナイトレイダーの司令官と部隊長の二足の草鞋を履く者と明かしつつ、クレナイに映像込みで通信していた。
ストレイジとナイトレイダー、本来は別々の世界に存在する組織同士がスペースビーストと戦う為に集った事にクレナイ………否、ガイ、ウルトラマンオーブとジャグラスジャグラーはそれぞれ光と闇の視点からユーゼスの言葉を噛み砕き、そして何方も『嘘は吐いてない』とも理解した。
更にユーゼスが光の力を持つ事すらも…直感的に理解していた!
「良いぜ、だったらナイトレイダーの実力って奴を見せて貰うぞ」
「ああ………此方チェスターα、これよりビーセクタ及びフログロスとの戦闘に入る!
気を引き締めて行くぞ!!」
「チェスターβ、了解!」
「え~と、チェスターγ了解!」
そうして『ウォズ』、ダイゴ・マドカ*1が乗るα、ユーゼスと『ソウゴ・トキワ』が乗るβ、『ゲイツ・ミョウコウイン』と『ツカサ・カドヤ』*2が乗るγの3機あるクロムチェスターはフォーメーションを取りながらそれぞれビーセクタやフログロスを攻撃し、更にビーセクタに至ってはミサイルで完璧に殺傷すると言うメッサーやシュヴェールトのミサイルの比では無い威力の物を放っていた!
無論このクロムチェスター自体がこの星からすればEOTの塊である為、ビーセクタ位は倒せなければ存在する意味が無いとすらツカサは考えていた。
「(ユーゼス………一体何を考えている?)各機へ、ナイトレイダー機だけに頼り切りにならず我々自身でもビーストを倒せ」
「分かったぜイングラム少佐!
喰らえ、ルストハリケェェェェン!!!!」
だがこの戦場の中で唯一ユーゼスの存在に疑問を持つ者が居た。
その名はイングラム・プリスケン、又の名を『アウレフ・バルシェム』は自身に枷を嵌めた男が表立って地球人類を守る行動を取る事に疑念を覚えていた。
またウルトラマンやマジンガー達を見てから自身の中に芽生え始めた既視感と懐かしさに戸惑いも覚え、自分の中に何があるんだ………そう感じながらも疑問を自身の中に仕舞い込み、誰にも悟らせぬ様に指示を飛ばしていた。
『グェェェェェッ!!!!』
「おいユーゼス、ビーセクタは良くても流石にフログロスまで行くとクロムチェスターでは火力不足だぞ。
この後の事も考えているのか?」
「ああ、無論だ。
各機へ、ストライク・フォーメーションに移れ!
フログロスを殲滅するぞ!!」
「ス、ストライク・フォーメーション………え~とえ~と、あ、これか!
了解!!」
「よし…セット・イン・トゥ・ストライクチェスター!!」
だがフログロスが一向に倒せず、またマジンガー達が陣取る島に上陸し始めたその時。
ユーゼスはクロムチェスター3機によるストライク・フォーメーション…縦1列に飛行しながら変形合体し、合体飛行形態『ストライクチェスター』へと成らせてフログロス3体をロックオンしていた!!
「合体成功、これより全兵装を用いてフログロスを撃滅する!
ダイゴ、ストライクパニッシャーを何時でも撃てる様にエネルギーを回せ!
ゲイツは他火器の管理、ウォズは各パラメーターとビーストレーダーのチェックに専念せよ!」
「了解………たく、いきなりこの世界に来たと思ったら急に化け物と戦わされるか………まぁ、これも仮面ライダーの宿命か!」
「我が魔王と門矢士、そしてゴッツォの名を捨てたユーゼスの無茶振りは天井知らずであり私達はそれに振り回される。
しかし、我が魔王からあの醜悪な怪物退治の一役を買うのならば異論は無い。
そしてユーゼス、我が魔王と共にある限りは指示に従うが、少しでも我が魔王に矛を向ければ忽ち死の鎌が振り下ろされると知ると良い」
それからストライクチェスターはフログロスを翻弄する軌道で飛行する中、ユーゼスとウォズ………オーマジオウの唯一の臣下にして預言者との間で微妙な空気が流れる。
しかしユーゼスは仮面ライダーやウルトラマンと共に戦える事でテンションが最高潮に達しており、最早ウォズの釘も何処吹く風として受け流しながらストライクチェスターの操縦桿を握りしめていた!
そして1体のフログロスをロックオンし、エネルギーを回されていた主砲に光が収束し始めていた!
「ターゲット・インサイト!
ストライクパニッシャー、シュート!!」
【ビィィィィィィィィィ、ズダァァァァァンッ!!!!!
スゥゥ………ドォォォォォォォォンッ!!!!!!】
そしてストライクチェスターの主砲、ストライクパニッシャーがフログロスの1体に直撃しその個体は爆発四散する!
コウジ、リュウセイはその威力は明らかに戦闘機が持つ代物じゃないと感じ、これもディバイトランチャー同様人類に向けてはならない兵器なのかと悟っていた!
「よし、残り2体を」
「………おい待て、地上で脱出したDC兵がペドレオンに襲われてるぞ。
俺と魔王で地上に行く、他はフログロスに集中してろ」
「えっ、俺【シュゥゥゥゥゥゥン! 】」
それから残り2体を倒そうとした所でツカサが地上の様子に気付き、ソウゴと連れてオーロラカーテンで襲われかけたDC兵達の前に出ると、不遜な態度でペドレオン10匹を見ていた。
「まだ俺が話してる途中だったんだけど………てか、ウエッ、間近で見るとやっぱり気持ち悪いや」
「こんなのはそこら辺の怪人共と何ら変わらん。
そして、こんな怪物から逃げ惑う連中の前に俺達が通りすがった。
となれば後は分かるだろ、魔王?」
「………まぁね。
アンタ達、早く逃げた方が良いよ!」
更にペドレオンに全く恐れを抱かず、DC兵達に逃げる様に指示すら出すとツカサ、ソウゴは共にベルトの様な物を取り出し、そして腰に装着した!
更にソウゴは時計の様なアイテムを、ツカサは1人の仮面の戦士が描かれたカードを取り出した!
【ジオウ!!】
「………へっ?」
DC兵達が困惑する中、ソウゴは更にその時計のスイッチを押すと、光ながら何かの顔の様な形になる。
そしてその時計をベルトの右側に空いてるスロットに差し込みベルト中央のボタンを押すとベルトが斜め向きになり、そしてソウゴの背後に巨大な時計の様なエフェクトが発生し時を刻み、更にツカサがカードを目の前に構えながら2人は人間の自由を守る戦士としての変身ポーズを取る!
『変身!』
【ライダータイム!
カメーンライダー・ジ・オーウ!!】
【KAMEN RIDE DECADE!!】
そして………破壊と捕食の本能しかないスペースビーストが2人の仮面の戦士の姿を目撃した瞬間、光の巨人と同様の自身達の天敵が現れたと本能的に悟り、ペドレオンも残ったビーセクタ、そしてフログロスはその戦士達に対して咆哮を上げる!!
その様子にコウジ達は困惑し、イングラムは………見た事が無い筈の戦士、だが『自身の中にある魂がその概念は知ってる』とも言うべき反応を見せながら驚愕し、ハガネの艦橋にもその戦士達が映されていた!!
「あ、あれは一体「祝え!!」!?」
「全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者!
その名も『仮面ライダージオウ』!!
更にその隣に立つはあらゆる並行世界を渡り歩き、他のライダーの力をも併せ持つ世界の破壊者!
その名も『仮面ライダーディケイド』!!
今この光景は正に、閉塞されつつあるこの世界に新たな歴史を生む最高、最善、最強の魔王が破壊者を伴い降臨した瞬間である!!!!」
そしてウォズはストライクチェスターのパラメーターやソウゴ、ツカサが抜けた分の計器管理のタスクを行いながらも必ず己が叫ぶ『祝え!』の口上を高らかに、オープンチャンネルで叫ぶと全員がその名前と光景を脳裏に刻む!
2人の仮面ライダー、ジオウとディケイド。
魔王と破壊者と呼ばれたその戦士達がDC兵達を守る為に身構え、そしてペドレオン達に攻撃を仕掛けるその瞬間を!
「か、艦長…!」
「………地上に居る小型ビーストはあの仮面ライダーと言う戦士達に任せ、我々は残るビーセクタとフログロスを殲滅する!
どんな状況であれ、スペースビーストは必ず殲滅せねばならぬのだ。
その為ならばあの仮面の戦士達の力も存分に借り、そして我々自身の手で人類の未来を守るのだ!!」
「りょ、了解!
各機へ、このままビーセクタとフログロスへの攻撃を続行せよ!!」
だがそんな混迷の状況下でもダイテツは檄を飛ばし、スペースビースト殲滅を高らかに叫ぶとオノデラもそれを復唱し、各機もまたナイトレイダーや仮面ライダー達の力を借りつつも再びスペースビーストへの攻撃を続行した!!
更にフログロスの目の前にR-1、そしてダブルマジンガーが立ち連携攻撃を開始する!!
「行くぞR-1!!
はぁぁぁぁぁぁ、念動拳、T-LINKナッコォ!!
破ぁっ!!」
【ズゴォッ、ドォンンンッ!!!!!】
「R-1の開けた風穴に向けて攻撃するぞ!!
ブレストバーン!!!」
「おうともさ!!
ブレストファイヤー!!!!!」
【ゴォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!】
R-1がその機動力を駆使して接近し、右腕に念動フィールドを纏いながらパンチを繰り出す攻撃である『T-LINKナックル』を叩き込みフログロスの身体に確かな風穴を開ける!!
リュウセイの高い念動力がそのまま攻撃力となり、それがビースト細胞の再生能力を上回る破壊力を生み出したのだ!
そしてその隙を逃さずダブルバーニングファイヤーが叩き込まれ、フログロスの2体目はドロドロに溶けながら爆散した!!
「うおおおおお、くたばれスペースビースト共ぉ!!!!!」
「…ランチャー、発射!」
【ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!!!
ドォォォォォンッ!!!!!】
更に空のビーセクタ達はショウがレールガンの残りの弾丸を叩き込んで動きを止め、其処をラトゥーニやイルム、イングラム達PT部隊がディバイトランチャーで叩き落し殲滅が完了する!!
そうして残るは地上のペドレオンと1体のフログロスのみであった!
「おいビースト共、お前等は分子分解が大好きなんだろ?
だったらたっぷり喰らわせてやるぜ」
「分子分解…うん、それなら行ける気がする!!」
【KAMEN RIDE FAIZ!!
『Complete!』
FORM RIDE FAIZ ACCEL!!】
【ディ・ディ・ディ・ディケイド!!
アーマータイム!!
『KAMEN RIDE ワーオ!!』
ディケイド ディケイド ディケイドー!!
ファイナルフォームターイム!!
ファ ファ ファ ファイズ!!】
更に地上ではDC兵達が着陸したリオンに乗って逃げ延びた直後。
先ずジオウがディケイドの力を使う『ディケイドアーマー』になり、其処からそれぞれ『仮面ライダーファイズ』の力を使う『ディケイドアーマー・ファイズフォーム』と『ディケイドファイズ』に変身し、更にディケイドファイズはアクセルフォームにフォームチェンジし、2人のライダーはそれぞれファイズのアクセルフォームの力そのものを使う姿に変わる!
勿論ウォズはコレを祝おうとしたがツカサが施した細工で強制的にウォズの声だけが音量0にされていた。
『Start up!』
更に次の瞬間、2人のライダーは常識外れのスピード…具体的には10秒間のみ『自身のスピードが1000倍』にまで加速した物を発揮し、更にその超高速移動中にそれぞれ必殺技たる『クリムゾンスマッシュ』と言うファイズのライダーキックを放つ為のポインタをペドレオン達に付け、そして分子構造を破壊するキックが全てのペドレオンに二重に放たれ、ビースト細胞の再生器官を破壊しながら爆散した!!
その爆発の際にΦの文字が浮かび、そして2人のライダーは元の姿に戻り(ディケイドは腕を2回叩いた)ながら残ったフログロスを見ていた!
「硬芯鉄拳弾、発射!!」
「ストライクパニッシャー、シュート!!」
【ドォォォォォッ、ズドォォォォォォォォォンッ!!!!】
最後のペドレオンもストライクチェスターのミサイルを受け続けた後、セブンガーの鉄拳とストライクパニッシャーを受けて爆散しその場に居た全てのビーストが殲滅された。
そして2人の仮面ライダーはオーロラカーテンを通りストライクパニッシャーの中に戻りながら変身解除し、それぞれ機器をチェックしながらユーゼスの次の行動を見ようとしていた。
「スペースビースト、殲滅を確認しました。
後は………」
「………」
更にそのユーゼスもハガネ部隊とテンペストの部隊が再び戦闘を開始するか否かを見届けようとし、エイタ達も相手が復讐鬼が隊長となればこの後襲って来る可能性も考慮して固唾を飲んでいた。
そしてその結果は………。
「………ビーストとの戦闘で想定以上の損耗を負った。
各機は直ちに撤退せよ。
…命拾いしたな、ハガネとその部隊よ…」
【ブォォォンッ!!】
テンペストの撤退指示が即時に出され、テンペストのガーリオンが殿を務めながら戦域を離れ撤退して行った。
この時のテンペストの声は口惜しそうにしている声色であり………そして、何処か残念がる様な声色も混ざった声であった。
テンペストは何を残念に思ったのか………それを知る者はテンペスト自身しかいないのでコウジ達は生き残れた今を重視して溜め息を吐いていた。
「あ、ハガネから入電だ。
貴殿達の協力に感謝するだってさ」
「では此方も入電しておこう。
貴艦の航海に幸あらん事を、とな」
そうしてハガネ部隊とナイトレイダーはそれぞれの任務…アイドネウス島への突貫とビーストの居場所の調査と殲滅に戻りつつ短く電報を送り、そしてユーゼスとダイゴは敬礼しながらハガネを見送った。
そしてソウゴは通信でナイトレイダーの本拠地に残りビースト振動波の反応を見ていたツクヨミに今帰ると伝えながら、ストライクチェスターはハガネと逆の方向………DC達とも違う方向へと帰還して行ったのだった。
キラーホエール・格納庫
「(…あの時、あのPTパイロット達は此方を放っておいても良かったのに俺を助けた………。
地球に住まう戦力を減らしたくなかったのか?
それとも………分からない………俺には………彼女達が何を考えていたのか………)」
キラーホエールに帰還した直後、テンペストは自分の行動、更に相手の此方を救おうとする戦いを目撃した為か。
いさ連邦軍への復讐を果たそうとした筈なのに………ビルトラプターのパイロットやあんな行動と両方を目撃しては自分の中の復讐心が揺らぐ事になっていた。
テンペスト・ホーカーとは元来家族想いの優しさ溢れ、少し茶目っ気がある軍人だったのだ。
もう殺した…死んだと思っていたその頃の自分が今再び浮上し始めていたのだ。
「…あんな者達が者達がもっと多く居れば、お前達は死ななかったのだろうか?
レイラ、アンナ、俺は………」
テンペストは次に戦場へ出た時、またあのハガネ部隊と、特にビルトラプターのパイロットやR-1のパイロット達と出会えは引き金を引けるのか?
そんな自身の戦いに揺らぎが生まれてしまい、この日は何度も考えを堂々巡りさせては答えを出せずに居たのであった。
「(もっとだ、もっと多くの戦果を挙げてやる。
そして、スペースビーストをこの手で…!!)」
一方、ショウはスペースビーストへの復讐心をより一層強めながら帰還後に除染作業を終えた直後、休む暇も無くシミュレータールームへ駆け込む姿が目撃された。
あの化け物を、特にノスフェルやガルベロス、メキシコ事変にて現れたビーストはこの手で…そんな事を考えながら他のパイロット達の静止も聞かずシミュレーターでもっと危険な状況を入力してはそれを突破しようとする彼女の行動が見られたのだった。
「………あのショウ・タチバナと言う少女。
もしかすれば………」
更にそんなショウを拾う者までもが現れてしまう。
その名はケン・サオトメ。
ゲッターチームの予備、否、第2のゲッターチームを作ろうとあちこちの部隊に顔出しをしていたこの男はショウを見て第2ゲッターチームに勧誘しようと思い立ち、そして行動したのだ。
例え帝王ゴールからゲッターの最果ての存在を聞かされようともサオトメは止まらない。
何故なら………人類の未来は、ゲッターの未来は己達の手で切り開くのだと考え、『虚無の皇帝』が生む未来とはまた違う未来を作れるだろう。
少なくともゲッターロボのパイロット達ならばそれが出来る、そう信じるが故に今の行動を止めないのである…。
此処までの閲覧ありがとう御座いました。
実はこの回はガイとジャグラーが本領発揮する………のが初期案だったのですが、本作のナイトレイダーの活躍を描くに辺りそれは後送りになりました。
そして魔王と破壊者、満を持して降臨。
因みにディケイドはネオディケイドライバーで変身し、ジオウ側もライドウォッチは『揃ってます』。
なので余程の事が起きればケータッチ21やグランドのウォッチを使って戦いますね………まぁ、その余程の事態は早々起きませんが(起きて堪るか)。
因みにショウ・タチバナは当然の事ながらゲッターロボの橘翔がキャラモチーフになってます。
そんな彼女も今回の復讐と言うサブタイに相応しき過去を背負って貰いました………ゲッターロボとの繋がりを得る為に。
なお予め言って置きますがショウの友人達はOG特有の美形モブです。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
-
チョーイイネ、サイコー!!
-
ダメです!!!
-
理由ある登場なら…