サブタイからもう分かると思いますが、前回の方でガイとジャグラーが〜を後回しにすると言いましたね?
でも何時までとは宣言してません(白目)
なお原作からカットされてる会話は大体変わらんって感じの奴ですので悪しからずに。
では、本編へどうぞ!
───ウェーク島基地───
「おー怖い怖い。
復讐鬼って奴は怖いねぇ。
それが元教導隊なら尚更だ」
「フン…」
ウェーク島基地の司令部にて、アードラー副総帥の命令によりテンペストは中欧部制圧作戦への参加、指揮を命じられこの基地から離れなければならなかった。
しかもコレがビアン総帥直々の命令ならば逆らえる筈も無くそれに従うのだった。
だが自身のハガネ部隊迎撃任務の引き継ぎをテンザン・ナカジマに…戦争をゲームと同一視するこの男に引き継がせるのは悪手と考えてもいた。
そんな中でテンザンはテンペストを煽る様に復讐の事をわざわざ触れて激昂させようとすると言った問題行動を早速取っていたのだ。
「それじゃ、気を取り直して………ハガネ相手のウォー・シミュレーションゲームを楽しむとすっか」
「(………矢張りあの男では恐らくは………)」
そして未だに戦争をゲームと区別出来ぬ上に上官への問題行動を改善する気が無いこの者ではウェーク島基地が陥落する可能性がある。
テンペストは内心そう思いながら総司令部帰還用のキラーホエールへと歩を進めていた。
…あのビルトラプターのパイロット達と戦わずに済む事が出来たと思い安心する自身の弱い心をひた隠しにしながら。
しかしそれでもテンペストの復讐の炎を鎮火させるには至らない。
まだ何か…決定的な何かが無ければ幾ら迷おうが止まらないのだ。
それがテンペスト・ホーカーと言う男でもあった。
「テンペスト少佐、私も帰還に同行します」
「タチバナ少尉…もしやお前も中欧部への作戦へ参加するのか?」
「いえ、此方のサオトメ博士より総司令部に来てくれと打診されたのです」
「すまんなテンペスト少佐、優秀な部下を引き抜いてしまってな」
其処にショウとサオトメ博士まで同行し、通路を歩いていた。
これによりテンペストはますますテンザンでは此処を守り切れない可能性が出たとして頭を抱える事になった。
しかし、サオトメ博士が優秀な兵を勧誘してる噂を何度か聞いた事があるがそれを間近で見る事になるとは思わず珍しい物を見たと言った反応を示していた。
何故ならばこのサオトメ博士の勧誘とはゲッターチームになれと言うリオンに乗ってた方がマシだった、訓練で死にかけた等の悪い噂も聞く物なのだから。
「(もしもゲッターロボに乗れれば…あの化け物共を…!)」
だがショウはもしもゲッターロボに乗る権利を作れれば、スペースビーストをより多く殺せるとしてサオトメ博士の勧誘を快諾していたのだ。
無論そんな事はテンペストにすら見透かされているので、世の中は早々上手く行く訳では無い…そう思い知る事も時には必要である。
テンペストはショウにはそれが必要と考え、その勧誘を止める気は無かったのであった。
───ハガネ・ブリーフィングルーム───
一方ハガネは北回帰線を越えミクロネシア海域に入ろうとしていた。
その際に障害としてアイドネウス島に向かうまでの航路にウェーク島基地………DCに奪われた連邦軍基地があり、このまま真っ直ぐ行けば間違い無くその基地に当たる事になっていた。
しかし航路を変えられない理由が大きく3つあり、それ等がハガネがウェーク島基地を攻略せざるを得ないのだ。
その3つの理由は1つ目が補給、近場に連邦軍基地が無いのでこのままでは物資不足に陥る事。
2つ目にウェーク島基地周辺の海域防衛網がその基地を中心に展開されてる為、此処を突破すればマーシャル諸島東海域まではDCの襲撃を受けずに済む事。
そして3つ目…DCの本拠地であるアイドネウス島への最短距離はウェーク島を突破する航路だけなのだ。
以上の理由によりハガネ部隊はウェーク島基地攻略作戦のブリーフィングに入っていた。
「我々が今目指すウェーク島の基地には多数の対艦砲台が設置されている」
「やれやれ、そいつがそっくりそのまま敵の手に落ちてるなんて…冗談キツいぜ。
で、イングラム少佐、ヘビクラ中佐…どうやって基地を攻めるんです?
ハガネの艦砲射撃ですか?」
「いや無理無理、あの基地の迎撃システムはこの艦主砲の射程距離以上だ。
よってこのままハガネで突っ込めばEフィールドがあるとは言えこの艦も余計な損傷を負い、その修理の為に時間を取られるぜイルム中尉」
更にブリーフィング中にイングラムとヘビクラが状況説明を行い、コウジやリュウセイ達は嫌でもその基地にハガネが近付くにはPT部隊で突っ込み砲台を先に叩く必要があると2人の言葉で思い知らされていた。
「そしてお前達の予想通り、我々PT部隊と戦闘機、そしてグレートマジンガーが先に基地へ突入し基地の迎撃システムを撃破する。
その後にハガネが基地を制圧し、作戦を成功させる。
その際に砲台からの攻撃が予想されるが、此方側の突入部隊に編成されるビルトラプターやビルトシュバインにヒュッケバイン、R-1、メッサー、そしてグレートマジンガーの運動性能ならば敵の攻撃を掻い潜る事が可能だ」
「ホ、ホントかよ…」
「後は敵AMに戦闘機、更に基地のSAMやMLRSの対処だが、これも当然突入部隊が対処する。
お前達、気張って行けよ?
作戦開始時刻は1130、各員持ち場に付け。
そして必ず生き残り帰還しろよ、以上!」
「必ず生き残りながら突入作戦を成功させるか…よし、それじゃ気合を入れるか!!」
そうして先行突入部隊にかなりの要求値をイングラムとヘビクラが突き付けるが、ジャーダのハリ声から始まりそれぞれが気張り始めていた。
その中でリュウセイはR-1の飛行形態『R-ウイング』で基地へ向かう事になると考え、拳を叩いて鳴らし気合が十分であるアピールをしていた。
「テツヤさん、リュウセイ、ラトゥーニ、ジャーダさんにガーネットさん。
俺のマジンガーZは飛行出来ないから先行突入部隊には入れない…ヘビクラ中佐達と一緒に皆が基地の砲台を黙らせる事を待ってるからな」
「任せておけコウジ」
「ああ、待っててくれよ!」
そしてマジンガーZで出撃する時を待つ事になるコウジはツルギ達に声掛けを行うと拳を突き出し、リュウセイとツルギ、更にはそのノリに乗ったジャーダがコウジと拳同士を突き合わせ、お互いの健闘を祈っていた。
こうして互いの役割をそれぞれ理解した面々は普段の目付きから戦いに出る者の目付きになり、それぞれの機体へと搭乗したのだった…!
第7話『魔装機神-オーブ&ジャグラー-』
そうしてウェーク島基地の防衛網ギリギリにハガネが突入、其処で艦の位置を固定してから機動部隊が出撃する!
その機体モニターで基地側を確認すると向こうもハガネの接近に気付かない訳が無かったので既にAMに戦闘機に戦車が待ち構え、砲台も此方に射角を向けているいる光景が広がっていた!
「わぁお………こりゃ凄い数の砲台だな」
「正に砲台だけにやりたい放題………なんちゃって」
「おいおいガーネット!」
コウジが真っ先に声を上げて汗を掻く中、ガーネットがジョークを言って皆の肩の余計な力を抜く様にジャーダと共に努める。
それによりヘビクラやイルムが軽く笑うと他の全員の肩の力が抜け、緊張が解れるのだった。
「ハガネから機動部隊が出撃しました!」
「よし…じゃあな、敵のPT達をギリギリまで引き付けろ。
21番艦も現状の海域で待機だ」
「えっ!?
AM部隊で迎撃するのでは無いのですか?」
「バーカ!
それじゃ面白くねぇしスリルも無いだろうが!」
「は、はぁ…」
一方基地司令部に居たテンザンは相変わらずの思考でウェーク島基地防衛を任されたDC兵達も困惑する様な命令を出していた。
オマケにテンザンの階級は大尉、更にはアードラー副総帥が直々に連れて来た者の為DC兵達はそれに従うしか無いのである。
そしてそんな命令に従いながらAM部隊はハガネ部隊が来るのを待ち構えるのだった!
「ライ、可笑しいと思わない?
戦力は向こうの方が十分なのに敵機の動きが鈍過ぎるわ」
「何かの罠…或いは、伏兵が居るかも知れませんね」
「どの道基地へ接近しなきゃ砲台を潰せねえんだ。
今は突撃あるのみだぜ!」
そうして作戦が開始される中、敵の動きが思った以上に鈍感である為にSRXチームの面々がそれぞれの反応を示し、更に罠であろうが無かろうが今は突撃しなければならないフェーズである為、ライもリュウセイの言葉に無言で同意し、先ずは基地外周の砲台から攻撃を開始し、それ等を的確に潰し始めていた!
「行くぜガーネット、ラトゥーニ!」
「オーケー!!」
「…攻撃、開始…!」
更にジャーダとガーネットのメッサーが砲台の射線を引き付けた瞬間、ラトゥーニの駆るビルトラプターのフライトモードがその隙を突き砲台の1つを破壊する!
互いに訓練し、即座に息を合わせられる3人にとって外周部の砲台程度ならば避けるのも反撃するのも全く問題無いのである!
「行け、リープ・スラッシャー!!」
「喰らえ、『グレートブーメラン』!!」
更にヒュッケバインとグレートマジンガーもまた砲台の砲撃を掻い潜り、砲台に加えて近くに居た海戦用に開発された『シーリオン』に刃の円盤と取り外された超合金Z製放熱板がブーメランとして飛び、それぞれを切り裂き破壊する!
更にビルトシュバインも同様に攻撃を掻い潜り、サークル・ザンバーで砲台を破壊した!!
「へへ、来やがったな。
此処からが本番だぜ!
キラーホエール21番艦に出番が来たと伝えろ!
浮上次第、ハガネへ向けて対艦ミサイルを発射!
但し、艦首部分には当てるなよ?」
そんな状況でテンザンはテンションを上げて行き、伏兵たるキラーホエールを浮上させる!
更に対艦ミサイルを発射させ、ハガネの機動部隊に艦を見捨てるか守るかの選択肢を取らせようとしていた!
なお、艦首部分に当てるなと言う命令は全く間違いでは無く、ハガネの艦首に搭載されてるトロニウムの誘爆をさせない様にする措置である。
「さぁ、ハガネちゃんよぉ…どうする?
大型ミサイルと砲台の餌食になるか、仲間の機動部隊を見捨てて逃げるか、それとも…」
「機動部隊は基地の砲台破壊任務を続行!
ミサイルはハガネで落とす!」
「了解、AMミサイル、発射準備!!」
「ホ!
ミサイルの破壊を選びやがったか。
やっぱそう来なくちゃ盛り上がらねぇよな!」
更にハガネが駆け引きとしてミサイル破壊を選択した事でテンザンは更にテンションを上げてこの『ゲーム』を楽しんでいた!
無論、真面目に『戦争』をしている他の兵達には全く理解出来ない思考である…が、矢張り基地司令官に任命された者の命には遵守しなければならないのが兵士の宿命であった。
「よし、基地外周部に着いた!!
お前等、海の中であんま避けられないマジンガーに散々攻撃を加えてくれたよなぁ?
それを今から返してやる、アイアンカッタァー!!!!」
【ボシュンッ、ズギャンッ、ドォンドォンッ!】
その間にマジンガーZが漸く攻撃に参加し、アイアンカッターで2つの砲台を同時に破壊する!
マジンガーZは超合金Zの装甲で守られてるので基地砲台の攻撃程度ではビクともしないのだが、攻撃が当たればキャノピー部も勿論揺れる。
そしてその度にコウジは揺られ、ヘルメットがシート等にぶつかり頭部を痛めるのだ。
勿論そうなればフラストレーションが溜まる一方だったのでその分を一気に砲台へやり返したのだ!!
「よし、AMミサイル発射!!」
【ボシュゥゥンッ、ビュォォォォォォッ、ドォォォォォォォンッ!!!!!】
そしてハガネ側も敵対艦ミサイルの迎撃に成功し、状況はハガネ側が有利に運び始める!
無論テンザンは次なる手を打とうと指示出しを行おうとした…が、それはこれから叶わなくなるのだ。
ハガネのレーダー、及び基地のレーダーが超高速で飛来する物体を確認し、それが戦域に突入して来たのだ!!
「此処か!
全く、余計な手間を取らせやがって!」
「アレは!?
南極基地でグランゾンと戦った白い奴!!」
「…AGX-05、何故あれが此処に?」
「カ…カッコイイ………!」
「そんな事を言ってる場合か。
あれは南極の時にも現れた奴だ」
その物体は風の魔装機神サイバスターであった!
コウジやリュウセイ達は南極事件の際の出来事を鮮明に覚えている為、リュウセイのカッコイイ発言もあったが矢張りあの苦い敗北の記憶が蘇り、リュウセイ達の表情は固くなっていた!
が、そんな事など露知らぬ魔装機神の操者たるマサキ・アンドーは他の機体の追従を許さぬスピードで基地直上へとサイバスターを駆る!!
「な、何てスピードだ!
戦闘機やR-ウイング以上だぜ!!」
「あ、ああ…!!」
「(アレに追い付くにはグレートブースターしか無いな…)」
「お、おいおい…何だよ、ありゃ!?
PTやAMじゃねえぞ!
ビアン総帥の新兵器か!?」
その白き機体のスピードにハガネ側もDC側も困惑し、冷静に状況を見るヘビクラ達も黙って注視しツルギはサイバスターに追い付くには開発中のグレートブースターしかあり得ないと判断し、一筋の汗を掻いていた!
「其処の機体、所属と官姓名を名乗れ!
でなければDCの機体と認識し、攻撃する!」
「おっと、早合点するな。
ちょいと力を貸してやろうって言ってるのさ!」
「何だと!?」
更にオノデラの警告にも好青年らしい反応で答えつつ、サイバスターのコックピット内のモニターで基地に配備された砲台の数を確認していた!
「良いのかマサキ?
おいら達の事を説明しニャくて…」
「そんな時間はねぇ!
敵の砲台を一気に片付けるぞ!」
「一気にって…まさか、アレを使う気ニャの!?」
「無茶だよマサキ!
今、あんニャのを使ったら…!」
「時間が勿体ねぇ!
やるぞ!!」
「わ、分かったニャ!!」
「ようし、行くぜっ!!
『サイフラァァァァァァァッシュ』ッ!!」
【キュォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
ドォォォォォンッ!!!!!!】
そしてマサキは己が鏡とも言える使い魔、『ファミリア』のネコである『シロ』と『クロ』の静止を振り切り、サイバスターに搭載されたMAPWの一種であり敵の悪意や機体の識別信号で敵味方を識別し、『敵のみ』を攻撃する広域・攻撃型光学兵器『サイフラッシュ』を使用し基地の砲台を全て破壊する!!
これにより残るDC戦力はAM、そしてキラーホエールのみとなった!!
「た、対艦砲台が全て破壊されました!!」
「な、何!?
インチキだろ、そんなの!!」
「す、凄え…たった1機で砲台を全部壊しやがった…!」
「しかも見ろよアレ?
綺麗に砲台『だけ』を破壊して他は綺麗に残ってるぜ?
どんな原理であんな兵器を撃ってるのか、何処の何かなのかストレイジとしてもハッキリと知りたいねぇ…」
そんな無法の極みと言えるサイフラッシュの威力にテンザンはインチキだと叫び、ヘビクラはストレイジとしても…またジャグラスジャグラーとしてもサイバスターが何処で作られどんな原理で動くのかハッキリとさせたい欲求に駆られていた。
但し、クレナイ・ガイもジャグラスジャグラーもサイバスターのサイフラッシュを一目見て魔法の原理があると認識し、それの出所を知りたいのだ。
「ま、ざっとこんなもんよ。
それじゃあな!」
「お、おい!
何処に行くんだよ!?」
「この基地の中さ。
何、ちょいと調べるだけさ。
後は頑張りな」
そしてサイバスターはそのまま基地の中へと突入し、正しく吹き抜ける風の様に戦場から去って行った!
その爽やかには流石のヘビクラもアレは悪者ではないと判断し、格納庫内に居たジュウゾウやケンゾウ達もサイバスターの力に魅了されるのだった!
「各機へ、この機に乗じて一気に基地を制圧する」
「砲台が破壊されたなら本艦も動ける。
2発目が撃たれる前に敵原潜を行動不能にせよ!」
『っ、了解!!』
更に基地砲台が破壊された事でハガネの行動を縛る物が無くなり、イングラムとダイテツの命令が飛びハガネクルーや機動兵器部隊は一気に攻勢を仕掛けた!!
それによりあれよあれよと言う間にリオンもキラーホエールも撃墜or戦闘不能にし、結果的に特にこれと言った損耗は無くウェーク島基地の制圧に成功する!
コウジ達は正に『棚から牡丹餅』と言う言葉が似合う状況に巧妙過ぎると考えつつも、余計な手間が省けたとして受け入れていた!
更に基地内部から再びサイバスターが出現し、基地から複数機のリオンが出撃した!
「待ちやがれ!!」
「チッ!!
てめぇが現れなけりゃあ、ハガネを沈められたのによ!!
お陰で俺のゲームが台無しだぜ!!」
どうやらテンザンがこの基地の指揮を執っていたとコウジ達は通信から判断し、しかも彼の遊び癖が今回の結果を齎したと感じていた。
どの道サイバスターが来なくても付け入る隙はあった、そう考えるコウジ達と、ツルギやヘビクラ達は此処にテンペストが居ると考えていたのでそれなりに準備をしていたが代わりにテンザンが現れたので拍子抜けしていた。
そしてこの期に及んでもまだ『戦争』を『ゲーム』と称している事にリュウセイ、そしてコウジは明確な嫌悪感を示していた!
更にそれはマサキも同じである!
「何がゲームだ、巫山戯んな!!
それよりもシュウの野郎は何処に居る!?
答えろ!!」
「お前もしつけぇなぁ!!
此処には居ねぇっての!!」
「なら奴の行き先を教えろ!!」
「さぁな?
アイドネウス島に居るんじゃねぇか?」
「アイドネウス島…!?」
マサキはこの巫山戯た男にシュウ・シラカワの居処を問い質し、勿論テンザンは知らないのでアイドネウス島に居るかもと曖昧な答えを出していた。
無論この間も分が悪い上に腹が減って来たので基地防衛任務を放棄し帰還しようかなと考えていた。
………そして、コウジ達に幸運が齎された様にこのテンザンにもウェーク島基地から離れる幸運が訪れる!
【ビィィィィ、ビィィィィ!!!】
「か、艦長!!
ビースト振動波の反応が海中から現れました!!」
「何だと!?」
【ザバァァァァァァァンッ!!!!】
何と、またしてもスペースビーストが海中から現れ、ウェーク島基地周囲の海面から姿を見せる!!
その姿はフログロスにペドレオンであり、更にその近くには運悪くヘビクラとクレナイのゲシュペンストMk-IIが居た!!
『しまっ』
【ドォォォォォンッ!!】
「なっ、ヘビクラ、クレナイ!?」
「ヘビクラ機、クレナイ機中破!!
通信も途絶してます!!」
「各機はヘビクラ機とクレナイ機の安全を確保せよ!
本艦はウェーク島基地に突入し各機を回収する!
そして対ビースト兵装でスペースビーストを撃滅せよ!!」
ペドレオン、フログロスの攻撃でヘビクラとクレナイのゲシュペンストMk-IIが中破、オマケに各計器も破損したのか通信すらも出来ない状況に陥っていた!!
近場に居たマジンガーZ、グレートマジンガーがそれぞれペドレオン、フログロスを取り押さえるとリュウセイ達がそれぞれヘビクラ達のゲシュペンストMk-IIの安全を確保しようとし………しかし、またペドレオンが現れ、ヘビクラ達とリュウセイ達が分断されてしまう!!
「何だ、あの化け物は!?」
「おいおいおい、お前スペースビーストを知らない口かよ!
世間知らずも良い所だなぁ、おい! 」
「スペースビースト…あれがそうなのか!!」
そしてマサキは初めて遭遇したスペースビーストに困惑し、ラ・ギアスにも確かに怪獣や魔物が居たが彼処まで醜悪な物は『ヴォルクルス教団』に類する物しか居なかった為、地上もまたDCのみならずあの化け物により混迷を齎されていると直感的に判断していた!!
そして魔装機神操者の権利と義務…『世界の存続の危機に対し全てを捨てて立ち向かう事』、自身がラ・ギアスで仕え、魔装機神操者に選ばれた後には立場を超えた親友となった者の言葉を思い出し、それが今なのではないかと考え、スペースビーストに立ち向かう事を決意する!
「よし、そんじゃハガネ達の相手はあのバケモンに任せてズラかるか」
「そ、そんな、我々はどうなるのですか大尉!?」
「おめぇらもさっさと逃げろよ。
でねぇと、ゲームオーバーだぜぇ?」
【ビュォォォォォォッ!!】
「なっ、アイツ基地に居る仲間を見捨てやがった!!!」
「テンザン、お前って奴は…!!」
そしてそれに乗じてテンザンは基地に残っていたDC兵を見捨てて戦域から離脱し、その行動にコウジもリュウセイもマサキも、誰もが身勝手且つ外道の行為に怒りを滾らせていた!!
だがそれをテンザンにもうぶつける事は出来ないのでDC兵がスペースビーストに喰われぬ様に立ち回るしか無く憤りを覚えるのだった!!
「………ふう、機体は動きそうも無いな。
しかも相手はスペースビーストか」
「だったら………やる事は1つだな」
そんな中、コックピット内では無事だったクレナイ、ヘビクラは計器が全て落ちてしまい動かなくなったゲシュペンストMk-IIの中で………2人はそれぞれクレナイ・ガイ、ジャグラスジャグラーとしての顔を出し懐からそれぞれの変身アイテム………『オーブリング』と、使い勝手が良かったので修理して再び使用可能状態にした『ダークゼットライザー』を取り出し起動し、インナースペースを生み出した!!
【HEBIKURA Access granted!】
「ウルトラマンさん!!」
【ウルトラマン!
ヘアッ!!】
「ティガさん!!」
【ウルトラマンティガ!
タァッ!】
「ゼットンさん、パンドンさん、マガオロチ!」
【ZETTON PANDON MAGA-OROCHI!】
2人はそれぞれ黒いインナースーツになりながらジャグラーは一瞬『魔人態』と言う闇の力が具現化した顔も覗かせつつ『フュージョンアップカード』と『怪獣メダル』をリードし、ガイの傍らには栄光の初代ウルトラマンとウルトラマンティガの幻影が立っており、ガイの動きに追従していた!
「光の力…!」
「お待たせしました、闇の力…!」
『お借りします!!』
【フュージョンアップ!
ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!!】
【ZEPPANDON!】
『ショアッ!!』
そして2人は光と闇、それぞれの力を借りてガイはウルトラマンオーブのフュージョンアップ形態の1つたる『スペシウムゼペリオン』に、ジャグラーは自身と因縁浅はかならぬ合体魔王獣『ゼッパンドン』へと変身し手を突き上げながら巨大化する!!
そうしてリュウセイ達側が相手をするペドレオン合計2体を同時に攻撃し、吹き飛ばした!!
「アレは…U:02と、その傍らに何故か居る怪獣の1体…!!!」
「…あれが、光の巨人、ウルトラマンなのか…!!」
ツルギやコウジ、そしてマサキ達はその場に出現した『さすらいの風来坊』のウルトラマンと『闇の戦士』が変身した怪獣を見て困惑し、だがスペースビースト側が明確な敵対心を見せた事でこの1人の巨人と1体の怪獣のコンビは明確にビーストと敵対し、人類側に立つ者なのだと感じ取る!!
『俺の名はオーブ!!
闇を照らして、悪を討つ!!』
そしてオーブは決まり文句のセリフを怪獣や宇宙人達にしか分からぬ念話で言い放つと、ゼッパンドンと共に身構え、スペースビーストに向かい走り出すのであった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました。
やっと掛けたウルトラマンオーブ&ゼッパンドンの並び立ち。
なのでジャグラーにはお待たせしましたと言って貰いました。
さて、テンザンは今作のDC内に定められたスペースビースト特記事項を無視してそそくさと帰ってしまいましたが………まぁ、戦争をゲームとしか認識してない彼ならそうするだろうと思いながら描きました。
このツケはいずれ払う事になりそうですが、どんな形かはまだまだ決まってませんので………。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…