今回はオーブとゼッパンドンを交えたスペースビースト殲滅戦に入ります。
そして戦闘後のシナリオデモも交えますが………矢張り文字数が多い………。
スパロボって作品はシナリオデモに加えて戦闘前会話がありますので必然的に文字数が多くなるので前後編に分けてますが、このままだと1・2・3と分かれる事になるかも………?
では、本編へどうぞ!
オーブとゼッパンドンはペドレオンが態勢を立て直す前に攻撃を加え始め、更にその攻撃の仕方は間違い無くスペースビーストと言う厄介極まりない怪物に有効な『攻撃の手を緩めず何度も何度も攻撃を加える』と言う物だった!
結局スペースビーストの再生能力もそれを上回り、完全に倒し切れる火力があればネクサス以外でも対処が出来るのだ!
『テェアッ!!』
『クポポポポポポ、ゼットォンキィキィ!!』
【ヒュッ、キュォォォォン、キィィィィィンッ、ギュインッ!!!
シュン、キィンキィンキィン!!!!】
オーブはティガのパワータイプの力を引き出しながら胸に両手を当てた後、T字に腕を広げるとティガのゼペリオン光線の様なエフェクトを発生させ、その後右手にエネルギーが収束され1つの光輪が発生する!
そしてその光輪、『スペリオン光輪』はペドレオンに直撃し通り抜けて行き…オーブは今度はティガのスカイタイプの力を引き出しスピードアップし、一度切り裂いた光輪をキャッチし、何度も何度もペドレオンを切り裂く!!
これがオーブのフュージョンアップ形態の特性、オーブリングにリードされたカードに記されたウルトラマンの力を融合しながら引き出す事が出来る、正しく力を『お借りしながら独自発展させる』物なのだ!
【ボボボボボボボボボボボンッ!!!!!
キィィィィィンッ、ドォォォンッ!!!!
シュンッ!
ドガァッ、ドゴォンッ、ドガァッ!!!!】
対してゼッパンドンも『宇宙恐竜ゼットン』と『双頭怪獣パンドン』の力を融合させ、ゼットンとパンドンが放つ火球を混ぜた超高温火球『ゼッパンドン撃炎弾』とパンドンの口を模した様な頭部に付く器官から紫色の破壊光線を放ち何度も放ちながら近付き、更にペドレオンがいざ反撃すればゼットンの瞬間移動能力を駆使して背後へ回り両腕でパンチの如く攻撃し、また同じ様に撃炎弾や破壊光線を放ちペドレオンのビースト細胞が再生し始める前にそれを上回る攻撃をそれぞれ与えていた!!
「す、凄え…あのウルトラマンと怪獣、スペースビーストと戦い慣れてやがる!」
「恐らくはあのウルトラマンや怪獣もこの星に来る前に何度もスペースビーストと交戦した経験があるんだろうな…。
それよりもリュウセイ、このまま黙ってウルトラマン達だけに任せ切りにはさせる訳には行かんぞ」
「ああ、分かってるぜ教官!!」
その光景をディバイトランチャーを装備し直し再出撃したPT部隊がオーブとゼッパンドンの戦い振りに関心を示しながらも、矢張り人類の手であの醜悪な怪物を倒さねばならないとしてビルトシュバインとR-1が先行しディバイトランチャーを放ち、それぞれ上手くオーブとゼッパンドンに当てずスペースビーストのみに攻撃を当てていた!
最もこれはオーブとゼッパンドンもディバイトランチャーが当てられる様な立ち回りをしているお陰で誤射しないのもあったりする。
「あっ、艦長!
レーダーに3機の戦闘機の反応あり!!
識別は…クロムチェスターです!!」
「ナイトレイダーも来たのか!!」
更に戦域にクロムチェスター3機が進入し、オーブやゼッパンドン、PT部隊やダブルマジンガーもナイトレイダーが再びやって来たと認識しナイトレイダーとハガネ部隊、オーブ&ゼッパンドンの3勢力による共闘がこの場で行われ始めた!
「何故ウェーク島基地周辺にこれだけのスペースビーストが?
…海中に何かあるのか?
各機、ハガネ部隊へ、そして其処のウルトラマン達へ、クロムチェスターβが海中に『ビーストスキャナー』を使用する!
此方に奴等が攻撃して来ない様に援護してくれ!」
「了解!」
「分かった、ユーゼス!」
しかしユーゼスはこの不可解なスペースビーストの大量出現に違和感を覚え、通信や索敵能力に優れる自機のβに搭載されたスペースビーストの存在を細かく探知するビーストスキャナーを使用する!
これは通常のビースト振動波探知レーダーと異なり、ビースト振動波を出さずに潜伏するスペースビーストすらも探知する物である。
但しビーストスキャナーは其処まで広い探知範囲は無いので探知範囲はビースト振動波探知レーダーに譲り、点においての索敵は此方が優れると使い分けが必要になるのだ。
そうしてユーゼスが各面々にこのスキャナー使用時に探知する際は回避行動しか取れなくなるβを援護し、βはウェーク島基地周辺の海域をスキャンし続けた。
…その結果、スペースビーストの巣とも言える物が海中に発見される!!
「成る程、矢張りスペースビーストの巣が此処にありましたか」
「恐らくは此処で本格的な戦闘が始まり、人間達が消耗し切った所を一気に捕食行動に入ろうとしたのだろうな」
「ふん、スペースビーストらしいと言えばらしいやり方だな」
ウォズ、ゲイツ、ツカサが発言する中でユーゼスは次にこのビーストの巣をどうするものかと悩んでいた。
ストライクチェスターに合体すれば海の中も行動可能になる為、突入するならばストライクチェスター1択だが問題はその数。
ざっと数えて20以上は居るスペースビーストを1体1体ストライクパニッシャーで倒すにはエネルギーが足りなく、また数で押され海面に浮上しなくてはならず、そして巣を刺激されたスペースビーストは当然海面へと上がって来る。
増殖スピードと再生能力に物を言わせた難攻不落の要塞と化した巣の対処にユーゼスは悩み、そしてエボルトラスターを取り出してみる…が、エボルトラスターは鼓動しない。
「………」
今引き抜いてもネクサスに変身は出来ないので次にダイゴにティガへ変身させ、更に仮面ライダー達も海の中へ突入させ共に巣を叩く作戦を思い付くが、これも数に圧倒されるのが目に見えてる為使えない作戦であった。
何よりダイゴ達を危険に晒す真似は出来ないので尚更却下であった。
ならばどうすれば良いか………そんな考えが堂々巡りし、しかしどの作戦も有効的では無いとして切り捨てる。
『4機目のクロムチェスター』が完成していればまだ話が違ったが、まだ出来上がって無い物に文句を垂れるのもお門違いなのでそれを喉の奥に飲み込みながら考えていた。
『どうやら悩み果ててる様であるな、滅びの呪縛より解き放たれ、光の戦士の力を得し者よ』
「むっ、誰だ?
何故クロムチェスターの通信回線周波数を知っている?」
『その様な些末な事は捨て置け。
それよりも今は獣共の始末が優先なのだろう?
ならば汝等がその躯体を合身させ巣を刺激し獣共を海に上がらせよ。
後は余が終わらせよう』
そんな八方塞がりのユーゼスに助け舟………と呼ぶにはかなり怪しい通信が入り、ツカサやソウゴ、ダイゴ達も警戒していた。
しかもストライクチェスターで巣を刺激してスペースビーストを海面に浮上させろと言う悪手を敢えてしろ、そして後は何とかするとこの上無く怪しい内容にユーゼスは首を縦に簡単に振れずにいた。
『ふっ、余が誰であるか分からぬ故に判断が遅れてるのであろう?
それもまた一興よ、かつて…いずれの世界に於いても『門』の力を悪用せし者よ』
「待て、何故CPSの事を知っている!?」
更に通信先から聴こえて来る声はユーゼスの過去すらも知っているとして、その触り部分だけでも触れれば流石のユーゼスもコイツは可笑しい、それこそオーマジオウ達の様な『深淵の叡智』にも触れる事が可能な者だとして焦り始めていた!
『ふっ、どうやら余に興味を抱いた様だな。
されど獣共の巣を刺激するのに今は時期尚早。
故に先ずは先に地上へ上がった獣共の始末を優先するが良い』
「………」
そしてSOUND ONLYの通信相手は地上に這い出たスペースビーストを殲滅しろと話し、ユーゼスはこの相手に警戒しながらも矢張りスペースビーストを殲滅せねばならないのは人間としても、ウルトラマンの力を持つ者としても絶対にやり遂げねばならないので無言の了承を行い巣の位置を記録してからスキャナーの機能をOFFにする!
「…各機へ、先の通信相手も気になるが先ずはビースト殲滅を優先するぞ!
セット・イン・トゥ・ストライクチェスター!!」
『了解!』
それからクロムチェスター各機はストライクチェスターへと合体し、ダブルマジンガーやウルトラマン達、更にPT部隊が相手にするフログロスやペドレオン達に攻撃を開始する!!
特にウェーク島基地内部に突入しようとする個体を最優先で攻撃し、その攻撃の中には勿論サイバスターも交わりディスカッターや『ハイファミリア』で牽制や突撃等を行っていた!
「マサキ、サイフラッシュの影響でプラーニャの残りが少ないニャ!
迂闊に『アカシックバスター』とかは使えないから気を付けるニャ!!」
「ああ、分かってるぜシロ!」
その中でマサキはシロからプラーナ消費の事を出され、サイバスターの必殺技たるアカシックバスター等を使用不可と念頭を置かれる。
サイフラッシュは確かに有用性が高く、何度も使えるならば何度も使おうと考える物………なのだが、このサイフラッシュこそがプラーナ消費がアカシックバスターを超えるレベルで高く、一度使えばマサキが疲労困憊するレベルなのだ。
なので今のマサキは気合でサイバスターを動かし、ディスカッターで敵を切ってるのだ!
「ディバイトランチャー………ファイア!」
【ズドンズドンズドンッ!!!!!
ドンドンドォォン!!!!】
『ギュルルルォォォォォッ!!!!』
更にサイバスターがかく乱に回る中、ビルトラプターのディバイトランチャーが火を吹きペドレオンに大きなダメージを与える!!
更にR-1やビルトシュバインも続々とディバイトランチャーを放ち、ペドレオン2匹にダメージを蓄積させる!!
その隙をオーブとゼッパンドンは逃さない!!
『スペリオン光線!!』
『これでも喰らいな!!!!!』
【キィィィィィン、ビュォォォォォォッ!!!!!!
ビィィィィィ、ボボボボボボボボホンッ!!!!!!
ズトォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!】
オーブは初代ウルトラマンとティガの必殺光線の融合技たるスペリオン光線を放ち、ゼッパンドンは撃炎弾や破壊光線を収束させて放ち、2体のペドレオンのビースト細胞がその高熱や光線の破壊力に耐えられず再生器官ごと爆散してしまった!!
この際ビースト細胞を消毒しなければいけないのか………と考えたリュウセイだったが、ゼッパンドンの撃炎弾はゼットンの火球…最大火力で放てば一兆度の熱を相手にぶつけるそれを放つ怪獣の力も入ってるのだ。
それによりビースト細胞は全て細胞器官が焼却され、既に消毒同然の状態となってるのだ!
「コウジ、俺達もそろそろやるぞ!!」
「OK、テツヤさん!!」
『ダブルバーニングファイヤー!!!!!!!』
【ゴォォォォォォォォォォゥッ、ドォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!』
更にダブルマジンガーもオーブやPT部隊に合わせる様にダブルバーニングファイヤーでペドレオン、フログロスを完全に焼滅させる!
これにより地上に這い出たスペースビーストは全て倒され、残るはスキャナーにあった巣のみであった。
「それで、あの生意気で胡散臭そうな奴の提案を受けるのかユーゼス?」
「いや生意気なのはツカサだって」
「俺程素直な奴は早々居ないぞ、魔王?」
「………各員へ、スペースビーストの巣があるならばそれは優先して潰せねばならない。
そしてストライクチェスターの攻撃力でも足りない場合は他で補う必要があり、それを通信の主が為すのならばそれを先ずは信じてみよう。
通信相手は………俺の事も良く知っていた様である、ならば一考の価値ありと言う奴だ。
これより海中に突入する、行くぞ!!」
そうしてツカサとソウゴの漫才(本人達は至って真面目)を途中で切り上げ、ストライクチェスターは海中へと突入し、真っ直ぐスペースビーストの巣へと近付いて行く。
ユーゼスは全神経を張り巡らせ周りにビーストの反応が無いかを確認し、巣の目の前まで辿り着くとストライクパニッシャーをチャージし、何時でも放てる態勢を整えていた!
「ユーゼス、発射タイミングを指示しろ」
「よし、今からカウント3で巣の中に目掛けてストライクパニッシャーを放て!
3、2、1…ストライクパニッシャー、発射!!」
【ギュルルルルン、ビィィィィィィィィィィィッ、ドドォォォォォォォォンッ!!!!!!】
ユーゼスの指示の下、ストライクパニッシャーが放たれ巣の中が大爆発する!!
だがこれでも直撃していればビースト1体を仕留めるだけにしかならない為、ユーゼスは操縦桿を握り締めてビーストが這い出て来るその瞬間に全速後退し、通信を送って来た者に後を託すつもりだった!
そして、その狙い通りフログロスやペドレオンが数多く………ざっと数えて20を超える数が出現し、ストライクチェスターへと向かって来た!!
「今だ、全速離脱!!」
【ビュォォォォォォ!!!!】
ストライクチェスターはユーゼスの操縦によりビーストを纏めて引き付けながら後退して行き、海面へと向かっていた!!
その間にペドレオンの触手やら何やらが向かって来ていたが、その尽くを回避して各コックピットが大きく揺れながらも遂にストライクチェスターは海面へと浮上、空中を飛行し始めた!!
「ビースト達は真っ直ぐこっちを追い掛け続けてるぞ、ユーゼス!!」
「了解だゲイツ!
通信を送って来た者に告ぐ、ビーストの巣を刺激し奴等が一纏めに飛び出て来たぞ!!
もう直ぐ海面へと浮上する、それまでに対処を!!」
『フッ、よくぞ余を信じ行動せしめたな。
ならば褒美として見ると良い、余と
「っ、リベル・レギスだと!?」
ユーゼスはその通信相手が発した言葉、
黙示録の獣、外なる神の一角の血を引く落し子、他の世界にあった『とある魔術結社』を率いる
そしてストライクチェスターやハガネ部隊、更にサイバスターが見守る中で突如上空………ストライクチェスターやハガネ、グレートマジンガー、サイバスターが飛ぶ高度よりも遥か上空に逆五芒星の魔法陣が現れ、其処より現れたのは矢張りと言うべきか、リベル・レギスであった!!
「な、何だ、あの機体は!?」
「分かりません!!
反応も突然現れたとしか言えません!!」
「(新たな敵か、エアロゲイターなのか、それとも………)」
ハガネクルーはそれぞれ慌ただしくリベル・レギスの解析をし始め、ダイテツは静かに敵か味方かの何方かを見極めようとしていた!
一方リュウセイ達もリベル・レギスが放つプレッシャーに息を呑み、オーブやゼッパンドンも警戒し………マジンガーZもまたリベル・レギスを警戒していた!
そのリベル・レギス内のマスターテリオンはチラリとマジンガーZを見て現在の様子を確認し、それから直ぐにビースト達が浮上しようとする位置に視線をやる!
「人の恐怖や絶望を喰らいし邪神と何ら変わらぬ獣共よ。
この世界には汝等の居場所など何処にも存在せぬ。
疾くその命を散らし、要らぬ因果を刻むのではない………行くぞ、エセルドレーダ」
「YES、マスター」
マスターテリオンはスペースビーストの存在がこの世界では全く不要であると断じながら比翼連理の鳥たるエセルドレーダと共にリベル・レギスを駆り始め、そして左腕を海面に向ける!
そうしてスペースビースト達が浮上すると同時にエセルドレーダ、そしてマスターテリオンは同時に呪文を口にする!!
『ABRAHADABRA!』
【ズギャァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!】
エセルドレーダ、マスターテリオンが紡いだ呪文によりリベル・レギスの左腕からレーザー状となった雷が放たれ、それが浮上したスペースビーストを全て呑み込み………そして巣ごと全てのスペースビーストを消滅させてしまった!!
そのパワーに誰もが言葉を発する事が出来なくなるが、ユーゼスやツカサはあの呪文1つでもリベル・レギスはまだまだ真価を発揮していないと断じれる程の力を有し、そして下手をすればマジンガーZの『覚醒』を早めてしまう可能性を秘めた存在だと理解していた!!
一方スペースビーストの始末を付けたマスターテリオンは再びマジンガーZに視線を向けるが………その様子から魔神パワーが開いては居ない事を確認した。
「ふむ、開発者たるジュウゾウ・カブト博士による封印措置が今の所上手く機能するしていると言った様子か。
それとも余とリベル・レギスを『脅威』と認定しておらぬのか………何方にせよ、『終焉の魔神』が目覚めぬのならばそれで良し。
帰るぞ、エセルドレーダ」
「(コクッ)」
そうしてまだまだ『終焉の魔神』が目覚めないと確信したマスターテリオンは再び魔法陣を開き、リベル・レギスをその中へと入り込ませ此処とは違う場所へと転移して行った。
その魔法陣を使う事からマサキは何らかの魔法が関わってるが、明らかにラ・ギアスの物とは違うとも確信し今後リベル・レギスが現れたなら警戒を解かぬ様にせねばと考えていた。
「…ユーゼス、さっきの攻撃でビーストもビーストの巣も消滅したよ。
お陰でビースト振動波の反応は無くなったよ」
「そうか………『魔を断つ剣』を呼び寄せようとしたならばあのマスターテリオンもまた同時に現れるのは必然か………。
兎に角ハガネに通信を送るぞ。
ビーストの反応は消えた、更にビースト細胞の無毒化も確認、これより帰還するとな」
そして、全てのスペースビーストが消滅しビースト細胞も死滅した事をハガネに通信として送ると、ストライクチェスターは再びナイトレイダーの拠点へと帰還して行った。
それと同時にオーブもまた『シュワッチ!』の一言で空へと飛んで行き、ゼッパンドンもテレポートで何処かへと消えて行った。
そうして状況が終了し、リュウセイ達は中破したヘビクラ、クレナイのゲシュペンストMk-IIの傍らに近寄ると2人がコックピットを開けて手を振っていた。
………そう、クレナイもヘビクラも空を飛んで行ったりしながらゲシュペンストMk-IIの上に変身解除しながらテレポートし、コックピットハッチも開けて今起きて何とか無事であると演出してるのだ。
そうでもしなければウルトラマンオーブ=クレナイだとバレてしまうので致し方無しではあった。
「さて、色々と起きたが残るはあの機体だけだが………」
「シュウの野郎の手掛かりは掴めたが、スペースビーストにあの妙な魔法を使う奴も現れたりと地上もラ・ギアス以上に混乱してるみたいだな」
「どうするんだニャマサキ?
サイバスターだけじゃ流石に手一杯にニャるよ?」
「そうだな………」
ハガネ部隊が残ったサイバスターを見守る中、マサキはシロ、クロと共に混沌とした地上をどう収めるか考え始めていた。
そんな中、イングラムがサイバスターへと通信を送って来る。
「お前は何者だ?」
「俺はマサキ・アンドーって名前だ、『お前』じゃねえ」
「ではその機体は何だ?
見た所パーソナルトルーパーでは無い様だが…」
「こいつはそんなもんじゃねえ。
風の魔装機神………サイバスターって言うんだ。
覚えて………おくん、だな…」
その通信でマサキは自身の名とサイバスターの名を明かすが、此処でサイフラッシュを使った事上でペドレオン達と戦闘を行ったツケが回り、プラーナの過剰消費により疲労困憊状態へと陥ってしまった。
そしてシロ、クロが『マサキ!!』と叫ぶ中で気絶してしまい、サイバスターは地上へと不時着してしまうのであった…。
その戦闘後、ウェーク島基地に残されたDC兵が全員投降し、基地内部の補給物資の搬入を進める中でサイバスターはそのまま回収され、中に居たマサキは気絶していたのでハガネの医務室へと運ばれベッドで寝ていた。
その傍らにはシロとクロもずっと居り、コウジやリュウセイ達も何故猫がロボットに乗ってたんだと言う疑問を浮かべていたが、先ずはマサキの回復を待っていた。
「シロ、シロってば!」
「ニャンだ…もうおニャかが一杯だニャ…」
「リオ…貴女、今何か言った?」
「いえ…?」
「ニャに寝ぼけてるのよシロ、さっさと起きニャさいよ」
「フニャ…此処は…?」
そんな中シロとクロは平常運転で喋り始め、アヤ達は最初はリオか誰かが話してると思っていたが………コウジやツルギ、リュウセイ達は注意深く声のする方向を観察し、マサキのの寝るベッドのカーテンを開けて見てギョッとしてしまった!
何故なら、あのサイバスターに乗っていた2匹の猫が喋っていたのだから!!
「ね、猫が喋ったぁぁぁ!!!?」
『え、えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!?』
「まさか、猫型リアルロボット!?」
「いやいやポケットはついてニャいニャ〜」
「こ、これは…どう見てもロボットじゃないらしいが…これは一体…!?」
リュウセイのボケにも反応して寝ぼけながらツッコミを入れつつ地上の猫は喋らないと今更気付くシロやそれ等に呆れるクロと十人十色の様子を見せる。
女性陣は益々混乱し、男性陣は何とか冷静に務めようとするも矢張り混乱するのであった。
「う、うう…」
「マサキ、気が付いたニャ!」
「………此処は?」
「連邦軍の戦艦、ハガネの医務室よ」
そんな混沌とする中でマサキは目覚め、周りを見て何処かを確認するとアヤが代表してハガネの医務室だと話した。
なお此処ではツルギが一番階級が高いので彼が話すべきなのだが、むさい男が話すと相手を警戒させるとして若く綺麗な女性に話させたと言う変な理由もあるのだがそれは割愛である。
「連邦軍の戦艦だと!?
こうしちゃいられねえ!!」
「マサキ!」
「おいおい、何処へ行くんだよ!!」
するとマサキはいきなり飛び起きるとこの艦の艦長室がある方向を周りのハガネ乗務員に聞きながら迷子にならない様に向かう………が、マサキ元来の方向音痴が働き少し迷子になりながら漸く辿り着く。
その中ではヘビクラやイングラム達を交えてウェーク島基地にAAAコードの通信が極東支部…つまり伊豆基地からあった事が判明する。
よって伊豆基地内の中でも上部の人間にDCのスパイが居るのでは無いかと疑いが出て、更にそのスパイがバーニングPTで良い成績を叩き出していたテンザンをDCに流した疑いも強まっていた所であった。
「なんだ、ミーティング中だぞ!」
「その少年は…?」
「医務室に運ばれていたサイバスターのパイロットだ。
目覚めるなりいきなり医務室を飛び出してな…」
ツルギがこの状況をオノデラやヘビクラ、ダイテツ達に説明するとヘビクラはああ成る程と思いながらマサキがダイテツに詰め寄りシュウ・シラカワの話題を出すとダイテツ達が南極のシロガネに乗ってた事で互いにあの男に因縁がある事が判明し、そんな者達が集う艦に乗り合わせた事をある意味因果だと思うマサキであった。
そのマサキの横からイングラムが声を掛ける。
「マサキ・アンドー…だったな、我々と協力する気は無いか?」
「何…?」
「今我々はビアン博士が居るアイドネウス島…DCの本拠地へと向かっている」
「アイドネウス島!?」
「そうだ、総帥ビアン・ゾルダークとシュウをはじめとする協力者達を“倒す”為にな」
更にイングラムはハガネ部隊はビアンやシュウ達を倒す為にアイドネウス島へ向かっているとシュウを追うマサキが食い付く餌を撒き、その反応を見てからダイテツへと話を勧める。
「どうでしょう、艦長?
少なくとも現時点での我々と彼の目的は共通しています。
それに、我々は少しでも多くの戦力を必要としています。
サイバスターと言う戦力の増加はハガネにとって大きな利益になると判断しますが…」
「………良かろう。
少佐、君の意見を採用しよう」
「よろしいのですか、艦長?」
「DCを倒す為には手段を選んではいられん。
ワシ等は敗北する訳には行かんのだ」
そうしてイングラムの意見を熟考し、サイバスターの同行許可をダイテツは下した。
ヘビクラや艦長室へ途中から来たツルギも敗北は許されない事は重々理解していたので、残るはマサキがどう判断するかに委ねられる事となった。
「マサキ、アタシ達だけでDCと戦うのは無理ニャ…」
「そうそう。
それに方向音痴のマサキじゃ、シュウの所へ行けるかどうかも分かんニャいし」
「な、何だこの猫は!
喋ってるぞ!?」
更にクロ、シロの言い分も深く理解出来るマサキは瞳を閉じて脳内シミュレートし、サイバスター単騎でDCと戦い切るかと想定するが…自身の深層心理を映す鏡たるファミリアのクロ達が言う事は正しく、流石に先程のプラーナ切れとなった所を落とされて終わると理解するのだった。
なおこの時オノデラのみならずイルムやヘビクラ、クレナイまでクロ達が喋った事にギョッとしてしまう場面があった事も明言する。
「…まっ、俺もまだまだ力不足だ。
1人でDCと戦っても勝ち目が無えのは分かり切ってるしな…。
しょうがねえ、此処は一先ず手を結ぶぜ」
「そうして貰えると助かる。
ではリオ、彼に状況の説明と艦内の案内を」
「は、はい。
じゃ、行きましょうマサキ君。
クロとシロもおいで」
「分かったニャ」
そうして話は纏まり、マサキとサイバスターもDCの本拠地へと向かう道中に同行する事となった。
それからリオに案内され、マサキとクロとシロはその道中で地上がどうなってるかを説明を受け、その中にはスペースビーストやウルトラマン、ナイトレイダーや仮面ライダーの事も明言され、それにより何処かうっすらとデジャヴを感じていたのだった。
「良いんですか少佐?
奴の正体にゃ、不明な点が多いと思いますけどね」
「だがサイバスターと言う機体の戦力は捨て難い…。
(それに貴重なデータも収集出来るからな…今後の為に…)」
イルムの苦言もサイバスターと言う戦力を引き合いに出して悩める少佐と言う立場をイングラムは見せる。
が、その裏ではデータ収集と言う目的があり、その顔を覗かせない様に努めるのであった。
………特にこの場に居るガイ・クレナイとショウタ・ヘビクラ………ウルトラマンオーブであるクレナイ・ガイや、闇の剣士ジャグラスジャグラーには絶対に見せない様にしていた………。
此処までの閲覧ありがとうございました。
実はビーストの巣はオーブがオーブトリニティになってフルパワーのトリニティウム光輪をブチ込めばペドレオンやフログロス程度ならそのまま消滅させられましたが、ユーゼスはオーブの事を良く知らないのでマスターテリオンが(あ、これユーゼスはウルトラマンオーブの能力を把握してないな?)と察してリベル・レギスが其処を埋める形になりました。
それを一切話さない彼はマジ
そして…イングラムはクレナイ・ガイやジャグラス・ジャグラーを知りながら敢えて泳がせてます、しかもジャグラーにも悟られない様に細心の注意を払いながら。
何故イングラムがオーブやジャグラーを知ってるかと言えば別に差異次元の記憶があるとかではありません、単純に『この世界ではデータとして頭の中に入ってる』だけです。
つまり、あの『白き魔星』にはオーブやジャグラーとかの情報も………。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
-
チョーイイネ、サイコー!!
-
ダメです!!!
-
理由ある登場なら…