今回は前後編ではなく1話完結でお送り致します。
だってOG1では該当ステージは敵増援が無い、グルンガストで思い切り敵を落とすステージだったので特に変わり無いので………。
では、本編へどうぞ!
コウジはこの日もマジンガーZ、グレートマジンガーの整備や新装備開発等をジュウゾウやケンゾウ、更には特空機2号機ウインダムの開発が終わったバレルと共に手伝い、マジンガーZにはロケットパンチ発射後に腕部が無くなるのでその隙を埋める為の武装である『ドリルミサイル』が搭載される事になった。
コウジ的には腕の内部にミサイルがあるので誘爆するかもと考えたが、ジュウゾウに発射前までは超合金Z製シャッターで覆われてるので誘爆の危険は皆無として話され、一先ず安心していた。
「………それでねコウジ君、クスハったら3時間もお風呂に入ってて、しかも健康グッズも部屋に一杯置いてあったらしいのよ。
まさか私が入った時には1時間半も入った後だったなんて思わなかったわ」
「ふへぇ〜、女性のお風呂は長いって聞くけどクスハのそれはマジで長いな」
「後はマサキ君が迷子になって一緒に探してたからマジンガーの整備とかに遅れちゃってね〜………リオ達には悪いけどこっちを優先しなきゃいけないから、途中で抜け出して貰ったわ」
「マサキ………」
更にコウジはマジンガーZ用の外付飛行装備である『ジェットスクランダー』の開発をサヤカと共に行い、その中でクスハの長風呂&健康グッズ集の話をリオから聞いた事やマサキが迷子になったので探してたと聞き、マサキに関しては何やってんだよと思いながらマジンガーZとのドッキングOSの調整と接続部の強度の点検、更に翼の建造を進めていた。
実はマサキはコウジやツルギ、リュウセイの前でもいきなり迷子になったので最早彼等の間ではマサキは迷子属性持ちとして認識され、ヘビクラも頭を悩ませる迷子レベルであった。
「コウジ、サヤカ、ジェットスクランダーはもう直ぐ出来上がりそうだな」
「父さん!
ああ、後はOSの調整とかの諸々を済ませて残りの翼を建造したらマジンガーZは飛べる様になるよ。
所で、グレートブースターの開発はどうなってるのさ?」
「うむ………グレートブースターも開発が難航していてな。
恐らく早ければアイドネウス島到着直前、遅ければDCとの決戦までに間に合わない可能性がある。
勿論私や父さん、ジュウゾウ博士やバレルにロブと共に急ピッチで開発してるが………焦って未熟な物を作り上げる訳にも行かんのだ」
其処にケンゾウがやって来るが、どうやらグレートブースターの開発が遅れてるらしくDCとの決戦に間に合うかも分からない状況と知り、完成間近のジェットスクランダーを見ながらコレを作り上げた後はグレートブースターの開発にも着手すべきだと考えながらドッキングOSの調整を終わらせていた。
サヤカも接続部の強度をチェックし、仮に此処を攻撃されてもグランゾンクラスの破壊力が無ければ壊れる事は無いとして作業を終わらせ、後はジュウゾウとバレルが翼部を完成させるだけであった。
『ビィィィィィ、ビィィィィィ!!』
「出撃命令の警報!!
敵が来たのか!」
「いや違うぜ、輸送機がDCの追撃に遭ってハガネに緊急救難信号を出して来たんだ!!
俺はメッサーで先に出るぞ!!」
「えっ、イルム中尉!!」
そんな中第一種戦闘配置警報が鳴り響き、イルムがジャーダのメッサーを借りて先に出撃してしまった!
コウジも独立行動中のハガネ部隊に輸送機が接近してる話など聞いてないので何があったかと思いながらメッサーの後ろ姿を見るしか出来なかった。
「イルムの奴、輸送機の中身を奪わせない為に独断で出たな?
だがどうする、こっちの飛行戦力は残り1機のメッサーのビルトラプターにR-ウイング、そしてグレートマジンガーとサイバスターだ。
イルムだけで行かせるのは流石に無謀にも程がある」
「ならば俺のグレートで追い掛ける。
リュウセイとラトゥーニ、ガーネットは待機しハガネと共に来てくれ」
「………その話ちょっと待ってくれ。
なら俺のサイバスターのも行く。
手数は多いに越した事はねえし、いざとなりゃサイフラッシュでイルムを逃がせるだろ?」
其処にツルギ、更に迷子の末に格納庫へ辿り着いたマサキがやって来てイルムの後を追い掛けると申告し、グレートマジンガーに加えてサイバスターの機動性と戦闘力ならばイルムのメッサーに追い付きつつDCから輸送機を守れると判断したヘビクラ、更にマサキの後からやって来たイングラムは直ぐ様許可し、ツルギとマサキは直ぐ様出撃するのであった………!!
第8話『超闘士グルンガスト』
「よし、何とか追いついたぞ!!」
「マサキに………ツルギ少佐!
俺を追い掛けて来たのか!」
「当たり前だ、全く………。
それで、あの『タウゼントフェスラー』の識別はT3。
既に制圧されたラングレー基地の所属だが………しかも相手はエルザムか」
サイバスターとグレートマジンガーは何とかメッサーに追い付き、戦域に突入するとタウゼントフェスラーが取り囲まれてる光景がモニターに映っていた!
更に相手がエルザムと知り、ツルギは警戒心をMAXにし、何時でも戦闘出来る様にスイッチを切り替えていた!!
「詳しい説明は後でするから簡潔に言うぜ、アレには俺の親父の『ジョナサン・カザハラ』が乗ってる!!
何でも俺にこの状況をどうにか出来る『プレゼント』があるんだとさ!!」
「ジョナサン博士が?
………ラングレー基地………ジョナサン博士………まさか………!
イルム、何としてもタウゼントフェスラーに辿り着け!!
俺とマサキで道を切り拓く!!」
「お、おいツルギさんよ、何か分かったのか!」
「ああ、恐らくだがな!!」
ツルギはラングレー基地に何があったのか、ジョナサン博士が何故息子のイルムに名指しでプレゼントがあるのか、この状況を打開出来ると言うパズルから答えをいち早く導き出すと、マジンガーブレードを構えて突撃し始めた!!
マサキもディスカッターを構え、サイバスターの機動性を以てAM部隊に攻撃を仕掛け始めた!!
「それがシュウ・シラカワが話した風の魔装機神サイバスターか!
我が友、テツヤ・ツルギの駆るグレートマジンガーと共に私のトロンベが相手しよう!!」
「何!?
てめぇ、シュウの野郎を知っているのか!!」
「ああ、だがほんの僅かに話した程度ではあるがな」
「だったら奴の居場所を吐かせてやるぜ!!」
そのサイバスターの機動性にリオンが翻弄され、斬り裂かれている状況にエルザムのガーリオン・トロンベが割って入り、何とグレートマジンガー共々AM1機で相手取ると言う狂気の沙汰とも取れる行動を起こしていた!
更にシュウから『マサキが食い付く様にするならば自分の名を出せ』と言う言葉通りにシュウの名を出した事でサイバスターを釘付けにする事に成功していた!!
「各機へ、輸送機は落とすな。
輸送機へ向かう戦闘機のみを落とせ!」
『了解!』
その中でエルザムはタウゼントフェスラーを落とす選択は取らず、敢えて戦闘機のみを狙うと言う輸送機の『中身』を欲しがる選択を取った!
その命令にエルザムの部下達は疑問を持たず、彼の理想や上司としての在り方を見て来たのである種の絆が生まれ、エルザムの『やろうとしてる事』を遂行しようとしていた!
「エルザム、例え貴様が相手でも俺は容赦はせん!!」
「フッ、我が友の1人であるテツヤ・ツルギよ…。
お前自身も今の地球連邦軍の在り方に不平不満を持っている筈だ。
特に南極事件………あの裏側の話はジュウゾウ博士、そして私のプライベート連絡で知っているだろう?」
「………………」
サイバスターに続きグレートマジンガーがリオンを落とし、メッサーの道を開きながらガーリオン・トロンベのアサルトブレードと鍔迫り合いをする!
その中でエルザムは南極事件………アレの裏側で起きた事………EOT特別審議会を中心とした者達がグランゾンやゲットマシン、シロガネ等の地球技術をひけらかしながらゲストに降伏し、地球の安全を図ろうとした事を引き合いに出した。
それをテツヤ・ツルギは黙って聞いており、且つエルザムの言う通り地球連邦軍の在り方に疑問を持つのは間違いでは無かった。
「ならば我等やビアン総帥、我が父マイヤー総司令の『志も目的も』理解出来る筈だ。
テツヤ、私達と共に来い。
既にゼンガーも我等と理想を共にしてるぞ」
「矢張り『ゼンガー・ゾンボルト』、アイツもラングレー基地に居た『ヒリュウ改』や『ATXチーム』と共に行かず、DCの側に付いたか…。
だがそれでも、俺は俺の生き方も志も、そして甥っ子のコウジに恥ずかしい姿を見せる訳には行かん!
エルザム、もう一度言うぞ!
例え貴様やテンペスト、ゼンガーが来ようが俺とグレートマジンガーは必ずDCを『倒す』!!」
「…連邦軍の内部で腐らず、あくまでも内側から働き掛けようと言うのか…グレートマジンガーの力を抗戦派に見せる事で…。
良いだろう、ならばこの戦争をその魔神と共に切り抜けて見せろ!!」
更にゼンガー・ゾンボルト…ATX計画の部隊長にして元教導隊の1人、そして『グルンガスト零式』と斬艦刀を駆る男すらもDC側に付いたと聞かされたツルギだったが、結局地球連邦軍兵士としてかつての友人達と戦い、そして『DCを倒す』と宣戦布告を返していた!
全てはカブトの一族の末席に座り、そして甥のコウジの見本となる戦闘のプロとしての在り方を貫く為にこの選択をしたのだ!
それ等を確認したエルザムは引き抜きは不可能と理解し、そして本気で激闘を繰り広げ始めていた!!
「駆けよトロンベ、その名の如く!!
『シュツルムアングリフ』!!」
「ブレイクフィールドで突撃するか………ならば、『サンダーフィールド』!!
うおおおおおおおおお!!!!!」
【ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガン!!!!!!!!!】
ガーリオン・トロンベはシュツルムアングリフ…ソニック・ブレイカーを使用し突撃して来た瞬間、グレートマジンガーはサンダーブレークを放つ為の雷鳴を呼び寄せ、そして何とそれを発射せずにグレートの躯体に纏わせると言う本来の用途とは違う使い方を行い、それをサンダーフィールドと呼び名を付けるとグレートのスピードとパワーをサンダーを纏った分引き上げ何度も激突していた!!
「てめぇ、もう一度確認するぞ、シュウの野郎を知ってやがるんだな!!」
「ああ、そして彼から話を聞いていてな。
いずれサイバスターと言う機体を駆る少年が私を追ってくるだろうとな」
「あ、あの野郎ぬけぬけと、ふざけやがって!!」
「…どうやら彼との間には並々ならぬ因縁が渦巻く様だな」
「うるせぇ、知った様な口を利くんじゃねえ!!
それよりシュウの居場所を教えろ!!」
「だがその激しい怒りは時に力となるが、己を見失わせる事にも繋がる。
だからこそ、己の精神は常に氷の如く在らねばならぬ…これは我が家の家訓だ。
最も、お前や我が弟はその境地に至るには程遠い」
「てめぇの説教なんざ聞いてる時間は無え!!
俺の質問に答えやがれ!!」
「少年よ…シュウ・シラカワと相見えたくばハガネと共に行動するが良い」
「ハガネと…!?」
更に其処にサイバスターも交わり、三者三様の激突を見せる中でマサキとエルザムは言葉を交わし、そしてシュウと相見える様にする為にハガネと共に行動する様に誘導していた!
これもエルザムがシュウに言われた誘導でもあり、そしてビアン総帥の『求める物』を結実させる為の言動だった!
若いマサキはまだそれに気付けてないが、20代後半であり更には散々地球連邦政府の裏側事情を知るツルギはそう言う事だろうと理解し、だが己の意思で未来を切り拓く為に黙っているのであった!
「よし、T3入れてくれ!!」
そうしている間にイルムは遂にタウゼントフェスラーに接触し、メッサーは格納庫に着艦した!
ツルギは笑みを浮かべながら遂にラングレー基地より運び出された物………自身が考察し、そして導き出した存在、『超闘士』がその姿を見せる時だと確信していた!!
そして次に格納庫から出撃した物はメッサーでは無く1機の特機………この世界でマジンガーの超合金Zを傷付け得るパワーを持ち、味方に付けば間違い無く心強い存在、『超闘士グルンガスト』が現れたのだった!!
更にグルンガストの出撃と同時にハガネ部隊も到着し、PT部隊が出撃するとリュウセイはグルンガストのカッコ良さに目を奪われ、コウジもアレがグルンガストと思い興味を湧かせていた!!
「ハガネも丁度到着したか!」
「イルム、お前がそのグルンガストに乗ってるんだな?」
「ああ、T3の積み荷はコイツだったんだヘビクラ中佐。
さて………ハガネの皆に見せてやるか………超闘士グルンガストの力って奴をよ!!」
「来るか…各機へ、グルンガストを狙え!
最悪、破壊しても構わん!!」
そうしてグルンガストはT3から離れると近くのリオンに向かってマジンガーZのロケットパンチに相当する『ブーストナックル』を放ち、爆散させる!!
更にグルンガストは飛行形態『ウィングガスト』に変形してエネルギーを機体先端に溜めて突撃フィールドを生成して突貫する『スパイラルアタック』を使い複数のリオンを撃墜し、更には戦車形態の『ガストランダー』に変形すればキラーホエールに砲撃を加えダメージを与えると言った変幻自在の戦い振りを見せ、正に無双状態と言うべき戦果を挙げていた!!
「コウジ、ツルギ少佐、俺と合わせてくれ!!」
「即興の合わせ技か…面白い!!」
「OK、行くぜ!!」
『トリプルロケットパンチ!!!!』
【ゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!】
更にグルンガストはダブルマジンガーと合わせ技を行いマジンガーZはアイアンカッターを、グレートマジンガーはドリルプレッシャーパンチを使用しグルンガストのブーストナックルと共に3つのロケットパンチとして発射しリオンを爆散させて行った!!
「凄え、アレがグルンガストのパワーなのか!!」
マジンガーにも負けない超闘士グルンガストの力にリュウセイは見惚れながらもしっかりと敵に注視し、此方に向かって来たシュヴェールトにGリボルヴァーを的確に当てて落としていた!
「エルザム!!」
「フッ…敢えて私に向かって来るか、ライディースよ!」
その間にライのシュッツバルトはガーリオン・トロンベと交戦し、マシンキャノンとバースト・レールガンを撃ち合いながらも両者共に回避し、更に次の行動でもまた撃ち合いをしながら激しい銃撃戦を繰り広げていた!!
しかしライは発射するのにチャージを必要とするツイン・ビームカノンでは当てられない事を知ってるので決め手を欠けており、一方のエルザムはまだ『シュツルムアングリフを使用していない』のでまだまだ余裕があった!
よってライはそれを手加減と捉えながらも、それを崩せない己の弱さに歯軋りしながら何とか冷静に努めようとして銃撃戦を繰り返すのだった!!
「エルザム少佐、出撃した部隊の損耗率が3割に到達しつつあります!
そろそろ撤退指示を!」
「うむ…やるな、ハガネ部隊。
だが、今の力ではDCを倒す事など出来ん。
そして…我が任務まだ終わる事は無い。
全機撤退せよ!」
しかしキラーホエール艦長の撤退要請を受け、着実に力を付けつつあるハガネ部隊にエルザムは賞賛を与えていた。
が………それでも彼我の戦力差はまだ覆せてはいないとしてDC側が有利と評価を下し、そして人員と機体の損耗を避けると言う意味で敢えて撤退して行くのだった。
「まだ………俺は奴には届いていないのか………」
その撤退して行くガーリオン・トロンベの後ろ姿をライは右手を握り締め、己の力量不足を噛み締めながら見届けていた。
が、それでも次こそは………そう考えながらリュウセイ達と共にタウゼントフェスラーを着艦させたハガネへと帰還するのであった。
「ふむ………超闘士の力を見てもまだ魔神パワーが発動せぬか。
これを如何とするか、エセルドレーダ?」
「………恐らく、コウジ・カブトの激情こそが魔神パワーの発動トリガーだと思われます。
ジュウゾウ博士がDr.ヘルの見た目通り魔神パワーの封印措置を施してるならば、マジンガーZ自身がリベル・レギスを見てもまだ魔神パワーを発動しなかった事から、その封印措置すらもコウジ・カブトの感情と連動してるのでしょう」
「であるな。
ならばまだ『この世界』は『終焉』を迎えるには猶予がある。
その幾許の間に『終焉の魔神』の因果から逃れる術を見出せば良し、さもなくば余とエセルドレーダ、そしてリベル・レギスがマジンガーZを完全に破壊せざるを得なくなるだろう………」
その戦闘を近場の島から見守っていたマスターテリオンとエセルドレーダは、未だ魔神パワーが発動する兆候を見せないのでDr.ヘルの知恵混じりの幾つかの仮説を立て、そして『終焉の魔神』の覚醒が迫ればリベル・レギスの力を全て解放し、マジンガーZの破壊すると誰も聞かぬ所で宣告したのだった………。
それからハガネ格納庫ではATX計画を進めていたラングレー基地の制圧と元教導隊のメンバーたるゼンガー少佐すら敵に回ったと話題になり、今や元教導隊はヘビクラとクレナイ、そしてツルギや極東支部に残ってるカイ以外は尽く敵に回ったとしてざわついていた。
しかしヘビクラ達はまだ情報部にギリアムが居るので半分がDC側に回ったと考え、且つその理由も復讐が目的のテンペストは兎も角、他の面子の考えは昔馴染みであるが故に察する所があった。
「(まっ、アイツ等が口を開かなきゃ俺達が何言おうが説得力に欠けるから言わんがな)」
但しヘビクラはエルザム達の考えを口にする事はしないとしてそれっぽく振る舞い、且つ自身やクレナイもツルギと共にエルザムからの勧誘があった事も隠しながら連邦軍の、ハガネ部隊の一員として振る舞うのだった。
それからジョナサン博士はグルンガストと量産型ゲシュペンストMk-II、及びPT用武装をハガネに託した後は『グルンガスト弐式』の開発が極東支部で進められているので、そちらを手伝うべく補給と修理をしたタウゼントフェスラーで極東支部へ帰ろうとしている所であった。
「おおジョナサンよ、久しいのう!」
「ジュウゾウ博士!
矢張り此処に居らしてたのですね!」
するとその直前にジュウゾウが話し掛けて来たのでお互いに久しいとしてフレンドリーに振る舞っていた。
実はジュウゾウはEOTI機関時代に『テスラ・ライヒ研究所』でジョナサン博士をかつて弟子としてロボット研究、特にグルンガストシリーズの着想をするまで己の技術を伝授した過去があるのだ。
よってジョナサン博士も超合金Zの整備や光子力エネルギーの調整も可能と言えば可能である。
最もジュウゾウのそれと比べれば蟻と象、月とスッポンレベルで差があるのだが。
「………所でジュウゾウ博士、貴方はビアン博士からDCに来ないかと勧誘されてませんでしたか?」
「ふっ、まぁお前なら分かるだろうな~とは思ってたわい。
ああ、勿論受けてたとも。
そしてそれを蹴り、今やハガネと共にアイドネウス島へ向かいビアンの奴を小突いてやろうとしてるがな」
所が直ぐ様空気が重い物になり、ジョナサン博士はビアン博士と親交があった師の一人であるジュウゾウがDCに誘われたかを確認していた。
それをジュウゾウは飄々としながらも認め、しかし勧誘は断ったと断言していた。
ジュウゾウは断言系で口にした事は嘘は無い会話の癖があるのでジョナサン博士は事実と受け止め、しかし友人と敵味方に分かれてしまった彼の辛い心情を鑑みて少し固い表情になっていた。
「おいおい、お前が師を心配するなどまだ2年早いわ。
確かにビアンやヘル、ケンのバカタレ共と敵対するのは心苦しいが………今のワシにはコウジとシローが居る。
愛する孫達がワシを軽蔑しない様に、そしてワシなりのやり方で地球の平和を勝ち取る為に今もこうして此処に居るんじゃ。
まっ、ハガネに乗る前に連邦軍の査察部に詰められたから連中に南極の事を世間にぶち撒けてやっても良いんだぞっとちょいと脅しを掛けてやったがのw」
しかしジュウゾウはまだ弟子に心配される程落ちぶれていないとして余裕綽々な態度を取り、更に南極で何があったのかを連邦側に脅しを掛けてた事すら発覚し、ジョナサン博士はこの人やっぱり破天荒過ぎると思いながら汗を掻いていた。
…しかし、ジョナサン博士自身も南極事件の全てを知る訳では無いので彼が何を口にして連邦軍の査察部を黙らせたのか幾つかのパターンを想像していたが………恐らく一番最悪なパターンの物で脅したのだろうと考えていた。
何故なら孫が生まれた後のジュウゾウが人を脅す時は、その者達に最大の侮蔑の感情を持つ時のみであると彼自身が良く知るからである。
「さっ、お前さんは多分極東支部へ行くんじゃろ?
彼処にはグルンガスト弐式が置いてあるからな、アレの完成をその手でやるのだろう、だったら早く行くと良い」
「………ええ、そうさせて頂きますよ、ジュウゾウ博士」
そうして改めて孫を愛するジュウゾウ博士の恐ろしさ………孫達の未来を脅かそうとする者に対する敵対心の片鱗を見た所でジョナサン博士はタウゼントフェスラーに乗り込み、極東支部へと出発するのであった。
息子のイルムやジュウゾウの孫であるコウジ、そしてハガネクルーの航海に幸あれと思いながら………。
此処までの閲覧ありがとうございました。
グルンガストとダブルマジンガーの合わせ技は一回見てみたいな〜的なことを考え、トリプルロケットパンチと言う形になりました。
まぁ、ゲームのシステムに落とすと合体攻撃のダブルロケットパンチにブーストナックルの援護攻撃が加わっただけなんですけど。
そしてジュウゾウ博士、連邦軍………と言うかEOT特別審議会や降伏派閥を脅してハガネに乗艦してたの巻。
まぁ、色々裏事情を知る人が自軍部隊に居るとしたら何かやってるとしか言えませんよね〜。
因みに口封じをしたらあらゆる証拠を全世界にぶち撒ける様にしてあるのでEOT特別審議会側もジュウゾウ博士を黙らせる為に敢えて彼を自由にするしか出来てないです。
何せその証拠が公開されたら世論も何もかもがDC側に傾き、連邦政府は転覆しますので………。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…