筆が乗りに乗りまして11話があっという間に出来てしまったんですよ………スパロボ熱やこの作品自体を自分自身がこの先を作りたいと意欲が湧き続けている事が一番の要因でしょう。
今回は前回のと合わせての前後編です。
戦闘中流す脳内BGMはスパロボらしく『鋼の救世主』でも、ウルトラマン側を意識して『Ultra Spiral』でも、それともマジンガー側を意識して『守護神-The guardian』、それとも仮面ライダー達側の戦闘BGMか。
兎に角お好きな物を流して下さいませ。
それでは、本編へどうぞ!!
───ハガネ・艦長室───
数千を超える死傷者を出したメルボルンの血の雨から7時間が経過した頃、ナイトレイダーのツカサ・カドヤが突如ハガネ内部に銀色のカーテンの様な物から現れたと報告が上がる。
それからヘビクラとクレナイが艦長室へとツカサを案内し、メルボルンの一件でナイトレイダーは正式にハガネ、特に特空機を有するストレイジに対して共同作戦を展開しゴルゴレム:進化体と呼称された個体の撃滅を依頼して来た。
「当然ハガネはDCと決着をつけなければならない事も分かる、よって寄り道も不可能だとな。
だが、俺がナイトレイダー本部からこのハガネに現れる際に使った力を上手く使えばゴルゴレム:進化体をハガネの前へと誘き出せる。
例え位相転移の力を使おうがアレの移動からは逃れられないぞ」
「艦長…」
「…よかろう、ならばハガネ部隊はゴルゴレム撃滅作戦に参画しよう。
ツカサ・カドヤ、君の仮面ライダーとやらの力にその様な力があるのならば我々は地球連邦軍、そして1人の人間として協力を惜しまんと約束しよう」
ハガネはアイドネウス島へ行かなければならず寄り道は不可能なのだが、ツカサは自身がハガネの内部へと移動するのに使った銀色のカーテンの様な物を引き合いに出し、それならばとダイテツはゴルゴレム撃滅作戦のハガネ部隊の参加を受理する。
ダイテツとしても自分達がアイドネウス島へ行くまでの間に虐殺と破壊を行ったビーストを許す気は毛頭無いのだ。
この手でスペースビーストを殲滅出来るチャンスがあるならば必ず潰す、それがこのハガネ部隊の所属クルーや協力者達の方針なのだ。
そうしてツカサはダイテツの協力を取り付けた所でブリーフィングルームを借り、其処にユーゼスとダイゴ、更にソウゴと彼の命で説明の場に出てくれと頼まれたウォズがハガネクルー達の前にオーロラカーテンを使い現れた。
これにラ・ギアスの魔法を知るマサキも何のリスクも無く転移能力を持つツカサ・カドヤに驚愕し、ジュウゾウはオーロラカーテンの力に興味を持ちデータ取りをしようとしたが、そんな事よりもゴルゴレム撃滅の方が優先である為、作戦のブリーフィングが開始された。
「ではこれより、ハガネ部隊とナイトレイダー合同によるゴルゴレム撃滅作戦のブリーフィングを始める。
ウォズ、解析したゴルゴレム:進化体のデータをモニターに映してくれ」
「良いだろうユーゼス。
では諸君、これをご覧あれ。
我々ナイトレイダーが遭遇したSB-07ゴルゴレム、その進化体を地球連邦軍はSB-07Eと呼称し原種とは区別された。
その力の最大の特徴は原種には無かった光と闇の両属性を持つ強固なバリアを展開する能力にある。
我々ナイトレイダーはメガキャノンチェスターとウルトラマン2人による同時攻撃を放ったがこれを破る事が叶わず、奴はメルボルンの地より逃げ去ってしまった。
これを破るには同じく光と闇の両属性を持つ強力な攻撃を叩き込み、そしてこれを使わせぬ様に奴の背中の結晶を破壊しなければならない。
どうやら原種と違い、このバリアは位相移動能力の大元と連動している様なのだ」
ウォズはメガキャノンチェスターの記録映像をモニターに表示し、ゴルゴレム:進化体のバリアが展開された際に映像を停止させつつ様々なデータも詳細に表示した。
そして事実としてナイトレイダーもウルトラマン2人もゴルゴレム:進化体を倒せず逃がしてしまったと淡々と語ると、コウジやリュウセイ達も固唾を飲んでいた。
自分達がナイトレイダーやウルトラマン2人が一度は取り逃したビーストを倒せるのか…そんな不安にも駆られつつ、しかしそれでもやらねばメルボルンの血の雨と同等以上の被害が出るだろう。
それを防ぐべくコウジとリュウセイ、マサキを中心に気合を入れ直していた!
するとラトゥーニが手を挙げ、質問を投げ掛けるらしくウォズはどうぞと紳士的に発言を促した。
「…SB-07Eの能力は理解しました。
では、その対策案はナイトレイダーはお持ちなのですか…?」
「良い質問だねラトゥーニ・スゥボータ少尉殿。
このゴルゴレム:進化体のバリアを破る方法は光と闇の力の同時攻撃では無理と判断し、ならば同じく両属性を扱い光線として放てるウルトラマンの力を借りるしかないと判断した。
その結果白羽の矢が立ったのは君達がタイプU:02と呼ぶ者、ウルトラマンオーブさ。
この書物、我が魔王のこれからの道筋や彼が得る知識が自動的に載る真逢魔降臨暦に記された情報によれば、ウルトラマンオーブは先輩ウルトラマンの力を借りる惑星O-50の戦士の頂にある光から力を得たウルトラマンであり、そして彼が刻んだ戦いの軌跡の中で光と闇の力を借りる姿を得たとある。
そしてその姿、サンダーブレスターこそが今回の作戦の要となる為、各ウルトラマンには既に情報を共有させてる」
ラトゥーニが投げ掛けた質問を真逢魔降臨暦を携えながら話すウォズにハガネクルー達は何処か胡散臭い予言者めいた雰囲気を感じ取るが、ゴルゴレム:進化体の攻略の鍵を握るウルトラマンや他のウルトラマンと情報共有していると話すウォズに各員は驚き、ウルトラマンと対話する手段をナイトレイダーは持つのかとざわめき立っていた。
「ウルトラマンと連絡する手段があるのか?」
「世界を渡り歩くこの俺が居るんだ、ならば不可能では無いだろう?」
しかもそんな情報を転移能力を個人単位で持つ規格外の男であるツカサ・カドヤが自信満々に答えたので、ウルトラマンとナイトレイダーが明確な協力関係にあると理解が及ぶのであった。
因みにこのウルトラマンと情報共有したと言うのは真実であるが、その方法がまさかツカサが直に変身者の前に現れていきなり話を不躾に通したと知る者はこの中ではクレナイとヘビクラ、そしてユーゼスとダイゴとウォズのみである。
しかしメルボルンの血の雨と言う事案が発生したので四の五の言ってられる状況では無いので文句は言わず協力を約束したのだ。
「それで、肝心のゴルゴレム:進化体の位置は補足しているのか?」
「我々が使うビースト振動波探知レーダーにツカサの持つオーロラカーテンの力を入力し、様々な角度から探知が可能になった結果…奴は位相移動能力で姿を隠しながら今度は中国の『蚩尤塚』と呼ばれる地に向かって海中を移動している事が判明した。
其処には『LTR機構』と言う遺失技術調査研究を目的とする者達が調査をしているらしく、ナイトレイダーはゴルゴレム:進化体接近を即座に彼らへ連絡、避難して貰いつつゴルゴレム:進化体が通過するオセアニア地区の各国に駐在する地球連邦軍、そしてDCには警戒を厳となし戦闘を即時中断する様に警告を発した」
其処からイングラムの質問にユーゼスが丁寧に答えつつ、ナイトレイダーの立場からスペースビースト接近中の為に連邦軍とDCの両者に戦闘行為を一時中断を要求し、そして警告を厳となす様にしたと説明した。
DCの名を聞きコウジやリュウセイ達は良い顔をしなかったが、スペースビースト…しかもメルボルンの血の雨を起こした個体が闊歩していると知れば両軍が停戦しスペースビーストへの対処に追われるのは当然の理としてダイテツやオノデラ、ツルギ達は聞いていた。
…その会話の中でイングラムはそんな素振りを見せないがユーゼスを値踏みしており、自身に『枷』を嵌めた男が何を口にするとすらその内に怒りを秘めていた。
「ならゴルゴレム:進化体の位置はちゃんと補足してるんだな?
なら後は作戦開始時刻だ、どうするユーゼスさんよ?」
「無論ハガネ部隊の各機の修理、整備状況を鑑みて決定する。
ジュウゾウ博士、各機の整備は如何な物です?」
「マジンガーZは当然ながら出撃可能、グレートマジンガーはオーバーホールを終えて残る各関節部を修理すれば即時出撃可能、その他グルンガストやPT部隊はR-1やビルトラプター、ビルトシュバインはヴァルシオンとの交戦から修理を終え出撃可能じゃ。
だがヘビクラ機、クレナイ機のゲシュペンストMk-IIはまだじゃ、ヴァルシオンとグレートマジンガーの激突の間近に居た為に余波をモロに受けてオーバーホール中じゃ。
また特空機はセブンガーが丁度整備に入りとても作戦には間に合わんが、特空機2号機のウインダムは完成し何時でも出撃が出来るぞい」
其処から各機体の整備状況をユーゼスがジュウゾウ博士より聞くと、どうやら『丁度良く』クレナイが乗る機体が出撃不可になってるらしく、運は此方に向き始めてると感じ頷いていた。
因みにセブンガーの整備中も真実であり、別にバレルやジャグラーが裏工作をしたとかは全く無かった。
ツカサもオーロラカーテンで過去に渡り細工をした訳でも無いので本当に良いナイトレイダーとしては良いタイミングでこの作戦を提案出来たのだ。
「ではグレートマジンガーの修理が完了次第作戦を開始する。
ヘビクラ中佐、特空機ウインダムの力を存分に見せて頂こう」
「任せな、セブンガーとは違う機動力と柔軟性に長けた2号機の力を存分に発揮してやるさ。
クレナイ、お前は出れる機体が無いから『待機』しろよ?
メッサーなんかで出たら死ぬぜ?」
「分かってるさ」
そうしてグレートマジンガーの修理が完了次第作戦即時開始とユーゼスから決定が下され、各パイロットは急ぎ搭乗機へと駆け出して行った!
ヘビクラもクレナイに『待機』を命じ、上手く作戦に乗じてオーブに変身する様に暗喩しながらウインダムの出撃準備に入るのだった。
………その中でイングラムが最後まで残り、ユーゼスを見つめ………否、睨む様にその場に立っていた。
ダイゴやソウゴは何故こんな雰囲気になったのか知らないがツカサは『大体分かり』、ソウゴも『何となく察し』、ウォズもオーマジオウの臣下として因果律の番人とユーゼスの因縁を知るので黙って2人を見ていた。
但し揉め事が起きるならツカサ共々実力で止める気ではあった。
「…何故俺に『枷』を嵌めた貴様がこの星に居て人助けなどと言う偽善を行う?
それも貴様の策略の内なのか、ユーゼス・ゴッツォ?」
「イングラム…信じられんかもしれんが『この世界での私の記憶』は新西暦180年以前の物が存在しないのだ。
記憶喪失なのか、或いはその際に差異次元の記憶が蘇った影響で上書きされたかは私も分からん。
だが………この身に宿るウルトラマンの力に誓って宣言する、私はもう『昔の私の過ち』は繰り返しはしない。
その第一歩として………いずれお前の身にある『枷』を外す、そして必ず『この世界』に『黒き天使』を顕現させ、お前を終わらぬ輪廻の呪縛から『生きる』と言う形で解放する。
それこそが『この世界』に差し迫る『終焉』や『破滅』を逃れる術なのだと、私は確信している…」
「何だと………?」
そうしてツカサとウォズが監視カメラに遠隔で細工を施し、2人が当たり障りのない作戦成功率の話をしている体を装わせる中で、ユーゼスは自分が輪廻の呪縛から解放される事よりも『イングラム側の輪廻の呪縛の解放』を優先すると言う今までに無いアプローチをこの時より開始し始めた。
その中でイングラムの内にある枷…『ジュデッカの枷』を外し、更にはイングラムの半身とも呼べる『黒き天使』と呼ばれる機体を『この世界』に顕現させる気であった。
無論今のイングラム…『アウレフ・バルシェム』と呼ばれる者は己を取り戻しておらず、自身の中にある『魂』が何なのかもまだ理解出来ていない状況下でユーゼスが自身の知らない知識を話していた。
これもイングラムの内にある『魂』を刺激し、ジュデッカの枷を緩める為に行っている行動である。
「(…俺に、俺の中に何が秘められている?
そしてユーゼス・ゴッツォ、お前は私の何を知っているんだ…!?)」
当然、この言葉によりイングラムの『魂』と『心』は揺さぶられ、自身の中にある物の正体をより知ろうとし、更にはジュデッカの枷を解く方法をユーゼス側が知る様な言動に動揺していた。
枷を嵌めた男が今更枷を外しに来る…しかも記憶喪失でウルトラマンの力を持つ…イングラムはこれ以上に無い訳の分からない状況下に置かれ、その『魂』は大きく揺さぶられつつあった。
そしてそれはこの場に『仮面ライダー』、特にこの場には世界の破壊者たるディケイドと時の王者たるジオウが存在する。
それが彼を縛るジュデッカの枷がほんの少し………今の段階で許される筈が無いのにほんの少しずつ、緩み始めたのであった…!
第11話『ゴルゴレム撃滅作戦』
そうしてハガネは海上に鎮座し、作戦開始時刻まで残り2分を切りコウジやリュウセイ達は操縦桿を強く握り締め、ゴルゴレム:進化体を打ち倒す為に身に付けた力を出し切るつもりで居た!
ライもクールではあるが、メルボルンの血の雨を起こしたゴルゴレムを許さぬ怒りの炎を内に秘めてる為、一同の心は1つと言うべきだった。
「作戦開始時刻まで残り1分、ツカサ、ゴルゴレム:進化体は?」
「……どうやらペドレオン3体にビーセクタ5体と合流して中国の地を踏もうとしてる所だ。
さてユーゼス、蚩尤塚に何があるんだ?」
「彼処には超機人と呼ばれる古代の時代より地球を守護した機械の巨人が眠ってる。
…まさかとは思ったがゴルゴレム達は『龍王機』と『虎王機』を現時点で破壊する気である事が確定した。
まだかの超機人の操者が育ち切っていない中でそれを実行するとは…矢張りスペースビーストの裏には何者かの意志が介在してる。
ならばそれを先ず打ち砕く、ツカサ、作戦開始だ!!」
ツカサはゴルゴレム:進化体達が向かう先に何があるのかを知り、将来的にこの星を護る為に必要な戦力を狙う思惑が介在してると知りユーゼスやダイゴ、ソウゴ達と共にそれは許さぬとして作戦開始時刻となりツカサがオーロラカーテンを操作する!!
そうして位相空間に居座り悠々としていたゴルゴレム:進化体すらもハガネの前に転移『させられ』、スペースビーストとしては珍しく狼狽える様子が見られた!!
「よし、全機出撃せよ!!
この地に誘き出したスペースビースト達を全て撃滅せよ!!」
「了解、R-1、行くぜぇ!!」
『マジーン、ゴーッ!!!!!』
そうしてハガネから機動部隊が出撃し、更には特空機2号機ウインダムも出撃し浅瀬の上に立ちスペースビースト達と対峙していた!!
ユーゼス、ダイゴもエボルトラスターとスパークレンスを取り出し、そして光と共にネクサスとティガへと変身する!!
しかもネクサスに至っては巨大化中にジュネッスにタイプチェンジし、メタフィールドを何時でも張る用意が出来ていた!!
そして………ハガネのトイレの中、バレルが監視カメラを弄りガイが変身出来る状況を作ると早速オーブリングを構え、インナースペースを展開する!!
「ゾフィーさん!!」
【ゾフィー!!
シェアッ!!!】
「ベリアルさん!!」
【ウルトラマンベリアル!!
ハアァッ!!!!】
リングにウルトラ六兄弟No.1、長兄ゾフィーのカードと光の国の重罪人にして悪のウルトラマンの象徴とも言える者であるウルトラマンベリアルのカードがリードされ、それぞれの幻影が並び立ち光と闇、それぞれの力の最高峰とも呼べる組み合わせが完成していた!!
「光と闇の力ぁ、お借りしますっ!!!!」
【フュージョンアップ!!
ウルトラマンオーブ・サンダーブレスター!!】
『グオォォォォォォッ!!!!!』
そうしてオーブの身体に2人のウルトラマンの特徴が反映され、目はベリアルの物に近く、肉体もマッシブになりつつボディカラーは赤と黒が特に目立つ如何にも悪い人相の形態にフュージョンアップしつつ巨大化し、ネクサスの隣に並び立った!!
その異様な姿にハガネ部隊のヘビクラ以外はギョッとし、ネクサス…ユーゼスもこれがベリアル…悪のウルトラマンとあのゾフィーの特徴が反映された形態なのかと関心しつつも、直ぐ様構え直しメタフィールドを展開する!!
これにより全てのビースト、そしてウルトラマンとハガネ部隊が異空間に入り込み、思う存分に暴れられる状況となっていた!!
「よし、全機攻撃開始!!
ゴルゴレム:進化体はウルトラマンやマジンガー、グルンガスト達に任せて俺達は他のビーストを叩くぞ!!
メルボルンで犠牲になった人々の無念、此処で晴らすぞぉ!!」
『了解!!!!!』
そうしてヘビクラの怒りを込めた命令により全機とウルトラマン達が一斉にビースト達へと突撃し、クロムチェスターも再びメガキャノンチェスターへと合体しゴルゴレム:進化体へのリベンジにゲイツは燃え、今回はツクヨミも乗り込みメタフィールド維持、及びウルトラマン達の変身時間を計測していた!!
先ず先手としてオーブが『ゼットシウム光輪』を手に持ちながら宛らユーゼスが知る『ウルトラマンエース』の様にスペースビーストを光輪で切り刻みながら通り抜け、その傷に目掛けてウインダムがパンチや頭部光線と言った攻撃を連続で叩き込み続けペドレオンの1体を撃破する!!
「食らいやがれ、T-LINKナッコォ!!!!!」
【ドガァッ、ズドォォンッ!!!!!】
更にR-1はビーセクタに目掛けてT-LINKナックルを叩き込み、リュウセイの怒りが籠った高い念動力が込められたこの一撃でビーセクタは忽ち爆散し、その破片はメタフィールドの効力で再生力が鈍くなり其処をシュッツバルトのツイン・ビームカノンで焼き払われていた!!
更に他のペドレオンもビーセクタも次々とディバイトランチャーで撃破され、残るはゴルゴレム:進化体のみ………と、思いきや、何とゴルゴレム:進化体の懐からビーストヒューマンが現れ、コウジは一瞬歩みを止めてしまう!!
「助けてぇぇ………………」
「うっ、こ、これは…!?」
「なっ、しゃ、喋ってる………きょ、教官、あれはまだ生きてるんじゃ!?」
「リュウセイ、残念ながらビーストヒューマンになった時点でその人間の生命は『終わっているんだ』。
仮に言葉を話しても………それは新たなビーストヒューマンを作り出す為の撒き餌でしか無い………忌々しい限りだ………!!」
コウジやリュウセイの躊躇いに対し、イングラムは珍しく激情を隠さず表に出し、死者を愚弄するスペースビーストの在り方に嫌悪と憤怒の感情が現れていた!
あのイングラム教官が此処まで怒るとは…リュウセイ達SRXチームやラトゥーニ、イルムにジャーダ達は改めてスペースビーストの醜悪さを目の当たりにして怒りの感情がより芽生えていた!
…最もイングラムは本来なら此処まで激情を出すつもりは無かった。
だがユーゼスが発した言葉が枷を緩ませ、それによりスペースビーストと言う『怪獣』の体で居座る全く別の生態系の怪物に感情を剥き出す事となった!
それをネクサスは目撃し、深く思案する様な仕草を見せていた!
「ビーストヒューマンは俺とジオウ、ウォズで片付ける!
お前達は早くゴルゴレム:進化体を倒せ!!」
其処に既に変身していたディケイド、ジオウがメガキャノンチェスターの中から現れジカンギレードとライドブッカーガンで攻撃し、ビーストヒューマンを本当の意味で『終わらせていた』!
するとメガキャノンチェスターの上にウォズが立ち、ベルトを装着しウォッチを取り出していた!
【ウォズ・アクション!!】
「変身!」
【投影!
フューチャータイム!
スゴイ・ジダイ・ミライ!
仮面ライダーウォズ・ウォズ!!】
そうしてウォズ静の動作からは想像出来ない綺羅びやかで派手な演出が見られる変身過程を経て自らの名を冠した仮面ライダーへと変身する!!
そしてウォズは手を挙げながら叫ぶ!
「祝え!!
此処に降臨せしその名も仮面ライダーウォズである!
………今は死を冒涜する行為への対処により省略版とする!!」
ウォズは何時もの『祝え!!』の祝辞もビーストヒューマンと言うスペースビーストの醜悪さをこれでもかと見せつける存在への対処で省略版を言い放ちビーストヒューマンへ突撃していた!!
流石のウォズも空気を読む場合は読み、そして醜悪な物は醜悪であると嫌悪する人間らしい感情は確かにあるのであった!!
『シェアッ!!』
『タァッ!!』
『ウオォッ!!』
『うおおおお!!』
そうして3人のウルトラマンと3機の特機がゴルゴレム:進化体に攻撃を加えて行き、特にオーブは荒々しく攻撃を加える事でゴルゴレム:進化体に深刻なダメージを蓄積させているので前回よりもスムーズに戦況を優位に進める事が出来ていた!!
現にティガがタイプチェンジせず、3人のウルトラマンのカラータイマーやコアゲージは点滅せずメタフィールドや変身維持時間も残り時間も1分半残っていた!!
「喰らえ、『計都羅喉剣』!!」
『グオオオオオオッ!!!!』
【カキンッ!!!!】
イルムはチャンスと思いグルンガストの剣たる計都羅喉剣を引き抜き、ゴルゴレム:進化体の結晶を破壊しようと試みたが、何と例のバリアを全方位に張り巡らせる事で防御態勢に入ってしまう!!
アイアンカッターとドリルミサイルによるコンビネーション攻撃も効かず、矢張りオーブの力でバリアを破壊するしか方法が無かった!!
『ウオォォォォォォォォッ、デュォォォォォォォッ!!!!!!!! 【ジュオンッ、バチバチバチバチキィィィィィィィンッ、ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!】』
そして、バリアを破壊するならば此処だと判断したオーブは遂に光と闇の両属性を兼ね備えた光線であるゼットシウム光線をフルパワーで放ち、ゴルゴレム:進化体のバリアと衝突する!!
その際光線は螺旋状に渦巻く外側と真っ直ぐ伸びる内側の両方のエネルギー光線によりドリルの様な力場が生まれ、バリアをガリガリと削って行き………そして遂にゴルゴレム:進化体のバリアが破壊されると同時に決定に直撃し、位相移動能力とバリア発生能力をいっぺんに失ったのだった!!
「今だティガ、ネクサス、やっちまえ!!」
「コウジ、俺達もやるぞ!!
サポートOSが外れた今ならば、光子力ビームもフルパワーで放てる筈だ!!
合わせろ!!」
「ああ、行くぜぇぇぇぇぇ!!!!」
リュウセイの掛け声と共にティガとネクサスはゼペリオン光線とオーバーレイ・シュトロームのチャージを開始し、ダブルマジンガーもブレスト系の技ではなくグレートはダブルサンダーブレークを、そしてコウジは今まで安全の為に使えなかった光子力ビームのフルパワーを放つべくリミッターを解除しつつ光子力エネルギーのメモリをMAXまで回していた!!
『タァッ!!』
『セェアッ!!』
「ダブルサンダーブレェェェェェクッ!!!!!」
「光子力ッ、ビィィィィィィィィィィィィィィィムッ!!!!!!!!!!」
「今度こそ、メガキャノンバニッシャー!!!!!!」
【ビィィィィィィィィィィ!!!!!
ズガァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!
キュイン、ビュォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!】
リミッターが解除されたマジンガーZ、グレートマジンガーの光子力ビームとダブルサンダーブレークは、更にメガキャノンバニッシャーは2人のウルトラマンの光線と共にゴルゴレム:進化体へと真っ直ぐ着弾し、そして青い粒子を伴いながらゴルゴレム:進化体は爆散した!!
【FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE!!】
【タイムブレーク!!】
【タイムエクスプロージョン!!】
そして地上のビーストヒューマン達も仮面ライダー3人の必殺の一撃を受けて完全に爆散し、ビースト細胞の拡散も認められず状況は終了となった!
そうしてメタフィールドも解かれ、3人のウルトラマン達はハガネ部隊や仮面ライダー達に頷きながらそれぞれ空の彼方へと飛び去って行くのだった。
「ぶっつけ本番のフルパワー光子力ビームじゃったが………上手くマジンガーのアップデートをこの短時間で熟せたみたいだわい。
流石ワシ、ケンゾウ、コウジの親子3代とサヤカちゃん、そして整備班の皆じゃな………何とかなって良かったわい………」
ジュウゾウはマジンガーのアップデートも順調に済み、フルパワー光子力ビームやダブルサンダーブレークにもちゃんと耐えられる様になった事でマジンガーの戦闘力はより向上したのであった。
そしてゴルゴレム:進化体を倒した事でメルボルンで犠牲になった人々の仇を討てた事になり、誰が示すでも無く犠牲者達に皆が敬礼し追悼をその場で祈るのであった。
無論変身解除したユーゼス達も同様に…。
それからナイトレイダーはクロムチェスター3機のエネルギーをハガネで補給した後、直ぐに本部へと帰還する為にコックピット内にツカサ達は待機していた。
ユーゼスは隊長としてハガネに報告書を提出し、それを受理しゴルゴレム:進化体の撃滅完了が地球連邦軍統合本部、及びジュネーブの連邦議会に知らされるのであった。
そうしてクロムチェスターに戻ろうと通路を歩くユーゼスの前にイングラムが現れ、再び重い空気が場を支配する。
「…ユーゼス・ゴッツォ、貴様の目的が何のか計りかねんが…それでも今回は各種データの提出と共同作戦の尽力にSRXチーム隊長として礼を言う」
「そうか…それなら良い。
それとイングラム、私は既にゴッツォの名を捨てた。
今の私は地球の平和や無辜の民達の未来を守りたいと思う1人の人間、ユーゼス・タウルだ。
………だが、お前に信じて貰う日が来るのは程遠いだろうがな…」
イングラムとユーゼス、決して容易く断ち切る事が出来ぬ輪廻の呪縛に互いに囚われた男達は、一応今回の件は此処までとしてユーゼスからその場を去るのだった。
その背中をイングラムは静かに見つめ………そして、胸の中に『何かが疼く』事を感じながら、ゴッツォの名を捨てたと言う彼の者の言葉が真実が虚偽か、バルシェムとしてもSRXチーム隊長としても見極めようと取り決めていた。
「あ、教官此処に居たんだ!
そろそろ食堂で飯食べに行こうぜ、ゴルゴレム討伐祝いって奴でさ!」
「まぁ、その場に功労者のナイトレイダーが居ないのは寂しいけどな」
「リュウセイ、コウジ…フッ、良いだろう。
今日位ははしゃいでも構わんだろう。
だがスペースビーストによる犠牲者が出た事は変わりないのだ、節度は持つ事だ」
『了解!』
其処にリュウセイ、コウジが現れ3人で食堂へと向かい始めた。
ゴルゴレム:進化体の戦勝会を開き互いに労おう、そんなダイテツ艦長達の心意気を受け取りながら二人の少年はまた明日頑張る為に精を付けるのであった。
そして………ユーゼスもまた、イングラムの枷を外す為により多くの因子が揃ってくれる事を期待しながら、元ゴッツォとしてもウルトラマンの光を持つ者としても出来得る限り干渉し続けるとしたのだった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
序盤も序盤ながら、ある意味ハガネ部隊とナイトレイダー、そしてウルトラマンや仮面ライダー達が身体の底から力を込めて戦闘した結果、ゴルゴレム:進化体は滅せられました。
敗因はひとえに………コウジ達ならば『俺達を怒らせたからだ』って言いそうですね。
ビーストヒューマンも完全に悪手でしたし。
さて、色々書きたい事もありますが後書きは此処までとします。
次回もよろしくお願い致します!
あ、『黒き天使』は必ず顕現させますよ。
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
-
チョーイイネ、サイコー!!
-
ダメです!!!
-
理由ある登場なら…