今回までが連投分最後になります、次回からは連投出来れば連投し、出来なければ時間を開けて投稿致します。
それから後から気付きましたが、何故か感想を送るのがログインユーザーのみになってました。
何時もは非ログインユーザーの物も受け付けるのになんで…と思われた方も居ると思いますが、はい、単純な此方の設定ミスになります。
次の”蒼龍”は上手くやってくれると信じて本編へどうぞ。
───地球連邦軍極東支部・伊豆基地───
「………って言う訳で、今日から正式に伊豆基地へ出向になったコウジ・カブトだ。
民間協力者って扱いだから階級は無いから気軽にコウジって呼んでくれ」
「同じく地球連邦軍特記戦略機動員のテツヤ・ツルギ少佐だ。
其処に居るヘビクラ中佐やクレナイ少佐、そして『カイ・キタムラ』少佐同様元特殊戦技教導隊の一員だった者だ。
今はグレートマジンガーに乗っているがPTの扱いに関しても錆び付いてはいないからコウジと一緒に叩き上げてやるから覚悟しとけよ。
特に基地に帰還して報告書を纏める前にマジンガーの写真をいの一番に撮っていたリュウセイ・ダテ曹長!」
「うへぇ、教官が2人に増えたみたいで俺少し息が苦しくなるよ、トホホ…」
熱海での戦闘から2日後、マジンガー用の機材が全て伊豆基地に運び出され且つ民間協力者としての書類処理が終わり正式にコウジは伊豆基地に出入り可能な上にマジンガーZの搭乗が認められた。
更に伊豆海上にあったケンゾウ・カブトの研究所からケンゾウ博士とテツヤ、グレートマジンガーも配備された事で厳しい訓練を課す教官が更に増えたと感じたリュウセイは愚痴を漏らしていた。
最も、伊豆基地帰還当初に報告書を纏めずいの一番にダブルマジンガーの写真を撮りまくった事がテツヤに目を付けられる事になったので自己責任である。
「またお前やカイと模擬戦が出来ると考えたら伊豆基地への出向要請を受理して正解だったな。
まぁ、怪獣災害等は俺達の専売特許だからノウハウは学べよテツヤ、コウジ?」
「フッ、ヘビクラやクレナイ、カイと並び立てるとなれば教導隊を思い出すな…ああ、怪獣災害等の対処を学ばせて貰うぞ、ヘビクラ中佐?」
「教導隊時代では中々勝敗が付けられなかったからな。
シミュレーションや模擬戦で今度こそ勝たせて貰うぞ、テツヤ」
「全く、お前達は、変わらんな」
一方元教導隊のテツヤ、ヘビクラ、クレナイはかつてのノリを忘れておらず気さくに絡んでおり、また模擬戦やシミュレーションで中々付けられなかった勝負に決着をつけようとまでしていた。
そんな3人にカイは呆れながらも全く変わらない3人に何処か安堵し、教導隊時代でもカーウァイ大佐以外で纏め役を務めていた頃の空気を思い出していた。
最も教導隊のメンバーは全員一癖も二癖もある人物ばかりだったのでカイ・キタムラもその例に漏れなかった。 具体的にはゲシュペンストのキックモーションや背負い投げ等のモーションを作り上げたのは何を隠そうこのカイ・キタムラ少佐その人であるのだ。
「へぇ〜、教導隊のメンバーがこんなに揃う日ってあるもんなんだな」
「そう言うお前こそ『PTXチーム』のメンバーだっただろ、『イルムガルト・カザハラ』中尉?」
其処に混ざって来たのはカイ少佐と同じく伊豆基地に所属するイルムガルト・カザハラ、愛称イルム中尉である。
彼はイングラム少佐がかつて指揮しており、且つPTに搭載されているTC-OSのブラッシュアップに務めた部隊たるPTXチームの一員である。
他のメンバーとしては有名なのはPTの開発元である企業『マオ・インダストリー』の現社長たる『リン・マオ』その人である。
更にイルムの目に映るコウジの熱い姿は若さ故の熱さだなとも思っていた。
「さて、早速だがマジンガーZ及びグレートマジンガーのシミュレーター登録がまだ済んでいないのでカブトとツルギ少佐には模擬戦を行って貰う。
特にカブト、お前はマジンガーZの操縦に早く慣れて貰う必要がある。
何時までも補助OSに頼り切りと言う訳にも行かない事は分かっているだろう?」
「勿論だぜイングラム少佐。
それじゃあ俺はマジンガーZの点検に早速行くぜ!」
「あ、少佐、俺もコウジに付いて行って良いっすか!」
「フッ、良いだろうリュウセイ。
新兵のお前にもまだまだ覚えて貰う事が多いのだからな、コウジの手伝いをしてやれ」
「やったぜ!!
それじゃ早速行って来ま〜す!!」
それからイングラムは話を纏め、コウジとテツヤで模擬戦を行う事となり早速マジンガーZの点検へとコウジを走らせた。
其処にリュウセイも付いて行く事を許可し、コウジ同様リュウセイにも経験を積ませると言う理由を立てていた。
リュウセイが付いて行き何か問題を起こさないかとしてライもその後に静かに続き、残ったのはイルムやアヤやテツヤ達中尉以上の階級を持つ者達であった。
「………で、イングラム少佐。
俺達ストレイジ部隊に声を掛けた理由を話してくれるよな?」
「無論だ、その為に敢えてリュウセイをコウジの下へ行かせ、ライも付いて行く様に誘導したんだ。
最もライは俺の思惑など知った上での行動だがな………本題に入ろう。
此処最近ストレイジは『テレスドン』や『ジラース』と言った地球産怪獣や『ギラドラス』と言った宇宙怪獣に『バド星人』の様な等身大型侵略性宇宙人、『バロッサ星人』の様な泥棒まで様々な物の………それこそ『SB』案件にも対処に追われているだろう。
今回はそれについていよいよ以って大規模な対処事例を渡す為に呼び寄せたのだ。
俺はそれを伝えるメッセンジャーだ」
「SB………スペースビースト、中でも新西暦180年の『メキシコ事変』を起こしたSB-01、フィンディッシュタイプ『ノスフェル』だな」
「あぁ………あの現場は地獄って言葉が生温かった………タイプ:Uが来なければメキシコだけで終わらず、もっと被害が広がってただろうな………」
そして残された者達で部屋を暗くし、モニターに映像を流しながら極秘に始まった会議。
それは映像からも分かる様になっており怪獣災害のみならずSB案件………新西暦180年にスペースビーストの1体、ノスフェルにより引き起こされた大惨劇である。
これにより犠牲者は数十万人は出たとされており、更にノスフェルの特性も相まって連邦軍の戦闘機『F-28メッサー』や戦車『71式バルドング』では相手にならず、タイプ:Uの内それまで現れていた『紫と赤と銀の配色』の01と01に似た姿や『赤い身体と角の生えた形態』等様々な形態に変身する胸のランプ状の物が『O』の形になってる02、そして『銀一色の身体と胸の赤いY字型のコア』が特徴の03、此等の活躍により事態の収集が何とか出来た………当に当時を知る者にとっては地獄を超えた惨事であった。
「これまではストレイジと他の地球圏防衛計画の部隊はEOT特別審議会の横槍もあり合流を許されなかったが、近年怪獣のみならずスペースビーストも数多く出現しストレイジ単体では対処が難しくなっている。
更に数ヶ月前にサンプル捕獲が完了し漸く出来たスペースビーストの思考波の解析結果を基にノーマン・スレイ少将ら抗戦派による後押しで先ずはSRX計画との合流し怪獣やビーストの対処やタイプ:Uの調査、そして行く行くはスペースノア級と其処に配属される部隊との連携も視野に入れられる事となった。
しかし、ストレイジ保有の『特空機』は主目的が怪獣及び異星人への対処が主流であるが故に人間同士の争いには使用を禁じるのはこれまでと同じだ」
「成る程な、俺達の元所属してた南アメリカ支部のビビリ達がアッサリ極東支部、それもスペースノア級の弐番艦がある伊豆基地に配属されたのはそう言う訳か。
その辺は少将達に感謝だな、かつてメキシコ事変があったからと言ってストレイジを其処にすし詰めにする無能達とはおさらば出来た訳だからな」
そうしてメッセンジャーに選ばれたイングラム少佐の口からストレイジが活動兼軟禁地である南アメリカ支部から離れられた経緯を伝えると、ヘビクラもクレナイもあの臆病且つ保身しか考えず、しかもEOT特別審議会の息が掛かった司令官の下から離れられた事を背伸びして喜んでいた。
その様子からカイもイルムもアヤも大方の彼等の扱いを理解し、有能な怪獣退治の専門家を軟禁するなど愚かなとも考えていた。
「そう言う訳だ、今後はSRX計画や伊豆基地所属兵との連携を重視し、この星を護る為に存分に力を振るってくれヘビクラ中佐、クレナイ少佐」
「フッ、勿論だぜイングラム少佐。
ああそれから、伊豆基地はまだ右も左も分からねえから先に所属してた先輩として全体指揮やらを任せたぜ?」
そうして部屋を明るくし、ヘビクラはシレッと自身より階級が下のイングラムに全体指揮を押し付けながらクレナイと共にSRXチームや伊豆基地の面々と協力し合う事を了承した。
そんな明るいノリではあるが………アヤはある事を思い浮かべ不安を抱いていた。
「(スペースビーストの思考波解析………お父様が参加したお陰でより詳しく出来たあの検証結果は………スペースビーストは『攻撃と捕食の本能』しか無い、従来の怪獣達と全く違う共生不可能な生命体と断定された…。
そんな化物を相手に上手く戦えるかしら…?)」
アヤはスペースビーストの共生不可能な生命体と言う部分に息を呑んでおり、如何にエアロゲイターと言う異星人達と戦う為に集まったSRXチームと言えどそんな化物を相手にして無事で済むのか………そんな不安に包まれ暗い表情を浮かべていた。
それを見逃さないイングラム、ヘビクラはそれぞれ声を掛け始めた。
「アヤ、お前達は俺が集めた最高の人材だ。
そんなお前達ならば、スペースビーストが相手であろうが必ず勝てる、俺はそう信じてる」
「し、少佐…!」
「それとなアヤ大尉、これはスペースビーストを語る上でサンプル実験を基とした基礎知識になってると思うが…奴等は成長の為に知性体、つまり人間やそれと同等の生物に恐怖を与え、その感情を糧に進化する。
更にスペースビーストへの恐怖心は更なるスペースビーストを引き寄せる呼び水となる。
だから必要以上に怖がるな、奴等も色々アレだが一応は生命体、殺せる事は証明されてる。
大丈夫だ、俺達も付いてる、もしもヤバイ時は必ず俺達が助ける。
それが仲間って物だろ?」
「ヘビクラ中佐…!
…はい、了解しました!」
イングラムとヘビクラのそれぞれの励ましの結果、アヤは力強く敬礼をすると2人はそれぞれ笑みを浮かべてこれなら大丈夫だと判断していた。
するとクレナイは更に心を癒す為か、懐から私物のハーモニカの様な物を取り出すと不思議な音色を奏でていた。
それを聴いたアヤは心を安らげ、カイやイルムは何度か聴いた事がある為相変わらず良い音色だと思っていた。
イングラムもカイ達と同じ反応だが………ヘビクラは偏頭痛持ちでこのハーモニカの様な物から発せられる音がダメらしく天井を見上げて「(あ~またかよ)」と言った様子を見せていた。
しかし、この音色が不思議と広く響き渡り、伊豆基地に所属する連邦軍の兵士達は心が安らぎ、この時は業務効率が上がったりシミュレーターの結果が何時もより良かったと言う。
………但し、『ハンス・ヴィーパー』と言うヘビクラと同じく中佐を務める男だけは頭痛を起こし拒絶反応が起きていたとこの日の業務日誌に記録されるのだった。
第2話『
コウジとリュウセイがジュウゾウ博士によるマジンガーZの点検を手伝ってから1時間後、コウジとテツヤはマジンガーZとグレートマジンガーに乗り込み、輸送機で山岳地帯の開けた場所に送られ其処で訓練を開始する事となった。
なお万が一不測の事態が発生した際の対処として念の為SRXチームとストレイジが同行し、更にはストレイジが整備が終了した特空機1号『セブンガー』を持ち込み、怪獣災害等にも対処可能な様に万全を期していた。
『それじゃマジンガーZとグレートマジンガーの訓練を開始する、コウジ側の勝利条件は1発でもグレートマジンガーに有効打を与える事、テツヤ側の勝利条件はコウジの闘志を折り戦意喪失させる事。
これはコウジがマジンガーZの操縦を熟知する為でもあるが、だからと言ってテツヤが加減してやる事は無い。
2人共思い切りぶつかってマジンガーの力を引き出すのじゃ!!』
『了解!!』
訓練開始前にジュウゾウ博士は手加減抜き、それぞれ本気でぶつかり合いマジンガーの性能を引き出せと言っている事がマッドサイエンティストのそれな発言をしていた。
その事にリュウセイはやや困惑し、イルムは「マジかw 」と苦笑していた。
「なあライ、マジンガーZとかが本気でやりあってぶっ壊れたらジュウゾウ博士はどうするつもりなんだ?」
「…博士曰くマジンガーZやグレートマジンガーは『頭部に自分やケンゾウ博士にしか直せない精密機器部分が集約されてる』と話していた。
つまり頭部以外が幾ら破損しようが構わないと言う事らしい」
「えぇ………」
リュウセイはライにマジンガーZが壊れても良いのかと聞くと、頭部が無事ならそれで良いと返された上にジュウゾウはそのリュウセイの問い掛けにピースサインを返していた。
当然リュウセイはドン引きし、アヤも不安がっているのであった。
「じゃあ行くぜテツヤさん!!
必ず1発当ててやるから覚悟しろよ!」
「フッ、やれるものならやってみろコウジ。
お前に戦闘のプロの戦い方と言う物を見せてやるぜ」
『おうおう2人共熱くなっておるのう。
それじゃあ訓練開始じゃ!!』
コウジ達の闘志がギラつく中、ジュウゾウ博士より訓練開始の合図が発せられた。
それと同時に先手取って動いたのはコウジのマジンガーZであった!
相手は戦闘のプロ、ならば反撃や攻撃の隙を与えたり好き勝手に動く事を許せば負ける、そう判断しての先手行動である!
「それは読んでいたぜコウジ、ニーインパルスキック!!」
「ってうおわぁ!?」
【ズシィィィンッ!!!】
「まぁ悪くない手だったな、相手が元教導隊って事を除けばな」
しかしながらテツヤは当然の如くそれを読んでおりグレートマジンガーの超合金Zによる膝蹴りであるニーインパルスキックをマジンガーZに叩き込み転ばせる!
それを見てたクレナイは相手がテツヤじゃなければある程度効果的だったと評価しつつ、しかし現実は諸行無常としてその後の展開を見守っていた。
「チクショウ、ロケットパァァァンチッ!!!」
「アトミックパンチ!!」
【ガキィィィィィン!!!!】
次にコウジは起き上がりざまにマジンガーZの右のロケットパンチを発射するが、それをテツヤは同じ系統の武器であり、飛翔する腕部に回転を加えた左のアトミックパンチで相殺しつつ走り出し、脚部ソケット部から剣の柄を取り出すとそれを右手で持たせると超合金Zの刃が展開され鋭利な剣となる!
これはマジンガーZには無いグレートマジンガーの武装であるマジンガーブレードである。
更に超合金Zで構成された刃であるが故に、マジンガーZやグレートマジンガーの装甲すら斬り裂ける切断力がある上に光子力エンジンから供給されるエネルギーによりかなりの馬力を発揮するグレートマジンガーがそれを持てば、火を見るより明らかな結果が残るのだ。
「やべ、光子力ビィィィム!!!」
それを見たコウジは光子力ビームを発射させつつ後退し、マジンガーZの右腕が帰って来ると同時にマジンガーブレードをどうするかと考え始める!
「退いてばかりではマジンガーの力は引き出せんぞコウジ!!
マジンガー乗りであるならば、時には恐れを捨てて前へ進め!!」
「!!
恐れを捨てて前へ………よし、ならば!!
ダブルロケットパァァァンチッ、そして………今だ、ブレストファイヤー!!!!」
それをテツヤが見かねてマジンガー乗りの心得の1つを説くと、途端にコウジはマジンガーブレードで傷付けられる怖れを捨て去り何と両手のロケットパンチを発射する奇行に走る!
それを片方は弾く、もう片方はジャンプで回避するグレートマジンガー………だが、実はコウジはそう言う風に行動する様にロケットパンチをこの短時間でサポートOSを超えて角度調整して発射したのだ!!
そしてジャンプして後は落ちて来る瞬間を狙いブレストファイヤーを発射するコンビネーションを即興で思い付き実践したのだ!!
コレには流石にブレストファイヤーは直撃する………リュウセイやコウジはそう確信するが、グレートマジンガーのカタログスペックを隅から隅まで読んだライやアヤ、そして元PTXチームのイングラムやイルム、同じ教導隊出身のヘビクラやクレナイ達はこれは良い線は行ってるが当たらないと断じてた!
「流石はマジンガー乗りの覚悟を決めた者だとだと言いたいが、まだまだ当たってやれんのでな…スクランブルダッシュ!!」
【ギン、ビュオオオオン!!】
「あっ、しまった、グレートには内蔵式の翼があるんだった!!」
テツヤはブレストファイヤーが当たる寸前に今まで展開していなかったスクランブルダッシュを展開し、飛行しながら回避すると同時にマジンガーZの双眸や口部スリット…光子力ビームやルストハリケーンの射線に入らない軌道でマジンガーZへ急接近し、マジンガーブレードで斬り掛かり………キャノピー部に当たる寸前で止めていた!
これにはコウジも完全にやられた、せめてロケットパンチを片方残すべきだったのか、ブレストファイヤーではなくルストハリケーンを発射して更に牽制するべきだったのかと反省していた。
「ふむ、俺が何も言わずに反省点を理解してる様だなコウジ。
まぁ反省点が見えたなら改善し、マジンガーZのスペックや武器の特性をもっと良く活かせば良い。
例えばグレートがマジンガーブレードで斬り掛かる寸前に回避して零距離でロケットパンチをブチ当たる、今みたいな時は目で追うのではなく何処へ行くか自分で軌道予測してルストハリケーンで道を塞ぎ光子力ビームを速射して叩き落とす、とかな」
「たはは………まだまだマジンガーZに振り回されてるって思い知りました。
テツヤさん、訓練ありがとうございました!」
そして元教導隊兼マジンガー乗りのレクチャーを軽く行ったテツヤの言葉を1から10まで聞き、頭に叩き込むとコウジは頭を下げて礼を述べて訓練を終了させたのだった。
ジュウゾウもジェットスクランダーがもっと早く完成してれば後少しは粘れたなと考えつつ、今のコウジで出来る最善をサポートOSのそれを超えて尽くしたので良く頑張ったとニカッと笑いながら頷くのであった。
矢張りジュウゾウは研究者であるが、それ以前に孫を愛するお爺ちゃんなのであるのだ。
「さて、訓練終了したならば伊豆基地へ帰還する【ビィービィービィービィー!!!】むっ、警戒アラート!!」
そうしてテツヤはグレートマジンガーをアイドリングモードに切り替えて伊豆基地へ帰還しようとした………その瞬間、グレートに内蔵されたレーダーが巨大な動体反応を検知し警戒アラートを発した為戦闘モード、それも訓練時に7割に制限を掛けてた物から100%のフルパワーに切り替える!!
コウジのマジンガーZも同様にフルパワーの戦闘モードへ移行し、SRXチームはそれぞれ自身の乗機へ搭乗し、ヘビクラとクレナイはこの動体反応から40m以上の物体が地上へ這い上がろうとしている=何らかの怪獣であると判断し、クレナイが特空機1号セブンガーへと乗り込み出撃する!!
「この動体反応、かなりデカい物が来るみたいだぜコウジ!!」
「ああ、マジンガーZより一回りも二回りも大きい、具体的にはセブンガー位のデカさがあるぜコイツは!!」
「オペレーター、動体反応が地上へ出るまで残り何秒だ?」
「残り時間は8秒、直ぐに物体が地上へ出ます!!
各機は警戒を怠らないで下さい!!」
リュウセイとコウジはその物体が何かと思い身構え、ライ達はある程度予測する中オペレーターが警戒せよと通信を送る!
それからコウジ達の居る場所から少し離れた森林地帯から土煙が上がり、土砂が舞い上がる中………遂にその物体が地上へと這い上がり、姿を現した!!
「アレは………溶鉄怪獣『デマーガ』だな。
移動方向は………市街地へ向いてるな。
各機、デマーガがこのまま移動すれば市街地へと入り込んでしまう。
その個体は何も被害を出してない怪獣なので市街地方向とは別の方向でデマーガを向かせ、そして殺さない程度に殴って逃がせ。
良いな?」
『了解!!』
「(………それにしてもあのデマーガ、何故あんなにも慌てているのだ?
自身を脅かす何かがあったのか?)」
ヘビクラは出現したデマーガに対してストレイジの基本指針である『人的被害を出してない個体はなるべく元の住処まで逃す』を念頭に置き、各機へ人が住んでいない方向へ誘導する様に命じる。
それと並行してヘビクラ、イングラム、イルムはデマーガを観察し『慌てて行動している』と言う部分に着目し、何かから逃げてるかもしれないと読み取っていた。
それから直ぐにデマーガとセブンガーを中心とした各機が接敵し、暴れるデマーガをセブンガーと30m級のサイズでは破格の特機クラスのパワーを持つダブルマジンガーが取り押さえに掛かっていた。
リュウセイ達のPTはデマーガが押さえられない場合は威嚇射撃をする様にとクレナイから指示されてメガ・ビームライフル等を構えていた。
「おい、ちょっとは落ち着けよデマーガ!!」
『ギャオオオオオオオオオオオ!!!!』
そのクレナイはまだ被害を出していないデマーガに対して落ち着く様に叫んでみたものの、当のデマーガは全く落ち着かずセブンガーとダブルマジンガーを振り解こうとしていた!
クレナイは怪獣も人間の言葉は最低限………来るな、落ち着け程度は分かる知能を持ち合わせている事は理解してるがこれは幾ら何でもおかしい、『何かがデマーガを過度に刺激してそれから逃げ出してる』と直感的な思考に辿り着いていた!
その見解はヘビクラもイングラムも同様であり、ヘビクラはオペレーターにある指示を飛ばし始める。
「オペレーター、レーダー探知にχニュートリノ指数も追加しろ。
もしかしたらもしかするぞ」
「χニュートリノ………了解しました!
………………これは!?
ヘビクラ中佐、イングラム少佐、デマーガが出現した穴にχニュートリノ探知!!
指数は95、大型個体のSBが潜んでいます!!
それと動体反応検知、地上に出ます!!」
「やっぱりな!!
クレナイ、デマーガの出て来た穴に大型のSBが居るぞ!!
其処から這い出て来るぞ!!」
「ちっ、そう言う事か!!
各機警戒しろ、デマーガよりもヤバイ奴が出て来るぞ!!」
『えっ!?』
そしてχニュートリノ………即ち『ビースト振動波』、スペースビーストが有する生態ネットワークの探知によりスペースビースト、それも大型個体がデマーガの出た穴より出現する事を察知したヘビクラは早速クレナイに警告を発し、其処からセブンガーから各機へ警戒命令が出される!
コウジやリュウセイは突然の警戒命令に困惑していた………その時、デマーガの出現した穴から更なる土煙が上がり、其処からデマーガと比べても見た目がグロテスクであり、外見的特徴はナメクジやウミウシに近いが余りにも醜悪且つ肉々しく、見た者に嫌悪感を与える姿形をしていた!!
「な、何なんだよアレ!?
アレも怪獣なのか!?」
「怪獣と言う広義的な物ではその括りだが………しかし、奴等は普通の怪獣は元より他のあらゆる生命体との共存は不可能な存在だ!
そして奴等の分類名はスペースビースト、この星の外から来た醜悪な怪物だ!!」
「スペース…ビースト…!!」
コウジが狼狽え、リュウセイもその姿に戦慄する中でクレナイはスペースビーストの簡単な説明を行いながらデマーガの前へと躍り出てセブンガーを身構えさせた!!
テツヤもメキシコ事変を知る者として初めてスペースビーストを目撃し、確かにアレには他の生命との共存が不可能だと見ただけで判断出来る醜悪さがあった!!
『ギュルルルオオオオオッ!!』
そしてスペースビースト………SB-03『ペドレオン』、ブロブタイプのビーストであり、且つ複数の個体が融合し巨大化したグロース型は追跡していたデマーガに加えて知的生命体………人間を目撃した事で餌が数多く居る事に歓喜し、それら全てを捕食する為に咆哮を上げるのだった!!
「スペースビースト………ペドレオンか。
矢張りアレやインセクトタイプの『バグバズン』とかが個体として多いみたいだ」
「ああ………そして、ノスフェルも未だに健在、他のフィンディッシュタイプも潜んでいる、本当にスペースビーストは厄介極まりない物だな」
一方その頃、2人の男がデマーガやペドレオンを見ており、更にPTやセブンガー、特機が怯えてるデマーガを庇いながらペドレオンに立ち向かおうとしている光景も目撃していた。
片方は何処か古風の衣装に身を包む好青年、もう片方は白ジャケットと現代ファッションを着こなすやや痩せ型の男である。
そして2人の目には共通して熱き意志………正に『光の意志』と言うべき物が備わっており、スペースビーストと言う脅威に対して立ち向かわんとする決意が見受けられた。
「それでどうする『ユーゼス』、2体の魔神の力を見たいって言って此処に来たけどまだ静観するのかい?」
「いや、静観はしない。
スペースビーストが現れた以上私達2人の力を………『光の戦士』の力を振るい、彼等を護らねばならん。
そうだろう、『ダイゴ』?」
そうしてダイゴと呼ばれる青年に問われたユーゼス………何処の世界でもバルマーの男として地球人達と敵対する者は首を横に振るい、ダイゴが先端が金色の鎧の模様が描かれた白いスティック型の、ユーゼスが赤と白の配色が目立つ短剣型のアイテムを取り出していた!
そして………この短剣型のアイテムをユーゼスが持つ、それが意味するのはこのユーゼスは既に自らの運命の呪縛から解放され、且つ地球人達や宇宙を管理する調停者や全てを超える超越者、そしてあるシステムを使い全ての事象に干渉する者としての役割から脱し、その代わりとして地球人達や宇宙に住まう力無き無辜の民を守る光の意志に目覚めた証でもあるのだった…!
此処までの閲覧ありがとうございました。
色々とぶっ込んでますが、先ずはメキシコ事変について解説を。
───メキシコ事変───
概要
新西暦180、まだゲシュペンストが完成していなかった時期に『人類が初めて確認したスペースビースト』であるノスフェルが多くの人達を虐殺。
更に殺した人間を即座にビーストヒューマンに変えて操りつつまるで自我が残ってる様に振る舞わせて地球連邦軍が手出し出来なくなる様にして被害を拡大化させた事件です。
このメキシコ事変へタイプUと呼ばれる巨人が時間差で3人現れ、最後の03…皆様も良く知る絆の巨人が介入し、メタフィールドを張ってノスフェルに合わせて出現したペドレオン複数個体を3人の光の戦士が殲滅しました。
なおノスフェルはU:02が現れた時点で逃げてしまい、現在も最優先殲滅対象として連邦軍も総力を挙げて捜索してます。
因みに………本来の『始まりのビースト』たるザ・ワンに関しては人類が確認していないだけで『居たかも知れません』。
次に最後に現れたそれも私だことユーゼスとダイゴについて。
ユーゼスは公開させる情報が少ないですが、それでも言えるのは絆の巨人が力を貸す時点で彼はCPSによって超越者やら何やらになる事は諦めつつ無辜の民達の命を守る戦士として目覚めてると断言出来ます。
ダイゴは当然ながらマドカ・ダイゴではありません、単にダイゴを名乗ってるだけです。
ダイゴの正体も何れは…。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…