スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第19話前編を投稿致します。
大変お待たせ致しましたが、何とか作品更新が出来ました。
アンケート結果の通りにライダーの敵組織、具体的にはハンドレッドを出して行きます。
更に1話限りでは無くOG1の時系列で何度か出て来ます。
そしてコウジ達やウルトラマン達とも、ナイトレイダーに居るライダー達もこれとちゃんと戦います。
勿論DC戦争後のL5戦役にはしっかりと物語は進ませますのでその辺りは大丈夫です。
でら、本編へどうぞ!


第19話『邪神の走狗(前編)』

「………さあ、ボクの命じた事を実行しておくれ」

 

「………はい、『原初の魔神』を御身の元へ………」

 

 因果が歪みし2つの世界、その2つを繋ぐ次元の狭間にて、黒髪の女が黒と金が目立つ『携帯電話とベルトが1つの変身アイテムとなる』物を持つ『正気を失った目をした者』、更にその者の指揮下にある機械兵怪人達に原初の魔神と呼ばれる存在を自身に齎す様に命じる。

 正に神が供物を用意せよと信徒達に神託を下す様に。

 そしてオーロラカーテンを通り信徒達は『新西暦世界』…コウジ・カブト達がDCを倒した直後の世界へと向かい始めた。

 それを黒髪の女はニヤリと笑みを浮かべながら、信徒達の一定の成果に胸を躍らせるのであった…。

 

 

 

 

 

 因果の果てにて、マジンガーZERO、ゲッターエンペラー、オーマジオウは2つの世界を変わらず見守っていた。

 今日も何とか何時もと変わらぬ日常が送られる………そう考えていた矢先に事件が起きたのだった。

 

「………むっ、これは………要らぬ侵入者が『こちら側の世界』へと来た様だな………」

 

『しかもこの様子………既に『邪神』に魅入られ、精神を完全に支配された状態か」

 

フン………『無貌の神』め、余計な事を………

 

 監視者達は『無貌の神』…即ち『外なる神』の一柱が侵入者達を招き入れた事を看破し、マジンガーZEROは特にその双眸を細め、『こちら側の世界』の何処かに居る邪神を睨みながら下手な侵入者達を呼び寄せた事を歓迎していなかった! 

 しかし、今彼等は『終焉の魔神』が『向こう側の世界』から『こちら側の世界』へと来る、或いは過剰干渉を防ぐ事に労力を割いてる為、口惜しくも邪神の行動を直接阻止する事が不可能であった! 

 

「…ならば、私がユーゼスや若き日の私達に念話を飛ばそう。

 そして侵入者共の排除を促す」

 

『では我等は変わらず『終焉の魔神』の干渉を阻止するとしよう、魔王よ』

 

 そうして今回はオーマジオウが世界の外から侵入者達が現れた事をユーゼス達に伝え、他の魔神と皇帝は引き続き『終焉の魔神』の干渉阻止に勤しむのであった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───ナイトレイダー本部───

 

 

 

 

 

 ハガネがDCを打倒してから数日後、未だアイドネウス島に留まっているであろうあの艦の戦士達に労いの念を贈りながら、ユーゼス達は今日も今日とてスペースビーストの駆逐に勤しんでいた。

 ナイトレイダー本部にバット将軍を含む戦士達が帰還すると、ツクヨミやゴーラ王女がハーブティーを用意しながら彼等を出迎えていた。

 

「お帰りなさい皆様、こちらハイビスカスのハーブティーですよ」

 

「うむ、何時もすまないなゴーラ王女、ツクヨミ。

 ………ふう、それにしても、相変わらずノスフェル達の行方が分からん………奴等は何処に潜伏している………?」

 

「居場所が分からないんじゃツカサの力でも捉えられないし………ウォズ、何か書かれていない?」

 

「………いえ、相変わらずノスフェル達の行方はこの書物にも載っておりません。

 どうやら奴等は姑息にも我々が探知せぬ様にあらゆる潜伏手段を用いてどこぞに隠れている様です」

 

 ユーゼス達は用意されたハーブティーを飲みながら、ノスフェルとガルベロスが未だ討滅出来ていない現状を歯痒く感じ、そして真逢魔降臨暦にも行方が載っていないとウォズに言われソウゴもガックリとなっていた。

 しかし、こればかりはノスフェル達の狡猾な知能がフルに発揮されてるが故にビースト振動波探知機にも引っ掛からないので、後手に回るが何とか居場所を探知してから向かうしか無いのだった。

 

『…ユーゼス、ティガ、ディケイド、そして若き日の私よ、我が声は届いているか?』

 

「むっ!? 

 この声は…オーマジオウ! 

 わざわざ我々をあの世界へ呼ばず念話を………?」

 

 そんな時であった、オーマジオウの念話がナイトレイダーの面々に届いたのは。

 因みにオーマジオウはバット将軍とゴーラ王女もオマケとして念話を聞かせている。

 その為2人は、帝王ゴールすらも超えるプレッシャーを放つ者の声を聞き軽くSAN値チェックが入ってしまうが、何とか正気を保つ事に成功していた。

 

『我等三者は『終焉の魔神』の干渉を防ぐべく因果の果てより動けぬのだ。

 故に今回は念話と言う形で可及的速やかに解決せねばならぬ事案を伝える』

 

「可及的速やかに…どういう事なのさ、未来の俺?」

 

『世界の外より『その世界』へ招かれざる侵入者が入り込んだのだ。

 若き日の私やユーゼス達にはその者共を排除して貰いたい』

 

「世界の外側…此処とは全く違う並行世界から何か来たのか…! 

 オーマジオウ、その者達の詳細を教えて欲しい」

 

 ユーゼス、ダイゴ、ソウゴ、ウォズ、ツカサはオーマジオウが語る事を正しく理解し、何処か別の並行世界から『新西暦世界』に侵入した敵が居ると認識していた。

 更にユーゼスの言葉でゲイツ達も表情を険しくし、オーマジオウの言葉を更に聞こうとしていた。

 

『その者共の名は『ハンドレッド』、ライダーの力を利用し模倣する小悪党共だ。

 更に…侵入した者共の中で『人間』は正気を失っている様だ』

 

「正気を失っている…どう言う事だ?」

 

『邪神に魅入られ精神が死に果てたのだ。

 今や邪神の走狗、狂信者と呼ぶべき存在に成り果てている。

 そして邪神の命により『原初の魔神』を狙っている様だ』

 

 更に侵入したハンドレッドの人間は邪神によって精神を壊されてると付け加えられた事で、ユーゼスやダイゴ、ウォズやツカサは普通の人間が理解してはならない存在に魅入られてしまったと断定し、且つ邪神の駒として動いていると理解したのだった。

 一方ソウゴ達は邪神と聞いてもピンと来ないらしく、頭を傾げながら話を聞いていた。

 

「で、何処の神格がハンドレッドを寄越したんだ? 

 それも既に気付いているんだろう、魔王?」

 

『その神格の名は『無貌の神』だ。

 心せよ、若き日の私よ。

『無貌の神』は特に悪辣な神格…人の世に仇成す邪神だ。

 目に見える敵がハンドレッド程度と思わぬ事だ…』

 

「無貌の…神?」

 

 そしてオーマジオウは『無貌の神』と言う単語を口にし、油断せぬ様にと忠告をソウゴにすると念話が切れ、オーマジオウの声はそれきり聞こえなくなったのだった。

 それからユーゼスはオーマジオウの忠告を理解すると、エボルトラスターを懐から取り出し、それが脈打っている事を確認するのだった! 

 更にユーゼス達は『原初の魔神』が狙われていると知ると、ツカサは直ぐ様オーロラカーテンを開き、原初の魔神が今居る場所に繋いでいた! 

 

「ウォズ、ツカサ、ダイゴ、ユーゼス、無貌の神とか原初の魔神って何なのさ? 

 ちょっと説明してくれない?」

 

「無貌の神とはクトゥルフ神話…嘗て旧世紀時代で創作され、『その神性を1つのズレも無くピタリと当ててしまった神話』に於ける外なる神の一柱。

 幾つもの顔を持ち、その神格の化身も星の数ほど居るとされ、人間に積極的に接触しては世界を混乱に導くとさせる這い寄る混沌…名は『ナイアルラトホテップ』だ。

 そしてその邪神が狙う『原初の魔神』とは…即ちマジンガーZの事だ!!」

 

 そしてソウゴ、ゲイツ、ツクヨミはユーゼスの懇切丁寧な説明により無貌の神の下僕と化したハンドレッドが狙う物がマジンガーZだと知り、ソウゴとゲイツはジクウドライバーを即座に装着してオーロラカーテンを通っていた! 

 マジンガーZが狙われている…その理由は間違い無く魔神パワー関係であると言う結論はソウゴ達も聞けば即座に分かるのだ。

 故にソウゴ達も、ツカサやダイゴ、ユーゼスはそれぞれアイテムを使い仮面ライダーやウルトラマンに変身しながら銀幕を潜り抜けるのであった…! 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、ハガネは修理を終えてアイドネウス島から離脱する準備をしていた。

 極東支部のレイカー司令よりEOT特別審議会の息が掛かった駐留艦隊がアイドネウス島に向かっていると知り、余計な揉め事を起こさぬ様にハガネ部隊はこの島から立ち去らねばならぬのだ。

 その中でコウジはツルギと共にマジンガーの操縦訓練をシミュレーターで行い、一息ついている所であった。

 

「ふう………テツヤさんの訓練は相変わらず厳しいけど実りがあって良いよ。

 これなら魔神パワーに頼らなくても窮地を脱せられるって思える位ね」

 

「いや、実際にやって貰う。

 魔神パワー………ジュウゾウ博士達から聞かせられたあのパワー、マジンガーZを破壊の悪魔に変えてしまいかねない危険な力。

 そんな物に頼らず己と魔神パワーを含めないマジンガーZの力のみでエアロゲイターと戦わねばならない…。

 だからこそDC戦争終結前よりも過酷な訓練を施している、その意味をしっかりと忘れるなよコウジ」

 

 ツルギは魔神パワーの詳細を………それも第7のパワー『魔神化』の事もコウジと違いジュウゾウ達から伝えられている為、それを破壊の悪魔を生む物…『マジンガーに有ってはならない物』として認識し、一切の信用を置かずコウジ自身の力を引き上げる様にしていた。

 コウジもツルギの反応から第7のパワーを知ってると判断し、マジンガー乗りの先立と言う事もありツルギの言う事を更に聞く様に心掛ける様になっていた。

 それによりコウジは何時も以上に疲れはするが、充実した訓練を受けられて実力の向上を1分前の自分よりも感じられる様になっていたのだった。

 

「さて、そろそろ物資運搬の時間だ。

 時間短縮の為にマジンガーを使い搬入コンテナをハガネ内に運ぶぞ」

 

「OKテツヤさん、ふっ…う~んっ! 

 良し、それじゃあ行こうか…うん?」

 

 そうして休憩を終え、物資運搬の作業をコウジ達は手伝おうと行動しようとした………その時である! 

 コウジとツルギを囲む様にオーロラカーテンが展開され、その銀幕の中から約2m程の機械兵が幾人も現れ、コウジ達を取り囲んでいた!! 

 

「…どうやら、俺達に何か用がある連中がお出ましみたいだぜ、テツヤさん?」

 

「しかも殺気を隠さず武器も構えている…フッ、どうやら手荒い挨拶を俺達にしに来た様だな」

 

「機動兵器に乗らねば弱々しい人間のままである者達が我等『カッシーン』に囲まれても余裕の態度を取るか…。

 その余裕、我等の力で全て打ち砕いてくれる!!」

 

 そんな中でもコウジ、ツルギは全く動じずに身構えていた所にカッシーンと呼ばれる機械兵の中でも何やらリーダー格と思しき者が言葉を発し、2人の態度が気に入らなかったのか武器である槍を身構えるとコウジ達に襲い掛かって来たのだった!! 

 

「ぜやっ!!」

 

「よっ、ほっ、おっと!! 

 何処を狙ってるんだ、このポンコツロボット!!」

 

【ガシッ、ガン、ドガッ!!】

 

「ふん、せい!! 

 おい木偶人形共、俺達をどうこうしたいならばもっと本気で来い!!!」

 

【ドガドガッ、バギッ、ブンッ!!!】

 

 コウジ、ツルギはそれぞれカッシーンの槍を避けてはカウンターで殴る、蹴る、背負い投げた後に踵落としするなどの格闘攻撃を行いカッシーンに囲まれても冷静に対処していた! 

 しかも機械を殴ったり蹴ったりする際に手や足を痛めない殴り方を行い、痛みで動きが止まらない様に立ち回りつつカッシーンを捌いていた! 

 しかし、カッシーンは1体が機能を停止するとまた増援として他のカッシーンがオーロラカーテンから現れ、際限無くコウジ達の前に出ては襲い掛かって来ていた!! 

 これにはコウジ、ツルギも数の暴力で囲まれかなり動きが制限され始めていた………が、此処でツルギは拳銃を取り出し、『上に発砲した』後再びカッシーン達に格闘攻撃を行っていた! 

 

「ふん、意味の無い発砲を行うなど兵士としては致命的では無いのか?」

 

「意味が無いかはお前達自身が確かめろ、木偶人形共」

 

「………まだ余裕でいるつもりか? 

 ならば………これはどうだ!」

 

 カッシーンの指揮官はツルギの行動と言動に更に苛立ったのか、手を翳すとオーロラカーテンから仮面ライダーの敵………怪人、その中でも厄介な『アナザーライダー』と言う仮面ライダーの歴史を奪い該当するライダーに成り代わった存在が現れた! 

 そしてそのアナザーライダーの名は『アナザーエグゼイド』と『アナザービルド』、『仮面ライダーエグゼイド』と『仮面ライダービルド』の歴史を奪った者がコウジ達の前に立ち、拳を構えていた!! 

 

「やれ、アナザービルド、アナザーエグゼイド!!」

 

『ふう!!』

 

『っ!!』

 

 そしてアナザービルドはコウジに、アナザーエグゼイドはツルギに襲い掛かると2人はカッシーンとは1対1になる様に立ち回る事で対処し、身体能力差を埋めていたが………アナザーライダーは仮面ライダーに成り代わる者達、当然の事ながらスペックも該当するライダーと遜色無い所か同一である為、それ等を相手する事は即ち仮面ライダーをそのまま敵に回したのと同義である! 

 よって1対1であろうともコウジ達は絶対的な身体能力の差で追い詰められ、先程までと違い良い様に殴られていた!! 

 

「うぐっ!!」

 

「ぐっ………ちっ、中々やるな、こいつ等…!」

 

 コウジとツルギはアナザーライダー2人の攻撃を受けて宙を舞いながら地面に叩き落され、何とか片膝を立てて起き上がるがカッシーンはまだ何とかなるが、身体能力の差が開き過ぎている為、アナザーライダーには勝てないと判断し汗を掻いていた! 

 そんな2人の人間をアナザーライダー、更にアナザーライダーの威を借るカッシーンはジリジリとコウジ達に近付きながら止めを刺そうとしていた………が、そんなコウジ達を救わない者はこの世には居ないのである!! 

 

【ズダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!】

 

『うがっ!?』

 

「コウジ、テツヤ少佐、大丈夫か!?」

 

「銃声が聞こえたから何事かと思えば………何なんだ、こいつ等!?」

 

「まさかエアロゲイターの手先!?」

 

 コウジ達が戦っていた現場にリュウセイ達が銃火器を武装して現れ、カッシーン達を攻撃しながら2人を救出したのだった! 

 しかしリュウセイ達も、襲われたコウジ達もカッシーン達の正体が分からないので銃火器を構えながら対峙するが、アナザーライダー2人は携帯銃程度の火力では大したダメージにならず肩を鳴らしていた! 

 そして、カッシーンの指揮官も他のカッシーンとは違い銃火器でダメージを負わなかった為、今の所この3体の敵性体が厄介な存在だとコウジ達は認識していた! 

 

「成る程、お仲間を呼ぶ為にあんな無意味な銃撃を行ったか…だが、所詮は一介の人間共。

 我等カッシーンとアナザーライダー、ひいてはハンドレッドに敵う訳が無いのだ!」

 

「(…ハンドレッド、それが奴等の…『ショッカー軍団』等と同じく仮面ライダーの敵の名か………俺は今ショッカーと言う名を何故浮かべた?)」

 

 指揮官カッシーンはハンドレッドと言う組織名を口にすると、イングラムは冷静にそれをショッカー軍団と同類だと認識した…が、何故ショッカー軍団と言う名が浮かんだのか理由が分からず、自身の中で軽い混乱が生まれていたが先ずは目の前の敵を何とかするしか無いと判断していた! 

 が、携帯火器程度ではどう頑張ってもネームド怪人クラスの敵は倒せない所かダメージを与えられないので、せめてロケットランチャーを相当数この場で欲しかったと考えていた! 

 

「艦長、敵はどうやら等身大サイズの存在らしくイングラム少佐達も苦戦している様です!」

 

「…周辺空域を哨戒しているヘビクラ中佐、クレナイ少佐は後どれ程で帰還出来る?」

 

「はい…現在の位置から算出して早くて5分です!」

 

「くそ、まさか等身大サイズの敵性体が現れるとは…想定外にも程があるぞ!?」

 

 一方ハガネ第一艦橋ではダイテツ達が機動部隊パイロット達の報告を受け、謎の敵性体の等身大とは思えぬ戦闘力に冷や汗を流しつつ、このアイドネウス島の駐留艦隊への引き継ぎをする為に何とかこの敵性体の排除をせねばならないと考えていた! 

 その中でダイテツは誰か1人を機動兵器に乗せ、等身大の敵に攻撃させる事も視野に入れながらパイロット達からの報告に神経を尖らせていたのだった! 

 

「さあ脆弱な人間共、我等ハンドレッドに原初の魔神…マジンガーZを引き渡して貰おうか!!」

 

「何!? 

 こいつ等、マジンガーZが狙いかよ!!」

 

 そんな混沌とした状況下で指揮官カッシーンは更にオーロラカーテンから部下のカッシーンを大量に出現させ、更なる物量でコウジ達を威圧しながらマジンガーZの明け渡しを要求していた!! 

 コウジ、ツルギはマジンガーZが敵の狙いと知り、何故マジンガーZが狙われたのかと言う原因も考察………するまでも無く、このハンドレッドと言う敵組織はマジンガーZの魔神パワーを狙っていると直感的に理解したのだった! 

 それによりコウジ、ツルギは益々こんな連中をマジンガーZに接触させられないとして銃撃を構えながら大量のカッシーン、そしてアナザーライダー達と対峙していた!! 

 

「ハァッ!!」

 

『デュワッ!!』

 

『グワァァァァ!!!!?』

 

【ザァァァン、ズドォォォォォォォォォン!!!!!】

 

 そんなコウジ達とカッシーン達の間に割って入る様に2人の異形が現れ、カッシーン達を攻撃した!! 

 片方は胸に三日月の様な傷が目立ち、一振りの刀を構える鋭角的な異星人であり、もう片方は………何と、等身大サイズにサイズダウンしていたウルトラマンオーブであった!! 

 

「えっ、ウルトラマンオーブ!?」

 

「そしてもう片方は………ジャグラスジャグラー、か」

 

「よう、地球連邦軍の兵隊さん達。

 何か騒ぎが起きてんなと思って通りすがったら珍しい連中に絡まれてんだな。

 …仮面ライダー共の敵が何でこの島に居やがんだ、あん?」

 

 等身大のオーブ、更にジャグラスジャグラーの出現にリュウセイ達が驚く中、ジャグラーは敵が仮面ライダーの敵と暴露しつつ蛇心剣をカッシーン、及びアナザーライダーに向けながらハンドレッドへの敵対心を見せていた! 

 ジャグラーとしてもただでさえDC戦争直後且つエアロゲイターやスペースビーストの脅威が排除されていない地球にこれ以上妙な敵が現れてはならないと判断し、ハンドレッドの排除をオーブと共に敢行したのである! 

 

「えっと、ジャグラー…さん? 

 それにウルトラマンオーブ、そいつ等の狙いはマジンガーZだ!! 

 理由は………マジンガーZの中に眠る力みたいだ!!」

 

「あん? 

 マジンガーZだと………それにマジンガーの中に眠る力だ? 

 どうやら、その辺もハンドレッド共に直接痛め付けながら聞くしか無い様だな?」

 

 そんな通りすがったオーブとジャグラーにコウジはマジンガーZが狙われていると明かすと、2人は少し視線を合わせながら身構え、益々ハンドレッドは早期に排除せねばならないと考えていたのだった!! 

 すると、指揮官カッシーンの背後からオーロラカーテンが現れると其処からベルトを装備し、1つの金と黒のツーカラーが目立つ携帯電話を持つ黒服の男が現れ、アナザーライダーや指揮官カッシーンの前に出てウルトラマンオーブ及びジャグラスジャグラー、ハガネ機動部隊のパイロット達を睨んでいた! 

 

「今度は…人間? 

 誰なんだ、お前は!!」

 

「俺の名は『エイゴウ』、ハンドレッドの構成員。

 俺の部下であるカッシーンが既に明かしたと思うが、我々の要求はマジンガーZを手中に収める事だ。

 無駄死にしたくなくばマジンガーZを明け渡せ、さもなくば此処で死ね」

 

【ポッ、ポッ、ポッ、Standing by

 

「変身」

 

Complete

 

 エイゴウと名乗る男は携帯電話を開くと0を3回押し、更にその携帯電話に存在するENTERボタンを押すと音声と待機音が鳴り響き、そしてベルトに携帯電話を差し倒すと身体にギリシャ文字の『Ω』を彷彿とさせる金色のラインが現れ、エイゴウを黒と金の配色が目立つ存在………『仮面ライダーオーガ』へと変身する!! 

 コウジ達は仮面ライダーが敵として現れた事に動揺し、一方イングラムやツルギはハンドレッドと言う組織は怪人のみならず仮面ライダーの力を行使する厄介極まりない存在と認識し、表情を険しくしていた!! 

 するとジャグラーは溜め息を吐きながら気怠そうに仮面ライダーオーガやアナザーライダー、指揮官カッシーンを見ていた! 

 

「相変わらず仮面ライダーの力を複製して利用してやがるんだなお前等は。

 ………魂も誇りも無い、ライダーの力だけを模倣した程度の雑魚共が、俺に勝てると思うなよ?」

 

「ほざいてろジャグラスジャグラー。

 そしてウルトラマンオーブ、お前も此処で消えて貰おう」

 

『シェア…!!』

 

 そうしてハンドレッドはオーブとジャグラーがこの中で最も邪魔な存在だとして更にカッシーンを呼び寄せながら身構え、オーブとジャグラーはコウジ達を守る様にその前に立ち、それぞれ身構えながら怪人達と模造ライダーの一団を睨んでいた!! 

 対するコウジ達も銃火器を構え、カッシーン達を威嚇していた………が、ジャグラーが何故か手を翳し、手助けなど要らないと言うジェスチャーを行っていた! 

 

「アンタやウルトラマンオーブだけでこの数、大丈夫なのか?」

 

「俺をあんま舐めんなよ小童。

 それにお前等はあの戦艦内の機動兵器のパイロットだろ? 

 だったら機体のコックピット内で出撃待機しやがれ………ハンドレッドが怪獣兵器を持っているかも知れないからな」

 

「…ちっ」

 

 ジャグラーはコウジ達にハンドレッドが怪獣兵器………即ち怪獣を操ってる可能性がある事を示唆し、グルンガストと言った戦力が必要になると言う考えを持たせてハンドレッドへの警戒心を上げる様に務めた。

 結果エイゴウは舌打ちをし、その示唆が誤りでなかった事をコウジ達に知らしめていた! 

 最も、これはオーブとジャグラーが偶然ハンドレッドの集団と遭遇し、その際に怪獣兵器を使われた経験からそう来ると予想した程度の物である。

 

「…分かった、ならば地上はお前達に任せる。

 コウジ、俺達はハンドレッドが怪獣兵器とやらを投入して来た際の戦力になるぞ」

 

「OK。

 ウルトラマンオーブ、ジャグラスジャグラー………頼んだよ」

 

「良いから行け、さもなきゃこのまま気紛れで帰るぞ?」

 

 コウジ達はジャグラーの忠告を素直に聞き、ハガネ格納庫へと向かい自身の搭乗する機動兵器に乗り込み始めるのだった。

 そんなコウジ達を取り押さえようとカッシーン達が走り出そうとした所、オーブとジャグラーがカッシーンを再び攻撃して足止めをしていた! 

 この邪魔立てにはエイゴウも指揮官カッシーンも苛立ちを覚え、ウルトラマンと無幻魔人のコンビを睨んでいた!! 

 

「矢張りどうあっても貴様等は我等の邪魔をする様だなウルトラマンオーブ、ジャグラスジャグラー…!」

 

「たり前だろ、お前等をのさばらせてたらこっちも不都合が起きるんだ。

 さっさとお前等を排除してスペースビーストの排除やらに専念させて貰うぜ…行くぞ、オーブ」

 

『そっちこそ遅れるなよジャグラー………ショアッ!!』

 

 かくして機械怪人兵と仮面ライダーに成り代わる存在、コピーされた仮面ライダーと言う構成のライダー達の敵組織とウルトラマンオーブとジャグラスジャグラーが『新西暦世界』にて激突する! 

 このあり得ざるマッチアップにてこの世界は如何なる解をそれぞれに突き付けるのか、それはまだ誰にも答えられない。

 が………今確実に言える事は1つある、それはハンドレッドにマジンガーZを奪わせてはならない。

 もしも彼等の手にマジンガーZが渡れば、この世界の情勢はより悪化する事になる。

 それだけは、魔神パワーの詳細を知らないオーブとジャグラーにも分かる事であった。

 故に2人の風来坊は戦う、この世界の無辜なる人の命を失わせぬ為に…。




此処までの閲覧ありがとうございました!
ハンドレッドのエイゴウについて、彼は勿論本作のオリキャラですが…ゲンゲツやタソガレ達と同じネーミング法則で名付けてます。
そしてエイゴウと名乗っておきながら使うライダーの力はオーガ、Ωと言う終極のギリシャ文字と言う対極になってます。
更にハンドレッドの連れてる戦力にアナザーライダーが居ましたが、此方はライダーの力を模倣する際に生まれた副産物となってます。
しかし『仮面ライダージオウ』の時の様にライダーの歴史を乗っ取って力を奪う事は無いのでスペック自体は該当するライダーと同じだけどやっぱりアナザーライダーとしてもバッタモンみたいな感じです。
そして黒髪の女…大導師(グランドマスター)や『魔を断つ剣』が居るならコイツも出てくるよねって形で登場です。
目的は本編通りマジンガーZを狙っての行動であり、そしてその為にエイゴウ達ハンドレッドを呼び寄せた上にSAN値直葬させて信徒にしてます。
カッシーンもプログラ厶を改変して正気を失ったエイゴウと自身にしか従わない様にしてます。
そしてこの無貌の神もまたこの世界の裏側で暗躍する者の1人なので当然コウジやリュウセイ達の『敵』です。
よってコウジやリュウセイ達、更にこの『新西暦世界』に居る戦士達はこの神格とも当然戦う運命にありますが…それをコウジ達が知るのはまだまだ先の話になります。

次回もよろしくお願い致します!
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