本当は前後編にする予定は無かったのですが、予定よりも文字数が多くなった影響で前後編に分けました。
因みに分けなかった場合は今現在後編を執筆中ですが、途中で合わせても15000字オーバーする計算です。
なので今回は少し短めですが、ご容赦下さいませ。
では、本編へどうぞ!
ヒリュウ改が戦闘宙域から離脱後、カチーナ達は格納庫でコックピットから降りていた………が、まだカチーナの不完全燃焼は続いているらしく彼女の表情は何時も以上に鋭くなっていた。
更にその感情の矛先も自身と付き合いの長い部下であるラッセルに向けられていた。
「ラッセル、どうしてあの時あたしの命令に従わなかった?」
「そ、それは…」
「お前の仕事はあたしの後ろを守る事だろうが!
それを…」
「し、しかし…」
ラッセルは先の戦闘でカチーナに制止を掛け、更に時折彼女の前に出て行動を止めようとまでしていた場面があったのだ。
カチーナとしてはそれが何時ものフォーメーションと違う、ラッセル側から邪魔して来るとまで今の精神状態では感じてしまい、其処に矛先を先ず向けているのだった。
だが、其処にタスクがカチーナとラッセルの間に割って入るのだった。
「そりゃあんまりッスよ。
それに、中尉だって艦長の命令に違反してたじゃないッスか」
「…後で百…いや、千叩きだ」
「ゲ!!
そ、そんなに!?」
勿論カチーナはタスクの反論にも噛み付き彼をギュッとさせるのだが、更に此処でラーダも話に割って入り始めてセラピストとしてメンタルケアを行い始めていた。
「ねぇ、カチーナ。
キョウスケのATXチームやヴィレッタが居るなら兎も角…私達だけじゃ、出来る事は限られてるわ。
先の戦闘でスペースビーストへの対処が出来なかったのが正に良い例よ」
「だからこそ、あたし等がやらなきゃならないんだろうが!」
「分かったッスよ。
…全く、キョウスケ少尉達が抜けた途端に、どうしたんだ?」
「(中尉…)」
そうしてその場は一応キョウスケ達の居ない分を自分達で補うと言う尤もな言い分により、カチーナが周りを折れさせる事でその場は収まるのだった。
しかし………この時はまだ何も言わなかったのだが、ラッセルはカチーナの状態を心配していると同時に堪忍袋の緒が切れ始めそうになっているのだ。
それにより今は心配の方が勝ってるものの………手柄が欲しくて焦っているカチーナと本気で怒ったラッセルがぶつかる瞬間が訪れるのも時間の問題でもあった。
「…ふむ、戯れはもう終えたのだな?
では余達と魔装機神操者をブリッジに案内して貰おうか。
余とエセルドレーダは兎も角、この男は簡単に道に迷うだろうと思われるのでな」
「おい、何で初対面の奴にそんな事言われなきゃならねぇんだよ!
それにそんなに何度も迷子にはならねぇよ!」
「いや、マサキはこの艦に初めて来るからすっごく迷う可能性が高いニャ…」
そんな微妙な空気が流れて居る所を我関せずと言わんばかりにマスターテリオンが横から会話に入り、しかもマサキの迷子属性についても言及して彼から抗議が飛んできていた。
が、この大導師は深淵の叡智…アカシックレコードに直接触れられる数少ない人物でもあるので、マサキの迷子属性を其処から読み取り、もしもヒリュウ改の船員の案内が無ければブリッジに辿り着くのに数時間以上掛かる事も想定出来てる為、この発言は間違いでは無いのだ。
現にクロもマサキが迷う可能性が高いとファミリアすらも大導師の言葉に援護攻撃をしたので、仕方無くカチーナ達はマサキが迷わない様に横を固めながら保安部員達が途中合流するまでは道案内をするのであった。
保安部員に連れられて数分後、マサキは無事ブリッジに迷子にならず辿り着き、その後ろにはマスターテリオン達もおりレフィーナ達が話を聞くべき人物達が揃うのであった。
「マサキさん、貴方の事はハガネの報告書で知っています。
それに…一度地上でお会いしましたよね?」
「さあな、前置きは要らねえ…何が言いたいんだ?」
「報告書の中で、ハガネのダイテツ・ミナセ艦長はこうお書きになられてました…『魔装機神サイバスターとマサキ・アンドーは、我々にとって非常に心強い味方』だと」
「(ちぇっ…あのオッサン、ゴツい面に似合わずそんな事書いてやがったのかよ)」
マサキはまさかダイテツが報告書にくすぐったくなる様な言葉を書いていた事にこっ恥ずかしくなりやや調子が狂ってしまっていた。
それをマスターテリオンはニヤリと笑いながら後ろで眺めていた。
「此処でお会いしたのも何かの縁です。
マサキさん…私達に力を貸して下さいませんか?」
「ああ、良いぜ」
「え………」
「どうしたんだよ?
驚いた顔して」
「い、いえ…そんな簡単にお返事を貰えるとは思っていなかったので…」
「ま、あんたがさっき言った通り異星人がマジで攻めて来たとなると…地球人同士で戦ってる場合じゃねぇって事位は分かってるぜ。
それによ…シュウの野郎は俺達がエアロゲイターが怪獣を操る秘密を暴くまでは、恐らく動きを見せなさそうだしな」
マサキの快諾にレフィーナが面食らってしまうのだが、マサキ側としては彼女の言い分の正しさを魔装機神操者として良く理解してるのでその使命を果たすべく快諾したのだ。
更に………シュウがエアロゲイター達が怪獣を操っていた事に関心を持ち、その秘密をヒリュウ改と…恐らくハガネ部隊、この両者が暴くその時までは行動しないと宣言した、この部分もマサキは引っ掛かりを覚えていたのだ。
何故エアロゲイターが怪獣を操れたのか…その秘密を暴かねば地球側の勝利の可能性が減るとマサキも直感的に感じ取っていたのだ。
「兎に角、奴の本当の目的が何なのか気になるが、今は地球を守る事が先決だ。
だから、あんた達に協力するぜ」
「ありがとうございます、マサキさん…」
「…うむ、では次は余がそなた等と話す番であるか」
そうしてマサキの協力を得られたレフィーナは安堵するのだが…その次にマスターテリオン、マサキと違い素性不明であり、ハガネの報告書ではウェーク島にてスペースビーストの巣をリベル・レギスの力で焼き払った位しか書かれていない為、ショーンもレフィーナもこの男に関しては少し警戒心を表情に見せずとも持っていた。
「一先ず余の目的は主に2つ存在する。
尤も、その2つはある意味では連動しているので1つとも言えるのだがな。
先ず1つは余の力でこの世界を平定する事…そなた等の言葉で簡単に言うならば、地球の平和を守る事だ。
獣狩りもその一環であり、余は度々ナイトレイダーとも鉢合わせし獣共を屠っている。
この言の葉が虚偽であると捉えるのならばナイトレイダーに確認を取ると良い」
「ふむ…」
マスターテリオンは1つ目の目的として地球の平和を守ると口にし、ナイトレイダーとも何度も協力してスペースビーストを狩っていると断言していた。
レフィーナもショーンも他人に確認を取らせる辺り、スペースビーストを狩っているのは事実であると判断するが…明らかに善人には見えぬマスターテリオンが地球の平和を守ると語っても説得力が薄く、まだ疑心が拭い去れずにいた。
それを見たエセルドレーダは目を細めながら一步前に出てレフィーナ達に口出しを始める。
「貴様達…マスターのお言葉が嘘だと疑うのか?」
「良いエセルドレーダ、他者の信を勝ち取るには言の葉よりも己が行動で示すのが手早い。
故に我等はこの力を以て世を平定するのみぞ」
「…イエス、マスター」
しかし、エセルドレーダの剣呑な雰囲気もマスターテリオンが諌めた事で落ち着き、再び一步に下がり愛おしき主人の言葉が紡がれる事を邪魔せず見守るのだった。
「次に2つ目であるが…先も述べた様に1つ目と繋がりが深い目的であり、これこそが余が力を振るう最大にして最上の目的なのだ。
その目的は…恐らくそなた等地球連邦軍の部隊を率いる佐官位から共有されてるであろう、マジンガーZの魔神パワー…アレの完全なる開放を阻止する事よ」
『!』
「魔神パワー…?
そいつはまさか、マジンガーZがたまに見せていたあの不可思議な力なのか?」
「然りだ、マサキ・アンドー。
何故かの力の完全開放を阻止するのかそなたはその口振りでは知らぬ様であるので告げるが…魔神パワーが全て開放されればそれは世界の『終焉』を意味するのだ」
「何…!?」
そしてマスターテリオンが最上の目的として語ったのはマジンガーZの魔神パワー、それの完全開放阻止であった。
レフィーナとショーンはハガネの報告書で共有されていた為、開発者のジュウゾウ博士自身が語った『世界の終焉』と言う言葉を目の前のリベル・レギスと言う凄まじい力を持つ男性も語った事でより明確に危険性が高い事と、何故マスターテリオンがそれを知っているかと言う疑問を持ちながら耳を傾けていた。
対してマサキは共に戦ったマジンガーZにそんな爆弾がある事を知り驚愕し、同じくマスターテリオンに視線を向けていた。
「余が魔神パワーの情報を知ったのは…常人には理解出来ぬ外法により知り得たとしか言えぬ。
それ以上深く知ろうとすればそなた等の精神が深淵へと呑み込まれる故に、兎に角余は魔神パワーの情報を既に知っているとだけ認識すれば良い。
そして仮にマジンガーZの魔神パワーが完全開放された際に起きる終焉とは何か…それは地球もエアロゲイターもスペースビーストも関係無き、文字通りの『終焉』よ」
「………つまり、世界が滅びる、と言う事なのですか?」
「然り。
無論ジュウゾウ・カブトもそんな事をさせぬ様に上手く枷を付けてるので早々に魔神パワーが完全開放される事は先ず無いだろう。
しかし………その可能性がある以上、余はマジンガーZへの警戒は緩めぬ。
そして魔神パワーの開放を乗り越えるのはコウジ・カブト、ひいてはそなた等地球を守護せし剣足り得る者達に課せられた使命でもある。
…余はそれをそなた等に知らしめるべく今この時より表舞台に現れたのだ」
そうしてマスターテリオンは重要な点として魔神パワーの事を知っている、魔神パワーの完全開放は世界が滅びる、それを阻止するのは恐らくビアン博士やマイヤー司令が選び抜いた者達の使命だと語り、エセルドレーダも瞳を閉じて静聴していた。
こんな事を語られればレフィーナ達は困惑するしかないのだが…マサキは魔装機神操者としての使命があるので、もしもマジンガーZが魔神パワーを開放し切るその時は己の全てを賭して戦う運命にあると何故か直感的に悟り、そしてそうならない様にする事が最善だと理解していたのだった。
何より友であるコウジの命を奪う事になる…そんな事態はマサキもしても避けたい事柄でもあるのだ。
そうしてその場が緊迫感に包まれる中、ヒリュウ改に暗号電文が届くのであった。
「艦長、統合参謀本部のノーマン・スレイ少将より暗号電文が入っています」
「内容は?」
「『ヒリュウ改は第4次防衛ラインまで後退し、ハガネと合流せよ』、です」
「…分かりました」
「ふむ、矢張りこの時に余が表舞台に立つ事こそが最上の機会であったな。
もう1つの守護者となり得る者達と相見えるのだからな」
「(ハガネか…あいつ等と会うのは久し振りだな)」
そうしてヒリュウ改は暗号電文の内容通りにハガネとの合流を目指し後退を始めたのだった。
マスターテリオンはこのタイミングでヒリュウ改と接触したのは正解だったと語り、一方マサキはハガネ部隊の面々と久々に会う事になり気持ちを落ち着かせつつ、再びコウジやリュウセイ達と言葉を交わせる瞬間を心待ちにするのであった。
なお…その後マサキは食堂に移動しようとした際に迷子になり、それをマスターテリオンとエセルドレーダが目撃し割と本気で笑われた事に腹を立てたのだが、それはまた別の話である…。
───地球連邦軍極東支部・伊豆基地───
伊豆基地にて、ダイテツはレイカー司令に司令室へと呼び出され、緊急警報の正体…エアロゲイターの拠点たるホワイトスターが現れたと言う詳細な情報を伝えられ、表情を険しくしていた。
「エアロゲイターめ…遂に動き出したか」
「今から38分前、ヒリュウ改がホワイトスター近辺でバクス他、怪獣とその場の負の感情を探知したスペースビーストとも接触した」
「無事なのか?」
「無論だ。
レフィーナ中佐はまだ経験が浅いが、優秀な艦長だ。
それに、彼女には嘗て君の副官だったショーン・ウェブリーが付いている。
更に怪獣達やスペースビーストはティガとネクサス他、新たに現れた5人を含めた計7人のウルトラマンと他助力人の協力で撃退した様だ」
更に其処でヒリュウ改がバクスや怪獣、更にスペースビーストとまで接触し無事であると伝えられていた。
バクス等なら兎も角、スペースビーストや…レイカー司令の口振りからエアロゲイターが怪獣を操っていたとしてその情報を頭に叩き込みつつ、ティガ達と新しいウルトラマン達がその場に現れ窮地を脱したとして、ヒリュウ改のツキは良いとダイテツは思っていた。
「…自分は艦長にならず、若手を推したか。
奴らしいな…それで、任務は?」
「ホワイトスターの監視だ。
ハガネは直ちに宇宙へ上がり、ヒリュウ改と合流してくれ」
「了解した。
クルーへ状況を説明するタイミングは?」
「余計な混乱は避けたい、艦の出航後にしてくれ」
「分かった…」
そして、ハガネ部隊にはヒリュウ改と合流する指令が下され ダイテツは何故ヒリュウ改と合流するのかと言う理由の開示も出航後にしてくれと言付けをされながらその足でハガネのブリッジへと向かい始めた。
そうしてハガネ部隊とヒリュウ改部隊、ビアンとマイヤーが選んだ地球の守護者となり得る者達が集う瞬間はもう直ぐ其処まで迫るのであった。
───????───
ハガネとヒリュウ改に合流命令が下された直後、ネオブリタニア号はステルス機能をフル活用しながらリクが受け取った地球の指定ポイントに辿り着いていた。
その場所はリクやヒロユキ、ハルキ達の地球にもあるらしいが名前の無い島とも呼べないちょっとした岩の塊であり、ネクサスは何故こんな場所を指定したのか3人やヒロユキ、ハルキと『タイガスパーク』と『ゼットライザー』を介して融合しているトライスクワッドとゼットは疑問に感じていた。
「それで『レム』、この場所に何かあるの?」
『地上部分には見ての通り何もありません。
しかし、この島の地下には巨大な空間が存在し、また戦艦が格納されている様です。
その戦艦サイズは全長552m級です』
「それって、宇宙で一緒に戦ったあの戦艦以上にデカいって事ですよね、レムさん?」
「それに怪獣達にまともにダメージを与えられる武装を持ってたり…この世界の地球で一体何が起きてるんだろう…?」
リク、ハルキ、ヒロユキはネオブリタニア号に搭載された人工知能にしてリクの家族である『レム』からの情報で、地下空間にはネオブリタニア号よりも更に巨大な戦艦が格納させていると知り、この世界の地球の状況が益々分からず困惑していた。
………そうして佇んでいたリク達の眼前の地面に穴が空き、其処から何かが上がる機械音が響いていた。
「これって………エレベーター?」
『リク、ヒロユキ、ハルキ、地下より4名の人間が昇って来ます、注意して下さい』
リク達は3人の人が地下から来るとして何かあれば直ぐ対応出来る様に身構え、特にヒロユキとハルキは宇宙人絡みの事件を追う警備会社『E.G.I.S』の実働部隊員、別世界のストレイジの隊員として生身の戦闘は素人であるリクの前に出ていた。
そうして地下エレベーターから現れたのはマゼンタのカメラをぶら下げる青年と3名の老人であった。
「ふむ…君達が新たに地球へと来てくれたウルトラマン達なのだね。
私の名はビアン・ゾルダーク、此方は私の友人のDr.ヘル、ケン・サオトメ、そして此方の青年はツカサ・カドヤ…又の名を仮面ライダーディケイドと言う者だ。
我々は君達を歓迎しよう」
『仮面ライダーディケイド!?
彼がそうなのか…!?』
「あの、仮面ライダーって一体…?」
「…ゼロから聞いた事がある。
ウルトラマンが居ない地球で世界の支配や人類の抹殺を狙う悪の組織があるって。
そんな者達から人間の自由と世界の平和を守る為に戦う戦士…仮面ライダーが居る世界があるって。
その中でもディケイドは色んな世界を渡り歩く次元の旅人だって…」
「そう言う訳だ。
ビアン達にお前達がウルトラマンである事を伝えたのもこの俺だ。
悪く思うなよ、朝倉リク…ウルトラマンジード」
かくしてリク達ニュージェネレーションの面々は地球に降り立って早々ビアン達に加え、仮面ライダーディケイドと接触したのだった。
しかもツカサはリク達の正体をビアン達にバラしており、色々と言いたい事もリクやタイガ達にもあったのだが………それよりも先にこの世界の情勢を知るべくビアン達の話を聞くべく彼等に付いて行くのであった。
それから約20分後、クロガネの食堂にてテンペストやエルザムも交えつつ、エルザムが直々に作った料理をリク達は堪能し、自身達の名前と元居た世界で何処に所属していたのかを語っていた。
その際ビアン達は自身達がDCと言う地球連邦軍に反旗を翻した組織のトップだった事を簡潔に語ると、リクも特に所属の無い元一般人の青年だった事、自身が悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアルの息子とも明かしお互いに痛くない腹を探る様な言動を避ける為に素性を明かし合っていた。
なおツカサも太々しくエルザムの料理を食べており、その腕に「やるじゃないか」と言葉を漏らしていた。
「ふむ…リク・アサクラ君、ヒロユキ・クドウ君、そしてハルキ・ナツカワ君か…リク君がウルトラマン自身であるのに対してヒロユキ君やハルキ君の2人はウルトラマン達を憑依させている感じなのだな」
「はい、タイガ達はこのタイガスパークやウルトラゼットライザーを介して僕達と融合している状態なんです。
何でもそうしないとウルトラマンと地球人が融合し過ぎて、その地球人と完全に一体化してしまうケースが昔あったみたいなんです」
その際にビアン達はウルトラマンにも地球上で活動する為に地球人に擬態するタイプやヒロユキ達の様に憑依・一体化するタイプ等の様々な物があると改めて知り、この点は事前にツカサからリク=ジードであるが他は地球人だと言う言葉の真意を理解したのだった。
「ふむ…ウルトラマンとの融合はその様なリスクもあったが、それ等の事例を踏まえてそのアイテムを介した融合とする形で完全な一体化を防いでいるのか。
それにしてもハルキ、君はストレイジの隊員と語ったな?
まさか別の世界にもストレイジが存在するとはな…」
「えっ?
あの………エルザムさん、その言い方だとこの世界の地球にもストレイジがあるんですか?」
「ああ…我が友のヘビクラ中佐が率いて、クレナイ少佐が所属隊員としてハガネと共に居り、スペースビーストや人的被害を齎した怪獣に対して特空機を使い対処している」
するとエルザムは元教導隊のヘビクラ、クレナイの2人が結成したストレイジと同じ名の組織が別世界の地球にもあった事に関心を持ち、それをハルキ達に語る。
その情報を聞いたリク、ハルキは特空機まで存在するとなればヘビクラ=ジャグラー、クレナイ=オーブである可能性に辿り着き、暫く互いに様々な事件を解決する為に会ってなかった2人がまさかこの世界で怪獣やビーストとの対処をしていたと知り驚いていた。
するとタイガ達三人は粒子状の小さな身体を形成するとビアン達により詳しく世界情勢を聞き出そうとヒロユキに語り掛けていた…が、それだとタイガ達の言葉を一々ヒロユキやハルキを介して伝える形になる為、リクは事前に用意した嘗てゼロの話を直接聞く為に使用した装置を使い、モニターを食堂に用意して貰いそれにタイガ達3人とゼットを映していた。
『ボンジュール、俺の名前はウルトラマンゼット。
此方の3人はそれぞれウルトラマンタイガ先輩、ウルトラマンタイタス先輩、そしてウルトラマンフーマ先輩だ、よろしくお願いするでございます』
「………?」
『あれ、もしかして言葉通じてない?』
「いや、通じているのだが…ウルトラマンは皆そう言う言葉遣いなのかね?」
『あ~、ゼットは特別地球の言葉遣いが下手なんだよ。
皆が皆ゼットみたいな喋り方じゃないってだけ言っておくよ』
そうしてこの世界で初めてウルトラマンと人間のファーストコンタクトが行われると言う歴史的な出来事が起きた………のだが、ゼットの言葉遣いが妙な物である為、折角の快挙がやや微妙な空気が流れていた。
だが………ビアン達はウルトラマンにも様々な人物像があるのだとゼットやタイガ達の違いで理解し、直ぐに切り替えると同時にビアンは年甲斐も無くウルトラマンと会話する事にワクワクしながら言葉を交わし始めた。
その際にヘルやサオトメに咳払いされ、話が脱線しない様にされていたのはビアン側の茶目っ気であった…。
此処までの閲覧ありがとうございました。
あんなにカチーナが独断専行とかしてもまだ心配の方が勝ってるラッセルは本当に縁の下の力持ちであり、仏様みたいな人です。
そしてリク達ニュージェネレーションヒーローズ組はビアン達の方に行かせました。
何故なら………今現在の地球連邦議会はEOT特別審議会がほぼ牛耳ってるのでもしも連邦側にウルトラマンが居ると知られたらウルトラマンのエネルギーを解析する為に実験とかさせられた上にその情報をエアロゲイターやゲストに売り込むと言う最悪の事態が起きます。
ユーゼスがビアン達の下に誘導したのはそれを回避する為なのです…。
後、ゼットは何時まで経っても地球の言葉は苦手です(確定事項)
次回もよろしくお願い致します、感想等をお待ちしてます!