スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第2話の後半を投稿致します。
いよいよ今回は………と言う感じです。
詳しくは本編へどうぞ!


第2話「宇宙(ソラ)からの厄災、光の巨人(後編)」

 クレナイはセブンガーを操作し、デマーガの前へと躍り出た後ガッツポーズを取らせながらペドレオンへと突撃する!! 

 その横にダブルマジンガーが並び立ち、ゲシュペンストMk-IIやシュッツバルトも隊列を組む!! 

 

『ギャオオオオオオオン!!』

 

「おいデマーガ、俺の言う事は分かるだろ!! 

 だったら此処は俺達に任せてお前は人の居ない所へ逃げろ!! 

 あっちの方が丁度良い場所があるから其処の地中深くを新しい巣にしろ、良いな!!」

 

 更にクレナイはデマーガに対してセブンガーで行くべき方向へと指差しながら叫ぶと、デマーガはこの人間達は何か自分を守ってくれると理解し、且つ向こうにペドレオンに荒らされた巣に近い環境があると理解知ると其処から地面を掘り進めてその方角へと逃げ去って行った! 

 

『ギュルルルルルルオオオオッ!!』

 

 当然ペドレオン:グロースはデマーガと言う獲物の1匹が逃げ出した事へ腹を立てたのか、セブンガー達に向かって突撃し始めた!! 

 

「各機へ、SB-03ペドレオンは何があっても処分しろ!! 

 絶対に逃がしたら駄目だ、此処で仕留めろ!!」

 

 其処にヘビクラの怒声にも近い指示が飛び、リュウセイやコウジはあの怪物………スペースビースト、ペドレオンは何が何でも倒さねばならない存在なのだとヘビクラやクレナイ、更に先程から静かにグレートマジンガーが睨み付ける様に目を光らせている事から理解した! 

 そうして接敵するまでもうそんなに時間は無い為、リュウセイは早速先制攻撃を仕掛け始める!! 

 

「そっちから近付くんだったら近付かれる前にダメージを与えるだけだ!! 

 喰らえ、メガ・ビームライホォ!!」

 

【ビュォォォォン、ズドンッ!!】

 

 リュウセイのゲシュペンストMk-IIが構えたメガ・ビームライフルの桃色の閃光は真っ直ぐペドレオン:グロースへと吸い込まれ、直撃しペドレオン:グロースの身体を傷付けながら爆煙が上がる! 

 当然スペースビーストも生物である為この攻撃に傷付き、ビームで焼け爛れた跡が身体に付いた………のだが、そのビームが直撃した跡が異常な速度で再生し、先程の攻撃から直ぐに全快状態へと戻ってしまっていた!! 

 

「はぁ!? 

 何なんだあの再生速度は!?」

 

「アレがスペースビーストの厄介極まりない特性なんだ!! 

 奴等は少しでも細胞が残っていれば其処から再生し、また同じ個体のビーストか、或いは別種のビーストが生まれるか………兎に角、細胞一片すら残さず奴等は倒さなきゃ拙い事になる!! 

 各機はセブンガーとダブルマジンガーを中心に隊列を編成し、セブンガーとダブルマジンガーが率先して前進し、PT部隊は後から続け!! 

 良いか、生半可な攻撃は悪戯にビースト細胞を散らすだけだ、出来るだけデカい一撃を見舞ってやれ!!」

 

「リュウセイ、ライ、アヤ、一度トレーラーに戻れ! 

 対ビースト用兵装の『ASB04 ディバイトランチャー』を使え! 

 現状PTでスペースビーストに有効打を与えられる伊豆基地に常備された武装はコレだけだ!」

 

「りょ、了解!!」

 

 リュウセイが余りの再生スピードに慄く中、クレナイは一撃で大きなダメージを与える指示を出し、イングラムも伊豆基地から不測の事態を想定して持参して来たPT用の兵装で唯一のビースト用の兵装たるディバイトランチャーをSRXチームに装備させる! 

 このディバイトランチャーは『とある世界』では人間が使う兵装であり、数々の小型ビーストを仕留めて来た超兵器でもある。

 それをこの『新西暦世界』ではPT用の兵装として開発され、大型個体のスペースビーストに有効打を与えられる兵器として完成していた! 

 …尤も、これは人間サイズにダウンサイジング出来なかった為でもあると言う妥協の産物でもある事を知っているのはこの中ではクレナイやヘビクラ達ストレイジや研究者の父を持つイルム、更にEOTと根深い関係を持つSRXチーム隊長のイングラム、そしてケンゾウ博士と共にグレートマジンガー製作に関わったテツヤやジュウゾウ博士のみである。

 

「マジンガーZ、及びグレートマジンガーとセブンガー、ペドレオンと接敵、戦闘を開始します!!」

 

「再生能力が矢鱈凄いって言うなら、それを上回るダメージを一気に与えれば良いんだろ!! 

 だったら最初から手加減抜きだ、ブレスト…ファイヤー!!!」

 

「同時攻撃だ、ブレストバーン!!!!」

 

『喰らえスペースビースト、ダブルバーニングファイヤー!!!!!!』

 

【ゴウゥゥッ!!!!!!!】

 

 そんな中先陣を切ってるダブルマジンガーとセブンガーが接敵し、第1打としてブレストファイヤーとブレストバーンの同時攻撃であるマジンガーの連携技たるダブルバーニングファイヤーを叩き込みペドレオン:グロースの肉体を焼く!! 

 それぞれ摂氏3万度、及び4万度を誇る胸部放熱板より放たれる熱線武器が1体の敵に集束され撃たれればどうなるのか? 

 答えは簡単である、余程の敵では余りの熱に耐え切れずドロドロに溶けた上で爆散するのだ!! 

 そんな超が付く程の過剰兵装をペドレオン:グロースに当てた結果、その肉体の一部を完全に融解させ、被弾箇所は再生器官を有するビースト細胞の多くが焼滅し機能しなくなっていた!! 

 

『ギュルルルロロロロロッ!!!!!』

 

「人間の力を舐めるなよスペースビーストッ!! 

 喰らえ、鉄拳制裁!!」

 

【ゴン、ゴン、ゴン!!!!】

 

 其処にセブンガーの追い討ちのパンチが連続でダブルバーニングファイヤーの着弾箇所に叩き込まれる!! 

 全長55m、重量3万8000トンのセブンガーが全力で敵に殴り掛かれば、如何に怪獣であろうが明確なダメージを負うのだ! 

 それはスペースビーストにも当て嵌まり、且つダブルバーニングファイヤーの着弾箇所へ何度も叩き込まれた攻撃である為ペドレオン:グロースは明確にダメージを負った素振りを見せていた!! 

 しかしまだだ、スペースビーストの殺傷にはまだ足りないとクレナイやテツヤは知っている為攻撃の手を緩める事無く間髪入れずサンダーブレークやセブンガーの『硬芯鉄拳弾』…所謂ロケットパンチも叩き込んでいた!! 

 

「俺達も負けてられねぇ!! 

 喰らえ、ディバイトランチャー!!」

 

「ランチャー、一斉射!!」

 

【ズドン、ズドン、ズドン!!】

 

 更に合流したゲシュペンストMk-IIやシュッツバルトが装備したディバイトランチャーの3つの銃口からエネルギーが収束して放たれ、1本のビームとして放たれるがその出力はメガ・ビームライフルや可変機『ビルトラプター』に装備されたハイパー・ビームライフルの比では無くゲシュペンストやシュッツバルトでも1発を発射すれば若干の反動が発生し、まるで大砲を手持ちで持つかの様な感覚にパイロットは襲われる。

 されどその威力たるやとある世界では人間サイズのこの武装が大型個体のビーストも怯ませた実績もある。

 それがPTサイズにスケールアップすればペドレオン:グロースも大ダメージを受ける事は必至であり、ダブルバーニングファイヤーやセブンガーの攻撃と合わせてペドレオン:グロースに致命的なダメージを負わせ続ける!! 

 

『ギュ、ギュルルルロロロ…!!』

 

【ブクブクブク、ドガァァァァァン!!!!】

 

 そうしてペドレオン:グロースはダブルマジンガーやセブンガー、ディバイトランチャー装備のPT部隊の一斉攻撃により駆除される!! 

 しかも爆散した瞬間グレートマジンガーがサンダーブレークを放ち、爆散で散る全てのビースト細胞を空中で全て滅却すると言う芸当をやってのけ、ビースト細胞の拡散を防いでいた!! 

 

「こ、この武器の威力凄え…!!」

 

「それもビーストや人的被害を出した怪獣を駆除する為に研究を重ねて開発された武装だ。

 だからこそスペースビーストにも有効打になるのだ、後で資料を見返して置く様にしろリュウセイ」

 

「は、はい隊長!」

 

「(しかし、通りでテロリストであろうが人間相手にコレを使用してはならないと記載されてる筈だ。

 コレを例えPTに乗ると言えど人間に向ければ………肉塊すら残らず爆散するだろうからな)」

 

 流石のリュウセイもディバイトランチャーの威力にかなり関心を超え戦慄しており、ライも頭の中にある資料からコレを人間相手に使用を禁ずる条約が地球連邦政府から流布されるのも当然だと考え、冷や汗を掻いていた。

 そうしてペドレオン:グロースを斃し一息付けた………コウジやリュウセイはそう考えていたが、現実は其処まで甘くなかった!! 

 

「まだです、ビースト振動波は収まってません!! 

 更に地中に動体反応検知、数は………大型が12!? 

 更に小型の動体反応も複数検知しました!!」

 

「何!? 

 おいお前等、まだ状況は終了していない、ビーストが大型個体、小型個体の両方が沢山出て来るぞ!!」

 

『なっ!?』

 

【ズゥゥゥゥゥン!!!!】

 

 何とビースト振動波の反応は収まっておらず、更に地中から土煙を上げてスペースビーストが大型個体のペドレオンが12体、小型のビーストはインセクトタイプのSB-04『バグバズン』が約5体も現れ、追加のペドレオン:グロースはPT部隊とセブンガー、ダブルマジンガーに襲い掛かり、バグバズンは何とペドレオン:グロースとは逆方向………人間が住む市街地へと進行を開始していた!! 

 

「嘘だろおい!? 

 こんなにもビーストが居るのか!?」

 

「拙い、あの人間サイズの小型ビーストが市街地へ真っ直ぐ向かっている!! 

 山にでも入られたらその山一帯を焼け野原にしなければならなくなる!!」

 

「ちっ、各機へ、何とか大型個体を対処しつつ小型ビーストを排除するぞ!! 

 市街地に行かれたら多くの民間人が犠牲になりかねないぞ!!」

 

 事態の悪化にヘビクラは声を荒らげながら指示を出すと、自身はモニターを睨みながらある事を考えていた。

 そのモニターの向こうでは物量差で小型のバグバズンの下までマジンガーもセブンガーもPTも近付けずに居た!! 

 それを嘲笑うかの様にペドレオン:グロースの一部個体は咆哮を上げ、バグバズンは悠々と歩きながら市街地方面へと向かっていた!! 

 

「クソ、どけよお前等!! 【ドガァァァァァン!!】

 うおわぁっ!!」

 

【ズシィィィィン!!!】

 

 更にペドレオン:グロースの猛攻にマジンガーZが姿勢を崩し倒れ、其処に他の2体のペドレオン:グロースも隙を晒したマジンガーZに群がり始める!! 

 それを見たグレートマジンガー、セブンガーも救援に向かおうとするも他のペドレオンに阻まれ、マジンガーZに接近出来ずにいた!! 

 

「拙い、コウジ!!」

 

「くっ………!!」

 

 ジュウゾウが声を荒げ、ヘビクラ、イングラムも苦虫を噛み潰した表情を浮かべる中でコウジも流石に拙いと思い、マジンガーZの両腕を動かしてガード姿勢に入り何とかペドレオンの攻撃を耐えようとする!! 

 そうして3体のペドレオンが咆哮を上げマジンガーZに襲い掛かろうとする………しかし、それを許さぬ者は確かに居た。

 

「………矢張り多勢に無勢か。

 行くぞ、ダイゴ!」

 

「ああ!」

 

 ユーゼス、ダイゴは共に連邦軍の劣勢を見極め、手にした変身アイテム………『エボルトラスター』と『スパークレンス』を構え、ユーゼスは刀を抜く様にエボルトラスターの鞘を引き抜き、ダイゴは腕を十字にクロスした後右腕を回転させ天高くスパークレンスを掲げる!! 

 その瞬間光が2人を包み込み、2人の姿はそれぞれ銀色の身体を持つ巨人と、紫と赤と銀のカラーリングを持つ巨人へと変身させ、2人は手を掲げながらグングンと巨大化する!! 

 

「っ、何だ………光………!?」

 

『セヤァ!!!』

 

『タァッ!!!』

 

 それと同時にリュウセイやコウジ達、この場に居た者達は2つの光を目撃しそれに目を奪われていた!! 

 そうして、赤く輝いた光の中から銀色の巨人が現れ、バグバズンの群れに拳を振り下ろし叩き潰す!! 

 更にもう一つの眩い光はマジンガーZの前に現れ、中から紫と赤と銀の巨人が現れ、ペドレオン3体へ攻撃を仕掛けマジンガーZを救う!! 

 そうしてバグバズンを処理した銀色の巨人はもう1人の巨人の側に回転ジャンプしながら並び立ち、ペドレオン:グロース達に身構える!! 

 

「………光の、巨人………!」

 

「…ヘビクラ中佐、イングラム少佐、まさかアレが…」

 

「ああ、この星で確認された人に害を成した怪獣やスペースビーストと交戦し、連邦軍や民間人を救っては立ち去る者。

 光と共に現れる巨人、タイプ:U………通称『ウルトラマン』だ」

 

 この戦場をモニタリングしていたジュウゾウは実物を見た事は無かったが、ヘビクラやイングラムの言葉や反応で確信に至る。

 この巨人達こそ人に仇成した怪獣やスペースビーストの魔の手から人々を救い、光と共に現れては怪獣やビーストを退治した直後空を飛行し立ち去る謎の存在、ウルトラマンであると! 

 そのウルトラマン………銀色の巨人『ネクサス』と紫と赤と銀の巨人『ティガ』はマジンガーZが立ち上がるまでスペースビースト達を牽制し、更にPT部隊が相手するビーストにも一部ヘイトを向けさせる様に立ち回っていた! 

 

「俺達を助けてくれてるのか、あの巨人達は…」

 

『各機、現れたタイプ:U、ウルトラマンと協力してペドレオンを始末しろ! 

 ウルトラマンは此方に攻撃せず、怪獣やビーストを相手にする事が確認されている。

 良いか、アイツ等を変に刺激して余計な手間を増やすなよ?』

 

「りょ、了解!! 

 ………ウルトラマン………光の巨人、ウルトラマン………!!」

 

 コウジは2人の巨人、ウルトラマンが此方を助けてくれてると認識し、ヘビクラからもウルトラマンへの手出しは無用と命じられ改めてペドレオン:グロースと対峙する! 

 更にセブンガーも体勢を立て直し、SRXチームも合流しディバイトランチャーを構えながら陣形を立て直す!! 

 

『セイッ!!』

 

『ハァッ!!』

 

【ドンドンドンドンドンドン!!】

 

 その瞬間、ネクサスとティガは率先して前衛となりながら前進し、ペドレオン:グロースに蹴りやパンチを見舞った後はネクサスは光粒子の刃『パーティクル・フェザー』を、ティガは『ハンドスラッシュ』を放ち牽制しつつダメージを与える! 

 

『ギュルルルロロロ!!!!』

 

「させっかよ!! 

 喰らえ、ロケットパンチ、更にロケットパンチ!! 

 オマケだ、ブレストファイヤー!!!!!」

 

 するとペドレオン3体がティガの背後から襲い掛かろうとし、其処にマジンガーZがロケットパンチをペドレオンに放ちながら突撃し、更にもう片方のロケットパンチも近くの別のペドレオンに放ち最後はブレストファイヤーを更にもう1体のペドレオンを含めたティガを襲おうとした3体に叩き込む即興のコンボ技である『ロケットパンチ・コンビネーション』を使用し先程の助けられた借りを返していた!! 

 

「リュウ、ライ、さっきみたいに私達3人はディバイトランチャーを1体に集中砲火するわよ!!」

 

「了解!」

 

「なら、また俺がフォワードで行くぜ!! 

 オラオラオラオラァ!!!!!」

 

【ズドン、ズドン、ズドン、ズドン!!!!!!】

 

 SRXチームも最初の1体の時の様にディバイトランチャーによる集中砲火を行い、ペドレオン:グロースに的確なダメージを与える!! 

 更にこの個体はネクサスがパーティクル・フェザーを当てた個体である為、既にダメージが蓄積されていた! 

 その為意外な程早くSRXチームが攻撃した個体は爆散した! 

 この際テツヤは再びサンダーブレークでビースト細胞を全て焼き払っている。

 更にこの直後、ネクサスは抜刀の様なポーズを取りながら腕を十字に組んで光線を放つ!! 

 この技こそネクサスの基本形態『アンファンス』の中で最も威力が高く、また高い再生力を持つビースト細胞を再生そのものを許さない分子分解能力を持つ『クロスレイ・シュトローム』である! 

 …しかし、アンファンスは基本形態、戦闘形態では無いのでお世辞にも大型ビーストを分子分解し切るパワーが無いので専ら牽制の為に使われるのが大半である。

 事実これを受けたペドレオン:グロースは大きく仰け反る程度のダメージしか受けていなかった。

 

『シュア! 【キュピィィン、コポコポコポコポ!!】』

 

「あの銀のウルトラマン、赤い身体になったぞ!?」

 

「あ~、あのウルトラマンは戦闘形態になるとああやって赤いボディカラーが増えて若干身体も鎧の様な形状になるんだよ。

 で、その戦闘形態に移行するとだな」

 

『シェア!! 

 ハァァ………シュ、ヘァッ!! 【キン、ポコポコポコ………キュイン、バシュゥゥゥゥゥ、キィィィィィン!!】』

 

 更にネクサスはアンファンスから戦闘形態『ジュネッス』へとタイプチェンジを行い、左腕と右腕をクロスさせた後光が纏う右腕を一度腰に構えてから天高く掲げると青い光線『フェーズシフトウェーブ』が放たれ、更に全ペドレオン:グロースとSRXチーム、ダブルマジンガー、セブンガーやティガも全て包み込む結界の様な物が形成される! 

 これこそがネクサスがスペースビーストを逃さず、ビースト細胞の拡散を防ぐ為に使用する隔離異空間『メタフィールド』である! 

 コレに呑まれたビーストやネクサスが敵と見做した者は問答無用でエネルギーを吸われ、更にネクサスは本来の力を発揮し全ての技の威力が上がるのだ!! 

 更にはこのメタフィールドは他のウルトラマンにも作用し、ネクサスと共に戦う光の巨人にもバフ効果を齎す様であり、ティガも同様に能力が底上げされている様である!! 

 

「ビーストの動きが鈍くなったのに対してウルトラマンの動きが良くなってる?」

 

「俺達ストレイジの調査情報ではこのフィールドはウルトラマンに有利になる様に働き、ビーストは忽ち活動を鈍らせる効果があると判明している。

 後、このフィールドの外への通信は通じないからヘビクラの代わりに俺が指示を飛ばすぞ。

 SRXチームは先程の様に連携して攻撃、ダブルマジンガーは俺に合わせてくれ!」

 

「成る程な、了解だクレナイ!」

 

 クレナイの情報共有により現在のペドレオンは弱体化されていると把握したコウジ、テツヤ達は編成を組みペドレオンの群れへと突撃する! 

 2人のウルトラマンもまたセブンガーやダブルマジンガー、SRXチームを援護しつつダメージを的確に与え1体、また1体と細胞を残らず焼滅させつつ爆散させる! 

 されどペドレオンはまだ9体残っており、中々気の抜けない状況に変わりなかった! 

 するとティガもまた行動を起こす!! 

 

『タァッ!! 

 デュッ、ンンンンンン、ハァッ!! 【ギュオオオオン!!】』

 

「もう1人のウルトラマンも体色が赤と銀に変わった!」

 

「あの姿は調査によればパワーが劇的に上がる形態らしい! 

 他にも紫と銀の姿になりスピードが上がる形態もあるらしく、あのウルトラマンはバランスの良い基本形態も含めて3つの姿を使い分ける様だ!」

 

 ティガのタイプチェンジをクレナイが説明すると、パワータイプにチェンジしたティガはその剛力でペドレオン達を殴り、蹴り、圧倒的なパワーでビーストにダメージを蓄積させる!! 

 更にティガがダメージを与えた個体にネクサスがジュネッスでのクロスレイ・シュトロームを放つ!! 

ジュネッスにチェンジ、更にメタフィールド下でのクロスレイ・シュトロームはアンファンスのそれと比べても威力が跳ね上がっており、巨大個体のビーストすらも倒す事が可能になるのだ。

 その証拠に、ペドレオン:グロースは分子分解された事が分かる青い粒子光が混じりながら爆散する!! 

 

「ディバイトランチャー、オールシュートッ!!!! 【ズドンズドンズドンズドンズドンズドン!!!!!】」

 

『フッ、ハァァァァァァァァ、タァァッ!! 【キュィィィィィィィン、ブォォォッ!!!!!】

 

 更にSRXチームによるディバイトランチャー一斉射で4体のペドレオンの内3体が細胞が残らず爆発四散し、1体が虫の息の所をティガ・パワータイプの必殺技『デラシウム光流』が炸裂し4体目も爆発四散する!! 

 それにより残るペドレオンは4体となり、ティガも再び基本形態のマルチタイプにタイプチェンジしハンドスラッシュで牽制しつつ格闘戦でペドレオン達を押さえる! 

 

「硬芯鉄拳弾発射!!」

 

 セブンガーも負けじと硬芯鉄拳弾を発射しペドレオン:グロースの再生能力を上回るダメージが遂に与えられ爆発四散する! 

 それをテツヤはサンダーブレークでビースト細胞を焼却、そしてマジンガーZ共に3体の内2体のペドレオンを睨む!! 

 

「これで終わらせる、ブレストバーン!!!!」

 

「ブレスト、ファイヤー!!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォォッ、グジュグジュグジュグジュグジュグジュ、ドガァァァァァァン!!!!】

 

「よし、残り1体だ!!」

 

 ダブルマジンガーの攻撃でペドレオンも残り1体となり、セブンガーもSRXチームも最後の1体を睨み付ける! 

 しかし、ゲシュペンストやシュッツバルトの装備したディバイトランチャーは残弾切れとなり、セブンガーもエネルギー切れ寸前であり硬芯鉄拳弾1発を撃つのがやっとな状態であった。

 ダブルマジンガーもブレストファイヤーやブレストバーン、サンダーブレークを連発し過ぎて光子力エンジンのエネルギー供給が間に合っておらず、残る1体を倒す武器が使えずにいた! 

 ………だが、此処にはウルトラマンが居る。

 最後の一押し、人類が叡智を振り絞って怪獣やビーストの脅威から戦い、どうしても手が届かない部分を彼等は手助けをするのだ。

 

『シュ、ハァァァァァ………【キン、キュイン、バチバチバチバチ!!】フッ、テェヤッ!! 【ギュン、ビィィィィィィィッ!!!!!】』

 

『フッ【キン、キン、キュイン、キィィィィィン】タァッ!!! 【ビィィィィィィィィッ!!!!!!】』

 

『ギュルルルロロ!!!? 【ビィィィィィィ、ドガァァァァァァァンッ!!!!!!】』

 

 ティガは腰に手を構え、胸の前に両手を伸ばした後光の軌跡を描きながら横へと手を伸ばしL字に腕を組んで光線を放ち、ネクサスは両手を前に伸ばしながらクロスさせ、胸の前に腕を持って行きながら両手の間にエネルギーを迸らせ、チャージが終わった瞬間Y字に腕を伸ばし、最後はL字に腕を組みこれまた光線を放つ! 

 これこそがティガとネクサスが有する最大必殺技である『ゼペリオン光線』と『オーバーレイ・シュトローム』である! 

オーバーレイ・シュトロームクロスレイ・シュトロームを超える威力と分子分解能力を持ち、大型のビーストと言えど当たれば分子分解は必至であり、其処にゼペリオン光線も同時に受ければ…結果は火を見るより明らかであった! 

 

「スペースビースト、掃討完了…! 

 ふぅ、何とかなったか………」

 

『………シェア! 【キン、コポコポコポコポコポコ!】』

 

「あ、隔離空間が消えてく…!」

 

 ペドレオン達の掃討を完了したクレナイやコウジ、リュウセイ達が一息吐くと同時にネクサスはメタフィールドの展開を終了し、実空間に全員が帰還する。

 そうしてヘビクラやイングラム達との通信もアクティブになった瞬間、ティガとネクサスは天高く飛び立ち、その場から飛び去って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「全員、ご苦労だった。

 スペースビーストの残骸は全て再生能力を失い文字通り『死んでいた』。

 テツヤ、グレートのサンダーブレークによるアシストは中々だったぞ」

 

「スペースビーストの厄介さはメキシコ事変を知る者なら誰でも分かるからな、ああした方がビースト細胞を文字通り再生器官ごと殺せると判断したまでだ」

 

 戦闘終了後、コウジ達はヘビクラからの労いを受けていた。

 テツヤも己の経験則でグレートマジンガーに無理をさせた結果、ビースト細胞の殲滅に成功していた。

 更にイングラムも初の怪獣対応やビーストとの戦闘を切り抜けたリュウセイ達を労い、リュウセイも気分が良くなっていた。

 

「あ、所でヘビクラ中佐にイングラム少佐。

 あのウルトラマン2人に名前はあるのかな? 

 どっちもウルトラマンだし、呼び名が無いと判別出来ないって言うか何と言うか」

 

「あ~、ウチ等軍部の佐官クラスの人間には周知されてる情報なんだがな、アイツ等の名前はとある情報筋から齎されてるんだわ。

 紫と赤と銀のウルトラマン、U-01はティガ、銀のウルトラマン、03はネクサスだ」

 

「ウルトラマン…ティガ、ネクサス…」

 

 ヘビクラがコウジの問いに答え、この場に居る尉官以下の者達はその名を噛み締めていた。

 ウルトラマンティガ、及びウルトラマンネクサス、自分達を助けスペースビーストの撃破に協力してくれた光の巨人達の名を。

 そして彼等の助力に感謝を込めながら沈む太陽に目を向けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、ティガ、ネクサスへの変身を解いたダイゴとユーゼスは戦闘地区から離れた森林地帯に降り立ち、ユーゼスの方は少し溜め息を吐いていた。

 その理由たるや、メタフィールドはネクサスの身体から形成される異空間であり文字通り身を削ってあの空間を維持してるのだ。

 ネクサスのエネルギー残量を示す『エナジーコア』の上に出現する『コアゲージ』はメタフィールドの維持時間の目安であり、3分間しか展開出来ずそれを過ぎればネクサスの変身者『デュナミスト』は死に至るのだ。

 更にオーバーレイ・シュトロームも万全の状態で無ければ2発以上撃つ事が不可能…撃てても消耗し過ぎてデュナミストが死ぬ可能性がある必殺技であり、それらを今回は1分半の展開とと1発使用しただけだが、それでも少し消耗が激しいのである。

 

「ユーゼス、大丈夫か? 

 僕の光エネルギーを君に分けようか?」

 

「平気だダイゴ、いざと言う時は『ストーンフリューゲル』で休めば良いし、今回は余り疲れていない。

 だからお前も光エネルギーを分けて疲労すると言う裏目を取らない方が良い」

 

 ダイゴの提案を断るユーゼスは深呼吸をした後姿勢を正して歩き始めた。

 ダイゴも少し心配はしているが、ユーゼス自身ネクサス側は別に『消耗し過ぎてネクサスになった(・・・・・・・・・・・・・・)』訳では無いとネクサスを通じて知ってるので変な裏目を取らない様にしてるだけなのだ。

 では何故ユーゼスは此処まで疲労困憊するのか………それはひとえにユーゼス自身の問題、ユーゼスの心にある『負い目』が彼自身を苦しめてるに他ならないのである…。




此処までの閲覧ありがとうございました。
怪獣も人的被害を出さない限りは無闇に駆除はしませんがこの世界のストレイジのスタンスです、だけどスペースビーストは許さん。
そしてウルトラマンティガ、ウルトラマンネクサス降臨。
今回ティガはパワータイプとマルチタイプしか使ってませんがスカイタイプもその内出します。
また、ダイゴとユーゼスは根無し草では無く自分達でちょっとした組織を作ってるとだけ公開致します。

次回もよろしくお願い致します!

ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?

  • チョーイイネ、サイコー!!
  • ダメです!!!
  • 理由ある登場なら…
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