スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

48 / 68
皆様おはようございます、第30話前編を投稿致します。
今回からいよいよ本格的なエアロゲイターとの戦闘へ入ります。
本作のエアロゲイターの初手は何を仕掛けて来るか、お楽しみ下さいませ。
では、本編へどうぞ!


OG1 ディバイン・ウォーズ:L5戦役編
第30話『ジュネーブ壊滅(前編)』


 ハガネ・ヒリュウ改部隊は統合参謀本部、及びレイカー司令よりジュネーブの防衛任務自体は解かれたものの事後処理の為にその地に残る様に命じられる予定だった。

 ナイトレイダー達はジュネーブにすし詰めにされる訳には行かないのでハガネ・ヒリュウ改側に融通して貰いクロムチェスター3機の修理、そして弾薬やエネルギー補給を終えて1時間後にハガネ・ヒリュウ改部隊から離脱する予定であった。

 

「にしても、俺達民間組織の人間にも此処まで良くしてくれて艦内行動を自由にしてくれるなんて凄いよなダイテツ艦長達って」

 

「無論本来ならこうは行かないからな、ハガネとヒリュウ改が特別なだけで他は軍規に厳しいから補給すらも受けられん可能性があることだけは頭に入れろよ、魔王?」

 

「そうだぞソウゴ、特にお前は雰囲気でなぁなぁに済ませかねないからな」

 

「…ツカサにゲイツもなんか酷くない?」

 

 そんなナイトレイダーに属し、ハガネの一室を借り受けクロムチェスター3機の修理、補給が終わるまで世話になっていた中でツカサ、ソウゴ、ゲイツは部屋の片付けを行い、持ち帰るべき物を一式纏めてから格納庫へと赴いていた。

 其処にはユーゼス、ダイゴ、ウォズが先に待っていたがそんなユーゼス達の視線はマジンガーZとグレートマジンガーへと向けられており、ソウゴ達も何なのかと視線を向けると、其処にはコウジとツルギが新型光子力エンジンのテスト稼働を行いジュウゾウ達が数値を測ってる所だった。

 

「うむ、テスト結果は当初の想定の20%以上良い結果が出たぞ。

 コウジも調整を手伝ってくれたお陰かのう?」

 

「いやいや、俺は微力程度だよ。

 それでマジンガーZ、お前も調子はどうなんだ?」

 

『ああ、前のエンジンよりも更に俺の力を発揮出来ると自負出来る。

 それに超合金NZ(ニューゼット)………凄い装甲だ。

 今までの超合金Z以上に柔軟性がありながら装甲の剛性も何もかもが超合金Zを上回っている。

 これならばワームスマッシャーの掃射やダブルバーニングファイヤーの直撃も耐え抜けるだろう。

 尤も、マジンガーが敵として現れる事を前提とするならばの話だがな』

 

 その結果は良好であり、超合金NZ(ニューゼット)の剛性や柔軟性にもマジンガーZは太鼓判を押しておりやたら滅多な事では破壊されない事を光の文字で表していた。

 しかし………グランゾンのワームスマッシャーを例に出しているがその上の武器、即ちディストリオンブレイクやブラックホールクラスターに関しては超合金NZ(ニューゼット)であろうと耐えられないと暗に示しているのでコウジやツルギは慢心せず捌ける攻撃は捌くと結論付けたのだった。

 

「次にテツヤ、グレートブースターも超合金NZ(ニューゼット)へと装甲が換装された事でグレートの機動力を高める装備としての用途以外にも…グレートブースターを超合金の弾丸として飛ばし、敵に強烈なダメージを負わせる事も可能になった」

 

「今までは超合金Z製故に無理して武装として使えばブースター側が破損しかねなかったが…そうか、どうやらそちらの方も目処が付いたらしいな」

 

 更にグレートブースターも超合金NZ(ニューゼット)へと換装された事で武装としても使える様になり、実質グレートマジンガーの武器も1つ増えた事になった。

 コウジはグレートブースターの先端が鋭利なのは敵にぶつける用途があったからと言うのは知ってはいたが…超合金NZ(ニューゼット)の塊が高速で飛来し衝突した際の破壊力は凄まじいと考え、コレを向けられる敵に同情するのだった。

 

「成る程な、ユーゼス達が見てるのはマジンガー達が気になってたのか」

 

「ああ…だが、マジンガーZの意志も『終焉の魔神』を警戒してくれているらしいからな。

 なら我々としてはそれを信じるべきだと考えていた所さ」

 

 ツカサとユーゼスが軽く会話し、クロムチェスター3機のシステムチェックを行い始めた所でソウゴが右を向けばリュウセイとラトゥーニがR-1の腕部モーターを交換しないといけないと会話し、左を向けばブリットがクスハにアイスシールを貼って貰ったりと青春だなぁ〜と思う場面が目に映っていたのだった。

 

 

 一方ハガネブリッジではノーマン少将より通信を受け、ヒリュウ改のレフィーナもその通信会議に参加しており様々な情報…特に1番重要なエアロゲイターへの攻撃禁止命令の解除をノーマン少将より聞かされるのだった。

 しかし、その情報はグライエンが齎した物とも被っており、彼の発言が矢張り事実だったと裏付けられていたのだった。

 更にその会議にはヘビクラとクレナイも参加しており、今後はジャグラー及びウルトラマンオーブとして表立って行動する事が可能になった事への太鼓判をノーマン少将より押して貰う為にその場に居たのだった。

 

「…安全保障会議の大半も死亡、連邦政府はパリへと臨時で設置…DC残党アードラー派の攻撃で降伏派閥の連中の大半が消えたのは良いが政府機能が一時的に麻痺したのは拙いな。

 俺がエアロゲイターならばこの時を狙ってちょっかい掛けて来るぜノーマン少将?」

 

『その事も重々承知している。

 よって各連邦軍基地にAA以上の警戒網を敷くと同時に死蔵されていたゲシュペンストMk-IIの再配備を進めている。

 そしてヘビクラ中佐、クレナイ少佐、エアロゲイターも怪獣を兵器として利用して来ると以前のヒリュウ改による偵察で判明したので…ジャグラスジャグラー、そしてウルトラマンオーブとしても力を貸して欲しい。

 無論無理強いはしないと約束する』

 

「其処は任せて下さいノーマン少将。

 俺達もこの星を護るって想いは一緒です、だから地球連邦軍のヘビクラとクレナイとしても可能な限り尽力します』

 

『その言葉が聞けて此方としても有り難い限りだ』

 

 クレナイの言葉やヘビクラの態度から表と裏、両方の顔を以て地球側に与する事を確約されノーマン少将も6年前より2人が地球連邦軍に属して尽力してくれた事、更に今なおこの星を護る為に動いてくれる事に言葉通り有り難いとして表情も自身に満ちながらも安心した笑みを浮かべていた。

 だが、そんなヘビクラやクレナイ、ダイテツ達を嘲笑うかの如くハガネとヒリュウ改の警報がけたたましく鳴り響くのだった!!

 

「エイタ、何があった!?」

 

「コルムナより緊急通信!!

 大阪、上海、メルボルンが…同時にエアロゲイターの襲撃を受けているとの事です!!」

 

「チッ、俺の予想は嫌な時に当たりやがるな!!」

 

「更に上空に重力震反応!!

 此方にもエアロゲイターが来ます!!」

 

「直ちに迎撃態勢に入れ!!」

 

 大阪、上海、メルボルンに加えてハガネ・ヒリュウ改部隊が駐留しているジュネーブにもエアロゲイターの襲撃が同時に開始され、ダイテツは迎撃命令を出して機動部隊の出撃を急がせるのだった!!

 更にこの時ナイトレイダーもまだハガネ・ヒリュウ改部隊より離脱していなかったので此方も行動を合わせてエアロゲイター迎撃の為にクロムチェスターを戦闘モードに切り替えつつ出撃準備を整え始めていた!!

 そして………このエアロゲイターによる世界各地への同時襲撃が、この世界の人々が後に『L5戦役』と呼ぶ事になる戦いの幕開けでもあったのだ………!!

 

 

 

 

 

 

第30話『ジュネーブ壊滅』

 

 

 

 

 ハガネ、ヒリュウ改より機動部隊、及びクロムチェスター3機が出撃しエアロゲイターへの迎撃準備を完了させていた!

 更にクレナイ、ヘビクラは怪獣兵器が出て来る可能性を考慮し、セブンガーとウインダムで出撃し、PTやAM各機もディバイトランチャーを装備し、カチーナは鹵獲したシャイン王女が乗っていたヴァルシオン改…勿論ゲイム・システム周りは廃棄済み…に乗り込み身構えていた!!

 

「よし、新型光子力エンジンの戦闘モードでの起動状態も良好だ!

 これでマジンガーの武装の出力も大幅にアップしたぜ!!」

 

『だがその分ルストハリケーンすらも風力が強くなっている、今回はまだ良いが市街地での戦いは特に出力管理が重要になるから気を付けて戦うぞ、コウジ』

 

「それにしても、休む暇も無いってこの事ね!」

 

「ここんとこ戦闘続きよねぇ。

 女の子の事も考えて欲しいわよね」

 

「あ、それ分かる分かる。

 色々あるのよね〜」

 

「色々って、何ですか?」

 

「う~ん…クスハにはまだ早いかな?」

 

 コウジもマジンガーZの性能アップを実感しつつより怪獣や対特機、対異星人の兵器に強く出れるとして腕を鳴らすが、一方でマジンガーZ自身はエンジンの性能アップと同時に武装出力も上がったので市街地戦は気にする必要があると忠告していた。

 当然コウジやツルギはそれに頷いており、既に展開しているバグスやバード達に視線を向けていた!

 一方女性グループは談笑する余裕があり、相変わらずハガネ・ヒリュウ改部隊のメンタルの強さが表れているのだった。

 

「ヘビクラ、クレナイ、イングラム、これはプライベート通信だ、記録に残らない様にしてくれ。

 エアロゲイターの攻勢は此処から始まると思われるが、その標的は主にハガネとヒリュウ改部隊を中心になるだろう」

 

「…まぁ、そうだろうぜ。

 それは良いとしてイングラムよ、連中はまだバグスとかで様子見してるが………アレはどうなんだ?」

 

「…恐らく、俺に嵌められたジュデッカの枷が完全に俺を縛る時を待っている。

 レビ達はそんな自覚は無いだろうが、エアロゲイターを操っているであろう者は…俺が地球側の完全な敵になり、死ぬ事を望んでいると考えられる。

 そして今回の攻撃は威力偵察でもある…ハガネとヒリュウ改の力を直で確認する為の、な」

 

「その情報を伝えられるって事はまだお前は正気で…そして、もう時間が無いんだな、イングラム」

 

 一方ユーゼス、イングラム、ヘビクラ、クレナイの4人がプライベート通信を行い、ユーゼスとイングラムがエアロゲイター側の思惑を今開示出来る部分をそれぞれ口にしたが…クレナイの鋭い洞察力にイングラムは黙って肯定するしか無かった。

 そう、自分にはもう時間が無い…恐らく極僅かな猶予しか残されておらず、近い内にリュウセイ達を裏切る事になる。

 そんな確信がイングラムにはあり、だが残る伝えるべき事は最早『SRX』…リュウセイ達のRシリーズの隠された姿、SRX計画の1つの到達点の存在を教え、そして後を託すのみであった。

 故にイングラムはその後に何とかリュウセイ達を生き延びさせて…自身を含むエアロゲイターの打倒を完了させる事が果たすべき使命だとして皮肉な感情も込めた笑みを浮かべていた。

 …そんなイングラムに対してユーゼスもまた、無言で自身が此処に居る意味を果たす時が近いと確信していたのだった。

 

「各機へ、警戒を怠るな。

 攻撃を開始する」

 

 そうしてユーゼス達のプライベート通信とは別でキョウスケ達もエアロゲイターへの警戒心を見せつつも半端な布陣に疑問を持つ中、イングラムはプライベート通信を終えて攻撃開始の命令を出した。

 とは言っても相手はメギロート、イルメヤ、ミシュレイだけなのでパワーアップしたダブルマジンガーやR-1にアルトアイゼン、サイバスター等に掛かれば敵ではなく、クロムチェスター3機も合体しない中で4分と経たぬ内に撃破完了するのだった!

 

「…これで終わり?

 可笑しい、エアロゲイターが各所に同時襲撃したなら此処にも相応の戦力が来ると思ったんだけどな…」

 

「コウジ、何か嵐の前の様な静けさを俺も感じるぜ…」

 

「ええ………皆、油断せず警戒を…【ビィィィッ!!】っ、新しい敵の反応!?」

 

 しかし、メギロート等を全て撃破した直後ジュネーブ上空にジガンスクードを超える全高を持つ機動兵器、更に『猛禽怪獣グエバッサー』に加えてギャラクトロンの3体の増援が現れた!

 リオやタスク達は機動兵器の大きさに、クスハやブリットはエアロゲイターが本当に怪獣を兵器として運用している事に驚愕していた!!

 

「けど、ハンドレッドの奴等と同じギャラクトロンを従えてるなんてバリエーションが無いんじゃないか?」

 

『…ジャーダ、同じギャラクトロンとは考えない方が良い。

 あのギャラクトロンは………ハンドレッドがコントロールしていた個体よりも遥かに強い…!!』

 

「な、何!?」

 

「(………まさかあのギャラクトロン、デチューンされていない『通常状態』のギャラクトロンなのか!?

 エアロゲイターの奴等、どうやってデチューンしていないギャラクトロンをコントロールしてるんだ!?)」

 

 更にジャーダが油断しそうな所にマジンガーZが光の文字でハンドレッドの物よりもずっと強い事を、自身の索敵レーダーで探知したエネルギー量から伝えると周りの面々も驚いていた!

 そして………クレナイやヘビクラはエアロゲイターがどんな手品を使っているか不明だが、デチューンされていないギャラクトロンすらも運用している事に驚愕しながら見ていた!!

 更にアヤは機動兵器から発せられた強い念により頭痛が生じ、ラーダが調べればそのレベルは7とかなり強力な上に波長パターンも………アヤに似た物だった為眉を潜めたのだった!

 

「ユーゼス、ヘビクラ、クレナイ、ツルギ、『ヴァイクル』…あの兵器が現れたと言う事はエアロゲイター側はサンプルの調整が終了しつつある事を示している…。

 そしてハガネとヒリュウ改の前に現れた事にも意味がある」

 

「俺達に特別興味を持っているって訳だな?」

 

「そう言う事だ…。

 ダイテツ艦長、レフィーナ艦長、早急に各機を回収し、此処から撤退した方が良いと具申します」

 

「…理由は?」

 

「エアロゲイターは空間転送技術を保有しています。

 あの新型や怪獣兵器達を囮にし、MAPWの類を転移出現させて来たら…我々は此処で全滅します」

 

「きょ、教官、何言ってんだよ!?」

 

「根拠はあるのか?」

 

「今までのデータを踏まえた上での、『俺の推測』です」

 

 それからイングラムはユーゼスに加えてヘビクラ達にプライベート通信を行いヴァイクルが現れた事に幾つか意味がある事を、エアロゲイター側の人間として漏らすと直ぐにハガネとヒリュウ改に通信を送り撤退する事を具申していた。

 勿論何も知らないリュウセイ達にアレコレと怪しまれない為に言葉を選び…ダイテツやレフィーナにエアロゲイター側のスパイとしての意見と分かる様に『俺の推測』と言う言葉を付け加えてモニター越しにダイテツとレフィーナはアイコンタクトを行い…そして結論を出した。

 

「…ジュネーブを簡単に放棄する事は出来ん。

 しかしイングラム少佐の意見も無視出来ないので、あの新型や怪獣兵器が妙な行動を行った場合、急ぎ機動部隊を回収しジュネーブから撤退する事とする

 各機、警戒を怠るな!」

 

「了解(何とか此方の意図は伝わったか)」

 

 そうしてダイテツは各機に迎撃を続行しつつヴァイクルやグエバッサー、ギャラクトロンが妙な行動を示した瞬間急ぎ撤退すると命令を下し機動部隊全機は了解を示したのだった。

 そしてジャーダやガーネットはマジンガーZが警戒したギャラクトロンに向けてディバイトランチャーを構えた………その瞬間、ギャラクトロンはデチューンされた個体では使わなかった『ギャラクトロンスパーク』をいきなりジャーダとガーネットのゲシュペンストMk-IIに向けて放とうとしていた!!

 

「危ないジャーダさん、ガーネットさん!!!

 光子力、ビィィィィィィィム!!!!!!!」

 

「ダブルサンダァァァァァ、ブレェェェェェェク!!!!!!!」

 

【ビュォォオオォォオン、ビィィィィィィィィィィィィ、ズガァァァァァァァァァァァァァァァッ、ギュォォォォォォン………グォォン!!!!】

 

『なっ!?』

 

 しかし、それを新型光子力エンジンによりパワーアップしていたマジンガーZ、及びグレートマジンガーが割って入り最大出力の光子力ビームとダブルサンダーブレークを放ち相殺しようとした………が、このパワーアップした2体の魔神の射撃武器の中で最大威力の技を以てしてもギャラクトロンスパークの方が微妙に上だったらしく、光子力ビームとサンダーブレークが押し返されながらその破壊光線が4機を襲おうとしていた!!

 

「危ねぇジャーダ、ガーネット!!!」

 

「クソが、間に合え!!!!!」

 

【ズドォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!】

 

 だが其処にセブンガーとウインダムがマジンガーZ、グレートマジンガーの直ぐ後ろに割って入りジャーダとガーネットのゲシュペンストMk-IIに攻撃が直撃しない様に盾となっていた!!

 そして本来は山1つをあっさり吹き飛ばし、更に辺りを焦土と化させるギャラクトロンスパークはダブルマジンガーの攻撃により威力がかなり軽減されたお陰で少し派手な爆発が起きた程度で終わっていた!!

 …しかし、それで耐えられたのは装甲が超合金NZ(ニューゼット)に換装していたダブルマジンガーのみで、セブンガーとウインダムはダブルマジンガー以上のダメージを受けて行動不能になり、ジャーダとガーネットのゲシュペンストMk-IIは直撃や爆発に巻き込まれるのは免れたが、衝撃波で機体が吹っ飛び倒れていた!!

 

「ジャーダ、ガーネット!?」

 

「コウジ、ツルギ少佐、クレナイ少佐、ヘビクラ中佐、大丈夫か!?」

 

「マ、マジンガーZとグレートマジンガーは超合金NZ(ニューゼット)と新型光子力エンジンで出力アップしていた武装であの攻撃の威力をかなり殺せたから掠り傷程度で終わってるぜ…!

 けど…!!」

 

「おいクレナイ、ヘビクラ、ジャーダ、ガーネット、応答出来るか!!」

 

『………………………』

 

 

 しかし、ダブルマジンガーは性能面がパワーアップしていたお陰で掠り傷で終わってパイロットも無事でも、衝撃波で吹き飛ばされたジャーダとガーネットは頭を強く打ち付けたのか気絶し、セブンガーとウインダムに関しては通信も出来ない程に損傷した為4人から返事が返って来なかった!

 更にギャラクトロン、グエバッサー、ヴァイクルが行動を開始し、ダブルマジンガーは変わらずギャラクトロンを相手取り、其処にグルンガスト2機やジガンスクード、更にギャラクトロンの戦闘力を危険視したユーゼスがクロムチェスターを合体させ、ストライクチェスターとなりそれ等が一同に介し応戦していた!!

 グエバッサーはサイバスターとヴァルシオーネ、ガーリオン2機に加えてアーマリオンやヴァルシオン改にラッセルのゲシュペンストMk-II等が対応し、ヴァイグルはRシリーズとビルトシュバイン、アルトアイゼンとヴァイスリッター、ヒュッケバインMk-IIが相手取りこの状況を打開しようと試みていた!!

 

「…くそ、通信が壊れたな…派手に損傷してセブンガーもウインダムも動きもしない…連中は俺達にも動いてみろって言ってるな、これは?」

 

「なら…お望み通りやってやろうじゃねえか!」

 

 そんな中、セブンガーとウインダムのコックピットで無事だったクレナイとヘビクラはギャラクトロンがあの状況でいきなりギャラクトロンスパークを放った意図を察し、オーブリングダークゼットライザーをそれぞれ取り出し起動すると、インナースペースが発生しその中で互いに黒いタイツ姿になるとそれぞれフュージョンアップカード怪獣メダルを取り出してウルトラマンオーブ、ジャグラスジャグラーとして戦おうとしていた!!

 

「『ジャック』さん!

ウルトラマンジャック!

ヘアッ!!』】

 さん!

ウルトラマンゼロ!

デェェェェェアッ!!!】」

 

 ガイの方はウルトラ6兄弟の1人にしてブレスレットの名手と名高くその戦闘力も6兄弟の1人に相応しい『ウルトラマンジャック』と、若き最強戦士にして真紅のファイター『ウルトラセブンの息子、また自身とも縁が深い『ウルトラマンゼロ』のカードをリードし、2人の戦士の幻影を横に立たせていた!

 一方ヘビクラはゼッパンドンとなるメダルでは無く、別の怪獣メダルを取り出していた!

 

「『ゴルザ』さん、『メルバ』さん、『超コッヴ』さん!

Golza.Melba.Super C.O.V.

 まだだぜ、デチューンされてねぇギャラクトロンが相手ならな!

ガンQ』さん、『レイキュバス』さん!!

Gan-Q.Reicubas.】」

 

 何とジャグラーは一旦ゴルサ等の3枚のメダルをリードした後、更に追加で2枚の怪獣メダルをリードすると言う豪勢にメダルを使ったのだった!!

 そしてこのメダルの共通点はティガや『ウルトラマンダイナ』、そして『ウルトラマンガイア』の3人のウルトラマン達の敵である組み合わせであり、この5体の怪獣が1体の合体した姿も実際に存在するのだ!!

 

「キレのイイ奴、頼みます!!」

 

「闇の力、お借りします!!

 超合体!!」

 

フュージョンアップ!!

 ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!!

 

Five King.

 

 それぞれリードしたカード、メダルの力を融合させ、オーブは高速戦闘を可能とするフュージョンアップ形態『ハリケーンスラッシュ』へ、ジャグラーはティガ・ダイナ・ガイアの3大ウルトラマンと対峙した5体の怪獣達が1つになった『超合体怪獣ファイブキング』へと変身し、戦場へと降り立った!!

 

を超えて、を斬る!!

 

グオオオオオオオンッ!!!!!

 

「あれは、ウルトラマンオーブと………また別の怪獣!?」

 

「全機へ、ウルトラマンオーブと共に現れたあの怪獣は無視せよ!

 あちらも以前オーブと共に現れた怪獣と同様に此方へは攻撃して来ないと報告がある!!(そして、あの怪獣は恐らくジャグラー…ヘビクラ中佐が変身した物だ)」

 

 ウルトラマンオーブとファイブキングの姿を確認したダイテツはファイブキングとまた前回現れたゼッパンドンと同様ジャグラー、即ちヘビクラ中佐が変身した物であると推察し、そちらは無視させて敵対怪獣とエアロゲイターの新型兵器を相手取る様にと機動部隊各機へ命令を飛ばした!

 それからオーブは頭部のスラッガーから二本一対の切断系発光体である『オーブスラッガーショット』を前方に配置し、念力で高速回転させて光の輪を形成後右腕を輪の中へと突っ込み、現れた柄を握り引き抜く事で1本の槍が現れる!

 これがハリケーンスラッシュの主武装であり高速戦闘と組み合わせる事で鋭い斬れ味と威力を発揮する専用武器『オーブスラッガーランス』である!!

 そしてオーブはサイバスター達が戦うグエバッサーに、ファイブキングはマジンガーZ達が戦うフルスペックのギャラクトロンに狙いを定めてオーブは空を飛び、ファイブキングは駆け出すのだった…!!




此処までの閲覧ありがとうございました!
エアロゲイターの初手、それは原作のヴァイクルのみならずグエバッサーとフルスペックのギャラクトロンをハガネ・ヒリュウ改部隊+ナイトレイダーにぶつけるでした。
フルスペックのギャラクトロンに関しましては、パワーアップしたダブルマジンガーの最大威力の攻撃でギャラクトロンスパークの威力をかなり殺せますがそれでも超合金NZ(ニューゼット)で無ければ掠り傷では済まない威力を持つので明らかにヤバいです。
そんなエアロゲイター相手にオーブも当然現れるし、ジャグラーも豪勢に怪獣メダル5枚を使いファイブキングで応戦します。
その戦いの模様は次回に…。

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。