スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様お待たせ致しました、第3話の前編を投稿致します。
今回は前回までの長さでは無い………ですが、どうしてもリュウセイルートと被る本作では避けられない事件となります。
また、サブタイ通りに………。
では、本編へどうぞ!


第3話 『進化の光と魔神と惨劇(前編)』

 

 ───地球連邦軍極東支部・伊豆基地───

 

 

 11月2日、つい昨日行われたダブルマジンガーの訓練、及びスペースビーストとの大規模戦闘をコウジはマジンガーを見ながら振り返っていた所であった。

 

「コウジ、どうしたんだ?」

 

「リュウセイか、ああ…昨日の戦いを思い返してな」

 

「昨日の……」

 

 リュウセイもコウジの言葉に思う所があり、最後の方でディバイトランチャーの残弾管理を怠り残弾切れになり最後の1体をウルトラマンティガ、ウルトラマンネクサスが撃破した…のだが、もう少し残弾管理出来ていれば戦闘継続出来ていたと思い、更にマジンガーZを途中孤立させて危うくコウジの身に危険が迫る所だったのだ。

 コレもウルトラマン達が助けてくれたお陰で事無きを得ていたが、矢張り軍服を身に着ける者としてそれは頂けないとして誰に言われずとも猛省していたのだ。

 無論コウジも同じ事を考えながらマジンガーZを見ていたのだ。

 

「リュウセイ、此処に居たのね。

 私達に招集が掛かったわ、サカエ参謀の所へ行くわよ」

 

『………』

 

「どうしたのリュウセイ、それにコウジも?」

 

「…アヤ大尉、俺達はまだまだ未熟だって痛感してる所だったんですよ。

 もしもウルトラマン達が助けに来なきゃ、俺は…」

 

「それに俺だって武器の残弾管理が出来て無かった、もしも俺1人だったら…」

 

 アヤは2人の態度を見て『らしくない』と感じ、笑みを浮かべながら語りかけ始める。

 

 

「2人共、そうやって反省出来るって事は成長の余地があるって事よ。

 それにね、リュウセイはライや私とチームなんだから遠慮なく頼っても良いのよ。

 コウジだってまだまだマジンガーの扱いに慣れてないでしょ? 

 だったら、周りを頼る事を躊躇わないで。

 いざと言う時は周りがフォローする、それが仲間でしょ?」

 

『アヤ…/アヤ大尉…』

 

 アヤの言葉に感銘を受けたコウジ、リュウセイは辛気臭い雰囲気が消え、反省だけでなく前へ進むステップを漸く踏める様になり硬い表情が和らいでいた。

 

「さ、行くわよ、ライが待ってるわ」

 

「ああ!」

 

「行ってら、リュウセイ!」

 

 それからコウジはリュウセイ、アヤを見送った後再びマジンガーに目を向けるが、その視線はウジウジとした物では無く前へ進む意思を持つ物であった。

 そんなコウジの側にテツヤが訪れる。

 

「どうやら昨日の事は猛省した上で前へ踏み出せる様だな。

 漸くマジンガーZ、グレートマジンガーのシミュレーター登録が済んだ、これから俺達はある場所へ移動し終える間みっちりと訓練するぞ、良いな?」

 

「ああ! 

 …所で、何処に移動するんだいテツヤさん?」

 

「南極だ、明日の任務で其処へ向かいスペースノア級万能戦闘母艦壱番艦『シロガネ』の竣工式とEOTI機関が開発した新型機のお披露目会の護衛だ」

 

「へぇ~、スペースノア級万能戦闘母艦………お爺ちゃんから聞いたけどあらゆる環境下でも航行可能な万能戦艦って奴だよな? 

 それにEOTI機関…昔お爺ちゃんが居た機関が新しく何かを作ったのか、どんな物かカブト家の血が騒いでくるぜ!」

 

 テツヤの訓練、及び明日の任務を聞いたコウジはワクワクしながらシミュレーターへと向かい明日の任務を楽しみにしていた。

 ………しかしテツヤは元教導隊にして佐官、更にはケンゾウ博士やジュウゾウ博士より伝え聞いている地球連邦の内情を知る為明日の任務に余り乗り気では無かった。

 何故ならこの表向きの華々しい式の裏で『異星人降伏派閥の者達と異星人が交渉と言う名の売国ならぬ売星を行う』などと言うふざけた事が粛々と進められてしまうのだから…。

 

 

 

 

 

 

 

「それで………どっちが来ると思う、『ジャグラー』?」

 

「さあな? 

『バルマー』だろうが『ゾヴォーク』だろうが関係ないね、地球を売り飛ばそうとする奴等とそれに乗っかって美味い汁だけを啜ろうとする奴等の事なんざな」

 

 一方基地の外の物陰でクレナイとヘビクラ………否、『この世界の外』から来た2人の男『クレナイ・ガイ』と『ジャグラスジャグラー』は明日の南極基地で行われる物の会話をしていた。

 が、ジャグラーは毒吐いて地球を守る気が無い地球人とそれに組み入ろうとする異星人の事など知った事かとして明後日の方向を見ていた。

 無論ジャグラーもこうならない様に異星人として地球連邦政府に怪獣やビースト等の情報を流し、異星人に降伏しても意味が無い事を再三伝えたが………結果はご覧の有様。

 ジャグラーもそんな奴等を守る気は無い故にやる気が0に近かった。

 

「…どちらにせよ、地球は戦乱に包まれるだろうな、どんな形であれ。

 もしもそれで罪の無い人々が血を流すなら、俺は戦う、地球連邦軍のガイ・クレナイとしても………『ウルトラマンオーブ』としても」

 

「はぁ~………相変わらずお人好しな事で。

 たく………あ~やる気出ねぇ。

 けどまぁ………地球を守る気概がある奴等が生きる権利だけでも守ってやるとするかな? 

 無論隙あらばあのEOT特別審議会の連中はぶった斬らせて貰うがな」

 

「ジャグラー、幾ら最悪な連中とは言え余り力が無い奴を斬るな。

 仮にもEOT特別審議会の連中も地球人なんだからな」

 

 物騒な単語を口走るジャグラーをたしなめるガイは肩を組みながら………しかしその右手は地球を守らず売り飛ばそうする身勝手な者達への怒りも込められてるのか熱く、そして震えていた。

 だがクレナイ・ガイはウルトラマン故にその文明に過干渉する訳には行かないのでこんな怒りに震えるしか出来ないのだ。

 だからジャグラーが裏から老害を斬ろうと言うのだ………勿論ガイには自分がムカつくから斬ると言う理由しか話さないが。

 この2人は既に垣根を越え、老成しつつ様々な経験を経た為其処まで衝突する事は無く再び共に戦える様になっているのだ。

 これも全ては別次元ではあるが地球での様々な経験が2人をそうさせたのである。

 

「ヘビクラ中佐、クレナイ少佐、レイカー司令とサカエ参謀がお呼びです」

 

「おう、今行くぜ」

 

 それはそれとして今は地球連邦軍の軍服を身に着ける2人は上からの指示をある程度守りつつ逸脱しない程度に方向修正を掛けて任務を遂行するのである。

 これも矢張り大人としての割り切りであるのだ。

 

 

 

 

 

「(………そうか、矢張りお前達はその道を選ぶのじゃな、『ビアン』、『マイヤー』、『ケン』、そして『ヘル』よ………)」

 

 更に一方、ジュウゾウの個人端末にメールが来ており、それを一読した後消去してジュウゾウ・カブトは目を閉じていた。

 旧友や腐れ縁達との永遠の離別になるであろうこれから起こる事象に思いを馳せながらマジンガーZの整備を完璧に済ませつつジェットスクランダー開発を急ぎ始め、コウジの未来を守ろうとするのであった…。

 

 

 

 

 

 

第5話『南極の惨劇』

 

 

 

 

 

 

 

「ヘックション!! 

 うう、ヒーター効かねぇ」

 

「貴方、ハッチを開けてるの?」

 

「ああ、あの新型戦艦を直で見たいからな」

 

「あのなリュウセイ、それで風邪引いたら世話無いだろ?」

 

 11月3日、シロガネの竣工式と新型機のお披露目会の為にPTや戦車が集まる中、リュウセイは何とパイロットスーツを来てるとは言えゲシュペンストのハッチを開けると言う何とも言えない事をやっており、流石のコウジも額に手を当てていた。

 そんなコウジにリュウセイはブーイングしており、と言うのもマジンガーZはパイルダーの性質上超合金Z製ガラス越しに生で機体や戦艦も見れるのでリュウセイとしては羨ましい限りなのだ。

 そんなやり取りをヘビクラやクレナイは笑いながら見ていた所、テツヤに咳払いをされると言うお茶目をかましていた。

 

「所で、EOTI機関が作った新型機の詳細ってテツヤさん達も分からないの?」

 

「向こうは秘密主義で碌なカタログスペックを渡さないからな。

 まぁ名前だけなら分かるぜ。

 先ずは『グランゾン』ってロボと『ゲットマシン』って戦闘機3機だ」

 

「ふ~ん、何か敵メカっぽい名前だな、グランゾンって」

 

「ゲットマシン………」

 

 リュウセイはグランゾンの名に悪役の名前と感じる中、コウジはゲットマシンと言う響きに不思議と懐かしさを覚えていた。

 無論コウジはゲットマシンと言う言葉自体は初めて聞く物である筈なのにノスタルジーに似た何かが胸に溢れ、その姿を現すのを今か今かと待ち侘びていた。

 その中でライはこんな場所で竣工式や新型機の披露など可笑しいと考えていた。

 まるでこれから『戦闘』が起きる、そんな物々しさも感じながらその違和感に言い知れぬ何かを感じていた。

 

【キィィィィィン、キィィィィィン!】

 

 そうしてアラートが鳴り響き、南極基地のハッチからグランゾンが現れ、更に格納庫からゲットマシン1号機『イーグル号』、2号機『ジャガー号』、3号機『ベアー号』が現れグランゾンの横に並んでいた。

 コウジはゲットマシンに矢張り何か懐かしさを感じる一方、青い鋭利なボディラインと威圧感を感じさせるグランゾンのデザインに『コイツ悪役です』と言われても違和感が無いと言う感想を抱いていた。

 

「す、凄え。

 まんま悪役ロボの見た目をしてるぜ………それに、あの戦闘機他の物と違ってカラフルだぜ!」

 

「………グランゾンはどうも機体構造がPTと違うな。

 アレは特機に近い様な………それにゲットマシン…やっぱり、何処か…」

 

 リュウセイがグランゾンとゲットマシンに見たまんまの感想を述べる中、コウジはジュウゾウからかじったPT等の知識を用いてグランゾンは特機に近いと判断しており、しかし何か違うと言う違和感も覚えていた。

 そして………グランゾンは何かある、それも想像を絶する何かが秘められてる。

 コウジはそんな第六感じみた物が自身の中で警鐘を鳴らし続けている事に嫌な予感すら覚え始めていた。

 一方テツヤやヘビクラ、クレナイもまた戦士としての勘がグランゾンに対して警戒心を抱かせていた。

 更に………テツヤ・ツルギもまたコウジと同じくゲットマシンに対し何処か懐かしさを覚え、その動向も見守る気でいた。

 

「艦長、グランゾンとゲットマシンは定位置に着きました」

 

「パイロットの『シュウ・シラカワ』や『リョウマ・ナガレ』達は?」

 

「シュウ博士、『ハヤト・ジン』中尉は既に会見場に入っています。

 リョウマ・ナガレ中尉、『ベンケイ・ムサシボウ』中尉は警備室にて任務遂行中との事。

 なお、グランゾンとゲットマシンは現在自動操縦モードで待機中です」

 

「ならば、後は『客』を待つだけか」

 

「ええ」

 

 一方のシロガネの艦橋にて『テツヤ・オノデラ』大尉と『ダイテツ・ミナセ』中佐はこの物々しき『客』を迎え入れる会場に緊張感を持ちながら対応していた。

 更に先程までEOT特別審議会の議員である『アルバート・グレイ』大使の相手もしており、後は『客』………交渉役の相手が来るのを待つだけであった。

 

「【ピピピ!】艦長、基地上空に重力震反応あり!」

 

「来たか…」

 

「プラチナム1より各機へ、間もなく式典が始まる。

 周辺の警戒を怠るな。

 但し、命令があるまで一切の戦闘行為を禁止する」

 

「SRXチーム、了解」

 

「ストレイジ、了解」

 

「グレートマジンガー、了解。

 ………真実を知るのはごく一握り、シロガネの船員達すら詳細を明かされていないか………」

 

 そして遂に客………『ゲスト』と呼ばれる者達が『AGX-04:フラワー』と呼ばれる戦艦に乗り転移して来る。

 リュウセイ達は何だと警戒し、しかし戦闘行為の禁止命令を遵守しながらその動向を見守っていた。

 一方この式典の真実を知るテツヤはグレートマジンガーの操縦桿を握り締め、フラワーから降り立った者達やアルバート・グレイ等EOT特別審議会の面々の顔を脳裏に刻み込んでいた。

 

「ジャグラー、アレはバルマーじゃない、ゾヴォークだ」

 

「はっ、所詮井の中の蛙、誰が交渉台に立つのかも分からねえバカ共じゃ違いは分かる筈も無いなぁ、ガイ?」

 

 一方ガイとジャグラーはバルマー………エアロゲイターの大元では無くゾヴォークと言う別の異星人の集団が降り立った事にEOT特別審議会の老害達をプライベート通信で皮肉りつつ記録を消して姿勢を崩していた。

 この交渉の結果地球が売り飛ばされるかも知れない………そうなりそうになればガイは兎も角ジャグラーは力技で止める気で居ながら。

 

「………フッ、役者は揃った様ですね。

 では、そろそろこの茶番劇の幕を閉じる事にしましょうか………」

 

 だが、そのジャグラーの行動の前に事を起こす人物が此処に居る。

 そう………EOTI機関のオブザーバーとして会場に参加していた筈の男、シュウ・シラカワである。

 更にシュウの言葉にゲットマシンのコックピットに乗り込んでいる3人の男も野性的な笑みを浮かべていた!! 

 

「!! 

 か、艦長、グランゾンから高エネルギー反応が!!」

 

「ッ!!」

 

「そんな戦艦で私達の目を欺こうとしても無駄ですよ」

 

 グランゾンの胸部からエネルギーが放たれ、目前にワームホールが形成されるとその中に高エネルギーレーザーが幾つも放たれ、フラワー………『フーレ』の周りにワームホールの出口が形成、そしてエネルギーレーザーが直撃する!! 

 これがグランゾンの武装の1つ、『ワームスマッシャー』である。

 この武装は最大65536機の敵機のロックオンと同時攻撃が可能な武装であり、EOTや様々な技術、そしてシュウ・シラカワ自身の操縦技術を以てそれらを実現する物である! 

 更にワームスマッシャーによる攻撃と同時にゲットマシン3機が同時発進し、マッハ0.9以上のスピードでフーレの周りを飛びながら搭載されている機関砲で攻撃を開始する!! 

 

「オラオラオラァ!! 

 地球旅行ご苦労様だぜ異星人さんよぉ!!!」

 

「貴様等に渡す物はこの星には無いぞ」

 

「諸行無常、義無き者に果たす義理無し!! 

 さっさと自分達の母星へ帰れ、異星人共!!」

 

【ドドドドドドドドドドドッ、ドガンッ!!!!】

 

 イーグル号のリョウマ、ジャガー号のハヤト、ベアー号のベンケイは狂気的な笑みを浮かべたり、殺意と決意に満ちた表情でフーレを攻撃し、フーレに想定以上のダメージを与える! 

 その結果フーレの外装が剥がれ、所々が爆発する等の被害が出ていた!! 

 そんな事態をゲスト側が黙ってる筈も無く、フーレからコードネーム:アーチンと呼ばれる機体『ガロイカ』が発進し、ゲットマシンを追跡したり周囲を警戒してるPT部隊や戦車を襲い始めた!! 

 

「な、何なんだよこれ!? 

 それにあの船から出て来たのは…!!」

 

「アレは………アーチン!! 

 まさか、矢張りあの船はエアロゲイターの物か!?」

 

「クソ、こっちにも襲って来たぞ!!」

 

「プラチナム1より各機へ、アーチンを迎撃せよ!!」

 

「(………貴様達は一体何を考えている、シュウ・シラカワ、そしてビアン・ゾルダーク………!!)」

 

 それから直ぐシロガネより警備中の各機へ迎撃命令が下り、ダブルマジンガーチームもSRXチームもストレイジ機も動き出す!! 

 特に元教導隊のテツヤ・ツルギ、ガイ・クレナイ、ショウタ・ヘビクラの連携と危なそうな機体の救援は見事な物で、リュウセイやライ、アヤもそれぞれ連携してガロイカを破壊し、コウジもマジンガーZの装甲に物を言わせてガロイカを破壊する! 

 

「(このアーチンとか言う奴、エアロゲイターのバグスとは少し機構が違う? 

 まさか此処に居る連中はエアロゲイターに見せ掛けた別の勢力なのか?)

 まぁけど、何方にせよ『異星人』って前提が消える訳じゃないけどな!! 

 光子力ビィィィィムッ!!!!!」

 

【キュロロロロロロロ、ズドォォン!!】

 

 その戦闘の最中コウジはジュウゾウの英才教育の賜物でアーチン…ガロイカがメギロートと機構が違う事に気付き、ゲスト≠エアロゲイターと言う図式を組み立てるに至っていた! 

 コレも全てはジュウゾウと共に過ごし、様々な機械を触っては組み立ても手伝った賜物である…が、今はガロイカの殲滅が最優先であり、光子力ビームとロケットパンチを中心に放ちながらガロイカを殲滅した!! 

 するとガロイカの殲滅と同時にフーレは異星人達を乗せて空間転移で撤退し、その場にはボロボロの南極基地と無事な戦車やPT、特機部隊とシロガネ、そして事を起こしたグランゾンとゲットマシン3機が残った。

 

「残るはあの下手人達だが………」

 

 量産型ゲシュペンストMk-IIヘビクラ、クレナイ機とグレートマジンガーがSRXチームやマジンガーZの前に立ち、グランゾンとゲットマシンを警戒していた。

 大体的に事を起こしたのだ、エアロゲイター(ゾヴォークの偽装)を攻撃するだけで終わる訳が無い。

 そんな直感が働き………そしてそれは現実の物となる! 

 

【グォン、ドドドドドドドドドドドドォォォォォッ!!!!】

 

「なっ!!?」

 

「き、基地周辺の部隊が!?」

 

 グランゾンは広域攻撃兵装である『グラビトロンカノン』を使用し、SRXチームとストレイジ、ダブルマジンガーとシロガネ以外の連邦軍部隊を文字通り『潰し』、PTや戦車は爆散する!! 

 更にグランゾンの胸部から更なる高エネルギー反応が発せられていた!! 

 

「か、艦長、グランゾンが本艦を狙っています!!」

 

「エネルギーフィールド展開、いや、全砲門開け!!」

 

「艦長!?」

 

「構わん、グランゾンを攻撃せよ!!」

 

 ダイテツはグランゾンのカタログスペックから割り出した胸部から放たれる必殺の一撃はシロガネのエネルギーフィールドをも貫通する、ならば先にグランゾンを攻撃してそれを撃たせない様にするのみと即座に判断し、シロガネの主砲から副砲、ミサイルに至るまで全てをグランゾン1機にロックオンする!! 

 だが………それよりもグランゾンの、シュウ・シラカワの行動の方が早かった!! 

 

「…この一撃が、新たな戦いの幕開けとなるのです」

 

「や、止めろぉぉぉ!!!」

 

『リュウセイ!!!』

 

 グランゾンはその胸部から発せられるエネルギーからマイクロブラックホールが形成され、そしてそれをシロガネに目掛けて放つ!! 

 リュウセイのゲシュペンストMk-IIがそれに手を伸ばして止めようとしたが間に合う訳が無く、グランゾンの必殺武装『ブラックホールクラスター』は真っ直ぐシロガネへと向かう!! 

 

「お、おのれ、シュウ・シラカワ…!!」

 

【グォォォォォン、ズゥゥゥゥゥ、ドォォォォォォォォンッ!!!!!】

 

 ダイテツの怒りの一声の後、シロガネの艦首モジュール部にブラックホールクラスターが直撃しその部分が削り取られ、更に艦首モジュール部から連鎖して艦全体へダメージが行き渡りシロガネは轟沈する!! 

 コウジ、リュウセイ、ヘビクラ達はそれをむざむざと見ている事しか出来なかった…その怒りが彼等の手に握られる操縦桿に伝わり、リュウセイのゲシュペンストMk-IIとマジンガーZがグランゾンを睨み付ける!! 

 

『お前ぇぇぇぇ!!!!!』

 

「フッ、力量の差も弁えずグランゾンに挑み掛かりますか………良いでしょう、貴方達もこれから始まる戦いの狼煙になって貰いましょう」

 

「チッ、全機、この場を何としても生き残れ!!」

 

「リュウセイ、出過ぎるな、狙われるぞ!」

 

 ヘビクラとトレーラーに乗るイングラムの咄嗟の命令が響く中、マジンガーZが先ずグランゾンに突撃し殴り掛ろうとする!! 

 しかしそんな素人の攻撃など回避する必要も無いと言わんばかりにグランゾンはマジンガーの拳を受け止める!! 

 

「フッ…」

 

「ぐっ、コイツッ!!!」

 

「おいおいおいシュウ、俺達にももっと暴れさせやがれよ!!」

 

 更にこの戦場で唯一の戦闘機であるゲットマシン3機は縦横無尽な機動………明らかに現行のテスラ・ドライブでも無理な飛行を行い、且つ獲物を探す猛禽類の様な雰囲気すら醸し出していた!! 

 シュウはやれやれと少し呆れながらも、リョウマ達を縛る事は不可能だと理解してるのでただ一言「良いでしょう」と口にする! 

 その瞬間リョウマ、ハヤト、ベンケイは狂気的な笑みを浮かべながらコックピット内のレバーを操作する!! 

 

「行くぞハヤト、ベンケイ!!」

 

「良いぞリョウマ!!」

 

「連邦軍達に見せてやれ………『ゲッター』の姿をな!」

 

「へっ、あたぼうだ!! 

 チェェェェェェェェェンジ、ゲッタァァァァァァァァァァァァァ、ワンッ!!!!!!!!!!」

 

【キィィィィィン、ガシュン、ガシュン、キン、グググ………バッ!!!!】

 

 そしてゲットマシン3機はイーグル号、ジャガー号、ベアー号の順に直列飛行をすると機体が突如として物理法則を無視した変形が成され、赤いマントが靡く全長38m級の特機へと形を変える!! 

 リュウセイは3機の戦闘機が1つのロボになる、まるでロボットアニメの様なお約束展開且つ王道のそれに本来ならば心を惹かれる所であるが、今は状況が状況故にただただ圧倒されていた!! 

 

「……ゲッター……ロボ……」

 

 更にコウジは脳裏に浮かんだ言葉………『ゲッターロボ』の名を口にした瞬間、『ゲッター1』は自前の兵装である『ゲッタートマホーク』を手に持ちながら地上に降り立ち、その鬼すらも震え上がる様な殺気をコウジ達に向けていた!! 

 その殺気に当てられたアヤは息を呑み、冷静なライすらも『迂闊に動けば死ぬ』と理解させられてしまっていた!! 

 その間にゲッター1は目の前の『敵』を倒す為に動き出すのであった…!!




此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、今作のゲッターロボはDC側です。
更にパイロットのリョウマ達はチェンゲをモデルとしつつ、ベンケイは武蔵の要素とベンケイの要素を合わせつつ修行僧の様な感じになってます(だから四字熟語を使う)。
オマケとしてクレナイとヘビクラは案の定クレナイ・ガイとジャグラス・ジャグラーです(多分分かってたでしょうが)。
因みにガイのスタンスとして地球人同士の争いには『ウルトラマンとしては』介入しません、あくまで人間のガイ・クレナイとして色々とします。
それでは、次回もよろしくお願い致します!

ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?

  • チョーイイネ、サイコー!!
  • ダメです!!!
  • 理由ある登場なら…
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