今回は………タイトルから察せられると思います。
OG1で此処からが本番となる今回の話、果たして本作ではどうなるのかお楽しみ下さいませ。
では、本編へどうぞ!
コウジ達はジュネーブから離脱後、伊豆基地へと帰還してから海で遊んで英気を養い、その後コウジが各機の整備、そしてR-1のモーターの交換やR-2、R-3にプラスパーツを取り付ける作業やR-3とR-GUNのT-LINKシステムの調整をコウジはジュウゾウやケンゾウ、ロブに『カーク・ハミル博士』、『ケンゾウ・コバヤシ』博士とバレル等と共に手伝い急ピッチで行っていた。
「よし、プラスパーツの取り付けはこれで終了!
後はT-LINKシステムやトロニウム・エンジン周りの調整を済ませるだけだけど………。
ロブ、答えてくれないかな?
R-2やR-3のプラスパーツ、ちょっと形を変えたり色々と取り付けてみれば『デカい腕と脚』に変わるだろ?
………Rシリーズって、3機で合体する機能でもあるって所だろ?」
「…流石ジュウゾウ博士の孫にしてカブト家の血を引く奴だよ、コウジ。
ああそうさ、プラスパーツが完成した今だからこそ開示出来る。
R-1達3機はそれぞれ念動フィールドで各部を固定しつつ変形する事でSUPER ROBOT X-TYPE………SRXへと合体するのさ。
SRX計画はこのSRXを合体成功させる事で1つの到着点と通過点に辿り着けるんだ」
「やっぱりな。
リュウセイが言っていたR-ウィング用のレバーとは別の物があるって前に言ってたし、ゲッターロボとはまた違うけど戦闘中に3機の機体が合体する事を前提とした運用がRシリーズの本懐だったんだな。
じゃあR-GUNはそのSRXの武器って所か?」
「それも正解。
だがR-GUNのプラスパーツは結局間に合わなかったから、R-GUNが真の力を発揮するのは当分先さ」
そうしてコウジがロブにRシリーズのアレコレを問い質した結果、SRXの存在へと行き着きR-GUNもその武器になる為に開発されてたと聞く事が出来たのだった。
しかし、念動フィールドで固定するとは言えRシリーズが合体するとなれば各部がガタガタ言いそう…所か各部がかなり脆弱性が目立つ物だと感じながら、それでも合体させる意味があるのだとコウジは考えてからR-1達を見渡すのだった。
そしてマジンガーZも、遂にR-1達の本当の力が発揮され共に並び立てる事に喜びを感じておりその双眸をパイルダーオンしていないのにも関わらず輝かせていたのだった。
「………ハガネ、ヒリュウ改部隊と合流する、だって?」
一方ナイトレイダー達も格納庫でクロムチェスターの修復作業を行っていた所で、ユーゼスがハガネ・ヒリュウ改部隊との合流案を持ち出したのでゲイツが驚いており、一方ツカサは大体分かったとして修復作業を続行していた。
「ああ、エアロゲイターの侵攻が本格化した以上…これに対抗出来る勢力であるハガネ・ヒリュウ改部隊と合流し、エアロゲイターの打倒とスペースビーストの殲滅、両方を狙うべきだ。
無論エアロゲイターとの戦いを終えれば我々は我々独自の行動に戻る予定だが…どうする?」
「…今合流しないと、何か拙い事があるんだろ、ユーゼス?」
「…ああ、今じゃなければ…俺個人の目的が空中分解するのでな…」
更にソウゴが魔王としての直感として今じゃないと駄目な理由も察し、ダイゴもイングラム関係で拙いと悟り、深く追求する事はしなかった。
そうして今後の方針に同調してくれたダイゴやツカサ、ソウゴ達にユーゼスは感謝しつつ思考を張り巡らせ始める。
「(ヴァイクルやグエバッサー、フルスペックのギャラクトロンが現れたあの時、イングラムから今まで感じなかった『黒き天使』の気配が現れた………。
つまり、イングラムの半身が『この世界』に顕現する土台は出来上がりつつあると言う事になる。
後はその道を舗装する事と………イングラムの自我を何とか保たせる事が必要不可欠。
ならば次に俺が成すべき事は………)」
ユーゼスの次なる策………『この世界』を存続させる為に必要な因子の確立について、かつてCPSを創造したその頭脳を以て計算し、どれが良いのかと取捨選択を繰り返していた。
それを続けて約2時間………クロムチェスターの整備を終え、ダイテツやレフィーナ達にナイトレイダーもハガネ・ヒリュウ改部隊と合流する旨を伝えた直後に『黒き天使』顕現に必要な因子を見出し、後はタイミングを図ろうとするのだった。
その目にはCPSを利用し世界を思いのままに変えようとする『野心』は無く………ただ純粋に、世界と無辜の民達を救いたいと言う『情熱』が燃えているのであった。
その翌日、Rシリーズの『パターンOOC』…Only One Crashと呼ばれるSRXへの合体のテストを実施する為リュウセイ達に遂にSRXの存在がイングラムの口から開示され、ライはこれを実戦でやるのは無茶が過ぎると考えるも自身の役割を頭に叩き込み、リュウセイはOOCは縁起が悪いと感じたので『ヴァリアブル・フォーメーション』と呼ぼうと思いながら先に格納庫へ向かい、アヤにはイングラムは鼓舞する中で、ヘビクラとクレナイ、ツルギがブリーフィングルームに入って来た。
「話は終わったか?
なら、格納庫に居るロブやコウジ達にプラスパーツの運用方やらを聞いて来い。
テストだからって気を抜くのは許されないぜ?」
「あ、すみませんヘビクラ中佐!
ではイングラム少佐…格納庫へ行ってきます」
「ああ。
アヤ…リュウセイとライ達にも伝えてくれ、お前達の力を信じている、と」
「はい!」
イングラムの言葉でOOCを成功させようと言う気力を貰ったアヤはT-LINKシステムの調整をする為に格納庫へと向かい、テストに備え始めていた。
………そうしてブリーフィングルーム残された者がヘビクラ達とイングラムのみになると、イングラムは汗を掻きながらよろけたのでツルギが慌ててそれを支えたのだった。
「おいイングラム、大丈夫か?」
「ふ、フフ…どうやら、俺の中の枷が…再び完全に俺を縛り始めているらしい」
「つまり、もう何時お前って言う自我を失ってエアロゲイター側へ行っちまう事態が発生しても可笑しくないんだな?」
「ああ、その時は…ツルギ、ヘビクラ、クレナイ…リュウセイ達を頼む。
あいつ等は…まだまだ伸び代があるからな…この星を護る者としての力が、な…」
「………ちっ、わぁ〜ったよ。
リュウセイ達の事は任せろ、俺達も出来る限り面倒見てやるぜ」
「…すまない…」
イングラムは最早己が己で居続けられる時が残り僅かであると自覚しており、後はリュウセイ達が成長し切り地球の平和を勝ち取る願いを託して去るのみとも考えていた。
そう、リュウセイや仲間達を傷付ける様な者になる位なら消えた方が良いとさえ思っているのだ。
ツルギやヘビクラ、クレナイもそんな考えはお見通しではあるのだが………自身等にはイングラムの言う枷をどうにかする手段が無いので黙って見ているしか出来なかったのだった。
…しかし、その部屋の外からイングラムを見ている視線に気付いたガイとジャグラーはそちらに目を向けると、其処にはユーゼスが立っていた。
「………ユーゼス、お前にこんな事を言うのもどうかと思うが………俺はもうジュデッカの枷に呑まれる、だから………後は、分かっているな?」
「…いや、その考えは拒否させて貰うぞイングラム。
私には…お前が己が使命を果たしながらリュウセイ達と共に歩む道筋が見えてるのだからな。
だから、その可能性を決して絶やさせはしないぞ」
「…何…?」
イングラムはユーゼスにまで遺言を託そうとしたが、ユーゼス自身がそれを拒否し、イングラムが『正しき道』を歩む事を諦めていない様子であった。
その言葉を聞いたイングラムは改めてユーゼスに視線を向けると………イングラムの瞳に映る『ユーゼス・ゴッツォ』の姿はボヤけ始め、そして………ツルギやヘビクラ、クレナイ達が見えている『ユーゼス・タウル』としての姿、20代前半程度に見えるユーゼスの姿が此処に来て改めて認識したのだった。
「…ユーゼス…お前は…その姿は、一体…!?」
「このタイミングまで、『私』はお前の前では『ユーゼス・ゴッツォ』として振る舞う必要があったが………今、この段階、再び枷が強まりつつある物のまだ己を保てている今ならば、漸く『俺』として、『ユーゼス・タウル』として本質的に振る舞う事が出来る。
…ジュデッカの枷に縛られ、認識が歪んでいたお前の目に映る俺の姿が『かつての私』としての姿だった事は僥倖だった。
お陰でジュデッカの枷が俺が知る以上に強まる事無く今を迎えられた。
イングラム………」
「………っ!?」
そしてツルギやヘビクラ、クレナイはイングラムがユーゼスの姿を自分達が見えている物とは別の姿として見えていたと此処に来て認識し、且つユーゼスの目的は何なのかと警戒もしていた!
が、此処でユーゼスは穏やかな表情のままイングラムを少し引き寄せ………彼にしか聴こえない様にある言葉を耳打ちし、それを聞いたイングラムは目を見開き、改めてユーゼスを見ていた!!
「おいユーゼス、一体何を話したんだ?」
「今はまだ種明かしの時じゃない。
が、これで俺が今の段階でイングラムにやれる事をやり終えた。
…信じてるぞイングラム、お前がお前と言う自我を保ち続ける事を」
「………………」
ヘビクラ達が警戒する中、ユーゼスは何処までも穏やかな表情のままイングラムに笑みを向け、そしてブリーフィングルームから去って行った。
それから肩を借りていたイングラムは少し休んだ事で汗を拭き、自力で立てれる様になりヘビクラ達に「すまなかった」と口にしながらユーゼスが出ていった出入り口を見つめていた。
「(………お前の考えは伝わった、そして………。
なら、俺がやるべきは………)」
そうしてイングラムはユーゼスから贈られた言葉を胸に刻み、改めて覚悟を決めたのだった。
しかし、それはヘビクラ達が知る悲壮的な物では無く…ユーゼスとも共有出来る、新たな決意であった事をツルギやヘビクラ達が知るのは、少し未来での事であった…。
───ハガネ・北京───
「艦長、本艦とヒリュウ改は間もなく北京上空へ差し掛かります」
「この辺りは全く被害を受けていないのか…」
「エアロゲイターの連中が何が目的なのかはまだ計りかねるが…明らかに地球側の戦力が余計に削れない様に動いてるのは確かだ。
この見解はストレイジとしてナイトレイダーとも意見を交わして出した物でもあり…ジャグラーとしての直感でもあるぜ、ダイテツ艦長、オノデラ大尉」
エイタがハガネとヒリュウ改が共に北京上空へと到着しつつある事を報告した直後、ストレイジやナイトレイダーの見解、そしてジャグラーとしての直感を話したヘビクラの言葉にダイテツやオノデラは耳を傾けていた。
そしてこの直感や見解は間違い無いだろうとも考えており、ならばそれを1つの切り口としてエアロゲイターの最終目的を知る事も出来るだろうと思考したのだった。
一方第2ブリーフィングルームにて、リュウセイはパターンOOCの呼び名が不吉である為ヴァリアブル・フォーメーションと呼ぼうと言い出した所アヤはロボットアニメっぽいと思い、ライは何のことかさっぱりだとしてアヤにリュウセイの合体パターンの呼び名変更について聞いていた。
一方それを聞いたコウジ達の反応は…。
「パターンOOCよりマシだから良いんじゃないか、ヴァリアブル・フォーメーション。
士気を上げる為にコードネームを変えるって事は良くある事だし、『Only One Crash』なんて皮肉った名前にリュウセイが愛着を持てないのも分かるよ」
「おっ、流石コウジ!
スパロボ魂ってもんを良く分かってんな!!」
「ロボットアニメでも良くあるって聞くわよね〜、レッツ何々とかパイル何々って言う掛け声」
「そうそう!
…因みにパイルは合身な」
「ツルギ少佐…貴方もまさか…」
「縁起が悪い名など己の手で栄誉ある名に変えるのがパイロットの使命だ。
だが、ゲン担ぎと言う側面でリュウセイが呼び名を変えたいと考えるのも一理あるとは考えてる」
「おお、ツルギ少佐も分かってくれるか!」
「…掛け声など、ナンセンスだな」
OOCの縁起が悪い名前について思う所があり、コウジもツルギもリュウセイがそう呼びたいなら止めないと言うスタンスを示したのであった。
しかも2人共特機乗りであり、更にこの世界には3機の戦闘機がオープン・ゲットやチェンジ・ゲッターの掛け声で分離・合体するゲッターロボも存在するのでリュウセイの案はアッサリ受け入れられたのだった。
そうしてライは掛け声はナンセンスだとしつつもゲン担ぎの為に呼び名を変えたいと言う意見は取り入れた方がリュウセイのやる気も上がるとしてその部分は否定しない立場に落ち着くのだった。
但しリュウセイにスパロボ魂が無いと言われるとアッサリ「無い」と返されるやり取りがあり、2人のこの手の会話はある意味ハガネ・ヒリュウ改部隊の名物の様に出来上がりつつあったのだった。
「さてSRXチーム、そろそろ演習区域に到着する。
準備に取り掛かれよ」
「了解ですツルギ少佐【ビィィィィィィィィィ、ビィィィィィィィィィ!!!!】…っ!?」
しかし、いざSRXチームが準備に取り掛かろうとしたその時…ハガネ全体に第1種戦闘配置の警報が鳴り響き、コウジやリュウセイ達は表情を険しくしたのだった!
「敵機多数、本艦上空に転移出現!!
北京市街地区へ降下し始めています!!」
「何!?」
「総員、第1種戦闘配置!!
SRXチーム以外の機動部隊を出撃させろ!!」
ダイテツはエイタの報告を受けてまだOOCの訓練が十分では無いSRXチーム以外の出撃命令を飛ばした!
しかし、ブリッジにイングラムが現れ、ダイテツに具申し始めた!
「艦長、我々も出撃します。
分離状態ならば戦闘可能であり、ジュウゾウ博士達が整備を万全に整えたお陰で直ぐにでも発進可能です」
「…良かろう、許可する」
イングラムのSRXチームの出撃許可申請が通り、イングラムも演習の為にビルトシュバインからR-GUNに乗り換える予定だった物を変更せずそのまま出撃しようとするのだった!
但し…ヘビクラ達から直前に報告を受けていたダイテツやオノデラは、イングラムが最早洗脳状態にならない様に自我を保つ事が限界であると知っていたので、ヘビクラとクレナイにアイコンタクトで万が一に備える様にと示し、ヘビクラとクレナイもストレイジとしても、ジャグラーとオーブとしても警戒しながら戦闘に臨むとしてセブンガーとウインダムに搭乗するのだった…!!
第31話『裏切りの銃口』
メギロート、イルメヤ、ミシュレイの群体が市街地へと降下した直後、ハガネ・ヒリュウ改部隊が機動部隊を展開しながら戦闘態勢を整えて市街地区へと突入していた!
その中にはプラスパーツを装着し、T-LINKシステムの調整も終えた『R-2パワード』と『R-3パワード』を含めたSRXチームも出撃し、アルトアイゼンやサイバスター、マジンガーZ等の横に並び立つのだった!!
「各機へ、まだ市民の避難が完了していない地区がある。
速やかに敵を排除し、市民の避難を援助せよ!」
「了解だぜ教官!!
行くぜエアロゲイター…俺達の力を思い知らせてやるぜ!!」
イングラムからの指示が飛び、市民の避難を完了させるべくリュウセイが気合を入れて叫ぶとR-1はR-ウィングへと変形し、アルトアイゼンやサイバスター、そしてマジンガーZと共に一番槍として突撃したのだった!
更にその後方からグルンガストやグレートマジンガー、セブンガーにウインダム、ビルトラプター、クロムチェスター等が続き、R-2パワードとR-3パワードがヴァイスリッターと共に後方から援護射撃をし、次々とメギロートやイルメヤ、ミシュレイを撃墜し始めていた!
この程度ならば数を揃えても既にハガネ・ヒリュウ改部隊の敵では無く、このままなら市民の避難も完了しつつ敵の殲滅が可能であった!
「…なんか、嫌な予感がするッスね」
「空気がザラついてる…そんな感じがする…」
「ああ…前回の新型兵器や怪獣兵器が再び投入される様な事が続けて起こるかも知れん。
リュウセイ、マサキ、コウジ、気を抜くなよ」
「分かってるぜキョウスケ少尉!」
「…ヘビクラ」
「こっちも言わずもがな、だぜツルギ?」
しかし、タスクがいの一番に嫌な予感がすると口にすると、ブリットも空気のザラつきを口にし、リョウトやリオ、クスハやレオナ達も同様の感覚を覚えていた。
リュウセイとアヤも当然同様の感覚を覚えており、ラーダは念動力者が挙って嫌な予感と言う物を感じる事に何かが起きるとも思い始め、また勝負師の勘を持つキョウスケもエアロゲイターが新たな手札を切ると読んでおり、それぞれが警戒心を強めていたのだった!
一方ツルギやヘビクラ、クレナイはイングラムが正気を失うかも知れない危険性も考慮し、各々がこの戦場で何かが起きるとして操縦桿を握る手に力が籠るのだった!!
「(………俺の中の枷が強まり始めている。
つまり、来るなら今か…!)」
更にイングラムが己の中にあるジュデッカの枷が更に強まり始めた感覚を覚えると、次に上空に目を向け始めると空間の揺らぎをその目に捉えていた!
それに続きハガネ・ヒリュウ改のレーダーは更に重力震反応を感知し、各機に警戒信号が発信されていた!!
そしてAGX-04フラワー…エアロゲイター側の戦艦『フーレ』が転移出現し、更にその中から艦載機たる人型機動兵器が出撃したのだった!!
「あ、あれは!?」
「人型の機動兵器…!」
「皆、気を付けろ。
敵の新型のお目見えだ」
「サイズがPTやAMと同じだ…!
もしかして…?」
「ああ、本来パーソナルトルーパーやアーマードモジュールは…エアロゲイターの人型機動兵器に対抗する為に開発された物でな。
親父の話じゃ、メテオ3にそれっぽい情報があったそうだ」
「そいつは間違い無いぞ、ビアンと共に確認したワシの保証付きじゃ」
更に此処に来てPTやAMの本来の開発理念…異星人の人型機動兵器に対抗する為に開発されたと言う物をイルムが強調し、目の前に現れた機動兵器のデータがメテオ3内部に封入されていたとジュウゾウが太鼓判を押していた。
そしてメギロート等は前座であり、あの機動兵器…『ゼカリア』が本命であり、エアロゲイターが遂に本腰を入れて来た事を各々が悟り、エクセレンが茶々を入れてキョウスケがツッコミを入れたり等の余裕を見せつつも、全員それ等を睨み………ゼカリア側が動き出した瞬間、ハガネ・ヒリュウ改部隊が人類史で初の異星人の人型機動兵器との戦闘を開始したのであった!!
「行くぜ、G・リボルヴァー!!」
「喰らえ、アイアンカッター!!」
「硬芯鉄拳弾発射!!!」
「ターゲット・インサイト!!
『ハイゾルランチャー』、シュー!!」
R-1のG・リボルヴァーとアイアンカッター、セブンガーの硬芯鉄拳弾、更にR-2パワードの両肩に追加された5門×2の重金属粒子砲であるハイゾルランチャーが発射され、ゼカリアを複数機撃墜した!
しかし、相手は無人機であり恐れの感情は無い為に機械的に装備された『オプティカル・ライフル』を斉射し始め、市街地にも被害が拡大し始めていた!!
「ちぃ!!
被害が広がり始めやがった!!
マサキ、リューネ、あの木偶人形達にサイフラッシュとサイコブラスターを撃てるか!?」
「何時でも撃てるぜ!」
「マサキ、行くよ!!」
被害の拡大化を阻止する為、ヘビクラはマサキとリューネに指示を飛ばしサイフラッシュとサイコブラスターでゼカリアを纏めて撃破しようと試みていた!
その指示を受けたサイバスターとヴァルシオーネはゼカリアの群れの中心へと飛び、其処からプラーナ、エネルギーを解放し始めた!!
「行けぇ、サイフラッシュ!!」
「喰らいな、サイコブラスター!!」
【キィィィィィィィィィィン、ギュォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!
ズドォォォォォォンッ!!!!!】
そうしてゼカリアの群れは強力な2種のMAPWを受けて大量に爆散し、被害の拡大化を阻止した………と思いきや、フーレがまた出現し、再びゼカリアと………今度はゼットンの強化個体『EXゼットン』と、更に『用心棒怪獣ブラックキング』と『彗星怪獣パワードドラコ』まで現れ、いよいよ本格的に怪獣兵器まで投入し始めたのであった!!
「おいおいおい、あいつ等どんだけ怪獣兵器を持ってやがるんだ!?」
「しかも機動兵器の増援まで…こりゃ、本格的にヤバいぜ…!!」
『このままではいずれ数で圧倒される恐れがあるな…!』
流石のカチーナも種類が違う怪獣兵器が多く確認された事で焦り始め、コウジやマジンガーZも本格的に拙い状況に陥りつつあるとして魔神パワーの開放を視野に入れなければならないとしてグレートマジンガーと背中合わせになりながら増援のゼカリアの軍団の攻撃を被害拡大を考慮し、超合金
「(矢張りSRXの力が不可欠か………だが、果たして成功するかは………うっ!!)」
そんな中、イングラムはクスハと共に母艦防衛に回りながら思考を張り巡らせようとした………その時であった。
遂にイングラムの中のジュデッカの枷が更に強まり………イングラムの思考を縛り始めたのだった!
そして何時もの様にイングラムはリュウセイ達に通信を取り、指示を飛ばし始めていた!
「リュウセイ、ライ、アヤ、このままでは此方が押される。
パターンOOCのプロテクトを解除する。
直ちにSRXに合体し、状況の打破を狙え」
「教官!?
いきなりぶっつけ本番でやるのかよ!!」
「無茶です、テストもしていないのに合体するなんて…!」
「それがSRXの運用法だ。
こうした緊急事態時にOOCを行い、状況を覆す事こそがSRXに求められる役割だ。
…確かに失敗する可能性も高い、だがそれでも…仲間達を守り抜くには合体を成功させるしか無い」
「しかし…!」
「リュウセイ、ライ、アヤ、俺はお前達ならやれると信じている。
そして…リュウセイ、お前は何の為にこれまで戦って来たのか、その理由を思い出せ。
今がその時だ」
「…!!」
そうしてイングラムはリュウセイ達にSRXによる状況打破を図る指示を飛ばし、3人に無茶だと言われても仲間達を守る為、リュウセイの戦う理由を果たす為に必要だと鼓舞し、パターンOOCの敢行を促していた!!
それ等を聞き、言葉を受け取ったリュウセイは………コウジ達やこの地球を守る為ならばと決意を固めたのだった!!
「…分かったぜ教官!
ライ、アヤ、やろうぜ!
俺達でコウジやマサキ、キョウスケ達を助け出すぞ!
2人の力を、俺に貸してくれ!!」
「………良いだろう」
「………分かったわ、やりましょう、リュウ!」
「よし…各機へ、SRXチームはパターンOOCに入る為一時戦線を離脱する、援護を頼む」
「マジかよ!?」
「………良かろう、許可する。
各機へ、SRXチームを援護せよ!!」
『………』
リュウセイの決意にライ、アヤも感化され危険な賭けになるがSRXの力が必要だとして覚悟を決めたのだった!
そしてイングラムはリュウセイ達の決意を聞き届けた後、ハガネ・ヒリュウ改部隊全体にも通信を送りパターンOOCの敢行を報告したのだった!
それ等を受け、ジャーダは正気の沙汰じゃないと思いながらもリュウセイ達を信じて見守り、コウジもマサキも戦線を維持する為に敵を引き付けていた!
………一方ツルギやヘビクラ、そしてクレナイにキョウスケ、そしてユーゼスは、イングラムの言葉を聞いてこれまで感じ取れていた『熱』を感じられなくなったと感じ取り、そしてそれぞれがイングラムに対して考え始めていたのだった!
そうして戦線離脱したRシリーズ3機はいよいよ合体するべくフォーメーションを組み始めていた!!
「T-LINKフルコンタクト、念動フィールドON!
トロニウム・エンジン、フルドライブ!
各機、変形開始!!」
「行くぜ、ヴァリアブル・フォーメーション!!!!」
「(………さあ、お前達の力を見せてみろ)」
アヤの展開する念動フィールドに包まれながらR-1、R-2パワード、R-3パワードはそれぞれ変形を開始し、1つの機動兵器へと合体を始めて行く!
その様子をイングラムはジッと見つめ………しかし、此処で念動フィールドに揺らぎが発生し始めていた!!
「う…あう…【キュィィィィンッ!!!】あああっ………!!!!」
【ガギンッ!!】
「うおあっ!?」
「くっ、念動フィールドが失速する…!!」
【ドンッ!!
ズガァァァァ!!!】
「うあああっ!!」
「きゃああっ!!」
「うぐっ!!」
そして、アヤに念の逆流が発生した事でR-3の念動フィールドが消失し、Rシリーズ3機は衝突し変形合体が失敗したのだった!!
更にそれぞれが地面へと墜落し、合体失敗の衝撃と共に小破したのだった!!
「リ、リュウセイ、ライ、アヤ大尉!!」
『拙いぞ、あの位置では孤立する!!』
「う、うう、くそ…バラけちまった…!」
「マサキ、コウジ!!」
「分かってる、こっちで敵を引き付けるぞ!!」
そんな状況のSRXチームを援護すべくアルトアイゼンとサイバスター、マジンガーZがそれぞれ敵を引き付け始め、R-1達が復帰する時間を稼ごうとしていた!!
その間にライはR-2パワードのトロニウム・エンジンを何とか暴走させぬ様に安定化させつつ、次の行動に移り始めていた!
「このままでは他の機体の動きを乱す!
一時後退するぞ、リュウセイ!」
「あ、ああ!
アヤ、大丈夫か!」
「………」
「アヤッ!!」
「大尉、気絶しているのか!」
しかし、アヤが気絶していた為にリュウセイ達は動こうにも動けず、R-3を何とか守ろうと機体を動かそうとしていた!
………だが、その状況を見て明確な、そしてこれまで感じ取れなかった悪意を向ける者が現れた!
「フ、フフフ…」
「イ、イングラム教官!?」
「どうやら此処までの様だな…」
イングラムはR-GUNを素早く動かし、その行動は各機はR-3の援護に回った様に捉えていた!
事実、もしもSRXへの合体指示を飛ばす前までのイングラム『だったならば』そうしただろう!
しかし………『このイングラム』はもうハガネ・ヒリュウ改部隊の面々が思う様な男では無いのだ。
「う、うう…イングラム…少佐…」
「アヤ、せめてもの情けだ。
苦しまぬ様に………殺してやる」
「えっ…!?」
「…うおおおおおお!!!!」
【ズドォンッ、ドンッ!!】
「…ほう」
そうしてR-GUNのツイン・マグナライフルがR-3を撃破しようとした………その時、グレートブースターの最大速度で間に割って入ったグレートマジンガーが盾となり、R-3が撃墜される事態を阻止したのだった!!
更にそれに続きセブンガー、ウインダムもR-GUNへと攻撃を始めたが、イングラムはそれを読んでおり攻撃を回避したのだった!!
「何………今、何が起きた!?」
「R-GUNがR-3を撃破しようとして…グレートマジンガーがそれを守った…?」
「おい、一体何がどうなってんだよ!?」
そんな光景にコウジやラトゥーニ達も困惑し、カチーナも何が起きてるのか反応出来ず声を荒げていた!
だがキョウスケは………ジュネーブの時よりエアロゲイターの攻撃の手口を知っていたイングラムを怪しんでおり、其処から今回の行動でキョウスケなりの結論に至ったのだった!
「…そう言う事か。
イングラム…お前はエアロゲイターに付く選択をした、ツルギ少佐達はそれを警戒していたか…!」
「少し違うぞキョウスケ・ナンブ。
何故なら俺は選んでなどいない………初めからエアロゲイターの人間、即ち工作員だ。
SRXへの合体に失敗したアヤは失敗作だった、だから処分しようとした。
そしてテツヤ・ツルギ達には上手く捌かれた…ただそれだけだ」
「何………!?」
「そ、そんな、教官が…エアロゲイターの、スパイ…!?」
「う、嘘…嘘よ…!!」
しかし、その結論にイングラム自身が訂正を行い、自身がエアロゲイターの工作員である事を暴露し、アヤの『処分』を行おうとして失敗しただけだと口にし、リュウセイやアヤに今までの全てが崩れ去る様な衝撃を受けさせ、キョウスケすらも絶句させていた!
一方ツルギ達は、イングラムの言葉を隅々まで聞き届け………もう自分達が知るイングラム・プリスケンが『居なくなった』事を理解し、睨んでいた!!
「…そんで、次は何をするつもりだ、エアロゲイターの工作員さんよ?」
「当然、お前達サンプルの選別を行うだけだ」
ヘビクラの問い掛けに対して冷徹な返答をすると、フーレからR-GUNの周りに砲戦型機動兵器である『ハバクク』が出撃し、グレートマジンガーや特空機、SRXチームや市街地に向けて狙いを定めていた!
そうして………コウジは困惑しながらも手が怒りに震えていた!
「…イングラム…アンタは…アンタは俺達を………リュウセイ達を………!!
俺は…俺はアンタを許さねえ!!!!!
必ずマジンガーZと一緒にぶっ飛ばしてやらぁ!!!!!」
「フフフ…やれる物ならやるが良い、コウジ・カブト…マジンガーZを駆る上質なサンプルよ」
コウジはリュウセイ達を騙し、アヤを陥れた上に殺そうとまでしたその所業に完全にキレており、マジンガーZとも同調し既に魔神パワーを開放し怒れる瞳で友を裏切った男を睨みつけるのだった!!
対するイングラムは完全にジュデッカの枷に呑まれたのか、コウジすらもサンプルと呼び捨てその銃口を向けるのであった!!
こうしてイングラムが裏切った結果北京の戦闘は混迷を極め始め………そして、ユーゼスもまたその光景を見ながらもイングラムの枷からの解放を達成しようと試みようとしていた!
その為に先ずは脈動するエボルトラスターに手を掛け、ダイゴもスパークレンスを手に取りそれぞれが光に包まれたのだった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました!
遂にイングラムはジュデッカの枷が強まり、エアロゲイター側へと移りながら銃口をコウジ達に向けてしまいました。
そして本作ではグレートマジンガーの援護防御で守られましたが、代わりに衝撃の告白を直に聞いてしまったアヤは戦意喪失してゲーム的に操作不能状態になりました。
更にゼカリアやハバクク、そしてEXゼットンにブラックキング、パワードドラコまで現れ戦場は混迷の一途を辿っています。
果たしてこの後どうなるか等々…待て、次回になります。
次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!