スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第37話目を投稿致します。
今回は色々と詰め込みつつも1話完結に納まりました。
そして…OG2への布石も此処ら辺りから立てて行きますので皆様乞うご期待です。
では、本編へどうぞ!!


第37話『マリオネット・ソルジャー』

───地球連邦軍極東支部・伊豆基地───

 

 

 

 

 南極での戦いの後、ハガネ・ヒリュウ改部隊は伊豆基地へと帰還し、その後各計画、特機開発者達の会議が行われていた。

 其処にコウジも後学の為に参加し、お茶汲みとしてミストが整備の合間を縫ってせっせとコーヒーやら紅茶やらを運んで来ていた。

 更に其処にATX計画の開発主任だった『マリオン・ラドム』博士が現れると新型サーボモーターをRシリーズ用に調整して持って来たと話し、これでSRXへの合体と合体回数問題がある程度解決したのだった。

 

「………なぁ皆、少し良いかな?」

 

「何かしら、ジュウゾウ博士のお孫さん?」

 

「Rシリーズ………いや、Rシリーズだけじゃない、他のPTの関節部とか重要そうな部分とか、グルンガスト系の機体の装甲を超合金NZ(ニューゼット)に変えて動力源も光子力エンジンとプラズマ・ジェネレーターとかの複合品に出来ないかな?

 無理なら………いつかクロガネのサオトメ博士と合流した時にゲッター合金とゲッター炉心を光子力エンジンと超合金NZ(ニューゼット)と上手く混ぜ合わせた新型装甲と新型動力源を俺達の手で作っちまおうぜって考えてるんだけど、如何かな?

 そのシミュレーションもキッチリとやって、一番親和性が高いのはゲッター炉心とゲッター合金って結果を出してるぜ」

 

 するとコウジが何と他の機体にも超合金NZ(ニューゼット)や光子力エンジンの恩恵を受けさせようと言う発想が飛び出して来た事にカークもマリオンも驚いていた!

 更にシミュレーション結果のデータを見て特機系列はゲッターロボのゲッター合金やゲッター炉心との複合装甲と複合動力が最も親和性が高いと言う試算まで出して来たのでその頭脳に驚愕し、マリオンもジュウゾウ博士の孫からコウジ・カブトへと認識がランクアップし、コウジにも自分のアルトやヴァイスへの強化プランの参加が出来るかも知れない…そう考え期待を寄せる結果となったのだった。

 

「矢張りコウジも其処に行き着いたか。

 だが特機の方をゲッターロボの技術と複合化させる発想は我々には無かったのでお前もまたカブトの血を引く男なのだな」

 

「父さん?」

 

「実はの、Rシリーズのサーボモーターや装甲その物、更にアルトアイゼンにヴァイスリッター、そしてイルム少尉のグルンガストとグルンガスト零式へ試験的にとある処置を我々からしようと言う案があるのじゃ。

 それがこの『超合金NZ(ニューゼット)メッキ』じゃ!

 流石に超合金NZ(ニューゼット)は量産化に適していてもコストはバカ高くて話にならんし、超合金Zではもうエアロゲイターのバグス共の攻撃を弾くのでやっとでソルジャー、ファットマン、ナイト、そしてグリフォンの攻撃ではアッサリ破損してしまうのでもう此方は今後の戦いに付いて来れんと言う有様じゃ。

 そこでこの超合金NZ(ニューゼット)メッキじゃ!!

 流石にNZ(ニューゼット)の実物には強度は劣るが、それでもこのメッキを施せばPTやAMであろうがディバイトランチャーの直撃にすら耐えられる様になり、当たり所が良ければウルトラマンの光線や仮面ライダーのライダーキックにも耐えられる様にもなるぞい!!

 そして肝心のコストじゃが、メッキを塗布するだけじゃから実物を作るよりもかなり抑えられるのじゃ!!!!!!」

 

 コウジの発想に当てられたのかケンゾウ、そしてジュウゾウは何とRシリーズのサーボモーターに新たなる技術である超合金NZ(ニューゼット)メッキを施すと言う案が提供され、その技術のコスト面も含めて如何に量産化に向いてるかを説いてロブやジョナサン、カークやバレル達も驚かせていた!

 そして、確かにこのメッキを新型サーボモーターに施せばSRXの合体問題が全てクリアされ、敵の攻撃で損害しない限りはそのまま何時でも合体可能と言うシミュレートが成され、開発者達も大いに沸かせていた!

 

「そして私からはPTとAM用に作られる新型動力源である『光子力リアクター』の設計図です。

 これはプラズマ・ジェネレーターや核融合ジェネレーター、そしてグルンガストのプラズマ・リアクターに光子力エンジンの技術を盛り込み、光子力によってリアクターの出力を大幅に向上させる物です。

 ジュウゾウ博士の超合金NZ(ニューゼット)メッキと併せればPTやAMすらも小型マジンガーと同列になり、グルンガスト系列やジガンスクードもまたマジンガーZ、グレートマジンガーと完璧に並び立てる新型動力源となります。

 此方も光子力エンジンそのものを量産化する訳では無いので生産コストも其処まで高くならない試算が出ています。

 …但し、このリアクターを試作出来たのはPTはアルトアイゼンとヴァイスリッター、特機はグルンガスト零式とイルム少尉のグルンガスト用の物のみです。

 真に実用化するには先ずエアロゲイターに勝たねばなりません」

 

 そして、ケンゾウからは新型動力源である光子力リアクターの試案まで提供されたのだった!

 これはサイズを調整する事でPTやAM、特機用に分ける事が可能な動力源であり、また搭載すればエアロゲイターのナイトすらも圧倒し、グリフォンやフルスペックギャラクトロンにも勝るとも劣らないパワーゲインを持つ事となる事が試算されていたのだった!!

 しかし、試作出来た数はPT用と特機用のそれぞれ2つずつとなり、残りの実用化はエアロゲイターとの戦争に勝てなければ意味が無いと言う結果となったのだった。

 

「………ふむ、EOTに勝るとも劣らない純地球製の光子力エンジンと超合金NZ(ニューゼット)の技術を私のゲシュペンストMk-IIIやMk-IIカスタム…アルトアイゼンやヴァイスリッターに施すと?

 ………ふふふ、良いですわねカブト博士達。

 では早速この処置や動力換装を施す準備を進めますわよ!

 これで私の機体が次期主力機に………うふふふふふ………」

 

「あちゃ~…最近落ち着いたのにジュウゾウ博士達が焚き付けるからまたラドム博士のアルトとヴァイスの量産化への野望が燃え上がっちゃったじゃないですか〜」

 

「別に良かろうジョナサン。

 それに…アルトとヴァイス、ゲシュペンストとして見ればお粗末も良い所じゃが量産化に向けてしっかりと拡張性を持たせようとしつつ、PT用の各武装も換装可能と言う点を鑑みればMk−IIIやMk-IIカスタムの称号を得る事も可能になるじゃろうて。

 な~に、この老骨が骨身を削ってマリオンに拡張性と原型機程のピーキーさを無くさせるのでは無く換装式にさせろと説得すればどうとでもなるわい」

 

「う〜わこの爺さんやっぱマッドサイエンティスト寄りだわ。

 もう駄目だ、連邦の次期量産型PTはヒュッケバインMk-IIやビルトシュバインじゃなくてアルトとヴァイスにされちまうわ、コレ…」

 

 そしてマリオンはウキウキと格納庫へと向かって行き、アルトアイゼンとヴァイスリッターの光子力リアクターへの換装と超合金NZ(ニューゼット)メッキを施す準備に取り掛かる準備を進めようとするのだった。

 更にジュウゾウがマリオンに入れ知恵するらしく、それを聞いたバレルはもうほぼ内定しつつあったヒュッケバインMk-IIかビルトシュバインの量産化がアルトとヴァイスに傾く可能性が出た事でゲンナリするのだった。

 こうなったマリオンは止められないと良く知るカークは元夫として静かに見守る様にし、ロブとジョナサンは天を仰ぐのであった。

 

「…でも凄いやお祖父ちゃんも父さんも。

 俺が思い付いた案をもう試作出来てるなんてさ」

 

「いや、ワシ等でもコウジのゲッターロボの技術を取り込むと言う発想は流石に思い付かんかった。

 じゃからコウジ、お前も十分凄いとワシ等は誇りに思うぞ。

 …それに、その案はビアンの奴が喜びそうな案だからさっさと教えてやりたいわい」

 

「?」

 

 そしてコウジは改めて祖父と父の偉大さを知る事になり頭が上がらなかったが、そんなジュウゾウ達すらもゲッターロボの技術との複合化の発想は出来なかった為、その柔軟な発想や自身達が試作した光子力リアクターや超合金NZ(ニューゼット)メッキの案にまで行き着いていた事から、コウジもまたカブト家の血を引く男だとして褒めるのであった。

 …更にジュウゾウはコウジの案をビアンに伝えようとウキウキしており、コウジは何なのかと思い、ケンゾウは噂に聞いている『ダブルG』にそれを取り入れさせる気だと悟り、地球戦力が整うならばそれで良しと考えるのだった。

 なおバレルはエアロゲイターとの戦争終結後にセブンガーとウインダムの改良案が光子力リアクターと超合金NZ(ニューゼット)メッキで行えると判断し、これでセブンガー達もキングジョーがストレイジカスタムとなった後も現役引退せず活躍させられると喜んでいたのだった。

 

 

 

 

 

 その後、ゼンガーやブリットの剣の師である『リシュウ・トウゴウ』との再会や、リシュウとヘビクラの真剣勝負(ただし木刀)が行われ結果は………何とジャグラーであるヘビクラが捨て身覚悟で打ち込んでやっと相打ちと言う結果に終わる勝負があったりした。

 そんな中、伊豆基地の食堂では決戦前のささやかなパーティが開かれ、エクセレンとガーネットのバニーにコウジが見惚れてしまいサヤカに蹴られる一幕や、レオナの料理にタスクが撃沈すると言う事案が発生したり、ハガネのブリッジではレフィーナとオノデラの会話があったりする等と比較的平和だった。

 そんな中、部屋の隅でツルギはDコンを操作して誰かとメールでやり取りをしている所だった。

 

「…お前はパーティに参加しないのか、ツルギ?」

 

「余やエセルドレーダもこの様に楽しんでおるのに、何故汝は無関心なのだ、テツヤ・ツルギよ?」

 

「いや、料理やコーヒーは十分楽しんださ。

 だが、今はこっち…俺の『妻』へのメールが最優先でな」

 

「妻………まさか、『炎ジュン』…いや、『ジュン・ホノオ』の事か!?

 と言うか、お前は結婚していたのか!?」

 

「何だイングラム、知らなかったのか?

 それに何故会った事の無いジュンの名を…いや、差異次元の記憶とやらか。

 ああ、教導隊解散後にグレートマジンガーの設計開発時に俺の訓練のサポーターとして彼女と出会ってな。

 俺達は自然と惹かれ合って行き、グレートの完成前に入籍し結婚式も挙げたんだ。

 ほら、ジュンはもう妊娠してそろそろ産まれそうだって話さ。

 フッ、28である俺が遂に父親になる日が来るとはな…」

 

 ツルギに話を掛けたイングラムとマスターテリオン及びエセルドレーダは、ツルギがまさかの結婚&もう直ぐ父親になる発言に驚愕し、マスターテリオンとエセルドレーダは開いた口が塞がらない状態になりイングラムは差異次元でジュンと良い関係になっていたと知っていたので、そこから発展した事を驚きながらも喜ぶのであった。

 

「ツルギにイングラム少佐達、此処に居たのか」

 

「カイ、お前が此処に来たと言う事はハガネ・ヒリュウ改部隊への配属が決定したんだな?」

 

「ああ、エアロゲイターとの決戦に備えてな。

 これからよろしく頼むぞ、お前達」

 

 そして、更にカイもハガネ・ヒリュウ改部隊入りが決定し遂に特殊戦技教導隊が別行動しているクロガネ部隊を入れればカーウァイ隊長を除けば全員集合となった事になり、ツルギは本格的にエアロゲイターに一泡吹かせられる様になると喜び笑みを浮かべたのだった。

 なおその食堂では盆栽を剪定中だったヘビクラにレオナの料理で撃沈したタスクがぶつかり誤った部分は剪定した事で盆栽を労り、クレナイは命の木の若木が変な風に育ちまた『クイーンベルゼブ』みたいな物が生み出されないかとヒヤヒヤするのであった。

 

【ビィィィィィィィ、ビィィィィィィィ!!!!!】

 

 そんな中、敵襲警報が伊豆基地全体に鳴り響き、ハガネ・ヒリュウ改部隊にスクランブルが掛けられたのであった…!!

 

 

 

 

 

第37話『マリオネット・ソルジャー』

 

 

 

 そうしてハガネ・ヒリュウ改部隊がエアロゲイター侵攻部隊が出現した地区に到着し、機動部隊を展開する………前にお酒を飲んでいたエクセレン、ガーネットは急いで腹筋をして汗を流してアルコールを抜く作業を行っていた。

 その間にツルギはブレーンコンドルに乗り込もうとした…その時、コウジやギリアムにヘビクラ達元教導隊組が側に寄って来ていた。

 

「コウジ、それにギリアムにヘビクラ達、どうした?」

 

「いや、俺はギリアムさんとは別件なんだけどさ、ジュンさんとの間に出来た赤ちゃんの名前は何にするか決まったのかなって」

 

「ああ、男の子だったから2人の名前から取って『ジュンヤ・ツルギ』になるぞ。

 …それで、お前達はどうした?」

 

「…テツヤ、敵部隊の中に『あのナイト』が居る事が確認された。

 俺達で対処するぞ」

 

「!!

 …そうか、分かった」

 

 コウジは新しく産まれて来る子供の名前の確認をしたかったから来たから違ったが、ギリアム達は例のエゼキエル…カーウァイ隊長と同じ動きをする敵が現れてると知り、元教導隊の6人で対処すると言う話になった。

 ツルギは拳を握り、クスハやイングラムの様にあれがカーウァイ隊長だった時はどうすれば………それが恐ろしかった事もあり、差異次元の記憶を持つギリアムは兎も角他のメンバーの誰もがイングラムに事の真相を問い質す事が出来なかったのだ。

 そうしてエクセレンとガーネットのアルコールも抜けて漸く機動部隊が出撃すると、それを見たゲーザは憎悪を孕んだ笑みを浮かべていたのだった!

 

「ククク…待ち草臥れたぜぇ」

 

「あいつ等…どうして基地を攻撃していなかったの?」

 

「地球側の戦力を悪戯に削る事を避ける為だ。

 エアロゲイターの目的も…そろそろお前達に話すべきだと俺は考えている。

 …ツルギもヘビクラ達も、あのエゼキエルに乗る者が誰か知りたいのだろう?」

 

「…!?

 イングラム、お前…」

 

 リューネの疑問にイングラムが1から10まで話せる部分を話し、長くなりそうな所は後程話そうと言う応対をするのだった。

 …特に例のエゼキエルのパイロットが何者なのか、その答えも添えて。

 ツルギ達元教導隊の面子6名はそれを聞き、遂に核心に触れる時が来るのか…そう考えながら敵を見据えていた!!

 

「さあて、頭痛の種を少しずつでも潰させて貰うぜ!

 ヒャハハハハ!!」

 

「…っ、あいつ、まさか…!!」

 

「リュウセイ…今は、戦闘に集中してくれ」

 

「教官………了解」

 

 そしてゲーザの言動からリュウセイも薄々とゲーザ・ハガナーの正体が誰かと…サイコドライバーに到達しつつある念動力者としての直感もあり気付き始めていたが、イングラムに今は戦闘に集中する様にとの言葉を受け、敵部隊との戦闘を開始した!

 そうして始まった戦闘だが、矢張り前回のノスフェル:進化体と言う恐るべき怪物を相手にした後もあり、余りゼカリアやハバクク、イルメヤ・アフに苦戦する事無く戦闘が進み、遂にはガルインとゲーザの率いるエゼキエル部隊の下に辿り着き、ガルインとツルギ、ゲシュペンストMk-IIに乗るカイ、ヘビクラ、クレナイ、更にギリアムにテンペストの6人が同時に相手する事となったのだった!!

 

「…ゲシュ、ペンスト…キョウ、ドウ…」

 

「っ、矢張り…この動きは…!!」

 

「クソが…マジでアレはカーウァイ・ラウ隊長なのかよ、オイ!!」

 

 そして、ツルギ達6人の教導隊仕込みの連携を上手くいなしながらこの面子と互角以上に渡り合う例のエゼキエルは、動きが完全にカーウァイ隊長の物であると戦って行く内にカイすらも確信してしまい、珍しくヘビクラが声を荒らげながら攻撃を加えていくのだった!!

 だがそのどれもが致命傷だけは避けられてしまい、逆に危ない反撃を加えられてしまい………まるで教導隊の面子に『指導』しているかの様な戦闘が繰り広げられていったのだった!!

 

「さあ、バトルを楽しもうぜ!

 遠慮無く掛かって来いっての!!」

 

「お、おいリュウセイ、アイツの言動や…この声の特徴って…!!?」

 

「くっ、やっぱりお前は…テンザンなのか…!?」

 

「(………もう、話すべきだろうな)」

 

『(イングラム…)』

 

 次にマジンガーZとR-1がゲーザのエゼキエルに接敵し、戦闘が開始された………が、ゲーザ=テンザンの図式にコウジもリュウセイも気付きつつあった!!

 それを見ていたイングラムはアストラナガンで無人機のエゼキエルをZ・O・ソードで斬り裂いて撃破していく中で、エアロゲイターの真実を話すべき時が来たとして悲痛な面持ちをしていた。

 そんなイングラムをユーゼスとヴィレッタもまた心配しており、彼に其処までヘイトが向かない様にしなければいけないと考えるのであった。

 そうしてゲーザのエゼキエルはマジンガーZとR-1、更に合流したR-2パワード、R-3パワード、ビルトラプターの連携に追い詰められてしまい…一方的に追い詰められてしまうこの『クソゲー』に怒りを爆発させるのであった!!

 

「何なんだ、何なんだお前等は!?

 この頭痛は治らねえし、お前等はそんなに無駄に頑張ってクソゲー感をマシマシにしやがってよぉ!!

 しかも2度ならず3度までも(・・・・・)俺をこんな目に遭わせやがってぇ…!!

 もう許せねえ、今までの借りを纏めて返す為に…てめえ等全員吹っ飛べや!!!

 レビ様やアタッドの命令なんざ知ったこっちゃねえ!

 どいつもこいつも血祭りに上げてやる!!」

 

 ゲーザはこのクソゲーを終わらせるべく、何と使用予定が無かった大型ミサイルを転移出現させてハガネとヒリュウ改にロックオンさせるのであった!!

 

「げっ、このやり方は!?」

 

「やっぱり、そうだよな…!」

 

「ヒャハハハ!!!

 てめえ等が死ねば俺の頭痛が収まるっての!!」

 

「しかもこの巫山戯た言動は………!!」

 

「私とリョウト君達でミサイルは何とかするから、皆は頑張って!!」

 

「タスク、遅れたら承知しなくてよ?」

 

「へへっ、ジガンスクードの盾役はこう言う時に物を言うのさレオナちゃん!!」

 

 癇癪を起こし、いきなり大型ミサイルで何もかも吹き飛ばそうとするやり方にジャーダやイルムすらも見覚えがある事、2度ならず3度までもと発言した事により部隊内の疑念は確信に変わりつつあった!!

 そしてその大型ミサイルもR-GUN、アーマリオン、レオナのガーリオン、ジガンスクードに全て推進装置が破壊され、戦艦の射程圏内に近付く暇すら与えずに対処されるのであった!!

 

「喰らえ、T-LINKダブルナッコォ!!」

 

「強化型、ロケットパァァァァァァァンチッ!!!!!」

 

「う、うがぁぁぁぁ!!!?」

 

 その間にゲーザのエゼキエルはR-1のT-LINKダブルナックルとマジンガーZの強化型ロケットパンチをモロに受けて大破寸前となり、地面に墜落しながらも起き上がろうとして…機体にバチバチと火花が飛び散るのであった!!

 

「な、何だ、この感じは…!?

 ずっと前にもこんな…!?

 う!

 がぁっ!

 何だ!?

 昔の事を思い出そうとすると…あ、頭が…!!

 ち…!!

 脱出だ!!」

 

 そうしてゲーザは過去を思い出そうとすると何故か頭痛が走り、そしてデジャヴすらも感じながら脱出して空間転移で消えるのだった。

 残るはガルインのエゼキエルだけだったが…此方は教導隊6名の連携でも崩せない上に迂闊に近付けばキョウスケ程の腕があっても危ないと思う程の激戦を繰り広げていた!!

 

「くぅぅぅぅ…!!

 や、矢張りこの敵は…カーウァイ隊長、貴方なのか!?」

 

「テンペスト、集中を切らせるな!!

 次が来るぞ!!」

 

「…キョウ、ドウ………テツ、ヤ……ギリ、アム…テン、ペスト…カ、イ…ヘビ、クラ…クレ…ナイ…」

 

『!!!!?』

 

【ビュォォンッ!!!】

 

 そして…ガルインは突如としてツルギやギリアム達の名を告げた瞬間、エゼキエルは転移をして撤退して行くのであった。

 これにより戦闘は終わったが…全てが釈然としない結果となり、皆がイングラムに視線を向けると、アストラナガンは黙ってハガネへと帰還し、更にイングラムは一足先にブリーフィングルームに向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、答えを聞かせて貰うぜイングラムよぉ?

 あの敵は…カーウァイ隊長なのか、どうなんだよ?」

 

「それにあのゲーザって奴は、テンザンなのか?

 教えてくれよ、イングラム教官!!」

 

「…お前達の予測は正しい。

 そして、これから順を追って説明する。

 少し待っててくれ」

 

 戦闘終了後、イングラムに問い詰めるヘビクラとリュウセイに対して正解だとしつつも先ずはモニターにエアロゲイターの真の目的たる物を映し始め、説明を開始したのだった。

 

「先ずエアロゲイターだが…その正体はバルマーの尖兵ではあるものの、純然たるバルマー人は1人も存在しない。

 皆過去に自動惑星ネビーイーム…ホワイトスターに連れ去られ、クスハが受けた物よりも更に重度の洗脳処置とジュデッカの枷と呼ばれるその者を支配下に置く枷を魂に嵌められてしまい…自身をバルマーの人間だと思い込んでいるのだ」

 

「な、何ですって!?

 ではレビ・トーラーすらも本当は地球人なのですか!?」

 

「ああ、そしてその正体は…マイ・コバヤシ。

 アヤ、お前の妹だ」

 

「…っ!!!!」

 

「アヤっ!?」

 

 先ずイングラムはエアロゲイターにはバルマー人が1人も存在しないと告げると、次にレビ・トーラーの正体もマイ・コバヤシであると確定させると、アヤは愕然として膝を崩し、ラーダとガーネット、カチーナに支えられながらテーブルに座らされた。

 そしてイングラムの表情は………悲痛としか言えない物であり、本当に心を痛めている事が伺い知れたのだった。

 

「次にアタッド・シャムランも本当の名はジェニファー・フォンダだ。

 2人はかつてマイ・コバヤシが起こしてしまった爆発事故の際に俺が…まだエアロゲイターのスパイとして、精神が支配下にあった頃の俺が廃棄処分に乗じてホワイトスターへと連れ去り、それぞれレビとアタッドに仕立て上げたのだ………そう、これは、俺の消えない罪の1つだ」

 

「矢張り、特脳研のデータ通り新西暦181年の出来事に乗じていたか…。

 ならカーウァイ隊長もお前がやったのか?」

 

「いや、ガルイン・メハベル…カーウァイ大佐の方はアタッドが主導し、余りの重傷により洗脳と並行してサイボーグ化も進められた。

 更にテンザンもまたあのジュネーブ決戦後にアタッドによってサイボーク化と洗脳措置が施されたのだ。

 だがそもそも、俺がアタッドを誘拐しなければこうはならなかったのでこれも俺の罪だ。

 …そして、これだけはハッキリさせて置く。

 ウルトラマンや仮面ライダー、ゲッターロボやマジンガー達との邂逅で枷が一時的に緩んだ隙を捉え、枷を破壊し自由になった俺と違い…最早彼女達は元には戻らない。

 直接引導を渡し、死なせてやる事こそがせめてもの慈悲になる………本当に、すまなかった…」

 

『………』

 

 イングラムはガルインやゲーザの正体も全て説明した上で消えない罪としてそれ等を全て背負い、そして最早レビ…マイ達は元に戻す事が叶わないと語ると、ハガネ、ヒリュウ改部隊の大体の面子が悲痛な面持ちとなりながらもイングラムを責められずにいた。

 イングラムも加害者である物の、彼もまたジュデッカの枷による支配を受けた被害者なのだから。

 

「…ならユーゼス、それ等の指示はお前がやったのか?」

 

「…残念ながら、新西暦180年以前の記憶が無い上に俺はウルトラマンネクサスとしてネビーイームには戻らず戦い続けていた。

 なので俺の命令がそのまま続行されたのか、それとも………恐らくは居るであろう、『もう1人のユーゼス・ゴッツォ』が引き起こしたのか、それすらも分からないんだ。

 だが………それでもイングラム1人に罪は背負わせない、俺も…バルマー人として同じ罪を背負う事を誓う」

 

「ユーゼス…すまない…」

 

 次にヘビクラはユーゼスが全部の命令を飛ばしたのかと問えば、矢張り記憶喪失と言う物が手痛く真相が不明であった。

 このユーゼス・タウルか、或いはネビーイームのホログラムとして現れたユーゼス・ゴッツォがやったのか…その真相が分からなかったのだが、それでもユーゼスはイングラムの罪を共有すると宣言すると、イングラムはこのユーゼスとは確かな絆を育めるとして頷くのだった。

 

「…でだ、ここまでエアロゲイターは地球人を攫ってバルマーとやらの尖兵にしているが、その最終目的は何なんだ?

 そろそろ答えて貰うぞ、2人共」

 

「ああ、無論だ。

 エアロゲイターの目的…それは当初は地球人と言う種の誘拐による調査だったが…一定のレベルの技術力と戦闘能力を有すると判断された結果、最良の『兵器』として『栽培』と『収穫』を行い、バルマー本星へと開発された機動兵器ごと『簒奪』する事が目的だ。

 更に地球の怪獣達もまた人工レイオニクスである宇宙恐魔人ゼットの力を使い『支配』し、これもまた『採取』するのも目的だ。

 そして本国に帰還する間に地球の環境を再現したプラント内で新たに生まれた地球人達をバルマーの兵器として『育成』しながら、ネビーイームはやがて本国へと辿り着きまた他の星へ…それを繰り返す事だ」

 

「そして、このやり方は大体の差異次元では共通してる部分も多々ある。

 ただ、この新西暦世界の差異次元に関してはやり方がより苛烈になっている傾向があると補足しよう」

 

 そしてイングラム、ユーゼスの口から語られたエアロゲイターの最終目的が地球人と言う『兵器の生産』その物であると言う悍ましい事実が発覚し、コウジもリュウセイも、キョウスケもマサキも…ヘビクラやクレナイ達もまた目を見開き、ダイゴやツカサ、ソウゴにゲイツは拳を握り締め、ウォズは真逢魔降臨暦を読みながらも不愉快さを滲ませ、マスターテリオンやエセルドレーダもやり方が邪神達と変わらないので嫌悪するのであった。

 そして………この日から、ハガネ・ヒリュウ改部隊の中でエアロゲイターの目的を潰そうと言う行動指針が固まり、全員が一致団結しながら………レビ達をせめて苦しませずに逝かせる事を心掛け始めたのであった………。




此処までの閲覧ありがとうございました!
今回はエアロゲイターの目的やイングラムの罪を告白した回でもあり、更にカブト一家による地球技術向上計画がスタートしました!
SRXはOG1中は合体無制限化に加えて更に装甲値その物がアップし、アルトとヴァイス、グルンガストとグルンガスト零式もまたパワーアップします。
光子力リアクターは試作品段階で魔神パワーを発揮していないマジンガーZやグレートマジンガーと比べて少し劣る程度の出力になりますが、PTやAMが小型マジンガーとしてパワーアップします。
超合金NZ(ニューゼット)メッキの設定は実はマジンガーZ/INFINITYのイチナナ式の超合金Zメッキに目を付け、それをブラッシュアップさせちゃったもんです。
まぁジュウゾウ博士もケンゾウ博士も健在ならこうなるよねって話です。
そしてコウジが発案したゲッターロボの技術とマジンガーの技術を融合・複合化させる案も出たので…実用化されればOG2の機体は滅茶苦茶パワーアップする事になるでしょう。
しかもこれ、コスト面的に光子力リアクターも超合金NZ(ニューゼット)メッキも本編で語る様に企業や投資家のお財布に優しいのでお財布の紐を緩めてくれます。
勝ったなガハハ   

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!



───追記───



活動報告も書きましたので、そちらも出来れば一読下さいませ。
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