今回も前回程の文量になります…が、このスパロボOG二次創作において重要なファクターが今回登場します。
なので南極事件と合わせて此処は重要な回にも位置付けられます。
では、本編へどうぞ!
「ゲッターロボ………3機の戦闘機がハチャメチャ変形して1つのロボになりやがったぜ…」
「ヘビクラ、テツヤ気を付けろよ。
奴の雰囲気からして強敵だぞ」
「ああ、油断はせんさ。
………ゲッターロボ………矢張り、何処か懐かしいと思うが………それでも、コウジやリュウセイ達を殺らせはしない!!」
ヘビクラ、クレナイがゲッターロボとグランゾンに最大限の警戒を露わにする中、テツヤはコウジの様にゲッターロボに対する『懐かしさ』を感じていた………が、それを直ぐ振り払いグレートマジンガーを駆り、マジンガーブレードを携えゲッタートマホークと鍔迫り合う!!
「ハッ、生っちょろい連邦軍の中にも中々ホネのある奴が居るじゃねぇか!!
良いぜ、てめぇ等3人の相手は俺達がやってやる!!
3対3だから丁度良いだろ、連邦の特機よ!!」
「成る程な、貴様達はこの戦闘をそこら辺の喧嘩と一緒にしてるな?
…その考えを直ぐに改めさせてやるぞ、ゲッターロボ!!
このテツヤ・ツルギとグレートマジンガー、そしてショウタ・ヘビクラとガイ・クレナイがな!!」
ゲッター1とグレートマジンガー、全長の差は8m程だが、何方もグルンガストに負けぬパワーを持つ特機である。
そんな機体同士の激突にヘビクラ、クレナイのゲシュペンストMk-IIの援護が入りつつ、パイロット数は3対3、更に並の連邦軍兵では立ち入れない激闘を開始する!!
グレートがゲッターを弾いた隙にゲシュペンストMk-IIのM13ショットガンやM950マシンガンの弾丸がゲッターの全身に浴びせられる…が、超合金Zとは違う特殊合金の『ゲッター合金』はゲシュペンスト達PTの持つ一般兵装ではまともなダメージを与えられぬ程の強度を持つ為怯むすら無かった!!
「フッ、矢張り並の連邦軍兵ではないらしい。
モーションデータから逆算するにあの特機とゲシュペンストのパイロットは教導隊出身だな。
ならばゲッターロボにどれ程対応出来るか試してやる………リョウマ、次は俺にやらせろ!!」
「ちっ、折角身体が温まり始めたのによ………良いぜ、だが生温い戦いを見せたら強制的に変形してやるからな!!
オープン・ゲット!!!! 【ガシュン、ビュゥゥゥゥン!!!!!!】」
そんな中ハヤトの提案があり、リョウマはグレートの攻撃が当たる寸前にゲットマシン3機に分離するオープン・ゲット機構を使用し、再び常軌を逸した機動で飛行する!!
更に機体の直列順はジャガー号、ベアー号、イーグル号の順になりつつあった!!
テツヤ達はゲットマシンは3機存在する…ならばゲッターロボはどのゲットマシンがヘッドを担当するかで形態を変化させる変形合体機構を備えてるのだと直感的に理解する!!
「チェンジ『ゲッター2』!!!」
【ガシュン、ガシュン、ズシン、キィィィィィィィィィィッ!!!!】
テツヤ達の直感通りゲッターロボはジャガー号をヘッドにした事で第2形態のゲッター2と成り、左腕部の巨大な『ゲッタードリル』を機動させながら地上をマッハ3の速度で縦横無尽に高速移動を始める、それも高速移動による分身を作り出しながら!!
「ちっ、速い!!」
「マトモな狙いを定めても撃つ時には逃げられるか………なら、こうだな!!」
そんなゲッター2 の高速移動にヘビクラは動きを止めると左腕のプラズマステークにエネルギーを溜め始める!!
そして『ゲッタービジョン』による分身でテツヤ達を翻弄し、ゲッタードリルがヘビクラのゲシュペンストMk-IIの装甲を貫く………と思われたが、何とヘビクラはドリルを最小限の横ステップで回避すると同時にゲッター2の顔面を捉え、ジェット・マグナムを叩き込む事に成功する!!
回避の際に僅かにゲシュペンストの装甲を削り取られたが、その見返りとしてとしてゲッターロボの巨体を大きく揺らし、ゲッター1と比べて装甲強度が落ちた機体に傷を与える!!
「ゲッタービジョンにも惑わされん冷静さと此方の骨を断つ為に肉を切る事を厭わん決断力、そしてそれを実行出来る実力………教導隊の名は伊達では無いと言う訳か!」
「その隙は逃さん、『グレートタイフーン』!!」
「おっと、竜巻なら俺達も使えるぞ!
『ドリルストーム』!!!」
【ビュォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!】
ハヤトの端的な評価でテツヤ達3人の実力の最低値を理解しつつ、グレートの口部スリットより発生した竜巻であるグレートタイフーンをゲッタードリルの高速回転で生み出す竜巻であるドリルストームで相殺し、南極の地面が抉れながら氷塊が当たり一面に飛び散りつつ2つの竜巻が互角のパワーを見せていた!!
「テツヤばかりに集中し過ぎだ!!」
「おっと、ハヤトは殺らせないぜ!!
オープン・ゲット!!」
其処にクレナイの攻撃がゲッター2に向けられたが、今度はベンケイの独断で機体が3機に分離すると今度はベアー号、イーグル号、ジャガー号の順で直列しゲッターロボの第3の姿をテツヤ達に披露し始める!!
「チェンジ『ゲッター3』!!」
【ガン、ガン、キュルルルルルル!!】
そうして次に見せた姿はキャタピラ状の下半身と両肩部に内臓されたの大型ミサイル、他の形態よりも長い両手を持つ如何にもパワー自慢であるかの様な姿を見せる!!
更にテツヤは特機の事はヘビクラ達より一日の長がある為、ゲッター3の装甲の分厚さからグルンガストの戦車形態『ガストランダー』と同様に地上に加えて深い水中に潜っても問題無いと判断していた!!
これによりゲッターロボは空戦とバランスの良い戦闘形態のゲッター1、地上を分身を伴う高速移動により走り回り敵を翻弄するゲッター2、高い耐久力に物を言わせつつ水中戦とパワー特化のゲッター3の3つの姿を持つ特殊な特機だとテツヤ達やSRXチーム、コウジは理解するに至った!!
「変幻自在、戮力協心、俺達3人の心と力が合わさったゲッターロボを簡単に攻略出来ると思うなよベテランのお三方!!」
「成る程な、3人の内誰かの危機が迫ればまた別の奴が機体を分離させ、コンマ1秒もズレを見せずゲットマシンを高速飛行させながら瞬時に合体変形して敵と戦う万能の対応力と敵の殲滅を両立出来る特機、それがゲッターロボか…!
フッ、ならばお前達に思い知らせてやるさ、特殊戦技教導隊の名に込められた物が何たるかと言う事をな!!」
ベンケイの問答にクレナイは教導隊と言う肩書、それに込められた経験や技術の神髄を見せると返答するとテツヤ、ヘビクラもまた操縦桿を握り締め、3対3の戦いは更に苛烈さを増して行こうとしていた!!
一方SRXチームとマジンガーZはグランゾンを相手に戦闘を行う………と言うより、グランゾン側が手抜きをして軽く4機をあしらっている所であった!!
「くそ、何でこんな事をしやがったんだ、お前等は!!!!」
「その真実を知る権利が今の所貴方方にあるとは私には思えませんので返答は致しかねますよ、新米兵とそれをフォローするお守りのお二人、そして未熟な特機乗りの少年」
コウジの怒りを込めた言葉を軽く流すシュウはマジンガーZのパンチやリュウセイのゲシュペンストMk-IIの攻撃をグランゾンに搭載された『歪曲フィールド』………空間を捻じ曲げ、攻撃を逸らす特殊防御フィールドを使う事無く軽いステップで避けながら矢張りこの4人がグランゾンを相手取るには力不足、軽く此方が吹けば吹き飛ぶ程度の存在だと認識すると重力を操り、衝撃波を発生させリュウセイのゲシュペンストMk-IIを吹き飛ばそうとする!!
「リュウセイ、危ない………きゃぁぁぁっ!!!!」
「ア、アヤァァァァァァァ!!!!!」
それをアヤが庇うと彼女のゲシュペンストMk-IIは大きく吹き飛ばされ、氷の地面に背を擦りつつ機体各部が損傷しながら倒れ伏した!!
更に今のグランゾンの行動によりアヤは気絶してしまい、彼女のゲシュペンストMk-IIは動きを沈黙させてしまった!!
「アヤ大尉!!
くそ、お前ええええ!!!!!」
「フッ…あちらのテツヤ・ツルギ少佐ならばいざ知らず、貴方如きでは相手になりませんよ。
光子力の権威、カブト博士の血を引く者とは言えど生き残れなければ何の価値もありません………私とグランゾンとの間にある絶対的な差を思い知りなさい。
ワームスマッシャー!!!」
【ビュビュビュビュビュン、ドンドンドンドンドガァッ!!!】
「うおわぁっ!!」
コウジはアヤを、仲間を傷付けられた事で更なる怒りを燃え上がらせグランゾンに突撃するも、シュウは冷静に、冷徹にワームスマッシャーをマジンガーZへと叩き込む!!
その結果、超合金Zのボディに傷が付く所か左腕部が破壊されると言う損傷を負ってしまう!!
当然頭部のパイルダー部も大きく揺れ、マジンガーZの計器から警告音が発せられる!!
「コウジ!!」
「おい、他所見は禁物だぜテツヤ・ツルギさんよぉ!!」
「くそ、其処をどけ貴様等!!」
テツヤはマジンガーZの危機にグレートマジンガーを向かわせようとするも、リョウマがゲッター1に変形合体してテツヤとグレートを足止めしてしまう!!
その状況にヘビクラ、クレナイが動き出しグランゾンへと向かおうとするも、グランゾン側からワームスマッシャーが放たれ回避に専念するのがやっとであった!!
幾らゲシュペンストの扱いに慣れた2人でも、機体の性能差が隔絶し過ぎてる為に例え150%の動きをしようがグランゾンの攻撃を回避するのがやっとなのだ!!
「これで終わりですね、カブトの少年」
「(拙い、このままじゃ殺られる!!
右腕のロケットパンチ、ブレストファイヤー、光子力ビーム………駄目だ、どれも対応される距離を保ってる!!
それにあのワームホールから出てくるビームを避けなきゃ近付けない!!
クソ………俺は、俺はまだ弱いのかよ………マジンガーZの力を引き出せない弱虫なのかよ!!)」
グランゾンはマジンガーZの性能を鑑みた上で距離を保ち、ワームスマッシャーでトドメを刺そうと行動を開始する!!
一方コウジも何とかしなければと考えたが、どれも対応不可の未来しか見えず歯軋りをしていた!!
そして、グランゾンの目の前にワームホールが発生し、胸部から再びビームが放たれようとしていた!!
「コウジ!!」
「殺られる!!
くそ………俺は………俺は………こんな所で死ぬ訳には、行かないんだ、仲間を護らなきゃならないんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
【キン、グォォォォォォン!!!!!
キュピィィィィン!!!!】
そして死が迫り、コウジの精神は極限状態に追い込まれた………その瞬間、マジンガーZの目が輝き、更に光子力エンジンの出力が先程の状態を上回るパワーを生み出し、且つマジンガーZに『謎の力』と呼ぶべき物が発生し、それを解き放ったマジンガーZは何と『損傷した左腕が自己修復される』不可思議な現象が発生した!!
「むっ…!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
更にコウジはマジンガーZに溢れるパワーに任せて突撃し、グランゾンに攻撃を仕掛けようとする!!
その光景を目撃し、モニターしていたリュウセイ、ライ、更にテツヤ達は驚愕し、収容トレーラーに乗るジュウゾウは目を見開きながらマジンガーZを見ていた!!
それに対しシュウ・シラカワもマジンガーZに何かがある、そんな直感めいた物を感じ取ると次の行動に出ていた!!
「これは…何かあると考えるべきですね。
歪曲空間、展開。
エネルギー収束………その魔神に何が秘められてるか見せて頂きますよ。
『ディストリオンブレイク』!!」
シュウは本来此処で使う予定の無かった武装であるディストリオンブレイクをマジンガーZに向けて発射する!!
歪曲空間にエネルギーを放つ原理はワームスマッシャーと同じだが、あちらは全方位の歪曲空間に向けて無数に放ち面攻撃をするのに対してこちらは前方に幾つも歪曲空間を発生させ、其処にエネルギービームを放ち収束し、破壊力と貫通力を高める点攻撃と対照的な物である!
そんなブラックホールクラスターに次ぐ破壊力を持つ兵装がマジンガーZに放たれ、そして直撃する………が、何とマジンガーZはあろう事かそんな破壊力に満ちたエネルギー波を『吸収』しながら前進を止めずにいた!!
「ディストリオンブレイクを…!
これはいけませんね!」
「うおおおおおおおおおおお!!」
【ギンッ!!】
更にマジンガーZは『腕から超合金Zの刃を展開』させ、それを手刀の要領でグランゾンに向けて振るう!!
対するグランゾンは『グランワームソード』を歪曲空間より取り出し迎撃する!!
シュウの計算ならばグランワームソードの切断力ならば超合金Zを斬り裂けると踏んでいた………が、マジンガーZの刃は断ち斬れず、更にパワーが先程よりも増した為に『グランゾンと互角以上のパワーで鍔迫り合う』事になっていた!!
「(先程までのマジンガーZと比べてもパワーが増し過ぎている!
更に超合金Zの強度も増している!
これは………本格的に『私が知るマジンガーZとは何かが違う』、そう考えるべきですね)」
シュウ・シラカワはグランゾンともこの段階で互角以上の力を見せるマジンガーZに不気味さと『自身が知るマジンガーZ』との齟齬を明確に感じ取り、『このマジンガーZ』に対して警戒心を露わにしていた!!
そしてこのマジンガーZを操るコウジ・カブトにも何処か危機感を覚え、何があるのか更に見極めようとしていた!!
「(ば、馬鹿な………アレは『アイアンカッター』!!
まだマジンガーZに搭載していない筈の武装が生えている!!
それにマジンガーZのこの急なパワーアップ………ま、まさか………『魔神パワー』が………あ、あり得ん、ワシは………ワシはあのパワーを『マジンガーZに搭載していない』!!)」
その光景を見ていたジュウゾウはマジンガーZが見せる急激なパワーアップを分析し、自身がコウジの事を考えて『搭載を取り止めた筈』の『魔神パワー』が発動していると理解し、マジンガーZに恐怖心を覚え始めていた!!
何故魔神パワーがZに発現し、それをコウジが振るうのか………このまま第七の魔神パワーまで発現したらどうなるか………ジュウゾウ・カブトはそれらを考えながら、コウジを止める為に予備のホバーパイルダーに乗り込もうとして後ろを振り返っていた!!
「ジュウゾウ博士、レーダーに高速で飛行して来る物体ありです!!
数は1、この反応は………AGX-05です!!」
「何…!?」
その時、南極の空の彼方から風を切りながら空を疾走る物体がグランゾンとマジンガーZの間に割って入りつつ、グランゾンのグランワームソードに対して剣を振るっていた!!
その穢れ無き白き躯体は美しく、そしてグランゾンと対照的にヒーロー然としたデティールを持っていた!!
シュウは当然知っている、この機体こそかつて自身が求めた地下世界『ラ・ギアス』に存在する4機の『魔装機神』の1つにして風を司る魔装機神………『サイバスター』であると!!
そして当然サイバスターを駆る男も知っている、風の魔装機神の操者『マサキ・アンドー』だと!!
「見つけたぞシュウ!!
てめぇ………ラングランだけじゃなく南極でもこんな惨劇を起こしやがったな!!」
「おやおや、マサキ………貴方も暇ですね。
わざわざ私を追ってラ・ギアスから地上へと出て来るとは」
「黙れ!!
てめぇが何を考えてるのか知らねえが、地上を滅ぼすつもりならば俺はそれを許さねえぞ!!」
「まさか、今はそのつもりはありませんよ。
私を利用しようとした連中に身の程を教えてあげただけですよ」
【ギギギギ、ギン!!】
マサキはシュウに魔装機神操者としての使命感からこれ以上の蛮行を止めるつもりで叫び、対するシュウはどこ吹く風の様子で語りながらサイバスターの『ディスカッター』とグランワームソードが僅かに鍔迫り合った後、風の魔装機神と重力を操る魔神は互いに距離を離して睨み合い、更にサイバスターはリュウセイ達のゲシュペンストMk-IIとマジンガーZを庇いながら立っていた!!
この間にライはアヤのゲシュペンストMk-IIを救出し、アヤの生存を確認しながらグランゾンを睨んでいた!!
更にコウジはマジンガーZの溢れるパワーを操り続けながら次はブレストファイヤーを放とうと放熱板にエネルギーをチャージしていた!!
【ガン、ガン、ギギギギギギギ!!!!】
更に上空ではゲッターロボとグレートマジンガー、ヘビクラとクレナイのゲシュペンストMk-IIは一進一退の攻防を続け、両者の拮抗は極限状態にまで達し………それを崩す者の横槍にどちらもワンテンポ遅れて反応する!!
【ドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォンッ!!!!!!】
「ぐっ、何だ!?」
「博士、ミサイルの飽和攻撃が南極基地周辺に直撃しました!!」
「何故ミサイルを探知出来なかった!?」
「そ、それが………ミサイル自体にジャマーが掛かっていたらしく、レーダーをすり抜けて飛来した模様です!!
………ッ、南極基地周囲に無数の反応あり!!」
ミサイルの飽和攻撃に加え、突然熱源反応がレーダー上に表れ収容トレーラーのオペレーターが驚愕する中、その熱源反応の正体が現れる!!
それはPTや従来特機と違う、如何にも悪役メカと言えるデティールを持つ、『機械の獣』と呼ぶに相応しい機体群であった!!
ジュウゾウはそれを知っている、かつての盟友『Dr.ヘル』が『バードス島』で見つけ出し発掘した古代の機械巨人、『機械獣』軍団であった!!
「機械獣………Dr.ヘル達の迎えですか」
『『その通りですシュウ・シラカワ博士、リョウマ・ナガレ達よ。
アイドネウス島での準備は完了した、よって我々が貴方方を迎えに来たのです』』
「貴方は『あしゅら男爵』………そうですか、ならばもう此処には用はありませんね。
ゲッターチーム、此処を離れますよ」
「時間切れか………運が良かったな、此処で生き残ったお前等は」
更にDr.ヘルの部下であるあしゅら男爵の通信から全ての準備が終わった事を確認し、シュウとリョウマ達はそれぞれの機体をマジンガーやサイバスター達から離し、空中へと離れ始めていた!
「待ちやがれシュウ、此処でてめぇを逃がす訳には行かねえ!!」
「マサキ、今の貴方に用はありません。
私達はこれからビアン博士の下へと向かいます。
私を追うのでしたら勝手にして下さい。
最も今の貴方とサイバスターに何が出来るのか…見物ですがね」
「おい此処で生き残ったお前等、今よりももっと強くなってろよ?
さもなきゃ………これから起きる戦いで死ぬぜ?」
「何っ!?」
「ではごきげんよう」
【ギュォン!!】
そうしてグランゾンとゲッターロボはグランゾンが発生させたワームホールの中へと入り込み南極基地から消える!
更に機械獣軍団もグランゾンとゲッターロボの離脱を確認するとそのまま急速撤退し、その場にはサイバスターを含めたコウジやリュウセイ達しか残っていなかった。
「くそ、また逃げられたか!」
「それで、追わニャいのかニャ?」
「………アイツはビアン博士って奴の名を出した。
だったら先ずはビアン博士とかを調べるぞ。
行くぞ、シロ、クロ!」
「分かったニャ!」
【ビュォォォォォォォン!!!!!】
更にマサキはサイバスターを全速力で飛ばし、ビアン博士なる人物を調べつつ居るであろうシュウの追跡を開始し始める!
そうして様々な出来事が起きた南極基地にはコウジやリュウセイ達が残され、嵐が過ぎ去った様に緊張感が解けながら南極の空を見つめるのであった。
「(人が………アッサリと死んでいった………これが本物の戦争だってのか………本物の………)」
「くそ…俺は、無力だった…くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そんな中でリュウセイはアッサリと大勢の人間が犠牲となったこの南極基地で『本物の戦争』への様々な感情に揺れ動き、コウジは南極基地に居た多くの人々を守れなかった事への怒りと無力感にマジンガーZの操縦桿を叩き、犠牲となった人々に対して涙を流すのであった………。
『…最早、人類は逃げ場を失った!
我々に必要なのは方舟では無く………異星人に対抗する為の剣なのだ。
本日此処より、我々EOTI機関は『ディバイン・クルセイダーズ』として新生し、地球圏の真の守護者となる事を宣言する!!
そして腐敗した地球連邦政府を粛正し、異星からの侵略者やスペースビーストを退け、この宇宙に地球人類の主権を確立するのだ!!』
「こ、これは………!?」
「先程から全世界に向けて発信されてる。
見ての通りEOTI機関は地球連邦政府に反旗を翻した様だ」
『………………』
そうしてコウジ、リュウセイ達は機体から降りた後、イングラムからビアン・ゾルダーク博士の放送を見せられていた。
それを見たコウジ、リュウセイはまた多くの人達が死ぬ事になる予感を感じ、更にテツヤやヘビクラ達はこのタイミングでのEOTI機関の反乱について『為るべくして為った』としながらも、矢張り多くの人々の犠牲を容認する訳が無いのでビアン博士の放送を睨んでいた。
『今後の地球圏に必要な物は、強大な軍事力を即時且つ的確に行使出来る政権である。
だが、それは人民を恐怖や独裁で支配する為の物では無い。
我々は守るべき人民に対して刃を向ける様な事はせん。
ディバイン・クルセイダーズの意志を理解し、地球圏と人類の存続を望む者は、沈黙を以てその意を示せ。
異議ある者は力を以てその意を示し、我等に立ち向かうが良い!』
「………戦いが、人間同士の戦いが、始まるのか………!!」
そして、コウジやリュウセイはビアン博士の目が嘘を言っていない事を放送を見て確信しながら、その引き金で人を撃つ事になる、本格的な戦争が起こると確信しながら震える拳を握りながら放送を見続けるのであった………。
此処までの閲覧ありがとうございました。
重要なファクターは2つ、その内片方は匂わせですが…取り敢えずシュウ・シラカワは『マジンガーやゲッター達を知っています』。
最も、もう1つのファクターのせいで良く知るマジンガーZでは無いと悟りましたが。
そしてもう1つのファクターは当然ながら『魔神パワー』です。
グランゾンによって追い詰められた結果、魔神パワーが部分的に解放されました。
その結果、未熟なコウジでもグランゾンとマジンガーZの性能差を埋めてほぼ拮抗状態になりました(最もシュウとグランゾンは全然本気では無いですけど)。
なおこの時第4のパワーはその機能を発揮せず、また魔神パワーも今回追い詰められた末に発動した物なので自由には使えません。
また、魔神パワーへの対策は孫思いで愛を知るジュウゾウ博士がやってくれるでしょう。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…