スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第38話後編を投稿致します。
今回は超合金NZ(ニューゼット)メッキや光子力リアクターによる恩恵でどれだけアルト、ヴァイス、イルムのグルンガストが強くなったかを示し、そして………教導隊組の決着回となります。
皆様ご堪能下さいませ………。
では、本編へどうぞ!!


第38話『黒い幽霊(後編)』

 ゼンガーとエルザムが合流後、遂に元教導隊8名による超連携が行われ、ゼンガーとヘビクラとクレナイが切り込み、テンペストとカイとツルギが後続で格闘戦を行い、ギリアムとエルザムが射撃に徹したかと思えば接近戦を仕掛けと、目まぐるしくスイッチが行われ攻撃役と防御役もその時々で切り替わっていた!!

 コウジやリュウセイ達なら3分保てば良い方で、一瞬で落とされる可能性すらあり得たその連携攻撃。

 だが………だが、それでもゲシュペンスト・タイプSは崩れず、寧ろこれで『やっと互角』と言う有様であった!!

 

「な、なんて苛烈な戦闘なんだ!!

 あれが…特殊戦技教導隊の真の力なのか!?」

 

「矢張り迂闊に近付けば此方が巻き込まれるな…アサルト1より各機へ、ツルギ少佐やヘビクラ中佐達に近付こうとする敵とハガネ、ヒリュウ改を狙う敵に集中して叩くぞ」

 

『了解!!』

 

「と言う訳でコウジ君、サヤカちゃん、一丁やっちゃいましょうか!」

 

「あ、出撃前に試そうって言ってたアレですね!!」

 

「よっしゃ、行くぜエクセレン少尉、サヤカさん!!」

 

 ジャーダが教導隊組の戦闘に戦慄する中、キョウスケの指示出し直後にエクセレンが先ず飛び出し複数の敵を3連ビームキャノンで適当に狙い、ヴァイスリッターに釘付けになった敵をマジンガーZとビューナスAの光子力ビームが狙撃してダメージを与え釘付けにした!

 止めに超合金NZ(ニューゼット)メッキを施されたオクスタン・ランチャーに光子力リアクターによって今までの比では無いエネルギーがチャージされて行き、マジンガーZも光子力エネルギーをチャージし、何方も最大火力の…光子力ビームと化したオクスタン・ランチャーEモードのチャージ版、言うなれば『Cモード』と最大火力の光子力ビームで敵を挟み撃ちにし、大爆散を起こさせ複数の敵を巻き添えにしたのだった!!

 

「お、今のランページ・ゴーストやフォーメーションRみたいな合体攻撃だよな!

 コウジ、今に名前はあるのか!?」

 

「いや、無いけどさ…名付けるなら『ダイナミックフォトンコンビネーション』って感じかな?

 それぞれの光子力ビームによるコンビネーション攻撃だからさ」

 

「あらん、遂にヴァイスちゃんもダイナミックなロボットの仲間入りしちゃったのね!

 後で良い子良い子しなくちゃ!」

 

「ダブルやトリプルにしなかったのはやっぱり私やマジンガーZも参加してるからかしら?」

 

「そうだぜサヤカさん、仲間外れは駄目だろ?」

 

 そうして即興で名付けられた合体攻撃であるダイナミックフォトンコンビネーションも今後は敵に大きな痛手を負わせる技となるだろう。

 エクセレンとコウジとサヤカ、そしてマジンガーZの想いが乗った光子力の光が敵を穿つのだから!

 だが、そんなハガネ・ヒリュウ改部隊の前に今度はゼットンが増援として現れたのだった!

 しかもこのゼットンは発育がかなり良いのか肌艶も良く、かなりガッツがある個体に感じられたのだった!!

 

「マジンガーZ、あのゼットンは何かヤバそうだ、魔神パワーを第1から第5まで全部開いて、ゼットンのテレポートに対抗しよう!!」

 

『ああ、そうしよう、魔神パワー開放!!』

 

 そんなボスクラスなゼットンを目撃したコウジとマジンガーZは即座に魔神パワーを使う選択を取り、敵のテレポートに対抗する様にしたのだった!!

 更に他のメンツもゼットンを認知した瞬間、皆ある考えに辿り着くのだった!

 

「リュウセイ、イングラム少佐、キョウスケ中尉、エクセレン少尉、イルム少尉、此処は私達に任せて…!」

 

「あのゼットンはSRXとアストラナガンに光子力リアクター+超合金NZ(ニューゼット)メッキの恩恵があるアルトやヴァイス、イルム少尉のグルンガストが対応した方が良さそうッス!!」

 

「他の敵はあたし等が纏めて叩き潰してやる!」

 

「キョウスケ中尉、エクセレン少尉、イングラム少佐、リュウセイ、行ってくれ!!」

 

「…了解した!」

 

 ラトゥーニ、タスク、カチーナ、ブリットがそれぞれ代表してリュウセイ、キョウスケ達にゼットンを任せると、MAPW持ちのサイバスターとヴァルシオーネが早速サイフラッシュとサイコブラスターでゼットンまでの道を塞ぐ敵を迎撃し、4機はマジンガーZと並び立ちマッチアップするのだった!!

 一方ユーゼスはチラリとエボルトラスターを目にしたが、まだ脈動していないので此処はウルトラマンの力抜きで切り抜けるべき場面なのだと判断し、エボルトラスターをモニター越しにダイゴに見える様に仕舞うと、ダイゴもスパークレンスから手を離したのだった!

 

『おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』

 

 一方その頃、リシュウより託されたPT用の武装の刀『シシオウブレード』とクレナイ用に大型サイズ化してる『ビッグディバイン・アーム』を構えたヘビクラ、クレナイのゲシュペンストMk-IIが得意の斬撃でゲシュペンスト・タイプSに斬り掛かるが、そのどれもが避けられた上に距離を離させる様に腹部パンチと蹴りで隙を作られてしまい、更に既に『ブラスターキャノン』がチャージされておりヘビクラ達に攻撃を加えられそうになってしまったのだった!!

 

「させん、助太刀するぞヘビクラ、クレナイッ!!

 ハイパー・ブラスター!!」

 

【ビュォォォォォォォォォ、ズドォォォォォォォォォォンッ!!!!!!】

 

 そんなヘビクラ達を救うべく、ゼンガーがグルンガスト零式のハイパー・ブラスターでブラスターキャノンに対抗したのだった!

 本来なら当時のタイプSと比べても技術力が増してるのでハイパー・ブラスターが威力的に勝つ………筈だったが、何とブラスターキャノンが僅かに勝りながら拮抗すると言う結果に終わったのだった!!

 

「おおおおおお、ソニック・ブレイカー!!!」

 

「喰らえ、ジェット・マグナム!!!!」

 

「サンダーを纏ったマジンガーブレードだ、斬れ味と威力はダンチだ!!!!」

 

 その僅かな隙を掻い潜る様にテンペストのガーリオン・カスタムが大胆に正面からソニック・ブレイカーを使用して回避を促して体勢を崩させ、其処にカイのゲシュペンストMk-IIのジェット・マグナムを直撃させて更に隙を作ると、止めにグレートマジンガーがサンダーブレークを纏ったマジンガーブレード、名付けて『サンダーブレード』でゲシュペンスト・タイプSの左肩部を完全に断ち切った後ブラスターキャノン発射口がある胸部に突き刺し、更に突き刺さったマジンガーブレードを避雷針代わりにしてサンダーブレークを放ち、胸部まで破壊して戦闘力を削ぐ戦い方をしたのだった!!

 そして刃毀れも破損もしていないマジンガーブレードが宙を舞いながらグレートマジンガーの下に帰ってくると、刃を仕舞いつつ大腿部のソリットに収めて更に身構えたのだった!

 

「本来のゲシュペンスト・タイプSならばこれで戦闘力は大体削がれる筈だが…」

 

「…修復…開、始…」

 

【キィィィィィィィィン!!】

 

「くっ、矢張りR-GUNリヴァーレと同じだ!!

 あの機体は外見や武装こそゲシュペンスト・タイプSだが、中身はエアロゲイターの特殊装甲で固められた全くの別物だ!!」

 

「教導隊、あのゲシュペンスト・タイプSやバクス達の装甲材はズフィルード・クリスタルと呼ばれる自律・自覚型金属細胞で構成されている!!

 特にあのゲシュペンストがそれが顕著で、自己再生と情報解析・共有能力、更に今はリミッターがあるのでこの部分は機能していないが増殖・吸収・複製創出能力が備わってる!!

 時間を掛ければ掛ける程こちらの手の内がエアロゲイターは元より、バルマー本体にまで共有されてしまう!!

 そして………最後の自己進化能力でジュデッカやバルマー本星の決戦兵器が我々に対応した進化を遂げ、その文明を圧倒する様になる!!

 だから1分1秒でも早く、手の内を晒す前にあのゲシュペンストを破壊しろ!!」

 

「おいおいおいおいおいユーゼス、それ早く言えよ!!

 ったく…おい、お前等、少し無茶するぞ………あの再生能力と、情報共有とやらをさせない為に次で仕留めるぜ」

 

「承知!」

 

「カーウァイ隊長…お覚悟を…!!」

 

 更に今更ながらユーゼスからズフィルード・クリスタルの性質を聞かされたヘビクラはイングラムにも視線を向けて先にそれを言えよと文句を1つ口にしたが、このタイミングで無ければ地球側が変に手の内を出し渋ってしまい、其処をバルマーに着け入れられてしまうと考えたので此処まで統合参謀本部にすら共有せず黙っていたのだった!!はセナ

 それが分からないヘビクラでも無いので、文句は其処までにしてゼンガーやエルザム、クレナイやギリアム達に次で極めると覚悟を決めさせ、全員がそれに応じて各機がゲシュペンスト・タイプSを見据えながら身構えるのであった!!

 

「マスター、次で最後です」

 

「では、余が雑兵の掃討を完遂しよう。

 …余とリベル・レギスに葬られる事を光栄に思うのだな」

 

【ザガガガガン、ザァァァァァァァンッ、ズドォォォォォォォォォン!!!!!!】

 

 次に最後のゼカリアをリベル・レギスが黄金の剣で斬り裂き撃破したのだった。

 因みにその時リベル・レギスは五芒星…即ちエルダーサインを描きながらゼカリアを斬り捨てているので、斬撃の威力が増していると言う事に気付いたのは少し違うが魔術体系が備わっているサイバスターの操者であるマサキやファミリアのクロとシロのみであった。

 そうして全員がゼットンを相手にしているコウジやリュウセイ、キョウスケ達に視線を向けると、丁度ゼットンがテレポートを駆使しながら攻撃を加えようとする場面であった!!

 

「リュウセイ、後ろだ!!」

 

「おう、『ザイン・ナッコォ』!!!!」

 

【ヒュン、ドガドガドガドガドガァァァンッ!!!!!】

 

 コウジとマジンガーZは高次予測で次に何処にテレポートして不意討ちをかましてくるのか視て判断し、それぞれに対応させていたのだった!!

 そしてSRX版のT-LINKナックルであるザイン・ナックルを何度も受けた後ゼットンは殴り飛ばされたのであった!!

 普通ならこれでフラフラしても可笑しく無いのだが…このゼットンは矢鱈タフなのでまだまだ元気で、『ゼットォン!!!』と唸り声を上げていたのだった!!

 

「こいつ、やっぱり他のゼットンと比べても全然強いぞ!?

 何なんだ、こいつ…!!」

 

「…恐らく、あのゼットンは『初代ウルトラマン』を倒した時の個体と同等の可能性がある。

 皆気を付けろ、相手はウルトラマンすらも圧倒し得る強個体のゼットンだ!」

 

 コウジがこのゼットンを不気味に思って居た所、イングラムが初代ウルトラマンがゼットンに敗北した事がある事実を開示し、その時の個体と同レベルであると警告すると何時も巫山戯気味のエクセレンも割と真面目な表情となりて、ゼットンを全力で撃破する方向にシフトしたのだった!!

 そしてゼットンは再びテレポートを始め、誰かを襲おうとしていた!!

 

「キョウスケ中尉、目の前だ!!」

 

「ならば…クレイモア!!

 超合金NZ(ニューゼット)メッキを施されたベアリング弾だ、タップリと受け取れ!」

 

【ヒュン、ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!】

 

「今だ、サザンクロスナイフ!!!」

 

「ガン・スレイブ、T-LINKフェザー…穿て!!!!」

 

【ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン、ズザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!】

 

『ゼットォォォン、ピポポポポポポポ!!!?』

 

 そんなゼットンにスクエア・クレイモアが直撃し、蹌踉めいた所にマジンガーZのサザンクロスナイフ、アストラナガンのガン・スレイブとT-LINKフェザーが襲い掛かり、ゼットンの足を止めさせたのだった!!

 これにはゼットンも堪らず声を上げてしまい、さっきから何故テレポート攻撃が通用しないのかとゼットンは考え………マジンガーZの指示出し後に皆カウンターを叩き込んでいた事を思い出し、奴が未来を予測しているのだと確信し、ゼットンの狙いはマジンガーZに絞り込まれ始めたのだった!!

 

 

「隙ありよん、オクスタン・ランチャーCモード…行っけぇ!!!」

 

【ビュォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!】

 

 そんな足止めを喰らっていたゼットンに対し、ヴァイスリッターが背後を取るとオクスタン・ランチャーCモードをゼットンの背後から使用し、ゼットンに大きな隙を作りよろけさせたのだった!!

 そして、其処を見逃すコウジ達では無かった!!

 

「喰らえ、ブレストファイヤー!!!!!」

 

「今だ、天上天下超爆散轟撃破ァ!!!!」

 

「アキシオン・キャノン!!!」

 

 更にマジンガーZのブレストファイヤーとSRXフルバースト、アキシオン・キャノンがゼットンを襲うと余りの高火力と四方八方からその掃射にゼットンも堪らず動けなくなり、ゼットンシャッターを使う隙も生まれずで散々な目に遭っていたのだった!!

 そして…超合金NZ(ニューゼット)メッキによって更に硬くなったアルトアイゼンがブレストファイヤーをスレスレで擦り抜けながら突撃し、装甲が全く融解せずにリボルビング・ステークを叩き込もうとしていたのだった!!

 

『ゼットォォォォォン!!!!!』

 

【キィィィィィィンッ!!!!!!!!】

 

 しかし、このゼットンにも強個体としての意地があったのか、これ等の火力に晒されている中でアルトアイゼンの攻撃を防御すべく無理矢理ゼットンシャッターを張り巡らせ、SRX達の攻撃もリボルビング・ステークも防ぎ切るのであった!!

 ………だが、それを見たキョウスケはニヤリと笑みを浮かべたのであった!!

 

「使ったな、ゼットンシャッターを。

 それを使っている間はテレポートも出来ない………そして、今の俺達をこの程度で………」

 

【ズガン、ズガン、ズガン、バリィィィィィィン!!!!!

 ズガァァァァァァァン!!!!!!】

 

『!?!?!????!!!』

 

「止められると、思うな!!!!」

 

【ズガンスガンスガン、シュゥゥゥゥゥ、ズン、ズガァァ!!!!!!】

 

 何と、光子力リアクター由来のパワーとアルトアイゼンの突撃力、超合金NZ(ニューゼット)メッキにより更に鋭く研ぎ、硬くなったリボルビング・ステークによる攻撃で無理矢理ゼットンシャッターを破壊すると、残る3発の撃鉄を引き宙に浮かせた瞬間、アルトアイゼンはヒートホーンでゼットンを上空へと投げ出すのだった!!

 そして其処には………既にSRXがZ・O・ソードを構えと待ち構えていたのだった!!

 

「ジャストタイミングだぜキョウスケ!

 行くぜぇ、天上天下、無敵斬りぃぃぃ!!!!!」

 

【ズガァァァァァァァァァァッ、ズドォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!』

 

「へっ、例えウルトラマンを倒せるだけの力があろうがな…此処にはウルトラマンだけじゃない、俺達だって居る!!

 俺達全員が力を合わせれば、どんな敵だろうが倒してやるぜ!!」

 

「まっ、その言葉には同意だなリュウセイ。

 そう、俺達が力を合わせたらどんな苦難も苦じゃ無くなるって奴さ」

 

 そうして強力な個体だったゼットンもパワーアップしたアルトアイゼンやヴァイスリッターとグルンガスト、SRXとアストラナガン、そしてマジンガーZの連携により見事打倒されたのであった!!

 ユーゼスはその光景を見て、このまま上手く行けば地球人が自立出来る日も更に近くなると確信し笑みを浮かべ、何時の日かウルトラマンに頼らずとも全てを解決できる力と精神性を持つ事を歓迎するのだった!

 一方その頃………次で極めるとした元教導隊達とゲシュペンスト・タイプSは動きを止め睨み合いを始めていた!!

 

『…………………』

 

「動かないわね、中佐達」

 

「達人はああやって睨み合うだけで次の1手を脳内で打ち込んで通じるか否かのやり取りをし合うんだよガーネット。

 …間違いなく次で勝負が決まるぜ、あれはよ」

 

 ガーネットの疑問にジャーダが達人の域に到達した者達による『刹那の見切り』の概念について触れ、そして次で必ず勝敗が決するとまで断言していたのだった。

 マスターテリオンも人の身でであれ程までの領域に到達する者も珍しく、それ等が複数人も存在すると言うのは面白いと考えながら………その時を見逃さぬ様に目を見開いていたのだった!

 そして………先に動いたのはゲシュペンスト・タイプS、更にヒュッケバインMk-II・トロンベであった!!

 

「…ゲシュ…ペンスト…キック………」

 

 ゲシュペンスト・タイプSは最大必殺であるゲシュペンストキックをエルザムに向かって放つと、対するエルザムはトロンベにGインパクトキャノンを携帯させながら………何と、キックの最大のインパクトが入る箇所までの加速間に突撃し、キックの威力を大きく減衰させながら…しかし、ヒュッケバインMk-II・トロンベに大きなダメージが入る事を覚悟でわざと当たりに行き、そしてGインパクトキャノンの砲塔は既にゲシュペンスト・タイプSを捉えチャージが完了していたのだった!!

 

「ぐ、ぐぅ…だが、これが我等が貴方へ贈る鎮魂曲(レクイエム)だ!!

 撃て、トロンベよ!!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォンッ、ズドォォォォォォォォォン!!!!!!】

 

「………!?」

 

 そうしてGインパクトキャノンの零距離射撃を受けたゲシュペンスト・タイプSは手痛いダメージを負い、代わりにヒュッケバインMk-II・トロンベも行動不能となったのだった!!

 だが、これがエルザム、そしてヘビクラ達の狙いなのであった!!

 

「おおおおおおおおお、ソニック・ブレイカー!!!!!!!」

 

【ズガァァァァァァァン!!!!!!!】

 

 先ずテンペストのガーリオン・カスタムがソニック・ブレイカーをゲシュペンスト・タイプSの頭部へと直撃させ、頭部の破壊に成功した!!

 これでメインカメラが潰れた事になり、索敵能力が大幅に下がったのだった!!!

 

「ニュートロンビーム、発射!!」

 

【ズドォォンッ!!!!】

 

「…スラスター…破損………」

 

 次にギリアムのゲシュペンスト・タイプRのニュートロンビームがメインスラスターを破壊し、機動力を削いだのだった!!

 これで回避能力まで下がってしまい、こうなってしまってはカウンターでダメージを与えるしかなかったのだった!!

 

「獅子王刀、新月斬!!!!」

 

「ウォォラァァァァァッ!!!!!!!」

 

【ズギャァァァァァァァァァァンッ!!!!!】

 

 更にヘビクラ、クレナイのゲシュペンストMk-IIがシシオウブレードとビッグディバイン・アームによる斬撃をヘビクラが背後、クレナイが前方から放ち両肩を斬り落としたのだった!!

 これで主要武器はブラスターキャノンのみとなり、当然ガルインはブラスターキャノンで眼前の敵を薙ぎ払おうとしていた!!

 

「喰らえ、グレートブースター!!!!!」

 

【ドガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!】

 

 だが、それをグレートマジンガーがグレートブースターを直撃させた事で阻止し、ブラスターキャノンのチャージすらも一時的に中断させた!!

 更にグレートブースターによるダメージは甚大であり、ゲシュペンスト・タイプSの動きが此処に来て大きく鈍るのであった!!

 其処に…カイのゲシュペンストMk-IIが突撃して来た!!

 

「おおおおおおおお!!!!

 ジェット・マグナムッ!!!!!」

 

【ズガンズガンズガン、ズドォォォォン!!!!】

 

 カイのゲシュペンストMk-IIのジェット・マグナムがブラスターキャノンの発射口を完全に叩き潰し、最大威力でチャージ中だった事もありゲシュペンスト・タイプSのボディ各部はエネルギーの逆流から誘爆を始め、遂に次で止めを刺せる域まで追い詰めたのだった!!

 そして………最後のトリを飾るのは当然、グルンガスト零式のゼンガーである!!!!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

 チェェェストォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!

 

 零式斬艦刀がゲシュペンスト・タイプSを縦から真っ二つに斬り裂き、コックピットブロックまで両断していた!!

 本来ならばこれでパイロットは死亡するが、ガルインはサイボーク化されている為尚も生存し、機体各部のチェックを行っていたのだった!!

 

「…被害…甚大…。

 退避…不能…。

 ………礼…ヲ、言…ウ…。

 …コレ…デ…私…ハ…」

 

「なっ、カーウァイ隊長、まさか正気に!?」

 

「…ギリ…ア厶…カ…イ…ゼン…ガー…エル…ザム…テン…ペスト…テツ…ヤ…ソシ…テ…ヘビ…クラ、クレ…ナイ…異星ノ…我ガ…部下…。

 我ガ…教エ…忘レ…ルナ…ソ…シテ…地球…ヲ…」

 

「あ、あぁぁぁ………!!!!」

 

「私ヲ…倒シタ…オマエ…タチ…ナ………ラ………バ………」

 

【ボボボボボボン、ズドォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!】

 

 そして………今際の際にて正気を取り戻したガルイン………否、カーウァイ・ラウはギリアム達や、ジャグラー及びウルトラマンオーブであるヘビクラやクレナイにすらも部下と呼び、自身の教えた全てを忘れるなと………地球を護れと遺言を残し、ゲシュペンストと共に爆散したのだった…!!

 

「カ、カーウァイ隊長ぉぉぉぉぉぉ…!!!」

 

「カーウァイ隊長、最期まで俺達を…!!」

 

「おのれ………エアロゲイターめ………!!」

 

「くっ…よくも…よくも!!」

 

「………この借りは………きっちり返させて貰うぜ………エアロゲイター………バルマー………!!!」

 

 そして…元教導隊の全員は敬愛すべき隊長の死に涙し、ヘビクラに至ってはジャグラスジャグラーとしての顔を隠さずにエアロゲイター、ひいてはその本体たるバルマーにカーウァイの仇を取るとして魔人態に一瞬変貌しながら声を絞り出したのだった!!

 そして、ハガネ・ヒリュウ改部隊の全員及びマスターテリオンとエセルドレーダ、そしてナイトレイダーの全員は死者であるカーウァイを偲ぶ為に敬礼をするのであった…。

 

 

 

 

 

 

 戦闘終了後、ハガネ・ヒリュウ改のブリッジにマオ社専務のユアンや社長のリン、そしてクロガネ部隊のゼンガーやエルザムすらも立っており、今後の話し合いがなされ始めていたのだった。

 

「では、マオ社は保管している『ゲシュペンストMk-II・タイプS』をタイプRと共にハガネとヒリュウ改に搭載し、リン社長も同行すると?」

 

「ああ。

 エアロゲイターはハガネとヒリュウ改を誘き寄せる為とは言えマオ社も狙って来た。

 ならばセレヴィスシティやムーンクレイドル、マオ社に留まろうとも安全とは言えないからな。

 それに私もまだまだ腕は錆び付いていない、この戦いの役に立つ事を約束しよう」

 

「確かに…リン社長は私達が来るまでの間、マオ社防衛を1人でやり切りましたからね。

 ですが、ユアンさんはそれで」

 

「こうなった社長はもう止めても無駄ですからね。

 ならば私の仕事は社長が帰って来た後のマオ社を考え行動する事だけですよ」

 

「た、逞しいわねお父様…」

 

 どうやらリンの同行はもう決定事項らしく、ユアンの苦労した顔も伺い知れたが………ユアンもマオ社専務としての責務を果たすべく、リンの五体満足の帰還を前提に行動するとしてマオ社への勤続年数及びリンの無茶振りに応えて来た実績に裏打ちされた忠義心を見せていたのだった。

 その次に本来クロガネ部隊に居る筈のゼンガー、エルザムがこの場にやって来た理由を問うべくダイテツやオノデラが質問を始めていた。

 

「それで、何故ゼンガー少佐達がハガネとヒリュウ改へ来たのですか?

 クロガネの守りは大丈夫なのですか?」

 

「その程度の心配なら不要。

 クロガネは2つのゲッターチームとあしゅら男爵、そして心強き味方が居る。

 我等2人程度がハガネとヒリュウ改へ向かったとしても問題は無い」

 

「それに…現在のクロガネにはシュウ・シラカワ博士とグランゾンが搭乗しています。

 なのでエアロゲイターも迂闊に手出しが出来ない状態です」

 

「うっ………シュウ・シラカワとグランゾンが………」

 

「成る程、藪をつついて蛇を出す所かグランゾンを出してしまうだけ、と言う訳か」

 

「それに…カーウァイ隊長への手向けは、私達の手でやるべきだと、2人で決めビアン総帥達に許可を頂いたのです…」

 

 ゼンガー達が此方に来た理由やゼンガーとエルザムが抜けた穴をクロガネが如何に埋めるのかと言う問いに2人は教導隊らしい答えと爆弾発言の2つを用意し、それならクロガネは安全にオペレーションSRWに馳せ参じる事が可能だとダイテツとモニター越しのレフィーナ、更にオノデラやショーン達も判断したのだった。

 

「良かろう、では2人にはこのままハガネ・ヒリュウ改機動部隊として同行して貰う。

 またゼンガー少佐、そちらのグルンガスト零式に施したい措置がジュウゾウ博士達よりある」

 

「テンペストのガーリオンに搭載された機密通信機から聞いています、超合金NZ(ニューゼット)メッキの塗布と光子力リアクターへの動力換装の話を。

 ならば是非とも我が零式に措置を施して下さい。

 これで俺の零式はより地球を護る為に悪を断つ剣となりましょう」

 

「申し訳ありませんエルザム少佐、貴方の分の光子力リアクターと超合金NZ(ニューゼット)メッキが用意出来なくて…」

 

「それならば心配はご無用です、私にはトロンベさえあればそれで十分です」

 

「…では、ヒュッケバインMk-II・トロンベの修理を急がせる。

 それまでに…回収したゲシュペンストの事に話がある、ゼンガー少佐達2人にも聞いて欲しい」

 

『了解しました/承知』

 

 そして、ゼンガーのグルンガスト零式にも遂に超合金NZ(ニューゼット)メッキ塗布と光子力リアクターへの動力換装措置が為され、中破したヒュッケバインMk-II・トロンベの修復作業が優先されるのであった。

 更に今後、超合金NZ(ニューゼット)メッキと光子力リアクターの恩恵を受けたグルンガスト零式は、正しく悪を断つ剣としてエアロゲイターの全ての機体やゼットンのバリアすらも断ち斬る事になる事が予想されるのだった。

 そうしてリンはイルムが待つ食堂へと、ゼンガーとエルザムは第2ブリーフィングルームへと足を運び、ユアンはマオ社へと戻って行くのであった…。

 

 

 

 

 

───ハガネ・L5宙域───

 

 

 

 

「ゲシュペンストの残骸からパイロットの一部が回収されました。

 イングラム少佐の言ってた通り、サイボーグらしき部品を」

 

「…カーウァイ・ラウ大佐はアタッドが回収した時には既に生きているのが不思議な状態だった。

 よって…テンザンよりもよりサイボーク化が進み、脳や神経以外の生体部分はほぼ排除され、記憶や人格も…」

 

「…矢張り、そうだったのか…。

 …カーウァイ大佐…」

 

「…奴等に兵器サンプルとして回収されたらどうなるか、その悪例としてはこれ以上に無いな………イングラム、クスハの時はマジでお前だけが洗脳処置をしてて助かった…」

 

「…いや、俺がジェニファーを攫わなければ、カーウァイ大佐もああなる事は無かった…俺の責任には変わらない…」

 

 そうしてハガネ・ヒリュウ改首脳陣や佐官クラスの人間、ナイトレイダー達はカーウァイが受けた措置と、クスハは本当に運が良かったのだと知られ、そして自分達が敗北すればそうなる運命にあるとまで理解したのだった。

 イングラムは真剣な眼差しのままヘビクラへ返事をして、自らの責任から逃げるつもりが無い事を示したのだった。

 

「…1つ聞くが、レビやアタッドはカーウァイ大佐やテンザンの様なサイボーグ化はされて無いんだな?」

 

「ああ、彼女達のテレキネシスα指数は高く、特にレビ…マイ・コバヤシはジュデッカを操作するのに適していたからな。

 余計なサイボーグ化を施して念動力を失うのは本末転倒だった。

 だが…ジュデッカの枷から逃れる術は俺と言う例外以外は存在しない、ツカサ・カドヤ」

 

「…分かった、それだけ聞きたかった」

 

 更にレビもアタッドもサイボーグ処置はされて無いと確定され、且つ元に戻る事はあり得ないと念押しで話された事でツカサは大体分かったとして手を下げたのだった。

 

「そして、エアロゲイターはソルジャーやファットマン、ナイトに至る量産機を見るに…ほぼ完全な機械化集団でありますわよね?」

 

「そうだ、ラドム博士。

 また、ゼカリアやハバクク、量産型エゼキエル等のモーションには…拉致された一部の人間から抽出された脳より得られた情報を共有化している。

 よって、亡くなったカーウァイ大佐を除けば残るエアロゲイターの人間はレビとアタッド、そしてゲーザの3人になる」

 

「…これも予測通りでしてよ」

 

「…そうだな…」

 

 更にゼカリア等のモーションは拉致された人間から抽出された脳から得られた動きが共有化されて使われてるとまでイングラムは答えると、ユーゼスも肯定する様に頷きマリオンとギリアムは予測通り(ギリアムの方は差異次元の記憶通り)と口にしたのだった。

 

「兎に角…俺は其処まで人間が出来ちゃいねえ。

 だから次の戦場でアタッド・シャムランを見つけた時には………全力でブッ倒させて貰うぜ、イングラム」

 

「俺はじゃない、俺達だろ、ジャグラー」

 

 そんな中でジャグラーはアタッドに狙いを絞った事をイングラムに告げると、ガイを含む他の教導隊メンバーもまた同じだとしてジャグラーを見つめており、それに根負けして「分かった分かった」と口にして、教導隊全員でアタッドへのお礼参りをする事になったのだった。

 

「…そして、今回の事で戦いの勝敗は兵器の数や性能だけでは決まらん、それを操る人間の力が大きく物を言うと証明された。

 元教導隊全員と互角に戦い抜いたカーウァイ大佐と、そのカーウァイ大佐に鎮魂を与えた元教導隊の皆が、な」

 

『………』

 

「ならば、奴等にワシ等の力と意地を見せてやるまでだ…!!」

 

 そうして最後にダイテツが兵器を操る人間の力の重要性を説き、エアロゲイターにハガネ・ヒリュウ改部隊の意地と力の全てをぶつけてやると宣告しこの会議は終わるのであった。

 残る時間は約2日、それまでの間にハガネ・ヒリュウ改部隊は英気を養いながらオペレーションSRWへの準備を整えて行くのであった…!!




此処までの閲覧ありがとうございました!
超合金NZ(ニューゼット)メッキが施されればアルト程の硬さがあればブレストファイヤーやブレストバーンの射線スレスレで行動しても融解しない様になり、アルトアイゼンの突撃力は何と初代ウルトラマンを倒した奴と同等の個体が張ったゼットンシャッターすらも『撃ち貫く』事が可能になります。
更にオクスタン・ランチャーCモードはマジンガーZの通常出力光子力ビーム以上最大出力光子力ビーム未満になり、そんな威力でコウジやマジンガーZ以上の精密射撃をして来ます…怖っ。
そしてカーウァイ隊長との決着は本来ならあんな無茶をしないエルザムからが切り口になり、ゼンガーの渾身の太刀で止めとなりました。
…カーウァイ隊長、お疲れ様でした。
なお、グルンガスト零式は次回以降これよりも強くなる模様。
後、ビッグディバイン・アームはクレナイ用に作られたPT版オーブカリバーみたいなもんです。
まぁ流石に4つのエレメントやスプリームカリバーは出来ないけど、いつか超合金NZ(ニューゼット)メッキを施されて近くにグレートマジンガーが居れば…?
なお、本作はリン社長のフットワークは軽いです。

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
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