スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第41話前編を投稿致します。
今回はアタッドとの決着になりますが………シュウが味方に居る時点でお察し下さいませ。
そして当然タイトル通りそれだけでは終わりませんので、お楽しみに下さいませ!
では、本編へどうぞ!!


第41話『恐魔人の宴(前編)』

 リュウセイ達がクロガネに帰還後、其処に3つの光が降り立つとクレナイ達では無い、別の3名の若者が現れたのでコウジが代表して声を掛け始めていた。

 

「やあ、俺はコウジ・カブト。

 マジンガーZに乗る奴さ。

 彼処に居るのはハガネに乗ってた皆だけど、時間が無いから皆と軽く挨拶を済ませて欲しいんだ」

 

「あ、はい!

 僕はリク・アサクラ…ウルトラマンジードです。

 こちらはヒロユキ・クドウさんでウルトラマンタイガ達3人と共に戦う人です。

 此方はハルキ・ナツカワさん、ウルトラマンゼットと共に戦う人です」

 

「ゼットって…あのトサカがある青いウルトラマンか!

 アイツもゼットって言うんだな!」

 

 コウジがリク達と会話する中で他の面々も次々と挨拶を交わして行き、其処にウルトラマンゼットの話題となり少し話してみたいと考えていたコウジだった。

 そんなコウジの考えを読んでいたブリッジに居たヘルがモニターにウルトラマン達を映し、言葉を交わさせ始めていた!

 

『よう、俺はタイガ!

 こっちはタイタス、こっちがフーマ!

 俺達3人とヒロユキは絆を結んだチーム、トライスクワッドって集団なんだ、よろしく頼むぜ!』

 

「へぇ〜…トライスクワッド…」

 

『ハイゼア、俺はウルトラマンゼット、ハルキと共に戦っちゃったりしちゃったりしておりますM78星雲光の国からやって来た宇宙警備隊の隊員だ、よろしくお願い致しまする』

 

「…タイガ達と違って、何か言葉遣いが変」

 

『ゼットは地球の言葉遣いが致命的に苦手で、我々ウルトラ族の会話も地球の言葉が多く取り入れられた関係で変な言葉遣いになってしまったんだ、事情は察して欲しい。

 兎に角、彼もまた立派なウルトラ戦士、皆の助けになるだろう』

 

 其処からタイガ達トライスクワッドの話になった後、ゼットの変な言葉遣いが早速披露されたがタイタスが特に地球の言葉遣いが苦手なだけで心強いウルトラ戦士と口にしてフォローするのであった。

 

「さて、自己紹介は済ませましたね?

 ならば我々は急いで機体へ搭乗し、ライダー達やウルトラマンは再度変身を」

 

「あ、その前に…僕は一度変身してしまうと、カプセルの充填の為に20時間の再度変身が出来なくなってしまうんです…ウルティメイトファイナルと、このゼットライザーで変身する姿以外には。

 なので、宇宙恐魔人ゼットが現れるまではウルティメイトファイナルを再度封印します。

 もしもの事があって、ジードライザーが破損してしまうと、それこそこのゼットライザーを使って変身する『ギャラクシーライジング』以外に変身が不可能になってしまいますから」

 

「おや、ウルトラマンジードにはその様な欠点があったのですね?

 なら、そのギャラクシーライジングを今後は恐魔人ゼットやギャラクトロンMK2、そしてジュデッカ以外の者達との戦いで使って下さい。

 そして…ウルトラマンの面々はあちらの装置に入って光エネルギーの補給をして下さい。

 アレは光の国にある『ウルトラコンバーター』を私やビアン博士、Dr.ヘル、サオトメ博士達で何とか再現した物になります。

 但し、地球には光の国程の技術力が無いのでクロガネの格納庫の一角を丸々使う程度に巨大化し、これ以上の小型化は現時点では不可能でした」

 

『ウルトラコンバーターを再現したぁ!?

 何しれっとウルトラ凄え事を言ってやがりますか、このシュウ・シラカワ博士達は!?』

 

 更にシュウはリクから改めてジードの変身プロセスの欠点を聞き、ジードライザー破損と言う過去の例があると判断しゼットライザーで変身するギャラクシーライジングを中心に戦う様に指示した。

 更に…ビアン達と共に備えあれば憂いなしと言う事で、火星にあるスペシウム鉱石の一部をDC戦争中に採掘し、そしてこの時までにウルトラコンバーターの再現品を作り出すと言うダイゴやタイガ達、クレナイにヘビクラ、そしてリクやおバカなゼットすらも驚愕する事をやってのけたのであった!!

 しかし、ユーゼスやイングラムはビアン達の技術と頭脳を結集させれば不可能では無いとして涼しい顔をしていた…が、矢張りいざやられると如何にビアン・ゾルダーク達が規格外の頭脳とそれを扱える技術を持つのかと認識を改めるのだった。

 

「ゲイツ、ウォズ、クロムチェスターは最初からストライクチェスターに合体状態で固定したわよ!!

 後、私もソウゴ達が抜けた穴を埋める為に乗るからそのつもりで!!」

 

「ああ、了解したツクヨミ!」

 

「では我々も見せて貰いましょうか…白き魔星の内部が如何様になっているのかを」

 

 更にツクヨミがクロムチェスターを合体状態で固定したと報告し、且つ自分自身もストライクチェスターへ乗ると宣言したのでソウゴやゲイツ、ウォズもユーゼスも了解し、最後にウォズが真逢魔降臨暦を閉じてストライクチェスターへと乗り込み、ネビーイームの中身の拝啓をする気であった。

 果たしてコウジやリュウセイ達鋼龍戦隊の眼前に広がる光景は何なのか、その答えが直ぐ其処まで迫るのであった。

 

 

 

 

第41話『恐魔人の宴』

 

 

 

 

 

 

 鋼龍戦隊は早速機動部隊を展開し、ディケイドもコンプリートフォーム、ジオウもジオウIIで出撃し、オーブは一応オリジンになり、ジャグラーは破壊力重視でファイブキングのまま変身し、タイガやゼットは当然トライストリウムとデルタライズクローになっていた!

 一方格納庫にて、ゼットライザーを起動したリクはインナースペースに突入し、変身プロセスに入るのだった!!

 

【Riku Access Granted.】

 

「ライブ、ユナイト、アップ!!

ウルトラマンギンガウルトラマンエックスウルトラマンオーブ!!」

 

【Ginga. X. Orb.】

 

「はぁ、はっ!!

 集うぜ、キラ星!!

 ジード!!!!!」

 

ULTRAMANGEEDGALAXY RISIN

 

 そうしてインナースペースにギンガ、エックス、オーブの幻影が舞うとリクの隣にベリアルと初代ウルトラマンが重なり、計5人分のウルトラマンの力を重ねたジードの新たなる力、ギャラクシーライジングが誕生した!!

 その姿はジードにアトロシアスの様な姿の鎧を着せた姿であり、能力も純粋に基本形態のプリミティブの力を伸ばした上でロイヤルメガマスター等に迫る戦闘力を有する、力の弱いウルトラマンをサポートする為に作られたゼットライザーの使用用途としては逸脱した形態でもあるのだ!!

 そんなジードも並び立ち、鋼龍戦隊全員がネビーイームの穴を空けられた箇所まで踏む入ると………其処は、緑と作られた青い空と白い雲と人工の太陽光が差し込む場所だった。

 

「何なの、此処は…?

 本当に敵の要塞内部なの…?」

 

「何も無くて殺風景だけど綺麗と言うか…」

 

「………ああ分かった、これ『牧場』なんだ。

 捕らえて調整し、そして生産した地球人って兵器達を『管理・育成』する層なんだろうな、此処は」

 

「…正解だ、コウジ。

 そしてウルトラマンが出た以上、全員コックピットや戦艦から外へ出ず仮面ライダーは変身解除するな。

 あの人工太陽からプラズマスパークの光と同質の光と紫外線が発せられてる、普通の人間には毒だ」

 

 そんな殺風景だが綺麗な場所をコウジはピタリと牧場と言い当てると、イングラムも太鼓判を押すと共に全員にコックピットや艦の外へ出るのを禁じたのだった。

 その理由も光の国の人工太陽『プラズマスパークタワー』が発する光と同質の光と紫外線がウルトラマンが現れた時点で人工太陽から放射されるらしく、現にウルトラマン達は皆エネルギーが時間経過で減る事が無く、ディケイドとジオウIIは変身機構の安全装置が凄まじいアラートを発し、任意の変身解除が不可能になってしまったのだった!!

 

『ティガ先輩、ネクサス先輩、オーブ先輩、ジード先輩、タイガ先輩、ジャグラーさん、これって…!』

 

『俺達ウルトラマンを捕らえて管理する時の措置だろうが、それを今やるって事は…』

 

『エアロゲイターはウルトラマン達に大暴れして欲しいらしいぜ…たく、舐めやがって』

 

『………俺が知るネビーイームにはこんな機能は無かった筈………この世界独自の機構、か?』

 

 その措置に対する機構をウルトラマン達が考察すると、ジャグラーはそれを舐めてると解釈した。

 そんな中…ユーゼスは己の中にあるネビーイームの機能に『そんな物は無かった』と、差異次元の記憶全てを引き出して言い切ると、イングラムもまた『この世界』独自に追加された物だと考察していたのだった。

 そんな中………クロガネとヒリュウ改に敵影が捉えられたので警報が鳴り響き、各機に共有されたのだった!!

 

「早速敵が来たか!!

 さて、どんな奴…が………はっ?」

 

 敵が来たのでモニターでコウジやリュウセイ達はその機影を確認していた………が、信じられない物が映り目を疑ってしまっていた。

 何と………『自分達の機体と姿形が同じ機体が敵として現れた』のだった!!

 そのラインナップはSRX、ビルトシュバイン、ヒュッケバインMk-II、アルトアイゼン、ヴァイスリッター、サイバスター、ヴァルシオーネ、ジガンスクード、ビルトラプター、ゲシュペンストMk-II・タイプR、ヒュッケバイン009、そしてグランゾンと…。

 

「この世界には根本的な力が4つ存在し、重力はその中で最も弱い力になります。

 しかし、一度重力が集まれば質量の暴力により重力はやがて重力崩壊を起こし、ブラックホールを生み出すのです。

 理解出来ましたか?

 ブラックホール・クラスター、発射!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォォン、ズドォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!】

 

「うわ、自分の偽物見た途端ブラックホール・クラスターを本気でブチ込みやがった…」

 

「フフ、シュウは誰よりも自由を愛し、ギブ&テイクが成立する者には寛容的なのだ。

 が、束縛や一方的に己を利用、搾取しようとする者はその力で全て死神の鎌を振るうと言う訳なのだ」

 

「ビアン博士の言う通りです、私を利用したいのであるならばその分見返りを用意する事をお願いしますよ、鋼龍戦隊の皆様方?」

 

 コウジはシュウがグランゾンの偽物を目視した瞬間、呪文詠唱を行いながらブラックホール・クラスターを放った場面を直に目撃しており、ビアンからもシュウは自由を愛して止まず束縛を許さないと言う本人の性も聞くとそれらしいなぁ〜と思いながら偽物達が居た跡を見ていたのだった。

 一方マサキはシュウの性格はこれでもかと知ってるので、利用する気も無いし何れは決着を付ける間柄であると割り切っているのでシュウが嫌う人間の内には入らなかった。

 寧ろシュウはマサキやコウジ、ツルギ、リュウセイ、キョウスケと言った裏表抜きで芯が真っ直ぐな人間は大好きで、ヘビクラ…ジャグラーの様な男は苦手な部類なのだ。

 特にジャグラー特有のプライベートゾーンにすら踏み込み耳元で囁くと言った通称闇の仕草が。

 なおウルトラマンは大体マサキの様な者が多い上に人間よりも精神性が一段階以上上なので尊敬に値すると考え、仮面ライダーはディケイド辺りが自分と同類と判断していたのだった。

 

「さて、偽物はこれで始末しました。

 いい加減姿を見せて決着を付ける覚悟をなさい、アタッド・シャムラン?」

 

「くそ、シュウ・シラカワ!!

 お前の所為であたしのトラウマシャドーによるプランが全部ご破綻だよ!!

 この借りはキッチリ返させて貰うよ!!」

 

「借りを返す?

 何を愚かな事を言っているのですか?

 貴女は影とは言え私を一方的に利用して益を得ようとしたのですよ、それも2度も。

 ならば当然………その分の報いを受ける事が貴女に課せられた私からの罰です。

 この私とグランゾン、そしてビアン博士とヴァルシオンを利用しようとした事を後悔なさい」

 

「あ〜…確かにあの時あんた以外にも親父もトラウマシャドーとか言う奴でやらかしてたね。

 思い出したらあたしも腹が立って来たよ…親父のヴァルシオンを利用した事、後悔させてやるよ!!」

 

「リューネ…」

 

 そうしてアタッドはヴァイクルに乗り込み現れ、随伴機としてヴァイクルの量産型を30機用意して部隊展開していたのだった!!

 だがアタッドは理解していない、シュウ・シラカワとグランゾンを一方的に利用しようとした者がどんな末路を迎えるかを。

 差異次元の記憶でそれを把握してるサオトメ、ヘル、更にイングラムとギリアムはアタッドに定められた結末に憐れみながらも此処を突破し、宇宙恐魔人ゼットとジュデッカの早期撃破を鋼龍戦隊全体で狙う事になったのだった!!

 

「よし、アサルト1より各機へ。

 それぞれ思う事はあるだろう、特にカーウァイ大佐やテンザンの事、更に自身の偽物を使った事などな。

 ならば…そのツケを今此処で全て返させて貰う時だ、思う存分自由に、存分に暴れ回ってくれ」

 

「良いぜキョウスケ!!

 アタッド…テンザンをあんな風にした事を俺は許さねえ!!」

 

「カーウァイ隊長も利用した事は絶対に許さん。

 俺達全員の怒り、思い知るが良い!!」

 

「黙りな下等なサンプル共!!

 ゲーザもガルインも所詮クラス・エヴェットのサンプル、あたし達バルマーがどうこうしようがあんた達に文句を言われる筋合いはないさね!!

 そしてクラス・ギボル候補として選ばれたあんた達を『収穫』して、あたしが好き勝手に弄くり回してやるよ、アハハハハハ!!!!」

 

「…ほざきましたね?

 ならばそれを遺言代わりに…此処で果てなさい」

 

 そうして、鋼龍戦隊とヴァイクル軍団の対決が勃発した!!

 ヴァイクル、及び量産機の『ヴァイクル・ベン』のオプティカル・キャノン一斉射撃とカナフ・スレイブの総攻撃で鋼龍戦隊の弱い機体を破壊しようとし、アタッドもジャーダやガーネットとやら達もこれ位で落ちると踏んでいたのだった!!

 

「オラオラオラ、俺達を舐めんじゃねぇ!!!」

 

「弱そうな私達から狙おうとしてるの、ミエミエなのよ!!」

 

「僕達は、絶対に負けない!!」

 

「やぁぁぁぁ!!!」

 

「なっ!?」

 

 しかしアタッドの目論見は外れ、ジャーダもガーネットもビルトシュバインとヒュッケバインMk-IIのM13ショットガンやフォトン・ライフルでカナフ・スレイブを破壊して生き残り、オプティカル・キャノンの掃射も躱されてはリョウトのアーマリオン、リオのR-GUN、タスクのジガンスクード、レオナのガーリオンに反撃を立て続けに喰らってしまい1機が早々に落とされたのだった!!

 

「ブリット君!!」

 

「ああ、行くぞクスハ!!」

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

【ザァァンッ、ズドォォォォォンッ!!!】

 

「な、な、あの女ぁ…あたしが調整していれば…!!」

 

 更にグルンガスト2号機、グルンガスト弐式の剣による連携攻撃でヴァイクル・ベンを何と一気に4機も叩き落としたのだった!!

 アタッドはクスハも自分が調整していれば今頃はクラス・ギボルとして小間使いにしてやった物を…そう考えながらあっさり逃がす様に仕向けたイングラムのアストラナガンを睨んでいた!!

 

「ラトゥーニ、ヴィレッタ、合わせろ!!」

 

『了解!』

 

【ズォォォォォォォォォン、ドガァァァァァン!!!!】

 

 更にアストラナガン、ヒュッケバイン008L、ビルトラプターの連携攻撃でまた4機ヴァイクル・ベンが落とされ、たった20秒以内にヴァイクル・ベンが9機も落とされた事になっていた!!

 これは可笑しい、クラス・ギボルでも此処まで力が強いなどあり得ない、アタッドはそう考えていく内に…もしや自分達が『やり過ぎて最初にして最後の審判者を呼び起こすレベルまで鍛え上げてしまった』のか?

 そんな疑問………否、確信に辿り着いてしまっていた!!

 

「ベンケイ先輩、一緒にやりましょうぜ!!」

 

「戮力協心!!」

 

『大雪山おろしぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!』

 

「…先程感じたぞ、余達の最も追い求める光、魔を断つ剣よ。

 そなた等に今の余達を見せるその時が待ち遠しいぞ!!」

 

【ドドドドドドドドドドォォォォォォォン!!!!!!】

 

 更にゲッターポセイドンゲッター3による師弟大雪山おろしが極まり、ヴァイクル・ベンを6機撃破し、更にやる気に満ちたリベル・レギスによって3機が斬り裂かれ、30体居たヴァイクル・ベンがもう12機まで減らされてしまったのだった!!

 しかも此処までまだ30秒程度しか経過しておらず、最早アタッドの手に負える相手で無くなりつつある…否、無くなっていると気付くのが遅過ぎたのだった!!

 

ワイドタイガショット!!』

 

プラズマ光輪!!』

 

オーブウインドカリバー!!』

 

M78流・竜巻閃光斬!!』

 

『フゥ、テェア!!』

 

『シェアッ!!!』

 

 更にウルトラマン達による光線や光輪、風の拘束と其処をゼットやスカイタイプにチェンジしたティガのランバルト光弾とネクサスのパーティクル・フェザーによって狙い撃ちにされ、一気にヴァイクル・ベンが7機撃破されたのだった!!

 更に…次はヴァイスリッターとマジンガーZがヴァイクル・ベンを2機捉えていた!!

 

「行くわよん!!」

 

「ああ!!」

 

『ダブル光子力ビーム!!!』

 

【ドォォォォォォン!!!!】

 

「あ、あの女、あの女がキッカケだ!!

 何であの女にあたしのトラウマシャドーが効かなかったんだ!?」

 

『クロスマッシャー!!!!』

 

「っ、拙い!!!」

 

 更に2機のヴァイクル・ベンが落とされ、アタッドはエクセレンを憎々しく睨み付けていた…その隙を狙いヴァルシオン改とヴァルシオーネのクロスマッシャーが放たれたが、アタッドはヴァイクルを分身させてそれを回避したのだった!!

 そう、ヴァイクルには分身機能が付いており、その気になればこの様に回避が可能なのだ!!

 …それをさせる気が居る者が居れば、だが。

 

「征け、トロンベよ!!」

 

「ソニック・ブレイカー!!!!!」

 

「ニュートロンビーム!!」

 

「ジェット・マグナム!!」

 

 そして、最後のヴァイクル・ベンも元教導隊組にアッサリと倒されてしまい、50秒で30機も居たヴァイクル・ベンが全て撃破され………残りはオリジナル機に乗る自身のみであった!

 

「そ、そんな…バカ」

 

『隙ありだぜ』

 

【ドガッ!!】

 

「きゃぁぁ!!!」

 

 余りの光景に隙を晒したアタッドにファイブキングがレイキュバスバンドで攻撃し、地面に叩き落とすと次にグルンガスト零式が浮遊機構を零式斬艦刀で上手く斬り裂き、これでアタッドは地を這う羽虫当然となってしまったのだった!!

 そして、こんな状態では最早分身は無意味でもあった!!

 

「サンダーブレーク!!」

 

「念動結界、ドミニオン・ボール!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 其処にグレートマジンガーのサンダーブレーク…しかもマジンガーブレードを投げ刺して避雷針にした状態で放ち、SRXもヴァイクルを行動させぬ為にドミニオン・ボールで拘束し、残るは煮るなり焼くなり好き放題であった!!

 後はキョウスケとマサキがやろうとしたが…何やらシュウが此処ぞとばかりに前に出たので、もう止めはグランゾンに任せる事となったのだった!

 

「さて、本来は貴女如きに使うのは勿体無いのですが………2度も私を利用した報いは此処で受けさせます。

 さあ、これでお終いです…『ブラックホール・ディスラプター』、発射!!」

 

「ぎ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ………!!!」

 

【ズドォォォォォォォン!!!】

 

 そしてグランゾンはブラックホール・ディスラプター…別名『試作型縮退砲』、『真の力を発揮したグランゾン』の必殺技をグランゾンの段階でテストし、その威力を測る武装…なのだが、それでも敵を倒すのに十分過ぎる威力を持ち、直撃したヴァイクルとアタッドは断末魔の悲鳴を上げながら爆散したのだった!!

 イングラムは差異次元で死に際にて自分にジェニファー・フォンダである事をバラされながら死んだので、『この世界』ではバルマー人と思い込んだまま死んだのがマシか………それともシュウに本気で狙われたのが不幸だったのか、最早それは誰にも分からない事であったのだった。

 

「よし、これで後は」

 

『我との直接対決であろう、地球人共、仮面ライダー、そして…ウルトラマン達よ』

 

『!?』

 

 そうしてアタッドを倒した直後、鋼龍戦隊から離れた場所の崖の上に宇宙恐魔人ゼットが槍を携えて立っており、そして遂に待ち望んでいた者達との対決に心を躍らせている様な様子を見せていたのだった!!

 

『改めて名乗ろう、我は宇宙恐魔人ゼット、このネビーイームを管理する者より人工レイオニクスとして生み出されし者だ』

 

「…今直ぐ襲わないのはある程度話をしたいから、ですか?」

 

『然り、此処まで到達したお前達にはある程度知る権利がある』

 

 だが恐魔人ゼットは今直ぐ襲って来る訳では無く、ある程度話をしたいらしく、『ゼットンに心を持たせた怪獣』と言う概要にピッタリな行動を取っていたのだった!

 其処で首脳陣等は質問を開始していた。

 

「では先ず、エアロゲイターは何故地球を狙ったのだ?」

 

『お前達が自ら楽園の結界を破り、冥王星宙域外まで進出した事で、このネビーイームも地球圏へ転移し地球人達の技術を取り込む力と闘争本能に興味を持ったからだ。

 故にメテオ3をお前達に送り込んだのだ』

 

「楽園の結界…何じゃそりゃ?」

 

『文字通り、星の外より来たる外敵を弾く貴様達地球人のルーツの1つとなった、我等バルマーの対となる神による安寧の結界だ。

 しかし、冥王星宙域外までその艦…ヒリュウが出た事で効力を失ったがな』

 

「…我々の外宇宙への進出が…エアロゲイターの呼び水となったのか…!!」

 

 恐魔人ゼットはビアンとジュウゾウの質問に対して自分達から楽園の結界を破ってしまったが為にエアロゲイター…更にゲストがやって来る事になってしまったと知り、ダイテツと共に衝撃を受けていた!!

 更にダイテツはもしも冥王星圏外まであの時行かなければ、当時のジガンスクードに乗っていた息子は死なずに済んだのかと………歯軋りをしたのだった!!

 更に差異次元の記憶を有する者やマスターテリオン達は矢張りこの世界にもちゃんとバルマー側にも『ガンエデン』が存在する事を明言化されたので、かの『霊帝』も今はバルマー本星でその時を待っている事が確定したのだった!!

 更にイングラムは前回の失敗を踏まえ、自分一人で『霊帝』に挑む真似はせず、仲間達と共に超克すべきだと考えていたのだった!!

 

「次に…恐魔人ゼット、貴方にレイブラッド星人の遺伝子を与えた協力者は何者ですか?

 アレは通常のバルマー単独で手に入れられる代物では無い筈ですが?」

 

『良い質問だ、シュウ・シラカワ。

 そう、バルマー単独でレイブラッドの遺伝子を手にする事は叶わなかった………しかし、スペースビースト共を従える『無貌の神』と『暗黒破壊神』の協力によりレイブラッドの遺伝子は手に入り、このネビーイームの協力者は我を生み出す事に成功したのだ』

 

「無貌の神…フッ、かの外なる神、原初の魔神を狙いし邪神め…余計な事をする才能は矢張り他の追従を許さぬな」

 

「マスター…」

 

「邪神…そうか、そいつが…!」

 

「暗黒破壊神…だって!?」

 

 次にシュウの質問により恐魔人ゼットが人工レイオニクスとして生まれた経緯が明かされ、その背景には無貌の神………鋼龍戦隊はマスターテリオンの言葉で以前ハンドレッドにマジンガーZを狙っていた信奉している邪神が居ると思い出し、それが無貌の神と確信してエアロゲイターにすらも関わっていたのかと怒りを滲ませていた!!

 更にティガやオーブ達ウルトラマンやジャグラーは、伝説の超人ウルトラマンノアの対の存在、闇の巨人である暗黒破壊神の暗躍もあると知り警戒心を露わにしていた!!

 最もジャグラーやオーブはスペースビーストが此処まで絡むならば可笑しくないとして、何れ倒さねばならないとして後でユーゼスにその暗黒破壊神の正体を教えておく必要があると考えていた!!

 

『…最後に教えて貰うぞ宇宙恐魔人ゼット。

 お前を作り、エアロゲイターを操り、『この世界』を此処まで混乱させていたのは………私なのか………!!』

 

『ユーゼス…』

 

『………否だ、ウルトラマンネクサスの力を得し創造主の『並行同位体』よ。

 お前は我等が主では無い………これを聞けて満足か、ウルトラマンネクサスの力を得し男、ユーゼス・タウル』

 

「(…矢張り、『ユーゼス・ゴッツォは2人居る』のか!!

 しかも並行同位体、差異次元、並行次元世界(マルチバース)に存在する同一人物と言う言葉が出た!!)」

 

「(つまり、それが意味する所は…)」

 

『(何方かのユーゼスが並行世界からやって来た存在だと言う事!)』

 

 そしてネクサス/ユーゼスが自分こそがこのエアロゲイターの首魁であり、それが記憶を失い世界を救うマッチポンプを無意識にやっているのかと言う問い掛けについて、恐魔人ゼッドはユーゼス・タウルを創造主では無いと否定した上で並行同位体と言う言葉まで口にした!

 これにより鋼龍戦隊に居るユーゼスはほぼシロとなり、だがどっちのユーゼス・ゴッツォが並行世界から此方にやって来たのかの謎も出た………が、ユーゼスの中では恐らくと答えが出掛かっており、ならば何故そうなったかを今後知る必要があるとして全ての言葉を咀嚼したのだった!

 

『さあ、談笑は此処までだ。

 お前達は我に倒されるか、それともレビとジュデッカにより倒されクラス・ギボルとクラス・オール、クラス・マスケとしてバルマー本星に送還されるかの何方か一方だ!

 出よ、我が最強の下僕…ゼットン軍団達よ!!!』

 

【ズガァァァァァァン!!!!】

 

『ゼットォォォン、ピポポポポポポ!!!!!』

 

『やっぱり宇宙恐魔人ゼットと言えばゼットン軍団だよな!!

 でもって…『ハイパーゼットン』、ゼットンの完全上位種も居る!!

 皆気を付けろよ!!』

 

 そして、話すべき事を全て話し終えた恐魔人ゼットは累計60体を超えるゼットン軍団を呼び出し、鋼龍戦隊を取り囲んだのだった!!

 更にゼットン、EXゼットン、ゼットン・ファルクスのみならずハイパーゼットンと言う全てのゼットンの上位種に当たる存在の成体まで複数体居り、鋼龍戦隊はこれまでのスペースビーストとの戦いや怪獣兵器との戦いを超えた全力を尽くさねば勝てない戦いに身を投じる事となったのだった!!

 そして、ゼットン軍団と鋼龍戦隊が同時に動く事で戦いの火蓋が切って落とされたのであった!!




此処までの閲覧ありがとうございました!
アタッド、シュウの地雷を踏みまくった所為でブラックホール・ディスラプターの餌食になりそのまま尊厳破壊される事無く逝きました。
でも…自分が地球人って知らされながら死ぬのとシュウによって絶望の淵に叩き落とされて死ぬの、どっちがより深い絶望何でしょうね?
さて、宇宙恐魔人ゼットにより様々な情報が出ましたが、中でもユーゼス関連は特大ヒントが出ました。
これで2人のユーゼスの構図が朧気に見えるかも…?
そして次回はハイパーゼットンの成体を含むゼットン軍団との対決、その行方は!?

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
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