今回は佐世保基地や関門海峡の防衛の話が飛びハガネ発進まで時間を飛ばします。
何故なら………佐世保基地はマジンガーZのサポートOSが消えてたら、グレートマジンガーがグレートブースターを装備出来てたら防衛出来た、でもそうはならなかった、だからこの話はもう終わりなんだって事です。
関門海峡も完全に陽動の為に守り切れても大局は変わらないからです。
しかしただ飛ばすのは味気無いのでコウジとリュウセイの回想語りはします。
では、本編へどうぞ!
───地球連邦軍極東支部伊豆基地───
『南極事件』………グランゾンとゲッターロボによる破壊行為事件から既に時間が経過し、アヤは怪我から復帰しつつDCとの戦闘が何時発生しても良い様に第2種戦闘配置に入りながらコウジとリュウセイは訓練をしていた。
しかしコウジはジュウゾウから聞いた話では地球連邦政府はEOT特別審議会の横槍があり異星人に関して情報統制を図ったらしく、その間にもDCはウェーク島基地を制圧し、極東方面も中国華南を侵攻され、沖縄基地も制圧され東亜圏の情勢はDC側が圧倒的に有利になっていた。
更に宇宙では『コロニー統合軍』がDCに同調し、制宙権も握られつつあり地球連邦軍が圧倒的に不利な状況になっていた。
更にアヤが復帰してからの出来事をコウジとリュウセイは振り返り始める。
「………色々あったな」
「ああ………最初に佐世保基地防衛戦。
彼処で俺達はゲシュペンストやマジンガーで防衛してたが………結果はMAPWを放たれて佐世保基地は壊滅、俺達は逃げ帰るしか出来なかった」
2人の脳裏に初めに浮かぶ光景は佐世保基地………其処でコウジ、リュウセイは基地を結局放棄し、放たれたMAPWよりオメオメと逃げるしか出来なかった事を思い出していた。
確かに救えた者は居た、例えば『ジャーダ・ベルナディ』と『ガーネット・サンディ』、『ラトゥーニ・スゥボータ』達第305飛行部隊の3人だ。
他には基地から撤退した連邦軍兵達………しかし、敗北は敗北である。
コウジ達はこの一件で覚悟を決めねば守れる物も守れないと痛感し、意識を改める結果となっていた。
なお、この一件でリュウセイとライが喧嘩してた事は割愛する。
リュウセイもまだまだ不機嫌なのでそれを口にしたらライへの不満が出てしまうので、仲間を余り悪く言いたくない為である。
「次に関門海峡防衛戦。
其処で俺は初めて、リュウセイは2度目の『アーマードモジュール』………『リオン』と遭遇したな」
「そのパイロットは俺がバーニングPTの大会で最後に対戦した『テンザン・ナカジマ』だった。
しかもアイツは…ゲームの延長で戦争をしてやがった…!!」
更に思い出されるのは関門海峡での戦闘。
其処でリュウセイは敵のアーマードモジュール(AM)の1機リオンに乗る相手がバーニングPTの大会で最後に対戦したテンザン・ナカジマだと知る。
リュウセイはテンザンの発言からゲームの延長で命のやり取りを行う彼に対し嫌悪感を示しており、話を聞いたコウジも同様であった。
「だが、お前等はそんな命をどうとも思ってない奴から家族や仲間を守りたいって思えたんじゃねえか?」
「ジャーダ少尉、ガーネット少尉、それにラトゥーニ少尉も!」
「アタシ、ゲームの大会で良い結果出してスカウトされたり親がロボの博士だからPTや特機に乗れたってちょっとズルいなって言ったら、君達色々と語ってくれたでしょ?
だからさ、君達はあのテンザンって奴とは全然違うし、強くなれる理由があるって思うわよ」
更にシミュレータールームにジャーダ、ガーネット、ラトゥーニが入って来て2人の会話に混ざる(但しラトゥーニは無言)と、テンザンとリュウセイ、コウジは全然違うと語ってサムズアップまでしてくれていた。
コウジとリュウセイはジャーダ達に頭を下げつつ、改めてテンザンと自分達で違うと言って貰えるだけでも、特にリュウセイとしては有り難かった。
「リュウセイ、そろそろR-1のテストをするぞ。
SRX計画のラボに来てくれ」
「ああ、分かったぜロブ!」
其処にSRX計画に携わる研究者『ロバート・H・オオミヤ』、愛称ロブがリュウセイに声掛けをして2人はラボへと向かって行くのだった。
「そういや、コウジにもあの話が行ってるんだろ?」
「あの話………ああ、スペースノア級万能戦闘母艦弐番艦『ハガネ』に乗るって話、いわゆる転属命令だろ?
俺もテツヤさん達から話を聞いてるし、勿論参加するつもりだよ。
色々と考えた上でな」
残ったコウジはジャーダからの質問に決意を固めた瞳で答えると、ジャーダやガーネットはやっぱりホネがあると言う感想を抱いた。
更にコウジは決意………南極事件や佐世保基地の時に感じた無力さと、テンザンの様な人間が命を弄ぶ者達に対する忌避感、差し迫るエアロゲイターの魔の手やスペースビーストの脅威から無辜の民を守る確固たる意志を思い浮かべながらジャーダ達と一旦別れ、マジンガーZの整備の為に格納庫へと向かう。
「…光子力研究所からの派遣スタッフがやって来ると聞いたがまさかサヤカ君、それが君だったとは」
「お父様は研究所の守りを固めなければならなかったのと、私の後学の為や………光子力に携わる者として、DCの反乱戦争は許せないと感じたので無理を言って此方に来ました。
ですが、お二人のお手を煩わせずしっかりとマジンガーや光子力エンジンの整備、PT等の整備も手伝える自信があるのでご心配はなさらずに」
するとマジンガーの格納庫に父のケンゾウ・カブト博士とジュウゾウ、更にコウジの同級生にしてジュウゾウの弟子『ゲンノスケ・ユミ』の娘である『サヤカ・ユミ』が其処に居る事にコウジは驚き、思わず駆け寄り始めていた。
「父さん!!
それに………サヤカさん!?
父さんは兎も角、何でサヤカさんが…!?」
「コウジ君!
何でって決まってるでしょ、私が光子力研究所からこっちに派遣された、ハガネに同行する整備スタッフだからよ!
本当なら私も出撃したかったのだけど、お父様やジュウゾウ博士達から『アフロダイ
「………じゃあそのビューナス
コウジは話を聞くにサヤカは整備専門スタッフとして派遣され、且つ搭乗機の開発が間に合わなかった事を聞くと戦場に出ないなら少し安心出来る一方、サヤカまでこの戦争に参加する事に複雑な感情を抱いていた。
だが、サヤカの目は既に覚悟が決まった目をしてるとコウジでも流石に読み取れてしまった為、今から帰れと言っても聞かない事が目に見えていた。
ならば自身の手で守るしか無いと思いつつ少し視線を外してから改めてサヤカと向き合った。
「………はぁ、分かったよ。
君は一度決めた事は貫き通すって事を俺も知ってるからな、本当に覚悟を決めてこの場に居るなら帰れとは言わないよ。
けど、無理はしないでくれよな?」
「無理をしないでって言う台詞は私も言う権利があるわよ。
コウジ君、幾らマジンガーZが強いからって無理をして死んだら元も子もないのよ。
だからこれは拙いと思ったら直ぐ引くのよ、南極事件の時みたいに無鉄砲にグランゾンへ向かうなんて真似はもうしないで欲しいわ」
「うげっ、その話サヤカさんも知ってたのか…!」
しかし、いざ無理をするなと言えば南極事件の際の行動を言われてしまい自分で語った事がブーメランで帰って来ていた。
但しサヤカはあくまでグランゾンに向かって行った事『までしか』知らず、マジンガーZが不思議な力を発揮しながら対抗をしていた、と言う詳細は知らないのである。
その詳細を知るのはゲンノスケ博士、ケンゾウ、そしてジュウゾウとあの場に居たリュウセイやテツヤ達位なのだ。
なおあの事件以来マジンガーZの不思議なパワーは発揮されていないので、コウジ自身もアレは何だったのかと疑問に思っているのだ。
「(コウジは矢張り魔神パワーに疑問を持ったのだな…。
あの後念入りにマジンガーZを検査し、搭載していない筈の7つのブラックボックスが確認出来たので取り敢えず封印措置をしておいたが………果たしてそれが何時まで保つか………。
ケンゾウとワシだけでは魔神パワーのブラックボックス解体は出来ず、また迂闊に触れれば何が起きるか分からん………すまんコウジ、ワシの力が及ばないばかりにお前に余計な物を背負わせてしまったようじゃ…。
じゃが、愛する孫達を奪わせはせんぞ…のう、マジンガーよ…?)」
コウジの反応からジュウゾウは愛する孫へと懺悔し、また自身の力不足を嘆きながらマジンガーZにも視線を向けていた。
愛する孫を『奪う素振り』を見せたならば絶対に許さぬと言う意思をその瞳の奥に輝かせながら。
コウジはジュウゾウの視線の先にマジンガーZが居る事に疑問符を持ちながらも祖父の考えを邪魔してはダメだとも思い、それを口にはしなかった。
【ビィィィィ、ビィィィィ!!!!!】
『!?』
『DCが伊豆基地へ侵攻開始、戦闘機、戦車各機動兵器のパイロットは直ちに出撃して下さい!!」
「遂にこの基地にまでDCが………!!
サヤカさん、父さん、おじいちゃん、3人は先にハガネに乗り込んでくれ!!
俺はこのままマジンガーに乗る!!」
「分かった、気を付けるんじゃぞコウジ!」
そんな中で鳴り響く第1種戦闘配置、しかも伊豆基地への侵攻に対してコウジは早速ホバーパイルダーに乗り込み、マジンガーZを起動すると格納庫から外へと出撃する!!
更にテツヤ達も合流し、次々と出撃を開始するのだった…!!
第4話『ハガネ発進』
「ちっ、出撃したらもうDCの機体が基地を囲んでる!!」
「こりゃいよいよ正念場って奴だな…!!」
そうして出撃したコウジ達の眼前にはDCの部隊が展開し、リオンも相当数確認出来た!
それによりコウジもジャーダも冷や汗を掻き、手に握る操縦桿への力がより籠り始めていた!
「それじゃ、そろそろキメなきゃいけないわね…!」
「死ぬかも知れん覚悟をか?
ふっ…まだまだ甘いなガーネット少尉、覚悟を決めるならば必ず生き残る覚悟を決めろ!!」
「そうだぜ、お前等は俺達より年下なんだからな。
特にコウジやラトゥーニ達は死ぬには若過ぎる…絶対に生き残って未来を掴むぞ!!」
ガーネットのやや悲壮的な言葉もテツヤ、ヘビクラが鼓舞して呑み込むと他の者達にも確かな意志の力と言う見えない物になり、生き残ろうとする本能が活性化する!
そうしてコウジ達はマジンガーやゲシュペンスト等を身構えさせ、ジャーダ達はメッサーで空を駆ける!!
一方、リュウセイはハガネの格納庫にて出撃するなと言う命令が下っていた。
「何で俺は出撃しちゃならないんだ、ロブ!!」
「『ビルトラプター』のサーボモーターの調整が甘いんだ、今のまま出撃しても的になるだけなんだ」
リュウセイのR-1は何故か起動しようとしてもT-LINKシステムの負荷と言う想定外の現象により何度もTC-OS含む全システムが落ちてしまいマトモに動かせなかった。
なのでリュウセイにはビルトラプターと言うR-1の前身とも言える初の可変機構を備えたPTが与えられる筈だった………が、こちらも調整が甘いらしく出撃許可が降りないのだ。
「だったら俺のゲシュペンストMk-IIで出る!!」
「すまない………お前のゲシュペンストはさっきの攻撃が格納庫に直撃して大破してしまったんだ…。
だから、この基地にお前が乗れるPTが現状無いんだ」
「う、嘘だろ…!!」
更にリュウセイのゲシュペンストも大破し使用不能となってた為、尚更リュウセイが出撃出来ない状況となっていた。
コウジ達も出撃した後にリュウセイが出撃出来ない事に気付き、彼が居ない穴をライやアヤ、コウジが埋めるしかなくなっていた!!
そうして戦闘が開始され、コウジ達とDCが本格的に衝突する!!
「人間を撃つ………俺はまだ抵抗がある、だけどそれでもやるんだ、サヤカさん達や仲間を、シロウ達の未来を守る為に!!
だからお前等、必ず脱出しろよ!!
ロケットパァァァァンチッ!!!」
【ボォン、ドガァ!!!】
「くそ、脱出する!!」
【ドォォォォン!!】
マジンガーZの武装はロケットパンチや光子力ビーム以外は全てAM*1に向けるには過剰な威力を持つ上に防衛に使うには考えて使わなければならない!
コウジにはまだその技量は無い、更に同じ人間を撃つ覚悟は…コウジはまだ無意識下で忌避してるので過剰な武器を向けられずにいる。
故にロケットパンチと光子力ビームのみでリオンを攻撃していた!
されどその一撃はリオンを墜とすには十分であり、DC兵は慌てて脱出していた!
「俺はコウジとは違うぞ、死にたくなければ逃げるんだな!!
サンダーブレェェェク!!!!」
【バチバチバチ、ギュォォォォォォォン、ドドドドドドドドドドドドォン!!!!!】
一方グレートマジンガーは当然ながらパイロットが正規軍人のテツヤであるが故に全ての武装を使いリオンもシュヴェールトも薙ぎ払う様に叩き墜としていた!
しかもパイロットの脱出も許さずに!
テツヤは既に人を撃つ覚悟などとっくの昔に済ませていたが故に、敵には一切の容赦はしないのだ!
その姿は正に戦闘のプロ、機体と人的被害によりDCの戦う力を確実に削ぐと言う強い意志がコウジ達は感じられていた!!
「っ、早っ」
「俺に出会った不幸を呪え…サークルザンバー!!」
【ガギュン、ドォォォォン!!】
更に今回はイングラムもPTX-005『ビルトシュバイン』を駆りDCと戦闘を行っていた!
此方もPTXチームの隊長だった経験もあり、一般DC兵を寄せ付けない強さを見せ付けていた!!
更にその隣ではイルムやクレナイ、ヘビクラのゲシュペンストMK-IIもリオンやシュヴェールトを次々に落とし、伊豆基地とハガネの防衛に貢献していた!!
だが、そんなコウジ達の前に更なる敵の増援部隊が到着する!!
「ん!?
テツヤさん、イングラム少佐、皆!!
新しい敵部隊の中に新型が居る!!」
「むっ…リオンと違い更に人型としての形を整えてるな、アレは」
「………あの四肢が付いた新型、近接・格闘戦もこなせるアーマードモジュールなのね」
更にその増援部隊の中にはより明確な四肢が付いた新型機がおり、しかもその機体を中心に部隊を展開してる事から指揮官機が現れたと全員が悟っていた!
更にその黒い新型機の胸部には目立つ紋章が塗装されている!
「(あの黒い機体…紋章…)」
「(ちっ、アイツが来たか!!)」
そして、この黒い機体と紋章の意味を知る者達…ライと元教導隊の面子は指揮官機に乗る者が如何なる者なのかを悟り表情を険しくしていた!!
そうして警戒している中、指揮官機『ガーリオン・トロンベ』はシュッツバルトに向かって真っ直ぐ突撃する!!
「なっ、速い!!?」
「そのマーキング、ブランシュタイン家の紋章!!」
「久し振りだな、ライディース」
「その声、矢張り『エルザム』兄さんか!!」
「弟よ、我が父の大義を理解せぬのなら…私はお前を討つ!」
そうして短くライと指揮官…『エルザム・V・ブランシュタイン』少佐は会話を交わすと、ガーリオン・トロンベが『バースト・レールガン』を構え即座に弾丸を放つ!!
しかしライはこれを回避し、ツイン・ビームカノンで反撃を加えた!!
が、エルザムはそれを難無く避けて体勢を整えていた!
「ほう、少しはやる様になったな」
「…何が大義だ…!
そうやってまた罪の無い人間を犠牲にするのか!?
義姉上の様に!!」
「………!」
「そして、全世界を戦争に巻き込むやり方が正しいと言うのか!?」
が、ライは先程のエルザムの発言により内に秘めた激情が漏れ出し、エルザムに対して強い非難を口にしていた!
その発言は青い…が、ブランシュタイン家の、『エルピス事件』の詳細を知り、ブランシュタイン家と深い関わりがある、或いはブランシュタイン家の者達にとってはライの言葉は重く伸し掛かる事となる。
だがこの言葉でも最早エルザムは止まらない。
瞳を僅かに閉じた後ライのシュッツバルトを見つめながら更に通信を送っていた!
「ならば自分の信じる道を示すが良い」
「何!?」
「我が家名の重みと、あの事故に耐えられる事が出来なかったお前に出来ればの話だがな」
「言ったな…俺は必ずお前を超えてみせる!!」
「そうだ、それでこそ我が弟だ!」
まるでライを試すかの様な言葉を投げ掛けたエルザムはガーリオン・トロンベを駆り、再び自陣へと去って行った!
その中でジャーダ達やコウジは、その操縦技術から逆算して練度が高過ぎる黒い機体のパイロットは何者なんだと戦慄していた!
が、通信はオープン回線で行われていたので相手はライの兄である事は伝わっていた!
「やっぱりエルザム・V・ブランシュタイン、元教導隊の一員にして“黒い竜巻”と呼ばれたアイツだったか!」
「教導隊って確か…」
「カイ少佐やヘビクラ中佐達が所属していた、TC-OSやPTのモーションデータを作成、熟成させたエリート部隊…」
「そしてコロニー統合軍の天才パイロットと称されたトップエース…更にコロニー統合軍総司令の『マイヤー・V・ブランシュタイン』の息子だ」
更にヘビクラやラトゥーニ、イルムの説明により相手はカイ達と同じくトップエリートだと知れ渡り、コウジも警戒度を最大限に高めていた!
何しろテツヤ・ツルギ達と同じく教導隊の一員だったのだ、油断すればアッサリ落とされる事は目に見えているからだ!
一方伊豆基地司令部もまた慌ただしく、しかし冷静に状況分析をしていた。
「ハガネの方はどうなっている?」
「クルーと物資の搬入が完了しました!」
「残存戦力をハガネの発進口に回せ、何としてもハガネを防衛するのだ」
「了解!」
「(後はお前次第だ、ダイテツ…!)」
レイカーは現連邦軍内においてハガネこそがDCに対抗する最後の希望だと見出しており、その発進を何としても成し遂げなければならないと考え伊豆基地の残存戦力…コウジ達も含む全戦力をハガネの防衛に専念させる指令を出す!
更にハガネの方も動き出しつつあった!
「総員に告ぐ、総員に告ぐ。
ハガネ発進90秒前…!」
「補助エンジン始動」
「了解、補助エンジン、始動!
出力100…200…300…」
「し、司令部より伝達!!
敵戦闘原潜より発射されたと思われる大型ミサイルが本艦に接近中!!」
しかし、その希望を立つべくDCは遂に伊豆基地に向けて大型ミサイルを発射したらしく、その情報がオペレーターの『リオ・メイロン』を通じてハガネの第1艦橋に居た艦長、及びクルー全員に伝わる!
更に迎撃システムも軒並み破壊されてしまった伊豆基地に大型ミサイルを撃墜する力は無く、コレの接近をただただ許しながらDCの攻撃部隊と戦わざるを得なかった!
「DCめ…!
本艦の奪取を諦めたのか!?」
副長のテツヤ・オノデラ大尉もDCの思い切り過ぎる行動に困惑しつつ、しかしそれでもハガネが発進しなければ話が始まらないとして発進指令を飛ばし続けていた!
その中で歴戦の猛者たる貫禄を漂わせるダイテツ・ミナセは目をギラリと輝かせながら次なる手を考案し始めていた!
「大型ミサイルが来るって本当かよテツヤさん!!」
「ああ間違い無い、基地司令部のレーダーが探知してる!!」
「ハガネが大きな障害になる前に潰すか…成る程、戦略的な面でも何ら間違いじゃないな。
それを俺達が許すかは別だかな」
ミサイル接近中の情報はコウジ達にも伝わり、より一層DCの攻撃部隊を1秒でも早く撃退しミサイル迎撃の体勢を整えなければと考えていた!!
しかし、この中で飛行出来る機体は唯一グレートマジンガーのみであり、且つテツヤの腕が良くとも余りにも早く飛来するミサイルを迎撃するにはグレートマジンガーのスクランブルダッシュでは速度不足であり、現状出来るのはミサイルとのすれ違いざまにサンダーブレークを叩き込み破壊する事位であり、この方法はテツヤとグレートマジンガーでも危険であるが故に佐世保基地でも却下された方法である!
「(『グレートブースター』が完成していれば話が違ったが、アレはまだ開発中………無い物ねだりしても何も変わらんな)」
「ちぃ、DCの攻撃部隊がやたら多いのはこう言う事を想定して敵部隊を釘付けにする為かよ!!」
「「その通りだ、地球連邦軍に協力する特機、マジンガーZのパイロットであるコウジ・カブト殿」」
しかし、伊豆基地を防衛するコウジ達を挑発するトーンの声が戦場に響き渡り、更にその直後DCの原潜である『キラーホエール』とはまた違った潜水艦が浮上し、その中からギリシア神話の『タロス像』を思わせる複数の白い巨像と南極基地でも現れた機械の獣と思わせるロボット2機が伊豆基地に上陸する!!
「あいつら、南極基地でも現れた…!!」
「何人かは初めましてでは無い様ではあるが、改めて自己紹介をしましょうか」
「我が名はあしゅら男爵、DCに協力せし天才科学者Dr.ヘルの忠実なる下僕であります」
「「そして私が引き連れて来たこのロボットこそ、Dr.ヘルが生涯を掛けて研究、発掘し、バードス島の大地より現代に蘇った古代ミケーネが誇る巨人、機械獣軍団なり!!
地球連邦軍よ、ビアン・ゾルダーク総帥とDr.ヘルの科学力の前に平伏せよ!!
それに従わぬならば抵抗し、死に給うか生き延びてみせよ!!」」
「あしゅら男爵………Dr.ヘル………機械獣軍団………!!」
「ちっ、そんなに戦力を分散させられねぇ…コウジ、テツヤ!!
ダブルマジンガーは機械獣達の相手に専念しろ!!」
更に潜水艦の上に立つ様にフードの男………女………否、男の左半身と女の右半身を繋ぎ合わせたかの様な怪人が現れ、律儀に自身の所属や保有戦力を開示した!!
その怪人あしゅら男爵は、機械獣と呼ぶロボットをマジンガーZとグレートマジンガーに差し向け、更にタロス像も大半はダブルマジンガーへと向かわせながら伊豆基地全体を攻撃する様に展開させた!!
その中でコウジとテツヤは…テツヤはヘルと面識があった為それを感じるのは2度目だが…あしゅら男爵やDr.ヘルと機械獣軍団の名に強烈なデジャブを感じながらその行進をみつつ、そしてマジンガーZとグレートマジンガーを身構えさせて迎撃を開始するのであった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、新しくサヤカ・ユミが登場しました。
コウジと言えばパートナーのサヤカが居ないと話になりませんからね、だからハガネと合流させました…が、彼女が戦闘参加するのは暫く先です。
アフロダイAは置いて来た、この戦いに付いて行けそうに無い…。
また、今回からあしゅら男爵と機械獣が本格参戦します。
が、タロス像は雑魚敵、やって来た始まりの機械獣は実は量産型、オリジナルは………って感じです。
そしてエルザム兄さんは相変わらずトロンベである。
また原作通り動かないので戦闘描写は実質ライとのイベント戦闘のみです。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…