今回は9割位回想、其処から今の時間軸に戻ります。
そして…この話が終わってからいよいよ1.5の物語も終局に入ります。
皆様、どうか後少しだけお付き合い下さいませ。
では、本編へどうぞ!!
新西暦186年3月、ベガ星連合軍との戦いもいよいよ本格化し、シャドウミラーか向こうが動けばもう其処で決着が付こうと言う頃。
アクセルは20歳になり、もう前みたいなバカな事は余りやらなくはなっていた………が、それでも陽気な軍人として皆から慕われていたのだった。
「アクセルさん、質問があるんですけど良いっすか?」
「ああ、何でも来いよミスト」
「…実は、アトリームにも防衛隊があったんですよ、地球連邦軍よりもずっと大きくて、強かった防衛隊が。
そんな防衛隊が………何故か、今まで起きなかった内紛やら、民間人の暴徒化の鎮圧に追われてる隙にあの敵…『イディクス』が現れたんです。
そして、俺達はエルリック隊長の指揮の下、掻き集められるだけの戦力………それも人間だけじゃない、人間と協力的だった怪獣達とも力を合わせて戦い抜いたんです。
けど結局負けて…俺とアンジェリカは隊長によって友好星であるべザードに星間ゲートで避難させられ、向こうの入り口が閉ざされて………。
その1年後にイディクスはべザードすらも………。
そんな敵を前にして、アクセルさんは一体どうしますか?」
そんな中、デュークやブラッド、リュウセイ達も居る食堂でミストが自身達が前に話した素性やら敵の強大さをトラウマを抱える様にアクセルへと話していた。
ミストはどんな答えが返って来るのか………それが気になりこの質問をしたのだった。
だが………アクセルの答えは単純だった。
「そんなの決まり切ってる事だろ。
『地球にようこそ、じゃあミスト達の無念を晴らさせて貰う!!』だぜ。
ミスト、お前は少し頭で抱え込み過ぎてるからそんな風に悩んじまうんだと俺やデューク達も分かっている。
だから…俺達仲間を頼れ、そしてこの第3の故郷である地球を狙った代償ってもんを支払わせてやれば良いのさ、こいつが」
「…そんなので、良いんですか?」
「ああ、だって俺達は仲間だろミスト?
なら、どんな苦楽も共にしてこれからもこの星や世界の未来って奴の為に戦い抜いてやろうぜ?」
「………うう、アクセルさん、貴方はマジで凄く良い人ですよ………!!」
そんな会話を聞いた皆もアクセルに同調し、ブラッドももう未熟な後輩なんかじゃない、同志アクセル・アルマーとして扱うべき領域に立っているとして頷き、リュウセイもサムズアップをしていたのだった。
そんなアクセルを見ているレモンは………やっぱりアクセルは良い男だなぁ〜と見惚れており、アヤやアンジェリカ、シェルディアやマリア、そしてルビーナ達にも惚気が凄いな〜と思われる程に良い表情をしていたのだった。
【ビィィィィィィィィィィ、ビィィィィィィィィィィ!!!!!】
「全員第1種戦闘配置に着け、ベガ星連合軍の大部隊が動き出した様だ」
「悪魔共め………今度こそ決着を付けてやる!!
行こう、皆!!」
「おう、行こうぜデューク、アクセル少佐、イングラム教官!!」
「グスッ………よ~し、アトリームとべザードで培って地球でも洗練させた『俺達の戦闘』って物をベガ星連合軍にぶつけてやるんだ!!」
「その意気だぜミスト!
さて………異星人共に思い知らせてやろうぜ、地球には俺達が居るって事をな!!」
そうして、ベガ星連合軍の大部隊が決戦を仕掛けに来たのでシャドウミラーはハガネ、シロガネ、クロガネ、そしてヒリュウ改を旗艦としながら全ての戦力を投入した!
その結果、グレンダイザーと『プロトソウルゲイン』…この頃にはまだソウルゲインのプロトタイプしか出来ていなかったので、プロトソウルゲイン…そしてレヴリアスや『アースゲイン』、カイザーSKL達の活躍もあり、遂にベガ星連合軍の支配者たるベガ大王は死亡、生き残った王女ルビーナがその場で支配権を行使、ベガ星連合軍を地球や他の侵略している星から撤退させ、ベガ星連合軍の解体を宣言したのだった!
当然ながらベガ星連合軍はルビーナの命に逆らえる訳が無く…宇宙から来た悪魔達は、地球より引き下がるのであった!!
「やった………父さん、母さん、皆………仇を取ったよ………!!
ありがとうルビーナ、ヒカル、マリア………地球の皆………!!」
「凄い…あのベガ星連合軍を本当に倒せた…特に酷い犠牲も無く…!!
確かに…皆で力を合わせれば…イディクスも倒せるかも知れない…!!」
「言っただろ、地球には俺達が居るってな、これが」
デュークはフリード星の皆の仇を取れた事に涙を流しながら皆に感謝し、ミストも2度も絶望を刻まれた心に光が差したのだった!
これも全ては地球やこの星に集った力の結集により起きた奇跡…いや、必然であった!!
それをアクセルが自慢していると…ミストもアンジェリカも、シェルディアも、漸く見出した『希望』に心が救われたのであった!!
「ではこれより最終ブリーフィングを開始する」
ベガ星連合軍との決戦から2週間後の3月末、カーウァイ総隊長がシャドウミラー総員を集めての最終ブリーフィング………即ち、
その言葉を聞き、ヴィンデルもレモンも、アクセルもいよいよあのマジンガーZの名を貶める悪魔………マジンガーZERO:HELLモードとの決戦を行う時だと確信し、表情を真剣な物に変えて聞いていた!
「ベガ星連合軍が倒れた今、統合参謀本部はスペースビーストとマジンガーZERO:HELLモードの何方かを先に撃破する事を優先すると会議した結果、増殖スピードも鑑みてマジンガーZERO:HELLモードを倒してからじっくりと時間を掛けてスペースビーストの駆逐を行う事となった。
よって、我々シャドウミラーの最後の敵は…マジンガーZ、コウジ司令の永遠の相棒の名を貶める存在、マジンガーZERO:HELLモードだ。
これより2時間後に光子力研究所跡地付近に移動中のマジンガーZERO:HELLモードを我々の総力を以て撃破する!!
各員はブリーフィング終了後、第1種戦闘配置に付き何時でも出撃可能とせよ!!」
『了解/おうよ!!』
その
「なお、今回の作戦には我々シャドウミラーのみならず『クライウルブズ』と『ハウンドウルブズ』、そして『ベーオウルブズ』も参加する事になっている。
指揮系統は我々シャドウミラー側に譲渡するとあるので、彼等とも連携し必ずマジンガーZERO:HELLモードを撃破するのだ」
「クライウルブズ…極秘任務を主に行う部隊とハウンドウルブズ…スペースビーストの駆逐を主とする部隊に加えてベーオウルブズまで…本当に最終決戦って所ね」
「だが、今日まで散々マジンガーZの名を地に貶めたDr.ヘルの怨念ともいよいよおサラバする事になるんだ。
なら統合参謀本部も3つのウルブズを1箇所に集結させるって訳さ、これが。
さて皆………いよいよマジンガーZの名誉を回復させる時だ、気合を入れてあの過去の亡霊を祓うぞ!!」
『おおおおおおおお!!!!!』
その最終ブリーフィングの最後に3つのウルブズまで集結すると話が出た後、アクセルが皆を鼓舞し気迫の雄叫びを上げさせた!
なおマガミやイングラム、ライはそんなタイプじゃないので頷く程度で済ませ、レモンも「あらあら」と熱が入ったアクセルに笑みを………特段の、良い笑みを浮かべていたのだった。
そしてヴィンデルは………コウジ司令が自殺するその時を思い出していたのだった。
「な、何故、何故コウジ司令が自殺する必要があるのですか!!
理由を答えて下さい!!」
「答えは今のマジンガーZにある。
今のマジンガーZはもう英雄じゃない…何かのキッカケがあれば世界を『終焉』へと導く『終焉の魔神』、マジンガーZEROへと変貌する下地が出来上がっているんだ。
そして奴は真っ先に俺を取り込み、全ての並行世界、差異次元を把握した後全ての可能性の光…シャドウミラーやこれから来るだろう宇宙の王者も含めた全ての、マジンガーZの魂を受け継いでいるロボット達が生まれる可能性全てを否定し尽くし、それらを消してマジンガーZ単一の世界を作り上げてしまうんだ…。
そして、俺自身がそれをもう抑える事が出来ない…だから、俺が奴に取り込まれる前に自殺し、ルストハリケーン用の強酸を濃縮した墓に遺骨とか細胞片とか全てを入れて…自殺跡にもルストハリケーン用の強酸を流して『俺』を完全に消してくれ。
そうすれば、マジンガーZEROの進化スピードは劇的に下がり、付け入る隙が出来上がる…頼むヴィンデル、カーウァイ総隊長…この世界、いや、全ての世界を…皆の手で救って欲しい」
「…コウジ司令…!」
コウジ司令が自殺したあの日、マジンガーZEROと言う『終焉の魔神』の存在を聞かされたヴィンデルとカーウァイはマジンガーZがそんな物になるとは信じられずにいた…が、コウジ司令の真剣な眼差しに信じざるを得なくなり、その手に持った拳銃を自身の頭に向ける事を止める事が出来なかったのだった。
そして、引き金は今にも引かれそうになった…その時、コウジ司令は2人に笑顔を向けたのだった。
「後、念の為遺して置いた俺のノートパソコンにそれぞれ対応した網膜パターンとかを認識したら開くファイルを用意したから、ソイツで世界の未来を繋いでくれ…俺からは以上だ。
…サヤカとリサを頼んだぞ、2人共」
【ズドォン、ドサッ!!】
「…っ!!!!!」
最後に自身が私用で使っていたノートパソコンと、サヤカとリサを託し…コウジ司令は自殺し、脳漿が床に飛び散るのであった。
その後、星葬を済ませた後その自殺痕も部屋毎全部ルストハリケーン用の強酸で溶かし尽くされて一片の細胞片が残らない様にした結果…コウジ司令の痕跡は、写真等でしか残らなかったのであった………。
「(コウジ司令………貴方の遺言通り、マジンガーZERO:HELLモード………Dr.ヘルの怨念等と言うイレギュラーで生まれた存在を倒します………だから見ていて下さい、世界が護られるその瞬間を!!)」
ヴィンデルはそう考えながら『プロトツヴァイザーゲイン』に乗り込み、光子力研究所跡地に出現したマジンガーZERO:HELLモードを撃破すべく出撃したのだった!!
それに続きSRXも、『R-GUNパワード』も、『スイームルグS』も出撃した!!
「さあ、この戦いを終わらせましょう…私達の手で…!」
更にレモンが乗る『プロトアシュセイヴァー』も出撃し、『アシュクリーフ』や『ラーズグリーズ』も2機ずつ、レラのゲシュペンストMk-IIも、グレンダイザー、レヴリアス、セリウス、セリウスIIも出撃し、カタパルトにはプロトソウルゲイン、アースゲイン、『ヴァイローズ』が乗るのだった!!
「さあ行くぜ………コウジ司令の無念も、何もかもを終わらせる為になぁ!!」
『ああ!!』
その言葉を合図にプロトソウルゲイン、アースゲイン、ヴァイローズも出撃し、遂にマジンガーZERO:HELLモードとの最終決戦の火蓋が落とされた!!
更に戦場に3つのウルブズまで集結し、戦闘は激化の一途を辿りながらも………流れはシャドウミラー側に傾きつつあったのだった!!
そしてSRXのHTBキャノンが直撃し、カーウァイのゲシュペンスト・カスタムによる究極!ゲシュペンストキック、アースゲインとヴァイローズの合体攻撃である『招雷・天竜魔滅陣』を直撃させ、其処にプロトソウルゲインの『麒麟』、そしてグレンダイザーのスペースサンダーが直撃した結果、マジンガーZERO:HELLモードの損傷率は98%を超えたのだった!!
『ぬおおおおおお!!!?
ば、バカな、『終焉の魔神』の力を手にしたワシでもコウジ・カブトやゲッターロボ以外の者共に負けてしまうのか!?』
「終わりだDr.ヘルッ!!
念仏でも唱えるんだな、これがぁ!!!」
『お、おのれぇ………まだだ、魔神パワー再生を使えばまだ負けは『………イラヌ………』………はっ?』
そして、アクセル達全員がが止めの一撃を放とうとした………その時、Dr.ヘルの怨念も困惑する光の文字が浮かび上がると………突如として、パイルダー部にあったDr.ヘルの怨念の塊がパイルダーに吸収され始めたではないか!!
『な、なんじゃ、これはァァァ!!?』
『イラヌ………貴様ナドイラヌ………消エロ………Dr.ヘル………!!』
『う、うわぁぁ、ワシが、ワシの魂が吸われて消えてしまうぅぅ!!
だ、誰か、誰か助けてくれぇぇぇ………』
【シュゥゥゥゥゥゥゥゥ、ギンッ!!!】
そして………Dr.ヘルの怨念が吸収され切った瞬間、マジンガーZERO:HELLモードはその姿を元ののマジンガーZにより近い状態にしながらも、されど全く異なる魔神の姿へと変えながらダメージを瞬時に魔神パワーで再生させ、此処まで自身を追い詰めた『敵』達を睨み付けるのだった!!
その圧倒的な威圧感にミストも呑まれそうになるが、何とか勇気を振り絞ってクリスタル・ハートの出力を安定化させたのだった!!
そして………終焉は自らの存在を語り始めた!!
『我ハ…最終ニシテ…原初。
唯一無二ノスーパーロボット…マジンガーZERO!!』
「マジンガー…ZERO…あれこそが、HELLモードを介さない、真の『終焉の魔神』なのか…!!」
「くっ、各機は体勢を立て直せ!!
再生したならば再びダメージを与え、今度こそ破壊すれば良い!!
今こそコウジ司令の最後の使命を「…邪魔だ…カーウァイ・ラウ…!!」っ、ぐはっ!!!!」
【ズガァァ、ズドン!!!!】
『なっ!!!?』
更に…カーウァイが指示を飛ばしている最中にゲシュペンストMk-IIIが何とゲシュペンスト・カスタムを背後からリボルビング・ステークで撃ち抜き、ダメージコントロールで撃破こそ免れたが、それでもカーウァイは致命傷を負ってしまい、ゲシュペンスト・カスタムは地に倒れ伏せたのであった!!
「カ、カーウァイ隊長!!」
「カーツ、他所見をするなぁ!!!」
『アイアンカッター』
【ズガァァァァァァァァァァ!!!!】
「ぐおあっ…!!」
そして、カーウァイの安否確認をしようとしたカーツに対してマジンガーZEROはアイアンカッターを発射し、ヴァイローズは主武装の両足を腰部から先ごと切断され、カーツもその一撃で瀕死の重傷を負ってしまったのであった!!
「な………ぐっ、キョウスケ・ナンブ、貴様…何のつもりだぁ!!!」
「…マジンガーZERO…『終焉の魔神』…魔神パワー…光子力…進化の鍵…それをこの俺の手にする…それだけだ…クククク…!!」
『…っ!?』
クライウルブズのアルベロがキョウスケに何が目的かと問えば、キョウスケはマジンガーZEROを手に入れようとしている旨の発言を行い、全員を戦慄させたのであった!!
そんな事の為にコイツはカーウァイ総隊長を………そんな怒りがアクセルの中に生まれ、狙いをゲシュペンストMk-IIIに切り替えるのであった!!!
「キョウスケ・ナンブ、貴様ァァァァァァ!!!!」
『ブレストファイヤー』
「危ねえ、全員避けろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
だが、其処にマジンガーZEROが無情のブレストファイヤーを発射し、カイドウが警告を発した事で半数は回避に成功し…しかし、残り半数…主にマーチウィンド時代からのエース達とSRXチームが避けられず、その地殻すらも露出させてしまう余りの威力のブレストファイヤーにより…ブラッドも、マナミも、ローレンスも、アイシャも、アークも、レラも、エルリッヒも、セレインもリッシュも、リュウセイ達も、イングラムも…全員が機体損耗率が80%を超え、致命傷を負い…今直ぐ治療を施さなければ死亡する程の傷を負ってしまったのであった!!
そしてブレストファイヤーの余波に巻き込まれたプロトソウルゲインも左腕が消滅し、アクセルも軽傷を負いながらもプロトソウルゲインを再び立たせながら…その惨状を目にしたのだった!!
「あ、あああああ…皆…カーウァイ総隊長…ブラッド、カーツ…皆…!!!!!」
「…こうなるのは…必然。
偉大な勇者無きお前達では…覚醒したマジンガーZEROには勝てん…。
だが…勝てると油断し、クズ手を引いたのはお前だ…アクセル・アルマー…」
「キョウスケ・ナンブ………ベーオウルフ………ぐっ………くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
「アクセル、逃げてぇ!!
マジンガーZEROが!!!!」
「っ!!」
『光子力ビーム』
そして、その惨状に震えるアクセルに対してキョウスケ…ベーオウルフは更なる挑発を行いアクセルを其処に釘付けにしてしまった!
其処を見逃すマジンガーZEROでは無く…圧倒的な威力を持つ光子力ビームがプロトソウルゲインへと放たれ、それが直撃し、アクセルは此処で死ぬ…。
【キン、キュォォン】
『デェェア!!!!!』
「ぬおおおお、何だか分からねぇが防御魔術全開だ、アル!!」
「分かっておる、九郎!!」
「おいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!
次元の旅をしてたらこんな現場に出くわすとか、何なんだ今日は!?
何かの厄日か!?」
その筈だったが、突如として空からは次元の穴を開いて青と赤のボディカラーと2本のトサカが特徴的な少しワイルドな巨人と、翼を生やした銀色の機動兵器、更に人間サイズでありながら超常的な力を発揮する異形の存在がプロトソウルゲインの前に現れ、光子力ビームを完璧に防ぎ切り身構えていたのであった!!
「…光の巨人…ウルトラマンゼロ…旧神…デモンベイン…仮面ライダー…エボル…!!
俺の行く手を…阻むか…!!」
『ウルトラマン…デモンベイン…仮面ライダー…丁度イイ、貴様達ヲ最初ノ可能性ノ光ノ消去ニ使ワセテ貰オウ』
『ちっ、何か敵が前と後ろに居やがるっぽいぜ!!
おいお前等、自己紹介は後にしてコイツ等を倒すなり撤退させるなりしてこの現場に居る連中を助けるぞ!!』
「アレがマジンガーZERO…アカシック・レコードが警告して来た敵か!
ちっ、俺の悪運はあんな奴の目の前に出る様に発揮されちまったみたいだな!!」
「ったく、俺はダークライダーの部類だぞ?
正義の仮面ライダー達とは違うのに人助けなんて………まぁ、たまには良いか。
あの図々しい魔神様や青カブトをぶっ飛ばせるならそれも良いってもんさ!!」
そして…ウルトラマンゼロ、デモンベイン、仮面ライダーエボルブラックホールフォームはそれぞれこの惨状で負傷した者達を救うべくマジンガーZERO、ベーオウルフを相手に戦闘を開始したのだった!!
その間にヴィンデルも目を覚まし、ハガネ、シロガネ、クロガネ、ヒリュウ改が轟沈し、クライウルブズとハウンドウルブズが全滅している事を確認し、無事な機体を確認した後………ヴィンデルは苦渋の選択を取るのだった!!
「無事な全機に告げる!!
この作戦は失敗した!!
あの巨人達がマジンガーZEROとベーオウルフを引き付けてくれている内に撤退せよ!!
動けない者達は………戦闘終了後に此処へ戻り………回収する………!!
頼む、此処は自身の命を守る行動を優先するのだ!!
早く撤退せよ!!」
「ヴィ、ヴィンデル…くっ、了解…!!」
「くそ…くそ…これじゃあ、アトリームとべザードの二の舞じゃないか…!!!!
くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「ブラッド、カーツ…カーウァイ総隊長…皆、必ず助けに来る、だからそれまで…!!」
「うっ…ぐっ…くそぉ…!!」
そうして各機はウルトラマンゼロ達にこの場を任せて無事な機体のみで撤退を開始し、カーウァイ達を必ず助けに戻ると約束してからその場から立ち去ろうとしていた…が、何と此処で最後の力を振り絞ってアースゲイン達が立ち上がり、ウルトラマンゼロ達に加勢し始めていたのだった!!
「なっ、ブラッド、お前達無事で」
「いや…致命傷だ…何で動けるのか不思議な位だが…それでも、殿は務めてやる…お前等、生き残れよ…!」
「………っ!!!」
だが、どうやらブラッド達も致命傷らしく、ローレンスに至ってはバイタルサインが確認出来ない為…恐らくストームルグSの中で死亡していると悟り、更に損耗が激しいSRXも何とか動いてベーオウルフとの戦闘を開始し、皆を逃がそうと必死に力を振り絞っていたのだった!!
『サザンクロスナイフ』
『ぐおっ!
くそ、ストロングコロナもダメ、ルナミラクルもダメ、マトモなダメージを与えられたのはウルティメイトゼロ、奴のあの未来予知っぽいのを超えられたのはシャイニングウルトラマンゼロか…だったら!!
うおおおおおおおおお!!!!
シェア…ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ!!!!!!』
「ウッソだろ、ちょっと本気でキックを食らわせたのにケロッとしてやがる…フェーズ4でこれかよ…ちっ、まるでオーマジオウを相手にしている気分だぜ、こりゃ…!!」
「ク、ククククク…!!」
「…アトランティス・ストライクで機体の半分が吹っ飛んだのに再生しやがったか…あれはもう、人間じゃねぇな!!」
「貴様達も…選ばれていない…静寂を…乱す因子…俺が…噛み砕く…!!」
「(静寂だと…その言葉、何処かで…)」
そして、SRXやマーチウィンド達との連携に合わせて攻撃を続行していたゼロ達だったが、どうにもゼロ側は『ワイルドバースト』を介しながらウルティメイトシャイニングを使わなければ全てを超えられず、エボルも隙を見て必殺の一撃を叩き込まなければダメージにならないと判断し、九郎はベーオウルフを化け物と認定してそっちの退治法で攻撃を続行していた…その一方でアルはベーオウルフの言葉から何処かで聞いた事があるフレーズが発せられたので、戦いながらその考察を行うのだった!!
「よし、残りは私とレモン、アクセルだけだ!!
このまま撤退を…」
「っ、待って!!
前方から異常な超高濃度のゲッター線を感知したわ!!
何なの、これは…!?」
「何!?」
そうしてヴィンデル達が最後に撤退しようとしていた…その時、前方から異常な超高濃度のゲッター線が確認され、何か恐ろしい物が来るとレモンが警告すると、他の2人も身構えていた………その時、ヴィンデル達の頭上を超巨大、超高密度のゲッタービームが飛来し、ベーオウルフへと直撃するのだった!!
「ぐ、ぐおおおおおお、ゲッターロボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
そしてベーオウルフに直撃したゲッタービームはそのままベーオウルフを戦場の外へと吹き飛ばして行き、デモンベインやアーク達を救ったのだった!!
そして………そのゲッタービームを放った主、ゲッター
…更にその最中、ゲッター
「あ、あぁぁ…判る、何もかもが…そして、私は…!!」
「…ヴィンデル?」
「っ、すまないレモン。
アクセル、撤退するぞ!!」
「…ああ…。
………マジンガーZERO………ベーオウルフ………この借りは………必ず返させて貰うぞ………これがな…!!」
そしてアクセル、レモン、ヴィンデルが撤退した後、漸く無事な者達が逃がせられたと察知したマーチウィンドの者達やSRXは力尽きる様に倒れると、ゼロ達…エボルトすらもその崇高な意思と最期に英雄達に鎮魂を捧げつつ敬意を評し………そして、マジンガーZEROへと必殺の一撃を叩き込み始めたのだった!!
『うおおおおおおおおおお、ウルティメイトシャイニングワイドゼロショットォォォ!!!!!!』
【ブラックホールフィニッシュ・チャオ!!!!】
「人間達が崇高な最期と意地を見せたんだ、ブラッド族の俺がチンタラとしてる訳には行かないだろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「アル、ただのレムリア・インパクトじゃねえ、右腕が吹っ飛んでも構わねぇ、三重連奏のレムリア・インパクトを叩き込むぞぉぉぉぉ!!!!!」
「ああ、彼等の無念、最期まで戦い抜いたその覚悟、妾達も応えさせて貰うぞ!!!!!!」
【ビュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!】
『グ、グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!』
【ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!】
そして、ウルティメイトシャイニングワイドゼロショット、ブラックホールフィニッシュ…ブラックホールフォームによるライダーキック、レムリア・インパクトを三重に重ねた一撃、そして最大出力のゲッタービームがマジンガーZEROへと放たれ、マジンガーZEROは大きく吹き飛ばされながらその損傷率は79%を超え、真のマジンガーZEROとなった状態でズタボロの状態に陥るのであった!!
そうして、ゼロは通常形態になりながらカラータイマーが点滅し、エボルも片膝を付き、デモンベインも右腕が損傷し、ゲッター
『…認メテヤル…ウルトラマン…仮面ライダー…ゲッターロボ…可能性ノ光共…オ前達ハ全テ…我ノ敵ダ…!!』
【ギュォォォォン!!】
そして、マジンガーZEROは光子力エネルギーで空間に穴を穿ち、空間転移でその場から消えて戦域から脅威は全て取り除かれるのだった!!
更にゲッター
『奴は…マジンガーZEROはこれからもやって来る…この世界を『終焉』に導く為に…。
だからウルトラマンゼロ、仮面ライダーエボル、大十字九郎、アル・アジフ…ほんの少しで良い…人類の力になってやってくれ…この世界の人類が生きる道を、見出す為に…』
「…へっ、竜帝様に頼まちゃあしかたねぇな!
…任せておけ、俺とアルはこう言う時の為に存在している。
だからゲッター、お前もちゃんと力を貯めておけよ…もう1度、一緒に戦う為にな」
『…すまない』
「あーあ、ダークライダーの意義が薄れる様な頼みは止めてくれっての………はあ、まあ良いか。
あのベーオウルフもマジンガーZEROって奴も、俺気に食わないから手を貸してやるよ」
『へっ、だったら任せろよ…俺と同じ名前を持つあの魔神に教えてやるぜ…俺達に勝つなんざ、2万年早いぜってな!!」
『…ありがとう』
そうしてゲッター
そして………変身解除したゼロはモロボシ・シンの姿になり、エボルも『石道惣一』の姿に擬態した姿に変身解除し、九郎とアルもデモンベインの召喚を解除し、自己修復を始めさせたのだった。
………その間に互いの自己紹介を軽く済ませた後、既に命尽きていた
そして現在、午前5:30、隣で寝るレモンの髪を軽く擦る様に整えたアクセルはこの世界での最後の任務、プロジェクトEFを完遂されるべく目を覚ましながら何時もの………ブラッド達が死んだ後確立した『アクセル・アルマー隊長』の顔付きになり、部屋に飾ってあるあの作戦で死んだ皆の血染めのドックタグを回収し、それをソウルゲインの中へと納め、彼等の魂と遺志もテツヤ達の世界へ連れて行こうと決意していたのだった。
「…アクセル、何時もありがとうね」
「なんだレモン、もう起きていたのか。
ならば司令室に向かうぞ、ヴィンデルは遅刻に五月蝿いからな、これがな」
「…ねぇ、アクセル。
あの子…W00…あの子をちゃんと、貴方の口で名前を呼んであげる事は」
「…出来ない…それをやれば、俺は…W00をネバーランドに乗せて『避難』させると言う作戦を拒否してしまう…。
だからレモン、奴の名前を呼ぶのは…お前の仕事だ…」
そして、アクセルが起きた直後に目覚めたレモンはW00…自身とアクセルの遺伝子を体外受精させ、人工子宮機で育て上げ誕生させた実の息子の名前を呼ばせるかと言う質問に、アクセルは少し怯える様な声でそれを拒否したのだった…。
本当ならあの子も連れて行きたい、だが守れる自信も無い………だからネバーランドに乗せ、Wシリーズの前期ロット達に護衛させ、健やかに育てさせると言う案に賛成し、アクセルは今でもW00を『ハーケン・ブロウニング』とは呼ばないのである。
そうしてドックタグを持ちながら部屋を出て、格納庫へと向かう途中………1人の女の子と通路で出会うのだった。
「あ、アクセルお兄ちゃん!
はい、アクセルお兄ちゃんが大好きな味のコーヒー、甘さ控えめ!」
「…すまんな、『ナナミ』」
その女の子、『ナナミ・アルシェント』はアクセルのコーヒーの好きな味を覚えて何時も出会い頭に出してくれる様になっていた。
だが、この娘もW00と共に『避難』させる事が決まっている。
そう、ネバーランドが護衛を務める民間避難船用トライロバイト級ノアズアークに乗せて。
「アクセルお兄ちゃん、今日も頑張ってね!!」
「…ああ」
そうして、午前5:45、ほんの少しトレーニングして汗を掻いてから司令室に向かうのだった。
プロジェクトEFの完遂の為に。
そして…そのプロジェクトEF完遂は、ナナミとも永遠のお別れになる事を意味していたが、それでもアクセルは民間人達とW00を『避難』させる為、今日その力と命を使い切る気で戦いに臨むのであった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました!
実は、マーチウィンド勢の最期の言葉をそれぞれ書こうかなって思ったりもしたのですが………彼等は歴戦の勇士なので最期まで戦い抜いた末に力尽きた方が『らしい』かなと思い、最後の力を振り絞って戦い抜き、そして倒れて行きました。
また本作のSRXチームの全滅の経緯もブレストファイヤーによってSRXがほぼ大破し、マーチウィンド勢と同じ様に死力を尽くして戦い抜いて逝きました。
なので………そう言う最期の言葉を期待していた方はすみませんでした。
後、ナナミの年齢は今は5歳です。
つまり、この娘が無事『避難』出来た暁には………。
また、アクセルが今W00をナンバーでしか呼べない理由も生やしました。
さてさて、これがどうなる事やら………。
因みにナナミがコーヒーを淹れられる様になったのはエボルトのお陰です。
そして味覚音痴の人にはエボルト用のコーヒーを、普通の人には普通に美味しいコーヒーを淹れられたりします。
次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
─追記─
活動報告にて今回の話の補足を書きました。
時間があるお方はどうか目を通して下さいませ。