スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様こんにちはです、第11話………そして、1.5の最終話を投稿致します。
今回で遂に1.5が完結するので、次回からはいよいよOG2の話に入る予定です。
テツヤ達とアクセル達の次元転移劇をご覧下さいませ。
では、本編へどうぞ!!

─追記─

本作のUAが気付いたら30000を超えてました!
評価して下さる皆様、お気に入り登録して下さる皆様、閲覧して下さった皆々様、本当にありがとうございます!!
これからも本作を楽しんで貰う為に頑張って行きます!!


最終話『プロジェクトEF』

 午前6時のテスラ研司令室、其処に先日転移して消えたラウル達を除く戦闘員全員が集合し、遂にプロジェクトEFの最終段階に入る事がヴィンデルから伝えられる様になるのだった。

 なお、テツヤやイングラムはプロジェクトEFの詳細が分からないので先ずは其処からの説明に入る所である。

 

「さてテツヤ少佐、イングラム少佐、我々が散々語るプロジェクトEF…その詳細について語りたいが、良いか?」

 

「ああ、大体は想像が付き始めているがな」

 

「では………我々が立てた『この世界』での最後の作戦であるプロジェクトEF。

 それは第1段階に集められるだけの兵器やトライロバイト級をテスラ研に集め、更にテスラ研を要塞化させる事。

 第2段階が戦える者達の研鑽とトライロバイト級の整備だ。

 そして…第3段階であり最終段階、これが今から行われる事だ。

 先ずは民間人達を乗せた避難船ノアズアークと護衛艦ネバーランド、これを我々が行こうとする世界とはまた別の世界へと次元転移、民間人達を『避難』させる。

 次にギャンランドとワンダーランドで我々が向かうべき世界…即ち、テツヤ少佐達のコウジ・カブトがマジンガーZの意思と共に魔神パワーを第1〜第5までを完全コントロールし、更に仲間達と共に異星人から地球を守り抜いた世界へと転移する事。

 そしてこれは避難では無く………『マジンガーZEROやベーオウルフの脅威を伝え、我々と共にその脅威に立ち向かってくれる様に説得する』為でもある………つまり、我々は君達の仲間になり、マジンガーZERO達を共に倒そう、と言う考えの下に転移する事になる………これがプロジェクトEFの全貌だ」

 

「説得………」

 

 テツヤ達はプロジェクトEFの全貌………避難民達を護衛を付けて別世界に避難させ、その間に自身等戦える者はテツヤ達の世界へ転移、其処でマジンガーZEROやベーオウルフの脅威が迫っている事を教え、共にこれを打ち倒そうと言う計画だった。

 テツヤは少し手を挙げ、ヴィンデルに発言許可を貰ったのだった。

 

「其処にお前達の下心は無いと誓えるか?

 例えばベーオウルフになる前にキョウスケを殺す………とかな」

 

「無い。

 コウジ司令に説かれ、ゲッターの使徒になった今の私は昔の様な『永遠の闘争』…常に戦争が起き続け、人類が常に戦い鍛え上げられ、技術も向上し異星人の手からも星が護られると言う野心もなければ、アクセルにも厳命してベーオウルフになる兆候が出るまではキョウスケ・ナンブの殺害は一切考えるなと伝えてある。

 ベーオウルフとキョウスケ・ナンブ…その2つはもう別の存在だからだ。

 この事はクロウやアル達にも確認済みだ」

 

「うむ、妾とクロウで共にベーオウルフの発言を精査し、人間をあの様な化け物に変え得る存在が居ないかと考察しあった。

 その結果…1つだけ、それが可能な存在が居ると答えが出ている」

 

 テツヤはあのベーオウルフを見て、もうキョウスケじゃないと考えられる程の変貌振りに異常性を感じていたが………イングラムも矢張り『アレ』かと表情を険しくし、そしてアルから更なる…この世界のキョウスケ・ナンブを化け物にした存在が開示される。

 

「其奴等の名は『アインスト』。

 純粋思念体と呼ぶべき身体を持たぬ存在であり、地球に生命の種子を蒔いた存在の1つとされている者達だ。

 その目的は宇宙の静寂を保ち、混沌を排除し、生命の進化を見守る…本来ならば人の世に仇なす者になり得ない無害な存在なのだ。

 だが………この世界のアインストは何かが可笑しい。

 自らが種子を蒔いた地球で生まれ育った人間を混沌を生み出す存在として排除しようとしてその力を行使している…何らかのバグが発生したのか、それともベーオウルフが誕生した時点でアインストの存在意義が変わってしまったのか…何方にせよ、ベーオウルフ、更にその乗機のゲシュペンストMk-IIIはアインストにより存在を変貌させられ、実体のあるアインストと化した者だ。

 よって全力で排除せねば地球人類、いや地球の全生命の存在が危ぶまれてしまう」

 

「しかもあの野郎…マジンガーZEROの様に俺達が向かおうとしている世界、つまりテツヤ、お前達が帰るべき世界に侵略を企てている事をこの2年の間に語ってやがったぜ。

 更なる進化した存在になるつもりでな」

 

「…成る程、だからマジンガーZEROのみならずベーオウルフも同等の脅威として認定しているのか…人と機械を等しく化け物に変えるアインスト…それがキョウスケを…。

 分かった、ならば俺達も鋼龍戦隊に帰還後、その脅威を伝え備える様に促す。

 お前達シャドウミラーとの接触タイミングも擦り合わせておく様にする」

 

 ベーオウルフ、そしてアインストの脅威を聞いたテツヤから色良い返事が貰えた事でヴィンデルやレモンも頷き、アクセルは…心の中でベーオウルフとキョウスケ・ナンブはもう違う存在だとこの2年で割り切る事に成功し、もうテツヤ達の世界でベーオウルフと誤認する事はしないと固く誓っていたのだった。

 次にイングラムも手を挙げると、少し鋭い質問をしたのだった。

 

「なら次に、お前達は俺達以外にも…DCと言った人類勢力にも接触し、その戦力を引き上げようとしているのか?」

 

「うむ…永遠の闘争はもう考えてはいないが、それでも戦える人類勢力の戦力強化は必至と考えた結果、連邦軍にもDCにも接触し、互いを鍛え上げてより強い守護の剣を作り出したいと考えている」

 

「…その過程で、一時は俺達の連邦軍と、鋼龍戦隊と敵対する事になるとしてもか?」

 

「…ええ、そうしなければ進化し続けるマジンガーZEROにも、ベーオウルフにも勝てない…私達はそう考えているのよ。

 本当ならそんな戦争の火種になる行為はしたくないのだけれど…マジンガーZEROにベーオウルフ、それに貴方達の世界に降り立ったザ・ワンの子供達である強化されたスペースビースト、そして邪神ナイアルラトホテップとダークザギ、それに貴方達の世界に干渉しているライダーの力を模倣するハンドレッド、これ等を全て打ち倒すにはそれしか無いと………私達は悩み抜いて、決断を下したのよ。

 勿論、私達としてもテロリスト紛いな事にならない様には気を付けて行動すると約束するわ。

 そんな事をしてたら、悪戯に地球人類の力が消耗して…コウジ司令やブラッド達皆に、ウルトラマン達にも見限られかねないから、ね」

 

 イングラムは地球連邦軍以外の人類勢力、特にDCにも戦力強化を促す事を問い詰めると、ヴィンデル達は素直にそうだと答えつつ、テロリスト紛いな事にならない…即ちテロリストに手を貸さない様に気を付けて行動する事をテツヤとイングラム達に約束した。

 そう、元のシャドウミラーの理念………地球人類の平和を護る剣となる事、それを崩す事にならない様にしなければ、コウジ司令達の顔と名誉に泥を塗る事になり、ウルトラマン達にも見限られてしまうと答え、少し悲しい笑みをレモンはテツヤとイングラムに見せていたのだった。

 

「(…テツヤ、どう思う?)」

 

「(嘘は吐いていないし事実をありのまま全て話していると考えている。

 でなければシロー…いや、カイドウがヴィンデル達に力を貸す真似は絶対しないし、ウルトラマンゼロも隠し事を見抜く力を持っているだろう。

 そしてクロウ・ダイジュウジとアル・アジフ、更にデューク・フリード達に…ミスト・レックス達、彼等も正義の者だ…それ等が無条件に力を貸すならば間違い無くシャドウミラーは俺達と共に並び立ち、マジンガーZEROとベーオウルフを倒す者として轡を並べられるだろう。

 まぁあのエボルト…奴は本質的には仮面ライダーの敵と言っていたから、マジンガーZEROとベーオウルフが気に入らないから力を貸す程度で、余りコイツは信用出来んがな)」

 

「(…お前ならばそう言うと思ったよ)」

 

 それからテツヤとイングラムでDコンを使った、ヴィンデル達の陰に隠れた会話をしていると…テツヤはヴィンデル達の事を信用出来る、但しエボルトは怪人なので要注意と言う結論を打ち込み見せると、イングラムはそう言うと確信を持ちながら2人でヴィンデル達シャドウミラーを見つめたのであった。

 

「分かった、ならばDCがまた地球連邦軍に反抗して来た時の事を想定し…それを必要経費とは言わず、もう2度と地球連邦軍、鋼龍戦隊に喧嘩を売れない様に適度に叩いて従わせる。

 そして…俺達の世界で、お前達と共に戦える日を楽しみにしている。

 コウジ達にもそれを帰還後に必ず伝える、だから…このプロジェクトEF、必ず成功させるぞ」

 

「…ありがとう、テツヤ・ツルギ少佐…イングラム・プリスケン少佐…」

 

 そして、テツヤ達の答えを伝えるとヴィンデルとレモン…そして、意外な事にアクセルもテツヤとイングラムに頭を下げて礼をすると言う行動を見せ、矢張りコウジ・カブトの教えが彼等の中で今でも腐らずに生きていると言う事を示したのだった。

 それを見てたカイドウやマガミもニヤリと笑い、デュークはまだ会った事の無い、しかし…不思議とその存在を魂は知っていて、共に戦える日を待ち望んでいるコウジ・カブトとの出会いを楽しみにしていたのだった。

 リサは…此処しか無いと思い、テツヤに真剣な眼差しを向けてある事を尋ね始めた。

 

「テツヤ・ツルギさん…貴方は、マジンガーZEROのの様な人知の及ばない敵が現れて、もう勝てないと悟ったら…どうするの?」

 

「決まっている、最期の1秒までグレートマジンガーと共に戦い続ける。

 俺とグレートは命はとうの昔に懸けて来ている、ならば…例え敵がどんなに強大で、力が及ばなかろうが関係ない…この命と魂を燃やし尽くし、決意を燃え上がらせ立ち向かう!

 それが…マジンガー乗りとしての俺の覚悟だ!!」

 

「………っ!

 ………やっぱり、貴方はお父さんやお母さんが何時も子守歌代わりに聴かせてくれた………偉大な勇者、戦闘のプロ、その二つ名が似合う男ですよ………テツヤ・ツルギさん…!」

 

 リサの質問に言い淀む事も何も無く当然の事としてどんな敵であろうが立ち向かうと言う決意を見せ付けると、彼女は嘗て父と母から伝え聞いたテツヤ・ツルギとグレートマジンガーそのものだと確信し、漸く心の底から彼を信用出来るとして泣きながらもテツヤを認めるに至った。

 その光景を見ていたミネルバもデュークも………カイドウもマガミも、これこそがテツヤ・ツルギとして、その偉大な勇者としての姿を脳裏に刻むのであった。

 

【ビィィィィィィィィィィ、ビィィィィィィィィィィ!!!!!!】

 

「何だ!?」

 

『監視部隊より報告、ベーオウルブズとデビルマジンガーの大部隊がテスラ研に接近中!!

 コイツは拙いですよヴィンデル様、レモン様、アクセル隊長、直ぐにでもプロジェクトEFの最終段階を始動して、ノアズアークとネバーランドを先に転移させて下さい!!

 後、俺達ゲートの見張り役2人もさっさとギャンランドに行きますからこれ以降の索敵はヴィンデル様達に任せました!!』

 

「くそ、ベーオウルフ…マジンガーZERO、どうやら俺達全員を逃がすつもりは無い様だな!

 ヴィンデル、レモン、早くリュケイオスを使ってノアズアークとネバーランド、ギャンランドとワンダーランドを順番に転移させろ!!」

 

「待ってアクセル、貴方はどうするの!?

 ギャンランドとワンダーランドまで転移したら、貴方が…!」

 

「俺は…奴等を止める殿を務める。

 心配するな、必ず向こうに転移し、そして…お前達の下に戻る」

 

 そんな中、プロジェクトEFを潰さんとしてベーオウルブズとデビルマジンガー…そしてマジンガーZEROとベーオウルフ、それ等が大攻勢をテスラ研に仕掛けて来たのだった!!

 それを聞いたアクセルは死ぬつもりは毛頭無いが殿を務め、4隻の艦が無事転移する時間を稼ごうと司令室から出ようとするのだった!

 

「待てアクセル、お前だけでは無理だ。

 俺とイングラムも残る」

 

「…何?」

 

「戦力は1人でも多く居た方が良かろう?

 それに…そのリュケイオスが次元転移に必要な装置なのだろう?

 ならばそれを奴等に破壊される訳には行かない、トライロバイト級4隻も壊される訳には行かない、それなら…グレートマジンガーとアストラナガンの力も役立つだろう?」

 

「…ふっ、好きにしろ」

 

 其処にテツヤ、更にイングラムが真っ先にアクセルと共に殿を務めると宣言すると、アクセルは不適に笑みを浮かべてから許可を出して2人にも手伝わせようとしていたのだった…が、其処にデューク達やミスト達までアクセルの近くに寄り、彼等まで殿をしようと言う気概を見せたのだった!!

 

「お前達…!」

 

「ヴィンデルすまない…けど、アクセル達だけでは恐らく足りない。

 ならグレンダイザーとスペイザー達の力も必要になる筈だ」

 

「俺達だってアクセル隊長達にはずっとお世話になったんだ、こんな所で尻込みしてお先にさよならなんて嫌ですよ!!」

 

「それに…マジンガーZEROやベーオウルフが必ずやって来るんだろう?

 だったらカイザーSKLの力も存分に見せてやるぜ!!」

 

「…ユウキ、スカーレット、カイザーSKLの翼の解禁は今回も無しだ。

 お前達が転移出来なくなる可能性が高くなる。

 わかったな?」

 

「ああ、そうしておこう」

 

 そして…この世界でこの1週間、共に戦った者達のみが殿を務めると言う結果にレモンも頭を抱え、もう遅刻厳禁を伝えて任せるしかないと判断してアクセルの肩を掴み、耳元でそれを囁いてからギャンランドへと向かい始めたのだった!

 

「悪い、俺とエボルト、それにクロウは4隻の艦が無事転移するまでは増援には駆け付けられない。

 それまでは不安定なリュケイオスが開いた次元の道を安定化させなきゃならねえんだ」

 

「任せたぜ、偉大な勇者、そしてアクセル達よ!」

 

「妾達も艦が次元転移し終えたら必ず駆け付ける、それまで保たせるのだぞ!」

 

「んじゃ、俺の分身を1体ずつ次元転移が終わる時まで保つ分の力を持たせて配置させるか…死ぬんじゃないぞお前等。

 お前等が死ねばマジンガーZERO達を倒せる計算が狂うからな」

 

「フッ、任せておけ…!」

 

 そして、リュケイオスの道を安定化等でシンやエボルト、クロウ無しでテスラ研を守る戦いが始まろうとしていた。

 だが此処には誰1人として臆する者は居なかった。

 何故なら………此処に居るのはシャドウミラーの歴戦の戦士、宇宙の王者、地獄の魔神、そして黒き天使と偉大な勇者なのだから!!

 そして………グレートマジンガーを先頭にして出撃が開始されたのだった………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終話『プロジェクトEF』

 

 

 

 

「これで………ラスト!!」

 

【ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!】

 

 ダブルスペイザーが最後のデビルマジンガーを撃破し、ソウルゲイン達もベーオウルブズのゲシュペンストMk-II達を撃破し、残るはまだ戦場に現れないマジンガーZEROとベーオウルフのみになったのだった!!

 そして今現在戦闘開始から30分後、レモンから通信が入ったのだった!

 

『アクセル、ノアズアークとネバーランドは既に跳んで、後は私達の番よ。

 でも………分かってるわよね?』

 

「ああ、後顧の憂いを断つ為にリュケイオスを俺達殿が転移した直後に自爆させる。

 それでベーオウルフもマジンガーZEROも簡単に次元転移が不可能になる…そう言う事だろう、これがな」

 

『ええ、自爆の時間はこちらで指定したわ。

 ゼロ達も直ぐ其処に辿り着くわ、だから…待ってるわよ、アクセル』

 

 そして、レモンからノアズアークとネバーランドが無事に転移し、残りは自分達になり自爆の時間までモニターに送られて来ており、残り7分でリュケイオスが爆破される手筈となっていたのだった!

 

「テツヤ、イングラム、デューク、マリア、ルビーナ、リサ、ヒカル、カイドウ、マガミ、スカーレット、ユウキ、ミスト、アンジェリカ、シェルディア!!

 後は俺達が跳ぶ番だ!!

 残り7分でリュケイオスは自爆する、それまでに…」

 

『逃サン』

 

「お前達は…選ばれていない。

 憎み合う…世界を…広げる者達…おれは創らなければならない…世界を…静寂でなければならない…!」

 

「来たか、マジンガーZERO、ベーオウルフ!!」

 

「奴等を少し足止めした隙にリュケイオスに飛び込むのだろう?

 フッ、ジュデッカや恐魔人ゼット、そしてゼットン軍団を相手にするよりもずっと簡単な事だな」

 

「お前等…ウルトラマンや仮面ライダーが居てもゼットン軍団とか平気で相手にする方が可笑しいぞ…。

 まぁ良い、コイツ等との因縁は一先ずはこの世界へ置いていくべきだ、これがな!!」

 

 更に最後の敵であるマジンガーZERO、ベーオウルフ…ゲシュペンストMk-IIIが現れると、何方もこの世界から逃がす気が0らしく、マジンガーZEROは北の方角で腕を組み堂々とZEROスクランダーの上に鎮座し、ゲシュペンストMk-IIIは猛加速してマジンガーZEROの逆である南の方角からテスラ研へと突撃して来ていた!!

 

「お前達は…望まれぬ世界を…創る…だから…撃ち貫く…のみだ」

 

「ベーオウルフ…貴様との決着は…此処では付けん。

 だが必ず…俺の方が先に貴様を…!!」

 

「お前は…純粋な生命体にはなり得ん。おれが…そう、おれこそが…」

 

「…そんな物の為に、ブラッド達を…カーウァイ総隊長を死に追いやったのか、貴様は…!」

 

「創造する…望まぬ世界を、破壊…ククク…フフ、フフフフ…創造は破壊、破壊と創造…創造と破壊、破壊の創造…」

 

「…ちっ、支離滅裂過ぎる…最早会話も成り立たんか!!

 アインスト化した代償と言う事か、コイツが!」

 

「本当の化け物になってますね、これは…!!」

 

 そのゲシュペンストMk-IIIを相手にソウルゲイン、レヴリアス、セリウス、セリウスIIが中心となり戦闘を開始したが、ベーオウルフはアクセルと会話している様で会話が成り立たず、ミストさえも戦慄する程の支離滅裂な言葉を発したのだった!!

 そして、舞朱雀の直撃後に………何と、ゲシュペンストMk-IIIはソウルゲインよりも巨大化し、完全な化け物の見た目に変貌したのであった!!

 

「うわ、何だこれ!?」

 

「ちっ、コイツはどうやら骨が折れそうだな…!!」

 

「…噛み砕「レムリア・インパクトォォォォォォォォォ!!!!!!」グォッ、ぐっ、大十字…九郎ォォォ!!」

 

「隙ありだ、『白虎咬』ッ!!!!」

 

「ぐおっ!!」

 

【ズシィィィン!!!!】

 

 其処に不意打ちでレムリア・インパクトを叩き込んだデモンベインと、ソウルゲインの白虎咬によってゲシュペンストMk-III…否、『アインスト・ヴォルフ』はバランスを崩して倒れ込み、此方は逃げる隙を与えつつあったのだった!!

 

『ルストハリケーン』

 

【ゴォォォォォォォォォォォ!!!!!】

 

「ぐ、ぐぅぅぅ!!!」

 

「うおっ、要塞化したテスラ研の地上部が…!!」

 

「皆が居なくなった後で良かった…!!」

 

『消エロ、ブレスト『デェェェェェェェリャァッ!!!!!!』ブラックホールフィニッシュ・チャオ!!!!】

 グォォォォ!?』

 

『今だグレートマジンガー、グレンダイザー、カイザーSKL!!』

 

「3体の魔神による連携って奴を見せてくれや!!」

 

 ルストハリケーンでウイングルを少し巻き込みつつテスラ研地上部を吹き飛ばしたマジンガーZERO相手に、ウルティメイトシャイニングにチェンジしたゼロが『ソードレイ・ウルティメイトシャイニングゼロ』で下から上へと斬り上げ、パイルダー部にエボルのブラックホールフィニッシュが直撃し大きな隙が生まれたのだった!!

 そして、ゼロとエボルはグレンダイザーを含む3体の魔神による連携攻撃を促すと………本来はウイングルがパージした翼が無ければ使用不可能の技をグレートマジンガー、グレンダイザーから雷を牙斬刀に受け取る事で無茶をするが………『トールハンマーブレーカー』が使用可能になり、そしてサンダーブレークとスペースサンダーによる三重の雷撃が放たれた!!

 その攻撃の名は………!!

 

『トリプルライトニングブレーカー!!!!!!!!!!!』

 

【ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!】

 

『ウオオオオオオオッ!!!!!!』

 

 トリプルライトニングブレーカー、3つのサンダーを敵に浴びせ大ダメージを与える破壊の稲妻を放つ合体攻撃だった!!

 因みにこの攻撃でカイザーSKLも翼が無いと使用不可能の技を無理に使ったので、関節部から煙が吹いてしまっていた!!

 しかし………マジンガーZEROは大きく倒れ込み、それはアインスト・ヴォルフと同じタイミングで倒れたのだった!!

 そして、残る自爆までの時間は2分を切っていた!!

 

「地上部が吹き飛んだのは幸いだ!

 このまま直通の道をアストラナガンが作る、アキシオン・キャノン!!」

 

【ズドォォォォォォォン!!!!】

 

「よし、お前等中に飛び込めぇ!!」

 

 其処にアストラナガンがアキシオン・キャノンでリュケイオスのゲートへの直通口を作り上げると、カイドウの号令により全員が一斉に飛び込むと、ゼロはシャイニングを解除して通常のウルティメイトゼロになるとリュケイオスの道を安定化させる様に力を込めた!

 此処までで残り1分、もう直ぐリュケイオス本体が自爆する時間まで迫っていた!!

 だが、其処にアインスト・ヴォルフが現れるのだった!!

 

「此処は…その『扉』は…!!」

 

『へっ、残念だったな、もう俺等以外は全員跳んじまってるぜ!!』

 

「俺達は…この世界から一旦離れる…だが、お前やマジンガーZEROを倒す為に…再びこの世界に戻り…その因縁を断つ!!

 それまでは暫しの別れだ、ベーオウルフ!」

 

「アクセル・アルマァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

 

「だが、行き掛けの駄賃は置いて行ってやる!!

『玄武剛弾』!!!!!!」

 

【ズゴォォォォ!!!!】

 

「うぐあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 ゼロとアクセルの挑発に乗っかったベーオウルフはリュケイオスの扉を閉じるべく突撃して来たが、その巨体がゲシュペンストMk-IIIのウリだった加速力を殺してしまい、ソウルゲインの右腕の玄武剛弾をコックピットがある場所にめり込ませる結果を生んでしまったのだった!!

 そして、リュケイオスの道が安定化し、全員が中に飛び込める様になった瞬間………誰が合図する訳でも無く全員が一斉に飛び込み、次元転移をしたのだった!!

 そして………リュケイオス本体が自爆し、それにベーオウルフが巻き込まれたのであった…!!

 

 

 

 

 

 

『よし、このまま一気にテツヤ達の世界に直行するぞ!!』

 

 更に次元の狭間にて、道が本来は捻れに捻れ切っているリュケイオスの道は次元転移能力を持つ『ウルティメイトイージス』の力によりその捻れが消え、快適な道に変わっていたのだった!!

 

「そう言えばテツヤ少佐、俺達ってL5戦役とかDC戦争に参加してたんですか!?」

 

「いや、お前達の姿は………ミスト、お前がシャイン王女を救う為に動いた時以外は見ていない。

 ただ、L5戦役の決戦真っ只中に出た場合は…パラドックスを防ぐ為に地球に降りる事を勧めるぞ」

 

 其処にミストの質問が…それも今聞かなければならない質問をすると、テツヤはミストがシャイン王女を伊豆基地で救おうと動いた位しか見覚えが無いとして語ると、ミストはシャイン王女と伊豆基地の単語を覚え、頭に叩き込んでいたのだった。

 更にL5戦役真っ只中に出てしまえば誰かに目撃される事があるのでさっさと地球に降りる事さえも推奨し、タイムパラドックス的な物を極力減らす様にとイングラムも満点を出すアドバイスをテツヤは送ったのだった。

 だが………全員が安心し切っていた所に、ゼロの背中に光子力ビームが直撃したのだった!!

 

『ぐああっ!!』

 

「何、まさか…!?」

 

『逃ガサンゾ、貴様達…!!!!』

 

「マ、マジンガーZERO!?

 まさか、リュケイオスの扉が閉まる寸前に飛び込んで来たと言うのか!?」

 

 何と次元の狭間にマジンガーZEROが突入し、更にゼロに攻撃を与えてしまった事でリュケイオスの道が不安定化し、それぞれが離れ離れになり始めてしまったのだった!!

 

「い、いけねぇ!!

 おい、近くに居る奴はソイツにしがみ付け、次元の狭間に取り残されちまうぞ!!」

 

「くそぉ、あの魔神しつこ過ぎる!!」

 

「ヤバイ、奴め…ブレストファイヤーを此処で放つ気だ!!」

 

 更にエボルによる警告で近場に居た者達はそれぞれの機体、ウルトラマンにしがみついて出口にちゃんと出られる様に歯を食い縛っていた!!

 だが、マジンガーZEROは此処でブレストファイヤーを放ち全てを吹き飛ばそうとした………その時、マジンガーZEROの下から目の前にゲッター(セイント)ドラゴンの顔がニョキッと現れ、そのままゲッタービームを放ちマジンガーZEROを『向こう側の入り口まで吹き飛ばし始めたのだった!!

 

『グオオオオオオオオ、ゲッターロボォォォォォォォォォ!!!!!!!』

 

「ゲッター(セイント)ドラゴン!?

 まさか、奴が次元の狭間に入って来ると予想して自身もこの次元の狭間でスタンバってたと言うのか!?」

 

『行け、コウジ達の魂を継ぐ戦士達、外から来た救世主(メシア)達、可能性の光達、そして…グレートマジンガー!!

 此処は我々が押さえる、マジンガーZEROやベーオウルフが此方に来れない様に時間を稼ぐ、その間に………牙無き者達の未来を護る力を得よ!!』

 

『…!!!!!』

 

 そして、ゲッター(セイント)ドラゴンから何重にも響く人の声…リョウマ達を含む声が、力を得てマジンガーZEROやベーオウルフを討つ様にとエールを送ると、全員がその言葉を聞き………そして次の瞬間、次元転移が完了したのだった!!

 この時ミスト達は一番乗りでDC戦争前の時間軸のテスラ研近くに、アクセル達はL5戦役の真っ只中に出たのだった!!

 そしてグレートマジンガーとアストラナガンは………まだ何処に次元転移したのか分からず、その帰還を待つ者達の数が更に増えるのであった………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───テスラ・ライヒ研究所・面談室───

 

 

 

 

 

 

 

「………以上が、俺達が語れる全てです。

 直ぐに信用して下さいとは言いません、ですがそれでも………ギリアムさんの力も、マジンガーZEROやベーオウルフを倒す為に必要なんです!!

 だから………お願いします、貴方の、貴方達の力を貸して下さい!!」

 

 そして現在の『こちら側』、ミストとアンジェリカ、シェルディアは此処まで経験したありのままの全てを語り尽くした上でギリアムに力を貸して貰うべく、頭を下げる所か3人で土下座までして頼み込んでいたのだった!

 そして………それ等を聞いたギリアムは、差異次元のシャドウミラー達とは異なり、このシャドウミラーは本当にあらゆる次元世界の脅威に成り得るマジンガーZEROやベーオウルフと言う超危険存在を警告する為に現れ、そして轡を並べる為にシステムXNを使いこの世界へとやって来たと感じ取り………テツヤやイングラム、そして噂の対邪神専門探偵のクロウ・ダイジュウジや若き最強戦士ウルトラマンゼロが信じたのであるならばと思い、笑みを浮かべたのだった。

 

「………ああ、信じよう。

 テツヤ達が信じたお前達を。

 そして………良く此処まで頑張ってやって来たな。

 その警告と………シャドウミラーの協力要請を、統合参謀本部に共有する。

 ただ、またDC達が勢い付き、そして人類間の戦争が引き起こす可能性も………マジンガーZERO達を討つ為の力を研ぐ為に起きてしまう可能性が高いとも報告させて貰う。

 そして………君達はこれまで通りに過ごして貰って良い。

 聞くべき事は全て聞けたからな」

 

「あ、ありがとうございます!!

 後、此処からは俺達はテツヤさん達から聞いた話よりもずっと先なので、俺達も戦いますよ、この世界の平和を護る為、マジンガーZERO達を討つ為に!!」

 

「ふっ、そうか。

 ならその力に期待させて貰うぞ、ミスト」

 

 そして………ギリアムはこのシャドウミラー達には悪意が無いと判断し、統合参謀本部にこれ等の情報を共有する事で今後シャドウミラーが接触を図った際に円滑な交渉が出来る様にする下準備も進めようとしたのであった。

 また、ミスト達も此処からは自分達も戦うとして決意の眼を向けると、ギリアムは『向こう側』の正義の戦士達の力に期待を寄せ、堂々と力を貸して貰うつもりであった。

 そして………アギュイエウス、システムXN本体を持つヴィンデルとは絶対に何処かで接触しなければと考え、ギリアムはヴィンデルの行方を追う事を優先しつつ、地球連邦軍としての任務も続行するのであった………。

 




此処までの閲覧ありがとうございました!
OG2の予定を少し書くと、シャドウミラーはDC側にも戦力強化を図るのでノイエDCはちゃんと誕生します。
しかし………簡潔に言えば『コイツ良し、コイツダメ』リストを作ってこれからの、『こちら側』の地球に必要な人材を選んだり、またコウジ達の実力向上も図る為にシャドウミラーの大部分は矢張りDC側に行きます。
しかし………最後に行き着くであろう『正義の心を宿す鋼の魂達』が集い、そしてマジンガーZEROやベーオウルフを討つ為の力として頑張って行くでしょう。
あ、インスペクターにもちょこっと変化を入れてますので其処をお楽しみに下さいませ。

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
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