今回は前回の続きからになります。
そしてこのフラスコの実験室は混沌とし過ぎてる事が徐々に判明します。
では、本編へどうぞ!
「DCはハガネに執着してるな………各機へ、敵の数が増えて大変だろうがハガネの防衛には変わらん、応戦するぞ!
それから、もしも墜ちそうだと判断したら迷わず撤退しろよ!」
タロス像や機械獣が戦闘介入した直後、ヘビクラは中佐と言う立場から指示を出しながら危なくなったら撤退する様に命じていた!
此処に居る者達はカイ以外は皆ハガネへと転属する事が決まってる為、この場で散る事は許されないのだ!
「「さて、Dr.ヘルの命に従いマジンガーZとグレートマジンガーなる特機に機械獣『ガラダK7』と『ダブラスM2』、そして12機のタロス像の内4機ずつを僚機として差し向けてみたがコレを突破出来ますかな?」」
「コウジ、機械獣軍団とやらは大半は俺達が引き受ける事になる、絶対に落とされるなよ!
それとコウジ、マジンガーブレードを使え!」
「ああ、分かってるぜテツヤさん!!」
「(Dr.ヘル………ジュウゾウ博士が話した様にコイツ等をバードス島から発掘したのか………だが、このデジャヴは一体………いや、今は関係ない!!
兎に角全滅して伊豆基地とハガネを防衛するのが先決だ!!)」
機械獣軍団がダブルマジンガーに迫り来る中、テツヤはデジャヴ等への思考を切り捨て、ダブラスM2とタロス像4機を同時に相手取り始める!
この間にグレートマジンガーの装備たるマジンガーブレードの1本をマジンガーZへと投げ渡し、近接戦闘への対応方法も増やさせる!
更にマジンガーZは南極基地で『突如として増えた』武装の1つ…腕部に超合金Zの刃を生やし、敵を斬り裂くアイアンカッターを左腕のみ展開しガラダK7とタロス像を迎え撃ち始めた!!
「ゲシュペンストやビルトシュバインではタロス像とやらを相手するのが手一杯か………各機へ、機械獣の相手はマジンガー達にやらせろ!
我々はタロス像、及びDCの部隊を引き続き迎撃する!」
「了解です、イングラム少佐!」
一方イングラムやヘビクラ、アヤ達PT+戦闘機部隊はタロス像4機を加えたDC攻撃部隊と引き続き交戦する!
タロス像は鈍重な動きながらもPTの攻撃にも盾で耐えながら前進し剣で斬り掛かって来るのが厄介だった。
が、火力を一点に集中し攻撃すれば倒せない相手では無い故にヘビクラやクレナイ、イングラムやカイにイルムにとっては動く的程度でしか無い為、この5人が中心となりタロス像を対処し、ライやアヤがバックアップし、ジャーダ達戦闘機部隊は支援攻撃をすると言うパターンが短時間で出来上がっていた!
「「フフフ、Dr.ヘルやビアン総帥の見た目通り極東支部の中でも粒揃いであるな伊豆基地。
その力、我々と共にあれば地球圏の平和を約束する物となっただけにとても残念極まり無い物ですね。
そしてマジンガーZとグレートマジンガー、成る程ジュウゾウ・カブト博士やケンゾウ・カブト博士が造り上げし光子力の力を行使する魔神でありますな。
ガラダK7やダブラスM2が苦戦してる所を見るにパイロットも腕が良いらしい………実に厄介、そしてその力を我々のものにしたい物よ!」」
戦況を窺い見るあしゅら男爵は特にダブルマジンガーの力に見惚れ、その力をDr.ヘルやビアン総帥の下へ………それも『此処とは違う世界』のあしゅら男爵とも思考が違う、パイロット共々軍門に下らせようと考えていた!
あしゅら男爵のこの思考はひとえにDr.ヘルの指針が『此処とは違う世界』と異なるが故の事なのだが、それを知る者は誰も居ない。
「ハガネ発進まで後40秒を切った!
ハガネが出た時に機械獣が残ってたら厄介だ………なら!!
喰らえ、アイアンカッター!!」
【ボシュゥゥ、ズガァァァァン!!!
ズシャ!!!!!】
『!!?』
「隙ありだ!!」
【ズシャ、ドォォォォォォン!!!!】
「おお、ガラダK7とダブラスM2が殺られてしまうとは!?
PTの通常兵装の豆鉄砲やリオンのレールガン程度ではビクともしない機械獣のボディをこうもあっさりと………矢張りあのダブルマジンガーの力、とても魅惑的である!!」
そんな戦況下でコウジはアイアンカッターを展開した左腕を普通のロケットパンチと同様に飛ばしガラダK7の鎌を角鎌を持った腕を切り飛ばし、その隙にマジンガーブレードで胴体を真っ二つにした!!
それに気を取られる仕草を見せたダブラスM2の両首をテツヤはグレートマジンガーのスピードで急接近しつつすれ違いざまに斬り落とし撃破する!!
ダブルマジンガーの力に魅了されたあしゅら男爵はDr.ヘルとその盟友ビアン総帥達の下で鋼の力を振るうべきとも考え、ジッと笑みを浮かべながら見ていた!
しかしそれはそれとしてガラダK7とダブラスM2を破壊した事には怒りを感じない訳では無いので表情が百面相の様に変わっていた。
「スティール2より各機へ!
本艦の発進口より退避して下さい!」
「来るか!!
お前等少し離れろ、ハガネが出るぞ!!」
そんな中、遂にハガネの発進準備が全て完了しオペレーターの『リオ・メイロン』から発進口よりの退避命令が出され、特に近くに居たジャーダのメッサーや伊豆基地に残るカイのゲシュペンストが離れる!
その瞬間海面より全長552mの超大型戦艦………スペースノア級万能戦闘母艦弐番艦ハガネが空へと飛び立つ!!
「艦体、離水しました!
主機、補機共に異常無し!」
「AMM起動!
大型ミサイルを撃破せよ!!」
「了解!!
スティール2より各機へ、大型ミサイルは本艦が撃墜する!!」
「了解した、各機ハガネを防衛せよ!」
更にハガネは防衛、迎撃システムや武装を解放し、大型ミサイルの撃墜に戦力を注ぎ始める!
それをコウジ達は防衛し、この場を切り抜けようと気合を更に入れ始める!
一方、エルザムやあしゅら男爵は大型ミサイルの接近にも怯まずハガネを発進させたその豪胆さを賞賛しつつも作戦を変更し、ハガネの対空兵器を沈黙させつつ足止めをさせハガネがミサイルにより轟沈する様に指示を飛ばす!
あしゅら男爵もまた残ったタロス像5機を自身が持つ機械獣とタロス像のコントロールを担う『バードスの杖』をハガネに向け、エルザムと同様の指示を飛ばす!
「敵の動きが変わった………成る程、ハガネの対空兵器を黙らせる気だな」
「だが俺達が居る限りそんな真似はさせん!!
喰らえ、『ドリルプレッシャーパンチ』!!!」
【ボシュゥゥ、ガリガリガリズガァァァァン、ドォォン!!!】
そのDC部隊の行動からいち早く敵の目的を看破したヘビクラやテツヤ達はハガネを防衛しつつ、着実に敵機を撃ち落としていた!
更にリュウセイが居ない穴をコウジやライが埋め、接近するリオンやタロス像を破壊し続けた!
「艦長、左舷よりミサイル多数接近!!」
「左舷に弾幕を張れ!!
機関砲、並びに主砲1番2番撃てぇ!!」
「了解、機関砲及び主砲1番2番、左舷に撃て!!」
【ズドドドドドドドド、ビュゥゥゥン、ビュゥゥゥン、ドォォォォォォン!!!!!】
更にハガネはシュヴェールトやリオンの放つミサイルを対空機関砲で落としつつ、主砲たる『連装衝撃砲』で数機のリオンやシュヴェールトを叩き落していた!
この分厚い弾幕とダイテツ・ミナセ艦長による的確な指示、そしてテツヤ・オノデラ副長による復唱と全体指示、メインオペレーターの『エイタ・ナダカ』による戦況分析でハガネはスペースノア級万能戦闘母艦としての力を十全に発揮するのだ!
「流石はスペースノア級戦艦だ、Eフィールドによる防御や火器の威力はそんじょそこらの戦艦なんかと比べ物にならないな」
「しかも艦長があの『ヒリュウ』の艦長も務めてたダイテツ・ミナセ中佐だ、乗ってる乗員もダイテツ中佐が選んだ選りすぐりだからハードとソフト、両面でとんでもねえ優秀なもんだぜ、クレナイ少佐」
ハガネの活躍を見ていたクレナイは矢張り他の戦艦よりも優れてる事に感心し、更にイルムはダイテツと言う男とその部下達も優秀だと付け加えながらM950マシンガンやM13ショットガン等でリオンを迎撃していた!
矢張り教導隊出身やPTXチーム出身から見てもハガネの活躍は他の物と比べても段違いなので感心に振り切るのだ。
最もそんなクレナイやイルムも十分所では無いエリートの部類であり、ライやアヤから見れば自分達以上にPTを動かせる先輩軍人として見られている事も自覚しているのだ!
「むむむ、ミサイルが迫りつつあるのに我々が攻めきれていない!」
「よもやタロス像は兎も角ガラダK7やダブラスM2が速攻で倒されてしまった事が此処まで響いてしまうとは!」
「「矢張りDr.ヘルやビアン総帥が仰った様にレイカー・ランドルフが集めた者達は警戒すべき存在であるな!!
そして、矢張りその力を私はDr.ヘルやビアン総帥の軍門へと下らせたいと思うぞ、ハガネ部隊!!」」
そうして『潜水要塞ブード』の上に立つあしゅら男爵は焦りを見せつつ、されどハガネやその周囲の部隊の力をよりDr.ヘル達に献上したいと考え手を広げていた!
敵に対する怒りや激情はあれど強き戦士達へのリスペクトや畏敬の念は忘れない、それがこのあしゅら男爵やDr.ヘルの部下達なのだ!
無論DCにもエルザムを始めとした共に戦い近い未来に来るであろうエアロゲイターとの決戦やスペースビーストと言う明確な生命体の脅威との戦いで横に立って然るべき戦士達も居るのだが、中には『アードラー・コッホ』副総帥の様な下衆やテンザン・ナカジマの様にDCの理念やDr.ヘル達の考えを理解しない輩も居るのであしゅら男爵的には不満が4割程あるので、ハガネ部隊の全てが欲しいと考えてしまうのだ!
『あしゅら男爵様、伊豆基地に接近する友軍機から通信が入りました!!
なおこの通信はエルザム少佐にも繋がってます!!』
「「何、友軍だと?
そんな話は聞いていないが………良いだろう、繋げろ」」
あしゅら男爵が感情を昂らせる中、突如として作戦に無い友軍からの通信と言うイレギュラーが届き、エルザムと共にその通信を開き始めた。
なお、ブードの外に居るあしゅら男爵は兎も角としてエルザムもこの通信はSOUND ONLYである。
『ようあしゅら男爵、エルザム少佐!
手こずってるみたいだな!!』
『ハガネの対空システムを黙らせられてないのなら…』
『迅雷風烈、俺達3人に任せて貰おうか!!』
『その声は!?』
更にその通信先からこの作戦に参加していない筈の者達の声が届き、あしゅら男爵とエルザムは目を見開いていた!!
更にエルザムはレーダーを確かめると、特殊なECMを搭載していたのかミサイルよりも先に『3機の戦闘機』が戦場たる伊豆基地へと到達しようとしていた!!
【ビィィィィィィ、ビィィィィィィ!!!!】
「か、艦長!!
レーダーに突然3機の戦闘機と思しき反応が現れました!!
間もなく伊豆基地に飛来します!!」
「何だと、識別は何なのだ!!」
「こ、この識別は………ゲットマシンです!!!」
「何だと!!!?」
更にワンテンポ遅れてハガネや伊豆基地のレーダーにゲットマシン3機の反応が現れ、ダイテツ達に加えてレイカー達も驚愕しながら戦闘区域に侵入するゲットマシンに視線を向けたりモニタリングしていた!!
そして戦闘区域にゲットマシンが侵入し、それをコウジやテツヤ、更にはヘビクラやイングラム達も驚愕していた!!
「あれは、ゲットマシン!!?」
「バカな、レーダーに映るのが遅過ぎるぞ!!」
「しまった、ゲットマシンの開発者はジュウゾウ博士やビアン博士等と並ぶ天才科学者と謳われた『ケン・サオトメ』だ!!
彼ならば特殊なECMをゲットマシンに搭載する事など朝飯前の筈だ!!」
更にテツヤはゲットマシンの開発者たるサオトメ博士の名を口にし、彼ならばと太鼓判を押していた!!
その間にもゲットマシンは合体に移行しつつあった、しかも南極基地で見せたマニューバーよりも速い速度で!!
「ハヤト、一撃奇襲はお前が得意だ、ヘマすんなよ!!」
「初志貫徹、絶対に成功させろよ!!」
「当たり前だ、お前達こそハジをかくなよ!!」
その速度によるG負荷が掛かりながらリョウマ、ベンケイがハヤトにプレッシャーを与え、ハヤトはただハジをかくなと告げる!!
ゲッター乗りに於けるハジとはそれ即ち合体失敗、そしてそれは死を意味する………つまりは彼等のハジとは正に死する事であるのだ!!
当然ながらそんなハジなどかく気は3人には毛頭無い、後方から大型ミサイルを発射したキラーホエールよりも更に後方の飛行戦艦『ストーク』からミサイル発射の前から独断で発進し、そして此処に来たゲッターチームはこの奇襲を100%完遂する気であった!!
「うおおおおおおおお!!!!!!
チェンジ・ゲッター2、スイッチ・オンッ!!!!!!」
【ガキン、ガキン、ズギャァァァァン!!!!!
キィィィィィィィン!!!!!!!】
そしてゲットマシンの限界速度での超高速合体マニューバー………『マッハ・オープンフォーメーション』と言うゲッターチームの息がピッタリ合わさっても成功率が低い凄まじき合体をハガネに突撃しながら成功させ、且つゲッター2による背部エンジン噴射も含めた突進力による左腕ドリルの攻撃『ゲッタードリル』での奇襲攻撃を開始する!!
その攻撃はEフィールドを的確に抜きつつ、ハガネに適度なダメージを与えて対空システムに異常を発生させる!!
「ハヤト変われ!!」
「ああ、オープン・ゲット!!」
「フッ、これぞ迅雷風烈!!
俺達ゲッターチームの奇襲攻撃よ!!」
そうして奇襲攻撃を成功させたゲッターチームはゲッター1に迅速に変形し、ハガネから緊急離脱して戦域から離れ始めていた!!
エルザムもレーダー確認し、もう直ぐミサイルがハガネへと直撃する事を判断していた!
「此処までだな、各機は撤退せよ!」
「「ブードも緊急潜航せよ、ミサイルの爆発に巻き込まれるぞ!!」」
エルザムのガーリオン・トロンベと残ったリオン、更にタロス像とガラダK7とダブラスM2の残骸を回収しつつブードは伊豆基地より撤退し始めた!
何故此処まで早く撤退せねばならぬか………それはハガネの艦首モジュールに理由がある。
ハガネの艦首モジュールはメテオ3から発見されたEOTである『トロニウム』を用いた『トロニウム・バスターキャノン』を搭載している。
これは米粒サイズのトロニウムから抽出された膨大なエネルギーを用いて攻撃する超強力なエネルギー砲なのだ!
そしてそんな攻撃手段を持つハガネのトロニウムがもしも暴走し爆発すれば半径50kmが消滅すると計算され、その万が一が起きたら危険なのである!
但しその暴走の確率も低いので本当に万が一であったりする。
だが………エルザムもあしゅら男爵も、その部下達も、ゲッターチームも別の可能性があるとしてミサイルの爆発範囲外程度の距離まで撤退する程度で済ませていた。
「目標、レンジ5に侵入!!
更に艦長、副長、先程のゲッターロボによる奇襲攻撃で対空火器管制システム、正、副共に異常発生!!
自動照準システムも作動しません!!」
「それでは目標を迎撃出来ん!!
回避行動を取りつつ、Eフィールドを展開せよ!!」
「そちらもゲッターロボの攻撃による物か、出力が上がりません!!
これでは防ぎ切れません!!」
「なら戦闘機で撃墜を…!!」
「無駄だ、敵機はこの空域外にも居る。
それ等によって確実に妨害されるぞ」
「くっ…!!」
エイタの状況報告、テツヤ・オノデラの指示が悉く上手く行かない状況を作られ、テツヤ・オノデラ自身は苦虫を噛み潰していた!
だがダイテツは尚も諦め無い、否、諦める選択などもとより無い為冷静に、且つ的確なミサイル迎撃手段を模索していた!
戦闘機が無理ならばグレートマジンガーによるギリギリ迎撃………コレは無理である。
如何に超合金Zと言えどハガネを破壊し得る大型ミサイルの爆発に巻き込まれれば無事では済まず、下手をすればテツヤ・ツルギと言う戦士とグレートマジンガーを喪う事に為りかねない!
開発中の『グレートブースター』と言うグレート専用装備が完成していれば爆発に巻き込まれず迎撃しつつ退避が可能だったが、完成していなければ意味が無い。
ならばPTによる迎撃………コレも今装備している武装では出来ないので他の手を考えていた!
「副長、正確な弾道予測計算とR-1の『ブーステッド・ライフル』ならば…ミサイルを落とせるかも知れない!!」
「ライフルで!?
馬鹿な、そんな事が出来る訳が無いだろう!!」
「R-1のT-LINKシステムでミサイルを“捕捉”するんだ!
それでタイミングを合わせれば…」
其処にロブの提案…とも呼べるかも分からない賭けであるR-1によるミサイル迎撃が格納庫より打診された!
無論テツヤ・オノデラは懐疑的に見ており、話を聞いていたエイタもリオ、艦橋に居た者達は唖然としていた………ただ1人、ダイテツを除いて!!
「良かろう、やってみせろ」
「艦長!?」
「ライフル発射と同時にEフィールドを展開。
二段構えで行く!」
「りょ、了解!!」
更に失敗した場合のEフィールド………出力が上がり切らなければ防げないが、どの道やらなければ終わりなのでやれる事を全てやろうとダイテツは判断を下していた!
そしてテツヤ・オノデラを含めた艦橋スタッフは腹を括り、指示通りに行動を開始する!!
「リュウセイ!」
「おう、ライフルのセッティングは終わった、行くぜ!!
T-LINKシステム、接続開始!
ハーモニクス・アジャスター、セットアップ!
良し、上げてくれ!!」
更にハガネの格納庫からR-1が機動兵器発進口から甲板の上に立ち、ミサイル迎撃態勢に移させようとしていた!!
T-LINKシステムも順調に起動して行き、残るはR-1の起動そのものとなった!
「頼むわよ、リュウセイ君…!」
「ああ、R-1起動ぉっ!!」
【ギュォォォォン………】
「な、何!?」
「システムダウンだと!?
リュウセイ、もう一度だ!!」
「動け、動くんだ、R-1!!」
ところが、R-1のシステムがダウンすると言う想定外の事態が発生してしまう!!
その間にもミサイルはレンジ4に侵入し、PT部隊やハガネのクルーにも焦りが生まれ始めていた!!
「くそ、動け、R-1!
動いてくれぇっ!!
俺達は何の為に、此処に居るんだ!?
答えろ、R-1!!
皆を………DCやエアロゲイター、スペースビーストから救う為じゃ無いのか!?
此処で動かなかったら、お前は何の為に作られたんだ!?
R-1、答えろぉ!!」
「リュウセイ、R-1…!!
俺は、俺達はお前達を信じる!!
だから、お前達の力を此処で見せてくれよ!!」
【………ギュピィィィン!!
ギュォォォォン!!】
リュウセイの叫び、更にコウジのリュウセイとR-1を信じる想いに反応したのか、R-1はその緑の双眸に光が灯り全システムが起動した!!
この時、マジンガーZの瞳も一瞬キラリと輝き…しかしそれは直ぐ収まり、搭乗者のコウジ自身も気付かなかった。
但しジュウゾウは手に持つ計器でモニタリングし、封印措置を施した魔神パワーが一瞬解放され何と第6のパワーが発動した事を確認したが、直ぐに封印状態に戻り何とか封印措置が働いてると悟り冷や汗をかいていた!
それは横に立ち、話を聞いていたケンゾウも同様であった!
「リュウセイ、弾道予測のデータを送ったぞ!」
「よ、ようし、見てろよ…!!」
「強く念じろリュウセイ!
必ず当てると!
そうすれば、後はT-LINKシステムが合わせてくれる!」
「ああ…!」
「リュウセイ…ミサイルを“引き寄せる”のだ。
そのつもりで撃て」
「りょ、了解!」
そしてロブとイングラムのアドバイスを受けたリュウセイはミサイルを引き寄せ、そして必ず当てると強く念じた!!
レンジ3に侵入し上昇し始めたミサイルに対しR-1の照準システムはリュウセイの念を受けたT-LINKシステムの補助により的確にミサイルを捉え、そしてリュウセイは操縦桿の引き金を引く!!
【ドォォンッ!!
ズドォォォォォォォォォォンッ!!】
R-1のブーステッド・ライフルから放たれた弾丸は真っ直ぐ飛び、そして大爆発が起きた!!
伊豆基地のモニターはその爆発で一時的に映像が途切れ、レイカーやサカエ達は固唾を飲んでハガネの無事か否か、それを見届けようとしていた…!!
【ジジジ………】
そして其処に映ったのは………ミサイルを無事に迎撃し、更にカイのゲシュペンストを除く全ての機体を艦内に帰還させ伊豆基地から飛び立つハガネの姿であった!!
「見たまえ、ハガネが…我々の希望が行く」
その姿を見送るレイカー達はモニター越しに敬礼し、
すると伊豆基地区域に戻って来たエルザムのガーリオン・トロンベと数機のリオン、更にゲッター1と海面に僅かに出たブードがハガネの後ろ姿を捉えていた!
「エルザム少佐、あしゅら男爵!
敵艦が離脱して行きます、追撃命令を!」
「いや、追う必要は無い」
「「我々は機を逃したのだ。
全機帰投せよ」
更に浮き足出すDC兵達をエルザムとあしゅら男爵は鎮め、帰投命令を出すと現場指揮官の命令によりリオンや空域外にも居た敵機全てが撤退して行った。
ブードも再び潜航を開始し、されどガーリオン・トロンベやゲッター1も含めてハガネの後ろ姿を見ていた!
「…生き延びたか、ハガネ、そしてライディース。
次に相見える時を楽しみにしておこう」
「へっ、誇って良いぜお前等。
今からお前等は俺達の『敵』になったんだからなぁ…!!」
「「貴様達が何処までやれるのか、特等席で見させて貰いましょう………ふふふふ」」
エルザムは優雅に、ゲッターチームは野性的に、あしゅら男爵は不気味に笑うと戦場から離脱し、ハガネもまた追撃を受ける事無く去りつつあった。
そして………その光景を離れた場所から見ていた二人の人物が居た。
「………ふむ、此度余が『この世界』へと顕現し、幾許か知見を得たが………成る程、『この世界』はこの様になっていたか。
フッ、余の宿敵にして最上の君たる『魔を断つ剣』は未だ居らずとも退屈はしなさそうだな…。
しかし、マジンガーZ………魔神パワー………アレが覚醒すれば全てが終焉へと誘われ、更に邪神にも劣らぬ
なればこそ余は動こう、余の思うがままに………行くぞ、『エセルドレーダ』」
「YES、マスター…」
その人物………『この世界』の外からやって来た邪神の落し子たる最強の
この世界………宇宙の運命とも呼ぶべき物が存続と崩壊の阻止の為に大導師と『魔を断つ剣』を呼び寄せた事の意味を理解し、崩壊を招く
しかし………その中でマスターテリオンはこの世界に降り立った希望………ウルトラマンと言う光への期待や絶望、或いは希望となるのか分からぬ果ての未来で『虚無の皇帝』へと至るゲッターロボ、そして絶望………『魔神パワー持つマジンガーZ』、その果てであり、虚無の皇帝と共に自身の父や無貌の神達が類する邪神を超える『終焉の魔神』への対策も念頭に置きながら、何処で買ったのかホットドッグをエセルドレーダと共に頬張りながら歩を進めるのであった………。
此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、デモンベインからマスターテリオンがこの世界へと一足先に顕現しました。
このマスターテリオンはUXとかの記憶も持ち、且つ愛しの宿敵との戦いの果てに『自由』を獲得し、色々とやるトリックスターとなった感じです。
そんな大導師がこの世界へと顕現した理由も………1番大きな理由は『魔神パワーを持つマジンガーZ』が存在したが為です。
その理由の詳細はまたおいおいと………。
なお、『魔を断つ剣』は『この世界』にはまだ来てないです。
次回もよろしくお願い致します!
ライダー側の敵(例えばハンドレットとか大ショッカーとか)をDC戦争後に出して良いですか?
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チョーイイネ、サイコー!!
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ダメです!!!
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理由ある登場なら…