スーパーロボット大戦OG 魔神伝   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第6話後編を投稿致します。
少し用事が立て込んだ為にちまちまと今回の話を書き上げて漸く投稿に至れました。
そして…今気付いたのですが、まだ前に書いた作品の全体話数に到達していないのに文字数がそれを上回っちゃってます。
密度高めだなぁ〜…と、個人的に感じました。
さて、今回は後編なので前回の続きからになります。
なお、色々と各所をサイレント修正して整合性チェックをした事を此処に告白します。
では、本編へどうぞ!!


第6話『クロガネへの密命(後編)』

 事の始まりは半年程前、日本の某所の店にて乾巧と操真晴人………タクミ・イヌイとハルト・ソウマは熱いコーヒーを冷ましながら飲んだり、ドーナツを頼み食べていた頃まで遡る。

 2人は意図せずしてやって来てしまったこの世界に困惑しながらも、働いてお金を出して今日まで世界情勢を調べていたのだった。

 

「ったく、この世界は異星人も居たりスペースビーストとか言う化け物に怪獣まで居る…何なんだ、この世界は?」

 

「分からない…が、人類がほんの少し前に異星人との決戦で平和を勝ち取った所までは知れた。

 だが…それに尽力したのがウルトラマン達もそうだが、仮面ライダー………ディケイドとジオウが居たなんて、どう言う事だろうな?」

 

 そして、自身達が様々な方法で知り得た情報で異星人との決戦にウルトラマン達のみならずディケイドとジオウまで参加していたと知り、タクミ達はあの2人は何やってんだと思っていたのだった。

 しかもグランドジオウウォッチとケータッチ21(トゥエンティワン)の使用…これが自分達平成ライダー達をこの世界に招き入れる結果に繋がったと簡単に想像出来たので、2人共呆れ果てているのであった。

 そんな中………ハルトの隣にはツカサとカイトウ、タクミの隣にはソウゴとゲイツがそれぞれ座り、複数の平成ライダー達が遂にこの世界で邂逅したのだった!

 

「ディケイド…お前相変わらず太々しい奴だな」

 

「ジオウ…こうして対面するのは初めて、だな。

 俺は操真晴人…この世界ではハルト・ソウマを名乗るべきだな。

 そして…もう1つの顔は最後の希望、仮面ライダーウィザードだ」

 

「はっ、お前こそ太々しい方だろうが、タクミ・イヌイ」

 

「あ、初めましてだねウィザード…ハルト。

 俺はソウゴ・トキワ、知っての通り最高最善の魔王を目指す仮面ライダージオウだよ」

 

 そうして平成ライダー達は、ツカサとタクミは喧嘩腰で会話をし、ソウゴとハルトは漸く変身前の姿で出会えた事を互いに喜び合うと言う対照的な会話の光景を見せるが、ディケイドまでの平成ライダー達は半分はこんな感じであり、ディケイドから後のライダー達が仲が良く横の繋がりがあるのが寧ろ珍しい方であるのだ。

 

「………で、何で俺達をこの世界に呼び込む真似なんかしたんだ?」

 

「呼び込む意図は無かった。

 この世界でグランドジオウやコンプリート21(トゥエンティワン)になっても問題無いと俺達は思っていた。

 だがオーマジオウの思惑…仮面ライダーの人々の自由と平和を守る戦士としての概念をこの世界に刻み込み、俺達が本気の力を出す…それによって平成ライダーや縁がある令和ライダーの通り道が作られてしまった様だ。

 要するに俺達もあの魔王に踊らされたんだよ」

 

「オーマジオウの…そうか…」

 

 ツカサやソウゴの態度や言葉を聞き、タクミもハルトもこの2人すらもオーマジオウ………あの全てを超越する魔王に踊らされたと知り、面倒な事に巻き込まれた2人に同情すると共にこれからこの世界に平成ライダーや平成ライダーと縁がある令和ライダーが押し寄せて来てしまうと考え、タクミもハルトも考えふけっていた。

 そんな時、ツカサは次なる話題を口にした。

 

「………俺達が見つけた平成ライダーはお前達で8人目だ。

 他にはブレイド、龍騎、フォーゼ、鎧武、アギト、そして………クウガ。

 この順番で見つけた。

 L5戦役が終結して2週間、鳴滝にも言われて探し始めてこれだけの平成ライダーが見つかったは幾ら道が舗装されても異常事態と言わざるを得ない。

 だからお前達にも力を貸して貰うぞ、良いな?」

 

「…確かにソイツは異常事態としか言えねえな、仕方無いから俺達も力を貸してやるよ。

 それと…そのクウガなんだが…それは小野寺ユウスケか、それとも…?」

 

「………五代雄介の方だ。

 今はアギト…津上翔一の営業しているレストランAGITΩ(アギト)のアルバイターとして世話になっている。

 …出来れば俺としては五代雄介にはこの世界に関わって欲しく無かったがな」

 

「………あの人、皆の笑顔の為に頑張るのは良いけど………無理して心が傷付くばかりの戦いの歴史を辿ったからね………」

 

 ツカサは他にも平成ライダー達を見つけたと告げ、更に最後に重々しく『五代雄介』の名前を口に出すとタクミもハルトもツカサがこんなに重い空気を纏ってる事に納得した様子を見せていた。

 ソウゴもクウガの歴史に触れ、その過程でずっと涙を仮面で隠しながら戦い続けていた事を知り、ソウゴとしても出来ればツカサと共に旅をした小野寺ユウスケの方がこの世界に来て欲しかった…そんな事を思いながらツカサの言葉に続けて話すと、その場が一気に重くなり…唯一の違いはスペースビーストは人の言葉を理解しても相互理解不可能なだけでなく破壊と捕食の本能しか存在せず、人を襲う理由も『グロンギ』の儀式である『ゲゲル』を行う為とは全く異なる…完全な化け物のソレである為、スペースビースト相手ならば五代雄介も人々を守る為に率先して戦場に出る…出てしまう事だ。

 ツカサもソウゴも五代雄介にはゆっくりと旅をしてて欲しかった、そんな感情を喉の奥にしまい込みながら話していたのだった。

 

「………失礼、此処に同席して構わないか?」

 

「お、おう。

 良いぜ?」

 

 すると、その席にもう1人の来客が訪れるとツカサもソウゴも、タクミ達も(誰なんだコイツは?)と考えながら観察していた。

 その男は少し甘めのコーヒーを口にした後、ツカサ達やタクミ達に視線を合わせながら………自らの名を口にし始めたのだった。

 

「では自己紹介をしよう。

 俺の名はカーウァイ・ラウ、そして…俺と共に融合しているウルトラマンの名は、ゾフィーだ」

 

「!!!?!?!?

 ゾ、ゾフィー、だって!?」

 

「それにカーウァイ・ラウは、教導隊の…!!!」

 

 カイトウもカーウァイが普通の人間には触らなければ見えない物質で作られている新型ベーターカプセルを出しながら自己紹介をした時、流石にゾフィーの名前を聞いた時驚いてガタッとテーブルを揺らしてしまっていた!

 更にゲイツも、前大戦で戦死したガルイン…カーウァイが目の前に現れた事で完全に思考が麻痺し、何を話せば良いのか迷うのだった!!

 タクミ達もウルトラ兄弟No.1の男の名を聞き黙り込んでしまい………ツカサもソウゴもこの目の前の男が嘘を吐いていないと確認すると固唾を呑みながら次に何を話すのか観察していたのだった!!

 

「…何故ウルトラ6兄弟長兄のゾフィーがこの世界に居るんだ?

 それにカーウァイ・ラウは確かに死んだ筈だ」

 

「ああ、俺は確かに死んだ…が、ウルトラマンノアと言う超人に助けられてな。

 肉体を元通りにして貰えたのみならず、ゾフィーとまで出会わせてくれたんだ」

 

「(ウルトラマンノアだと…!?

 この男、ノアに認められたのか…ならば、蘇ってゾフィーと出会えたと言うのも不思議では無いが…矢張りノアも介入する事態になっているのか、今回の件は)」

 

 ツカサはカーウァイが蘇り、ゾフィーと出会えた理由を彼の口から…ウルトラマンノアの名と共に聞くと一瞬驚き、納得すると共に今回の事件はかの伝説の超人すらも介入する事態であるのは明白だったのでそれが今回だったと………ツカサも漸く事態の大きさの全貌が見え始めていたのだった。

 そうしてカーウァイはツカサからの信用を得ると、ソウゴも嘘を吐いていないと確信し、タクミ達もツカサ達が信じるならばと思い、カーウァイに視線を向けて会話を聞くのであった。

 

「本題に入る前に………この録画映像を見て欲しい」

 

「録画映像?

 これは…連邦議会の物だな」

 

「ああ、これにM78星雲光の国の技術を組み込んだ解析・分析機能を点けると…」

 

 カーウァイはノートパソコンに連邦議会の録画映像を流すと次に光の国…ウルトラマンヒカリが作り上げたある解析・分析機能をオンにして映像を再生すると、普通の人間は何も無いが………一部の人間は青く点灯し、分析結果に『ビーストヒューマン』と言う結果が映し出されていた!

 更にその数は既に3分の1を超えており、後少しで連邦議会の半分がビーストヒューマンにすげ替えられてしまう所まで来ていると、ツカサ達は見せられたのだった!!

 

「これは…!?

 おいカーウァイさんよ、つまり今地球連邦の議会は化け物共に乗っ取られ掛けてるのか!」

 

「ああ、そして…敵に我々の動きを悟られ、奴等の計画を更に隠密にされると此方も動けなくなるので連邦議会の方は………残念ながら放置せざるを得ないと、ゾフィーとも話し合った結果その方針にする事になった」

 

「…ウルトラマンは神ではない、救える命に限りがある…か。

 ソレを俺達に話したって事は、仮面ライダーに協力して欲しい事がある訳だな、カーウァイ?」

 

「ああ、敵は次に連邦議会の議員では無く大統領に就任する予定のブライアン・ミッドクリッド氏か、連邦議会のグライエン・グラスマン委員長を次に狙うと絞り………恐らく高確率でグライエン氏が狙われるだろうと判断した。

 よって半年間、グライエン氏の私邸に網を張って欲しい…敵が動き始めた瞬間に対応出来る網を、この俺と共に」

 

「…成る程な、大体分かった」

 

 そして次にカーウァイはグライエンを救う為の措置として敵の動きに網を張ると言う考えを平成ライダー達6人に話した。

 それに対してほぼリーダーと決まってるツカサも納得した姿勢を見せると、他の5人も頷き、敵の計画を崩す為の1手を指す為に平成ライダーの力が必要ならばと納得し、グライエンを救う網を張ろうと決めたのだった。

 そしてアイコンタクトで即座にタクミとハルト…ファイズとウィザードがその網を張る役に抜擢され、タクミ達もそれを了解したのだった。

 

「…では、次にナイトレイダー本部に俺を向かわせて欲しい。

 ユーゼス・タウル…彼にも話さねばならない事があるんだ」

 

「ゾフィーと融合してる君が僕達のリーダーと?

 …分かった、ならば案内しよう。

 ツカサ、道を開きたまえ」

 

「俺に命令するなカイトウ!

 …コーヒーやドーナツの料金はキッチリ置いていくぞ」

 

 それからカーウァイはユーゼスとも話し合う事があると口にされたので、ツカサはタクミとハルトの飲み食いの代金をテーブルに置いてオーロラカーテンを開いてナイトレイダー本部にタクミとハルトも招いてユーゼスやダイゴの目の前に跳ぶのだった。

 するとユーゼスは、カーウァイを見た後に融合してるウルトラマンの気配………ゾフィーに気付き、驚愕した表情を浮かべたまま涙が一筋流れ落ち、そしてカーウァイと握手を交わし始めていたのだった。

 

「…カーウァイ・ラウ大佐…そして………ゾフィー………!!

 ああ、俺の罪で死んだ貴方と、ウルトラ兄弟No.1が目の前に………!!」

 

「…ゾフィーに意識を切り替える、少し待て。

 ………どうやら、私が知るユーゼス・ゴッツォ………善と悪の狭間で葛藤し、それでも正義を成さんと苦悩していたユーゼスに1番近しく、そしてネクサスのデュナミストに選ばれる素質を持つに足る善性を持っているらしいな。

 …良く頑張った、ユーゼス、此処からは私も力を貸そう」

 

「…ゾフィー…!!」

 

 そして、あの世界(スーパーヒーロー作戦)のユーゼスに1番近しいこのユーゼス・タウルにゾフィーがカーウァイの身体を少し借りて笑みを浮かべながら力を貸す宣言をすると、ユーゼスは落涙し、今までの罪と罰を受ける為に戦って来た事に意味があったと感じ取り、少しだけ黙り込みながら涙が止まるのを待ち………そして、改めてネクサスのデュナミスト、ナイトレイダーの隊長としての顔に戻りゾフィーとカーウァイに話し掛け始めたのだった。

 

「…それでゾフィー、カーウァイ。

 俺に話があると言う事は、ナイトレイダー全体に関わる事なのだろう?」

 

「ああ、先ずこれを見て…連邦議会がビーストヒューマン達に乗っ取られ始めているだろう?

 そして次に狙われるのは恐らくグライエン氏だ。

 彼を死なせず、無事にその身を確保する為にグライエン氏の私邸に彼等平成ライダーに網を張って貰う事とした。

 だが…恐らく無傷で此処まで連れて来る事は叶わないだろう。

 だからこそ、負傷したグライエン氏を治癒する人員を揃えて欲しい、科学的、魔術的、どんな方面でも構わない。

 何故ならスペースビーストを操るのはナイアルラトホテップと…ユーゼス、もう1人のお前で間違い無いのだからな」

 

「…矢張りそうだったか。

 ならばマスターテリオンやシュウ・シラカワの力を借りられればより確実だが、あの2人はL5戦役終結後から消えてしまって「余なら呼ばれれば直ぐに現れるとも、それがウルトラ兄弟No.1の頼みならば尚の事、な」むっ!?

 …今のは少し驚いたが、マスターテリオンとエセルドレーダはこれで良い。

 ならシュウ・シラカワの方だが…ツカサ、彼を探して事情を説明して欲しい。

 無論見返りとして…ヴォルクルスの契約、アレを破る手段の構築に手を貸す事も約束すると、ユーゼス・タウルが言っていたと言ってくれ。

 だが言葉選びは…」

 

「分かっている、シュウ・シラカワは自由を愛する男。

 下手な事を言えば俺でも殺られかねないからな」

 

 次にユーゼスとカーウァイは会話を始めると、カーウァイがノートパソコンを見せて来たのでダイゴやウォズもそれを見ると連邦議会の今の様子が判明し、全員驚愕した表情でそれを見ていた!

 更にカーウァイはスペースビーストを操る者の存在を断定している口調でナイアルラトホテップ、更にもう1人のユーゼスと口にすれば、ユーゼスもまた予想していた事として頷いていた。

 そしてマスターテリオンやシュウ・シラカワの力を借りようと言う方針が決まった所でマスターテリオンがいきなり現れお茶を持って来たナツミが驚いて床に落としてカップ等を割ってしまうハプニングも起きていたが、マスターテリオンがこの場に現れた事は有難かった。

 次にシュウ・シラカワとの交渉はツカサに任せると、ツカサも細心の注意を払いながらシュウの捜索と交渉を引き受けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 其処から半年後、Uメフィストがグライエンに融合した事で一命を取り留めた直後、ユーゼスやカーウァイは次なる手を打つ為に互いに頷き合うと、事前に決めて向こうとも話し合って決めていたナイトレイダーの機能、活動拠点をクロガネに移すと言う事を実行に移し、4機のクロムチェスターに加えてビースト振動波探知機に加えて様々な設備をクロガネへとオーロラカーテンへと移し始め、最後にグライエンをビアンとヘル、シュウ達で作り上げたナイア達でも透視不可能の部屋に移したのだった!

 

「ふう…賭けに近かったが、これでグライエン氏は助かったな」

 

「ええ…まさか本当に闇の存在の中に私達やグライエン氏の生きようとする意思に力を貸す存在が居るとは思いませんでしたよ。

 さてカーウァイ、ゾフィー、ユーゼス、ツカサ…ヴォルクルスの契約、これを破る方法をクロガネの一室を借りて話し合いましょうか」

 

「ああ、約束通りな」

 

 そして、グライエンの救出に完全に成功したユーゼス達は一呼吸吐くと、シュウも予想し得なかった者がこの世に居た事に興味を持ち始めていた…が、それよりもヴォルクルスの契約を破棄する方法を模索する為、カーウァイ達やユーゼス達と共に別室で話し合おうと部屋から出ようとした………その時、グライエンがベッドから起き上がるとユーゼスに視線を向けながら見つめており、その光景にユーゼスやシュウ達も驚き立ち止まるのだった!

 

「待て、ネクサスのデュナミスト。

 俺の名は溝呂木眞也…ウルティノイドメフィストだ。

 お前に共有したい情報がある」

 

「…共有したい情報…ウルティノイドメフィスト?

 …分かった、何を話してくれるんだ?」

 

「…俺と同じウルティノイド…ダークファウストやスペースビーストを操るもう1つの存在、お前達が認知していない隠れた存在についてと、俺の力についてだ」

 

「!!

 …ああ、分かった、話してくれ」

 

 そうして溝呂木眞也…ウルティノイドメフィストがグライエンの身体を借りてユーゼスに話したい事としてダークファウストやスペースビーストを操るナイアルラトホテップ達とはまた別の、隠れた存在についての情報をこの場に居る全員に話そうとしており、それを聞いたユーゼス達はまだ他にも敵が居た事に驚愕しつつ、ゾフィーですらも見抜けなかった敵が居た事に関心を持ち、全員で頷きメフィストの情報提供に耳を傾けるのだった。

 

「そいつの名はダークザギ、ウルティノイド達の大元であり…ウルトラマンノアの対の闇の存在にしてノアを憎み、ノアのを全て消し去ろうと画策し、邪神達と手を組みファウスト達をこの世界に呼び込み強化されたザ・ワンをあの邪神と共に生み出した、この世界のビースト災害の元凶だ。

 それを倒せば、この世界のビースト災害は小康状態へと落ち着き始めるだろう」

 

「ダークザギ…かの暗黒破壊神がナイアルラトホテップと手を結ぶか。

 ふむ…確かに、それならば獣共が此処まで騒ぐのも頷けると言った所であろう」

 

「…ダーク、ザギ…」

 

 先ずメフィストはダークザギがビースト災害の元凶の1つと語ると、マスターテリオンも己が持つ知識で間違い無いとも感じ関心を持つと、ユーゼスはポツリとダークザギの名前を覚える様に反芻したのだった。

 そしてダークザギを覚えて貰えた事を確認したメフィストは、次に己の力の開示をし始めた。

 

「次に…俺の力だが、基本は闇の存在である事に変わりないが、それでも光を持ち続けて、光の力で変身出来る。

 そして、ファウストや…俺と同じメフィストがメタフィールドダークフィールドに変える為に闇の力を流し込むだろう?

 俺はそれを吸収し、俺の力に変換しながらメタフィールドが闇に染まらない様にする事が可能だ。

 そして、肝心な攻撃もネクサスと同様の分子分解能力を持っている…よって、スペースビーストや敵のウルティノイド達を倒す事に特化している。

 それを踏まえて、今後はネクサスと共に戦わせて欲しい…この身体の持ち主、グライエンもそれを望んでいる。

 頼む…」

 

「要するにネクサスの様な力を持つ巨人が更に増えるのか。

 なら良いじゃないか、あのファウスト達に怯えずにメタフィールドを張れる様になるのは恩恵が大きいだろう、ユーゼス?」

 

「…そうだな。

 分かった、ならグライエン氏の意向も汲んでシンヤ・ミゾロギ…ウルティノイドメフィスト、君にも俺達と一緒にこの世界の平和を、人々の未来を護る為に戦って欲しい」

 

「ああ、勿論だ」

 

 そうしてメフィスト………シンヤ・ミゾロギは自らの力の詳細を事細かく話し終えた後、グライエンの身体を回復させる為に睡眠に入りグライエンの身体を寝かせたのだった。

 そして、もうダークファウスト達の力にピリ付くのも終わりを告げ、あの闇の巨人にも手痛い反撃を食らわせられる事を確認したユーゼス達は、メフィストの力と存在も今後の作戦に組み込む為に頭にその能力等を叩き込むと、次にシュウと別室でヴォルクルスの契約を破棄する方法を互いに話し合うのだった。

 そして、その契約破棄には矢張りゲッターロボとリョウマ達、マジンガーZとコウジ・カブトの力やウルトラマンと仮面ライダー、そしてサイバスターの存在が最終的に必要になると言う形に収まるのだった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから更に時が経過し、クロガネの食堂にてユーゼスやツカサ達はマスターテリオン達と共に食事を摂りながらそれ等の事を思い出し、そして先の戦闘でグライエンとUメフィストの力がかなり使える上に今後のビースト対策に必至と考えながらディケイド丼、ビーフシチュー、パスタ等を食べていたのだった。

 なお、グライエンの部屋にはマスターテリオンが転移して食事を運んでおり、誰かがドアから出入りして不可視の領域が崩れるのを避ける様にしていたのだった。

 

「…で、ビアンとDr.ヘル、サオトメ達から連絡はあったのか?」

 

「いや、まだだ…どうやら真ゲッターロボとやらの起動に難航しているらしいな」

 

「真ゲッターロボはゲッタードラゴンをも超えるゲッター線の力を振るうゲッターロボだ。

 それを起動するゲッター線エネルギー量もドラゴン達の比では無く、ドラゴン達をゲッター線タンクにして起動する様にするしか無いのだろうな…。

 だが、上手く真ゲッターロボが起動すれば反撃の糸口になる。

 それまでのクロガネの動きは変わらずスペースビーストの撃破と………人類間の戦いへの不介入だ。

 ナイトレイダーと仮面ライダー、ウルトラマンを人類間の戦争に巻き込まない措置としてクロガネをこの様な運用をさせた事については済まない、ビアン博士、Dr.ヘル、帝王ゴール」

 

「別に構わんさ。

 それに………今のDC残党を率いてるのがバン大佐ならば心配は無い。

 我等と志を共にした義の男、バン・バ・チュン………あやつがDC残党達の手綱をしかと握り締めている限りは、不測の事態………異星人の再びの到来があれば直ぐにそちらへの対処とスペースビーストの駆除を優先する命令を出すからな」

 

 ツカサが真ゲッターロボがまだ起動しない事をぼやく一方で、ユーゼスはクロガネをウルトラマンと仮面ライダーが集結する戦艦にしたが為に人類間の戦いにクロガネを不介入化させてしまった事に謝罪の為に頭を下げていた。

 が、ビアンやヘル、ゴールはバン大佐がDC残党を率いているとDC残党側…それと『ローズ』から情報を得ているので、この事については全く問題にしておらず、寧ろ新たな異星人の勢力が攻め込んで来る可能性が高いと踏んでおり、そちらやスペースビーストへの対処にクロガネを専念出来る事に寧ろ感謝している程であった。

 …そんな中で、ゲイツはカレーライスを食べるのを一時的に中断し、『ローズ』と共にクロガネに接触して来た例の者達…『シャドウミラー』についての事を話題に出したのだった。

 

「…ローズ、ミツコ・イスルギは兎も角として異世界人のシャドウミラー…奴等は信用出来るのか?

 俺はまだそれが疑問に尽きないし、信用に足る要素が薄い。

 どうなんだ、実際の所は?」

 

「…ヴィンデル・マウザー大佐曰く、人類勢力全体の力をより発展させぬ限り自身達の世界に居るマジンガーZERO…『終焉の魔神』とベーオウルフ…『向こう側』のキョウスケ中尉が変貌した化け物に勝てる見込みが無いと断言されては。

 光子力リアクターと超合金NZ(ニューゼット)メッキや新たなPTに特機、それ等を揃えて尚もやや足りないと称していたからな…。

 ならば、そのベーオウルフ達の脅威に備える為にも我々が技術を更に飛躍させる他無いだろう。

 …それに、コウジ君と共に進めていたプロジェクトHPGを我がダブルGやヴァルシオンに組み込めた事は大きい。

 その力を地球を脅かす存在に振るい、この星と世界の平和を勝ち取る。

 その為ならばシャドウミラー達の存在も存分に活用する他無いだろう………例え、人類勢力同士の争いが再び起きてしまう事態になってしまっても。

 そうしなければ………勝つべき存在に勝てなくなる、彼等の言葉が不思議と胸に刺さっては信じざるを得ない………違うかね、ゲイツ君?」

 

「………」

 

 そしてシャドウミラーを信じる是非についてゲイツに対してビアンがベーオウルフ達の脅威と言う自身達の知り得ない、しかし彼等が体験し自分達の世界から一時的に脱出して『こちら側』の戦力をアテにして来た事や、今の状態でもまだ足りないと言われた事が不思議と胸に刺さってしまったが故に、ビアンは技術者や組織運営者、そしてその頭脳全てを遺憾無く発揮してベーオウルフやマジンガーZEROがスペースビースト以上の超危険存在だと直感したのだ。

 故にシャドウミラー達を信じ、人類勢力同士の力を引き伸ばす案を採用してクロガネはそれに不介入を決め込もうとした………其処にナイトレイダーや仮面ライダー達がクロガネに集まり始めたのでこれは世界がそうしろと、自分達に囁き掛けているとビアンやヘル、ゴール、そしてサオトメは確信したのだった。

 そして今がある………シャドウミラー達を信じるしか無い、そうゲイツに説くと、ゲイツもそれ以上は黙り込んでシャドウミラーを信じる是非を問う事を止めたのだった。

 

「じゃあビアン、俺と魔王は引き続き他のライダー達の捜索に移る。

 見つけた際は何時も通り連絡する、そしてライダーの協力を得られた時もそいつ等が来た時用の部屋を用意してやってくれ」

 

「ああ、頼んだぞツカサ君、ソウゴ君」

 

「任せてよ。

 平成ライダーや令和ライダー達は必ずこの事態に力を貸してくれる…そして絶対に何とかなる、そんな気がするから信じて待っててくれよ!」

 

 そしてツカサとソウゴは、食事を終えるとオーロラカーテンを開いて再び平成ライダーや令和ライダーの捜索に向かうと同時に、彼等が力となりこの事態を何とかする力となる………そんな予感を魔王の直感でソウゴが太鼓判を押すと、ビアンやヘルもその直感を不思議と信じて笑い、そしてツカサ達を見送るのだった。

 だがツカサやソウゴは1つだけ懸念点をビアン達にも話していなかった。

 そう、『仮面ライダーブレイド』………『剣崎一真』、友を救い、世界を救う為に自ら『ジョーカーアンデッド』へとなった男。

 彼がこの世界に存在するのに何故かジョーカーアンデッドが封印されず世界に残り続けた時に起きる世界の崩壊が全く起きていない事を不審に思い………剣崎一真と共にその理由を同時に探るべく、世界中を巡り歩いているのだった。

 そして、それをビアンやウォズ達に知らせないのは剣崎一真からの頼みであり、内々で事を済ませたいと言う彼のたっての頼み事だったので、2人はその事を固く口を閉ざし、剣崎一真の行動にも協力するのであった…。




此処までの閲覧ありがとうございました!
はい…クウガは悩んだ結果、五代雄介の方が参戦となりました。
自分としましては五代雄介にこれ以上戦って欲しくないと個人的に思っていますが…相手がスペースビーストの様な、グロンギよりも邪悪で相互理解、共生不可能な存在なので五代雄介がそんな存在を目にすれば必ずアークルに手を翳して変身すると思いながら五代雄介の参戦を決めました。
そして確認された平成ライダーはクウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、フォーゼ、そして鎧武です。
で、平成ライダー達の状況はもう既に弦ちゃんは教師になってますし、葛葉紘汰は始まりの男になってます。
龍騎は色々あってカードデッキをまた手にしてますし翔一はレストランを経営してます。
ウィザードのインフィニティーウィザードリングに付きましてはハルトが最後の希望であり続ける限り、幾らでも生成可能とさせて下さい(土下座)
そして此処で問題です、ブレイドは剣崎一真…そしてジョーカーアンデッドです。
エグゼイドのゲーム世界すらも崩壊させたジョーカーアンデッドのルールが何故この新西暦世界で適用されないのでしょう?
まぁ…答えは簡単な物を用意してますし、剣崎一真なら黙っていないとヒントを出します。

次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!
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