ちょっと忙しくしていたので小説をちょこちょこと書いていて漸く前編分を書けたので投稿致しました。
そして…今回はタイトルの通りになります(確定演出)
しかも原作通りに行く…とは思わないで下さい…ンフフ。
では、本編へどうぞ!
アーチボルド達が乗り込むキラーホエール、其処に『ローズ』からの補給物資とアースクレイドルより来た補充人員を受理し、そして…その補充人員にアーチボルドもユウキ達も閉口していたのだった。
「アーチボルド少佐、自分は『ゼオラ・シュバイツァー』曹長です!
ビアン総帥とDCの理念を叶える為にこの命を懸けて敵と戦い抜きます!」
「え〜…『アラド・バランガ』曹長であります。
ゼオラとは相棒として戦います」
「こらアラド!!
少佐達に失礼でしょ、真面目にやってよ!!」
「…これはどう言う事ですか?
此処は学芸会の会場ではありませんよ、『クエルボ・セロ』博士?」
「す、すみません。
アラドとゼオラはセットで出撃をする様にスクールで教育を受けた『ブーステッド・チルドレン』なのです。
腕は確かなのでどうかご容赦を…」
アーチボルドもアラドとゼオラのやり取りに対して真面目に学芸会や学校のホームルームでは無いと思い、この2人を連れて来たアースクレイドルのクエルボ・セロに問い質せば…この2人はあのスクールの生き残りであると言う情報が出たのだった。
それを聞き、スクールの生き残りであるならばある程度は期待出来るかとアーチボルドは考えると頷きながら「結構」と口にするのだった。
「ではゼオラ曹長、アラド曹長、2人共自分の乗る機体の調整をやりなさい。
次の作戦では期待していますよ」
「はい!
ほらアラド、行くわよ!」
「イテテ、分かったから引っ張るなってゼオラ!」
ゼオラはアラドの手を強く引っ張って格納庫へと向かい始めるが、矢張りアーチボルドやユウキ達からすると2人のやり取りは学生が部活動に向かう様な感覚であり………アーチボルドは役立たなければどうでも良いとは考えているが、ユウキやカーラはあんな…自身達よりも若い少年少女を戦場に駆り出すのかと思い苦い表情をしていたのだった。
「…ふう、ではクエルボ博士、彼等の手綱は握っていて下さいね」
「は、はい。
…所で、次の任務は何処へ向かうのですか?」
「ああ〜、アースクレイドルから来た貴方達にはまだ伝えてませんでしたね。
これからハワイの連邦軍の演習場に向かうのですよ。
クライアントからの依頼で新型機を強奪せよと言いつけられてましてね…確か、名前はビルトファルケンでしたね」
「…そうですか、分かりました(………や、やっぱりだ………『オウカ』の言う通りハワイにこの艦は向かっている………!!
そうなれば、ゼオラやアラドは………な、何とか、何とかオウカと共にゼオラ達を『救わない』と、大変な事になる………!!)」
そうして次の任務先を聞いたクエルボは………『オウカ・ナギサ』がアギラ・セトメに幾ら記憶を弄られても残り続ける『差異次元の記憶』なる物により、アラドとゼオラが次に向かう任務先、奪う機体の型式と名前、そしてゼオラの身にこれから待ち受けるアギラによる悪意ある措置とアラドと幾度と戦わされる運命………それ等はこのキラーホエールに乗り、アーチボルドと接触し、ビルトファルケンの名を聞いた事でより現実的な物になると確信を持ってしまったのだった。
この時よりクエルボ・セロは何としても2人を、そしてオウカを救わねばと考え始め、しかしそれを嗅覚が鋭いアーチボルドにも悟られぬ様に上手く立ち振る舞いながらその方法を考え抜こうと行動を開始したのであった………。
───ハワイ・演習場───
一方その頃、新教導隊とライはヒッカム基地の通信室でシロガネに乗るキョウスケから先のヒューストン基地の量産型ヒュッケバインMk-II強奪事件をDC残党が引き起こした事や、連邦議会がビーストヒューマン、そしてスペースビーストに乗っ取られ掛けてると言うあの緊急連絡を共有していたので、このヒッカム基地所有の演習場にもDC残党が来る可能性がある…そう分析しながら、ビルトファルケンや量産型ヒュッケバインMk-II、カイ用にチューニングされた量産型ゲシュペンストMk-II改G型の調整作業に入っていたのだった。
「あ、コラコラ!!
此処は連邦軍の演習場で、今から機体のテストを実施するんだ!
海水浴に行くのは止してくれないか!」
「いや、海水浴に来た訳じゃ無いんです。
ただ、人を探してるんです…行方不明になってしまった、大事な友人を」
「えっ、あ、あ〜…そ、そうなのか、それは済まなかった。
だが此処から先は入っては駄目だから、其処だけは気を付けてくれよ?」
「はい、ありがとうございます、軍人さん」
そんなラトゥーニの視界に不思議な雰囲気を纏った青年が連邦軍の一般兵に止められている光景を目にし、ビルトファルケンの調整作業も終わりそうなのと、まだ演習に時間があったのでその青年に声を掛けようと考え始め、ビルトファルケンのコックピットから降りたのだった………偶々聞こえた、友人を探していると言う言葉が強く耳に残ったが為に。
「あの…貴方も誰かを探しているんですか…?」
「えっ?
…その服は地球連邦軍の…君みたいな若い子まで兵士になっているんだな、『この世界』は。
ああ、かれこれ半年間探し続けてるんだ…大事な仲間を。
その手掛かりがこのハワイにあるって所までは掴んだから此処に来たんだ」
「(この世界…それにこの雰囲気…まさか…)あの…私、貴方に似た雰囲気の人達を知っているんです…ツカサ・カドヤ、ソウゴ・トキワ、ゲイツ・ミョウコウイン、そしてウォズ…。
この名前に、聞き覚えはありますか?」
「…ディケイドとジオウ達、だね。
そうか、君は彼等と共に戦った事があるんだな…まぁ、察しの通り俺も仮面ライダーだよ。
俺の仲間も勿論仮面ライダーだ…そして、攫われたんだ、この世界に」
「攫われた…!?
一体誰に…?」
「ハンドレッド、この名に聞き覚えはあると思ったけど、どうかな?」
そしてラトゥーニは目の前の青年が仮面ライダーである事を確認すると同時に、彼の仲間がハンドレッドに攫われたと知り表情を険しくしていた。
其処に遠巻きに話を聞いていたライとカイもやって来ると、カイが隊長であるので青年に敬礼しながら自己紹介を始めるのだった。
「失礼、俺は地球連邦軍特殊戦技教導隊隊長のカイ・キタムラ少佐だ。
盗み聞きする形になってしまったが、ハンドレッドに仲間が攫われた…と聞いたが、確かなのか?」
「確かです、カイ少佐。
何故なら…俺が駆け付けた時にはもうこの世界に運ばれる寸前でした。
俺や『俺の仲間の2人』は何とか後を追って世界の壁を越えて来ましたが…足取りが其処で途絶えて…。
けど、漸くこのハワイにハンドレッドが居る、その情報を得て俺は此処に居ます。
…名乗るのが遅れてすみません、俺は剣崎一真…この世界ではカズマ・ケンザキと名乗るべきですね。
そしてもう1つの名は…仮面ライダーブレイドです。
皆さん、ハンドレッドもまた動き出してます、だから気を付けて下さい」
そうして剣崎一真…カズマ・ケンザキはハワイにハンドレッドが居る事を警告し、鋼龍戦隊の面々であったラトゥーニ、カイ、ライは久々に聞いたハンドレッドの名前に警戒心を顕わにし、DC残党のみならず人外の敵にも細心の注意を払わなければならないと感じ取りながらカズマの言葉にそれぞれ頷くのだった。
そしてカズマはそのまま演習場付近を探索する為にその場を後にし、それぞれがそれぞれの行動を取るのであった…。
「で、今の会話を聞いてどうするんだマガミ?」
「ハンドレッドとやらに警戒する、それだけだ。
………ラトゥーニ、そうか、矢張りこの世界では………」
そんなカズマやラトゥーニ達の会話をスカルパイルダー内で盗聴していたカイドウとマガミは、ハンドレッドを相手にすべく待機し続ける事にしたのだった。
更に…マガミはラトゥーニが元気に歩いている、そんな光景を見届け呟いた事で、矢張りリョウ・マガミ…エルプスユンデが『こちら側』で生まれなかった為にこうして廃人になる事が無かった、心善き者達に出会えて対人恐怖症を乗り越えつつあると思い知り、『原罪』の名の如く自分は生まれてはいけなかった存在と改めて認識したのであった。
だが生まれたからには敵を全て斬り、撃ち、地獄に墜とすとして2人は盗聴を止めた後システムチェックし、近くに居るスカーレット達に機密通信を行った後操縦桿を握り締め、何時でも髑髏の魔神…カイザーSKLを動かす準備を整えるのであった。
第7話『ブーステッド・チルドレン/髑髏と切り札の剣』
そうして演習が始まると、ラトゥーニはビルトファルケンの性能を直に触れてみて矢張りヴァイスリッターに近く、そして超合金
一方ライは先行量産型のツインアイフェイスである量産型ヒュッケバインMk-IIにGHパーツの恩恵で量産型ゲシュペンストMk-II改の換装パーツを取り付けられる事が可能になっていたので、今回はW型…ヴァイスリッターと同型の換装パーツを取り付け、ビルトファルケンに合わせる形で演習を行おうとしていたのだった。
「…よし、時間だ。
ASRS解除、全員行くぞ」
【ザバァァァァァァァァン!!!!!】
「なっ、DC残党だと!?
バカな、何故此処まで接近してレーダーの警戒網に引っ掛からなかったんだ!?」
だが、その演習場に招かれざる客としてDC残党が現れると、カイ達は何故こんなに接近を許してしまったのだとして驚いてしまっていたのだった!!
そしてこのカラクリにはASRSと言う対感知装置球状フィールドにより強力なECMを発生させ、レーダーに感知させなかった為である!
元々はDCが研究していたが、それをアースクレイドルと其処に居る『影』達の協力により、更に高性能のASRSが開発され今のDC残党に標準装備されてしまっていたのだった!!
これでは索敵が遅れてしまうのでどう足掻いても連邦軍側がワンテンポ遅く動く事になる為、DC残党の唯一のアドバンテージと呼べる装置なのだ!
「各機、ヒュッケバインとゲシュペンストの相手をし時間を稼げ。
ゼオラ曹長、アラド曹長、お前達は手筈通りにビルトファルケンへ行け!」
「了解しましたユウキ少尉!
ほらアラド、行くわよ!!」
「え、あ、ちょっ、待って!
ええと、ブースト・ドライブのスイッチは…!?」
「あ~もう良いわよ!!
私だけで行くわよ!!」
「!!」
そうしてユウキとカーラが率いるDC残党部隊はビルトファルケンを奪取すべく行動を開始し、ゼオラがモタモタしているアラドを置いて行きビルトファルケンへと急接近し、取り付き始めた!
そして攻撃を開始し、上手く動きを止めようとした………そんな攻撃をラトゥーニは何時もの回避モーションで回避した………。
それにより、2人はそれぞれの動きに既視感を持ってしまったのだった!!
「えっ、嘘、今の回避モーションはラトの!?」
「ま、まさか…ゼオラ、なの…!?」
「う、ううん、違う…恐らくあの娘のモーションパターンが使われただけだわ、絶対にそう、その筈…なのよ…!!」
「おいゼオラ、どうしたんだよ!
早くビルトファルケンを!」
「くっ、こいつ等はビルトファルケンが狙いか!
ラトゥーニ気を付けろ!
…ラトゥーニ、どうしたラトゥーニ!」
ラトゥーニとゼオラはそれぞれまさかと思い…しかしゼオラの方は『調整』を受けてるのでラトゥーニでは無いと盲信して何とかビルトファルケンを奪おうと次の行動に移そうとしていた!
しかしラトゥーニは今の攻撃モーションは絶対にゼオラにしかあり得ない物であるとして動揺し、次の接近を許してしまい、カイの忠告の通信も聞こえず、ゼオラの乗るリオン・タイプVがビルトファルケンに組み付き地上へと落としてしまったのだった!
「あう…!」
「【パシュウッ!】さあビルトファルケンのパイロット、両手を挙げて出て来なさい!!」
「【パシュウッ!】…ゼオラ、やっぱり貴女だったの…!?」
「!!!?!?
ラ、ラト!?
そ、そんな、どうして貴女が…そ、そうか、連邦軍に無理矢理PTに乗せられているのね!!」
「えっ!?
ち、違うわ、私は自分の意思で…」
「う、動かないで!
変な動きを見せると撃つわよ、ラト!!」
「撃つ…!?
私を…!!?」
そして…ゼオラはラトゥーニの姿を確認し動揺しても、『調整』を受けたが故に自分の行動に疑問を持たず、本来なら銃など向けない筈の彼女がラトゥーニに銃口を向けてしまい…そして発砲し、弾丸はラトゥーニの肩を掠めたのだった!
「あう…!!」
【ドサッ!!】
「ラトゥーニッ!!」
「くっ、邪魔をするな貴様達ッ!!」
そしてカイ、ライの2人は自身達を囲うDC残党のリオン・タイプFをブレストバーンや光子力ビームで撃ち払い、何とか道を開いたがゼオラはもうビルトファルケンへと乗り込み、ネットワームも除去して機体の奪取に成功していたのだった!
「此方ゼオラ曹長、ビルトファルケンの奪取に成功、これより撤退します!!」
【ビュォォォォォッ!!】
「くっ、ビルトファルケンが…いや、それよりもラトゥーニだ!!
ラトゥーニ、無事か!?」
「うっ…カイ少佐…。
はい、ビルトファルケンが…倒れていたお陰で其処まで高い所から落ちませんでしたので…」
「よし、ならば俺のゲシュペンストに乗れ、安全を確保する!」
ビルトファルケンが奪われた直後、カイは急いでラトゥーニの隣に着地すると、コックピットに乗り込ませて彼女の身の安全を確保したのだった!
それからカイとライでDC残党部隊の攻撃を凌いでいると…シロガネとヴァルストークが戦域に突入し、機動部隊を出撃させたのだった!!
「カイ少佐、ビルトファルケンは!?」
「すまん、奪われた…!
それと今俺のゲシュペンストで確保しているが、ラトゥーニが撃たれて負傷している!」
「ええ!?
ラトゥーニちゃん大丈夫なの!?」
「はい…肩を掠めただけなので…」
「よし、なら機動部隊は教導隊達と共にDC残党部隊の撃退をせよ!」
そして、コウジ達の状況確認を終えた後DC残党部隊と戦闘を行おうとシロガネ&ヴァルストーク隊が一戦交えようとした………その時、ユウキやカーラ機、更にシロガネとヴァルストーク等に搭載されたビースト振動波探知機に反応が示されたのだった!!
「艦長、ビースト振動波探知機に反応あり!!」
「父さん、此方にもビースト振動波が!!」
「これは…島全域にビースト振動波が探知されている!?
まさか!?」
リーは演習場のあるこの島全体にビースト振動波が探知されている事にある可能性を思い付き、ブレスもまさかと考えていた…その時、地面や海から大量のスペースビーストが現れ、そのラインナップはバグバズン強化体、ビーセクタ強化体、フログロス強化体と強化体のスペースビーストがもうデフォルトで現れるまで至っていた!!
「この反応、強化体のビーストか!!
各機へ、連邦軍への攻撃を中止、DC特記事項であるスペースビーストへの対応を最優先せよ!!」
「オーケーユウ!!
任せて!!」
「え、え〜と、連邦軍から横流しされたディバイトランチャーのロック解除、ディバイトランチャーアクティブ…よ、よし、これでやれるぞ!!」
DC残党部隊もスペースビーストの出現によりDC特記事項を発動し、連邦軍よりもスペースビーストへの対応を最優先する様にユウキが命じた所で漸くアラドも機体のスイッチの位置を思い出し、イスルギ重工…と言うよりミツコからDCに横流しされたディバイトランチャー、及びスペシウムアタッチメントをDC残党各機が装備し、スペースビーストへと攻撃を開始したのだった!!
その光景…と言うより、DC残党の武器に関してコウジやキョウスケ達が疑問を持ち始めていたのだった!
「キョウスケ中尉、アレはスペシウムアタッチメント装備型の最新式ディバイトランチャーだよな!?」
「ああ…どうやら、何処かから横流しされてるらしいな。
だが、スペースビーストを対処するならこれも致し方無しと割り切る他無いか…!」
「アサルト1を含む各機、及び教導隊へ、マジンガーZとヴァルホークを残してアタッチメント装備型ディバイトランチャーを装備する為にシロガネへ一時帰艦せよ!!
そしてストレイジはゲシュペンストMk-II改からキングジョーSCとウインダムに乗り換えよ!!」
「了解!!
行くぜコウジ、皆が出られるまで時間を稼ぐぜ!!」
「あんま無茶するなよ、カズマ、ミヒロ!!」
しかし、それよりも早くスペースビーストを掃討しなければならないので、教導隊やライを含むマジンガーZ、ヴァルホーク以外の全機がシロガネに向かって一時帰投し始める!
しかし、カイのゲシュペンストMk-II改を取り囲む様にバグバズン強化体がうじゃうじゃと現れると、カイとラトゥーニは行く手を阻まれてしまいカイも舌打ちをしていたのだった!
が、其処にアラドの乗るリオン・タイプVがバグバズン強化体に攻撃し、ゲシュペンストMk-II改に通信を入れ始めていた!
「おい、其処のゲシュペンストMk-II改に乗ってる奴!
早くシロガネに行ってディバイトランチャーを取って来いよ!」
「えっ!?
ア、アラド…貴方もDC残党に居るの!?」
「えっ、そ、その声は…ラト!?
嘘だろ、何でPTにラトが!?」
「此方特殊戦技教導隊隊長のカイ・キタムラ少佐だ。
ラトゥーニは俺達のかけがえの無い『仲間』だ。
ラトゥーニもまた俺達を『仲間』と認めてくれて心を漸く開いてくれた所だ。
アラドと言ったな、お前は…元スクールの一員なのだろう?
ならラトゥーニが心を開いてくれた意味を考えてくれ」
「ラトゥーニが…あんた達に心を開いた事への…意味…」
アラドはゲシュペンストMk-II改に通信を入れた事でラトゥーニがゲシュペンストMk-II改に同乗していると知り驚き、SOUND ONLYから顔も映して通信を開くと元気な姿の…しかし、肩に銃弾が掠めた跡があるラトゥーニを見て驚きながらビーストを相手取り、その間にカイはゲシュペンストMk-II改のブレストバーンで追撃を入れつつディバイトランチャーを取りに向かいながらラトゥーニが心を開いた事の意味をアラド自らに考えさせようと言葉を投げ掛けたのだった!
アラドは………あの自閉症に陥り、最後はアードラー達の所為で廃棄されてしまったラトゥーニの心がスクールに居た頃よりも開かれてる事に、きっと心善き人達が彼女の心を癒したのだと思い始め、このカイ少佐と言うオッサンもその1人だと考えたのだった。
そして…ラトゥーニやカイの道を切り拓く為に、アラドの全神経が研ぎ澄まされ、リオン・タイプVで強化体のビーストを相手に奮闘などでは無い、一騎当千の動きを見せ始めたのだった!!
「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!
ラトとオッサンの道を邪魔すんじゃねえ、化け物共!!!!」
「ユウ、アラドの動き見てよ!?
あの子、あんな動きが出来たの!?」
「キッカケは…あのゲシュペンストMk-II改への通信か?
…ログを確認した限り、元スクールの知り合いが同乗していたらしいな…そうか、仲間を守る為に力を発揮したのか、アラドは」
「カイ少佐、シロガネへの道が拓きました…!」
「よし、ラトゥーニはケガもあるから一応シロガネの医務室へ行くんだ!
俺はこのままあのアラドと言う小僧と共に戦う!」
「はい…カイ少佐、アラドをお願いします…!」
そうして、ゲシュペンストMk-II改もまたシロガネの後部ハッチへと搭載されると、ラトゥーニは肩の傷を見せる為に医務室へと向かい、ゲシュペンストMk-II改は最新式ディバイトランチャーを装備してから直ぐにアラドの隣に急速先行すると、2機でバグバズン強化体を相手に良い連携を見せていた!
そんな中、アラドからカイへと通信が入るのだった!
「オッサン、ラトの肩の傷、アレは何だったんだ!?」
「オッサンと呼ぶな小僧!
…ラトゥーニはビルトファルケンに乗っていたが、機体を奪取させる際に肩を掠める様に撃たれた様だ。
幸いビルトファルケンが倒れていたお陰で其処まで高い位置から落ちずに済んでいたが…」
「撃たれた!?
しかもビルトファルケンに乗っていた!?
ま、まさか、ゼオラがラトを撃ったのか…嘘だろ、ラトを妹の様に可愛がってたあのゼオラが!?」
その通信でラトゥーニの負傷の件をカイから詳しく聞いてしまい、ゼオラがラトゥーニを撃った事に衝撃を受けてアラドのリオン・タイプVは一瞬動きを止めてしまうのだった!!
それもその筈、ゼオラやアラドはラトゥーニと仲が良く、特にゼオラはラトゥーニを実の妹の様に可愛がってた事を良く知っていた為、その事実が重く突き刺さってしまった為だった!!
そして、その動きの止まったリオン・タイプVを見逃す程スペースビーストは甘く無く、バグバズンやビーセクタ達が一斉にアラド機に群がり始めようとするのだった!!
「うわっ、し、しまった!!」
「ぬぅ、ラトゥーニから頼まれたのだ、見捨てる訳には行かん!!」
『アラド!!!!』
「くそ、邪魔すんじゃねえよ化け物!!」
「この位置じゃ、あのリオンまで間に合わない…!!」
ヴァルホークもマジンガーZも、再出撃したATXチームもストレイジもリオン・タイプVの位置まで動こうにも間に合わない為、カイのゲシュペンストMk-II改と共にビースト達の攻撃を受けそうになっていた!!
特にアラドのリオン・タイプVは一世代前だが超合金
そして、ビーストの毒牙はアラドの機体へと伸びて行き………。
【ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド、ドォォォォォォォォォン!!!!!!】
「何だ、何処からの攻撃だ!?」
しかし、アラドのリオン・タイプVを攻撃しようとしたビースト達は一斉に何らかの攻撃で撃破され、ビーストもコウジ達も何処から攻撃が来たのだと困惑していた…その時、海の中からジャンプして陸地に着地した1機の機体…髑髏の魔神、カイザーSKLが其処に居たのだった!!
「あ、あれはノーバディーズの『スカルデーモン』!?
何故ハワイに居る!?」
「あれは…噂になってた、マジンガーZやグレートマジンガー以外の…もう1機の、マジンガー!?」
『あれが…俺やグレート以外の…マジンガー…!!』
「ようマガミ、昔馴染を助ける為に咄嗟に動いたってか?」
「そんな所だ。
…ゼオラはもう行ってしまったがアラド、まさかお前達まで居るとはな…これも何かの巡り合わせか。
…いや、それよりもスペースビーストを片付けるぞ。
カイドウ、適度に代われよ?」
「分かってらぁ。
んじゃ、俺にチェンジして…化け物退治と洒落込もうじゃねぇかぁ!!!!」
カイはノーバディーズの『スカルデーモン』と言うコードネームを名付けられたカイザーSKLを見て驚愕し、コウジとマジンガーZは………カイザーSKLの派手な動きにも驚いていたが、細部はZとグレートと異なりマッシブだが、スカルデーモン…『髑髏の魔神』と名付けられるに相応しい風貌を持つとして興味を惹かれ、そして胸の放熱板が銃になったり背中の巨大な牙の様な剣で戦う姿、その全てにゲッターロボ達にも感じたデジャヴを覚えたのだった!!
その間にカイドウとマガミは上手くチェンジしながら戦い、テツヤから学んだ事を活かしてビーストに付け入れられる隙を無くしつつアラドとカイの機体の安全を確保し、DC残党部隊とシロガネ&ヴァルストーク隊が合流出来るルートを確保したのだった!!
その戦い方にアラドも「凄え…!!」と呟いた、その直後カイザーSKLはマジンガーZに接触し、接近回線で通信を始めたのだった!
「よう、お前がコウジ・カブトとマジンガーZだな?
テツヤのロートル先輩やイングラムの野郎から聞いた通りの奴だな」
「…お前、テツヤさん達を知ってるのか?」
「ああ、俺達は『あの2人が向かった先に居た人間』…と言えば、お前ならば直ぐ分かるだろう?
カブトの血を引き、その頭脳を今も活かしているのならばな」
カイドウとマガミは少し突っ掛かる様にコウジとマジンガーZに自分達の正体と…恐らくノーバディーズ全員がそうだと言うヒントを与えながらニヤリと笑っており、その顔を見たコウジとマジンガーZは………マガミは見た事が無いが、カイドウの方だけは見間違える事が無いと確信を持ちつつ、テツヤとイングラムが向かった先に居る『並行世界の人』ならば年齢の差も説明が出来るとして納得し、そして事を荒立て無い様にその『カイドウの正体』だけは2人で胸にしまい、ノーバディーズのヒントはこの後皆に共有すべきだと考えるのだった!
そしてスペースビーストがまだ増え続けるので、マジンガーZとカイザーSKLは背中合わせになりながら互いの敵を見据えるのだった!!
「なあ、アンタ等2人とその魔神はなんて呼べば良いんだ?
名前を教えてくれないか!」
「名前位なら幾らでも良いぜ。
俺はケン・カイドウ、後ろに居るのはリョウ・マガミ!
そして俺達の乗るこの地獄の魔神の名は…カイザーSKLだ!!」
「カイドウ…マガミ…マジン…カイザーSKL…!!
分かった、ならカイドウとマガミはカイ少佐達の方にキョウスケ中尉やエクセレン少尉、ヘビクラ中佐やクレナイ少佐と一緒に行ってくれ!
俺は残る皆でこの醜い化け物達を消滅させてやるぜ!!」
「はっ、マジンガー乗りとあって血の気が多くて助かるぜ!!
良いぜ、なら俺達もこの化け物達に教えてやるぜ…『俺達が地獄だってな!!』」
そしてマジンガーZとカイザーSKLはそれぞれの戦場に赴き、ライとブリット、ラミアとカズマ達やユウキとカーラと共にマジンガーZは光子力ビームやルストハリケーンを放ちビーセクタ強化体を消滅させ、カイザーSKLはカイのゲシュペンストMk-II改、アラドのリオン・タイプV、更にアルトアイゼンやヴァイスリッター、ウインダムにキングジョーSCと共にフログロス強化体を機動力で翻弄したりバグバズン強化体をサンダーブレークやオクスタン・ランチャーCモード、スペシウムランチャーの火力と共に蹂躙し消滅させる手伝いをしていた!!
其処にウイングルも現れ、カイザーSKLに寄り添いながら接近通信を始めていた。
「どうなんだ、並行世界の兄弟達に出会えた気分は?」
「………悪くねぇ。
またあの声が聞けて俺も久々にニヤけ顔が止まらねえよ」
「俺もだな…アラド、ラトゥーニ…それにゼオラ…あの3人が生きて元気にしてると知れただけでも収穫だった。
だがゼオラに関しては…ラトゥーニを自分の意思で殺すまでには至らないが、それでも銃口を向けて引き金を引くのはあり得ない。
自分の妹の様に可愛がってた彼女を撃つなど…」
「となれば、何か『弄くられてる』可能性が高いんだな?」
「ああ、だからアラドとゼオラをDC残党から引き離さねば拙い事が起きても可笑しくない…この事はヴィンデル大佐やレモン少佐達に報告する、それで良いな、お前達」
「ああ、構わんぞマガミ特務中佐、お前の好きにしろ。
さてツバサ…久々にウイングルで暴れるぞ!!」
「はい!!」
スカーレットのカイドウ達に寄り添う感想に、2人共悪くないと言葉を漏らしたが…矢張りゼオラの挙動が可笑し過ぎるとマガミも悟っていたので、急いでアラドとゼオラをDC残党から引き離さないとならないと感じ取っていたのだった。
特に…マガミはゼオラが『弄られている』件についてはアギラ・セトメが脳裏に浮かんでいるので、尚更急がねばと内心では焦っており、ヴィンデル達にもそれを報告する事にしたのだった。
そしてウイングルも混ざりながらアルトアイゼン達と共闘し、まだまだ増え続けるスペースビースト達に連邦軍もDC残党も関係無く『人間達』が抗う中………その光景を、崖の上からハンドレッドのエイゴウと指揮官カッシーンが覗き見ていたのだった!
「フッ、我等が神と協力者の飼う獣共相手に良くやる。
なら此処に少しアクセントを加えても「ハンドレッドォッ!!!!」
………その声、剣崎一真か」
そんなハンドレッドの2名の背後から…遂にカズマが目標をその目に捉え、怒りの感情を顕わにしながら歩き、そしてある程度の距離をとって立ち止まるのだった!!
「ハンドレッド…始は…『相川始』は何処にやった!!」
「相川始…ジョーカーアンデッド、『仮面ライダーカリス』ならばバトルファイトのルールが発動しない様に丁重に饗してる所だ………ハンドレッド流に、な」
カズマは攫われた仲間………相川始、仮面ライダーカリスがハンドレッド達に未だ囚われ、そして何かをされていると聞いた瞬間、懐から『ブレイバックル』と変身用のラウズカードを取り出し、カードをベルトにセットして巻くと待機音が鳴り響き、ハンドレッド達に最終警告を発するのだった!!
「お前達………始を返せ!!
さもなければ」
「おっと、その前にお前に会いたい人物が居るんだ、彼と会ってくれ」
だが、エイゴウ達は余裕を見せながら指を鳴らすとオーロラカーテンが現れるとその中から………カズマは見た事が無い人物が現れ、されどその身から発せられる気配はアンデッド、しかも自身や始と同じジョーカーアンデッドの物と全く同じ物であり、カズマは驚愕しながらその人物に視線を向けるのだった!!
「お前は…誰だ!?」
「この姿では『志村純一』を名乗る者…バトルファイトの再開を促し終わらせる者、『アルビノジョーカー』だ。
ブレイド、お前とジョーカーの所為でバトルファイトは永遠に決着が付かないイレギュラーな事態が引き起こってしまった。
よって『統率者』の意思に従い、ブレイドとジョーカーアンデッドの封印を行い、俺がバトルファイトの勝利者となり世界をリセットさせる」
「…お前が…本当の、もう1人のジョーカー!?」
そしてその男………志村純一はカズマに軽蔑の眼差しを向けると、カズマ達の所為で決着が付かないバトルファイトを真に終わらせるべく敵意を向けるのだった!!
カズマは仲間達と共にトランプのカードではジョーカーは『2枚』存在している事から、本来はジョーカーアンデッドももう1人存在しているのでは?と予測を立てていたが、此処に来てまさかそのもう1人のジョーカーが現れるとは思っておらず、カズマも全力で警戒するのだった!!
すると志村純一………アルビノジョーカーは『ケルベロス』のカードを取り出し、更に変身ベルトである『グレイブバックル』も取り出し、バックルにカードをセットしてベルトとして巻くのだった!!
「そのカードはケルベロス!?
しかも…そのベルトは一体!?」
「さぁ、行くぞブレイド…お前を先ずは封印してやる。
変身」
「くっ、変身!!」
【Turn Up/Open Up】
そして両者のベルトから『オリハルコンエレメント』が展開され、その光の幕をカズマとアルビノジョーカーが潜り抜けると2人の姿はそれぞれ切り札の剣たるライダー『仮面ライダーブレイド』と、ブレイド達の技術を応用、発展させた新世代ライダーでありダークライダーとしても数えられる1人である『仮面ライダーグレイブへと変身し、それぞれ武器である『醒剣ブレイラウザー』と『醒剣グレイブラウザー』が抜き放たれ激突し、2つの剣が…人の尊厳と平和を護る為の剣と人の全てを終わらせる為の剣が何度も斬り結ばれるのであった!!
こうしてヒッカム基地所有の演習場に於いて、人類と人外の化け物、そして仮面ライダーとダークライダーの戦いが行われ、事態は混沌を極めつつあった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました!
え〜、今回出た志村純一は(^U^)ニーサンでは無くガチ外道のアルビノジョーカーになります。
そして人類+ノーバディーズ(カイザーSKL&ウイングル)とスペースビーストの戦いに並行し仮面ライダーとダークライダーの戦いまで勃発…本当に7話なの?という密度ですが、本当に7話です。
そして…オウカ姉さんは『アギラのBBAの所業を差異次元の記憶で知ってる』、そしてクエルボ博士にその内容を伝えてます。
これでどうなるかはまた先に…。
次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!