今回は久々に1話完結型の話になります。
そして…本作のオリジナル展開はまだまだ止まらないのでどんな風になるのかお楽しみにです。
では、本編へどうぞ!
シロガネのブリッジにて、リーは少し目を閉じ半年前の………あの北京での戦闘を思い出していた。
リーは鋼龍戦隊と名付けられる前のハガネ・ヒリュウ改部隊から離反者…イングラムが裏切ってしまったあの時に別地区にて民間人達を守りながら戦闘をしていた。
そして敵艦や機動兵器が対地飽和攻撃を仕掛け、市街地を吹き飛ばそうとした時…マジンガーZとコウジの魔神パワー『高次予測』でそれを阻止する為の人選として選ばれたグレートマジンガー、ゲッタードラゴン、サイバスター、リベル・レギスが現れ、市街地を守ろうと試みたが1手足りず…。
しかし、その1手をウルトラマンジード達が埋めたあの時を思い出していた。
「(鋼龍戦隊にも、初代ゲッターチームにも、そしてウルトラマン達にも返し切れない恩がある………ならば、私はその恩に報いる為に、地球連邦軍の軍人として、地球人として恥じぬ振る舞いをする………そう、あの時に心に決めた。
そしてこのシロガネのクルーは皆北京の戦闘やL5戦役時にシャンハイを指揮していた時の部下達だ………そう、皆も鋼龍戦隊達やノーバディーズに恩がある、そして私とも面識がある人選達だ。
この人選ならば鋼龍戦隊と合流後に問題は起きない………フッ、昇進する未来を蹴ってまで現場に拘った甲斐があった物だ)」
更にシロガネの現クルー達は皆北京の戦闘やL5戦役時にシャンハイに乗っており、リーの指揮の下で生き残った人材達だった。
彼等も皆鋼龍戦隊、仮面ライダー、ウルトラマン、そしてノーバディーズに恩を感じており、彼等の力になりたいと願い出ていた者達だった。
そんな者達が修復されたシロガネに乗り込み、英雄達や………リーに知らされているクレナイ少佐とヘビクラ中佐、更にシロガネの整備士であるバレット技術少尉の正体…ウルトラマンオーブとジャグラスジャグラー、バルタン星人達と共に戦っていて、更に『影』達やミツコの存在を教えられている…。
リーは統合参謀本部は間違い無くシロガネを鋼龍戦隊の一員にさせる気だと確信しており、それも望む所なのだった。
「艦長、ラングレー基地のケネス少将から入電です」
「ん、繋ぎたまえ」
そんな空気の中、ブリッジの通信兵が嫌そうな顔でケネスから通信が入ったのでリーは苦笑しながらその表情をケネスに見られるなよとアイコンタクトしながら通信を繋ぐのだった。
『ふむ、通信に出る時間は早いな。
では先の新型PT強奪事件に関する上層部の決定事項を伝える。
特殊戦技教導隊の処分は保留…なお、同隊は今後シロガネ及びヴァルストーク隊に編入しDC残党追撃任務に参加させる』
「了解しました。
ケネス少将の威光をDC残党達に知らしめる為に教導隊共々我々は粉骨砕身の覚悟で任務に当たります」
『…ほう、良い姿勢だ。
よし、では此処で1つ教導隊の処分が甘かった事の裏事情でも話してやろう。
先の強奪の件、極東方面軍司令のレイカーが責任を取ると申し出て来おったのだ』
「(成る程、先の量産型ヒュッケバインMk-IIの強奪の件と合わせてそれで痛み分けにしつつ教導隊を守ったのか…レイカー司令の判断は間違いでは無いな。
彼等に要らぬ処分を下してしまえば、それこそ連邦軍の戦力を落としかねないからな)」
そうしてケネスのご機嫌取りをしたリーは何故教導隊の処分が其処まで重くなかったのか『向こうから話させた』上で、これでリーは教導隊も自分の部下として変な命令から守れる上にラトゥーニの件を此方の判断で進められるとして内心では安堵しつつケネスの考え無しに今回は助けられたと考えていた。
更にその通信をヴァルストークに横流ししており、音声のみだがそのやり取りを聞いてブレスもミツコもケネスの『小ささ』に手を挙げていたのだった。
『なお、場合によってはアイドネウス島方面へ偵察に出ていたハガネとの合流もある。
くれぐれも、レイカー子飼いのダイテツ・ミナセに遅れを取るなよ』
「承知しました(………連邦議会がビーストヒューマン達に乗っ取られ掛けている事は貴様も知ってるだろうに、こんな時に派閥争いを持ち込むとは………恥を知れ、ケネス・ギャレット少将)」
『では、以上だ【プツンッ】』
そして………連邦議会の現状を将官クラスならば知っている筈なのにこの期に及んでまだ派閥争いを意識しているケネスに対してリーは内心で毒付き、恥を知れとまで心の中で断言していた。
その様子をシロガネブリッジに通じるドアの陰で聞いてるヘビクラもケネスのアホさ加減に辟易し、あんなのが将官クラスなのが腹が立っていたのだった。
そして通信終了後、リーは溜め息を吐き始めていた
「…ブレス艦長では無いが、我々も奴に対して塩を巻く必要があるか?」
『【ピッ】塩が欲しいなら幾らでも貸すぞ、リー艦長』
「すまないブレス艦長…連邦軍の汚い内情を見せてしまったな…」
そしてリーがケネスの代わりにブレス、そしてヴァルストークのブリッジに居るミツコに謝罪すると…ミツコも溜め息を吐き、私室にあるストレス発散用にブレス達に用意させたワインがまた減ると思いながら、ホリスやアカネ、シホミ達から塩を渡されたのでケネスに対して手に力を込めて塩を巻くのだった。
その後、シロガネの第1ブリーフィングルームにてハガネとの合流の可能性が出た事をリーはコウジ達に知らせると、コウジも嬉しそうな表情を見せていたのだった。
…但し、これの裏に連邦軍の派閥争いの種がある事を知られぬ様にリーは落ち着いて立ち振る舞いながら、キョウスケやカイ達皆にハーブティーを振る舞っていたのだった。
「…リー艦長、バイタルサインが少し乱れている、何かあったのですか?」
「Z…ああ。
ケネス少将の下だらぬ派閥争いを聞いて辟易していた所だったのだよ」
「派閥争いって………えっ、ラングレーのケネス司令は少将、つまり将官クラスですよね?
なら連邦議会の現状を知っている筈なのに何でこの期に及んでまだ派閥争いを意識してるのさ、馬鹿じゃないのか!?」
「コウジ………そうだよ、ケネス少将は『馬鹿』なんだよ。
はぁ~………実は、メキシコ事変後にストレイジを実質飼い殺し状態にしてレイカー司令の下に行くまでアレコレとしてたのもあの野郎なのさ」
「お陰で俺達は見たくない顔の奴の下でまたこの半年間命令を聞く羽目になったのさ…」
「ありゃりゃ………ヘビクラ中佐達がウチの司令を見て毛嫌ってたのはそう言う事だったのね…」
Zのリーに対するバイタルサインの乱れを皮切りにケネスの馬鹿さ加減に辟易し始めたコウジやキョウスケ達に、ヘビクラとクレナイからメキシコ事変後にストレイジを実質飼い殺し状態にしていたのがケネスだったと知り、スペースビーストの脅威を知りながらストレイジを自由に動かさなかったのもあの男かと知り、コウジ達は余計にケネスが馬鹿過ぎると思い、エクセレンもヘビクラ達に同情するのだった。
一方ラミアはそれを聞き、余計にケネス・ギャレットは今後の地球連邦軍の『いらない人材候補』筆頭株となり、この時点で無能の烙印を押すのだった。
「…話を変えよう。
場合によってはハガネと合流するとあるが、それは恐らくDC残党も…量産型ヒュッケバインMk-II強奪やビルトファルケン奪取等を見て、恐らく気付き始めてるだろう。
つまり我々が追う者達は囮の部隊を出し、足止めに掛かるだろう。
ならば………それを逆に利用し、ハガネとさっさと合流させて貰う事にする、戦力増強とダイテツ艦長の采配、そして皆の士気を高める為にな」
「…大胆に出ましたね、リー艦長。
ケネス司令に何か言われるのでは?」
「そんな物、言われるのは慣れているさ。
…さて、総員はこのまま第2種戦闘配置に付きつつ………ラトゥーニ少尉の願いを叶える様に尽力しよう」
「…リー艦長」
そしてリーはもうこのままハガネとさっさと合流する方向で話を進め始めつつ、ラトゥーニを見てから彼女の願い………ゼオラやアラドをスクールの呪縛から解放しつつ助け出したいと言う切なる願いを叶える為に皆に協力させようと敢えて口にするのだった。
ラトゥーニはかつての自身を救ってくれたジャーダやガーネットの様に自分もゼオラ達を救い出したいとカイに口にしており………それがリーにも伝わっており、ならばリーはそれを鋼龍戦隊流のやり方に則って救い出してしまおうと言う考えに至っていたのだ。
その言葉を聞き、ラトゥーニは改めてリーに頭を下げるとリーは其処まで偉い事では無いとして頭を上げる様にジェスチャーを出すのだった。
【ビィィィィィィィィ、ビィィィィィィィィ!!】
「敵襲…矢張り読み通り囮部隊を差し向けて来たか!
各員第1種戦闘配置に変更し、乗機へ乗り込む様に!
私もブリッジに向かう!!」
『了解!!』
そんな中、リーの読み通り敵部隊………恐らく囮となる部隊が襲撃を仕掛けて来た事で第1種戦闘配置に全体が切り替わり、コウジ達は走って格納庫のマジンガーZやアルトアイゼン等に向かうのだった!
一方リーはブリッジに辿り着くと、状況報告からDC残党部隊の物と思われる機影が接近中だとメインオペレーターから報告を受けていたのだった。
「敵の数から考えて矢張り囮だな………ならばシロガネ発進!
洋上で迎え撃ち、ハガネが此方へ向かって来る様に促すぞ!!」
そして、リーはハガネダイテツ艦長が此方の意図を汲み取ってハガネで向かって来る事を前提にシロガネを発進し、洋上で敵部隊を迎え撃つ選択を取るのだった!
この選択が吉と出るか凶と出るか………それはまだ誰にも分からなかった。
第8話『白金と鋼、そして若き最強戦士』
シロガネ・ヴァルストーク隊は洋上で出撃し、ヴァルホークもエアフォースモードで出撃しながら各機は通信を開き始めたのだった。
「やっぱこりゃ囮だな」
「何故そう言い切っちゃうんでございますのですか、ヘビクラ中佐?」
「前回、敵は特殊なECMを使いビルトファルケンのテスト場近くまで侵入して来た。
だが今回は違う、自分達の身を隠そうとしていない」
「色男さんの言う通りよん、ラミアちゃん」
「(特殊なECM………
その中でヘビクラ、ライは敵が完全に囮だと決め打ちしており、その論理立ても完璧だったので非の打ち所が無かった。
するとラミアは特殊なECMと聞き、それが
そんな中、敵部隊が戦域に侵入して来た………が、その数はこれまでの規模と全く変わらない物だった。
「あの数からして………もうDC残党なんて生易しく呼べる規模の組織じゃ無くなって来てるな、ブリット」
「そうだなコウジ………もしかしたら、かつてのDCか、それ以上の規模になりつつあるのかも知れないな」
「しかも、かなり強力なバックアップがあると見るべきだな」
「それを知る為にも、さっさとあいつ等を落として敵の尻尾を掴んで全貌を暴いてやろうぜ、お前等?」
「ですね………ではアサルト1より各機へ、敵機を迎撃するぞ」
コウジもブリットもライもあの規模からDC残党は最早『残党』とは呼べない規模の組織になりつつあるとそれぞれ考えており、ヘビクラもまた尻尾を早々と掴むべきだと考えていたのだった。
それからキョウスケの指示で各機はシロガネ・ヴァルストークを護衛しながら敵部隊の迎撃を開始した。
一方リー、ブレスはオペレーターやシホミに海中からの奇襲も考えながらレーダー索敵を行わせ、敵の罠に掛からない様に注意を払うのだった。
「『シャドウランサー』、行け!」
「サザンクロスナイフ発射!!」
「ファイア!!」
「HBRキャノン、発射…!」
アンジュルグ、マジンガーZ、ヒュッケバインMk-II、ビルトラプターFMは接近して来ていたシーリオンやソルプレッサ、シュヴェールト改を落としながらアルトアイゼンもヴァイスリッターも、ヴァルホーク達もそれぞれが機敏に動き敵に対応していたのだった。
そうして囮部隊が撃破されつつあった…その時、シロガネとヴァルストークを囲む様にレーダーに敵機影が映るのだった!!
「矢張り来たか、各機シロガネとヴァルストークを」
「待って下さい、戦域外から侵入して来る物体あり!
この反応は………ミケーネの戦闘獣です!!」
「何だと!?」
そして、シロガネとヴァルストークを囲む様にバレリオンが出現し、各機に迎撃を開始させようとした………その時、戦域に何とミケーネの戦闘獣が現れ、バレリオンもシロガネ達も関係無く人類勢力全てを攻撃し始めたのだった!!
幸いシロガネもヴァルストークも超合金
「これはナンセンスだな…!!
シロガネよりDC残党部隊に告げる、お前達は足手まといだ!!
さっさと本隊へ撤退せよ!!」
「うっ、す、すまない…!!」
【ビュォォォォォッ!!!】
そんな中リーはDC残党部隊がこれ以上落とされるのは見てられなかったのでオープン回線で撤退する様に促すと、生き残ったDC残党部隊は転進し撤退を始めたのだった!!
それをシロガネ、ヴァルストークのレーダーで後を追っていたが…矢張り特殊なECMの所為で途中からレーダーから反応が消え、足取りが掴めなくなったのだった!
此処までは想定通りなので別に良いが、問題はミケーネ帝国にあり明らかにマジンガーZの破壊を狙ってるらしく、全戦闘獣がマジンガーZを睨み付けていたのだった!!
「おうおうおう、マジンガーZがそんなに怖いのか?
だったらとことんまで相手してやるぜ!!」
『ならば相手をして貰おうか………このミケーネの七大将軍が1人、『怪鳥将軍バーダラー』とな!!』
「何【ガンッ!!!!】うわっ!?」
『ぐっ、今のスピードはグレートブースターやサイバスター並の…!!』
そうしてマジンガーZがいざ自信満々に戦闘獣と戦おうとした………その時、不意打ち気味にマジンガーZの背後から超スピードで接近して来た存在、怪鳥将軍バーダラーを名乗る者がマジンガーZの超合金
そしてバーダラーの表情から今のは挨拶代わりだと言う雰囲気を出しており、自信満々な態度を取るのだった!
「…エクセレン、アレを撃ち落とせるか?」
「ちょ〜っと難しいわね。
マーサやツルギ少佐達が居たら話は違ったんだけどね〜」
「…なら、こうするか!」
キョウスケとエクセレンがそれぞれ話し込み、今のスピードを迎撃出来るかと話し合うが………矢張りサイバスターやグレートブースターを装備したグレートマジンガーが居なければ難しいと言う結論が出て、今の部隊のスピードではマトモな相手が出来そうに無いと考えていたのだった!
すると………クレナイはゲシュペンストMk-II改を着艦させると、オーブリングを取り出し、ウルトラマンオーブへと変身を始めたのだった!!
【ウルトラマンオーブ・ハリケーンスラッシュ!!】
『シュワッ!!』
「あ、ウルトラマンオーブだー!!」
「しかもスピード特化のハリケーンスラッシュか、確かにアレならバーダラーとマトモな戦闘が可能だろうな!」
「よ〜しお前等、バーダラーの相手はオーブに任せて俺達は他の戦闘獣共を倒すぞ!」
ミヒロはウルトラマンオーブが現れた事で年相応に喜ぶと、カイはハリケーンスラッシュで現れた事に上手い選択をしたなとクレナイの名を出さずに友の取捨選択を褒めると、ヘビクラもキングジョーSCにさっさと乗り換えてシロガネの甲板の上で固定砲台になりながら戦闘獣に攻撃を開始したのだった!!
そんな中で、様々な砲撃の網目を掻い潜りながらバーダラーとオーブが戦闘をしており、オーブスラッガーショットとオーブスラッガーランスのコンビネーション攻撃とスピードに完璧に対応していたのだった!!
『この俺のスピードに付いて来れるとは、流石はウルトラマンだと褒めてやる!!』
『褒めてやるだと?
ならその自信ごと光の疾さで切り裂く!!』
【ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガンッ!!!!!!!】
そして、戦域を縦横無尽に駆け回りながらバーダラーとオーブは超スピードで対決し、エクセレンもバーダラーの息を吐かせぬ速さのやり取りに関心しながらもこれでは変にオクスタン・ランチャーを撃ち込むとオーブに当たる危険性があるとして、バーダラーを狙うのを止めてグラトニオスやオベリウスの方に集中し始めたのだった!
「艦長、艦後方から敵影が更に戦域に侵入して来ます!!」
「くっ、ミケーネの増援か!!」
しかし、そんな戦域にミケーネ帝国の戦闘獣が更に現れると戦闘獣ダンテを中心とした増援部隊にシロガネとヴァルストークが背後を取られる形になるのだった!!
そしてダンテはニヤリと笑いながら攻撃開始を宣言しようとした………その時、ダンテ達を攻撃するエネルギー砲が直撃し、ダンテも思わず『ぐわっ!?』と悲鳴を上げたのだった!!
そして………戦域にハガネが現れると、シロガネとヴァルストークに通信が繋がるのだった!
「此方はハガネのダイテツ・ミナセ中佐だ。
シロガネ・ヴァルストーク隊をこれより援護する!」
「シロガネ艦長のリー・リンジュン中佐であります、救援に感謝します!」
「此方ヴァルストークのブレスフィールド・アーディガン、同じく感謝します!」
「よっしゃ、ハガネだぜ!!」
そして、ダイテツがリーとブレスと短く会話すると、ハガネも艦砲射撃を開始し戦闘獣達を攻撃したのだった!!
………だが、実は増援はハガネだけでは無かったのだ。
ハガネの甲板には人影があり、その人影はダイテツの許可を貰いながら空へと飛び出すと………ウルトラゼロアイNEOを目に装着し、空中でウルトラマンゼロへと変身し、ルナミラクルゼロへとタイプチェンジしながらオーブと共にバーダラーと戦い始めたのだった!!
『ぐっ、誰だ貴様は!?』
『俺の名はゼロ、ウルトラマンゼロだ!』
『ゼロさん!?
何故ハガネから』
『事情を説明してる暇は無いぜオーブ、今はこいつ等を倒すぞ!
ウルトラゼロランス、ハァッ!』
【ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガドガァッ!!!】
『うごぉっ!!?』
『ああ、バーダラー様!!』
そして、ウルトラマンゼロが一時的に合流した事でバーダラーへと対応出来る手数が増え、更にオーブとの連携でバーダラーへと明確なダメージを与える事に成功するのだった!!
その光景にダンテは驚愕しており、バーダラーのスピードに付いて来るのみならずダメージまで与えてしまうと言う結果を生んだあのウルトラマンゼロと言う存在は危険だと脳の中で警鐘が鳴り響くのだった!!
「新たなウルトラマン………アレは一体?」
「………ウルトラマンゼロ、オーブやジード達の先輩であり………ウルトラ六兄弟のNo.3、真紅のファイターと呼ばれる男、ウルトラセブンの息子さ。
ま、一言で言えばかなり強いって奴さ」
『ウルトラマン…ゼロ…!』
そしてコウジとマジンガーZは新たなウルトラマンの名前をヘビクラ経由で知り………ウルトラマンゼロと言うその名を胸と頭に刻み込むと、不思議とあの戦士の戦い振りを見て勇気が湧く思いがあったのだった!!
そしてシロガネのバレット、ストレイジの専属整備士であるバレルは共にウルトラマンゼロの出現に驚くも、兄弟揃ってかの若き最強戦士の戦いに心が躍り、バルタン星人としても地球連邦軍の軍人としても応援し始めていたのだった!!
『ぐっ………まさか新たなウルトラマンが現れ、我がスピードに追い付くとは思わなんだ…!!
だが、七大将軍クラスの攻撃力があればマジンガーZにダメージを与えられると言う収穫はあった…全員退くぞ!!』
『は、はい、バーダラー様!!』
そうして2大ウルトラマンの攻撃にダメージを与えられ続けたバーダラーは、七大将軍クラスで当たれば今現在のマジンガーZにダメージを与えられると言う確証を得る、その当初の任務を果たしたので直ぐにミケーネの軍勢にこれ以上の被害を出さぬ様に撤退し始めたのだった!
意外にアッサリ退いたミケーネ帝国の連中にカズマは拍子抜けするが………コウジとマジンガーZは、アルサスやダンテ達よりも上とされた七大将軍の1人に超合金
『ゼロさん………何故貴方がハガネから出て来たんですか?
それに貴方は………確かL5戦役時に何処かに行ったと記録にあります。
今まで何をしていたんですか?』
『俺はちょっと野暮用でハガネとかの護衛に当たっていたんだよ。
そして………オーブ、まだ俺はお前達とは合流出来ない………が、何れ力を合わせる時が来る。
その時まで頑張れよ?
じゃあな、シェア!』
『あ、ゼロさん!!
………何れ………』
そして、オーブとゼロはそれぞれ会話をしていたがゼロからはハガネ等の護衛をしていたと言う情報しか得られず、それまでの事を聞けず終いで別れる結果になったのだった。
しかし………オーブは『何れ』、と言う言葉に強く反応し、ならばその時まで人間としても、ウルトラマンとしても戦い抜こうと考えると………オーブもまた上空へ飛び去った後、ゲシュペンストMk-II改のコックピットにテレポートし、ガイ・クレナイ少佐としての任務を続行するのであった。
───地球連邦軍・ヒッカム基地───
「………では、矢張りハガネがシロガネ、ヴァルストークのDC追撃任務を引き継ぎつつ、3艦でDC残党を追う事になると?」
「うむ、シロガネはイージス計画の一環である第2次計画の重要な存在となる訳ではあるが………上層部は実戦練度を高める為に引き続きシロガネを実戦配備し、クルー達に経験を積ませようと考えてるのだ。
更にシロガネの修理が必要ならばこのヒッカム基地で修理する予定ではあったが…リー中佐の上手い采配によりシロガネは目立った損傷が無いままだ。
よってDC追撃任務は継続させると上層部も納得したのだ。
そして…スペースノア級第四から陸番艦、そして万が一に備え、結成される地球脱出船団の旗艦としての役目があるが………矢張りジャグラスジャグラーからの警告が残ってるので、脱出船団にも自衛出来る力を備えさせる為にも、旗艦のシロガネの艦長であるリー中佐やクルー達に力を付けさせる気なのだ」
「地球脱出船団………万が一地球を守れないと判断し、母星を脱出して新天地を目指す為の船団。
その旗艦にシロガネを…ですが、矢張り新天地到着までの自衛能力を付けなければならないと考えておられるのですね、統合参謀本部は。
まぁ…我々が居る内は地球を支配される、脱出船団が必要になる事態になる事は起こさせませんがね」
「そうだな、リー中佐」
DC残党、そしてミケーネ帝国との戦闘終了後、リーとダイテツはイージス計画にまつわる話をしており、されどシロガネを旗艦として添える為に実戦経験を更に積ませようとする統合参謀本部の考えに両者は一定の理解を示しながら話を続けていた。
最も、2人共己の目が黒い内は地球を防衛し切って見せると言う気概を持っており、地球脱出船団が結成される事態など起こさせないと考えていた。
そして、DC追撃任務にハガネも加わるのでリーとしても有り難い援軍が来たとしてダイテツと握手を交わすのだった。
「…して、先の新たなるウルトラマン………アレは私の見間違いで無ければハガネから飛び降りた青年が変身したと見受けられましたが…」
「うむ…戦域に進入する直前にかの青年…シン・モロボシにその素性を明かされたので彼を行かせたのだ。
それまではハガネに配属された保安部の兵と言う肩書きだったが…」
「…矢張り、『影』が送り込んだ人員だった訳ですね」
「ああ。
そして、かの青年はウルトラマンであると同時にノーバディーズの一員と話した。
故に、間違い無く人類の力になりつつスペースビーストやミケーネ帝国と言った人外の勢力と戦ってくれるだろう」
次にウルトラマンゼロについての話になれば、リーはダイテツにも知らされている『影』がかの青年…シン・モロボシを送り込んだと断定しており、ダイテツも先の戦闘で直前になり素性を明かされたのでそれまで上手く潜り込まれたとして、シン・モロボシや『影』達の諜報・隠密能力は凄まじいと考えながら………そんな彼等が指し示した『敵』に対してより警戒心を露わにしつつ、明日の地球を護る為に戦い抜かんと考えるのだった。
そうしてリーはダイテツとの会話を終え、引き続きシロガネにてDC追撃任務に就こうとヒッカム基地の通路を歩いていると、其処で旧友のテツヤ・オノデラと半年振りに、しかも戦場以外で再会したのだった。
「よう、『パーフェクト』、いや、リー・リンジュン…」
「テツヤ・オノデラか。
L5戦役時以来の再会だな。
だが…私は中佐、お前は大尉だぞ?」
「はっ、失礼しましたリー中佐殿!」
「…フッ、矢張りこれは合わんな。
まぁ、部下達の前では口の利き方に気を付けろよ、テツヤ?」
「はは、勿論さ!」
そして、士官学校の同期同士のよしみでオノデラは口を利き、リーもまた改めてオノデラが上官下官の口利きをする事がお互いに似合わないとして、二人きりの間では同期として互いに呼び捨て合おうと笑うのだった。
「…テツヤ、私はお前達鋼龍戦隊には深い感謝をしている」
「?
突然どうしたんだ、リー?」
「…L5戦役の当初、エアロゲイターが人型兵器を初めて戦線へ投入し、イングラム・プリスケン少佐の洗脳が深まり離反してしまったあの時…私も北京に居たのだ。
其処で…私はお前達やグレートマジンガーに初代ゲッターチーム、サイバスターにリベル・レギス、そしてウルトラマンジード達に故郷や家族、民間人達を救われたんだ。
だから、その恩を忘れはしないしそれを必ず返したいと考えているんだ。
無論、シロガネに居る部下達の中にも同じ様に北京の戦場に居合わせた者も多く居る。
…だから、皆の代表として言わせてくれ…ありがとう、と」
「!
そうだったのか…分かった、その言葉はしっかりと受け止めるよ、リー」
そしてリーは、同期であるテツヤ・オノデラに自身や部下達の多くが胸に抱いていた想い…北京の地を守り抜いてくれた事への感謝を述べ、更にその恩を忘れない、恩に報いると告げると…オノデラは同期の友、そして同じ地球連邦軍の軍人としてその言葉を深く受け止め、2人は固い握手を交わしたのだった。
差異次元では家族や故郷、民間人を守れず失ってしまい鋼龍戦隊を認められなかったリー・リンジュンだが、この世界では違う。
リーはダイテツやオノデラ達と共にこれからも地球を護り抜く為に戦い続けるだろう…地球連邦軍の軍人として…。
此処までの閲覧ありがとうございました!
リー中佐は原作ではテツヤ・オノデラ…同期の男に恨み節を口にしてましたが、本作では家族や民間人達も守られたので感謝の言葉と180°も違う物が口に出ました。
そしてシロガネ、ハガネが来ても同行決定。
序盤のハガネは艦首モジュールがシロガネと被ってますが、それでも本作ではシロガネとハガネ、更にヴァルストークが序盤の戦艦として共に出ます。
ゲームにしたらハガネかシロガネかを出撃選択で選ぶ形になりますが、本作では3隻共出撃してる扱いです。
そして…ウルトラマンゼロ、アイドネウス島方面へ偵察に出ていたハガネに実は素性を作って貰って乗ってたの巻。
ヴィンデルからしたら宇宙に居るヒリュウ改はどうしようも無いですが、地上に居るハガネには介入出来るので保安部員としてゼロを紛れ込ませてました。
任務は勿論護衛です…何せ連邦議会があんななのでハガネに何かあったら困るので。
次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!