今回はユーゼス達が何故幻夢コーポレーションにやって来たのかをざっくりと説明する回と………更に他の陣営の状況が判明する回になります。
此処までスロットルを限界まで踏み抜いてる感じはありますが、まだまだ踏み抜けそうなのでこのままクロックアップかStart upするかもです。
では、本編へどうぞ!
「………成る程、それで我々幻夢コーポレーションやサウザンインテリオン、更に飛電インテリジェンスの力を借りて、仮面ライダーがより能動的に動ける仕組みを作りたいと?」
「ああ、仮面ライダーが連邦軍に縛られるのは避けたいからな。
幾ら警察官の仮面ライダーが居たとしても、警察と軍ではかなり制約が違い過ぎる。
仮面ライダーの自由な行動は軍の制約では発揮出来ない………よって、資金力のある企業も加盟する民間連盟を立てて仮面ライダーの活動を世間的にも勝ち取れれば、敵に先手を取られる前に仮面ライダー達を自由に動かせる様になる。
そして…その民間連盟の発足は1分1秒でも早くやらなければ拙い事になる…敵にも俺…ユーゼス・タウルと同じ頭脳を持つユーゼス・ゴッツォが居るからな」
「それで、今の連邦政府にも反対をさせぬ様に先手を取って民間企業も含めた連盟を組むと言う作戦………どうだろうか、3人の社長達?」
それから数時間話し合った末、本題である『仮面ライダーを連邦軍の制約に縛らせない仕組み作り』をユーゼスやカーウァイはクロト、アマツ、アルトの3社長に話し提案すると………イズやリンも地球連邦軍、と言うよりビーストに半分も乗っ取られてる連邦議会がもう仮面ライダーの力を接収しようと動いても可笑しくないと演算していたのだ。
なので幻夢コーポレーション、飛電インテリジェンス、サウザンインテリオン………そして、この話を持ち込もうとしてるテスラ・ライヒ研究所や科学要塞研究所等も巻き込んでガッチリと脇を固めようとユーゼス達は考え、クロト達に提案していたのだった。
そしてクロトも………このまま連邦議会にライダーの力が接収される動きがあれば、自身の『この世界で仮面ライダークロニクルすらも超える究極のゲームを生み出す』と言う野望が露に消える所か土台ごと抉られると言う考えに至り、アルト達も仮面ライダーの力を軍に縛られたら拙いと思っていたのだった。
「………ふう、ではそう言う事なら私達の会社資本を使い、仮面ライダー達の動きを制限されない様な仕組みを作り上げる事を約束しましょう。
私の究極のゲームを生み出す為には仮面ライダーの動きが軍に制限されるのは癪に障ると思っていた所だったからね」
「………と言う事らしいです、ジョナサン博士、ケンゾウ博士。
早速連盟創設をやりましょう」
「おやおや、テスラ・ライヒ研究所や科学要塞研究所と既に通信を繋いでいたか………まぁ、この程度の事は想定済みだよ。
では、早速………そうですね、『ライダー自由連盟』、と言う名前で話を進めようか。
今の連邦議会の連中に首を掴まれるのは勘弁願いたいからね………特にビーストヒューマンなどと言う人間の想像力に追い付かない動く死体の怪物になった連中にはね………」
そしてクロトが首を縦に振った事でユーゼスがケンゾウ博士やジョナサン博士達に通信を繋いで幻夢コーポレーションやサウザンインテリオン、飛電インテリジェンスから許可を得たと言質を取った事で民間によるライダー達の為の連盟が創設される事になるのだった。
因みにクロト的にも自身が『神』であると自称し、更に文字通り神の才能により様々なガシャットを作り上げたプライドがあるので、ビーストヒューマンなどに上に立たれる事は毛嫌う所では無いので自分達が先に上を取って文句を付ける所を無くさせようと言う考えは本気であった。
これも矢張り神を自称する男の精神性の顕れである。
そして………テスラ・ライヒ研究所や科学要塞研究所………そしてナイトレイダーも含めたライダー自由連盟を発足する事となり、手続きも超法規的な速度で完了するのだった…。
───パリ・連邦議会───
「(………これが今の僕に出来る最大限の力添えだ。
さて…この後はどうなるかな?)」
一方連邦議会ではブライアンが科学要塞研究所のケンゾウ博士の要請により、民間が仮面ライダー達の変身者秘匿とライダー達の活動を保証するライダー自由連盟の発足を許す決議を連邦議会終了間際に発案し、押し通す形で通した事で自身に出来る事の最大限の………仮面ライダーへの力添えは終えたのだった。
しかし、この後はビーストヒューマンが更に議会を乗っ取り、もう自分の思った議案は通らなくなるだろうとブライアンも分かっており………此処が実質、ブライアン大統領最後の仕事でもあった。
後はブライアンは議員ビーストヒューマン達に飼い殺し状態にされ、大統領府に実質軟禁される事になる未来まで想定していたのだった。
「(…けど、悪いけど僕も諦めが悪い方でね…。
油断していればその隙を突かせて貰うよ)」
しかし、ブライアンは全く諦めておらず此処から敵が油断し、脇を緩めた瞬間…その隙を突く作戦を既に頭の中で構築していたのだった。
無論この目の前に居る大統領補佐官と秘書………恐らく人類勢力の『最大の敵』に気取られぬ様に、ほんの少しずつ牙を研ぐのであった…。
それから30分後、大統領の休憩時間となりブライアンがリラックスルームにてコーヒーを飲んでいた頃…大統領府の一室にてナイアはアルテウルに冷ややかな目を向けていたのだった。
仮面ライダー達を自由にし、変身者の情報も秘匿される法案が通されてしまった事で自身が思い描いた仮面ライダーの軍部への接収が出来なくなった為である。
「で、どうするんだいアルテウル?
君、この後のリカバリーは出来るんだろうね?」
「問題無い、そもそも平成ライダーも令和ライダーも…自由に動こうが私の十重二十重の計画に支障は無いのだ」
「へぇ、結構な自信だね〜………警戒してるのは寧ろ昭和ライダー達の方かい?」
「そう、平成ライダーや令和ライダー達と違い理屈を超えて概念的にも勝利をもぎ取るのが昭和ライダーだ。
よって………君に『昭和ライダーが進入出来ない概念結界』をこの世界に覆わせた時点で、仮面ライダーなどジオウ以外は敵では無いのだよ」
だが、アルテウルが警戒すべきは昭和ライダー達の方であると断じ、既に十重二十重の計画の1つである『昭和ライダーのみは進入不可能となる概念的結界』で新西暦世界を覆った時点でもうアルテウルの中では仮面ライダー達はその辺の地面にある石転と同然であると考えていたのだった………ジオウ以外は。
「君、矢鱈ジオウを警戒してるよね………奴も平成ライダーの1人でしょ?」
「だがそれ以上に超越者たる魔王、オーマジオウに至る可能性がある仮面ライダーだ………奴だけはこの手で、処刑の舞台を用意して必ず始末しなければならない。
まぁ、その舞台も出来上がるのは時間の問題だ」
「ふ〜ん?」
そしてアルテウルが平成ライダーの中で最も警戒する者…時の王者ジオウ、魔王オーマジオウへ至る可能性を持つライダー、『全てのライダーの力』をその身に宿しかねないユーゼス・ゴッツォの中でユーゼス・タウルやネクサス、カーウァイ・ラウとゾフィーと同等の敵と認定する者…。
破壊者のディケイドすらも超えるその力を持つライダーを始末出来れば、自然と平成ライダーのトリックスターであるディケイドも始末可能となるのでジオウとディケイドはある意味セットで倒すべき『敵』なのだ。
それを理解してるこのユーゼス・ゴッツォには計画が破綻している部分は無いのだ…ナイア的に見て今の所ではあるが。
「それで、ダークザギはどれ程回復した?」
「ビースト達への恐怖、異星人達への警戒心、DC達への憎しみ、連邦軍への不信と言った負の感情を取り込み続けて今は右腕のみから漸く肩から先も回復し始めた所だよ。
けど………僕が作ったファウストやメフィスト以外に、ダークメフィスト………いや、ウルティノイドメフィストが現れるなんて想定外だったよ。
お陰でファウストツヴァイやメフィストが連携を取れず終いだったし、ネクサスのメタフィールドを利用して消耗させる作戦が破綻してザギも僕も困惑してる所さ」
「フッ、君が慌てる程とはな」
「いやだって、ウルティノイドは闇の存在何だよ?
それが光側に力を貸すなんて想定外も良いとこさ………しかも、ザギ曰くとっくに消えたと思っていた男の魂と力がこの世界に入り込むとは思わなかっただってさ。
はぁ………ネクサスを消耗させる作戦は代案に切り替えるしか無いね、あのウルティノイドメフィストが近くに居る限りは。
そして奴の正体も調べないといけないからあ〜忙しい忙しい」
其処からダークザギへの話に変わり、そしてネクサスを消耗させる作戦が破綻した事にナイアもやだやだと言う態度を露骨に示していたのだった。
確かにナイアは混沌なる存在だが、闇は闇、光は光として踊らなければ綺麗では無いと言うある種の美学があるので、Uメフィストの存在は自身の彩る舞台に突然現れた染みの様な存在も同然なのだ。
よって………ネクサスの始末からUメフィストの始末に今後は行動をシフトさせる必要があるとして、地球連邦軍に『メフィストへの攻撃許可』を出し、見分けが付かない内に人類側にUメフィストを攻撃させ、ダメージを蓄積させようかとも考え始めていたのだった。
そんなナイアを他所に次にアルテウルは次の事を確認し始めるのだった。
「…それで、次にガルベロスは何処へ行ったのかね?」
「いや〜分かんない!
アイツ、進化体になった途端人間に化けてこの地球の何処かに紛れ混んじゃったんだよね〜。
で、態々ビースト振動波を微弱な物を探知するモードで地球中を探すのは時間の無駄でしょ?
だから、ガルベロスには好きな事をさせる事にしたのさ………アイツも結局はスペースビースト、破壊と捕食の本能しか無い獣だからね…んふふふ」
「………」
ナイアはガルベロス:進化体が何処へ行こうと好きにすれば良いと言う放任主義を見せつつ、結局スペースビーストの本能には逆らえないと言う運命がある事に変わらないので何処かでどんな形であれまた暴れ回ればそれで良しと考え、自身が記された神話の怪物達と同じ扱いをするのであった。
しかし…アルテウルはガルベロス:進化体が人間に敢えて化けた事に意味があるとナイアとは逆の事を考え、それが何なのかと考察して黙り込みながら様々な可能性を考えていたのだった。
『失礼します、アルテウル様』
「ニブハルか…『彼等』とは交渉出来たのか?」
『はい…ただ、総指揮官の様子が少し可笑しく思う感じがありましたね』
するとニブハルからの定期連絡がアルテウルのDコンに繋がると、どうやら宇宙側でも差異次元故の変則パターンが表れていると彼の言葉から察せたので、ならばと次の指示を出すのだった。
「ならば総指揮官との交渉は程々にし、前線指揮官の1人と交渉をする様にせよ。
そちらの方が話がスムーズに済む」
『畏まりました、では交渉が終わり次第帰還致します【ピッ】』
「…何で前線指揮官との交渉を優先させた訳?」
「君にも分かる様に言えば…『壊れた過去』が『静寂と更なる進化を求めた』、だ」
「…あぁ~。
成る程ねぇ~」
そして………アルテウルとナイアは『壊れた過去』と『静寂と進化』と言う抽象的な言葉でやり取りをし、それでナイアも大体察した事からならば『彼等』の前線指揮官に交渉の目を向けた方がやり易いと考えに至ったのだった。
そして………一連のやり取りを終えた直後、ブライアンがリラックスルームから外に出て大統領府の執務室で仕事をすべく歩き出し、2人もそんなブライアンを飼い殺しにする為に補佐官と秘書として見守る仕事に戻るのであった。
「………やっぱり、このまま大統領をあの中に居させたら『お母さん』の言う通り大変な事になってしまう………。
なら…怖いけど、私が動かないと………」
そんな大統領府を双眼鏡で覗き込む少女が居た。
彼女の目的は連邦軍勢力側から使える兵器を入手する事と連邦議会と大統領府の監視、DC勢力や今地球に近付いている異星人勢力に紛れ込んでいる『姉』や『兄』との連絡を密に取り、特にDC勢力とは連邦軍と裏でパイプラインを作る役目を『お母さん』から指示されていたのだった。
その命令の内、量産型ヒュッケバインMk-IIや量産型ゲシュペンストMk-IIIを1機ずつ『お母さん』の下に送り、独自のラインで量産を進めていたのだった。
全ては『お母さん』が願う事………自分達にはまだ伝えてくれないが、それでも大事な『お母さん』が願った事を叶える為に必要な事である。
そして………『ブライアン大統領を死なせてはいけない』と言う指示も、『お母さん』から指し示されていた事の1つであった………。
───ミケーネ帝国本拠地───
『どうだ、傷は癒えたかバーダラーよ?』
『はっ、これでまた何時でも出撃可能であります、『暗黒大将軍』様、勇者ガラダブラ!!』
一方ミケーネ帝国の本拠地では、機械躯体の修理を終えたバーダラーが暗黒大将軍や勇者ガラダブラ、更に他の6人の将軍達に完全復活した証を示すべく、近場の岩を破壊したのだった。
そしてミケーネの部下の戦闘獣達は皆バーダラーの復活を喜び、歓喜を上げていたのだった。
『しかし………フフフ、新たに現れたウルトラマン…名はゼロと申したか。
奴はこの地球に来ているウルトラマン達の中でもひよっこのニュージェネレーションヒーローズ達よりも1段上の強さを持つ事をバーダラーの記憶回路から共有させて貰った………奴の相手はこの暗黒大将軍が何れ直々にすると宣告しよう』
『おお………我等が暗黒大将軍様が動くとは………!!』
『ウルトラマンゼロ………矢張りかなりの武人か』
そうしてダンテやバルマンが暗黒大将軍が直々に戦うと称したウルトラマンゼロに対して自分達を超える存在だと認識し、ならば自分達は何れある暗黒大将軍とウルトラマンゼロの戦いに邪魔立てする者が現れぬ様にすべきと考えたのだった。
一方バーダラーの回復を喜んだ他の七大将軍は先ず『超人将軍ユリシーザー』から口火を切るのだった。
『そして、我々七大将軍と勇者ガラダブラの任務は無論マジンガーZの破壊………ですね、暗黒大将軍様、勇者ガラダブラ?』
『そうだ、この世界から何処かへと消えた偉大な勇者グレートマジンガーと黒き天使アストラナガンが戻る前にだ。
特にグレートマジンガーが戻れば即座にマジンガーZと同等に改良され………奴等の連携によってマジンガーZの破壊がより困難になるだろう。
そうなる前にマジンガーZを破壊しなければならない………魔神パワー全てが開き『終焉』の審判が下される前に』
『幸いバーダラーの攻撃力でもマジンガーZの装甲にダメージを与えられた………つまり、我々全員と勇者ガラダブラでマジンガーZの破壊に専念すればそれも叶うという事だな…囲んで叩く決闘と呼べぬ戦いではあるが、『終焉の魔神』を目覚めさせぬ為には急ぎマジンガーZを破壊しなければならない、だから卑怯な戦法も講じて見せようぞ』
そして、マジンガーZの魔神パワーが全て開き切る前に破壊して鉄の城を亡き者にしなければならないので勇者ガラダブラもユリシーザーも、『猛獣将軍ライガーン』や『悪霊将軍ハーディアス』達は1対1の決闘では無く囲んで叩く事を躊躇無く選ぶのであった。
全てはミケーネ繁栄の為に、この世界を『終焉』に導かせぬ為に必要なのだ。
「…戻ったぞ、ミケーネの勇士達」
『おお…『カミーラ』殿か。
それで、クロガネと共に居るウルトラマンティガはそなたの探し人であったか?』
「ええ、彼で間違い無いわ…私の愛しき人、私の全てを捧げた人、私が会いたくて焦がれていたあの人…。
私のティガ本人で間違い無いわ。
でも、貴方達との盟約を途中で破棄する真似はしないわ。
例え相手がティガでも…取り敢えずミケーネ帝国が地上を支配するまでか、暗黒大将軍達が死に盟約が切れるその時までは共に戦い続けてあげるわ」
『フフ、愛する者とも戦うとハッキリと申すその覚悟…受け取りましたぞ、カミーラ殿』
そして、そんなミケーネ帝国達の会議中の所に人間態の闇の巨人………『愛憎戦士カミーラ』が話に加わり、ティガに対する愛をこれでもかと語った上で、されどミケーネ帝国に力を貸すと言う盟約に従い例え愛するティガ本人が相手でも戦うと物事を分けて話すその姿にハーディアス達も感嘆し、彼女が共に戦えば心強いと考えていたのだった。
そしてカミーラは………少し目を閉じ、愛するティガを想いながら右手で羽織る白い布に手を掛け、何時か彼と手を取り合えたら………と湿度の高い愛を見せながらも、次に目を開けばミケーネ帝国が何処を侵攻するかを共に議論する事にするのだった。
『あ~、あ~………『ヤヌス侯爵』蘇生の件で少し話があるワイ、聞いてくれるか?』
『むっ、地獄大元帥よ………ヤヌス侯爵蘇生に何か問題が起きたのか?』
すると其処に地獄大元帥が何やらモジモジして現れたのでカミーラが心の中で「(爺のモジモジは気持ち悪い)」と想い下劣な物を見る目で見たり、暗黒大将軍が真面目にヤヌス侯爵の蘇生に問題が発生したのかと問うたのであった。
勇者ガラダブラや七大将軍達も、ゴーゴン大公もヤヌス侯爵の身に何かあったのかと思い固唾を呑んで地獄大元帥の次に発する言葉に注目していたのだった。
そして………。
『ごっめ〜ん、ヤヌス侯爵の脳味噌が腐っちゃってて蘇生出来なかった、許してちょ☆』
『な、何だとぉぉぉぉぉ!!!?』
『おお、ヤヌス侯爵………再び目を覚ます前に死んでしまっていたのか…!!』
「(矢張りこの爺のノリには付いて行けないな…それにしても、ヤヌス侯爵蘇生が失敗したとなればミケーネ帝国全体で戦力配置を直す必要が出るか………それとも私が諜報を担うか?)」
そして、ヤヌス侯爵の脳味噌が蘇生前から腐ってしまってた事もあり、彼女の蘇生だけが失敗すると言う事態が発生し勇者ガラダブラや七大将軍、ゴーゴン大公が大声で叫び、暗黒大将軍もヤヌス侯爵の死に哀しんでいたのだった。
一方カミーラは地獄大元帥のノリに付いて行けない事を心の中で吐露しながらも、ヤヌス侯爵が居ないと余り戦闘力が高く無いゴーゴン大公のみで諜報をしなければならなくなると言うミケーネ帝国ハードモード状態に突入すると考えており、自分が諜報に徹するかと考え始めていたのだった。
すると地獄大元帥が『オッホン!』と咳払いをすると、再び全員が注目するのだった。
『じゃが、代わりとなる人間の女の脳を回収し、ヤヌス侯爵の記憶を植え付けて精神性もミケーネ帝国に忠誠を誓わせる様に改造すれば2代目ヤヌス侯爵として躯体は復活出来るぞい!
なので誰でも良いからヤヌス侯爵の代替脳に丁度良い奴を見繕ってくれっちょ。
あ、カミーラは駄目だぞい、逆に戦力ダウンが激しくなるからのう、脳味噌だけに、何つって〜☆』
『………ふう、盟約を結んだ協力者にその様な非道な行為は許されん。
せめて今居る地球の人間でもコイツならば消えても丁度良いと思われる者の脳を改造するのだ。
更に…死する女の戦士の脳を使う事も許さん。
戦士は戦場で死してこそ名誉を得て、オリンポスに導かれるのだからな』
『ならばヤヌス侯爵の脳の代替を見繕う任務はこのゴーゴンにお任せあれ。
我が目を以てしてヤヌス侯爵の脳に使って丁度良い奴を見繕って差し入れましょう』
『任せたぞ、ゴーゴン大公』
次に地獄大元帥は人間の女の脳を代替として使えば2代目ヤヌス侯爵として躯体へ新たに命を吹き込む事が可能だと告げると七大将軍達も『おお!』と叫んでいた。
因みにカミーラ、更に女の戦士の脳を使う事は暗黒大将軍により固く禁じられた為、ゴーゴン大公が諜報任務ついでにどうせ居なくなっても変わらない女の脳を見繕って来ると大々的に宣言すると、勇者ガラダブラが頷き、ゴーゴン大公にその大役を任せたのであった。
『………さて、我等が宿敵バラルの者共だが………矢張り孫光龍が能動的に動き、更に今代の『巫女』の暗殺も叶わぬ………。
よって奴等への対処は変わらず、戦力が整い次第ナフード砂漠に大攻勢を仕掛ける物とする、良いな?』
『はっ!!』
『あ~それとのう………。
南極の『門』についてワシからの忠告を一丁。
………アレに手を出すのは止めておくべきじゃ、あの『門』に迂闊に触れたり、利用しようとする者には災いしか振りまかん『地獄門』じゃからのう………故に南極への迂闊な手出しはワシから禁ずる物とする、この禁を破った者には相応の制裁が下ると知るが良い』
『………はっ』
そうして暗黒大将軍がバラルへの対応を話し、矢張り孫光龍や『超機人』、『神僕』達を突破して『巫女』の命を奪う事は叶わないので戦力を整えてバラルの本拠地に大攻勢を仕掛け、これを潰す事を勇者ガラダブラや七大将軍達に命じ、カミーラもそれに頷くのだった。
そして………最後に南極の『門』について地獄大元帥が忠告………否、真面目な態度で警告が発せられ、南極の『門』に触れるべからずと言う命令が出され、部下たる戦闘獣も七大将軍もゴーゴン大公も、その全てが地獄大元帥に気圧されて禁に従うのであった。
そしてそれを聞いたカミーラは………矢張り地獄大元帥のノリに付いて行けないと思いながらも、その禁を破る気が無かったので南極の方は無視するのであった。
例え人間が彼処を調べても、何か成果を出すとはミケーネ帝国もカミーラも思わなかったからである。
しかし、今の人間の中で天才と呼ばれる部類の研究者を舐めてしまった事が、ミケーネ帝国とカミーラの唯一の失態になるとは、この時誰も思いもしなかったのであった。
───アメリカ・ニュージャージー───
アメリカのニュージャージー州にて、その『女』が居た。
進化体となり、初めて世界の色を見た時…知りたいと言う生物の本能的な欲求に駆られ、人間の姿に擬態して世界の各地を渡り歩いていた。
そして今日もレストランのランチを頼み、かなりの量のステーキや焼いたコーン、更にバカデカイハンバーグ等をガツガツと食べ、人間の血肉を食べた時とは違う味を今日も知るのだった。
「ありゃま………本当にアレだけの量を平らげちゃった………あの〜お客様、それでお代は」
「ん、これで良いだろう?
釣りは要らん、金は腐る程余っている」
「お、おお…ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております」
【カランカラン】
そしてレストランで腹拵えを済ませた後、外に出て太陽を直に見て………あの光がウルトラマン達に力を与えている。
そして光は地上を照らし、様々な彩りをこの目に映させる。
この女………ガルベロス:進化体の人間態には不思議と破壊と捕食の本能もあるにはあるが………それよりも知りたいと言う知識欲と、ウルトラマンに勝ちたいと言う闘争本能が人間の恐怖と血肉を喰らう本能を上回り、まだまだ世界を渡り歩きたい、その過程でウルトラマン達と戦えればそれで良しと考える様になっていたのだった。
「………次は何処に行こうか」
そうしてガルベロス:人間態は宛もなく裏路地を歩いて行き………自然とスラム街へと入ってしまうと、周りの人間は余所者が来たとして警戒し、奇怪な目で見られてしまうのだった。
しかしガルベロス:人間態には人間達の視線など何処吹く風と言った感覚なので無視して歩いていると………1人の少年が他の青年4人にカツアゲされそうな現場に立ち会うのだった。
「お〜ら、早く金出せよ、これ以上痛い目に遭いたくないだろ?」
「い、嫌だ………このお金で、父さんの病気を治す薬を買うんだ………!!」
「はは、馬鹿過ぎて笑えるわ。
じゃあ望み通り痛い目に遭わせてやるぜ!!」
【ドガドガガシガシ!!】
「う、うぅ………!!」
周りの青年は寄って集って少年に殴る蹴るを繰り返し、強情な少年の金を殺してでも盗み取ろうと躍起になっていたのだった。
一方少年はこのお金で風邪薬を買い………お父さんに渡さなきゃいけないと思っており、例え死んでもお金を離さないと覚悟を決めて身体を丸くしてお金を守っていたのだった!
そんな光景を見たガルベロス:人間態は………この少年の行動こそが勇気なのかと感じ取ると、自然と足が今も暴行を加えている青年達の方に向かうのであった!
「オラオラ、さっさと金を出せや!!」
「あれ、ちょい待ち、余所者がこっちに来るぜ?
何だよ、俺達に何の用だよ、余所者は黙って回れ右してとっとと失せ【ドガァッ!!!】ぷげらっ!!!?」
「あっ!?
おい姉ちゃん、何すんだ【ドゴォ!!】オエッ…!!」
「ひ、ひいぃ!!!!
に、逃げろぉ!!!!!」
そうしてガルベロス:人間態に青年達の内2人が何も出来ず1発でノックアウトされただけで他の青年2人は仲間を置いて走り去ってしまうのであった。
そうしてガルベロス:人間態も逃げた青年達も、この小さな少年を一方的に叩いて悦に浸っていて、今はノビてる青年を見て数で群れて弱い奴しか狙えない小物………と侮蔑の表情を向けて無視し、暴行を受けていた少年の方に声をかけるのだった。
「おい、大丈夫か?」
「ゴホッ、ゴホッ………は、はい、平気です………。
じゃあ、お父さんのお薬を買って来るので………失礼しました………」
そして少年はアレだけ暴行を受けてボロボロにされたのにまだ親を気遣う姿をガルベロス:人間態に見せながら薬屋に向かおうとするのだった。
その様子を見て………この少年の『勇気』とやらは『本物』だと思いながら、ガルベロス:人間態は次の行動を自然と取るのだった。
「おい、薬屋まで付いて行こうか?」
「えっ………良いん、ですか?」
「あ………何から何まで、本当にありがとうございます!!」
すると、この『勇気』を指し示した少年にケルベロス:人間態は褒美としてドラッグストアまで付いて行き、少年が薬を買い家のなかに戻るまで付いて行くのだった。
これも勇気と言う感情がある人間や、その人間と心を通わせた怪獣達や………ウルトラマンにしか見られない、スペースビーストには全く無い物を見せて貰った事への事実上の褒美なのだ。
そして、少年が家の中に戻って行くとガルベロス:人間態は表通りに出て空を………太陽を見上げながら少し心の声をポロリと口にするのだった。
「人間と人間と心を通わせた怪獣達、そしてウルトラマン達…それ等が持つ勇気なる心の力………それを理解し、超える力を得られた時、俺は最強のビースト………ザ・ワンすらも超えられた存在と成り得るのか…?
知りたい………もっと、心の事を、人間の事を、怪獣達の事を、仮面ライダーの事を、ウルトラマンの事を………」
そうして、青系の黒髪を靡かせながら、『知りたい』と言う本能に従いガルベロス:人間態は人波の中を歩いて行き、そして人混みの中に消えて行くのであった。
心が無く破壊と捕食の本能に従い活動するスペースビースト………そんなビーストであるガルベロスに知識欲と言う本能が進化体となり生まれた。
これが何を意味するのか………そして、ガルベロスに何を齎すそれはダークザギにもナイアルラトホテップにも、ましてやユーゼス・ゴッツォ達にすらも分からない初となる事象なのであった………。
此処までの閲覧ありがとうございました!
え〜、幻夢の神はどうやら仮面ライダークロニクルを超えるゲームを作りたいみたいです…まぁ、そうだよね!!
しかし、エグゼイド本編でも政府に色々接収された経験があるので民間連盟を作って仮面ライダーの自由な行動と変身者の秘匿をこの世界の連邦政府に約束させた形になります…なので仮面ライダー達は今後も自由に活動が可能になりました。
後、クロト神の活動はユーゼスやカーウァイが厳重に見てますので神経由でバグスターウイルス大量蔓延は無いです、良かったね(フラグ)
そして………ミケーネ帝国に湿度の高い女、愛憎戦士カミーラが居る事や、ヤヌス侯爵の脳が腐ってたので出る前から本来のヤヌス侯爵は退場が判明しました。
因みにカミーラの容姿はコミックのDARKNESS HEELSを参照してます。
後、やっぱりそれに引っ張られる形でカミーラは湿度高い系の天然美女です。
他にもアルテウルは昭和ライダーとジオウをかなり警戒してると明かしました。
ジオウはオーマジオウルートがあるから当然として、昭和ライダーは…BLACK RXの『その時、不思議なことが起きた!』系が多発するのでさっさと昭和ライダーが新西暦世界に来れない様にナイアと共謀してます。
そして………ガルベロスは進化体となりましたが、今は人間に擬態して知識欲に駆られて好き勝手に動いてます。
何故女に擬態したのかは………怪獣娘があったじゃないですか、結局スペースビースト系の怪獣娘が出なかったと自分が知る範囲ではそう思ってますが、もしもガルベロスの怪獣娘が出たら俺っ娘の戦闘狂だったのかな〜とか思ったり(願望)
長くなりましたが、次回もよろしくお願い致します、感想等もお待ちしております!