ハイスクールD×D~魔王様の物語~ 作:midori-777
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第一話 人生の終わり
小さな蛍光灯一つの薄暗い更衣室で汚れた作業着から、私服へ着替えドアに手をかける。
「お疲れ様でした!」
仕事の先輩方へ挨拶をし外へ出て、会社を後にする。時間はそれなりに遅かったが、世間では今日は休日なこともあり、街灯で照らされる都会の街は、多くの人で賑わっていた。
ショーウィンドウに映る自分を見て、ふと今までの事を考える。生まれてそろそろ20年、物心つく前に両親を事故で失い親戚には引き取られず孤児院へと流された。お金の問題もあり高校には行かず中学を出ると同時に働き始めた。
今の会社に勤めてそろそろ5年、会社の先輩方にはいろいろ面倒を見てもらいなんとか頑張ってこれた。
考えてみてあまり青春と呼べる思い出がないことに気づき苦笑する。
そんなことを考えてると、ふと目の前の横断歩道に少女が見える、信号は赤い色で、馬鹿みたいなスピードで車が走ってきていた。
自分でも気づかない内に少女を車の前から突き飛ばしていた、目の前に迫る車をみて死を直感し目を瞑る今までのことが頭の中で過ぎていく。もし死んだら次は家族が欲しいと思いながら俺の人生は終えるはずだった。