メタファーの世界を救うために、明智が転生してペルソナ能力で戦う話 作:XX(旧山川海のすけ)
その不気味な鳥人間の叫びとともに、鳥人間の周囲に輝きが生まれ
一瞬後、それが俺たちに向かって降り注いで来た。
俺は咄嗟に飛び出して、その攻撃を躱す。
光は地面に着弾し、破裂。
土を巻き上げ、飛び散らせた。
何なんだ!?
「オイ! こいつがニンゲンなのか!?」
俺は近くにいたユージフに確認の言葉を投げた。
すると
「ニンゲンですよ! 見れば分かるでしょう!?」
多分女性なのか。
女の声でそのユージフは
「アレは元々、この村の者でした! でも突然苦しみだしてみるみるニンゲンに……!」
悔しそうな、辛そうな。
絶望に満ちた声だ。
このニンゲンは、元々このユージフの仲間だったのか……?
「ニンゲンになるのはエルダ族だけだって聞いてたのに、何故ユージフが!」
えっ
ユージフが発したその言葉は、俺は聞き流すことができなかった。
「そりゃどういうことだ!?」
エルダ族だけがこんな怪物になる!?
聞き流せない。
エルダ族は俺たち普通の人間の外見の種族なんだろ!?
ということは、俺たちにも関係あるかもしれないじゃ無いか!
だから、思わず確認しようと詰め寄る。
だけど
クエエエエエ!
鳥人間……ニンゲンが俺に向かって再度吠える。
同時に生まれる光のミサイル。
くそっ!
ニンゲンのことを知りたいのに!
そんな暇は無いらしい。
俺は自分の顔に手を当てて
「変われッ!」
その言葉と同時に
俺は高校生の姿から、怪盗の姿へと変身した。
純白の衣装の、高貴な印象の怪盗服姿に。
そして俺は仮面を剥がしながら叫ぶ
「来い! ロビンフッド!」
俺の声に応じて、外した仮面が青い炎に代わり人型を形成。
俺は自分のペルソナであるロビンフッド……鳥イメージのスーツを身に着けた逞しいヒーロー……を呼び出した。
俺に呼び出されたロビンフッドは
その手にした大弓を引き絞り、目の前で光のミサイルを放とうとするニンゲンに向かって輝く矢を放つ。
矢はニンゲンに命中し、爆発した。
光の魔法・コウガだ。
威力は弱くない。
だけど
クエエエッ!
光の爆発が消えた後。
そこにいたニンゲンに大きなダメージは無いみたいに見えた。
クソッ!
光を操って襲って来てるしコイツ。
ということは、光に関する魔法の効き目が薄いのかもしれない。
……だったら。
俺は決断した。
別段、ここで隠す必要なんて無いしな。
光に強いということは、闇には弱いってことだろ。
おそらくは
だったら……
「来い――」
これだ!
「――ロキ!」
その叫びと同時に。
俺の姿は黒く変わる。
高貴なイメージの白装束から、禍々しいイメージの黒装束に。
その姿は、コミックのヴィランを思わせる。
これが俺のもうひとつの認知の鎧。
もうひとつの俺のペルソナ……
ロキを召喚するときの姿だ!
俺の声を受けて
ロビンフッドの姿が変化する――!