メタファーの世界を救うために、明智が転生してペルソナ能力で戦う話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第67話 黒衣の女性

「ロビンフッド!」

 

「ヨシミツ!」

 

 俺と、俺の父親は同時に自分のペルソナを召喚し。

 パワーに攻撃を仕掛ける。

 

 俺の父親はヨシミツに大きく腕を広げさせる。

 その黒い法衣の人影は、身体を黄金色に輝かせた。

 

「ぬう!」

 

 パワーがその光に怯み、動きが鈍る、

 

「射殺せ! メガトンレイド!」

 

 そこに俺は、ロビンフッドの弓の一撃を叩き込む。

 引き絞ったロビンフッドの弓から撃ち出された矢が、超高速でパワーを射貫く。

 

 ヨシミツのランタマイザでデバフを掛け、そこに俺のロビンフッドのメガトンレイド。

 パワーはそれでほぼ行動不能になった。

 

「グアアアアアーッ!」

 

 吹き飛ばされ絶叫し、倒れ伏す。

 

 

 よし、いける!

 

 

 その思いがあったから、俺は国王の臣下3人の様子に目をやった。

 

 3人の様子は……

 

「ぬおおおおおおお!」

 

 トールが雄叫びを上げ、雷のハンマーを振り下ろすが。

 それをヒュルケンベルグの重装騎士が、そのごつい盾で真正面から受け止めて。

 

 ビクともしない。

 

「……全くもって軽い一撃だ。その程度で私を倒そうなどと笑止千万」

 

「なっ」

 

 動揺するトールに

 

 他の2人が斬りかかる。

 

 ストロールの重戦士が滑るように移動して、その手の剣で滅多斬りを仕掛けて。

 ハイザメの軽戦士が縦横無尽に駆け回り、熟練の忍者の動きでトールをズタズタに切り裂く。

 

 トールはたまらず反撃を加えようとするが、2人はヒュルケンベルグを盾代わりに使い、逃れる。

 

「私はユークロニア・アイゼリン・バルチェッリ・マイアル・ヒュルケンベルグ! ユークロニア連合王国第二王妃にして国王陛下の近衛騎士! キサマ程度に倒せると思うな!」

 

 吼えるヒュルケンベルグ。

 トールはその言葉に怒りからか、わなわなと震えた。

 

「おのれ調子に乗りおって人間風情が……!」

 

 そして怒りのままに大きくハンマーを振り上げて

 

「後悔させてくれる!」

 

 雄叫びを上げ、その身体から凄まじい電撃を放射する。

 

 ヒュルケンベルグはそれを全て盾で受け止めた。

 

「甘い!」

 

 ……通じていないみたいだ。

 

 すごいな……

 さすが、と思った。

 

 けれども

 

 そのときだった。

 

「むっ!?」

 

 ヒュルケンベルグの周囲に、紫色の靄が発生したんだ。

 これは……

 

 見覚えがあった。

 

 これは睡眠魔法ドルミナー……

 

 ヒュルケンベルグの重装騎士の動きが止まる。

 まずい……!

 

「もらった!」

 

 トールはそこに帯電したハンマーを振り下ろす。

 動かないヒュルケンベルグはその一撃を無防備で

 

「させるか!」

 

 ……受けなかった。

 ストロールの重戦士が、その前に回り込み。

 自身の盾でそれを受け止めたんだ。

 

 衝撃がすごかったようだが、なんとか成し遂げ

 

「ヒュルケンベルグ! しっかりしろ!」

 

 背後の仲間に言葉を飛ばす。

 

 そして

 

「そこだッ!」

 

 ハイザメの軽戦士が、投げナイフを投擲した。

 

 それは少し離れた位置にある、街路樹を切断し。

 

 その陰に隠れていた人物をあぶり出した。

 

 ……顔に白い面をつけた、黒衣の女性を。

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