空想少女のヒーローアカデミア   作:いぬはいぬ

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体育祭 トーナメント 2

「麗日さん……」

「……麗日くん、悔しいだろうな……」

 

 第四試合終了後。倒れた麗日さんはロボによって運ばれていき、いずくんと飯田さんは何とも言えない顔をしていました。

 他の皆さんも同様で、観戦席に微妙な空気が流れる中、爆豪さんが戻ってきます。

 

「おーう、なんか大変だったな悪人面!」

「組み合わせの妙とはいえ、とんでもないヒールっぷりだったわ。爆豪ちゃん」

「まぁしかし、か弱い女の子によくあんな思い切り爆破できるな」

「うるっせえんだよ黙れ!!」

 

 そうして早々に瀬呂さんと蛙吹さん、上鳴さんに絡まれ、不機嫌さを隠そうともせずに爆豪さんは椅子に腰掛けました。

 

「どこがか弱ぇんだよ」

 

 そして、ぼそりとそう呟いていました。何かしら、思うところがあったのでしょう。

 その後はフィールドの補修も終わり、第五試合は芦戸さん対青山さんです。

 正直に言ってしまうと、特に語るべき内容がありません。一度に一発しか撃てず、射線の予測も容易なネビルレーザーが芦戸さんに当たるはずがありません。一方的に青山さんをボコして芦戸さんの勝利です。

 

「次の試合まだ始まっとらん? 見ねば」

「目を潰されたのか!? 早くリカバリーガールの下へ!」

 

 第五試合が終わったところで戻ってきた麗日さん。その眼には泣きはらした跡があり、何やら勘違いした飯田さんが1人で騒いでいます。悔しかったんでしょうね……。

 続く常闇さん対八百万さんも黒影(ダークシャドウ)の攻撃を防ぐだけで手いっぱいだった八百万さんはそのまま場外に。一方的な試合でした。

 

「この次だな。俺はもう控室に向かうが、泡沫くんはどうする?」

「それでは私も行きましょうか」

 

 立ち上がった飯田さんに続いて私も立ち上がります。まぁそうは言っても、向かう先は反対方向なのですぐに別れるんですが。

 

「ゆめちゃん、頑張ってね。飯田くんも」

「二人とも、応援してるからね!」

「ああ」

「はい」

 

 いずくんと麗日さんの応援を受けて歩き出します。それではさっさと控室に向かうとしましょう。上鳴さんの〝個性〟なら試合が長引くこともないでしょうし。

 そうして控室に着き、上鳴さん対B組の塩崎さんの試合を見ようと思ったのですが……あまりにも一瞬で終わってしまいました。開始と同時に上鳴さんが放電したはいいものの、ツルで防御されそのまま拘束されて敗北。上鳴さんは出力が足りていませんね、すぐにキャパシティの限界が来る点といい色々もったいないです。電気系かつ範囲攻撃可能という時点でポテンシャルはあるはずなんですが。

 

「さて、行きましょうか」

 

 控室を出てフィールドへ向かいます。飯田さんに騎馬戦でしてやられた分のお礼をしなければ。

 

 

 

 一回戦第八試合。泡沫と飯田がフィールドに姿を現し、2人は所定の位置で向かい合う。

 

『ザ・中堅って感じ!? ヒーロー科、飯田天哉! (バーサス)空飛ぶ箒にバリアとビーム! 次はどんな魔法を見せてくれるんだ!? ヒーロー科、泡沫夢望!』 

 

 飯田に対する中堅呼ばわりにやはり失礼な実況だと泡沫が思っていると、試合開始の合図を前にして飯田が声をかけてきた。

 

「泡沫くん! 先に謝っておく、すまない! 俺は手加減をして君に勝てるとは思っていない。怪我をさせてしまうのは忍びないが、俺も本気で勝ちに行く!」

「そうですか。ええ、お構いなく。騎馬戦の時のようにはいきませんよ」

 

 言葉を交わし、飯田が構える。対する泡沫は棒立ちのまま、開始の合図を待っていた。

 一方、A組の観戦席では尾白が身を乗り出して緑谷に話しかけていた。

 

「緑谷、この試合はどう見る?」

「飯田くん次第だけど、考えられるのは2パターン。開幕であの超加速を使うならゆめちゃんのバリア展開とどっちが早いかで勝敗が決まる。──この場合はたぶん、ゆめちゃんの方が早い」

「そうなの?」

 

 会話に交ざってきた麗日が首を傾げ、緑谷は頷きながら趣味の研究ノートを広げる。会話にこそ交ざらないものの、他のA組メンバーも耳を傾けていた。

 

「飯田くんが速いのはあくまで〝個性〟を発動した後。そこから走って、ゆめちゃんに打撃を入れないといけない。それに対してゆめちゃんはバリアを張るだけでいい上に、〝個性〟の発動も思考だけで完結するから」

「だからよーいドンの勝負なら泡沫さんの方が早い、か。もう一つは?」

「飯田くんが超加速を温存するなら、ゆめちゃんの隙を突けるかどうかで決まると思う。小鳥の囀り──あのビーム攻撃はたぶん飯田くんなら躱せるから」

「あれそんな技名だったんだ」

 

 独り言のように呟く芦戸。そもそも技名が存在したことに驚き、小鳥要素も囀り要素もなくないかと芦戸は首を捻る。少し悩んで、発射するときのあの耳鳴りのような独特の高音を鳥の鳴き声に例えているのかと思い至った。

 こうして次に試合がどうなるかA組が注目する中、遂に開始の合図が行われようとしていた。

 

『第八試合、スタート!!!』

 

 試合開始と同時、泡沫を半球状の青白いバリアが覆う。対する飯田はレシプロバーストを使わず駆け出し、泡沫に飛び蹴りを放った。

 

「くっ、やはりダメか!」

「ええ。だめですね、それでは」

 

 飯田の飛び蹴りを受けても光の足場には傷一つ付かない。脚が止まった飯田の左右に2つの光球が展開され、耳鳴りのような高音のノイズ音を発しながら光線が放たれた。

 それをバリアを蹴って躱した飯田は距離を保ちつつフィールドを駆け回り、どんどんと速度を上げていく。

 

『飯田、開幕一撃かましたが防御は破れず! こりゃ真っ向勝負は不利かぁ!? どうする飯田!!』

 

 実況が囃し立て、会場が沸き上がる。しかし飯田の耳には入っていない。泡沫を覆うバリアと、光球から放たれる光線に意識を集中させていた。

 

(やはり〝個性〟の展開速度が速い……! レシプロバーストを使わなくて正解だった!)

 

 次々と放たれる囀りの光線を躱しながら思考する。レシプロバーストは瞬間的な超加速と引き換えに10秒しか維持できず、一度使えばエンストを起こして一時的に〝個性〟が使用できなくなってしまう諸刃の剣だ。レシプロバーストの速度をもってしても、あのバリアを破壊できるかは分からない。もし開幕で使用していれば飯田は既に敗北していた可能性が高いだろう。

 

(となればやはり、泡沫くんのバリアの再展開の隙を狙うしかない! あのバリアは長くても数十秒で消える! そこにレシプロバーストを合わせる!)

 

 勝つ、勝って兄さんに報告する。そう意気込んで光線を躱しながら駆ける飯田。泡沫はその速度に対応しきれないのか偏差が甘く、飯田を捉えきれていない。

 

(ふむ、さすがに速いですね。囀りの直射で仕留めるのは少々難しいです)

 

 自分を覆うように展開した足場の内側で泡沫は冷静に分析する。小鳥の囀りは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。既に描き終わった作品に手を加えるには素手で直接触れなければならないのだ。

 それでもだんだんと白色の光線が飯田を捉え始めた。彼の進路上に置くように放ち、自ら飛び込むように。彼女の周囲をグルグルと走り続ける飯田は、それを時に屈み、時に飛び越える形で避け続ける。

 どうにか囀りの連続攻撃を避けながら、飯田は早く解けろと念じる。その瞬間、泡沫を覆っていた半球状の天色の壁が霞のように消滅した。

 

(ここだ! トルクオーバー!)

 

 泡沫の周囲を駆け回っていた飯田が方向を変え、両脚とエンジンに力を込めた。瞬間的にトルクと回転数を引き上げられたエンジンが火を吹き、泡沫の左後方から強襲を仕掛ける。

 ──当の泡沫が、()()()()()()()()()()ことにも気づかずに。

 

「レシプロバ──―ッ!?」

 

 飯田の動きが、泡沫を蹴る直前で停止した。

 

『あーっと! 何が起こった!? 超加速を使った飯田、泡沫を蹴る寸前で空中に浮いたまま完全停止!!』

 

 プレゼントマイクが驚きの声を上げ、会場がどよめく。彼の言葉通り、飯田は胴体狙いの回し蹴りの体勢のまま空中で磔にされ、いくら藻掻いてもまるで何かに絡めとられたかのように体は動かない。

 

「これは──糸!?」

「蜘蛛の巣。あなたのために描いた新作です。気に入って頂けたのであれば、幸いなのですが」

 

 自分の動きを封じたものの正体に気づいた飯田が目を剥いた。泡沫は上機嫌で飯田に向き直りながら、これ見よがしに左手を動かす。すると〝個性〟で描かれた無数の極細の糸が飯田を締めつけ、完全に拘束してしまう。よくよく見れば、彼女の手の指から糸が伸びているようだった。

 

(なかなか良い作品を作れたのではないでしょうか。触れていないと操作できないので、全周防御と併用できないのが難点ではありますが)

 

 常に気だるげでやる気がなさそうな彼女にしては珍しく、今の泡沫は気分がいい。試合前に考えていた構図の通りに飯田に勝利した(作品が仕上がった)のだから。

 そうこうしている間にエンジンも限界を迎え、その機能を停止する。飯田は歯噛みしながら泡沫を睨み、先ほどの言葉を咀嚼していた。

 

「俺のための新作……? まさか、騎馬戦からこの試合までの短時間で対策技を用意したのか……!」

「おや。あなたも見ていたじゃないですか、私がイメトレしてるの」

 

 泡沫の言葉にはっと目を見開く。飯田の脳内には試合を眺めながらなぜかあやとりをしていた彼女の姿が再生され、全てが繋がった。

 

「あぁ!? あのあやとりはそういうことだったのか!?」

「それより、どうするのですか? 続けますか?」

 

 言外に降参を求める。完全に拘束され、抵抗手段もない以上勝敗は決している。ここまで完璧にやられれば、飯田も敗北を認めるしかなかった。

 

「参った。俺の負けだ……」

「飯田くん降参!! 泡沫さん、二回戦進出!!」

 

 ミッドナイトの宣言で試合が終わる。泡沫の周囲に張り巡らされていた糸が掻き消え、地上に下ろされた飯田は泡沫と互いに礼をした。

 

『泡沫、二回戦進出! まさかほんとに新しい技が見られるとは思ってなかったぜ!! おまえいくつ手札持ってんだぁ!?』

 

 騒々しい実況と沸き立つ会場を無視してフィールドから姿を消す2人。

 その後は引き分けだった切島と鉄哲が腕相撲で勝負を行い、切島が勝利。小休憩を挟んでから第二回戦が始まることとなった。

 

 

 

 試合が終わり、席に戻ろうと通路を歩いていた泡沫は途中で飯田と遭遇。そのまま2人で歩いていた。

 泡沫にとって飯田は、言ってしまえば友達の友達のような距離感の相手だ。試合前もそうだったが、緑谷を挟まず2人でいることは今までなく、彼女はなんとなく気まずさを感じていた。

 

「しかししてやられたよ、俺はまだ君を見くびっていたようだ。さすがだ、泡沫くん」

「いえ」

 

 飯田からの賞賛の言葉に、泡沫は戸惑ったように言葉を漏らす。飯田は切り札であるレシプロバーストに確かな自信を持っていた。それこそ轟や爆豪も含め、トーナメントまで勝ち上がってきた者たちにも十分に通用する技だと。事実としても、速いというのはそれだけで相当な脅威だ。超速で繰り出される蹴りの威力は、大抵の相手を戦闘不能に追い込むに十分だっただろう。

 

「どういう過程を経るにせよ、あなたが最終的に蹴りに来るのは分かっていましたから。それなら、後は簡単です」

 

 どれだけ速くとも近接物理攻撃以外の択を持たず、防御を貫く火力もない飯田は泡沫にとっては御しやすい相手だ。接近しなければいけないのならそこに罠を張ってただ待っていればいい。それに加えて突っ込んでくるタイミングも泡沫側が決めている以上、切り札を晒した時点で飯田に勝ち目はなかっただろう。

 これは泡沫の持論だが、戦いとは如何にして相手の勝ち筋を潰すかだと思っている。当然、彼女の作品もこの理論を念頭に制作されているものだ。

 

「飯田さん、一つ聞いてもいいですか?」

「ん? なんだい?」

 

 おずおず、といった風に声をかけてきた泡沫に飯田が振り向く。麗日もいれた4人で集まっている時も、泡沫が自分から話題を振ることはほとんどない。それだけに飯田も内心では珍しさを感じていた。

 

「レシプロバーストでしたか。あれ、どうして騎馬戦で使ったんですか? あそこでリスクを取らずとも次には進めましたし、伏せたままでいれば、少なくとも私には勝てていたでしょうに」

 

 純粋に疑問だった。この体育祭はプロへのアピールの場でもあるが、少なくともあの時あの場で切り札を晒すのはリスクとリターンが釣り合わない。泡沫がこの試合で勝てたのも事前にレシプロバーストの存在を知れたという部分が大きい。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、飯田のレシプロバーストは泡沫にとって脅威だったのだ。

 

「確かに、結果的にあの選択は失敗だったかもしれない。だが俺は後悔はしていない。俺はあの時緑谷くんに挑戦すると決めて、そして勝ったんだからな」

「──そうですか」

 

 君に負けてしまったのは悔しいが、と苦笑する飯田に泡沫は相槌を打ちながらも目を逸らす。

 やはり、わからない。泡沫は昔からずっとそうだった。幼馴染2人がオールマイトに憧れる理由も、単なる遊びの勝負で一喜一憂する理由も、世間がヒーローをやたら持て囃す理由も。

 今の試合もそうだ。対策として蜘蛛の巣を制作したのもちょっとした仕返しと、新作が実際に使えるかの実験がメインだった。それに泡沫は自傷癖があっても別段、好き好んで痛い思いをしたいわけではないというのもある。試合の勝敗そのものは正直どうでもよかったのだ。

 

(やはり、私はどこかがおかしいんでしょうね……)

 

 そうとしか考えられない。泡沫は幼い頃から、自分が普通(マジョリティ)側でないことを自覚していた。生まれ持った気質か、育った環境か、原因は定かではないが。

 すぐに体調を崩す虚弱な身体、世間一般からズレた精神性、せめてどちらか片方だけでも普通だったなら、この世の中でもっと生きやすかっただろうか。欠陥がなければ、あの人は自分を愛しただろうか。そんな、考えても詮無きことを思ったのは一度や二度ではない。

 

「泡沫くん、どうかしたのかい?」

「いえ、なんでもありませんよ」

 

 泡沫の雰囲気に違和感を覚えた飯田が声をかけるが、彼女はなんでもないと踏み込ませない。

 これも泡沫の癖の一つだ。根本的に彼女は人を信じていない、信じることができない。丁寧な口調も、クラスメイトとの付き合い方も、処世術として身につけたものでしかない。

 

「──そうか」

 

 一言だけ相槌を打って、飯田は前を向く。若干ズレている部分もある彼だが、気遣いができないわけではない。触れられたくないのだろうとは察していた。

 そうして会話も途切れ、2人はなんとも言えない気まずさを漂わせながら観戦席まで戻った。

 

「あ、2人ともお帰り。お疲れさま」

 

 麗日が手を振って2人を出迎える。緑谷は試合に備えて控え室に向かったため姿はなく、泡沫は少し残念な気分になりながら自分の席に腰を下ろした。

 

「一回戦突破おめでとう、夢望ちゃん」

「ありがとうございます」

 

 定型的なお礼の言葉。そこに意味も価値も感じていなくとも、それを表に出す必要性はないのだ。社交性とはそういうものなのだと、泡沫は解釈している。

 自分が異常だと理解しているならば、正常なふりをするのはそこまで難しくはないのだから。

 

「よし間に合った、まだ始まってないな!」

「お、切島。二回戦進出やったな!」

 

 二回戦第一試合開始目前で、切島が走って観戦席まで戻ってくる。上鳴たちに出迎えられた切島は祝いの言葉に軽く返事をし、爆豪の方に向き直って声をかけた。

 

「次おめーとだ、爆豪!」

「ぶっ殺す」

 

 相も変わらず口も態度も悪い爆豪に、切島も笑いながらやってみろと返す。まだ短い付き合いながらも、爆豪のアレな部分含め軽く流される程度にはA組の面々には受け入れられていた。

 

「つっても、おめーも轟や泡沫も強烈な範囲攻撃ポンポン出してくるからなぁ」

「しかも一瞬でな」

 

 切島の言葉に瀬呂が同意するように会話に交ざる。先ほど轟の過剰な範囲攻撃で圧殺された瀬呂としては文句の一つも言いたくなるだろう。

 

「ポンポンじゃねえよナメんな」

 

 しかし2人の言葉に、爆豪は真面目な声音と表情でそれを否定してきた。

 爆豪の〝個性〟である爆破はその性質上身体にどうしても負荷がかかる。普段は持ち前のタフネスで問題にならないが、それでも麗日に対して使った大規模爆破のような大火力の運用にはリスクが伴う。

 これは泡沫や轟も変わらない。泡沫の空想は一度に使える絵の具の量(リソース)に限度があり、大規模だったり複数の作品を展開しようとすれば持続時間や強度など何かしらを切り捨てざるを得ない。轟は氷結の乱用が体温の低下を招くと最初の対人戦闘訓練やこれまでの授業から露呈している。ただし、この弱点は炎熱の使用で解消できるのだろうと爆豪は予測していた。

 

(あのクソ舐めプ野郎が。親がどうだの、関係ねぇんだよ。ふざけやがって)

 

 心の中で爆豪は吐き捨てる。()()()()()()()()()()()()()()()()、相手からすれば関係ないのだ。爆豪にとっては全力で戦わない相手に勝ったところで何の意味もない。彼はこの体育祭で完膚なきまでの一位を取らなければならないのだから。

 なぜ爆豪が轟の事情を知っているかだが、彼は意図して盗み聞きをしたわけではない。たまたま泡沫の様子を見に医務室に立ち寄ろうとした結果、扉越しに轟の話を聞いてしまっただけだ。結果的には聞くだけ聞いて、本来の目的も果たせず立ち去ることになってしまったが。

 

『そんじゃそろそろ二回戦始めようか!!』

 

 休憩時間も終わり、プレゼントマイクが実況を再開する。二回戦第一試合、緑谷と轟の戦いが始まろうとしていた。

 

 

 




 また間が空いてしまいました。
 想定以上に進みが遅いですが、あと2話で体育祭は多分終わると思います。

余談ですが、爆豪の爆破って特に関節への負荷がえげつないはずなんですがなんで平気なんでしょうね彼。そりゃ医者にドン引きされるぐらい頑丈なわけです。
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