世界の異端児   作:呉爾羅好きの専門学生

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https://syosetu.org/novel/229413/この小説を一部流用してます




第一話 混沌の子

とある孤島で1人の子供が産まれた、 その子の姿はまさに異形と言うべき姿であった。

頭には牛の角のような一対の角、白雪のような白髪、刃のような歯、黒曜石のような黒い翼、褐色の肌、肌の向こうに薄く見える硬い鱗、銀杏の葉のような先端を持つ尾などを持っている異形としか形容のできない姿であったがその子を優しく抱える女性と巨体の男がいた。

「あなた、元気な女の子が産まれたわ」

「あぁ、俺の鱗を割りそうなくらい力強いな」

「2人で2つ考えてたけどリディになったわね」

「名前のように強く美しい女性になってほしいな、だかやはりどちらにも似てるようで似てないな」

「まぁ、確かに私の方が似てるところは多いけどあなたに似ているところもあるわよ」

「ん? どこだ?」

「ふふ 口元よ」

「む、一本取られたな、それにしてもこの子は何の魚人なんだろうな皮膚の特徴を考えるとマグロやカジキだと思うんだがそれにしては鱗が分厚く硬いそれになんだか骨が筋肉の中にもあるようだが」

「もしかしたら複数の魚の特徴が現れたのかもしれないわよ、あなたは確かピラルクの魚人なのよね?」

「あぁそうだ、魚人には珍しく淡水魚の特徴がでて産まれた時は親父は驚いたそうだ」

「ならピラルクとウツボの特徴が出たんじゃないかしら?尾を見た限り鯨のミンク族のようだしこっちも普通のミンク族にはいないはずだし」

「そうなのか?あいつらって乳で子を育てるし言葉も聞こえないから哺乳類だと思ってたしミンク族にもいると思ってたが」

「ええ、ミンク族は基本体毛の多い動物の特徴の人が多いから、でもこの子が愛おしい我が子なのには変わらないわ」

「あぁその通りだな」

 

  一方その頃世界中ではとある異常な現象が観測されていた

「おい!なぜ急に世界中で海王類が鳴き始めたんだ!」

「わかりません!ですがみな同じ方向を向いているそうですッ!」

「ッ! 新しい情報が!」

「海王類の一部が!それも大型の個体が一斉に同じ方向へ移動を開始したそうです!」

「!世界政府からの指令です!」

「次から次へと何なんだ!」

「この一件はは詮索不要とのことです、この一件からは手を引けとのことです!」

「何だと!?この異常現象から手を引けと!?冗談じゃない!」

「ですが、手を引かなければ解雇とのことです!」

「………しょうがない、わかった」

 急な世界政府からの手引きによりこのニュースは差し止められることになった。

 

〜その半年後〜

 

あの異形の赤子は大きな声で泣いていた。

「お〜よしよしお父さんはここですよ〜」

「お腹が空いてるのかしら?さっきおっぱいあげたばかりなのだけど」

「いや、海の方を見て泣いていることが多いし、泣いている時にはほぼ確実に大きな魚たちの声が聞こえてくるからおそらくそれが原因だな。」

「私には聞こえないけど、そうなのね」

「……今から海の様子を見てくる」

「大丈夫なの?大きな声が聞こえるって言ってたけど」

「恐らく大丈夫だ、聞こえてくる声の感じだと娘への肯定的な気持ちが感じられるからな。それに俺は魚巨人(ウォータン)だ普通の魚には泳ぎで負けることはない」

「ならいいのだけど、危なくなったらすぐに飛び上がりなさい、 すぐに無礼者を燃やして(痺れさせて)あげるから」

「あぁ…わかった(怒らせると相変わらずこえーな)」

「何か言った?」

「いや何も、じゃあ行ってくる」

そう言って1人の男は海に入った

「(最近は子供の世話のために海に行けてなかったから気づかなかったが明らかに魚の数が少ないな)」

男がそう思ってると海底が動き出した、否 それは海底ではなかった。

「(何だ!? もしかして海王類か!)」

男が海底だと思っていたものは海王類だったのだ。

【お前があの異端児の父親か】

「(!? 陸で聞こえていたあの声は海王類のものだったのか!?) 【異端児とはなんだ】」

【異端児とは魚の血が入っていながら雷を操る獣の血も混じり炎を背負う鳥や我らと競える大きさを持つ二つ脚の血が流れるものだ】

「【それならば俺の娘だ】」

【そうか、ならば強く育てよ】

そう言って海王類は暗い海へと泳ぎ出そうとしたが

「【いや、待て お前らの声のせいで娘が毎日泣いてんだ俺と話してはい、さよならじゃねぇんだよ】」

男が引き留めた、海王類はその声を聞いて動きを止めた

【では、どうしろと?】

「【水面から顔を出して頭を下げて謝れ】」

【………うむ、わかった】

「【じゃあ少し待っていてくれ】」

男はそう言って岸の方へと泳いで行った

「あなた!大丈夫だったの!海面が荒れ出したから心配したのよ!」

「(あ、いやそりゃそうかあの大きさの体が動けば海面が荒れるな決まってるわ)大丈夫だぞ、あぁ後その荒れた原因のやつに謝らせるからちょっと待ってくれ」

「えぇ、まぁいいわよ」

「おーい出てくれ!」

男がそう言うと海面が再び荒れ出し大きな縞模様を持った頭が現れた

「ってこれ!海王類じゃないの!」*1

女が驚いていると海王類は頭を下げ始めた

【異端児よすまなかった、もう我らの声が聞こえるとは思っていなかったのだ】

海王類はそう言って謝ると後ろに方向転換し海に潜って行き大きな波を幾つもの起こしながら水平線の向こうへ消えて行った

*1
エネル顔




昨日の夜11時にジュラシックワールド復活の大地を観てきました、素晴らしかったです。初代を思い起こされるシーンがいくつかあり心臓が落ち着かない約2時間を過ごせました
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