妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ)   作:初見さん

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 本編あまり関係なし


二刀流と日常3

「私は焼きそばロールは許せない」

「急にどうした理沙」

 

 理沙の家で紅葉が彼女の勉強を見ていると、休憩がてら訳の分からない話を飛ばされた。同じじゃ無いのかと聞くと理沙は怒りながら紅葉を伝える。

 

「そもそも焼きそばパンというものが天上天下、唯我独尊なのに、急に焼きそばロールなんて意味不明なものが現れたのがことの発端だよ」

「ヤンキーみたいな言い方するんじゃねぇよ……」

「焼きそばパンという焼きそばをパンで包んだだけの至福な一品を訳の分からないロールパンで巻く行為は万死に値するよ」

「なんでさ?」

「意味不明だからね!」

 

 それはお前だとツッコミたくなった紅葉。そもそも焼きそばをパンに乗せるという炭水化物のカップリングが意味不明なのに、ロールパンで巻いた焼きそばロールだけが意味不明とはなんなのか。

 

「美味いじゃん、どっちも」

「それが一番ムカつくの!!」

「えぇ……」

「紅葉、本当の焼きそばパンを私に見せるべきだと思う」

「俺が作んのかよ!?」

 

 ただ焼きそばパンが食べたいだけなのではと紅葉は思ったが、理沙の頼みなら仕方ないと言いながら小麦粉と水と塩と砂糖を用意する紅葉である。

 

「って事があってよ……どう思う?」

「僕は栄養食こそ最強だと思うんだよね」

「だから楓にどつかれるんだよこの栄養失調野郎」

「昔あったプレーン味が恋しいなぁ」

 

 焼きそばの話をかなでにした紅葉だが、理沙もかなでも特殊偏食過ぎて流石に着いていけない紅葉である。

 因みに妹の楓に聞くと……

 

「お兄ちゃんの料理が1番美味しいよ」

「楓、結婚しようか」

「ふぇ!?」

「「紅葉(兄さん)??」」

「偏食共は黙ってろ」

 

 ☆

 

「お姉ちゃん、譲って!」

「嫌だよ! いっつもユイが座ってるでしょ?」

「お前ら落ち着け」

「コウヨウさん(師匠)は黙ってて下さい!」

 

 NWOのギルド内でコウヨウが座っていると、弟子であるユイとマイがログインをして来た。軽く挨拶をしたまでは良かったのだが、姉のマイがすぐにコウヨウの膝に座りだしたのだ。それを見たユイがツッコミを入れて、姉と喧嘩しているという光景。

 

「師匠は私の師匠なの!」

「ユイのだけじゃないよ、私……達の師匠だから」

 

「私」の部分を強調しあう双子。コウヨウは少し深く息を吐いて埒があかないと双子の首根っこを両手で掴んだ。

 

「来い」

「「うわ!? 何!?」」

 

 そのまま少しばかり双子を宙に投げるコウヨウだが、双子の着地地点はお互いがお互いにコウヨウの別の膝に乗っていた。

 

「幸い足は2本あるから1本ずつ半分こしろ」

「「足が欲しいわけじゃないですよ!?」」

 

 良かった、双子がサイコパスになったかと思ったと安心したコウヨウだが、双子はコウヨウの脚の上に座れたので満足していた。

 

「お、ロリコンヨウ何して……」

「ムサシ」

 

 ギルドにログインして来て少しばかり揶揄ったクロムの片腕が犠牲になった……

 

「いや死んでねぇよ!?」

「あ、フレンドリー無効だった……チッ」

「コウヨウ今舌打ちしたぞ!?」

「「クロムさん……」」

「な、なんだ? って、ユイちゃん、マイちゃん……??」

「「私の大事な人を……傷つけないで下さい……!」」

 

 瞬間今度は双子がクロムに大槌を持って飛びかかった。まさかの仲間割れである。流石に止めるかと考えたコウヨウはムサシを少し大きな剣に楓クロムと双子の間に壁として突き刺しといた。

 

「む、ムサシ……」

「「師匠……」」

「クロムさんは揶揄っただけだ。真剣になるなよ」

「いやお前が言うな……」

「刺しますねぇ」

 

 クロムは土下座した。大きく年の離れた下の彼に土下座をした。方やコウヨウは出る双子の圧に対して少しばかり恐怖を感じたという。

 

「「コウヨウさん(師匠)膝貸してください」」

「しゃーなしだ」

 

 コウヨウさんというマイのセリフが一瞬「コウヨウ、斬」に聞こえたのは気のせいであって欲しい。

 

(私が強くなってコウヨウさんを守らないと……)

(私が強くなって師匠をお守りします……)

((愛してます、コウヨウさん(師匠)))

 




 クロムさんが可哀想
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