妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ)   作:初見さん

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本編関係ないです。少しこの原作のタブー話をネタにしました。


二刀流達の本性?

「コウヨウの私生活が見たい……」

「急にどうしたんですかクロスさん」

「クロムだぞ」

「俺の予想だとクロムさんの本名が黒須さんだと思ってたので間違えました」

「勝手に名前を予想して呼ぶなよ!?」

「失礼しました」

 

 クロムに対して頭を下げるコウヨウ。元々は【楓の木】メンバーであるクロムから出たコウヨウの本性が見たいという話である。最強の二刀流使い(NWOプレイヤー達談)のコウヨウが実は学生ですなんて言葉を信じられないという話からクロムが声をかけたのだ。

 本来ならルール違反ではあるが、別にお互い嫌がる仲でもなかったのでコウヨウも少し話に乗った。

 

「実は剣道の師範とかないのか?」

「一般家庭の長男です。幼馴染のサリーがゲームの大会で優勝しまくってる努力家以外は何もありませんよ」

「釣りが趣味とかはあるだろ?」

「釣りが出来るスポットは車とかで行かないと無いのでゲームが初めてです」

「何から何までありえない話だな……」

「ゲームと現実は別ですよ」

 

 そんなことを言われても仕方ない。本当にコウヨウは一般家庭で産まれて、ちょっとドジっ子だけど美少女な普通の妹と過ごして、勉強する学生なのだ。

 

「クロムさんは幽霊ですよね」

「俺は死んでねぇぞ!?」

 

 確かにコウヨウよりクロムの方が年だが、死にそうな年でも無い。ただの大人である。コウヨウは単純に、クロムが幽霊関係のスキルを身につけすぎているので、そう揶揄っただけだ。

 

「テイムモンスターのネクロに好かれるとかもはや屍人ですよね。前世キョンシーでは?」

「そういうお前だって本当は宮本武蔵とかの末裔だろ!?」

「宮本武蔵は私なんだけど……」

「ムサシ、出てくるな。今大事な話をしている」

「今ムサシからとんでもない単語が聞こえたんだが気のせいか??」

「気のせいです」

 

 適当にごちゃごちゃゲームのプレイスタイルから末裔だの前世だの言い合うが正直2人ともただの人間である。そんな言い争いをして数分。ふとコウヨウが口を出した。

 

「ミザリーさん……」

「え?」

「気になりません? ミザリーさんの本性」

 

 ミザリーは【炎帝の国】所属の聖女である。誰に対しても敬語で話し、誰に対してもお淑やかな表情を崩さない彼女は現実世界でも聖女なのでは無いかという噂が立っている。一部の人は否定しているが、大体の理由は……

 

 ──あのおっぱいで聖女は無理でしょ

 

「ってみんな言ってるけどな」

「セクハラですよそれ」

 

 ぶっちゃけNWOプレイヤー全員本性や普段の生活は謎だが、ミザリーやペイン辺りは本気で謎だと思っているコウヨウである。

 

「ミィさんは花火職人なんですかね」

「コウヨウの中でアイツは一体どんな存在なんだよ……」

「火遊び女ですからね……普通にニートか」

 

 コウヨウがそう言った瞬間、一通のフレンドメッセージが届いた。

 

『コウヨウ、今から決闘しないか? なんか馬鹿にされた気がするから』

 

「地獄耳かよ……」

「まぁ……どんまい……ミィがな」

「俺じゃ無いんかい」

 

 ☆

 

「なるほど、確かにルール違反ではあるが私も気になるな……」

「ですよね」

「というか私は花火職人でもニートでも無いんだが!?」

「そうですか」

「い……一応働いてるぞ?」

「へぇ」

「興味ないのか!?」

「いや、気になっただけで答えは聞いても聞かなくても良いんですよね。噂が一人歩きしたらちょっと異議申し立てが必要ですけど、1人2人で勝手にカップリングや設定を想像するくらいなら自由なので」

 

 決闘の後(コウヨウWIN)彼は【炎帝の国】のギルドマスターであるミィに対してクロムとの話をした。あのおっぱい……下りの話はしてないが、ミザリーやペインは1番気になると伝えたのだ。

 

「割とマルクスさんは学生してそうです」

「確かに見た目だけではそう見えるな……というかその予想当たったことあるのか?」

「一度だけ。因みに正解も頂きました」

 

 コウヨウは誰がとはミィに言わなかったのだが、同じギルドの刀使いであるカスミからは答えを聞いていた。

 

『カスミさんって着物の着こなしとか上手いですよね……もしかして着物屋とか呉服屋とかの人ですか?』

『そうだぞ、いつかクロムを和式の挙式に連れて行くために努力してるんだ』

『冗談で言ったつもりがとんでもないことを聞く羽目になった……』

 

 ガチでその手の人だったみたいである。因みにイズにも失礼承知で聞いてみたら……

 

『私は……そうね。乙女の秘密かしらね……なんて……』

『立派で良いと思います。言いたくなければ言わなくて良い話題ですし、俺も踏み込みすぎました。すみません』

『コウヨウ君の中で私は乙女で良いのかしら?』

『違うんですか?』

『コウヨウ君、お姉さんとクロムの養子にならないかしら?』

『俺の苗字はサリーにするって決めてるんで無理ですね』

 

 純粋にコウヨウがユイマイ並みにいい子すぎて養子にしたいと言ったイズ。この人もクロムを狙ってたのを忘れていたコウヨウが苦笑いしたのはこの会話の後である。

 

「まぁ、俺の中で留めておくのでお伝えは出来ませんが、予想が当たったのは1人ですね」

「そうか……ミザリーは……まぁ……うん」

「どうかしました?」

「いやぁ……掲示板などで少しばかりミザリーに関してやら女性プレイヤーのセンシティブな内容があってな……ギルドマスターとして何か対策をしていきたいんだ」

「ああ……」

「コウヨウ、どうしたら良いだろうか?」

「とりあえずミザリーさんには伝えないで裏で動いてみては? ミザリーさんが発見した時どんな傷を負うか分からないので」

 

 彼の言葉に頷くミィ。これによりコウヨウとミィのミザリーおよび知り合いの女性プレイヤーの貞操御守り隊が確約された。

 

「あ、因みに私の本性は……普段は声優だからな」

「えっ……え!?」

「コウヨウだけにしか言わん。黙っていろよ」

 

 ☆

 

「そんなわけでペインさんは係長になりました」

「何をどうしたらそうなったのだろうか……」

 

 続いてコウヨウは今現在No.1の強さを誇るギルド【集う聖剣】のギルドマスターであるペインの元に行ってこの話をした。ミィとかクロムとかミザリーの話はさておいて、単純コウヨウの予想をペインにぶつけたのだ。ペインは困惑しながらもその過程を聞いてくれた。

 

「まず見た目だけではありますが、ペインさん若いので、仕事とかバリバリ出来そうだなって。ギルドマスターですからみんなをまとめる力もありますし。そこからペインさんは会社員の適性があり、尚且つ中堅を担う期待の若手という予想から……大きな会社の係長辺り、良くて課長だという予想です。他ならドラグさんはジムトレーナーか喫茶店のマスターですかね。ジムトレーナーは体格だけではありますが、フレデリカさんに対して面倒見がいいので先生とか接客とかやってそうとの予想です。後ドレッドさんは忍者でフレデリカさんは生意気口調ですけど実はイラストレーターとか……」

「ドレッド以外は思いのほか真剣に予想していたんだな……」

 

 なんやかんやいっても人を観察する事を得意とするコウヨウ。昔から妹や幼馴染の顔色や機嫌を見ながらお世話をしていたお兄ちゃんなので、人間観察は自覚なくても鋭かった。

 因みにドレッドについて適当なのは、コウヨウ自身あまりドレッドと関わってないからである。ペインは決闘で、フレデリカはサリーの関係で、ドラグは多分フレデリカの相棒以上ギリ恋人未満の関係からよくついてくるのもあり話をするが、ドレッドだけはどうしてかあまり話さない。

 

「ドレッドさんとも仲良くしたいんですけどね」

「ドレッドか……まぁ、アイツも悪いやつじゃないから俺も仲良くして欲しいと思ってるが……」

「何か問題でも?」

 

 人見知りとかだろうか? でもちゃんと会話はしてくれるはずだとコウヨウは伝えたがペインからは衝撃の一言が告げられた。

 

「ああやって笑ってはいるが、実はお前にやられた事実だけは凄く引きずっていてな、凄く嫉妬してるんだよ」

「さてと……ドレッドさんとは仲良くしたいのでこれから嫉妬出来ないくらい完膚なきまで潰しますか」

「やめてあげてくれ」

 

 コウヨウの本気が冗談かも分からない発言をペインは苦笑いしながら止めたのだった。

 

「因みに俺は声優だからな」

「えっ……えっ!?」

「内緒だぞ」

 

 なんでこのゲームの世界に、しかもフレンドに声優が2人もいるのかともはや笑うしかないコウヨウであった。因みにミィがミザリーに対してコウヨウと同じ話をすると……

 

「私ですか? そうですね……一応とある男性の方と同棲してますよ?」

「あ(察し)」

「因みにその前は秘密です。女性はいくつになっても乙女の秘密がありますから」

「わ……分かった……」

 

 その翌日、マルクスがミィに焼かれた。




 因みに原作では凄い薄かったですけどカスミさんが服屋さん系統の設定があるとかないとか。
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