妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ)   作:初見さん

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 念のために伝えると、紅葉(コウヨウ)君の普通の見た目はまんま背が少し高い楓(メイプル)です。アホ毛もあるよ。


二刀流とやっと会えた双子

「師匠! お疲れ様です!」

「コウヨウさんお久しぶりですね」

「現実では1日しか経ってないが、ゲームでは1週間ぶりな気がするな」

「なんだか時間がややこしいです……」

 

 今度はやっと会えたね愛しの師匠になった。双子のユイとマイもコウヨウと会えるのは嬉しかったし、コウヨウもまた、彼女達と会えるのを楽しみにしていたので、2人の頭を撫でながら微笑んだ。

 

「イベントはどうだった?」

「コウヨウさんのおかげで少しばかりは戦えました……コウヨウさんは凄い装備になりましたね!」

「まぁ、成り行きでクエストクリアしたら手に入れたよ。結構強いぞ」

「強いかどうかは私達は身につけて無いのでわからないですけど、今の師匠とってもかっこいいです!」

「ありがとうユイ、侍になった甲斐があったよ」

「所でコウヨウさん、イベント中はクエスト以外何かしたのですか?」

「生き残って何とか釣り出来たぞ」

「生き残ったんですか!? 凄いですね! 何人倒したんですか?」

「ユイ、コウヨウさんは戦うの苦手なんだからそんなに戦っては……」

「えっと……50人です」

「え?」

「50人斬りました。成り行きで」

 

 コウヨウの言葉に双子は目を点にした。すぐに大声で50という単語を叫んで慌てる。彼は彼で苦笑いするだけだった。

 

「争いたくないって言ってましたよね?」

「向こうから襲ってきた。後、サリーと共闘したし、イベント交換で呪いの武器手に入れたぞ」

「サリーさんと!?」

 

 コウヨウの50人斬りと呪いの武器も気になって驚いたが、メイプルの相棒であるサリーと共闘した事も驚きであった。その後双子からめちゃくちゃ質問攻めをされたのだが、コウヨウは釣り場に双子と向かいながら回答を返したのだった。

 

呪刀(じゅとう) 血眼(ちまなこ)

 Unknown

 

 ☆

 

 そうしてお話は冒頭のレベル25のコウヨウに舞い戻るが、双子は近くのモンスターを狩ってレベリングをしていて、コウヨウは釣りをしながら二刀流で斬り裂いていた。たまに双子の手伝いとしてモンスターのツルギ、別名ムサシが自動で敵を斬り裂いているのだが、双子には全く見えていなかった。

 

「コウヨウさん、今度また街に美味しいお菓子のお店ができるらしいんですよ」

「じゃあ、今度また行こうか。ユイもいいよな?」

「はい! 師匠とお菓子食べたいです!」

「双子が可愛すぎる」

 

 そんな双子と3人で街に向かって、のんびりと過ごすかと考えたコウヨウ。まさか、それが彼の運命を変える事はまだ知らなかった。

 

「コウヨウ? ウワキ?」

「お兄ちゃん? そのオンナノコダレ?」

「め、メイプルさんだぁぁぁぁ!!」

「し、師匠? どうしてメイプルさんが師匠をお兄ちゃんって……」

「とりあえず俺がリスポーンしたら説明するわ。一旦さらばだな」

「コウヨウの浮気者!!」

「お兄ちゃんの妹は私だけだもん!!」

「ユイ、マイ、一旦落ちるわ」

 

 一応数十分ほど、ログアウトしてコウヨウは地獄を見たそうです。戻ってきた彼の姿は苦笑いしながら何故か頭と腹部を押さえてました。

 

「あいつらマジで殴りやがった……」

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