妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ)   作:初見さん

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二刀流と最終決戦

「これは……一体どういうからくりだ? 全然分からない……どうしてお前が……」

「ユイちゃん頑張れ!」

「ミィさん! お覚悟!! はぁぁぁぁぁ!!」

「ユイちゃんマジ天使!」

「ぐっ!? この力……何でお前が……アイツでしかありえない威力を持っているんだ……ユイ!!!」

「ユイちゃん可愛いぞ! 言ったでしょミィさん。今日俺はユイちゃんと一緒にスタァになるって!!」

「私がしたい約束と違いますよ?」

「じゃあユイはなんの約束したいんだ?」

「この戦いに勝ったらサリーさんから師匠を奪い取る約束です!」

「そんなものサリーと約束しろ、お前の気持ちには応えられないけどな」

「フラれたのでミィさんを懲らしめます!」

「無茶苦茶だろ!? な、何をした……コウヨウ!!!」

「強いて言うなら……俺達再生産じゃぁぁぁぁ!!」

「まだそのネタ引っ張るのか!?」

「ユイちゃんマジユイちゃん!!」

 

 こうなる前に時間は少し遡る。コウヨウとユイが少し隠れ蓑をしていた間、メイプルやサリーと最終決戦中のミィは動揺する。【楓の木】や【集う聖剣】が攻めてきたのもあり、天下分け目の最終決戦を仕掛けたお互い。しかしながらミィはずっとその場にいないコウヨウを疑問に思っていた。

 

「フレデリカ! もっと威力出せ! 斬るよ!」

「何でサリーはそんなに喧嘩腰なの!?」

「お兄ちゃんが浮気したからサリーはキレてます」

「はぁ!? アイツが浮気なんてするわけないでしょ!?」

「「したんだよ!!」」

「誰とよ!?」

「私達の仲間だぁぁぁぁ!!」

「しかもサリーと同じ貧乳美少女だぁぁぁ!!」

「メイプルは後で殺す!!」

「お兄ちゃんのロリコン!!」

「す、凄まじいな……」

 

 コウヨウ浮気疑惑は確信(笑い)に変わったせいで【楓の木】の士気が何故か高まり、もはやバーサーカーと化したサリー、そしてメイプル中心に大暴れする。

 見ていたペインも冷や汗をかきながら敵に対して全力で戦いを挑むが正直今のサリーには及ばない。

 対してミィ。彼女はサリーが何か怒っている……というかコウヨウがまた何かしでかしたのか、とてつもない勢いでミィの味方を切っていくのを見て焦りながらも不意に疑問に思った。

 

「サリーは何故かコウヨウに怒っているが、元凶のコウヨウは……どこにいる?」

「ねぇ、ミィ……これヤバくない? サリーのせいで仲間がどんどん消えていくんだけど……」

「それよりもコウヨウはどこだ!?」

「えっ……み、見えないよ??」

 

 マルクスは警戒しながらみんなの攻撃を見るが、彼もコウヨウだけは認知できなかった。ミィはメイプルやサリーを見てはいてもやはりあの男の存在を全集中で探していた。

 

「コウヨウがいない……もしかしたら別のどこかに潜んでいるのではないか?」

「え……それかなり不味いよね……もしかしてみんなは囮……ちょっと、本気で見つけてみる!!」

「待てマルクス! ここを離れるとアイツらの思う壺だ。作戦かもしれないからここは私の元を離れずに待機がいいだろう」

「うっ……確かに……一旦ミィの隣にいよう。ミザリーいなくなっちゃったし……」

「泣くなよ!?」

 

 これはメイプル達の策なのか……コウヨウに隠れて本陣を攻めさせる考えも確実にある。いや。それにしてもサリーはキレすぎだ。

 もはや女の子とは言えない放送禁止の暴言を吐き散らかしながら凄まじい勢いで切り裂いていく。まるでコウヨウが本気出したかのような……というか本気でコウヨウはどこにいるかわからない。

 

「ねぇ、ミィ。僕にはさっきからサリーがコウヨウを探しているように見えるんだけど……本気であの場所にコウヨウいないんじゃ?」

「もしやコウヨウは……あの集団の中とは全く別行動……」

 

 ──ドガァァァァァァァァァアア!!! 

 

 その瞬間だった。ミィとメイプル、ペインの陣営に大規模な地震が響いたのは。

 

「な……何だ!? 地震!?」

「イベントの新しいギミック……?」

「いや……これは……ギミックじゃない……マルクス! 気をつけろ!! 奴がくる!!」

「え? 奴って……まさか……」

 

 フレデリカやクロム、ミィ達が話した時、また起こった大地震はここにいた多くのプレイヤーを跪かせた。震度は恐らく5〜6強。即ち人間が立ち上がれない程の大地震は1揺れこそ短いものの、威力は凄まじい大災害レベルである。

 

「ひとぉつ……人の世の生き血を啜り」

「な……やはり二刀流……」

「ふたぁつ……不埒な悪行三昧」

「やっと見つけた……コウヨウ……後で本気で殺してやる……」

「みいっつ……みんな纏めて……斬り刻んであげよう二刀流侍!!」

「と、その弟子。ただいま参上……です!!」

 

 みんなが声のする方を地震に耐えられないので座りながら見ると、そこには刀を地面に叩きつけながら、一振りごとに大災害レベルの地震を起こす浮気者(誤解)と、一緒に複数の大槌を持ちながら、彼の隣をゆっくり歩く泥棒猫(誤解じゃない)がサリーの視界に映った。

 

「コウヨウぅぅぅぅ!! 貴様殺してやるぅぅぅぅ!!」

「え? サリー何でキレてんの?」

「おにいちゃぁぁぁぁぁん!! お兄ちゃんの髪の毛1本も……この世に残さぁぁぁぁん!!」

「メイプルもどうした?」

「なんか……皆さん師匠に怒っていませんか?」

「俺達が何をしたっていうんだ……うらぁ!」

 

 全く自覚の無いバカ2人は力任せに武器を地面に叩きつけた。その瞬間この場にいた全プレイヤーがやはり震源は彼らの元である事を確認。震度はもう近くにいるので7以上……使徒すらも壊滅しそうな大災害である。

 

「ぐっ……!? マルクス! テイムモンスターの体力があまり無い以上一旦引くぞ! 流石にこれは……この2人が目の前に奇襲を仕掛けてきたのはマズイ!」

「ちょっと待って……今地震で動きづらい……」

「ユイ! 作戦決行だ、行くぞ!」

「逃しませんよ?」

「嘘!? 速い!?」

「は……はぁ!?」

「な、なんだあれ!?」

「いいねいいね最高だねぇ、しっかり俺の動きやってんじゃん」

「ここで仕留めます!」

 

 きっと、その行動にミィやマルクスだけではなく、【楓の木】全員も、【集う聖剣】全員も、遠目で見ていた者含めてこの場の全員驚きしかない。

 だって……あのユイが……STRに極振りをして、AGIが0のユイがだ。一瞬でミィの眼前まで迫って大槌を地面に叩きつけてクレーターを出したのだから……

 

「ユイちゃんとレヴューデュエットのお時間だぜ」

「師匠はスーパー凄い剣です!!」

「それはマイのセリフだし俺は刀じゃねぇし剣でもねぇし転生もしてねぇ……まぁ、いいや歌うぜ!」

「躊躇う暇はない〜♪♪」

「回り出した歯車〜♪♪」

「ぐっ……!!?」

「うわぁ!?」

 

 その瞬間、風圧で飛ばされたミィはマルクスに何とか支えられながら立ち上がった。対してコウヨウとユイはすでに目の前にいて、歌いながら突っ込んでくる、

 

「結末も知らずに〜♪♪」

「レヴューの幕が開けた〜♪♪」

「な……何だこのパワーは……!? ってかなんで歌って……!?」

「あのユイって子……前にギルド対抗戦で戦った時にコウヨウ達が攻めて来た日より強いよ!?」

「嘘!? 何であの子が……」

「は、速すぎて見えなかった……ユイちゃんに一体何が……?? ってかなんで歌ってんだ!?」

「ユイ、しっかり調整しろ。焦るな、落ち着け」

「はい!! もう一回です!!」

「輝くのStar Divene〜♪♪」

「生まれたての光で〜♪♪」

「ちょ……やばいやばいやばいやばい……!?」

「くっそ! なんだ、なんだよ、なんなんだ!! コウヨウだけならともかく、ユイも含めたあいつら2人のバカみたいなSTRとAGIは……!?」

「「にっこにっこにー!!」」

「「「「「「「いやそれは怒られろお前ら!?」」」」」」」

 

 フレデリカとクロムも、一緒にその現場を見ていた全員が声を出す。一体何が起こったのかなんて、本人達にしか分からないからである。ただ、確定してるのは異常である事。

 とてつもない速さと力で蹂躙するユイは勿論だが、コウヨウもコウヨウでユイを守るだけでなく、しっかりとユイのチャンスメイクをお膳立てしながらも彼女が危ない時は前に出て魔法を消し去っていく。

 

「より高く、より輝く……」

「届かない場所に、私と師匠は行きます!!」

「「お情け無用!!」」

 

 そんな事も一切気にせずユイはあのミィに対して全力で挑む。最強格の【炎帝】に対して【楓の木】大型新人であったユイが追い込む異例の番狂せにみんなは釘付けである。

 

「師匠!」

「おうよ!」

「「【ダブルスタンプ】をダブル!!」」

「「「「「ギャァァァァァァァァアアア!?」」」」」

 

 二刀のクレーターと大槌8本のクレーター。もはや大地震どころか世界が滅ぶ厄災。首都直下どころか下手をすればこのエリア全てを風圧だけで吹き飛ばす勢いの大地震と大風を起こした2人。近くにいた他のプレイヤーは空中まで吹き飛ばされた挙句、落下ダメージのみで消えていったものも存在した。

 

「何で……というか2人でどんな勢いだよ!?」

「ヤベェ……人がどんどん飛んでいって……消えていく……」

「あれは……またコウヨウが強くなったのか?」

「いや……そうじゃない……ユイがコウヨウと同じ強さだ……恐らくSTRもAGIもコウヨウとほぼ同じ……」

「サリー、それはどういう事!?」

「なるほど、兄さんの【コネクト】か……繋がるってそういう意味だったんだね」

 

 相変わらず理解出来ないクロムにまたコウヨウが化物ムーブをかましたと思うペインがいたのだが、サリーの言葉でカナデはコウヨウの攻撃もそうだが、それよりも冷静にユイの威力に注目した。そして確信する。

 

「師匠、師匠の力を借りてますけど……私は今、師匠と戦えて凄い幸せです!!」

「嬉しいぜ、今日はユイとスタァを目指してやるよ!!」

「恋人が良いですぅ!! 師匠、意地悪しないで下さいぃ!!」

「可愛いなおい」

 

 確かにユイはマイと一緒に自己紹介で頭を下げるだけでギルドのテーブルを破壊するほどのSTR極振りでみんなを驚かせたのは記憶にある。それでも、あの広範囲にクレーターを作るだけでなく、大地震を起こすという事は決してなかった。

 少しばかり慌てるメイプルと怒りに身を任せていた所から少し冷静になってユイ達を見るサリー。そして、サリーはふと、ある事に気がついた。

 

「本当だ……」

「え?」

「カナデの言う通り、多分アレは前に私にもかけたスキルだよ……」

 

 不意に、サリーは前のイベントの時を思い出した。コウヨウが少しばかり殿をした時に、念のためとサリーに使ったスキル。

 

「【コネクト】……まさかユイと繋がったのって……こういう事??」

「え? サリー……どうしたの?」

「いや……うん。後でユイに事情を聞いてから説教しようかなって。コウヨウにもね」

「え? 殺さないの?」

「少し情状酌量のアレでもあげようかなって……メイプル、行こう!」

 

 余地が出てこないところはサリーらしい。メイプルに行くよと声をかけて、みんなで攻め込む事にした。

 

 ☆

 

「負けません!!」

「くっ……!? 速すぎてガードすらも出来ない……コウヨウ……何をした!?」

「んだなぁ……ユイと一線を超えたって言ったらどうする? それで俺の全てをユイにあげたと言ったら?」

「な!? お前にはサリーがいるんじゃなかったのか!?」

「どっちかと言うとユイの方が(STRが)最高だった!!」

「やっぱり師匠と繋がれて良かった(AGI的な意味で)です!」

「このクソ野郎共!!!」

 

 コウヨウの大嘘である。サリーから襲われたのもあって少しばかりそう言った知識にも耐性がついてきたコウヨウはわざとミィにそういう想像が出来るような言葉を攻めてミィを困惑させる。

 

「ユイ! 愛してるぞ!!」

「師匠……いえ! コウヨウさん! 私も愛してます!」

「大嫌いだ、お前達なんてぇぇぇえ!! 【炎帝】!!」

「ユイ、身体持つぞ!」

「師匠ならどこ触られてもOKです!!」

 

 ミィは激昂して【炎帝】を放つが、コウヨウがユイを片手で持ち上げて【浮遊】で避ける。ユイはコウヨウの演技を読み取れず本音で返したが、コウヨウからすれば最高の返事だった。

 

「知ってるか? 片手剣は本来盾を持つんだが……その盾よりも最強の人間を持てばもはや無敵よ!!」

「ぐっ……【フレアアクセル】【爆炎】!!」

「行ってこいユイ!!」

「ホイップです!」

「な!? 正気かコウヨウ!?」

 

 ミィのスキルに対してコウヨウは片手で持っていたユイを彼女にぶん投げた、ユイはユイで何も言わずに大槌を振りかぶる。このままではユイに炎魔法が直撃すると思ったミィだが……

 

「可愛いユイちゃんかと思った? 残念、宇宙No.1アイドル……スキルのせいでレリフルになれねぇじゃねぇか!!」

 

 ユイと炎の間に【雷加速】で乱入したコウヨウが炎を左手の刀でぶった斬った。そして右手でユイの胸ぐらを掴んでそのまま炎が消えた安全圏にユイを差し出して……

 

「私は、これで、ぶん殴ります!!」

「やっ……ば……!?」

「ミィ危ない!!」

 

 大槌で殴られる前にマルクスがミィをヘッドスライディングで体当たりする事でギリギリ掠るくらいで済んだ。

 

「「やるじゃねぇか(やりますねぇ)!!」」

「「アイツら絶対おかしい(だろ、よ)!!」」

 

 因みに愛してるの件を聞いたサリーは……

 

「あいつ今ユイに愛してるってイッタヨネ??」

「お兄ちゃん……最低だよ……」

 

 コウヨウの情状酌量の余地は消えた。ユイはまだ守れる。これ以上サリーを刺激するな。

 

「コウヨウ!! 私は信じてたんだぞ!! サリーが好きなお前を私は好きになったんだ!! なのに……こんな……ちんちくりんに……」

「テメェふざけんなボケナスがぁぁぁぁ!!」

「危な!?」

「ミィ!! 僕も援護に……」

「ユイをバカにするんじゃねぇぇぇ!! こいつはなぁ!! 俺より大人で、カッコよくて、強くて、可愛くて、可憐で、良い子で、お姉ちゃん想いの……立派な女だぁぁぁぁぁ!!」

「やば!? 一旦……」

「マルクス……危な……」

「させないって……言いましたよね??」

 

 コウヨウがユイをバカにされたのでブチギレてマルクスに鉄拳を叩き込もうとする。ミィは何とかスキルで彼を止めようとするが、ユイはそれを許さなかった。すぐにミィの後ろに、コウヨウのスキルから貰ったAGIで潜り込み、全力で大槌を振り回す。それをミィはなんとか避けたが……

 

「【悪霊退散】!!」

「がっ……あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「マルクス……くっ……せめてコイツだけでも……【インフェルノ】!!」

「な!? しまった……私が死んだら……」

 

 マルクスの顎を全力でアッパーカットしたコウヨウが一撃で彼を粒子に変えたが、ユイはミィから最高火力の【インフェルノ】を喰らう直前であった。

 ユイは倒す、コウヨウは最悪死ななくても、彼女だけは倒しておかないといけない。そう思っているが、ユイが死んだらコウヨウも死ぬことは気づいていない。

 

「この後どうせブチギレたコウヨウに殺されるが……まぁ、仕方な……」

「既に俺はブチギレてるよ……」

 

 瞬間、背後から刃物で突き刺されたような痛みが彼女を襲った。ユイに【インフェルノ】が直撃する瞬間、彼もまた、ミィに二刀を突き立てて、彼女を串刺しにしたのだ。

 

「あっ……ガッ……!?」

「火遊び野郎、お天道様が見ているぜ……懺悔しておけよ……ユイ!!」

 

 彼女の名を呼んだコウヨウはそのままユイを抱きしめて庇う姿勢になった。その後、直撃。お互いに炎ダメージを受けながらユイは慌ててコウヨウに声をかける。

 

「師匠! ごめんなさい! 2人で死んじゃうけど……痛いのは私だけで充分です!! だから……離れて……」

「嫌だね、こんな良い子を守らないなんて……男じゃねぇからな」

「ユイ、お前は俺を抱きしめて励ましてくれただろ、俺もそのお返しを今ここでしてやるよ。ありがとう、大好きだぞユイ」

 

 その瞬間、ユイの中で何かが弾けた。いや、もう既にコウヨウが自分を良い女だと言ってくれた時点で……そもそも出会った時から弾け飛んでしまっていたのかもしれない。

 前から彼はそうだった。口調は乱暴でぶっきらぼうで、戦いなんて見向きもしない。それでも、ピンチになると絶対駆けつけて、守ってくれて、自分自身が弱いところを見せても、後でお礼を言って笑ってくれる……そして今も、油断してしまった自分のために、一緒に死んでやると言ってくれた。

 もう、迷わない。ユイは大槌をインベントリにしまって、コウヨウの顔を空いた小さな手2つで触って、固定して……

 

「師匠、ごめんなさい……私もう我慢出来ないです!!」

「えっ……んっ……!?」

「「「「「「「は?」」」」」」」

「「「「「「はい?」」」」」」

 

 ハッキリと言おう。ユイがコウヨウに思いっきりキスをした。口と口で。しかもディープ。その瞬間、刀が突き刺さっている死にかけの炎帝様がブチギレた。

 

「こ、コウヨウ……貴様ァァァァァァァ!!」

「師匠を……私の大好きな人を悪くいうのはやめて下さい! アッカンベーです!!」

 

 そして呆気に取られてセリフどころか声すら言えないコウヨウと舌を出して炎帝を挑発したユイ、ブチギレた炎帝様ことミィの3人は同時に粒子となって消えたのだった。

 

 ──この物語に名をつけるとしたら……接吻のレヴューである。

 

「ユイ……貴様ぁぁぁぁぁあああ!!!」

「お兄ちゃん……あの大馬鹿兄貴ぃぃぃぃぃいいい!!」

「「「「「めっちゃ荒れてる……」」」」」

 

 キャラ崩壊のレヴューでもあった。




 このご時世に『地震』とか『震度』とか単語出すのは抵抗ありましたが、コウヨウ君とユイのプレイスタイルがこの小説始まってからこんなのなのでお許しください。
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