妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ) 作:初見さん
「ペイン悪いな、付き合わせて」
「構わない、俺達の仲だろう」
【集う聖剣】所属のドレッドとペインは第八層の海エリアを散策していた。ドレッドが久しぶりに魚料理を食べようとしたが1人ではなんとなく寂しさがあったのでギルドマスターのペインを誘ったのだ。ペインは即答で了承して今店を出たところである。
「フレデリカとドラグがデート中だから誘う奴がいなくてな」
「まぁ、幸せならいいんじゃないかな。仲違いしなければ俺は何も言わないよ」
そう言いながらペインは少し歩こうかとドレッドに伝えて散策をしていた。
「あれ? ペイン、あれコウヨウじゃないか?」
その姿を見たペインは本当だと言った通り、自身がライバル視している最強の二刀流使いコウヨウが滝に向かって立っていた。てっきり釣りをしているのかと思ったのだが、構えがどう見ても釣りの構えではない。装備も釣竿ではなく、刀を2本両手に持って、片や自身の首元くらいまで、もう一本は頭よりも高い位置に構えていた。
「珍しいな1人で。釣りならともかく特訓とは」
「恐らくあのイベントでコウヨウ自身も思うところがあったんだろう。いや、全員コウヨウに斬られたのは確かだが、アイツは一度話はどうであれ負けたと言っているしな。俺達がコウヨウを倒そうとしているように、コウヨウも俺達に追撃をされないようにと頑張っているのではないか?」
「これ以上頑張られても勝てる気しねぇよ……なぁペイン、ちょい声かけてみるか?」
「そうだな、邪魔はしないように少し挨拶だけ……」
──速ければいいというものではない。そもそも「速い」とは、ものごとのタイミングが合っていないから「速い」といえる。
「ん? なんかあいつ喋ってないか?」
──二天一流は兵法。それ即ち答えは無い……
「多分テイムモンスターのムサシと話しているんだろう……おい、コウヨ……」
──我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
「【二天の無紅へ】」
その瞬間、滝がぶっ壊れた。正確にいうとコウヨウが刀を振った瞬間、無限と言える数の斬撃が滝を斬り裂いて、水の流れが少しばかり止まった。その後、上の滝から水が流れてはいるが、斬撃のせいでそれは1つの雫になり続け、もはや滝ではなくまるでシャワー並みの弱い水圧になったり、一瞬水が落ちてこなくなったりともはやバクの動きを滝がした。
「全員俺がぶっ倒す。ムサシのためにも、そろそろケリをつけようじゃねぇか」
「ムサシ、テメェにも負けねぇ」
「主、目的を忘れずにその道に向かって努力しろ。さすれば私の教えは主のものよ」
そんな会話をテイムモンスターとしているコウヨウをよそにドレッドとペインはこの光景を見て……
「「邪魔しちゃ悪いから声をかけるのはやめるか」」
もはや近づく事すらやめた。
☆
3428 名前:名無しの槍使い
おい、二刀流の保護者どこ行った?
3429 名前:名無しの大盾使い
うちのものがまた何かしちゃいましたか??
3430 名前:名無しの魔法使い
面白くなってきました。どうした槍使い
3431 名前:名無しの槍使い
第八層の滝で釣りしてると思ったら、よく分からないスキル詠唱と共に滝をぶった斬りやがったのをペインとドレッドが目撃したと言う速報が
3432 名前:名無しの大剣使い
白旗ノシ
3433 名前:名無しの弓使い
白旗ノシ
3434 名前:名無しの魔法使い
白旗ノシ
3435 名前:名無しの大盾使い
白眼ノシ
3436 名前:名無しの槍使い
1人あげるもんちげえだろww
3437 名前:名無しの大盾使い
いや……分かるんだけど……わからねぇ……というか情報量が多すぎる……
3438 名前:名無しの弓使い
どうせまたヤベェスキルなのは確定としてだ……滝ぶった斬るのはNWOの頂点しか出来ねぇしやらねぇし無理だし
3439 名前:名無しの魔法使い
最近群を抜いてヤバくなったのはメイプルちゃんでもサリーちゃんでもなくコウヨウ君だもんな
3440 名前:名無しの大剣使い
あのイベントでコウヨウ君の全力と全てを見た気になっていたが……【無詠唱】やコンティニュースキルよりも攻撃特化の化け物スキルがあったんだな
3441 名前:名無しの槍使い
俺達全滅だったしな、それにしても……おい保護者
3442 名前:名無しの大盾使い
正直アイツに何があったのかは知らないけど最近敵を倒すことに躊躇いがなくなってるんだよな……
3443 名前:名無しの弓使い
また地雷君になってしまっていなくならなければいいんだけどなぁ……とりあえず精神的に支えてやってくれ、保護者はともかくギルドメンバーだろ?
3444 名前:名無しの大盾使い
あぁ……とりあえずメイプルちゃんやサリーちゃん達にも聞いてみるよ……
そうして名無しの大盾使いことクロムは【楓の木】に話をして聞いてみたが、メイプルとカナデから少しばかり手掛かりになりそうな話は聞けたという。
「【魔王】ってこの前も聞いたが……アイツがやっぱり本気で言ってんならこりゃ大変なことになるな……」
「お兄ちゃんとムサシの会話で知っているのはそれだけです」
「有益かどうかは分からないけど兄さんの話を聞いたら冗談では無さそうだけどね……」
ヤベェ話なのは確かではあったが……