妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ)   作:初見さん

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 前回スキルの名前にルビ振るの忘れてました。今回からルビつけます。


二刀流と双子姉妹

【NWO】とんでもない刀使い見つけた

 

 100名前:名無しの大楯使い

 最近見かけた刀使いがとんでもない件

 

 101名前:名無しの槍使い

 今度はなんだ? 

 

 102名前:名無しの魔法使い

 また変なやつ見つけたのか? 

 

 103名前:名無しの大楯使い

 偶々第一層に行ったらそいつがスライムを3日位、約8時間狩り尽くしてた

 

 104名前:名無しの弓使い

 どういう事w

 

 105名前:名無しの大楯使い

 第一層の草原でスライムが無限に出てくるエリアあったじゃん

 

 106名前:名無しの槍使い

 ああ、リリースされた時に経験値稼ぎが出来るって人気のところか

 

 107名前:名無しの魔法使い

 今はそこまで効率良くないから利用者が少ないよな

 

 108名前:名無しの大楯使い

 そこでレベリングしてる刀使いの美少年がいてな

 

 109名前:名無しの弓使い

 美少年? kwsk

 

 110名前:名無しの大楯使い

 8時間くらいスライム斬ってた。しかも二刀流で。身長は低いけど結局カッコよかったぞ

 

 111名前:名無しの槍使い

 何それ怖い、というか刀って二刀流出来たっけ? 

 

 112名前:名無しの魔法使い

 一応武器スロットが右手と左手あるから装備は出来る。でも、基本どっちか盾とかになるな

 

 113名前:名無しの弓使い

 双剣関連のダガーとかならワンチャン装備しても戦えるけど、刀とかリーチ長い武器は利き手の関係とかあたり判定の関係で使いづらすぎてやってないって聞いたな。

 

 114名前:名無しの大楯使い

 せいぜい二刀流で強いのはドレッドくらいじゃないか? 因みにその美少年は恐らく刀使いで二刀流。しかもずっと居合スキルだけで8時間斬ってた。

 

 115名前:名無しの魔法使い

 ってか、8時間も見てたの? 暇すぎるだろお前w

 

 116名前:名無しの大楯使い

 俺は予定あったから少ししか見てないが他のプレイヤーから聞いた情報から逆算すると3日間連続で8時間スライム斬ってた計算になった

 

 117名前:名無しの槍使い

 3日連続で8時間ってw メイプルちゃんよりヤバいんだけどw

 

 118名前:名無しの弓使い

 ステータス化物メイプルちゃん、集中力化物美少年か……絶対組んで欲しくない

 

 119名前:名無しの大楯使い

 待て、まだ関係者だとか決まってないから早計だぞ。まぁ、また何か情報あったら伝えるが、もしかしたら俺達の脅威になりそうだな

 

 120名前:名無しの魔法使い

 会ってみたいな、すぐ殺されそうだけど

 

 121名前:名無しの槍使い

 言っても初心者だろ? いや……メイプルちゃんの事例があるしなぁ……

 

 122名前:名無しの大楯使い

 あの美少年がどれだけ強くなるか楽しみだな

 

 そんな話が掲示板で出ているのはつゆ知らず、コウヨウはいつものようにスライムを斬り続けていたのだった。

 

 ☆

 

「た、助けてください!!」

「あの日、見たそr……何事だ?」

 

 ある程度レベリングをしたコウヨウはこのゲームでやってみたかった釣りをしていた。幼馴染の理沙や妹の楓から聞いた訳でなく、彼女達が強くなりすぎた話を聞いたのもあり、正直戦いより釣りがやりたかっただけである。

 現実では中々釣りが出来ないので、このゲームで楽しもうとしたのだが、釣竿を池に入れて釣り始めて歌いながら数時間後、助けを求められた。

 コウヨウが釣りをやめた瞬間黒髪に緑のメッシュ、白髪にピンクのメッシュを入れた2人の少女が彼に近づいて彼の背中に勝手に隠れた。

 

「す、すみませんいきなり……大きなモンスターに襲われて……助けて欲しいんです!」

「お姉ちゃん……怖いよ……」

「何のモンスター……だ……」

 

 コウヨウが少女が来た道を見ると、5メートルはある大きな蛇モンスターがこちらに向かってきた。彼は大慌てで何をしたらこんなモンスターが出てくるのか少女に聞いたが、彼女達は怯えるだけで話にならない。

 

「お、俺だって始めて一週間もたってないのに倒せる訳……」

 

 そう言って、途中でやめた。少女達を見るとそう言うわけにはいかなかったのだ。怯える2人の少女は昔の2人に似ていた。幼馴染と妹である。

 お化け屋敷に行った時とかもそうだが、幼馴染はホラーが苦手であり、妹は少しばかり大人しいので臆病さも混じっていた幼少期。理沙は大泣きして楓は自分の背中にくっついて離れない事があった。

 そんな時、結局自分は兄として2人を安心させる事しか選択肢はなかった。可愛い妹と幼馴染を泣かせたくもない。そんな思いが、今この2人の少女のせいで思い出してしまったのだ。

 

「全く……仕方ないな。これで無理なら全員デスペナだぞ」

 

 そう言って、彼は2人の少女にここで待っていろと伝えて、蛇に向かって歩いていく。そして、刀が届く間合いに入った瞬間……

 

「初めてのボス級戦だ……俺の必殺技、【極天二刀(きょくてんにとう)】そして……【居合極(いあいきわみ)】」

 

 わずか3秒、よりも前か……コウヨウはすでに蛇の後ろに移動していた。右手はただの初心者の刀、左手は木刀。それでも、レベルアップして手に入れたスキルポイントでSTR3桁のコウヨウと、【極天二刀】に合わさってこの居合の一撃だけだがSTRとAGIが2倍になる【居合極】を使った結果、3倍というとてつもないSTR数値が蛇を襲い、ゲージ3本という初心者コースで出るはずのないHPバーを一瞬で空にしたのだった。

 

「あれ? 蛇死んだな。初心者コースだからかな? 倒せてラッキー」

「んで、怪我はないか?」

 

 因みにコウヨウは平常運転でモンスターが運良く弱かったなと2人の少女に伝えるが、2人は目を丸くして彼の笑顔を見ていただけである。

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