妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ) 作:初見さん
訂正して、直してくれる人は本当にありがたい(自分で直そうとは思っていますがいい表現が思いつかないのでマジで助けられてます)ので、これからも助けて下さい。(他人頼り)
「ねぇ、コウヨウ」
「どうしたカナデ」
「いいの? お嫁さんと一緒に行かなくて」
「サリーにはサリーの役があり、俺には俺の役がある。メイプルの指示なら従うまでだし、ギルドが勝つにはこれくらいしなければいかんしな」
「コウヨウ君の言うとおりね……」
【炎帝】を無事にぶった斬ったコウヨウ。サリーとメイプル達が外で攻撃に出ている間、彼はカナデとイズに混ざって防衛係を頼まれた。
「というかなんでメイプルの【機械神】レーザー浴びて生きてるの?」
「フレンドリーファイア無ければ死んでたぞ」
「サリーちゃんから聞いたけど、あのメイプルちゃんのレーザーを数秒だけ止めたそうね」
「その隙に【超加速】で逃げましたけどね……よく考えたらこのギルド戦はフレンドリーファイア適用あったの思い出したんで無意味でしたけど」
「何その回避術……サリーのノーダメージもヤバイけど、コウヨウの魔法止めるのもヤバイよね」
因みにその時はサリーだけでなく、ユイとマイも呆気に取られていた。メイプルの最強戦力である【機械神】の極太レーザーを二刀で少しだけ止めながらそのまま横に【超加速】で避けるというテーブルクロス引きの要領で逃げるのはコウヨウしかいない。因みにメイプルは偉そうによく避けたねなんて言いながら兄を褒めた。
防衛に関してはカナデとイズだけでも充分なのだが、2人は後衛というのもあり、1人前衛の役職が必要だと考えたのもあり、彼はここにいた。クロムとカスミ、ユイとマイは少し休ませている。
正直イズやカナデはコウヨウとサリーの恋路を味方しようとしていたのもあり、なるべくサリーとコウヨウを一緒にさせたい気持ちがあったのだが、コウヨウがそれを拒んだ。
告白のタイミングもギルド対抗中で悪かったせいもあり、サリーと中々2人きりになれないのは彼も分かっている。だからこそ、このイベントが終わったら、デートなどの約束はサリーと済ましていた。
「とりあえず俺達は……」
「やるぞ! 相手は3人だ!」
「来たよコウヨウ!」
「俺の必殺技、【仁王立ち】」
そう言って、コウヨウは腕を前に組んで、攻めてきたプレイヤーに向かってゆっくり歩いていくが、コウヨウが歩くたびに勝手に敵が斬り刻まれていく。因みにコレはスキルでもなんでも無い。
【炎帝の国】との戦いが終わった後、サリーと指輪を元の持ち主に帰したため、コウヨウの今現在のテイムモンスターであるムサシが透明になりながら敵を斬っているだけである。
相手は彼が仁王立ちにも関わらず、斬られていく仲間を見て不思議どころか気味悪がった。
「な、なんで……アイツ動いてないのに……俺達がダメージを受けているんだ!?」
「だから言っただろ、俺の【仁王立ち】は俺が動いてなくても歩くだけで相手にダメージが入る反則技だ」
「そ、そんなスキル知らな……」
言葉は全て発されなかった。コウヨウもそうだが、吹っ切れた彼と彼のテイムモンスターには最早容赦は無いのだ。
「そりゃ……そんなスキルねぇしな」
「流石コウヨウ君の相棒ね」
「コウヨウ……何かペットでも飼ってるの?」
イズはコウヨウのテイムモンスターを姿は見てないが知っている。彼のモンスターを知らないのはクロムとカスミ、そしてこの場にいるカナデの3人である。
「まぁ、ペットというか……可愛い大剣が俺の周りを飛んでるぞ」
「何その恐ろしい単語」
「因みに最大全長30メートル」
「怖い怖い怖い……」
可愛い大剣というコウヨウの言葉に流石のカナデも冷や汗を流した。
☆
「コウヨウ、そろそろ休憩にして少し寝てていいよ」
「いいのか?」
「ええ、だってここまでコウヨウ君しかずっと動いてないしね。私達ただのお荷物みたいじゃない?」
「ユイとマイを襲った奴……確か【集う……鉄拳】?」
それはフレデリカを腹パンしたお前の名前だ。
「【集う聖剣】だね、そんなに野蛮なギルドじゃないよ」
「そう、そいつらが攻めて来た時、イズさんとカナデの後衛支援は絶対的に必要ですから。俺がある程度沈めておきますよ」
「それはありがたいけれど……ねぇ?」
「コウヨウは僕達の要だから」
「要はメイプルだろ?」
それもそうだが、とカナデは言うが、コウヨウの存在がメイプルやサリーの影響もあって薄い予定である。今は多分違うが。それはメイプルとサリーが凄すぎるだけではあるのだが、それでもユイやマイは【集う聖剣】のフレデリカに会っていたことや前線にいたので覚えられている。今は彼も警戒の的だが。クロムとカスミも第一回イベント成績などもあって有名人であることに違いはない。最近コウヨウも追加されたが。
でも、コウヨウは違う(訳ないだろ)。カナデやイズも知られていないところは知られていないが、ユイやマイと一緒に入っても、彼だけは釣りに勤しんで、たまにギルドのために素材を集め、こっそりとレベリングをして、メイプルと同系列のスキルを覚えていった。実際警戒されているのは彼らも知らないのだが。
「クロムから聞いてるけど、掲示板でしかコウヨウらしき名前見たことないからね」
「確か、『最強の二刀流釣り師』だったかしら?」
「俺は最強では無いんですが」
「そうだね、でもそれがコウヨウである事はほぼ誰1人知らない。メイプルとサリー、ユイとマイを除いてコウヨウのその名前を昔から知ってるのはクロムくらいだし」
「俺は最強では無いんですが」
このギルド最強までは言わなくても、最高の隠し球であることに変わりはない(予定)そう説明してコウヨウを納得させたカナデは作戦のためにと、彼に奥で眠っていてもらうように指示をした。
「別に本当に眠ってても、そうでなくても構わないよ。ただ、【集う聖剣】がここに来るまでは、静かに呼吸を止めて隠れていた方がいいかもしれない」
「俺に死ねって言ってる?」
「リラックスしてって意味なんだけど……」
コウヨウなら数時間呼吸を止められそうだと冗談でカナデは言ったが、こういう冗談に対応する所は割とイズとカナデの2人からすれば好印象である。
「んじゃ、甘えます。来たら教えて下さい」
「サリーちゃんに膝枕してる間、コウヨウ君寝てなかったから丁度いいと思うわ」
「バレてました?」
「優しく頭撫でてあげてたじゃない」
「まぁ、昔からメイプルとサリーにやってたので……それじゃあ、少し寝ます。おやすみ、カナデ」
「うん。おやすみコウヨウ」
「イズさんも」
「ええ、後で起こしてあげるわね」
「イズさんじゃなくてサリーが良いです」
「あはは……そ、そうよね……」
そうしてコウヨウは自らを封印(眠り)されに奥の休憩所へ向かうのだった。結局、コウヨウが起きたのはすでに戦闘が始まってからだったらしい。
防振りでは私の最推しがカナデって知ってました???(急転直下型問いかけ)
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