妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ) 作:初見さん
「第六層は【悪霊退散】が猛威を振るってくれるな」
あのボスの後は特に何事もなく第五層ボスも倒せた。そうして始まった第六層だが、まさかの魑魅魍魎ホラーエリアという事もあり、サリーが現実世界に逃げた。
メイプルとコウヨウは平気なのでサリーのために攻略をしていく事になったのだが、彼が前に手に入れた【悪霊退散】で斬撃が効かない死霊モンスターを殴り飛ばして楽にクエストをこなせていた。
「お兄ちゃん……誰?」
「あ? モンスターか? いや、可愛い女の子がいるな……サリー程じゃねぇけど」
普通に徘徊していると、小さい女の子がコウヨウに話しかけてきた。おかっぱの髪型が妙に珍しいが、普通に美しい女の子だったので、コウヨウも特に警戒をせずに近づいた。それと同時にクエストが新しく出てくる。
「『少女と遊べ』? まぁ、遊ぶくらいなら……」
そう言って承認ボタンを押した瞬間……
「わーい……おにぃぢゃぁぁぁぁん!!?」
「ふえ??」
少女は姿を変えて名状しがたい何かになる。身体は真っ赤になり目が3つあり口には鋭い牙が数百、コウヨウよりも体長が大きくそのまま喰われてもおかしくない。
「どこが少女だ!? ってかこんなの遊びじゃねぇ!?」
「ア……ソ……ボォォォォ!!」
「よし……一応聞くが何して遊ぶ?」
「オままゴドォ!!」
「おままごと? メイプル達とやったなぁ、懐かしいからやろうか」
「え……いいの??」
「いいよ」
「驚かない人間……珍しい……」
「いや驚いたぞ。なぁ、ムサシ?」
「ビビッタ」
「刀が喋った!?」
「お前が驚くんかい……ってかお前やっぱり喋れんのかい!?」
「スコシ」
そう言ってムサシとコウヨウは幽霊化け物少女とまさかの戦闘ではなくおままごとをした。そうしていると何故かクリアという文字が出てくる、本当に何故かクエストをクリアしていたらしい。
「貴方気に入った……名前は?」
「コウヨウ」
「呼ぶのだるいからマスターって呼ぶー」
「適当過ぎるだろ」
「私はわらし。よろー」
「軽いな!?」
「キュルル……」
☆
「サリー、戻って来るなんて珍しいなどうした?」
「欲しい……装備が……コウヨウ……助けて」
「良いぞ。最近新しいテイムモンスター手に入れたしな。コイツが何とかしてくれるだろ」
「え? そ、そうなの?」
「おいで」
サリーが急に戻ってきて驚いたコウヨウだが、新しいテイムモンスターをサリーに見せた。とても可愛い座敷わらしのような少女である。
「か、可愛い!!」
「お姉ちゃん……お兄ちゃんの何?」
「恋人だぞわらし」
「わらしちゃんって言うの? 可愛いなま……」
「ヨロしクね? オネェチャァァン!!」
嬉しくなったのか分からないが、コウヨウが紹介した座敷わらしのような少女が右片側だけ変身した。赤い皮膚に目が右と額に2つ、右手はよく分からない触手になり、名状しがたい何かに変わる。
「こら、わらし! サリーはホラーが苦手……サリー? サリー!? おい! 理沙!!?」
「あ、お兄ちゃんお疲……れ?」
「サーリー……お姉ちゃん……どうしたの??」
「お前のせいだよバカ!」
「お兄ちゃん浮気?」
「なわけ」
メイプルがちょうどログインした時には、気絶したサリーとそれを抱えながら大声で焦って本名を言い続ける兄、それと真っ赤に染まった名状しがたい何かが兄に抱きついて、サリーを心配している光景だったらしい。
Lv50
HP 200/200
MP 500/500
【STR 40 】
【VIT 40 】
【AGI 40】
【DEX 40 】
【INT 40 】
とても可愛い人間の幽霊。女の子。座敷わらしの姿をしているが、変身すると化け物になり相手が食いちぎられて死ぬ。本人は変身した方が可愛いと思っている。
スキル
【
【名状しがたい何か】
5分間だけ3つ目になり、血で染まった皮膚を持つ怪物に変身する。全ステータスが10倍になる。攻撃が当たったら低確率で即死を与える。
「可愛いモンスターだね」
「そいえばコイツテイムモンスターでいいのか??」
「誰がモンスターだー」
「お前だよ、名状しがたいお前」
「だれがもんずだぁぁぁぁ!?」
「目を増やすな、赤くなるな、変身するな」
「またお兄ちゃんが強くなる……」
「俺関係ないよね?」