妹と幼馴染が強すぎるので、釣りと料理スキルに極振りしたかったです(手遅れ) 作:初見さん
「皆お疲れー! 上手くいったね!」
「ああ、メイプル達も上手くやったようだな。私達も……少し面倒なダンジョンだったがなんとかなった」
「僕らのとこはペインを強化する戦略がハマったから、それなりに楽だったかな」
「「私達も皆さんが強くて上手く行きました!」」
「特にコウヨウ」
「レリフルですわ」
三者三様で感想を言いながら、今日の出来事を振り返る。東西南北どこもかしこも上手くいったようで会話を楽しくしながら話していた。
「お疲れ様、コウ……レリフル」
「サリー!! 会いたかったですわ!!」
「なぁ……あれ……恋人だよな? 男女の……」
「えっと……多分?」
「真だよ」
サリーに抱きついたレリフルが、そのまま彼女を抱きしめる。サリーは照れながらなすがままにされるが、それを見ていた人達はコウヨウの装備と性別を疑ったのもあり一瞬百合の花が咲いたかと思った。カナデが落ち着いてツッコミを入れたので事なき? を得たのだが、百合百合しいことこの上なく、周りの人はほのぼのとした気持ちで見ていた。
「ちょっと……コウヨウ!? 積極的過ぎない!?」
「今はレリフルですの……お姉さま……ゲフンゲフン。サリーと会えたのもあるのでトキメキを全て解放致しますわ!!」
「ちょっと危ない単語が聞こえたんだけど!? お姉様って言いかけたよね!? っていうかやっぱり顔真っ赤!?」
「とりあえずジャッジメントですの」
「やめてね!?」
風紀委員みたいなセリフを言ったレリフルだが、気にせずサリーに抱きついて頭を撫でる。みんなのおかげでメダルが増えたとメイプルは2人の様子を見ながらペインやミィ達に伝える。
「共闘も存外良いものだった」
「レリフル達の強さも改めて知れたしな」
「知った感想は?」
「「勝てるかあんなの」」
男性人が、クロムの質問にこう返した。ドレッドが、レリフルの新スキルを伝えて、ミィがメイプルの共食いシーンを伝えると、フレデリカ達はドン引きしていた。
「メイプル、サリー、今日のご飯はうなぎなので悪しからず」
「「うなぎ!?」」
「だからどれだけ食いたかったんだよ!!?」
「うなぎってなんだ??」
「えっと……話せば……まぁ、短いからいいかな」
レリフルのうなぎ食べたい衝動に駆られたクエストをマルクスが全員に説明すると、みんなお腹すいたと訴えた。せっかくだからと、レリフルは持ち物にあったきのみやらこっそり助太刀ついでに釣っておいた魚を数匹料理してみんなに分けてあげたのだった。
「めっちゃ美味いな」
「ああ、ここまで完璧リア充男は初めて見た」
「なんか……女性として負けた気がします……」
「ミザリー、私もだ」
「わ、私は料理とか、適当で良いって思ってるし……別に出来ないわけじゃないし!? 食べられればそれで良いし!」
「フレデリカは誰に言い訳してるの……」
「私はカナデに作って貰えば良いかなぁ……お兄ちゃんからも習ってるから出来ないわけじゃないけど……」
「兄さん料理教えて」
「御意ですわ」
「それはお嬢様言葉じゃない!!」
女性陣はレリフルの料理を食べたせいで自信を無くすものや、言い訳をするものに分かれた。因みに、カスミとイズはというと……
「ねぇ、クロム。好きな食べ物とかあるかしら?」
「クロム、嫌いな食べ物を教えてくれ」
「なんで俺? カスミに関してはどう考えても嫌がらせだろ!?」
「な!? 違うぞ!? クロムには世話になっているから料理でも作ってやろうと思ってな……!」
「私もクロムとは長い付き合いだからたまには良いわよね?」
「な、なんかお前ら目が怖いんだが……」
「「気のせい(だ・よ)」」
クロム争奪戦をしている2人。あっちもリア充だったかと男性陣はため息を吐くが、ペインだけはレリフルをずっと見ていた。
「ペイン、どうしたんだ??」
「いや、なんでもない……ただ、いつかレリフル……いやコウヨウと本気で戦える時が来たら……その時は絶対に容赦はしないと思っただけだ」
「お前なら……なんとかなりそうだな」
「いつになるかは分からないが、負けるつもりはない」
ペインが睨むものはレリフルことコウヨウの強さ。ただそれだけである。そうしてみんなはいつかすぐにくるモンスターの襲撃に対して、準備をしながら。今だけはゆっくりと休む事にしたのである。
「そろそろ【二天一流】の出番か……」
「兄さん、アレやるの?」
「それくらいしないと今のモンスターは不味いな、発動確率は【コネクト】無いとキツイけど」
「僕も兄さんの本気が見たいな」