ブルアカ×ゴジュウジャー キヴォトスナンバーワンバトル!   作:伊勢村誠三

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先週は風邪ひいて投稿できませんでした。
楽しみにしてくださってた皆さま、申し訳ありませんでした。


第十話 降臨!巨神テガソード

「禽ちゃん先輩あれもう一回見せて」

 

「いいだろうロコチ!では、いくぞ!」

 

朝のトレーニングを終えて一番乗りで学校に到着し、時間を持て余した禽次郎とシロコは向かい遊びに興じていた。

禽次郎の投げた五枚のメンコが床にワンバウンドするときれいに積み重なり

 

「秘技!凱旋門!」

 

「おおー!」

 

綺麗な門の形を作った。

 

「大変です皆さん!」

 

しかしすぐさま大声を出しながら教室に飛び込んで来たアヤネの起こした風圧で崩れてしまった。

 

「ああ、凱旋門が……」

 

「どうしたアヤネル。普段おしとやかな君が尋常ならざる様子だが……」

 

「昨日から、セリカちゃんが帰ってないんです!」

 

「セリにゃんが?」

 

「はい。昨日はバイト先を出たっきりみたいです。

携帯も出なくて」

 

「家出か?それとも他の家に泊まり……ならホシノっちゃたち以外なはずもないか」

 

既に情報は伝わってるらしく教室のドアを開けてホシノ、ノノミ、吠、陸王に竜儀も入って来る。

 

「話は聞かせてもらったぜ。

シャーレの権限使ってセリカの居場所を割り出す」

 

そう言って吠はシッテムの箱を取り出した。

 

「シャーレってそんな事も出来るの?」

 

「セントラルなんちゃらをどうにかこうにかしてケータイの場所探すんだってよ」

 

「なんでもありですね、連邦捜査部」

 

「……ねえ先生。どうしてそこまでしてくれるわけ?」

 

「あ?今それ気にしてる場合かよホシノ。

まずはセリカを……」

 

「そのセリカちゃんだってさ、吠先生と特別仲がいい訳でも助けたからって見返りが保証されてるわけでもないよね?」

 

ホシノの問いに少しだけ手を止めた吠だったが、直ぐに画面に目を降ろしシッテムの箱の操作を続行する。

 

「俺はこの世のはぐれ者。

どこかに居着けた試しもなければ何か追いかけたい物もねぇ。

だからこそ、お前らみたいにどん底でもギリギリでも守りてぇ物がある連中がそうなるべきだなんて思えない。

それに今は、先公らしいからな。

夜遊びする不良も、苦学生を拉致って小遣い稼ぎするワルも指導しねえと給料はねられちまう。

……出たぞココだ」

 

示されたのは郊外の砂漠化が進んだ端の方だった。

 

「こんなところ好き好んで向かう子いないんじゃない?」

 

「十中八九拉致だな。だが今から言って間に合う距離なのか?」

 

陸王と竜儀の言葉に難しそうな顔をする一同。

だが、ゴジュウジャーたちの指輪が光り始める。

 

「あ?なんだ急に……」

 

同時にシッテムの箱の画面にノイズが走る。

 

『ゴジュウジャー……今こそお前たちに与えられた力を使う時だ』

 

「その御声は……テガソード様!」

 

『ゴジュウジャーには他のユニバース戦士にはない力が与えられている。

金のテガソードを使え!』

 

メッセージが届け終わると画面は元の状態に戻った。

 

「この状況で送られてきたメッセージと言う事は、何か移動に仕えるものがあるってことでしょうか?」

 

「なんだかそのテガソードに見られてるっぽいのは気になるけど、今はセリカちゃん優先かな」

 

「よし、行くぞお前ら!」

 

こうしてシャーレと対策委員会は出撃した。

 

 


 

人員輸送車にセリカを変化させた人形を放り込み、ドアを閉めてから解除する。

ヘルメット団のリーダーは運転席に乗り込み車を発進させた。

武器は取りあげているので後はいくらでも料理できる。

このまま砂漠の端まで向かえば連絡はつかない。

 

(ようやく運がこっちに向き始めたんだ!

絶対成功させてそして……)

 

そう考えながら運転していると、大きな影が車体を包んだ。

このカンカン照りの砂漠でこんなデカい雲が出てくるなんてこと、今まで一度でもあっただろうか?

 

気になって窓から空を見上げる。

 

「は?」

 

そこには金色の巨大な手があった。

比喩でも何でもなく開いた右手を模した巨大な空飛ぶなにかがいつの間にかいたのだ。

 

「り、リーダーあれって!?」

 

「わ、分からん!だがこのままだと……」

 

巨大な手がヘルメット団たちの車を追い越し、

 

<掴め!斬り裂けレッド!掴め!斬り裂けレッド!>

 

上下で開いたかと思うと変形を続けて人型となり

 

<テガソードレッド!>

 

ヘルメット団の進路をふさぐように仁王立ちした。

 

「人神一体!テガソードレッド!」

 

降臨した巨神テガソードの刃が地面に突き立てられ、巻き起こった砂嵐に車両は次々横転。

ヘルメット団員もセリカも外に放り出された。

 

「うわぁああああ!?」

 

<ブンブンブーン!>

 

だがセリカだけは砂の地面と熱烈な再会をするより早く、ブンレッドにエンゲージした陸王によりキャッチされた。

 

「た、タイヤ人間!?」

 

「一昨日ぶりだね、セリカちゃん。お姫様を助けに来たよ」

 

「その声は陸王先生!?てか、もしかして……」

 

「帰りが遅かったから心配したぞ」

 

「こちらシロコ、半泣きのセリカを陸王先生がキャッチ。もう大丈夫」

 

「なにぃ~!?

うちの可愛いセリカちゃんが泣いていただと!

そんなに寂しかったの?

ママが悪かったわ、ごめんねーッ!」

 

「う、うわああぁあ!

う、うるさいッ!

泣いてない、泣いてないからぁっ!

ていうか陸王先生も早く降ろして!」

 

「嘘は良くない、この目で確り見た!」

 

「泣かないで下さい、セリカちゃん!

私達が、その涙を拭いて差し上げますから!」

 

テガソードが変形する少し前にヘルメット団の後ろを取る様に展開していた対策委員会とゴジュウジャーが駆けよる。

感動(?)の再開にお涙ちょうだいの一同にヘルメット団団長が怒声を上げながら立ち上がった。

 

「てめぇらふざけやがって!なんでここが分かった!?

てか、なんだあのうすらデカいのは!」

 

「貴様!テガソード様に対し、なんたる無礼!」

 

「なんでもなにもねえよ」

 

憤慨する竜儀を無視してテガソードのコクピットを降りたパイロットスーツ姿の吠が高らかに告げる。

 

「はぐれ一匹ゴジュウウルフ!貧乏仲間を助け出す!」

 

「誰が貧乏よ!」

 

「いや、九億も借金があれば十分貧乏だろ」

 

「ぐっ……否定できない!」

 

「はいはいコントはそこまで」

 

「不敬には罰を!」

 

「人さらいは割に合わんと教え込まなくてはな」

 

「上等だ……全員叩き潰してやる!エンゲージ!」

 

ユニバース・ゴーカイレッドにエンゲージするヘルメット団長。

残る構成員も武器を構える。

対策委員会VSヘルメット団。

アビドスのナンバーワンを決める戦いの火ぶたが切って落とされた。




ようやくテガソードロボだせたよ。
角乃も多分自壊には顔見せぐらいは出来るはず……。
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