思い出の機体(仮)   作:AMRAAM

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文章にするって大変
他作者様尊敬します


三話

とりあえず先輩二人には居間に上がってもらい、自分はお茶を出してから作業場になるガレージの方へ行く。

自分の作業中のキットやら何やらを一旦端へ退けておく。

居間に戻ると二人が飾ってあるキットをまじまじと観ていた。

ここに飾ってあるのは、戦闘機等の小型キットだ。

 

「このキットって嶺也くんが?」

「戦闘機は自分ですね。艦艇系は祖父です」

「ガンプラとは印象少し違うね?」

「まぁ特にバトル用の物とは特に用途が違いますから。作業は奥のガレージでやるんで」

 

連れていくと、二人が息を飲むのがわかる。まぁコンプレッサーにエアブラシ、乾燥ブースに換気設備と今まで興味がなかった人が見るとかなり物々しく見えるかもしれない。

 

「じゃあやっていきましょうか」

 

 

と言っても塗装系は作業より乾燥の為の待ち時間の方が長いので雑談も多くなる。

なので、この時間でどんな機体を作りたいか話し合うことにする。

 

「やっぱりチームで何か統一感あった方がいいよね」

「うんうん。あたしは今作ってるキットカッコ良くて気に入ってるけどどう?」

「なら時間もないですし、お二人はこのままフリーダムとジャスティスで自分が世界観あわせるかんじで」

「となるとプロヴィデンスとか?」

「たぶんあんな数のドラグーン操作しきれないですね」

「ならデスティニーかな?」

「ですかね。個人的にデスティニーの設計思想には思うところがあるので、そこを自分好みにする形にします」

「おぉ。もう思いついてるんだ」

「あの手の設定とか好きなんで」

 

こうしてなんだかんだと楽しい時間は過ぎていく

 

 

二人と別れて家に帰ると玄関には父の革靴が既にあった。

父は会社でも結構上役らしくこんなに早く帰ってくるのは珍しい。

「ただいま。今日は早いね。」

「あぁお帰り。たまたまな。母さんに聞いたぞ。部活に新しく人入ってきたんだって?」

「うん。なんか芸能活動してるそうで、事務所からガンプラやってこい、とか言われたらしい」

「ようやくお前もガンプラに手を出すのか。意外だな」

「特にこだわってたわけではないから」

 

父さんはそこまで模型をやっているわけではないが、何だかんだあの爺さんの息子なので自分の趣味には理解がある。

 

「ガンプラアイドルってことは入ってきたのは女の子か?優しくしろよ」

「そんな人をいじめっ子みたいに言わないでよ、失礼な。仲良くやってるつもりです」

「ははは。まあ今はコンプラだのセクハラだの厳しいから気を付けるのに越したことはないぞ」

 

相手がアイドル候補ならなおさらな、などと社会人に言われてしまうと少し返答に困る。会社でも色々言われているのだろうか。

頭のメモに書き留めておきつつ自室に戻った。

 

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