思い出の機体(仮)   作:AMRAAM

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プロット全然なくて膨らまないので少し短編集みたいして文字稼ぎ。
お目汚しすいません


四話

・顧問

 

「そういえばこの部活って顧問だれだっけ?」

 

新城先輩に声を掛けられ作業を一旦止めて振り返る。正直やな話題が出た。

 

「一様荒木先生になってもらっています。今のところ完全に名義を貸してもらっている状態ですが」

 

荒木先生というのはこの中学校に今年新任で来た若い男性教師だ。聞くところによると、学年主任の先生から何かの部活の顧問をしろと言われていたところに、自分が去年度の卒業生で部員が0になり休部になっていた模型部(部活動の案内資料には載っていた)に入部を希望して、じゃあ模型部の顧問やりますとなったらしい。

まぁ部員一人のこの部活が曲がりなりにも認められているのは先生の尽力もあるのだが、活動そのものには興味がないのか部室に来るのは最低限だ。

 

「なんか微妙な顔してるけど、荒木先生苦手なの?私のクラスだと歳も近くて話もわかってくれるし、他の先生にも話を通しくれるって評判だけど」

 

常磐先輩の言う通り、古い校則について生徒の話を聞いて改正について動いたり生徒からの受けはすこぶるよい。

ただ、見ていると何か話を強引に進めると言うか、自分が納得するまで妥協しないと言うか、個人的には回りの人ほど好きになれない。実際先生が顧問してるかと言われると首を傾げざるを得ない。

まぁこのくらいの距離感でいてくれる方が嬉しい。指摘して干渉が増える方が嫌だ。

 

「そうですね、若干ガツガツしてる性格は自分と合わないなとは思っています」

 

でもガンプラバトルの公式大会に部活として出るとなると、引率頼まないといけないんだよな。

今から気が滅入る。

 

・練習

 

「ヤバイ。指足りない。追い付かない」

 

やはりガンプラバトルそのものを体感しないと、ということで近所の大型ホビーショップのバトルスペースに来ている。さっそく常磐先輩が音をあげてらっしゃる。

そんなこと言ってる自分も、これに関しては完全な初心者だ。先ほど同じように洗礼を受けている。

 

「初心者にもいきなりHOTAS操作要求すんなよ!無理に決まってるだろ!」

 

HOTASというのはHands On Throttle And Stickの略で現代戦闘機で取り入れられている操縦装置の設計思想だ。パイロットが操縦桿とスロットルレバーから手を放さずに、戦闘操作が出来るようにする便利装置だ!

問題はこいつ、パイロットにピアニストレベルの指さばきを要求してくる。聞くところによると米空軍のFー22になると、一層難しくなるらしい。

さすがに戦闘機の物よりは簡略されているだろうが、慰めにもなっていない。

 

「どうしましょうか?いっそ武器数大幅に減らしちゃいます?」

「私のジャスティスはそうしようかな。むしろ格闘とかサーベル系に集中した方がいい気がする」

「自分のデスティニーも格闘今のところ格闘よりになりそうなんですよね。……あれ、そういえば新城先輩は?」

 

さっきバトルスペースに行ったはずなんだが音沙汰がないな。

スペースを見に行くと何かフリーダムが武装完全展開してフルバーストしていた。

 

「あ~二人とも~なんかこれたのし~」

 

新城先輩が華麗な指さばきで射撃武装を切り替えてぶっぱなしていた。それは凄かったのだが…

完全に棒立ちだったので遠距離狙撃で爆散した。

 

「新城先輩はなんか自分たちとは逆な感じですかね?」

「たしか小さい頃ピアノやってたとか言ってたっけ」

「なんで棒立ち?」

「ゲーム全然しないから多分よくわかってないんじゃないかな?あと、夏希すごく乗り物酔いするから飛びたくないのかも?」

「わりと致命的!」

 

「ははは~やられちゃった~」

 

でもあのはしゃぎ様を見ると

 

「射撃は新城先輩に任せましょうか?」

「だね」

 

 

 

 

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